JP3306144B2 - 圧力センサの故障検出装置 - Google Patents

圧力センサの故障検出装置

Info

Publication number
JP3306144B2
JP3306144B2 JP34560392A JP34560392A JP3306144B2 JP 3306144 B2 JP3306144 B2 JP 3306144B2 JP 34560392 A JP34560392 A JP 34560392A JP 34560392 A JP34560392 A JP 34560392A JP 3306144 B2 JP3306144 B2 JP 3306144B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
pressure sensor
egr
passage
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34560392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06167236A (ja
Inventor
和浩 新本
久 山際
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP34560392A priority Critical patent/JP3306144B2/ja
Publication of JPH06167236A publication Critical patent/JPH06167236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3306144B2 publication Critical patent/JP3306144B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • F02D41/222Safety or indicating devices for abnormal conditions relating to the failure of sensors or parameter detection devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1444Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the characteristics of the combustion gases
    • F02D41/1448Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the characteristics of the combustion gases the characteristics being an exhaust gas pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/70Input parameters for engine control said parameters being related to the vehicle exterior
    • F02D2200/703Atmospheric pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/0047Controlling exhaust gas recirculation [EGR]
    • F02D41/0065Specific aspects of external EGR control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、1つの圧力
センサで大気圧とEGR弁下流のEGR通路内圧力とを
交互に検出するような圧力センサの故障検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭62−51746
号公報に記載のように、燃料噴射量制御に用いる負圧セ
ンサを吸気通路内に配設し、この負圧センサを有効利用
してEGR弁の故障を判定すべく構成した装置がある。
この従来装置によれば、1つの負圧センサで吸気管負圧
とEGR弁の故障とを検出判定することができる利点が
ある反面、上述の負圧センサ内部に水分が付着した場
合、寒冷地においてこの水分が凝固した時、負圧センサ
が凍結して、検知不能となる問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、簡単な構成でありながら、圧力センサの凍
結による故障を誤検出することなく確実に検知すること
ができる圧力センサの故障検出装置の提供を目的とす
る。
【0004】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上記圧力センサでE
GR装置の故障検出を兼ねることができる圧力センサの
故障検出装置の提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の目的と併せて、エンジン始
動直後のアイドル時に故障検出を行なうことにより、圧
力センサの故障の有無をエンジン始動直後に毎回検知す
ることができる圧力センサの故障検出装置の提供を目的
とする
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、スロットル弁下流の吸気通路と排気通路とを
接続し、排気ガスを吸気通路に還流するEGR通路と、
上記EGR通路に配設されたEGR弁と、上記EGR弁
よりも吸気通路側のEGR通路内圧力と大気圧とを検出
する単一の圧力センサと、上記EGR弁が閉弁されるエ
ンジンの所定運転を判定する第1判定手段と、上記第1
判定手段によりEGR弁が閉弁されるエンジンの所定運
転時が判定された時、上記圧力センサで大気圧とEGR
通路内圧力とを検出し、これらの両圧力差を求めると共
に、この両圧力差を所定値と比較する比較手段と、上記
比較手段の出力に基づいて上記両圧力差が所定値以下の
時、圧力センサの故障を検知する第2判定手段とを備え
た圧力センサの故障検出装置であることを特徴とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記圧力センサはE
GR通路内圧力を検知して、EGR通路とEGR弁とか
らなるEGR装置の故障を検出する圧力センサの故障検
出装置であることを特徴とする。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の構成と併せて、上記エンジ
ンの所定運転をアイドル運転に設定した圧力センサの故
障検出装置であることを特徴とする
【0009】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、図5にクレーム対応図で示すように、第1判定手段
P1がEGR弁P2の閉弁されるエンジンの所定運転を
判定した時、比較手段P3は、圧力センサP4で大気圧
PaとEGR弁P2よりも吸気通路側におけるEGR通
路P5の内圧力Peとを交互に検出し、これら両圧力差
(Pa−Pe)を求めると共に、この両圧力差所定値と
比較する。
【0010】そして、上述の第2判定手段P6は上記比
較手段P3の出力に基づいて上述の両圧力差(Pa−P
e)が所定値以下の時、圧力センサP4の故障を検知す
るので、簡単な構成でありながら、圧力センサP4の凍
結に起因する故障を確実に検知することができ、例えば
圧力センサP4により検知された大気圧に基づいて燃料
噴射量制御を行なうような場合の誤制御を回避すること
ができる効果がある。
【0011】しかも、EGR弁の閉時に故障検出を実行
するので、EGR通路内圧と大気圧との差圧を大きく確
保することができる状況下で圧力センサの故障検出を行
なうことができ、この結果、誤検出を防止することがで
きる。つまり、EGR弁閉時は、EGR弁より吸気通路
側のEGR通路内圧はスロットル弁下流の吸気負圧とな
るが、EGR弁開時はEGRによってEGR通路内圧が
上昇するため、大気圧との差が小さくなり、圧力センサ
が凍結しなくてもEGR通路内圧と大気圧との差が小さ
く、誤診断のおそれがある。このため、EGR弁閉時に
故障検出を実行するものである。
【0012】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の圧力セ
ンサはEGR通路内圧力を検知して、EGR装置の故障
を検出するので、上述の圧力センサでEGR装置の故障
検出を兼ねることができる効果がある。
【0013】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1または2記載の発明の効果と併せて、上記
エンジンの所定運転をアイドル運転に設定したので、圧
力センサの故障の有無をエンジン始動直後に毎回検知す
ることができる効果がある
【0014】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は圧力センサの故障検出装置を備えたレシ
プロエンジンの系統図を示し、同図において、吸入空気
を浄化するエアクリーナ1のエレメント2後位にエアフ
ロセンサ3を接続して、このエアフロセンサ3で吸入空
気量Qを検出すべく構成している。
【0015】上述のエアフロセンサ3の後位にはスロッ
トルボディ4を接続し、このスロットルボディ4内のス
ロットルチャンバ5には、吸入空気量を制御するスロッ
トル弁6を配設している。そして、このスロットル弁6
下流の吸気通路には、所定容量を有する拡大室としての
サージタンク7を接続し、このサージタンク7下流に吸
気ポート8と連通する吸気マニホルド9を接続すると共
に、この吸気マニホルド9にはインジェクタ10を配設
している。
【0016】一方、エンジン11の燃焼室12と適宜連
通する上述の吸気ポート8および排気ポート13には、
動弁機構(図示せず)により開閉操作される吸気弁14
と排気弁15とをそれれ取付け、またシリンダヘッド
にはスパークギャップを上述の燃焼室12に臨ませた点
火プラグ(図示せず)を取付けている。
【0017】上述の排気ポート13と連通する排気通路
16に空燃比センサとしてのO2 センサ17を配設する
と共に、この排気通路16の後位には有害ガスを無害化
する触媒コンバータ18いわゆるキャタリストを接続
し、この触媒コンバータ18下流の排気通路19にも空
燃比センサとしてのO2 センサ20を取付けている。
【0018】また、上述のスロットル弁6をバイパスす
るバイパス通路21を設け、このバイパス通路21には
ISC(アイドルスピードコントロール)機構としての
ISCバルブ22を介設する一方、エアクリーナ1のエ
レメント2下流側には吸気温センサ23を、スロットル
ボディ4にはスロットルセンサ24を、ウォータジャケ
ットには水温センサ25をそれぞれ配設している。
【0019】さらに、エアクリーナ1のエレメント2下
流側と触媒コンバータ18上流の排気通路16との間を
結ぶ2次エア供給通路26を設け、この2次エア供給通
路26には電動タイプのエアポンプ27を介設して、必
に触媒コンバータ18の上流側に2次エアを供給す
べく構成している。
【0020】さらにまた、EGR装置(エキゾースト・
ガス・リーキュレーション、排気ガス再循環装置)2
8は次のように構成している。すなわち、排気ポート1
3近傍における排気通路16と、吸気系のサージタンク
7との間をEGR上流通路29、EGR下流通路30で
連通接続し、これら各EGR通路29,30間にはEG
R量を制御するEGR弁31を介設している。
【0021】このEGR弁31はリフトセンサ32(E
GRポジションセンサのこと)を備え、EGR弁31の
ダイヤフラム室に作用させるインマニ負圧を大気希薄量
で一定にするための2個1組のEGR用デューティソレ
ノイド弁33(図2参照)を介してEGR弁31作動用
の一定圧力のインマニ負圧が上記ダイヤフラム室に供給
され、このEGR用デューティソレノイド弁33の制御
信号に対して、リフトセンサ32の現行のEGRポジシ
ョンをフィードバック制御するように構成している。
【0022】上述のEGR弁31下流におけるEGR下
流通路30つまりEGR弁31よりも吸気通路側のEG
R通路には三方ソレノイド弁34を介して圧力センサ3
5を接続し、この三方ソレノイド弁34の切換え操作に
より上述の単一の圧力センサ35に大気圧Paと、EG
R下流通路30内の圧力Peとを択一的に供給すべく構
成している。ここで、上述の圧力センサ35としては例
えば半導体圧電素子を用いる。
【0023】一方、蒸発燃料供給装置36は次のように
構成している。すなわち、燃料タンク37とキャニスタ
38のインレット側とを第1パージライン39で接続
し、この第1パージライン39にエンジン運転時にのみ
開弁されるソレノイド弁40を介設すると共に、キャニ
スタ38のアウトレット側とパージバルブ41のインレ
ット側とを第2パージライン42で接続し、さらにパー
ジバルブ41のアウトレット側と吸気系のサージタンク
7とを第3パージライン43で接続して、上述の燃料タ
ンク37の蒸発燃料をキャニスタ38に吸着し、蒸発燃
料をパージバルブ41を介して吸気系に導入すべく構成
している。
【0024】なお、上述のインジェクタ10には、燃料
タンク37内に設けたフューエルポンプからフューエル
フィルタおよびフューエルインレットパイプを介して燃
料が供給され、このインジェクタ10のフューエルリタ
ーンラインには調圧弁が介設されている。
【0025】図2は圧力センサの故障検出装置の制御回
路を示し、CPU50は、ディスリビュータ44からの
エンジン回転数Ne、エアフロセンサ3からの吸入空気
量Q、吸気温センサ23からの吸気温ta、水温センサ
25からのエンジン水温tw、圧力センサ35からの大
気圧PaおよびEGR通路内圧力Pe、EGR弁リフト
センサ32からのEGR弁ポジション信号の各種信号入
力に基づいて、ROM45に格納されたプログラムに従
って、三方ソレノイド弁34、EGR弁31、EGR用
デューティソレノイド弁33を駆動制御し、またRAM
46は大気圧の読込み処理を禁止した時に用いる燃料噴
射量制御用のバックアップデータ等の必要なデータやマ
ップを記憶する。
【0026】ここで、上述のCPU50は、EGR弁3
1が閉弁されるエンジンの所定運転、具体的にはエンジ
ン始動直後のアイドル運転を判定する第1判定手段およ
びアイドル判定手段(図3のフローチャートにおける第
2ステップ52参照)と、上記第1判定手段(およびア
イドル判定手段)によるエンジンの所定運転時(アイド
ル運転時)に上記圧力センサ35で大気圧PaとEGR
通路内圧力Peとを検出し、これら両圧力差Pa−P
e)を求めると共に、これら両圧力差を所定値Poと比
較する比較手段(図3のフローチャートにおける第5ス
テップ55参照)と、上記比較手段の出力に基づいて上
記両圧力差(Pa−Pe)が所定値Po以下の時、つま
りPa−Pe<Poの時、圧力センサ35の故障である
ことを検知する第2判定手段(図3のフローチャートに
おける第7ステップ57参照)とを兼ねる。
【0027】このように構成した圧力センサの故障検出
装置の作用を、図3に示すフローチャートを参照して、
以下に詳述する。第1ステップ51で、エンジン11が
始動されると、次の第2ステップ52で、CPU50は
アイドル状態か否かを判定する。この判定には例えばス
ロットルセンサ24と一体的に設けられるアイドルスイ
ッチ(図示せず)からの信号を用いる。そして、アイド
ル時にのみ次の第3ステップ53に移行する。
【0028】上述の第3ステップ53で、CPU50は
まず三方ソレノイド弁34を大気圧供給側に切換え、圧
力センサ35に大気圧を供給し、この圧力センサ35か
らの大気圧Paに相当する電圧信号を読込んで、読込み
値をRAM46の所定エリアに一時記憶する。
【0029】次に第4ステップ54で、CPU50はま
ず三方ソレノイド弁34をEGR弁31閉弁状態下にお
けるEGR通路内圧力供給側、換言すればインマニ負圧
供給側に切換え、圧力センサ35にEGR通路内圧力を
供給し、この圧力センサ35からのEGR通路内圧力P
eに相当する電圧信号を読込んで、読込み値をRAM4
6の所定エリアに一時記憶する。
【0030】次に、第5ステップ55で、CPU50は
大気圧PaとEGR通路内圧力Peとの差(Pa−P
e)を所定値Poと比較する。圧力センサ35に凍結が
認められず、該圧力センサ35が正常な場合には大気圧
Paとインマニ負圧との差が大きく、一方、圧力センサ
35が凍結して、この圧力センサ35が故障している場
合(または凍結により同センサ35が作用しない場合)
には圧力差が認められないので、Pa−Pe≧Poの時
には次の第6ステップ56に移行して、この第6ステッ
プ56で、CPU50は圧力センサ35の正常判定を実
行する一方、Pa−pe<Poの時には別の第7ステッ
プ57に移行して、この第7ステップ57で、CPU5
0は圧力センサ35の凍結判定を実行すると共に、図示
しない表示装置に圧力センサ35の凍結を可視表示す
る。
【0031】次に第8ステップ58で、CPU50は圧
力センサ35によるEGR装置28の故障検出処理を禁
止する。なお、一定速度の定常運転時におけるEGR装
置28の故障検出処理は次のように実行される。すなわ
ち三方ソレノイド弁34をEGR通路内圧力供給側に切
換えて、例えばEGRレシオが一定になるように、EG
R弁31を3秒間ONにし、同弁31を1秒間OFFに
して、圧力センサ35からの平均差圧を検出すると共
に、この平均差圧が設定値大の第1基準値と設定値小の
第2基準値との所定範囲内(許容範囲内)にある場合に
はEGR装置28の正常を判定し、上記平均差圧が所定
範囲外の場合にはEGR装置28が故障であると判定す
る。
【0032】次に第9ステップ59で、CPU50は燃
料噴射量制御に用いるべき大気圧Paの読込み処理を禁
止し、燃料噴射量の制御には予めRAM46に記憶させ
ておいたバックアップデータを用いる。すなわち、高地
走行時には空気密度が小となり、空燃比がリッチ傾向と
なるため、これを補正するためのバックアップデータを
RAM46から読出して燃料噴射量制御の補正を実行す
る。
【0033】このように、第1判定手段(第2ステップ
52参照)がEGR弁31の閉弁されるエンジンの所定
運転(アイドル状態)を判定した時、比較手段(第5ス
テップ55参照)は、圧力センサ35で大気圧PaとE
GR弁31下流におけるEGR通路内圧力Peとを検出
し、これら両圧力差(Pa−Pe)を所定値Poと比較
する。
【0034】そして、上述の第2判定手段(第7ステッ
プ57参照)は上記比較手段(第5ステップ55参照)
の出力に基づいて上述の両圧力差(Pa−Pe)が所定
値Po以下の時、つまりPa−Pe<Poの時、圧力セ
ンサ35の故障を検知するので、簡単な構成でありなが
ら、圧力センサ35の凍結に起因する故障を確実に検知
することができ、例えば圧力センサ35により検知され
た大気圧に基づいて燃料噴射量制御を行なうような場合
の誤制御を回避することができる効果がある。
【0035】しかも、EGR弁31の閉時に故障検出を
実行するので、EGR通路内圧と大気圧との差圧を大き
く確保することができる状況下で圧力センサ35の故障
検出を行なうことができ、この結果、誤検出を防止する
ことができる。つまり、EGR弁31閉時は、EGR弁
31より吸気通路側のEGR通路内圧はスロットル弁6
下流の吸気負圧となるが、EGR弁31開時はEGRに
よってEGR通路内圧が上昇するため、大気圧との差が
小さくなり、圧力センサ35が凍結しなくてもEGR通
路内圧と大気圧との差が小さく、誤診断のおそれがあ
る。このため、EGR弁31の閉時に故障検出を実行す
るものである。
【0036】また上述の圧力センサ35はその正常時に
おいてはEGR通路内圧力Peを検知して、EGR装置
28の故障を検出するので、上述の単一の圧力センサ3
5でEGR装置28の故障検出を兼ねることができる効
果がある。
【0037】さらに上述のエンジン11の所定運転をア
イドル運転に設定したので、圧力センサ35の故障の有
無をエンジン始動直後に毎回検知することができる効果
がある。
【0038】加えて、アイドル判定手段(第2ステップ
52参照)がエンジンのアイドル運転状態を判定した
時、比較手段(第5ステップ55参照)は、圧力センサ3
5で大気圧とEGR弁31よりも吸気通路側におけるE
GR通路の内圧力とを交互に検出し、これら両圧力差を
求めると共に、この両圧力差所定値と比較し、そし
て、上述の第2判定手段(第7ステップ57参照)は上記
比較手段(第5ステップ55参照)の出力に基づいて上述
の両圧力差が所定値以下の時、圧力センサ35の故障を
検知するように成すと、簡単な構成でありながら、圧力
センサ35の凍結に起因する故障を確実に検知すること
ができ、例えば圧力センサ35により検知された大気圧
に基づいて燃料噴射量制御を行なうような場合の誤制御
を回避することができる効果がある。
【0039】また、エンジンのアイドル時に故障検出を
実行するように成すと、EGR通路内圧と大気圧との差
圧が大きく確保できる状況下で故障検出を行なうことが
できて、誤検出を防止することができる。つまりエンジ
ンのアイドル時は吸気負圧が大きいため、大気圧との差
が大となる。
【0040】図4は圧力センサの故障検出装置の他の実
施例を示すフローチャートで、同図において図3のフロ
ーチャートと同一処理の部分には同一符号を付してい
る。この図4のフローチャートにおける第10ステップ
60で、CPU50はエンジン水温twが所定値たとえ
ば100℃以上で、かつ吸気温taが所定値たとえば5
〜10℃以上か否か、換言すれば温度条件により圧力セ
ンサ35の凍結が解除されたか否かを判定し、YES判
定時にのみ次の第11ステップ61に移行する。
【0041】この第11ステップ61でCPU50は上
述の各ステップ58,60による禁止処理を復帰させ
る。
【0042】このように構成すると、圧力センサ35の
凍結が解除された時、例えば燃料噴射量制御にRAM4
6内のバックアップデータを用いていたものを、圧力セ
ンサ35による現行の大気圧Paに基づいて燃料噴射量
制御を行なうことができるので、バックアップデータに
よる補正に対して、より一層高精度の補正を行なうこと
ができる効果がある。なお、その他の処理については図
3のフローチャートと同一であるから、その詳しい説明
を省略する。
【0043】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の第1判定手段は、実施例のCPU
50制御による第2ステップ52に対応し、以下同様
に、比較手段は、CPU50制御による第5ステップ5
5に対応し、第2判定手段は、CPU50制御による第
7ステップ57に対応するも、この発明は、上述の実施
例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧力センサの故障検出装置を備えた
エンジンの系統図。
【図2】 制御回路ブロック図。
【図3】 圧力センサの故障検出処理を示すフローチャ
ート。
【図4】 圧力センサの故障検出処理の他の実施例を示
すフローチャート。
【図5】 クレーム対応図。
【符号の説明】
6…スロットル弁 16…排気通路 28…EGR装置 30…EGR下流通路 31…EGR弁 35…圧力センサ 52…第1判定手 55…比較手段 57…第2判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00 360 F02D 45/00 301 F02M 25/07 550

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットル弁下流の吸気通路と排気通路と
    を接続し、排気ガスを吸気通路に還 流するEGR通路と、 上記EGR通路に配設されたEGR弁と、 上記EGR弁よりも吸気通路側のEGR通路内圧力と大
    気圧とを検出する単一の圧力センサと、 上記EGR弁が閉弁されるエンジンの所定運転を判定す
    る第1判定手段と、 上記第1判定手段によりEGR弁が閉弁されるエンジン
    の所定運転時が判定された時、上記圧力センサで大気圧
    とEGR通路内圧力とを検出し、これらの両圧力差を求
    めると共に、この両圧力差を所定値と比較する比較手段
    と、 上記比較手段の出力に基づいて上記両圧力差が所定値以
    下の時、圧力センサの故障を検知する第2判定手段とを
    備えた圧力センサの故障検出装置。
  2. 【請求項2】上記圧力センサはEGR通路内圧力を検知
    して、EGR通路とEGR弁とからなるEGR装置の故
    障を検出する請求項1記載の圧力センサの故障検出装
    置。
  3. 【請求項3】上記エンジンの所定運転をアイドル運転に
    設定した請求項1または2記載の圧力センサの故障検出
    装置
JP34560392A 1992-11-30 1992-11-30 圧力センサの故障検出装置 Expired - Fee Related JP3306144B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34560392A JP3306144B2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 圧力センサの故障検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34560392A JP3306144B2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 圧力センサの故障検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06167236A JPH06167236A (ja) 1994-06-14
JP3306144B2 true JP3306144B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=18377712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34560392A Expired - Fee Related JP3306144B2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 圧力センサの故障検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3306144B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3425652B2 (ja) * 1995-04-20 2003-07-14 三菱電機株式会社 圧力センサを使用した自己診断装置
JP3623888B2 (ja) 1998-09-24 2005-02-23 株式会社日立ユニシアオートモティブ 吸気圧センサの氷結診断装置
JP5422947B2 (ja) * 2008-09-16 2014-02-19 日産自動車株式会社 診断システムおよび燃料電池システム
JP4668312B2 (ja) 2008-09-30 2011-04-13 本田技研工業株式会社 排気圧力センサの故障診断装置
JP6058461B2 (ja) * 2013-04-23 2017-01-11 ヤンマー株式会社 ディーゼルエンジン
CN110872996B (zh) * 2019-12-25 2022-06-28 潍柴动力股份有限公司 压力式进气流量传感器的结冰检测方法及设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06167236A (ja) 1994-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3680515B2 (ja) 内燃機関の燃料系診断装置
JPH09158775A (ja) 内燃機関の吸気圧センサ異常検出装置
JPH06146867A (ja) 二次空気供給機構の異常検出装置
JPH034742B2 (ja)
US7637097B2 (en) Control apparatus and control method for internal combustion engine provided with secondary air supply
US5481462A (en) Apparatus for determining an altitude condition of an automotive vehicle
KR940004347B1 (ko) 내연기관 연료제어시스팀
JP3306144B2 (ja) 圧力センサの故障検出装置
JPH08128370A (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JPH1047130A (ja) 内燃機関の異常検出装置
JP3172238B2 (ja) 2次エア供給装置の故障診断装置
JP2991760B2 (ja) 排気ガス還流装置の故障診断装置
JP3258417B2 (ja) エンジンの燃料ポンプ故障検出装置
JP2004150302A (ja) エンジンの異常判定装置
JP2001159574A (ja) 圧力センサの診断装置
JP4186517B2 (ja) 内燃機関用エアクリーナの目詰まり検出装置
JP3306146B2 (ja) 蒸発燃料供給装置付エンジンの制御装置
JP2001173496A (ja) O2センサ診断装置
JP2621032B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JPH11287162A (ja) 過給機付きエンジンの蒸発燃料パージ制御方法およびパージ制御装置
JPH0821291A (ja) 内燃機関の燃料供給装置における診断装置
JPH05133262A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH06193518A (ja) 蒸発燃料供給装置の故障診断装置
JPH0882253A (ja) 排気ガス還流装置の故障診断方法
JPH02201056A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110510

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees