JPH09130049A - 多層プリント配線板のビルドアップ法におけるバイア・ホールの形成方法およびそれにより製造される多層プリント配線板 - Google Patents

多層プリント配線板のビルドアップ法におけるバイア・ホールの形成方法およびそれにより製造される多層プリント配線板

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JPH09130049A
JPH09130049A JP30813495A JP30813495A JPH09130049A JP H09130049 A JPH09130049 A JP H09130049A JP 30813495 A JP30813495 A JP 30813495A JP 30813495 A JP30813495 A JP 30813495A JP H09130049 A JPH09130049 A JP H09130049A
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JP
Japan
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land
copper foil
layer
printed wiring
wiring board
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JP30813495A
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English (en)
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Hiromoto Sato
弘基 佐藤
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Nippon CMK Corp
CMK Corp
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Nippon CMK Corp
CMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビルドアップ製法によるプリント配
線板の製造において層間接続の精度の高いバイア・ホー
ルを形成する方法を提供する。 【解決手段】 1つのバイア・ホールを構成する各
銅箔層のランドを形成する際に、外層側のランド(15
a)の内径を内層側のランド(13a)の内径より大き
くとり、かつ外層側のランド(15a)の内周円内に内
層側のランド(13a)の内周円がおさまるよう、各ラ
ンドを形成する。その後、メッキ処理を施し、バイア・
ホールにハンダレベラーを塗る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線板の製
造方法、特にビルドアップ法におけるバイア・ホールの
形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の小型化、軽量化、高性
能化に伴い、電子機器を構成するプリント配線板はます
ます配線密度、実装密度の高いものが求められている。
そのような高密度のプリント配線板の製造方法としては
導体層、絶縁層を順次積み上げていくビルドアップ製法
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このビルドア
ップ製法で問題となるのは、バイア・ホールを形成する
ために各銅箔層に設けられるランドの位置のずれであ
る。各銅箔層のランドの位置がずれていると、バイア・
ホールを形成するためにレーザ光線を最外層のランドか
ら照射した際に、バイア・ホールの壁面に銅箔が露出し
ない部分が生じてしまい、層間接続の精度が保証されな
い。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決するもので
あり、ビルドアップ製法によるプリント配線板の製造に
おいて、層間接続の精度の高いバイア・ホールを形成す
る方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多層プリン
ト配線板の製造方法は、プリント配線板をビルドアップ
法により製造する過程において、1つのバイア・ホール
を構成する各銅箔層のランドの内径が外層側から内層側
に順に小さくなり、かつ内層側の銅箔層に設けられるラ
ンドの内周円と外層側の銅箔層に設けられるランドを外
層側から見た場合に、内層側の銅箔層に設けられるラン
ドの内周円が外層側の銅箔層に設けられるランドの内周
円の内側に形成されるよう各銅箔層にランドを形成する
ステップと、最外層のランドからレーザ光線を照射して
樹脂層のバイア・ホールに該当する部分を除去して穴を
形成するステップと、穴にメッキ処理を施しバイア・ホ
ールを形成するステップとを備えている。
【0006】また、本発明に係る多層プリント配線板
は、1つのバイア・ホールを構成する各銅箔層のランド
の内径が外層側から内層側に順に小さくなるよう形成さ
れ、かつ内層側の銅箔層に設けられるランドの内周円と
外層側の銅箔層に設けられるランドの内周円を外層側か
ら見た場合に、内層側の銅箔層に設けられるランドの内
周円が、外層側の銅箔層に設けられるランドの内周円の
内側に位置づけられるよう形成されていることを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図示実施形態により本発明
を説明する。図1〜図5および図7は本発明の実施形態
である多層プリント配線板の製造工程の各段階の層構造
の断面図であり、図6は図5に示される層構造の断面の
斜視図である。また、図8および図9は従来の多層プリ
ント配線板の製造工程の1段階の層構造の断面図であ
る。
【0008】図1に示すプリント配線板は、上面が第1
の銅箔層11で覆われたコア材10の上面に、第1の樹
脂層21を積層し、更にその上に第2の銅箔層13を積
層した段階のものである。尚、説明の便宜上、コア材1
0の上面側のみ図示しているが、実際は下面側も上面側
と同様の層構造となっている。
【0009】この状態で図2に示すように、第2の銅箔
層13にエッチングによりパターニングを施すととも所
定の部位にランド13aを形成する。後述するように、
ランド13aは、IVH(インナー・バイア・ホール)
31(図7参照)を構成するランドである。
【0010】次に、第3図に示すように、第2の銅箔層
13の表面に第2の樹脂層23を積層し、さらにその上
に第3の銅箔層15を積層する。
【0011】その後、図4に示すように、第3の銅箔層
15にエッチングによりパターニングを施すとともに所
定の部位にランド15aを形成する。後述するように、
ランド15aはランド13aとともにIVH(インナー
・バイア・ホール)31(図7参照)を構成するランド
である。尚、ランド15aを形成する際、その内周面1
5bがランド13aの内周円13bの径より大きくなる
ように形成する。たとえば、ランド15aの内径が0.
3mm程度であるのに対し、ランド13aの内径は0.2
〜0.25mm程度であることが望ましい。
【0012】以上のように、バイア・ホールを構成する
ランドを最外層の銅箔層にエッチングにより形成した
ら、最外層のランドからレーザ光線を照射する。すなわ
ち、ランド15aから内層に向けてCO2 ガス、エキシ
マ、プラズマ等のレーザ光線を照射する。
【0013】レーザ光線を照射すると、樹脂層は溶解す
るが銅箔層は照射による影響を受けない。従って、レー
ザ光線照射後の層構造は図5および図6に示すように、
穴30が形成される。図5、6から明らかなように、穴
30において内層側の外周円(すなわちランド13aの
外周円13c)と外層側の外周円(すなわち15aの外
周円15c)はほぼ同一であるが、内層側の内周円(す
なわち13aの内周円13b)が外層側の内周円(すな
わちランド15aの内周円15b)内におさまるよう外
層側のランド内径が内層側のランド内径より十分大きく
形成されている。また内層側の外周円(すなわちランド
13aの外周円13c)は外層側の内周円より大きく定
められている。したがって、仮にランドの位置にずれが
生じても、レーザ光線照射後、ランド13aの全周にわ
たって内周円13bの銅箔が露出する。
【0014】更に、レーザ光線照射により形成された穴
30にメッキ処理を施しメッキ50を塗布する。これに
よりIVH31が形成される(図7参照)。上述のよう
に、IVH31において銅箔層のランド13aの全周に
わたって内周円13bの銅箔面が露出しているため層間
接続の精度が十分に保証される。
【0015】また、本実施例によれば、レーザ光線照射
後、内層側の銅箔層13に形成されたランド13aにお
いて、段部13d(図5、6参照)が露出する。そのた
め、メッキ処理により段部13dにもメッキが塗布さ
れ、ランド13aのメッキ接触面積が増加しメッキ接着
強度が強くなる。従って、銅箔層13を薄くしても、ラ
ンド13aのメッキ接着強度を保持することが可能とな
る。銅箔層13が薄くなればその上に積層される樹脂層
23の凹凸の幅が小さく抑えられ、各層を積層した際に
最外層の面が平坦化するため、最外層に形成するパター
ンの精度が上がる。すなわち、本実施例によれば、ラン
ド13aのメッキ接着強度を保ったまま銅箔層13を薄
くし、最外層のパターン精度を上げることができるとい
う効果も得られる。
【0016】一方、従来のように各銅箔層に形成するラ
ンドの径が同一である場合、ランドの位置にずれが生じ
ると、レーザ光線照射後にランドの周囲に銅箔が露出し
ない部分13pが生じてしまう(図8参照)。そのため
メッキ処理後の層間接続の精度が低く、プリント配線板
としての性能が保証されない。しかし、本実施例によれ
ば、上記のごとく高密度の多層プリント配線板として性
能が保証されたものが製造可能となる。
【0017】また、従来のように各銅箔層に形成される
ランドの内径が同一だと、ランドの位置ずれが生じなく
ても、レーザ光線照射後、内層側のランドの段部の銅箔
面(本実施例における段部13dに相当する部分)が露
出しない(図9参照)。そのため、内層側のランドが形
成される銅箔層を薄くするとランドのメッキ接着強度が
弱くなるため、本実施例のように内層側のランドのメッ
キ接着強度が強くかつ最外層の導体のパターン精度の高
いプリント配線板を得ることはできない。
【0018】尚、レーザ光線の種類はCO2 ガス、エキ
シマ、プラズマ等には限定されない。
【0019】また、本実施形態ではコア材の上面に銅箔
層が3層積層され下面も同様の層構造を備えたもの、す
なわち6層のプリント配線板を用いて説明したが、本発
明の層構造は6層に限るものではない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば層間接続
の精度の高いバイア・ホールを備えたプリント配線板を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による多層プリント配線板の製造工程
の1段階における層構造の断面図である。
【図2】 本発明による多層プリント配線板の製造工程
の1段階における層構造の断面図である。
【図3】 本発明による多層プリント配線板の製造工程
の1段階における層構造の断面図である。
【図4】 本発明による多層プリント配線板の製造工程
の1段階における層構造の断面図である。
【図5】 本発明による多層プリント配線板の製造工程
の1段階における層構造の断面図である。
【図6】 図4に示される本発明による多層プリント配
線板の製造工程の1段階における層構造の断面の斜視図
である。
【図7】 本発明による多層プリント配線板の製造工程
の1段階における層構造の断面図である。
【図8】 従来の多層プリント配線板の製造工程の1段
階における層構造の断面図である。
【図9】 従来の多層プリント配線板の製造工程の1段
階における層構造の断面図である。
【符号の説明】
10 コア材 11、13、15 銅箔層 21、23 樹脂層 13a、15a ランド 31 IVH

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板をビルドアップ法により
    製造する過程において、1つのバイア・ホールを構成す
    る各銅箔層のランドの内径が外層側から内層側に順に小
    さくなり、かつ前記内層側の銅箔層に設けられるランド
    の内周円と前記外層側の銅箔層に設けられるランドを前
    記外層側から見た場合に、前記内層側の銅箔層に設けら
    れるランドの内周円が前記外層側の銅箔層に設けられる
    ランドの内周円の内側に形成されるよう前記各銅箔層に
    前記ランドを形成する第1ステップと、最外層の前記ラ
    ンドからレーザ光線を照射して樹脂層の前記バイア・ホ
    ールに該当する部分を除去して穴を形成する第2ステッ
    プと、前記穴にメッキ処理を施し前記バイア・ホールを
    形成する第3ステップと、を備えたことを特徴とする多
    層プリント配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 ビルドアップ法により製造される多層プ
    リント配線板であって、1つのバイア・ホールを構成す
    る各銅箔層のランドの内径が外層側から内層側に順に小
    さくなるよう形成され、かつ前記内層側の銅箔層に設け
    られるランドの内周円と前記外層側の銅箔層に設けられ
    るランドの内周円を前記外層側から見た場合に、前記内
    層側の銅箔層に設けられるランドの内周円が、前記外層
    側の銅箔層に設けられるランドの内周円の内側に位置づ
    けられるよう形成されていることを特徴とする多層プリ
    ント配線板。
JP30813495A 1995-11-01 1995-11-01 多層プリント配線板のビルドアップ法におけるバイア・ホールの形成方法およびそれにより製造される多層プリント配線板 Pending JPH09130049A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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