JPH0120207Y2 - - Google Patents

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JPH0120207Y2
JPH0120207Y2 JP17361683U JP17361683U JPH0120207Y2 JP H0120207 Y2 JPH0120207 Y2 JP H0120207Y2 JP 17361683 U JP17361683 U JP 17361683U JP 17361683 U JP17361683 U JP 17361683U JP H0120207 Y2 JPH0120207 Y2 JP H0120207Y2
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seat
facing
buckle
tongue plate
belt
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JP17361683U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、前後向き転動可能な回転対座シート
が前向き時と、後向き時とに共用可能なシートベ
ルト装置に関する。
考案の背景 従来のシートベルト装置としては、第1図に示
したものがある(NISSANサービス周報464号
169頁等)。本例は3点式シートベルトであつて、
シート1の後側部延傍に位置するセンタピラー2
の下端部には、シートベルト3が巻装されてなる
リトラクタ4が収容固定されており、該リトラク
タ4より引き出されたシートベルト3は、前記セ
ンタピラー2に設けられた開口5及びその上部に
固定されたスルーアンカ6を挿通するとともに、
タングプレート7を遊挿して、先端部は前記リト
ラクタ3と共締めされたアンカプレート8によつ
て固持されている。
一方前記シート1を挾んでリトラクタ4に対向
する車体フロア9には、バツクル10が固定され
ており、前記タングプレート8を該バツクル10
に係止して、シートベルト3によりシート1に着
座する乗員の胸部及び下腹部を拘束するのであ
る。
しかしながらこの従来のシートベルト装置にお
いては、前記アンカプレート8、バツクル10等
は専ら前向き乗員を拘束可能な位置に設けられて
いることから、前記シート1が180゜後向きに転動
可能な回転対座シート等であつて、このシート1
を後向きにした場合には、前記シートベルト装置
により後向きシートに着座する乗員を拘束するこ
とができず、このため回転対座シートが設けられ
た車両においてシート前向き時のみならず後向き
時も共用可能なシートベルト装置の出現が要請さ
れていた。
考案の目的 本考案は、回転対座シート等が設けられた車両
のかかる要請に応ずるべくなされたものであり、
アンカプレート、バツクル等を適宜、シート前向
き時のみならず後向き時にも乗員を拘束可能な位
置に配設することにより、単一のシートベルト装
置をシート前向き時のみならず後向き時にも共用
することを可能にしたシートベルト装置を提供す
ることを目的とするものである。
考案の構成 前記目的を達成するために本考案にあつては、
車体フロアに前後転動可能に設置された回転対座
シートと、該シートの側部に車体前後方向に対置
して、各々立設されたピラーと、該ピラーの一方
に一端が支持され他端が両ピラー間の本体フロア
に支持されたシートベルトと、この一方のピラー
の基部に設けられたベルト中間部支持用第1バツ
クルと、他方のピラーに設けられたベルト中間部
支持用第2バツクルと、前記シートを狭んで前記
各ピラーと対向したフロアに各々固定された、シ
ート前向き時用とシート後向き時用の両バツクル
と、前記シートベルトに挿通され、前記各バツク
ルに選択的に係止可能な複数のタングプレートと
を備え、この複数のタングプレートを、適宜各バ
ツクルに係止させることにより、単一のシートベ
ルト装置をシート前向時と後向き時とで共用し得
るようにしてある。
実施例 以下本考案の実施例について、図面に従つて説
明する。
第2図は本考案の第1実施例を示すもので、車
体フロア14にはシートクツシヨン11とシート
バツク12とから構成され、後向きに180゜転動可
能な回転対座シート13が設けられており、該回
転対座シート13の側部の車体後方側に立設され
たセンタピラー15には、その内部に収容されて
いるリトラクタ16と共締めされて、ベルト中間
部支持用第1バツクル17が設けられている。該
センタピラー15の上部には、スルーアンカ19
が固定されており、該スルーアンカ19には前記
リトラクタ16に一端を固定されたシートベルト
18が挿通されている。又このセンタピラー15
の車体前部方向に対置して立設されたフロントピ
ラー23には、中間部支持用第2バツクル22が
枢着されており、前記シートベルト18の他端
は、該フロントピラー23と前記センタピラー1
5間のフロアの骨格部材たるサイドシル20にア
ンカプレート21によつて固持されている。
一方前記回転対座シート13を挾んで前記第1
バツクル17に対向した車体フロア14には、フ
ロアトンネル部24の側面に固定された前向き時
用バツクル25が設けられており、同様に前記シ
ート13を挾んで前記アンカプレート21と対向
するフロアトンネル部24には、後向き時用バツ
クル26が設けられている。さらに前記シートベ
ルト18には、前述した各バツクル17,22,
25,26に選択的に係止可能な第1、第2タン
グプレート27,28が挿通されている。なお図
中Fは車体前方を、又Rは車体後方をそれぞれ示
している。
以上の構成に係る第1実施例において、回転対
座シート13が前向き時にシートベルトを着用す
る場合には、第3図に示したように、第2タング
プレート28を中間部支持用第1バツクルに係止
させ、かつ乗員が着座後に第1タングプレート2
7を前向き時用バツクル25に係止させる。
これにより乗員は、スルーアンカ19と第1タ
ングプレート28間のA部、及び該第1タングプ
レート28と第2タングプレート27間のB部の
それぞれのシートベルト18によつて胸部及び下
腹部を拘束されて、通常の三点式シートベルトと
同様の拘束状態を得ることができる。
なおこのシート前向き時において、不使用とな
る中間部支持用第2バツクル22は、前述のよう
にフロントピラー23に枢着されていることか
ら、図示したようにフロントピラー23に沿う回
動位置にしておけば、前向き時の側方視界の妨げ
となることはない。
次に回転対座シート13が後向き時において、
シートベルトを着用する場合には、第4図に示し
たようにまず中間部支持用第2バツクルを回動さ
せて、これに第1タングプレート27を係止さ
せ、さらに乗員着座後第2タングプレート28を
シート後向き時用バツクル26に係止させる。
これによつて乗員は各々係止された第1タング
プレート27と第2タングプレート間のA部、及
びアンカプレート21と第2タングプレート28
間のB部のシートベルト18によつて通常の三点
式シートベルトと同様の拘束状態を得ることがで
き、このように単一のシートベルト装置をシート
前向き時と後向き時に共用することができるので
ある。
第5図は本考案の第2実施例を示すもので、シ
ートベルト18にはさらに前述した各バツクル1
7,22,25,26に選択的に係止可能な第3
タングプレート29、第4タングプレート30が
挿通されている。
以上の構成に係る第2実施例において、回転対
座シート13が前向き時には同図に示したように
第2タングプレート28を中間部支持用第1バツ
クル17に係止させ、乗員着座後第1タングプレ
ート27を前向き時用バツクル25に係止させれ
ば、スルーアンカ19と第1タングプレート27
間のA部及び、該第1タングプレート27と第2
タングプレート28間のB部のシートベルト18
によつて乗員を拘束することができる。
又回転対座シート13が後向き時においては、
第6図に示したように第2タングプレート28を
中間部支持用第1バツクル17に、又第3タング
プレート29を中間部支持用第2バツクル22に
各々係止し、乗員着座後第4タングプレート30
を後向き時用バツクル26に係止させれば、第3
タングプレート29と第4タングプレート30間
のA部及び、アンカプレート21と第4タングプ
レート30間のB部によつて、乗員を拘束するこ
とが可能となるとともに、中間部支持用第1バツ
クル17に係止された第2タングプレート28
と、中間部支持用第2バツクル22に係止された
第3タングプレート29間のC部が斜状となるこ
とから第1実施例のように〔第4図イ〕、該C部
が車体側方の視界の防げとなることなく、この後
向き時の側方視界を確保することが可能となる。
第7図は本考案の第3実施例を示すもので、セ
ンタピラー15の上端部には、さらに中間部支持
用第3バツクル31が設けられており、又シート
ベルト18には、各バツクルに選択的に係止可能
な第1、第2、第3タングプレート27,28,
29が挿通されている。
以上の構成に係る第3実施例において、回転対
座シート13が前向き時には、第5図に示した第
2実施例と同様にして、シートベルトの着用を行
うことができる。そして回転対座シート13が後
向き時においては、第8図に示したように第1タ
ングプレート27を中間部支持用第3バツクル3
1に係止させかつ第2タングプレート28を中間
部支持用第2バツクル22に係止させ、乗員着座
後さらに第3タングプレート29を後向き時用バ
ツクル26に係止させれば、第2タングプレート
28と第3タングプレート29間のA部及び、ア
ンカプレート21と第3タングプレート29間の
B部のシートベルト18によつて乗員を拘束する
ことが可能となるとともに、中間部支持用第3バ
ツクル31に係止された第1タングプレート27
と、中間部支持用第2バツクル22に係止された
第2タングプレート28間のC部のシートベルト
28は、比較的視界の妨げとならない、車体開口
部の上部に斜状緊張され、この後向き時の側方視
界をより一層向上させることができる。
考案の効果 以上説明したように本考案は、車体フロアに回
転回能に設置されたシートと、該シートの側部で
あつて車体前後方向部位にそれぞれ立設されたピ
ラーと、該ピラーの一方に一端が支持され他端が
両ピラー間のフロアに支持されたシートベルト
と、この一方のピラーの基部に設けられたベルト
中間部支持用第1バツクルと、他方のピラーに設
けられたベルト中間部支持用第2バツクルと、前
記シートを挾んで前記両ピラーと対向したフロア
に各々固定された、シート前向き時用とシート後
向き時用の両バツクルと、前記シートベルトに挿
通され前記各バツクルに選択的に係止可能な複数
のタングプレートとを備えたことから、回転対座
シートが前向き時には、適宜のタングプレートを
中間部支持用第1バツクルと前向き時用バツクル
に係止させ、又後向き時には中間部支持用第2バ
ツクルと後向き時用バツクルに係止させることに
より、通常の三点式シートベルト装置と同様に乗
員の胸部及び下腹部を拘束することができる。よ
つて回転対座シートが設けられた車両において、
単一のシートベルト装置をシート前向き時と後向
き時とに共用することを可能にし、新たに後向き
時用シートベルト装置を増設することなく、シー
ト後向き時の乗員の安全性を確保することができ
る。
加えて前述した第2、第3実施例にあつては、
シート後向き時のシート着用状態において、各中
間部支持用バツクル間のシートベルトが車体側方
の視界を妨げない位置に緊張されることから、シ
ート後向き時に車体側方の視界を確保しつつ、シ
ートベルトの着用を行なうことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは従来のシートベルト装置の一例
を示す側面説明図及び平面説明図、第2図イ,ロ
は、本考案の第1実施例を示す側面説明図及び平
面説明図、第3図イ,ロは同実施例のシート前向
き時の操作方法を示す側面説明図及び平面説明
図、第4図イ,ロは同実施例のシート後向き時の
操作方法を示す側面説明図及び平面説明図、第5
図イ,ロは本考案の第2実施例を示す側面説明図
及び平面説明図、第6図イ,ロは同実施例のシー
ト後向き時の操作方法を示す側面説明図及び平面
説明図、第7図は本考案の第3実施例を示す側面
説明図、第8図イ,ロは同実施例のシート後向き
時の操作方法を示す側面説明図及び平面説明図で
ある。 13……回転対座シート、14……車体フロ
ア、15……センタピラー、17……中間部支持
用第1バツクル、18……シートベルト、19…
…スルーアンカ、20……サイドシル、21……
アンカプレート、22……中間部支持用第2バツ
クル、23……フロントピラー、25……前向き
時用バツクル、26……後向き時用バツクル、2
7……第1タングプレート、28……第2タング
プレート、29……第3タングプレート、30…
…第4タングプレート、31……中間部支持用第
3バツクル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体フロアに前後転動可能に設置されたシート
    と、該シートの側部に車体前後方向に対置して、
    各々立設されたピラーと、該ピラーの一方に一端
    が支持され他端が両ピラー間のフロア部材に支持
    されたシートベルトと、この一方のピラーの基部
    に設けられたベルト中間支持用第1バツクルと、
    他方のピラーに設けられたベルト中間部支持用第
    2バツクルと、前記シートを挾んで前記各ピラー
    と対向した車体フロアに各々固定された、シート
    前向き時用とシート後向き時用の両バツクルと、
    前記シートベルトに挿通され、前記各バツクルに
    選択的に係止可能な複数のタングプレートとを備
    えたことを特徴とするシートベルト装置。
JP17361683U 1983-11-09 1983-11-09 シ−トベルト装置 Granted JPS6081052U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17361683U JPS6081052U (ja) 1983-11-09 1983-11-09 シ−トベルト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17361683U JPS6081052U (ja) 1983-11-09 1983-11-09 シ−トベルト装置

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Publication Number Publication Date
JPS6081052U JPS6081052U (ja) 1985-06-05
JPH0120207Y2 true JPH0120207Y2 (ja) 1989-06-14

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ID=30378172

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17361683U Granted JPS6081052U (ja) 1983-11-09 1983-11-09 シ−トベルト装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5428606B2 (ja) * 2008-12-12 2014-02-26 トヨタ車体株式会社 車両用回転シート及び車両

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JPS6081052U (ja) 1985-06-05

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