JP3305045B2 - 情報処理装置及びその制御方法 - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法

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JP3305045B2 JP16448793A JP16448793A JP3305045B2 JP 3305045 B2 JP3305045 B2 JP 3305045B2 JP 16448793 A JP16448793 A JP 16448793A JP 16448793 A JP16448793 A JP 16448793A JP 3305045 B2 JP3305045 B2 JP 3305045B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置、詳しくは
座標入力装置を有し、所定の処理を行う情報処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ペン入力コンピュータが注目を浴
びている。そこで、この装置を操作性良く活用する1つ
の試みとして、装置の使用方向に応じ、操作者にとって
正立した像を画面に表示することが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この表示画面
に表示方向を切り換える手段として、先ず、考えられる
のが、画面上や装置の周囲にどの方向を上にするのかを
指示する論理的或は物理的なスイッチを設け、このスイ
ッチによって切り換えることであろう。
【0004】しかしながら、これでは使用方向を変更す
るたびに、一々切り換え操作をしなければならず、面倒
である。
【0005】しかも、この種の装置に汎用性を持たせ、
それ上で動作する各種アプリケーションが増えた場合、
各々のアプリケーション自身が切り換える機能を持たな
いと、常にその装置を回転させなければならないという
問題も起こる。
【0006】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】本発明によれはかかる問題点に鑑みなされたも
のであり、装置本体の操作方向にかかわりなく、上位処
理(アプリケーション等)に何の影響を与えることなく
統一された操作環境を提供し得る情報処理装置及びその
制御方法を提供しようとするものである。
【0007】この課題を解決するため本発明の情報処理
装置は以下の構成を備える。すなわち。表示装置と一体
であって、前記表示装置の表示画面上に配設された座標
入力盤上の入力座標位置を検出する座標入力装置を有
し、所定の処理を行う情報処理装置において、座標を入
力する方向を検出する検出手段と、入力された座標デー
タを、前記検出手段で検出された方向に対応する座標系
に変換する第1の変換手段と、該第1の変換手段によっ
て変換された座標データを上位処理部に転送する転送手
段と、前記上位処理部から出力された座標データを受信
する受信手段と、前記受信手段で受信した座標データを
前記表示装置の表示画面の座標系に変換する第2の変換
手段と、該第2の変換手段で変換された座標データに従
い、前記上位処理部により指示された、前記表示装置に
対する処理を行う処理手段とを備える。
【0008】また、上記課題を解決する本発明の情報処
理装置の制御方法は以下に示す工程を備える。すなわ
ち、表示装置と一体であって、前記表示装置の表示画面
上に配設された座標入力盤上の入力座標位置を検出する
座標入力装置を有し、所定の処理を行う情報処理装置の
制御方法において、座標を入力する方向を検出する検出
工程と、入力された座標データを、検出された方向に対
応する座標系に変換する第1の変換工程と、変換された
座標データを上位処理部に転送する転送工程と、前記上
位処理部から出力された座標データを受信する受信工程
と、前記受信工程で受信した座標データを前記表示装置
の表示画面の座標系に変換する第2の変換工程と、前記
上位処理部から指示された内容に従い、前記第2の変換
工程で変換された座標データに基づき、前記表示装置に
対する処理を行う工程とを備える。
【0009】また、他の発明は、装置本体を多方向に機
能拡張装置に接続合体させる場合の電気的に信頼性のあ
る情報処理装置を提供しようとするものである。
【0010】この課題を解決するため、本発明の情報処
理装置は以下に示す構成を備える。すなわち、情報処理
する装置本体と、当該装置本体の機能拡張し、装置本体
と合体する機能拡張装置とから構成される情報処理装置
であって、前記装置本体は、前記機能拡張装置に対して
多方向に合体し、電気的接続を果す複数の電極を有し、
当該電極の1つで接続がなされた場合、他の電極を電気
的に非駆動状態とする手段とを備える。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0012】図1は、本実施例における機能ブロック図
の一例である。
【0013】101は入力部であり、例えば感圧式の透
明なタブレットで、このタブレット上に専用のペン10
1aで書くことにより当該指示位置の座標を入力する。
102は例えば、液晶ディスプレイ等の出力部であり、
入力部101と出力部102で入出力一体型の装置を形
成している。103は検知部であり、本装置の使用方向
を検知してその結果を制御部106へ送る。104は表
示制御部であり、表示用データ記憶部105の記憶内容
に応じて出力部102へ表示を行う。又、制御部106
よりの要求により表示用RAM105の書き換えを行
う。
【0014】105は表示用データ記憶部であり、出力
部102にて表示を行うためのデータを記憶する。10
6は制御部であり、装置全体の制御を行う。107及び
108は変換部A及び変換部Bであり、検知部103か
らの検知結果によりデータの変換を行う。
【0015】109は処理部であり、例えばアプリケー
ション・プログラム等を実行する。又、110はRA
M,ROMなどの記憶部である。
【0016】さらに、図2に検知部103の詳細な回路
図を示す。
【0017】本装置(入力部と出力部一体型装置)に
は、その四方の側面の相対的に同じ位置に、4つの電源
供給系統(DCジャック)があり、いずれにDCプラグ
を差し込でも装置に電源が供給されるようになってい
る。この部分の回路構成を示したのが、図2である。
【0018】図示において、201〜204が上述した
DCジャックである。各々のDCジャックからは、電源
ライン,グラウンドライン及び画面方向制御信号ライン
がのびている。
【0019】通常、装置への電源ケーブルはその背面に
供給されるのが一般的である。理由は、前面とか側面に
設けると作業の邪魔になるからである。つまり、DCプ
ラグを差し込んだDCジャックを検出することで、操作
者のいる方向が特定できることになる。このため、実施
例ではDCジャックのいずれかにDCプラグが差し込ま
れた場合に、その差し込まれたDCジャックに対応する
画面方向(操作者に正立した画像を表示する方向)を示
す信号を出力し、これを活用する。
【0020】又、205はACアダプタであり、家庭用
電源より電源をとり、AC/DC変換を行い、電源ライ
ン,グラウンドライン及び画面方向制御信号ラインをD
Cプラグ206より供給する。ここで、207は装置本
体を示す。
【0021】図3に装置の外観図を示す。301は筺体
であり、入力用の専用ペン101aがのびている。又、
各々の側面には、DCジャック201〜204がついて
いる(ただし、203,204は図示されない)。
【0022】次に、本実施例における表示画面の表示方
向制御動作について述べる。表示画面に表示する表示内
容は、表示用データ記憶部105にビットマップデータ
と一対一対応している。換言すれば、表示用データ記憶
部105にドットを書き込むということは、表示画面の
対応するドットをオンして表示することを同じことを意
味する。図4に、出力部102の表示画面と表示用デー
タ記憶部105の内容の関係を示す。尚、図示は理解し
易いようにしたため、実際の表示ドット数は更に多く、
複雑な図形は或程度の長さの文章等を表示できるもので
ある。また、図示においては、表示画面の横方向のドッ
ト数をa、縦方向のドット数をbとしている。
【0023】さて、今、4つのDCジャック201〜2
04のいずれかにDCプラグ206が差しこまれると、
装置に電源が供給されるとともに、画面方向制御信号a
〜d(以下、Sig.a〜d)のいずれかが、変換部A
107,変換部B108へ送られる。変換部A107,
変換部B108では、該画面方向制御信号a〜dのう
ち、Highである信号に応じて以下の変換式により、
入力されたデータを変換する。つまり、変換部A107
では入力部101より入力された座標データを、変換部
B108では出力部102へ出力するための座標データ
をそれぞれ変換する。ただし、Sig.aがHighの
場合は変換を行わない。
【0024】(1)Sig.bがHighの場合 bit(x,y)=bit(int{a/b(b-yin)},int{b/a・xin)} … bit(xout,yout)=bit(int{a/b・y},int{b/a(a-x)}) … (2)Sig.cがHighの場合 bit(x,y)=bit(int{a-xin},int{b-y}) … bit(xout,yout)=bit(int{a-x},int{b-y}) … (3)Sig.dがHighの場合 bit(x,y)=bit(int{a/b yin},int{b/a(a-xin)} … bit(xout,yout)=bit(int{a/b(b-y)},int{b/a x}) … ここで、(xin,yin)は、入力部101における座標
系、(x,y)は制御部106及び処理部109におけ
る座標系、(xout ,yout )は出力部102における
座標系である。又、a,bは画面サイズを示し、int
(a/b・y)は演算(a/b)・yの値の整数部を指
す。図5(A)〜(C)には、上記(1)〜(3)の変
換を行った場合の座標変換例を示す。
【0025】また、上記表示方向制御に係る動作処理手
順をフローチャートを図6に示し、以下同に従って説
明する。尚、同時のフローチャートに係るプログラムは
記憶部110内のROM(図示せず)に記憶されている
ものである。
【0026】先ず、本装置に電源が投入されると、ステ
ップS601にて、Sig.a〜dのいずれかがHig
hになっているかにより装置の使用方向(操作者のいる
方向)を検知する。次に、ステップS602にて、入力
部101に座標入力された場合は603に進み、そうで
ない場合は待機する。ステップS603では、入力され
た座標を変換部A107に転送する。ステップS604
では、変換部A107において、ステップS601にて
検知された使用方向に対応したデータ変換方法を選択す
る。
【0027】例えば、Sig.bがHighのときは、
ステップS605にて式に従い、データを変換する。
Sig.cがHighのときは、ステップS606にて
式に従い、データを変換する。Sig.dがHigh
のときは、ステップS607にて式に従い、データを
変換する。また、Sig.aがHighのときは変換を
行わない。
【0028】次に、処理はステップS608に進んで、
上記処理で変換したデータを処理部109に転送する。
ステップS609では、転送されたデータを処理部10
9にて加工する等の処理を行う(例えばアプリケーショ
ンプログラムに渡す等の処理)。ステップS610に
て、処理されたデータが制御部106に送られ、制御部
106では該データに基づき、出力部102へ表示すべ
きデータを変換部B108へ送る。次に、ステップS6
11で、変換部Bにおいて、ステップS601にて検知
された使用方向に対応したデータ変換方法を選択する。
Sig.bがHighのときは、ステップS612にて
式に従い、データを変換する。Sig.cがHigh
のときは、ステップS613にて式に従い、データを
変換する。Sig.dがHighのときは、ステップS
614にて式に従い、データを変換する。
【0029】次に、ステップS615にて変換したデー
タを表示用データ記憶部105へ転送し、ステップS6
16にて表示制御部104が表示用データ記憶部105
のデータを出力部102に出力することにより、表示が
行われる。
【0030】以上、述べたように本実施例においては、
使用者はACアダプタのDCジャックをDCプラグに差
しこむという動作により、最適な表示画面の表示方向及
びそれに対応した入力画面の入力方向を得ることができ
る。
【0031】尚、実施例では、ペンによる指示されたド
ットを画面に表示する例と説明したが、これによって本
願発明が限定されるものではない。つまり、入力方向に
基づいて、装置自身が有する絶対座標系を変換し、入力
方向に正立する座標系を再現させ、それを内部で処理す
る場合に再度絶対座標系に変換することに特徴が有るか
らである。
【0032】[第2の実施例の説明]前述の第1の実施
例では、入出力一体型の情報処理装置と、該情報処理装
置に接続されるコードとの接続状態により、装置の使用
方向を検知した。しかしながら、本情報処理装置をデジ
タイザ,表示用ディスプレイ,CPU,電池,バックア
ップメモリ、及びHDD等からなる本体と、FDD,R
S232Cやプリンタインターフェース等のI/Oポー
ト,ネットワークI/F等からなる子機とにより分離構
成し、かつ上記本体と子機との着脱(合着及び分離)が
複数の方向において可能なように構成することにより、
上記本体と子機との接続状態により装置の使用方向を検
知することとしてもよい。尚、主なシステム(本体と子
機)構成は、図1に示す構成と略同じである。異なるの
は、上記の如く、図1の構成が2つの機器に分離された
点である。
【0033】まず、本第2の実施例における本体の構成
について説明する。
【0034】図7は本体の外観斜視図である。本体外観
形状は略直方体であり、外観上、樹脂性の上ケース70
1、中ケース702および下ケース703からなる。上
ケース701の中央部には略長方形の開口部が設けられ
ており、該開口部には入力面である透明なデジタイザ7
04が設置されている。該デジタイザ704の下方には
LCDが設けられている。中ケース702により形づく
られる側面部には、後述する入力ペン705のホルダ7
06、メインスイッチ707、LCDのコントラスト調
整ツマミ708、不図示のICカードコネクタ、DCジ
ャック等が設けられている。また、本体の四側面には、
本体と子機との合着手段の一部である、長丸状で凹部の
ガイド部1501a〜d(図15参照)がそれぞれ2ケ
所設けられている。さらに、図7における右側面部の中
央近傍には、入力ペン705のコネクタが設けられてい
る。本実施例では該コネクタは上記ホルダ706に覆わ
れており外観的には見えない。さらに、入力ペン705
と該コネクタとはコード709で接続されており、該コ
ード709は本体側面部とホルダ706との間に設けら
れた隙間に巻き付けることが可能なように構成されてい
る。
【0035】図8は本体の模式断面図(図7の断面A−
A)であり、図9は底面図である。中ケース702に
は、LCD801とデジタイザ704が重ねて固定され
ており、LCD801の下方には本体全体の制御処理を
行う処理部としてのCPU,メモリ,LCDコントロー
ラ,デジタイザコントロール部,電源回路等を搭載した
プリント基板802が固定されている。また、上ケース
701と中ケース702、下ケース703と中ケース7
02とがネジあるいは弾性フック(パッチン止め)にて
固定されている。さらに、下ケース703からなる底面
には、合着手段の一部である4ケ所の凹部901,90
2,906,907および複数個の半球状の凸部803
a〜dが、奥行き方向(長手方向)に光通信用の複数個
の窓903a〜h、および4隅近傍には上記コード70
9を落し込み、引っかけることが可能な溝部904a〜
dとゴム足905a〜dが設けられている。当然のこと
ながら、上記凸部803a〜dの高さはゴム足905a
〜dの高さよりも低いものである。
【0036】図10は本体の凹部901(他の902、
906、907も同様)の第1の模式断面図(図9の断
面B−B)である。4ケ所の該凹部901,902,9
06,907のそれぞれには、4側面のひとつの面の一
部に開口部901a(902a,906a,907a)
が設けられており、該開口部901a(902a,90
6a,907a)内にはそれぞれけに対応する板バネ1
001a(1001b,1001c,1001d)が設
けられている。図11は、凹部901の第2の模式断面
図(図9の断面C−C)である。開口部901a内には
それぞれ2本の電極ピン1101a(1101b,11
01c,1101d)からなる電極1101が設けられ
ている。また、凹部902,906,907は凹部90
1を時計回りに90°づつ回転させた形状となってい
る。
【0037】次に実施例におけるデジタイザ704の構
成について説明する。デジタイザの座標検出方式には様
々な方式があって、どれを用いても良いが、実施例では
超音波方式を採用した。理由は、座標入力板として板ガ
ラスを用いることができ、下に配設されるLCDの表示
内容が良く見えるからである。但し、透明な部材を適応
できるものであれば、この限りではない。
【0038】入力ペン705内には、振動子が内蔵され
ている。この入力ペン705を座標入力板(振動伝達
板)に当接させると、その当接点を中心として振動が、
該伝達板の周囲に固定された複数個の振動センサによっ
て検出される。個々の振動センサが振動を検出するまで
に要する時間は、入力ペン705の当接位置から距離に
依存するから、入力ペン705を駆動開始してから各々
の振動センサによって振動検出するまでを計時すれば、
入力ペン705と各センサ間の距離が求められ、結果と
して幾何学的に計算することで座標位置を算出すること
が可能になる。尚、振動伝達板の辺部近傍には、振動を
減衰させる防振部材が設けられている。理由は、振動が
振動伝達板の端にまで到達すると、そこから振動が反射
するためで、この反射される振動を吸収するためであ
る。また、各振動センサからの信号を検出し振動の伝達
時間を計測する検出回路部も設けられている。
【0039】次に子機の構成について説明する。
【0040】図12は子機の外観斜視図である。子機外
観は、略直方体の上面の一辺側に細長い略直方体の凸部
1201aを配置し、左右側面からみた場合に略L字形
を寝せた形状になっている。また、この子機は樹脂性の
上ケース1201と下ケース1202からなる。このと
き、本体の幅(短手方向の長さ)と子機の横幅は略同一
になっている。上ケース1201からなる上面1201
b(上記凸部1201aではない)には、合着手段の一
部であるフック部1203と係止ノブ1204、および
光通信用の複数個の窓1205a〜gが奥行き方向と左
右方向とで直交するように設けられている。係止ノブ1
204は不図示のバネにより上方に付勢されており、所
定の力が付加されると上面1201bと略同一面まで下
動するものである。凸部1201aの上面には、本体と
子機との分離手段の一部である解除ボタン1206と、
電源およびFDD動作等のインジケータであるLED1
207a,bが複数個設けられている。解除ボタン12
06を手動で押し下げると内蔵された不図示の回転およ
びスライド機構により係止ノブ1204が下動するもの
である。また、凸部1201aの内側側面には、左右に
ガイドピン1208a,bが設けられており、一方の該
ガイドピン1208aの近傍には、後述する合着検知ス
イッチ用の動作ピン1209が設けられている。また、
子機のL字状の側面の一方にはFDD1210が、他方
には不図示のI/Oポート、ネットワークI/F、キー
ボードコネクタおよびDCジャック等が設けられてい
る。
【0041】図13は子機のフック部1203の模式断
面図(図12の断面D−D)である。上ケース1201
には、子機全体の制御を行う制御部としてのCPU,メ
モリ,光通信手段等を搭載したプリント基板1301が
固定されている。フック部1203の内側にはバネによ
り軸方向に付勢された2本の電極ピン1302a,bを
有する電極1302が設けられている。
【0042】次に本体と子機との着脱手段について詳説
する。まず、合着動作および手段について説明する。
【0043】図14は、本体を縦長にて使用する場合の
着脱動作を説明する図である。
【0044】先ず、図14の状態(D)に示す合着完了
時の、本体と子機の位置関係および状態について説明す
る。合着完了時において、子機は本体の下側かつ奥側に
位置する。本体の横幅と子機の幅は左右方向においてズ
レがなくほぼ一致するものである。また、本体の奥側側
面と子機の凸部1201a内側側面との間には所定のギ
ャップを有する。この時、本体の奥側側面の2ケ所のガ
イド部1501a,bに、子機のガイドピン1208
a,bがそれぞれ挿入されている。また、本体の底面の
一方の凹部901に、子機のフック部1203が位置
し、フック部1203の一部が開口部901a内に挿入
されているものである。
【0045】また、本体の底面の複数個の凸部803a
〜dのいずれかと、子機の上ケース1201の上面12
01bとが接触している。上記により、本体と子機とが
上下方向(厚さ方向)に極めて少ないガタで合着される
ものである。さらに、ガイド部1501a,bの底面と
ガイドピン1208a,bの先端部、および凹部901
の開口部901a近傍の奥側の側面とフック部1203
の凸部1201a側の側面により、本体と子機とが奥行
き方向(本体の長手方向)に極めて少ないガタで合着さ
れるものである。
【0046】さらに、上記本体底面の凹部901内の開
口部901a内の不図示の面と、子機のフック部120
3の先端部とが当接し、またガイド部1501aの一方
のR状側面とガイドピン1208aの側面とが当接す
る。そして、上記本体底面の凹部901内に、子機の係
止ノブ1204の右側側面が凹部901の右側側面と所
定のギャップを有し位置することにより、本体と子機と
が左右方向に極めて少ないガタで合着されるものであ
る。さらに、合着状態において、子機の動作ピン120
9が本体の奥側側面により押し込まれ、合着検出スイッ
チが動作するものである。また、本体底面と子機の奥行
き方向の光通信用の窓903a〜d、1205a〜dの
位置が略一致しているものである。さらに、本体の電極
1101a,bと子機の電極1302a,bとが所定の
バネ圧により当接し、電気的に接続されるものである。
【0047】次に、合着動作について説明する。まず、
図14の状態(A)に示すように、本体を子機の上面1
201b上に置く。このとき、本体と子機は、状態
(B)に示すように、左右方向においてズレた位置関係
となっている。すなわち、本体からみて子機が、所定の
距離だけ右側に位置している。また、本体の奥側側面と
子機の凸部1201a,bはガイド部11501a,b
に挿入状態ではない。そしてこの時、本体底面の凹部9
01に子機のフック部1203が入った状態で位置して
いる。次に、状態(C)に示すように、本体の奥側側面
と子機の凸部1201aの内側側面を当接させるように
移動する。この時、ガイドピン1208a,bがガイド
部1501a,bに挿入される。また、動作ピン120
9はガイド部1501aに位置し、フリーな状態であり
合着検出スイッチは動作していない。次に、状態(D)
に示すように、本体と子機を相対的に左右に移動する。
この時、本体底面の凹部901内の開口部901a内の
不図示の面と、子機のフック部1203の先端部とが当
接し、またガイド部1501aの一方のR状側面とガイ
ドピン1208aの側面とが当接することにより、本体
と子機とが左右方向に位置決めされる。また、この動作
により、フック部1203が凹部901の開口部901
aに挿入されるものである。さらに、この動作により、
係止ノブ1204はいったん本体底面により下方に押し
下げられ、凹部901の位置でフリーとなり上方に付勢
されるものである。
【0048】次に分離動作について説明する。子機の凸
部1201aの解除ボタン1206を押し下げることで
係止ノブ1204を下動させ、その状態で本体と子機と
を相対的に、合着時と逆の左右方向に移動する。その
後、ガイド部1501a,bからガイドピン1208
a,bを外すように、本体と子機とを奥行き方向に移動
させれば分離動作が完了する。
【0049】次に、本体を横長にて使用する場合の着脱
について説明する。この場合は本体を縦長状態から時計
回りに90o 回転させた状態で使用する。合着完了状態
を図15に示す。該合着においては、縦長時の本体左側
側面(横長時の奥側側面)が、縦長時の合着における本
体の奥側側面に相当するものである。そして合着完了状
態において、縦長時の本体奥側側面(横長時の右側側
面)が子機の右側側面と略同一面となる。該合着におい
て、ガイド部1501a,bとガイドピン1208a,
b、本体の凹部902と子機のフック部1203等の位
置関係、状態および合着動作は、縦長時の合着と同等で
ある。すなわち、縦長時の本体右側奥側の頂点から見た
縦長時に機能する本体のガイド部1501a,b、凹部
901等の位置と、横長時の本体右側の頂点(縦長時の
本体左奥側の頂点)から見た横長時に機能するガイド部
1501c,d、凹部902等の位置とは同一であるよ
うに構成される。また該合着時には、本体底面の光通信
用の窓903a〜dと子機の左右方向の窓1205d〜
gとが略一致するものである。このとき、子機の直交す
る窓1205a〜gの交差点を、縦長時の本体奥側の左
右の頂点を通る奥側の辺と45o をなす2本の直線の交
点とすることで、交差点上の窓1205dを縦長時と横
長時において共有できるものである。また該合着状態で
本体と子機を机等の水平面に置くと、縦長時の合着時同
様、入力面が所定の角度(傾斜すること)を有し設置さ
れるものである。また横長時の分離動作も、縦長時の動
作と同様に、子機の解除ボタン1206を押し係止ノブ
1204を下動させ、所定の移動をさせることで完了す
る。
【0050】以上述べた縦長及び横長の場合の着脱動作
は、それぞれの場合において上下を逆にした場合も同様
である。即ち、本体と子機とは、四方向について着脱を
行うことができる。
【0051】以上説明した着脱動作においては、本体と
子機とを相対的に移動させるとき、子機の凸部1201
aを大きな目安とすることができ、また、該凸部120
1aを操作者が保持することができ、極めて容易に着脱
動作が可能となるものである。
【0052】図16には、装置の使用方向を検知する検
知回路の一例を示す。ここで、1601から1604は
プルダウン抵抗である。
【0053】今、本体が横長或いは縦長にて子機に合着
されると、4つの電極1101a〜dのいずれかが導通
する。すると、各電極に対応したSig.a〜Sig.
dが本体内の変換部A107及び変換部B108へ送ら
れる。
【0054】先に説明した第1の実施例では、変換部A
107、変換部B108ともに表示領域は換えずに縦横
比を変更することにより変換を行ったが、これを表示領
域を変更することにより変換を行ってもよい。つまり、
1表示ドットの寸法をどの向きに対しても同じにするわ
けである。より具体的に説する。
【0055】図17に記憶部110内のRAM領域に設
けられた全画面領域(論理的は表示空間)1701と表
示領域(物理的な表示空間)1702の関係を示す。制
御部106は表示領域1702のデータを表示制御部1
04を通して、表示用データ記憶部105へ転送するこ
とにより表示を行う。即ち、表示領域1702内のデー
タの転送順序を変更することにより表示画面は変更され
る。この表示領域1702の向きは、本体の合着方向に
よって決定される。
【0056】この結果、図17のような全画面領域17
01のような画像が展開されている場合、本体の合着方
向に従って図18の(A)〜(D)のような表示がなさ
れる。尚、図18(A)〜(D)のいずれも、本体の向
きは同じであり、異なるのは子機の接続される方向であ
る。図18(A)については、操作者は図示の下方向に
いる場合であり、同(B)は左、同(C)は上、同
(D)は右に操作者がいることを示している。換言すれ
ば、操作者が本体を子機に合着させるとき、子機の凸部
1201aを奥に位置させ、それに単に本体を接続する
という操作をすれば、本体の向きを全く意識することな
く正立像を表示させることが可能になる。
【0057】図19に本第2の実施例における表示方向
制御動作処理手順のフローチャートを示す。尚、図1と
ほとんど同じ処理内容については、同図と同じ符合を付
した(図19におけるステップS601〜S611)。
但し、ここでは1ドットの持つ縦及び横方向の長さは、
本体の装着方向に拘らず一定とするわけであるから、ス
テップS605〜ステップS607における算出中の変
倍率(a/bやb/a)は“1”として計算する。
【0058】ステップS601〜ステップS611にお
いて、子機への合着方向を検出し、入力された座標の補
正処理が済み、それをアプリケーションに渡す。そし
て、そのアプリケーションから指示された座標位置に基
づく画像を表示する場合には、ステップS611におい
て先に検出した合着方向(信号Sig.a〜d)に基づ
いてステップS1901、1902、1904、190
6のいずれかに分岐する。
【0059】信号Sig.aがhigh、つまり、全画
面領域1701の向きと表示画面領域1702の向きと
が一致していると判断したら、ステップS1901に進
んで、その時点で指示されている表示画面領域1702
内のデータを取り込み、ステップS615でそのままの
向きで表示用データ記憶部105に転送する。
【0060】一方、信号Sig.b、c,dのいずれか
がhighの場合には、それぞれ対応する処理(ステッ
プS1902、1904、1906)に進み、表示画面
領域内のデータを取り込、次の処理(ステップS190
3,1905,1907)において、対応する方向に回
転処理を施す。そして、ステップS615における表示
用データ記憶部105への転送を行う。
【0061】こうして、データ転送が完了すると、その
表示用データ記憶部105に記憶されたデータに基づ
き、図18(A)〜(D)の何れかの状態で像が表示さ
れることになる。
【0062】尚、ここでは表示画面領域のデータを一度
取り出し、それを回転等のデータ変換を施して表示用デ
ータ記憶部105に転送させたが、本体の向きに応じて
表示画面領域の読み取り開始アドレス位置とその方向を
決定し、それでもって転送するようにしても良い。この
場合には、転送時にアドレスが昇順になるか降順になる
か、及び、1ライン分のデータ転送の後の次のラインの
転送開始するアドレス位置の求め方が各々の場合におう
じて変化するものの、複雑な回転処理がないぶん高速に
行うことが可能になる。また、例えばアプリケーション
側から画面のスクロール指示された場合、その時点に合
着方向に基づいていずれの方向へのスクロールの指示を
受けたのかを判断し、その判断結果に基づいて表示画面
領域の論理空間に対する位置を補正すれば良い。
【0063】以上の如く、本第2の実施例おいては、装
置の構成が本体と子機とに分かれていることから、使用
者が本体と子機を合着させて使用するときは、該合着動
作が装置の使用方向検知動作を兼ねているため、使用者
は全く意識することなく表示画面方向及びそれに対応し
た入力画面の入力方向を選択することができる。
【0064】また、上記の如く、本体と子機とのデータ
通信は光でおこなう。すなわち、無接点で行うものであ
るので、例えば本体内に適当なバッテリーを内臓させる
ようにすれば、電源オン状態のまま本体の向きを変えて
子機に再合着させるだけで、その操作者からみた像は常
に操作者にとって正立した状況にすることが可能にな
る。
【0065】[第3の実施例の説明]上記第2の実施例
では、本体を四方向どの方向に子機に合着できるように
させたが、操作者からすれば本体の表示画面を縦長、横
長のいずれかで使用するだけである。従って、2方向の
みの接続を行えれば済むことである。但し、他の2方向
の接続が行えないことを、操作者は認識する必要が有る
が、本体の底面部分を図20のように、子機のフック部
1203を許容する凹部901、902が2つだけであ
るので、誤操作の問題はない。
【0066】この結果、光通信を行う窓903a〜90
3dのみで良いので、コスト低減に役立つ。
【0067】尚、その他の部分は上記第2の実施例と同
じであるので、説明は省略する。但し、本体合着方向は
2種類になるから、例えば図19のフローチャートにス
テップSステップS606、S607、ステップS19
04〜S1907は不要になる。その他、第2の実施例
と異なる部分は、当業者であれば容易に推察されよう。
【0068】[第4の実施例の説明]本体を子機に接続
させた場合、上記第2の実施例では本体を子機に合着さ
せた場合、本体の自重で手前側に向かって傾斜させるも
のとしたが、積極的に傾斜させるようにしても良い。
【0069】例えば、図12におけるE−E断面図を図
21に示すように、本体底面部位にゴム足1212aを
両サイドに設ける。ゴムを用いたのは、振動を抑えるた
めである。また、本体を子機に合着させた状態を、机上
に立てて、その状態を安定させるために、子機の背面に
軸1220を中心として回動するスタンド板2124を
設けた。スタンド1224は図示の如く、子機背面に対
して180°以上回動するようになっていて、図22に
示す様に、本体の画面が斜め上を向くようになってい
る。但し、この状態を安定させ、尚且つ、振動を抑える
ため、子機背面の両サイドにはゴム足1213を設けた
(スタンド1224はゴム足1213の間に設けられる
ことになる。
【0070】また、図22の状態では、表示される像が
上下逆さまになるから、スタンド1224の回動を検出
するスイッチ(図示せず)が設けられていて、このスイ
ッチがオンになった場合に像を上下逆さまにする。
【0071】[第5の実施例の説明]ところで、本体と
子機とを合着させた場合、実際に子機と接続される電極
(子機のか電力を供給を受ける部分)以外の電極は、何
にも接続されていない状態になる。本来、未使用部分は
例えば、シャッターや蓋等で覆うことが必要であるが、
これでは機構的に複雑になり、なにより、操作者が未使
用電極部分を覆う作業をその都度行わねばならない。
【0072】かといって、むき出しな状態にある電極部
位に手や指等を差し込んだり、異物を混入させると、感
電やショートによって異常発熱する危惧がある。
【0073】更に、仮に、電極部位を覆うようにして
も、そこに外来ノイズが乗ってしまって、装置の誤動作
の元になることもある。
【0074】本第5の実施例では、実際に接続されてい
る電極部のみを駆動状態、それ以外を非駆動状態にして
上記問題点を解決する例を説明する。
【0075】図23は、本第5の実施例における本体の
具体的な電気的構成の一例を示している。
【0076】CPU10(本体全体の制御及び上述した
処理及び以下に示す処理を行う)は、例えばインテル社
製i8038SLのような32bitCPUで、演算、
I/Oコントロールなどのプログラムを実行する。周辺
チップセット11は、CPU10とセットで用いられ、
周辺として必要なI/O(シリアル通信,パラレル通
信,リアルタイムクロック,タイマ,割り込み制御部,
DMA制御など)制御を行なう。メモリ部12はメイン
メモリ(DRAM8MB),キャッシュ(64KB),
ブートROMなどのメモリを含む。メインメモリはサス
ペンド時にバックアップされている。HDD13は、
1.8インチ又は1.3インチのハードディスクで、O
S・アプリケーションソフト・ユーザデータなどを記憶
しておく(容量は20MB〜80MB)。
【0077】本実施例は、ペンコンピュータであり、入
力はペン705によってデジタイザ704上にあたかも
紙に書くように行なわれ、その軌跡や結果はLCD(液
晶)801に表示される。LCD801,デジタイザ7
04は、入力位置と出力位置が同一視されるように重ね
て構成してある。デジタイザ704の入力精度は少なく
ともLCDのドット以下(精度が高いということ)で、
例えば0.1mmである。デジタイザコントロール部14
はこのデジタイザ704を制御する部分で、内部は特に
図示していないが、デジタイザの処理を行うCPU,R
OM,RAM,ドライバなどで構成されている。
【0078】LDCコントローラ17は、表示データが
入ったVRAM18からデータを順次アクセスして、階
調などを考慮に入れてLCD19へデータを転送すると
共に、CPU10からVRAM18へのアクセスとLC
D19へ送るデータのアクセスとがぶつからないような
バス制御を行なう。さらには、VRAM18の内容に決
まったデータとのAND,OR,EXORなどの論理演
算が行なうこともできる(例えば、VGAコントロー
ラ)。バックライト21は、LCD801を室内や暗部
でも見られるようにLCD801の下(内側)に配置さ
れる発光する。例えば、EL(エレクトロ ルミネッセ
ンス),CFL(冷陰極管)などの方式がある。バック
ライトインバータ20はこれらの発光体を駆動するため
のドライバである。
【0079】カードI/F23は、アプリケーションプ
ログラムやデータを追加するためのROMカード拡張メ
モリやバックアップに用いるRAMカード,バックアッ
プやデータ追加のためのフラッシュカードなどのメモリ
カードと、電話回線を通してデータを通信するファック
ス・データモデムカード、ネットワークに接続できるL
ANカードなどのI/Oカードが挿入できるものであ
る。因みに、I/F規格はJEIDA/PCMCIAで
定められた68ピンのものが標準となりつつあるので、
ここでもこれを採用する(但し、I/F規格は他のもの
を採用しても良い)。カードコントローラ22は、CP
Uからのデータをカードに書くため、又は読むための制
御(アドレス変更など)を行なうための制御コントロー
ラである。
【0080】通信コントローラ24は、前述したように
SDLC形式でデータを通信するための制御コントロー
ラで、Aチャネルは子機のノードに属するキーボード・
フロッピー・セントロなどのデバイスのデータを送受信
する。又、Bチャネルはローカル・トークなどのネット
ワーク通信で、子機を介して直接やりとりを行なう。A
チャネル,Bチャネルそれぞれに光ドライバ・レシーバ
25,26とLED,PD27,28が用意されてい
る。
【0081】DC・DCコンバータ32は、電池33、
ACアダプタジャック34、子機との電極接点部35の
うち1つから供給される電源電圧を本体内で使用する電
圧(ロジック用+5V,バックライト用+12V,LC
D用−24V)に変換するものである。72は電極接点
切換え信号であり、周辺チップセット11の出力により
電極接点部35内の電極接点のON/OFFを切換え
る。
【0082】図24に電源コントロール部位の詳細を示
す。本体電気部分は機能に応じて電源プレーンが分けら
れており、個別にON/OFFできるようになってい
る。ただし、CPUメモリプレーン36はON/OFF
できず、電源の投入でいつもON状態である。このプレ
ーンには、CPU10、周辺チップセット11、メモリ
部12、プレーン用I/O30などが含まれる。バック
ライトプレーン37は、バックライトインバータ20へ
のプレーンで+12Vの電圧である。液晶制御プレーン
38は、LCDコントローラ17、VRAM18を含
む。HDDプレーン39は、HDD13を含みむ。ま
た、デジタイザプレーン40は、デジタイザコントロー
ル部14、デジタイザ16、入力ペン15を含み、光通
信プレーン42は通信コントローラ24、光ドライバ・
レシーバ24,26、LED・PD27,28を含み、
電圧は+5Vである。液晶駆動プレーン42は、LCD
を実際に駆動するための分割電圧を作るための電源プレ
ーンで、−24である。
【0083】これらの各プレーン電圧ON/OFFは、
CPU10によってあるI/Oアドレス上にマップされ
ており、CPU10はそのI/Oアドレスを介して電源
プレーン用I/O30にON(H)又はOFF(L)の
データを書き込む。これによって、プレーンSW31は
それに応じてON/OFFする。プレーンSW31は、
電磁リレーやリードスイッチのようなメーカー電気素子
でも、FETを用いた半導体SWでも良い。
【0084】次に、図25に子機の電気ブロック図を示
す。
【0085】CPU50(子機全体の制御及び本体との
通信制御を行う)、周辺チップ51、メモリ52で全体
の電気制御を行なっている。子機には本体には入れなか
った記憶デバイスであるFDD(フロッピーディスクド
ライブ),キーボード,セントロI/F,ネットワーク
I/Fを含んでいる。
【0086】フロッピーコントローラ53は、3.5イ
ンチフロッピードライブユニット54を制御する。キー
ボードコントローラ55は、キーボード57のコントロ
ーラで、どのキーが押されたかをCPU50へ知らせ
る。さらには、FDD、キーボードのデータは通信コン
トローラ60を介して本体へも送られる。また、本体か
ら適当な指示があった場合には、そのデータをFDDに
転送(書き込み)を行うことも可能になっている。セン
トロドライバ58は、CPU50からのデータにプリン
タなどに出力するためのI/F、通信コントローラ6
0、光ドライバレシーバ61,62、LED PD6
3,64は本体のものと同様である。ここでLED6
3、64は図9等の窓903a〜903eに対応するこ
とになる。
【0087】ネットワークI/F65では、ネットワー
クに接続するときに適切な電圧インピーダンス変換する
もので、本実施例では本体Bチャネルの信号を直接ネッ
トワークへ送っている。
【0088】DC−DCコンバータ67は子機の電源で
あり、ACアダプタジャック70から給電を受ける。接
続検知手段68は、上記第1、第2の実施例と同様のも
ので、接続が検知されるとスイッチ71が閉じ、子機か
ら本体へ電力を電極69を介して供給する。
【0089】図26に、本体の光通信プレーンのON/
OFFに関するフローチャートを示す。まず、本体を子
機に接続したとき、図23に示した回路図のように接続
検知手段29からCPU10に割り込み信号が発生し、
CPU10は割り込み処理(INTルーチン)を行う。
【0090】先ず、INTルーチンに入ると、ステップ
S200で再度で接続検知SWを確認をする。接続が確
認されれば、ステップS201に進んで、光通信プレー
ンをONする。すなわち、電源プレーンI/O30のビ
ット4をHighにして、SW31の対応するスイッチ
をONする。次いで、ステップS202で電源が安定す
るまでNmsec待つ。そして、ステップS203で通
信コントローラ24の初期化を行ない、ステップS20
4で通信フラグ(メモリ部12の所定アドレスに確保さ
れている)をONする。そして、割り込みルーチンは終
了する。
【0091】通信は通信フラグがONしている時のみ一
定時間毎に割り込みがかかり、ポーリング又は必要事象
に応じて呼ばれるセレクティングが行なわれる。本処理
を図27のフローチャートに従って説明する。
【0092】まず、ステップS205で接続検知SWを
確認して、確認されるとステップS206で通信ルーチ
ンへ入る。確認されないときは分離されているものと判
断して、ステップS207で通信に必要なパラメータな
どをバックアップしておき、ステップS208で光通信
プレーンをOFFし、ステップS208で通信フラグを
OFFして終了する。以降、合着による割り込みルーチ
ンで、通信フラグがONされない限り、本通信ルーチン
へは入らない。
【0093】電源ON時には、図示していないが、電源
イニシャライズ中に接続検知SWの確認を行ない、接続
しているときは光通信プレーンON、通信コントローラ
イニシャライズ及び通信フラグONを行なう。
【0094】次に、上記構成において、本情報機器の各
種使用形態について説明する。
【0095】まず、本体単体での使用形態を説明する。
本体単体は、4方向(或は2方向)のいずれかの方向か
らでも使用できるものである。
【0096】ところで、本使用形態に限らず、ペン70
5による入力を行う場合には、ペン705のコード70
9が入力の妨げにならないように、このコード709は
操作者が右利きのときは右手の右側に、左利きのときは
左手の左側に位置するのが望ましい。本実施例において
は、必要に応じ、本体側面部とホルダ706との間に巻
き付けられたコード709を引出し、本体底面の四隅近
傍に設けてある溝部904a〜dのいずれかに引っか
け、該位置よりコード709を入力面側にもってくるこ
とで、コード709を入力の妨げにならないように配置
することができる。
【0097】次に、本体と子機との接続時の使用形態を
説明する。尚、本実施例においても、第4の実施例で説
明したゴム足が子機に設けられているものとする。
【0098】縦長での使用あるいは横長での使用のいず
れの場合でも、子機を本体の下側奥に位置することで、
ゴム足1212により手前側が低く奥側が高くなるよう
に入力面が傾斜を有し、LCD801の表示面が見易
く、またペン705による入力が容易となるものであ
る。また、縦長,横長いずれの場合でも、子機の奥側の
側面を底面とし、全体を立てた状態で使用できるもので
ある。この状態は、先に示した図15、図22の如くで
ある。
【0099】この場合も、子機の本体の下側奥の場合と
LCD801の画面が逆さまに表示されることを防ぐた
め、スタンド1224の回動を検出するスイッチの状態
に応じて、上下逆にする。尚、子機及び本体が立てた状
態にあることが検出されれば良いわけであるから、これ
以外の手段でもって状態を検出するようにしても良い。
もちろん、本状態においてもペン15による入力が可能
であることは言うまでもない。
【0100】<電力インタフェース回路の説明(図1)
>図1は電極接点部35(図23参照)の概略構成を示
す図であり、同図を用いて子機からの電力供給の動作を
説明する。尚、説明を簡単にするため、ここでは本体の
背面は、図20に示すようになっている、つまり、子機
に対して本体の合着方向が2方向の場合を説明する。4
方向の場合には、以下にの説明から当業者であれば容易
に推察されよう。
【0101】図示において、88は本体底面の凹部90
1内に設けられた電極接点ユニットであり、本体が子機
に対して縦長方向に接続されるときに本体側に電力の供
給を行なう。同様に、89は本体底面の凹部902内に
設けられ、本体と子機が横長方向に接続されるときに本
体側に電力の供給を行なう電極接点ユニットである。
【0102】各電極接点ユニットの構成を説明すると、
80は凹部901内に設けられた電極接点である。81
は凹部902内に設けられた電極接点である。本体と子
機が接続されたときに、電極接点80、或は81を通じ
て子機から本体側に動作電力の供給が行なわれる。84
は電極接点80からの電流のON/OFFを行なうFE
Tスイッチである。85は電極接点81からの電流のO
N/OFFを行なうFETスイッチである。82は電極
接点切替信号であり、周辺チップセット11の出力によ
りFETスイッチ84,85のON/OFFを切り替え
る。82,83は本体と子機が接続されたことを検知す
る接続検出スイッチであり、出力はOR接続されてい
る。
【0103】86は微分回路であり、接続検出スイッチ
82,83の出力が変化したときにパルスの発生を行な
う。87は波形整形回路であり、微分回路86の出力を
TTLレベルの波形に整形する。波形整形回路87の出
力は周辺チップセット11のインタラプトに接続されて
おり、子機と接続されたとき、或は分離したときに割り
込み信号を発生するように構成される。また、周辺チッ
プセット11は接続検出スイッチ82,83の出力を直
接読み込んで、現在、接続されているか否かを知ること
ができる。
【0104】32はDC−DCコンバータであり、子機
より電極接点50,51を通じて供給される電流か、本
体内蔵の電池33、またはACアダプタ34により動作
電圧の出力を行なう。
【0105】<表示方向変更処理の説明>次に、表示方
向の変更に伴う処理動作を図23(a),(b)を用い
て説明する。尚、本実施例では、本体を子機に接続した
場合の、その方向は操作者が指定する例を説明するが、
上記第1、第2の実施例の如く、自動的に検出するよう
にしても良い。
【0106】本体と子機の接続(或は再接続)が検出さ
れると、本体側のCPU10は図29に示すフローチャ
ートに従って処理を行う。
【0107】先ず、ステップS400で、LCD801
に図30に示すような4つの矢印ボタンを表示し、ステ
ップS401で矢印ボタンのいずれかに入力ペン705
によるタッチを検出するまで待つ。
【0108】入力ペン705による入力を検出すると、
ステップS402で指示されたのがボタン75であるか
どうかを判断する。ボタン75である場合には、ステッ
プS403に進んで、メモリ部12内の所定アドレス位
置に確保された方向指示バイトに“00”をセットす
る。
【0109】一方、ボタン75ではなく、ボタン76が
入力ペン705で指示されたと判断した場合には、ステ
ップS404からステップS405に進んで、方向指示
バイトに“01”をセットする。また、ボタン77が指
示されたと判断した場合には、ステップS406からス
テップS407に進んで方向指示バイトに“10”をセ
ットする。そしてそれ以外、つまり、ボタン78が指示
されたと判断した場合にはステップS408に進み、方
向指示バイトに“11”をセットする。
【0110】以上の結果、方向指示バイトの内容を調べ
ることで、本体の子機に対する合着方向を確認すること
が可能になる。
【0111】さらに、以下では上述した方向指示バイト
の内容を参照して、画面表示を行なう処理について説明
する。
【0112】まず、表示するデータは、VRAM18上
にビットマップデータとして記憶されている。CPU1
0は画面切り換えの度(或は方向指示バイトの内容が変
更されるたび)に、以下の変換式によってVRAM18
のデータを書き換える。ただし、方向指示バイトに「0
0」の場合には、変換は行なわない。
【0113】ここで、a,bは画面サイズを表し、bi
t(x,y)はVRAM18のアドレスを示す。VRA
M18はバイト単位のデータが連続しており、XはVR
AM18の絶対的な横方向、Yは縦方向のドット位置
(ビット位置)を示す。
【0114】従って、bit(x,y)で示されるドッ
ト(ビット)位置は、VRAM18の({a/8}y+
int{x/8})バイト目の(x−int{x/8}
* 8)ビットを示す。また、int{a/b}は、演算
a/bの値の整数部を指すものとする。
【0115】すると、方向指示バイトが「10」の場合
には、 bit(x,y)=old bit(int{(a/b)y},int{b/a(a-x)}) 方向指示バイトが「01」の場合には、 bit(x,y)=old bit(int{a-x},int{b-y}) 方向指示バイトが「11」の場合には、 bit(x,y)=old bit(int{a/b(b-y)},int{(b/a)x}) の様に変換される。以上、変換されたVRAM18のデ
ータをLCDコントローラ17が表示することにより、
画面の表示方向が変更される。
【0116】<切り替え処理の説明>次に、接続検出ス
イッチによる割込信号が発生したときの本体の処理動作
を図31に示すフローチャートに従って説明する。
【0117】本実施例においては、割り込み信号発生時
にLCD画面の表示方向を検出し、表示方向に合わせて
適当な電極接点のみをアクティブにする、という動作を
行なう。
【0118】尚、説明を簡単にするため、ここでは上記
方向指示バイトの内容は“00”と“01”の2通りで
ある例を説明するが、“10”や“11”の場合にも全
く同様の思想で実現できることは容易に推察されよう。
【0119】先ず、ステップS250において、方向指
示バイトの内容を読み込み、次のステップS251にお
いて、それが“00”であるかどうかを判断する。“0
0”である場合、本体は横方向に子機に接続されている
わけであるから、ステップS252に進んで、凹部90
2(図20参照)内のFETスイッチ84をONする。
次いで、ステップS253で縦方向に合着する場合に使
用する凹部901内のFETスイッチ85をOFFす
る。
【0120】一方、方向指示バイトの内容が“01”、
つまり、子機への接続が縦方向である場合には、ステッ
プS254に分岐して、凹部901内のFETスイッチ
85をONする。次いで、ステップS255で縦方向に
合着する場合に使用する凹部902内のFETスイッチ
84をOFFする。
【0121】尚、上記例は、方向指示バイトの内容が
“00”と“01”の場合を説明したが、本体底面が図
9に示すごとく、4方向に接続可能な場合には、方向指
示バイトの内容は“00、01、10、11”の4通り
になる。且つ、電極制御用のFETスイッチを4つ設け
れば済むので、ここでの説明は省略する。
【0122】以上説明したように本第5の実施例によれ
ば、本体と子機の接続時に画面の表示方向を検出するこ
とにより、ユーザに何ら特別な設定をさせることなく、
アクティブ状態の電極接点を切り替えることが可能とな
る。これにより、空いている電極接点に入射するノイズ
等が原因の装置の誤動作を低減することができる。ま
た、空いている電極接点に手、指等が差し込まれたり、
異物が混入した場合にも、感電やショートによる異常発
熱などを避けることができ、装置の安全性を高めること
ができる。さらに、未使用電極に対するシャッター,フ
タ等の複雑な機構部品が不要となるので、装置の小型,
軽量化を図ることが可能となる。
【0123】尚、上記第5の実施例では、操作者によっ
て接続方向の指示を受けて使用する電極の駆動及び未使
用の電極の非駆動を行ったが、先に説明した第1、第2
の実施例の如く、合着方向を自動的に検出して処理を行
っても良い。
【0124】本実施例においては制御素子としてFET
スイッチを用いたが電磁リレーやリードSW等のメカー
電気素子を用いてもよい。更に、各接続検出スイッチの
状態をそれぞれ読み込む構成としてもよい。
【0125】更にまた、本第5の実施例では電力供給の
電極について説明したが、装置本体と子機とのデータの
やりとりを光通信ではなく、電気的に接続されたインタ
ーフェースを介して行う場合に適応させても良い。すな
わち、電気的なインターフェースは、この場合、装置本
体(或は子機)に接続方向の個数分有し、使用中のイン
ターフェースのみを駆動し、他のインターフェースを非
駆動状態にするわけである。
【0126】[第6の実施例の説明]本第6の実施例に
おいては、本体と子機の接続された方向を検知して、通
信回路を切り替える構成について説明を行なう。
【0127】本実施例の情報処理装置の構成は前述の実
施例における構成と同様であり、説明を行なわない。
【0128】<接続方向検出機構の説明>図32
(A)、(B)は本体、図32(C)は子機の接点部の
構成を示す図であり、同図を用いて本体と子機の接続方
向を検出する機構を説明する。
【0129】まず、図32(A)は本体底面の凹部90
2内の機構である。150a,bは電極接点である。1
52は接続検出スイッチである。160は方向検出ピン
である。図32(B)は本体底面の凹部901内の機構
である。151a,bは電極接点である。153は接続
検出スイッチである。図32(C)は子機のフック部1
203の構成を示す図である。図中、119a,bは、
本体の電極接点50a,bまたは51a,bと接続さ
れ、本体に動作電力を供給する電極接点である。161
は方向検出スイッチであり、縦長方向に接続されたとき
方向検出ピン160により押し込まれることにより方向
の検出を行なう。方向検出スイッチ161の出力は周辺
チップ51に接続されており、CPU50によって状態
を読み込むことができる。
【0130】<光通信インタフェースの説明>図33は
図12に示した子機の光通信素子の配置を更に詳しく示
す図である。図中、1205a,c,e,gは赤外信号
を発生するLED窓であり、1205b,d,fは赤外
信号を受信して電気信号に変換するフォトディテクタ窓
(以下、PDと略す)である。本体と子機が縦長方向に
接続されているときには、1205a,b,c,dが、
また横長方向に接続されているときには、1205g,
f,e,dが、それぞれ本体の光通信素子514a,
b,c,dと対向して通信を行なう。
【0131】図34は子機の光通信部の概略構成を示す
ブロック図であり、同図を用いて光通信部の切替動作を
説明する。
【0132】60は周辺チップであり、光通信素子を切
り替えるセレクト信号の出力を行なう。162〜164
はそれぞれPD1205b,f,dの信号を増幅すると
ともに特定周波数をフィルタリングするプリアンプであ
る。171はプリアンプに電力を供給する電源である。
電源171はセレクト信号により制御されており、セレ
クトされているプリアンプにのみ電力が供給される。1
70はプリアンプ162〜164からの信号をセレクト
信号によって切り替えるマルチプレクサである。165
は通信コントローラ60、及びネットワークI/F65
から入力した信号を切り替えて出力するセレクタであ
る。166〜169はそれぞれLED1205c,e,
a,gを駆動するドライバ回路である。ドライバ回路1
66〜169で、セレクトされていないものは、LED
が消灯状態となるように保持される。
【0133】図35はセレクト信号によって選択される
光通信素子を表す図である。まず、セレクト信号が0の
場合、チャンネルAの出力LEDに1205cが、入力
PDに10205d、チャンネルBの出力LEDに12
05a、入力PDに1205bが選択される。
【0134】また、セレクト信号が1の場合、チャンネ
ルAの出力LEDに1205e、入力PDに1205
d、チャンネルBの出力LEDに1205g、入力PD
に1205fが選択される。よってセレクト信号が0の
場合は縦長方向接続時に対向する素子が、セレクト信号
が1の場合は横長方向接続時に対向する素子のみが駆動
されることになる。
【0135】<切り替え処理の説明(図22)>次に、
図36に示すフローチャートを用いて子機における光通
信素子の切り替え動作の説明を行なう。本実施例におい
ては、接続検出スイッチによる割り込み処理時に、接続
方向を検出して、動作させる光通信素子列を切り替え
る、という動作を行なう。
【0136】まず、ステップS301では接続方向検出
スイッチ161の状態を読み込む。続くステップS30
2では接続方向を判定し、縦長方向であればステップS
303へ、横長方向であればステップS305へ進む。
ステップS303ではセレクタ信号0を出力し、処理を
終了する。一方のステップS305ではセレクタ信号1
を出力し、処理を終了する。
【0137】以上の処理により、接続方向に関わらず常
に本体の光通信素子と対向している光通信素子のみを動
作状態と切り替えることができる。
【0138】以上、説明したように本第6の実施例によ
れば、接続方向を検出して動作状態となる通信素子を切
り替えることにより、不要な回路に供給していた電力を
低減可能となるので、装置の省電力化に大きな効果があ
る。
【0139】以上の如く、本発明は複数の機器から構成
されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0140】
【発明の効果】以上、述べてきたように、本発明によれ
ば装置の使用方向に応じて入力部及び出力部の座標系を
変換するので、アプリケーション・プログラムなどの処
理においては装置の使用方向にかかわず、常に同じ座標
系を用いて処理を行えるようになる。従って、使用者は
装置をどの方向にて使用するときも共通の操作で処理を
進めることができ、且つ、アプリケーション・プログラ
ム作成者にとっても異なった座標系における動作を考慮
しなくてもよいという効果がある。
【0141】また、他の発明によれば、ユーザに何ら特
別な設定をさせることなしに接続コネクタの駆動を切り
替えることが可能となるので、ノイズ等による誤動作の
少なく、消費電力を低減した、使い勝手の良い情報処理
装置を提供することができる。
【0142】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における装置のブロック構成図で
ある。
【図2】図1における検知部103の回路例である。
【図3】第1の実施例における装置外観図である。
【図4】第1の実施例における表示画面と表示用データ
記憶部の記憶内容との相関図である。
【図5】第1の実施例における第1、第2の変換手段に
よる変換例を示した図である。
【図6】第1の実施例における座標検出及び出力処理の
手順を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施例における装置本体の外観図であ
る。
【図8】図7におけるA−A断面図である。
【図9】第2の実施例の装置本体の底面図である。
【図10】図9におけるB−B断面図である。
【図11】図9におけるC−C断面図である。
【図12】第2の実施例における子機の外観斜視図であ
る。
【図13】図12におけるD−D断面図である。
【図14】第2の実施例における装置本体の子機への合
着工程を示す図である。
【図15】第2の実施例における装置本体の子機への合
着が完了した状態を示す斜視図である。
【図16】第2の実施例における検知回路の回路図であ
る。
【図17】第2の実施例における論理表示空間と物理的
表示空間の関係を示す図である。
【図18】第2の実施例における装置本体と子機の合着
方向に基づく表示像の向きを示す図である。
【図19】第2の実施例における装置本体の座標検出及
び出力処理の手順を示すフローチャートである。
【図20】第3の実施例における装置本体の底面図であ
る。
【図21】第4の実施例における図12のE−E断面図
である。
【図22】第4の実施例における子機に本体を合着さ
せ、それを立たせた状態を示す図である。
【図23】第5の実施例における装置本体の構成図であ
る。
【図24】図23における電源コントロール部位の詳細
ブロック構成図である。
【図25】第5の実施例における子機のブロック構成図
である。
【図26】第5の実施例における光通信プレーンのオン
・オフ制御手順を示すフローチャートである。
【図27】第5の実施例における通信処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図28】第5の実施例における電力インターフェース
回路のブロック構成図である。
【図29】第5の実施例における装置本体の操作方向変
更に係る処理手順を示すフローチャートである。
【図30】第5の実施例における操作方向変更指示の表
示画面の一例を示す図である。
【図31】第5の実施例における装置本体と子機の合着
時の複数電極接点の駆動/非駆動設定に係る処理手順を
示すフローチャートである。
【図32】第6の実施例における装置本体の合着方向を
検出するための装置本体及び子機の電極接点パターンを
示す図である。
【図33】第6の実施例における子機の光通信部をLE
D及びフォトダイオードの配列を示す図である。
【図34】第6の実施例における子機の光通信部の複数
のLED及びフォトダイオードの駆動/非駆動の制御に
係るブロック構成図である。
【図35】図34におけるセレクト信号による選択内容
を示す図である。
【図36】図34におけるセレクト信号の論理状態を決
定するためのフローチャートである。
【符号の説明】
101 入力部 101a 専用入力ペン 102 出力部 103 検知部 104 表示制御部 105 表示用データ記憶部 106 制御部 107 変換部A 108 変換部B 109 処理部 110 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 範之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 砂川 伸一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−102624(JP,A) 特開 平6−195150(JP,A) 特開 平5−313786(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/033 350 G06F 1/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置と一体であって、前記表示装置
    の表示画面上に配設された座標入力盤上の入力座標位置
    を検出する座標入力装置を有し、所定の処理を行う情報
    処理装置において、 座標を入力する方向を検出する検出手段と、 入力された座標データを、前記検出手段で検出された方
    向に対応する座標系に変換する第1の変換手段と、 該第1の変換手段によって変換された座標データを上位
    処理部に転送する転送手段と、 前記上位処理部から出力された座標データを受信する受
    信手段と、 前記受信手段で受信した座標データを前記表示装置の表
    示画面の座標系に変換する第2の変換手段と、 該第2の変換手段で変換された座標データに従い、前記
    上位処理部により指示された、前記表示装置に対する
    理を行う処理手段とを備えることを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、電源を供給するための
    プラグが差し込まれた位置によって座標を入力する方向
    を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、当該装置本体の機能拡
    張し、装置本体と合体する機能拡張装置との接続状態に
    よって検出することを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】 表示装置と一体であって、前記表示装置
    の表示画面上に配設された座標入力盤上の入力座標位置
    を検出する座標入力装置を有し、所定の処理を行う情報
    処理装置の制御方法において、 座標を入力する方向を検出する検出工程と、 入力された座標データを、検出された方向に対応する座
    標系に変換する第1の変換工程と、 変換された座標データを上位処理部に転送する転送工程
    と、 前記上位処理部から出力された座標データを受信する受
    信工程と、 前記受信工程で受信した座標データを前記表示装置の表
    示画面の座標系に変換する第2の変換工程と、 前記上位処理部から指示された内容に従い、前記第2の
    変換工程で変換された座標データに基づき、前記表示装
    置に対する処理を行う工程とを備えることを特徴とする
    情報処理装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記検出工程は、電源を供給するための
    プラグが差し込まれた位置によって座標を入力する方向
    を検出することを特徴とする請求項4に記載の情報処理
    装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記検出工程は、当該装置本体の機能拡
    張し、装置本体と合体する機能拡張装置との接続状態に
    よって検出することを特徴とする請求項4に記載の情報
    処理装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 情報処理する装置本体と、当該装置本体
    の機能拡張し、装置本体と合体する機能拡張装置とから
    構成される情報処理装置であって、 前記装置本体は、前記機能拡張装置に対して多方向に合
    体し、電気的接続を果す複数の電極を有し、 当該電極の1つで接続がなされた場合、他の電極を電気
    的に非駆動状態とする手段とを備えることを特徴とする
    情報処理装置。
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