JP3306495B2 - フレックスリジット配線板の製造方法 - Google Patents

フレックスリジット配線板の製造方法

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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4688Composite multilayer circuits, i.e. comprising insulating layers having different properties
    • H05K3/4691Rigid-flexible multilayer circuits comprising rigid and flexible layers, e.g. having in the bending regions only flexible layers

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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレックスリジット
配線板の製造方法に係り、特には、フレキシブルケーブ
ル部とビルトアップ多層構造のリジット多層部とを具備
してなるフレックスリジット配線板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年においてはより一層の高密度集積を
実現し得る配線板に対する要望が益々強まっており、フ
レックスリジット配線板を構成するリジット多層部に対
してもビルトアップ多層構造の採用が求められるように
なってきている。そして、このような要望に応える必要
上、図3を参照しながら説明するような手順でもってフ
レックスリジット配線板を製造することが考えられてい
る。すなわち、この図3はフレックスリジット配線板の
概略構造を例示する破断斜視図であって、図中の符号A
はリジット多層部を、また、符号Bはフレキシブルケー
ブル部を示しており、フレキシブルケーブル部Bはリジ
ット多層部Aでもって取り囲まれた状態となっている。
【0003】まず、所要の導体配線21,22が予め形
成済みの内側コア基材、例えば、ポリイミドなどを用い
て作製された内側コア基材23を用意したうえ、ポリイ
ミド系樹脂からなり、かつ、リジット多層部Aとフレキ
シブルケーブル部Bとに共通するフィルムカバーレイ層
24を内側コア基材23の表面上に対して熱圧着でもっ
て積層する。そして、リジット多層部Aを構成するフィ
ルムカバーレイ層24の表面上に対し、ポリイミドなど
を用いて作製された外側コア基材25を積層する。な
お、この際における外側コア基材25にはフレキシブル
ケーブル部Bの導体配線21と対応する大きさの開口2
6が予め形成されているため、開口26からはフレキシ
ブルケーブル部Bのフィルムカバーレイ層24が露出し
たままとなる。
【0004】次に、外側コア基材25の表面上にある銅
箔などの導体層をパターニングすることによって導体配
線27を形成した後、導体配線27が形成された外側コ
ア基材25の表面上には、エポキシ系樹脂からなるビア
ホールレジスト層28を積層して形成する。引き続き、
レーザービーム照射や写真エッチングなどの手法によっ
て丸穴形状のビアホール(バイアホール)29をビアホ
ールレジスト層28の所定位置ごとに対して形成したう
え、過マンガン酸などの薬液を用いたうえでビアホール
レジスト層28の表面に対する化学的な粗化処理を実行
する。なお、この際における粗化処理は、ビアホールレ
ジスト層28に対する導体層の接着強度を向上させるこ
とを目的としている。さらに、ビアホールレジスト層2
8の表面上に導体層となる銅メッキなどを施したうえで
のパターニングによって所要の導体配線(図示省略)を
形成すると、ビルトアップ多層構造のリジット多層部A
とフォールディング仕様のフレキシブルケーブル部Bと
を具備して構成されたフレックスリジット配線板が完成
したことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
技術に係る製造方法では、過マンガン酸などの薬液を用
いたうえでビアホールレジスト層28を粗化処理するこ
とが行われているが、外側コア基材25の開口26から
はフレキシブルケーブル部Bのフィルムカバーレイ層2
4が露出しており、フィルムカバーレイ層24であるポ
リイミド系樹脂はアルカリに弱いものであるため、粗化
処理時に用いられる薬液の作用でもってフレキシブルケ
ーブル部Bのフィルムカバーレイ層24が溶解すること
が起こってしまう。そして、フィルムカバーレイ層24
が溶解していると、フレキシブルケーブル部Bの品質が
著しく低下することになり、フレックスリジット配線板
に対する性能要求を満足することができないという不都
合が生じる。
【0006】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、ビアホールレジスト層の粗化処理
に伴うフィルムカバーレイ層の溶解を確実に防止するこ
とができるフレックスリジット配線板の製造方法を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
フレックスリジット配線板の製造方法は、導体配線が形
成された内側コア基材上をフィルムカバーレイ層で被覆
してなるフレキシブルケーブル部と、導体配線が形成さ
れた内側コア基材上をフィルムカバーレイ層で被覆し、
かつ、このフィルムカバーレイ層上には接着剤層を介し
たうえで外側コア基材及びビアホールレジスト層が順次
積層されてなるリジット多層部とを具備して構成された
フレックスリジット配線板の製造方法であって、フレキ
シブルケーブル部の導体配線と対応する大きさの開口が
形成された接着剤層をフレキシブルケーブル部とリジッ
ト多層部とに共通するフィルムカバーレイ層上に積層す
る工程と、接着剤層に形成された開口の周囲縁よりも外
側位置であってフレキシブルケーブル部とリジット多層
部との境界位置には開口の周囲縁と合致する向きの長孔
が形成された外側コア基材を接着剤層上に積層する工程
と、リジット多層部を構成する外側コア基材上にビアホ
ールレジスト層を積層した後、薬液を用いて、フレキシ
ブルケーブル部のフィルムカバーレイ層が外側コア基材
でもって薬液から保護された状態で、このビアホールレ
ジスト層の表面を粗化処理する工程と、この粗化処理の
後に、接着剤層上に積層された外側コア基材のうち、接
着剤層の開口を覆ったうえで長孔間に位置している開口
対応部分を除去する工程とを含んでいる。
【0008】本発明の請求項2に係るフレックスリジッ
ト配線板の製造方法は、外側コア基材上の全面にわたっ
て接着剤層を被着する工程と、フレキシブルケーブル部
の導体配線と対応する大きさを有し、かつ、外側コア基
材に至る深さまで切り込まれた切り取り用溝を接着剤層
に形成した後、切り取り用溝で囲まれた接着剤層部分を
除去して接着剤層に開口を形成する工程と、開口が形成
された接着剤層を介したうえで外側コア基材をフレキシ
ブルケーブル部とリジット多層部とに共通するフィルム
カバーレイ層上に積層する工程と、リジット多層部を構
成する外側コア基材上にビアホールレジスト層を積層し
た後、薬液を用いて、フレキシブルケーブル部のフィル
ムカバーレイ層が外側コア基材でもって薬液から保護さ
れた状態で、このビアホールレジスト層の表面を粗化処
理する工程と、この粗化処理の後に、接着剤層上に積層
された外側コア基材のうち、接着剤層の開口と対応した
うえで切り取り用溝によって囲まれた開口対応部分を除
去する工程とを含んでいる。
【0009】上記した製造方法によれば、ビアホールレ
ジスト層の表面の粗化処理時におけるフレキシブルケー
ブル部のフィルムカバーレイ層は外側コア基材でもって
薬液から保護されていることになるため、薬液の作用で
もってフィルムカバーレイ層が溶解することは起こり得
ないこととなる。従って、フレキシブルケーブル部の品
質が低下することはなくなり、フレックスリジット配線
板に対する性能要求を満足することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】(実施の形態1)図1は実施の形態1に係
るフレックスリジット配線板の概略構造及び製造手順を
示す工程断面図であり、従来の形態と同様、図1中の符
号Aはリジット多層部を、また、符号Bはフレキシブル
ケーブル部をそれぞれ示している。すなわち、このフレ
ックスリジット配線板は、ビルトアップ多層構造を有す
るリジット多層部Aと、これらでもって取り囲まれたフ
レキシブルケーブル部Bとを具備して構成されたもので
あり、この際におけるフレキシブルケーブル部Bは、導
体配線1が形成された内側コア基材3上をフィルムカバ
ーレイ層4でもって被覆したものである一方、リジット
多層部Aは、導体配線2が形成された内側コア基材3上
をフィルムカバーレイ層4で被覆し、かつ、このフィル
ムカバーレイ層4上には接着剤層5を介したうえで外側
コア基材6及びビアホールレジスト層7が順次積層され
たものとなっている。
【0012】まず、本実施の形態1に係るフレックスリ
ジット配線板を製造する際には、図1(a)で示すよう
に、所要の導体配線1,2が予め形成されてなる内側コ
ア基材、例えば、ポリイミドなどを用いることによって
作製された内側コア基材3を用意した後、リジット多層
部Aとフレキシブルケーブル部Bとに共通しており、か
つ、ポリイミド系樹脂を用いて作製されたフィルムカバ
ーレイ層4を内側コア基材3の表面上に対して熱圧着で
もって全面的に積層することが行われる。そして、リジ
ット多層部Aを構成するフィルムカバーレイ層4の表面
上に対しては、フレキシブルケーブル部Bの導体配線1
と対応する大きさの開口8が予めくり貫き形成されてい
る接着剤層5が被着したうえで積層される。
【0013】引き続き、図1(b)で示すように、ポリ
イミドなどを用いて作製された平板形状の外側コア基材
6を用意したうえ、この外側コア基材6を接着剤層5上
に重ね合わせて積層することが行われる。そして、この
際における外側コア基材6の所定位置、つまり、接着剤
層5の開口8の周囲縁よりも外側位置であってリジット
多層部Aとフレキシブルケーブル部Bとの境界位置には
接着剤層5の開口8の周囲縁と合致する向きに沿って開
口した長孔(スリット)9が形成されており、外側コア
基材6は接着剤層5の開口8が長孔9間に位置するよう
調整したうえで接着剤層5上に積層される。なお、この
際、外側コア基材6における長孔9の外側に位置する周
囲縁と接着剤層5との重なり寸法X及び長孔9の幅寸法
Yが限定される必然性はないのであるが、本実施の形態
では金型抜き落とし作業を考慮したうえでX=1.1m
m,Y=0.6mmと設定することが行われている。
【0014】そこで、接着剤層5の開口8はフィルムカ
バーレイ層4と外側コア基材6とでもって封止されてお
り、開口8内に露出したフレキシブルケーブル部Bのフ
ィルムカバーレイ層4は開口8を封止している外側コア
基材6によって外部から保護されていることになる。引
き続き、リジット多層部Aを構成する外側コア基材6の
表面上に銅箔などからなる導体層を被着したうえでのパ
ターニングによって導体配線10を形成した後、導体配
線10が形成された外側コア基材6の表面上に対してエ
ポキシ系樹脂からなるビアホールレジスト層7を積層す
ると、図1(c)で示すような中間構造となる。さら
に、レーザービーム照射や写真エッチングなどの手法を
採用することによってビアホールレジスト層7の所定位
置ごとにビアホール11を形成した後、過マンガン酸な
どの薬液を用いたうえでの粗化処理がビアホールレジス
ト層7の表面に対して実行される。なお、この際におけ
るフレキシブルケーブル部Bのフィルムカバーレイ層4
は外側コア基材6でもって保護されているため、粗化処
理に用いられる薬液の作用でもってフィルムカバーレイ
層4が影響を受けることは起こり得ないこととなる。
【0015】引き続き、ビアホールレジスト層7の表面
上に導体層となる銅メッキなどを施すことにより、ビア
ホール11を介して外側コア基材6上の導体配線10と
の電気的接続を得た後、形成されている導体層に対する
パターニングを実行すると、図示省略しているが、ビア
ホールレジスト層7上には所要の導体配線が形成された
ことになる。その後、金型抜き落とし作業を行ったうえ
で接着剤層5上に積層された外側コア基材6のうち、接
着剤層5の開口8を覆ったうえで長孔9間に位置してい
る開口対応部分6aを除去すると、ビルトアップ多層構
造のリジット多層部Aとフォールディング仕様のフレキ
シブルケーブル部Bとを具備して構成されたフレックス
リジット配線板が完成する。なお、この際における外側
コア基材6の開口対応部分6aと接着剤層5との重なり
代はX−Y=0.5mm程度でしかないので、開口対応
部分6aを剥がし取ることはきわめて容易である。
【0016】(実施の形態2)図2は実施の形態2に係
るフレックスリジット配線板の概略構造及び製造手順を
示す工程断面図であり、図2中の符号Aはリジット多層
部を、また、符号Bはフレキシブルケーブル部を示して
いる。すなわち、このフレックスリジット配線板は、ビ
ルトアップ多層構造を有するリジット多層部Aと、これ
らでもって取り囲まれたフレキシブルケーブル部Bとを
具備したものであり、実施の形態1と同じく、フレキシ
ブルケーブル部Bは、導体配線1が形成された内側コア
基材3上をフィルムカバーレイ層4でもって被覆したも
のである一方、リジット多層部Aは、導体配線2が形成
された内側コア基材3上をフィルムカバーレイ層4で被
覆し、かつ、このフィルムカバーレイ層4上には接着剤
層5を介したうえで外側コア基材6及びビアホールレジ
スト層7が順次積層されたものであることになってい
る。なお、図2において図1と互いに同一もしくは相当
する部品、部分のそれぞれには同一符号を付し、ここで
の詳しい説明は省略する。
【0017】実施の形態2に係るフレックスリジット配
線板を製造するに際しては、まず、図2(a)で示すよ
うに、ポリイミドなどを用いて作製されたうえで所要の
導体配線1,2が予め形成された内側コア基材3を用意
した後、ポリイミド系樹脂を用いることによって作製さ
れたフィルムカバーレイ層4をリジット多層部Aとフレ
キシブルケーブル部Bとの双方に共通する内側コア基材
3の表面上に熱圧着でもって全面的に積層することが行
われる。一方、ポリイミドなどを用いて作製された平板
形状の外側コア基材6を別途用意しておいたうえ、この
外側コア基材6の内側に位置する表面上の全面にわたっ
て所定厚みの接着剤層5を被着する。そして、引き続い
ては、フレキシブルケーブル部Bの導体配線1と対応す
る大きさを有し、かつ、外側コア基材6の内部に至る深
さまで切り込まれた切り取り用溝13を接着剤層5に対
して形成した後、切り取り用溝13で囲まれた接着剤層
部分5aのみを除去することによって接着剤層5の開口
8を形成する。
【0018】次に、図2(b)で示すように、開口8が
形成された接着剤層5を介したうえで外側コア基材6を
リジット多層部Aとフレキシブルケーブル部Bとに共通
するフィルムカバーレイ層4上に重ね合わせて積層した
うえ、リジット多層部Aを構成する外側コア基材6の表
面上に銅箔などからなる導体層を被着したうえでのパタ
ーニングによって導体配線10を形成する。従って、接
着剤層5の開口8はフィルムカバーレイ層4と外側コア
基材6とでもって封止されており、開口8内に露出した
フレキシブルケーブル部Bのフィルムカバーレイ層4は
開口8を封止している外側コア基材6でもって保護され
ていることになる。
【0019】さらに、図2(c)で示すように、導体配
線10が形成された外側コア基材6の表面上にエポキシ
系樹脂からなるビアホールレジスト層7を積層し、か
つ、レーザービーム照射や写真エッチングなどの手法を
採用することによってビアホール11を形成した後、過
マンガン酸などの薬液を用いたうえでの粗化処理がビア
ホールレジスト層7の表面に対して実行される。なお、
この際におけるフレキシブルケーブル部Bのフィルムカ
バーレイ層4は外側コア基材6でもって保護されている
ため、粗化処理に用いられる薬液の作用でもってフィル
ムカバーレイ層4が影響を受けることは起こり得ないこ
ととなる。
【0020】引き続き、図示省略しているが、ビアホー
ルレジスト層7の表面上に導体層となる銅メッキなどを
施すことにより、ビアホール11を介して外側コア基材
6上の導体配線10との電気的接続を得た後、形成され
ている導体層に対するパターニングを実行すると、ビア
ホールレジスト層7上には所要の導体配線が形成された
ことになる。その後、金型抜き落とし作業を行ったうえ
で接着剤層5上に積層された外側コア基材6のうち、切
り取り用溝13で囲まれて接着剤層5の開口8と対応し
ている開口対応部分6aを除去すると、ビルトアップ多
層構造のリジット多層部Aとフォールディング仕様のフ
レキシブルケーブル部Bとを具備してなるフレックスリ
ジット配線板、つまり、図3で示した従来の技術と同様
構成のフレックスリジット配線板が完成する。
【0021】ところで、実施の形態1及び実施の形態2
においては、フレキシブルケーブル部Bがフォールディ
ング仕様であるとしているが、導体配線1が露出したフ
ライングテール仕様のフレキシブルケーブル部を具備し
てなるフレックスリジット配線板に対しても本発明に係
る製造方法の適用が可能であることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフレ
ックスリジット配線板の製造方法を採用した際には、ビ
アホールレジスト層の粗化処理時におけるフレキシブル
ケーブル部のフィルムカバーレイ層が外側コア基材でも
って薬液から保護されているため、薬液の作用でもって
フィルムカバーレイ層が溶解することは起こり得ないこ
ととなる。従って、ビアホールレジスト層の粗化処理に
伴うフィルムカバーレイ層の溶解を確実に防止しながら
フレキシブルケーブル部の品質低下を防止することが可
能になる結果、フレックスリジット配線板に対する性能
要求を十分に満足できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るフレックスリジット配線板
の概略構造及び製造手順を示す工程断面図である。
【図2】実施の形態2に係るフレックスリジット配線板
の概略構造及び製造手順を示す工程断面図である。
【図3】従来の形態に係るフレックスリジット配線板の
概略構造を例示する破断斜視図である。
【符号の説明】
1 導体配線 4 フィルムカバーレイ層 5 接着剤層 6 外側コア基材 6a 開口対応部分 7 ビアホールレジスト層 8 開口 9 長孔 A リジット多層部 B フレキシブルケーブル部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体配線が形成された内側コア基材上を
    フィルムカバーレイ層で被覆してなるフレキシブルケー
    ブル部と、導体配線が形成された内側コア基材上をフィ
    ルムカバーレイ層で被覆し、かつ、このフィルムカバー
    レイ層上には接着剤層を介したうえで外側コア基材及び
    ビアホールレジスト層が順次積層されてなるリジット多
    層部とを具備して構成されたフレックスリジット配線板
    の製造方法であって、 フレキシブルケーブル部の導体配線と対応する大きさの
    開口が形成された接着剤層をフレキシブルケーブル部と
    リジット多層部とに共通するフィルムカバーレイ層上に
    積層する工程と、 接着剤層に形成された開口の周囲縁よりも外側位置であ
    ってフレキシブルケーブル部とリジット多層部との境界
    位置には開口の周囲縁と合致する向きの長孔が形成され
    た外側コア基材を接着剤層上に積層する工程と、 リジット多層部を構成する外側コア基材上にビアホール
    レジスト層を積層した後、薬液を用いて、フレキシブル
    ケーブル部のフィルムカバーレイ層が外側コア基材でも
    って薬液から保護された状態で、このビアホールレジス
    ト層の表面を粗化処理する工程と、 この粗化処理の後に、接着剤層上に積層された外側コア
    基材のうち、接着剤層の開口を覆ったうえで長孔間に位
    置している開口対応部分を除去する工程とを含んでいる
    ことを特徴とするフレックスリジット配線板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 導体配線が形成された内側コア基材上を
    フィルムカバーレイ層で被覆してなるフレキシブルケー
    ブル部と、導体配線が形成された内側コア基材上をフィ
    ルムカバーレイ層で被覆し、かつ、このフィルムカバー
    レイ層上には接着剤層を介したうえで外側コア基材及び
    ビアホールレジスト層が順次積層されてなるリジット多
    層部とを具備して構成されたフレックスリジット配線板
    の製造方法であって、 外側コア基材上の全面にわたって接着剤層を被着する工
    程と、 フレキシブルケーブル部の導体配線と対応する大きさを
    有し、かつ、外側コア基材に至る深さまで切り込まれた
    切り取り用溝を接着剤層に形成した後、切り取り用溝で
    囲まれた接着剤層部分を除去して接着剤層に開口を形成
    する工程と、 開口が形成された接着剤層を介したうえで外側コア基材
    をフレキシブルケーブル部とリジット多層部とに共通す
    るフィルムカバーレイ層上に積層する工程と、 リジット多層部を構成する外側コア基材上にビアホール
    レジスト層を積層した後、薬液を用いて、フレキシブル
    ケーブル部のフィルムカバーレイ層が外側コア基材でも
    って薬液から保護された状態で、このビアホールレジス
    ト層の表面を粗化処理する工程と、 この粗化処理の後に、接着剤層上に積層された外側コア
    基材のうち、接着剤層の開口と対応したうえで切り取り
    用溝によって囲まれた開口対応部分を除去する工程とを
    含んでいることを特徴とするフレックスリジット配線板
    の製造方法。
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