JP3304240B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3304240B2
JP3304240B2 JP21786295A JP21786295A JP3304240B2 JP 3304240 B2 JP3304240 B2 JP 3304240B2 JP 21786295 A JP21786295 A JP 21786295A JP 21786295 A JP21786295 A JP 21786295A JP 3304240 B2 JP3304240 B2 JP 3304240B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白黒中間調成分を
含む写真等の中間調画像を2値化して疑似中間調表現す
る機能を備えた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中間調画像を2値化して疑似中間
調の画像を作成する場合の手段としては、閾値のマトリ
クス(ディザマトリクス)テーブルに従って画像を2値
化していく各種ディザ法が広く用いられている。しかし
ながら、これら従来の方式は、階調再現性を良くするた
めにはマトリクステーブルを大きくする必要があり、高
分解能を得るためにはマトリクステーブルを小さくしな
ければならないという矛盾があるため、階調再現性と高
分解能の両立が困難であった。
【0003】また、これとは別に前記階調再現性と高分
解能が両立する方法として、誤差拡散法があり、各種従
来法の中では、比較的良い評価が与えられている。
【0004】以下、この誤差拡散法について、図11〜
図14を参照して説明する。図11は前記誤差拡散法を
実現する画像処理装置100のブロック図であり、図1
2は誤差拡散法の処理を示すフローチャートであり、図
13は誤差拡散法における誤差の分配方法を説明する図
である。
【0005】図11において、誤差拡散処理を行なう画
像処理装置100の中央処理装置(CPU)101に
は、入力画像を格納する入力画像メモリ102と、各種
データを記憶する随時読み書き可能メモリ(RAM)1
03と、前記誤差拡散処理を実行するプログラムを記憶
させた読み出し専用メモリ(ROM)104と、その処
理後の出力画像を格納する出力画像メモリ105とが、
バスを介して相互に接続されている。
【0006】そして、ROM104には、後述する2値
化処理のための2値化閾値Tを記憶させた閾値記憶領域
104aと、誤差拡散処理に際して採用する重み付け係
数マトリクスを記憶させたマトリクス記憶領域104b
とが備えられている。
【0007】図12のフローチャートにおいて、画像処
理の開始(スタート)により、まず、注目画素(例えば
図13の★印の箇所)の入力濃度Iを入力画像メモリ1
02から読み出す(V1)。なお、Vはステップの意味
する(以下同じ)。次に、RAM103から、注目画素
に配分された重み付け誤差和Eを読み出し、この重み付
け誤差和Eを画像メモリ102から読み出された注目画
素の入力濃度Iに加算して、補正濃度I’を求める(V
2)。
【0008】そして、ROM104の閾値記憶領域10
4aから読出した2値化閾値Tと補正濃度I’とを比較
して(V3)、注目画素の出力信号Oを決定する。2値
化閾値Tとしては、一般には、入力データの値の範囲の
中間値、例えば、入力データが0〜255の場合、デー
タ値128が用いられることが多い。I’≧Tの場合
(V3:yes )、出力信号Oは記録出力を示す255と
なり(V4)、I’<Tの場合(V3:no)、出力信号
Oは非記録出力を示すデータ値0となる(V5)。
【0009】以上により決定された注目画素の出力信号
Oを出力画像メモリ105に書き込む(V6)。ここで
発生した、注目画素の2値化誤差eを、e=I' −Oの
数式に従って計算する(V7)。
【0010】ROM104のマトリクス記憶領域104
bから重み付け係数マトリクスを読み出す(V8)。一
般には、重み付け係数マトリクスとして、数式2に示す
マトリクスα1 が用いられる。
【0011】
【数2】
【0012】次いで、図13に示すように、上記V7で
求められた2値化誤差eを、前記重み付け係数マトリク
スに従って、周辺画素に分配する(V9)。つまり、注
目画素(図13の★印の箇所)とその周辺画素との位置
関係に従って、マトリクス記憶領域104bから読み出
された係数マトリクスの対応する係数値を、注目画素の
2値化誤差eに乗算し、図13に示されるように、各周
辺画素に分配する。この配分された2値化誤差eをRA
M103内の2値化誤差記憶用のバッファに既に記憶さ
れた値に加算(集積)して、各周辺画素の重み付け誤差
和Eを格納する(V10)。
【0013】そして、前記周辺画素の処理が終了したか
否が判断され(V11)、終了していなければ(V1
1:no)、V9に戻って各周辺画素毎に上記処理を繰り
返し行う。周辺画素の処理が終了すれば(V11:yes
)、つぎの注目画素について、上記の処理を繰り返す
(V12)。以上により、疑似中間調の画像データが作
成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来の誤差拡散法では、非常に濃度の低い領域に
おいて、出力画像に、その処理方向または注目画素の移
動方向(主走査方向)に縞状の紋様が発生するという問
題点が発生していた。
【0015】この現象について、従来の誤差拡散法を用
いて2値化を行った画像の出力信号を示す図14を用い
て説明する。図14においては、出力信号が0である画
素を白、出力信号のデータ値が255である画素を黒で
表す。例えば、インクを吐出させて紙等の記録媒体に付
着させることにより画像を再生するインクジェットプリ
ンタにおいて、前記出力信号のデータ値が255である
画素についてはインクを吐出させる一方、出力信号が0
である画素についてはインクを吐出させないようにした
場合には、図14のような出力画像が得られる。
【0016】対応する入力画像はモノクロ画像であり、
その入力濃度の値域は出力信号のデータ値が0〜255
であり、図14に示す出力画像のうちの周辺部110の
箇所に対応する入力画像の周辺部(110a)の入力濃
度は128、出力画像のうち、前記周辺部110で囲ま
れた矩形部111に対応する入力画像の矩形部(111
a)の入力濃度は5であって濃度が低いものであるとす
る。
【0017】図14では、入力濃度5の領域、即ち出力
画像のうちの矩形部111において、記録画素が主走査
方向(画像処理の方向)に沿って近接して発生してお
り、縞状の紋様となっている。また、入力濃度128の
領域から入力濃度5の領域に変化するエッジ部(周辺部
110から矩形部111に移行する部分)の入力濃度5
の領域の側において、記録画素が2値化誤差の拡散方
向、即ち右下方向に偏っている。
【0018】この原因は以下のように考えられる。
【0019】即ち、入力濃度5である低濃度領域(前記
矩形領域111)のうちの先頭のライン(画像処理の主
走査方向に沿う最初のライン)では、前記矩形領域11
1を取り囲む入力濃度128である中濃度領域で発生し
た2値化誤差が配分されるので、補正濃度は入力濃度に
対して大きく変化するが、入力濃度が5であるため、記
録画素は発生しない。記録画素が発生しない場合、入力
濃度5の領域では、2値化誤差を周辺画素に分配する処
理によって、2値化誤差の値の変化の幅が小さくなって
いく。(入力濃度が0または255の場合には2値化誤
差を周辺画素に重み付けして分配する作業は、2値化誤
差の重み付け平均を取る処理と一致する。)このため、
前記矩形領域111内の初めの数ラインでは、補正濃度
がある一定の値に近づきながら少しずつ大きい値となっ
ていく。この値が2値化閾値を超えるまでは、記録画素
は発生しない。
【0020】従って、前記矩形領域111内の先頭部
(図14の矩形領域111のうちの上部側)において
は、記録画素が存在しない部分が発生し、記録画素が2
値化誤差の拡散方向(つまり図14において右下の斜め
方向)に偏って存在している。
【0021】そして、記録画素が発生するラインにおい
ては、どの画素においても、補正濃度値にあまり差がな
く2値化閾値に近い値となっており、記録画素が発生し
易い。このため、このラインの直前の数ラインでは記録
画素が発生していないのにも関わらず、記録画素が発生
するラインでは、記録画素が近接して数多く発生する。
また、記録画素が発生したラインの直後の数ラインで
は、記録画素から配分される2値化誤差の影響により、
記録画素が発生しなくなる。このため、図14の矩形領
域111内の黒点で示すように縞状の紋様となる。
【0022】逆に、非常に濃度の高い領域においては、
非記録画素が主走査方向に近接して発生し、横縞状の紋
様が見られる。
【0023】上記のように、従来の誤差拡散法を用いた
2値化処理においては、低濃度部及び高濃度部におい
て、縞状の紋様が発生するという問題点が発生してい
た。これは、入力濃度が一定値である領域のみではな
く、例えば、各ラインで入力濃度が一定で、低濃度から
高濃度へ入力濃度が連続的に変化しているような領域に
おいても、低濃度部では記録画素が主走査方向に近接し
て発生し、高濃度部では非記録画素が主走査方向に近接
して発生し、縞状の紋様が発生する。
【0024】そして、これらの問題点は、低濃度部及び
高濃度部においては、発生する2値化誤差の値が小さい
ため、2値化誤差が積算されて大きな値となり、補正濃
度が2値化閾値を超えるまで、実際の出力値には反映さ
れないために発生するのである。
【0025】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、低濃度領域及び高濃度領域にお
いて縞状の紋様が発生することがなく、かつ、高濃度領
域から低濃度領域へ変化するエッジ部の低濃度側におけ
る記録画素の偏り、及び低濃度領域から高濃度領域に変
化するエッジ部の高濃度側における非記録画素の偏りを
防ぎ、より好ましい疑似中間調画像を作成できる画像処
理装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の画像処理装置は、中間調画
像の各画素を2値化して、疑似中間調の画像データを作
成する画像処理装置において、画像処理ラインの各ライ
ン毎に、2値化を行う注目画素の移動方向を選択する方
向選択手段と、注目画素に対する周辺画素から分配され
た2値化誤差に基づいて、注目画素の入力濃度を補正し
て補正濃度を求める入力濃度補正手段と、入力濃度補正
手段により求められた補正濃度を2値化閾値と比較し
て、二値の出力信号を決定する出力信号決定手段と、出
力信号決定手段により決定された出力信号と前記補正濃
度とから、注目画素において発生した2値化誤差を演算
する2値化誤差演算手段と、サイズが異なる複数の重み
付け係数マトリクスを記憶するマトリクス記憶手段と、
マトリクス記憶手段にて記憶された複数の重み付け係数
マトリクスから、注目画素の入力濃度に従って重み付け
係数マトリクスを選択するマトリクス選択手段と、マト
リクス選択手段により選択された重み付け係数マトリク
スを用いて、前記2値化誤差演算手段により求められた
2値化誤差を重み付けし、前記方向選択手段により選択
された注目画素の移動方向に従い周辺画素に分配する2
値化誤差分配手段とを備え、前記マトリクス選択手段
は、記憶領域にそれぞれ予め設定記憶された第1マトリ
クス選択用閾値及びそれより大きい閾値である第2マト
リクス選択用閾値に対して前記注目画素の入力濃度をそ
れぞれ比較して、入力濃度が低濃度の画素及び高濃度の
画素においては、サイズの小さ い重み付け係数マトリク
スを選択して使用することを特徴とするものである。
【0027】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像処理装置において、前記方向選択手段は、前記画
像処理ライン毎に、前記移動方向を主走査方向とその逆
方向とに交互に切換えるように構成したものである。
【0028】
【作用】上記構成を有する請求項1の画像処理装置にお
いては、画像処理ラインの各ライン毎に、方向選択手段
により2値化を行う注目画素の移動方向が選択される。
また、周辺画素から分配された2値化誤差に基づいて、
入力濃度補正手段により注目画素の入力濃度を補正して
補正濃度が求められ、出力信号決定手段によりその補正
濃度を2値化閾値と比較して出力信号が決定される。
【0029】そして、その出力信号と補正濃度とから、
2値化誤差演算手段により注目画素において発生した2
値化誤差が演算される。次に、マトリクス選択手段によ
り、注目画素の入力濃度に基づいて、注目画素で発生し
た2値化誤差を分配する際に用いる係数マトリクスが選
択される。注目画素で発生した2値化誤差は、2値化誤
差分配手段により、選択された重み付け係数マトリクス
と注目画素の移動方向に従い、周辺画素に分配される。
【0030】上記の場合に、前記マトリクス選択手段
は、複数の記憶領域にそれぞれ予め設定記憶された第1
マトリクス選択用閾値及びそれより大きい閾値である第
2マトリクス選択用閾値に対して前記注目画素の入力濃
度をそれぞれ比較して、入力濃度が低濃度の画素及び高
濃度の画素かを判別する。その結果、注目画素の入力濃
度が低濃度あるいは高濃度である場合には、中濃度の画
素と比較して、サイズの小さい重み付け係数マトリクス
が選択され、中濃度である場合には、低濃度及び高濃度
の画素の場合と比較して、大きいサイズの重み付け係数
マトリクスが選択されるのである
【0031】また、請求項2の画像処理装置は、方向選
択手段により、画像処理ラインの各ライン毎に、注目画
素の移動方向が主走査方向とその逆方向に切換えられ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0033】図1は、本実施の形態で採用された画像処
理装置の機能ブロック図である。誤差拡散処理を行なう
中央処理装置(CPU)1には、ディジタル電気信号で
入力された原画像情報の一部を記憶する原画像記憶装置
(入力画像メモリ)2と、各計算結果を格納する随時読
み書き可能メモリ(RAM)3と、制御プログラムを記
憶させた読み出し専用メモリ(ROM)4と、注目ライ
ンの2値化処理の方向を選択する処理方向選択手段5
と、マトリクス選択手段6と、誤差拡散処理後の信号を
記憶する出力画像記憶装置(出力画像メモリ)7とがバ
スにて相互に接続されている。
【0034】前記ROM4には、2値化閾値を記憶する
2値化閾値記憶領域4a,配分された周辺画素の2値化
誤差に対する重み付けの係数マトリクスを複数記憶させ
るため、第1マトリクス記憶領域4b,第2マトリクス
記憶領域4c,複数の係数マトリクスを選択させるため
の、第1マトリクス選択用閾値記憶領域4d,第2マト
リクス選択用閾値記憶領域4eを備える。
【0035】原画像データの入力手段から入力された中
間調画像データは、原画像記憶装置(入力画像メモリ)
2に記憶される。原画像データの入力は、1画素毎で
も、1ライン毎でも、また、1画面分送られても構わな
い。従って、原画像データの入力はパソコン等の画像メ
モリ、ファクシミリの受信部、デジタイザ、CCDスキ
ャナ等にて読み取ったもので良い。
【0036】入力画像メモリ2に格納された中間調画像
情報のディジタル信号に対して、CPU1を用いて以下
のようにして誤差拡散処理を行う。
【0037】図2は誤差拡散処理を示すメインフローチ
ャートであり、図3は入力画像における奇数番目の注目
ラインの2値化処理を示すサブルーチンフローチャート
であり、図9は入力画像における偶数番目の注目ライン
の2値化処理を示すサブルーチンフローチャートであ
る。
【0038】また、図4は本実施例における、注目画素
で発生した2値化誤差を分配する手順を示すサブルーチ
ンフローチャートであって、前記注目ラインが奇数・偶
数のいずれにも適用される。
【0039】まず、図2を参照して、画素拡散処理の概
要を述べる。入力画像の2値化にあたっては、各ライン
の2値化処理を行うに先立って、注目すべきラインを抽
出する(S1)。次いで、この抽出された注目ラインが
奇数か偶数かの判別を行う(S2)。従って、このS2
が注目ラインの2値化処理の方向を選択するための処理
方向選択手段5となる。
【0040】次いで、注目ラインが奇数番目のラインで
ある場合には(S2:yes )、2値化処理の方向として
主走査方向を設定して、主走査方向に沿って注目ライン
の2値化処理を行う(S3)。注目ラインが偶数番目の
ラインである場合には(S2:no)、2値化処理の方向
として主走査方向と逆の方向を設定して、その逆主走査
方向に沿って注目ラインの2値化処理を行う(S4)。
【0041】そして、入力画像中の全ラインの2値化処
理が終了したかどうかを判断し(S5)、注目ライン中
にまだ2値化されていないラインが残っている場合には
(S5:no)、S1〜S4を繰り返すのである。
【0042】次に、図3を参照して、注目ラインが、入
力画像の奇数番目のラインである場合の誤差拡散処理に
ついて説明する。最初に、注目画素を示すカウンタiを
0に初期化する(ステップT1)。
【0043】次いで、入力画像メモリ2から、注目ライ
ンのi番目の画素における入力濃度Ii のデータを取り
出す(T2)。そして、注目ラインのi番目の画素に分
配された、注目ラインのi番目の画素の、既に2値化さ
れた周辺画素で発生した2値化誤差の重み付け誤差和E
iを、前記読み込んだ入力濃度Iiに加算し、補正濃度
Ii'を求める(T3)。
【0044】次いで、2値化閾値Tと前記演算結果の補
正濃度Ii'とを比較して、注目ラインのi番目の画素の
出力信号を決定する(T4)。補正濃度Ii'が2値化閾
値Tよりも大きいならば(T4:yes )、出力信号Oi
=255とする(T5)。補正濃度Ii'が2値化閾値T
よりも小さいならば(T4:no)、出力信号Oi =0と
する(T6)。上記T5及びT6で決定された出力信号
Oi を、出力画像メモリ7に格納する(T7)。
【0045】次いで、出力信号Oi と補正濃度Ii'とを
用いて、
【0046】
【数1】
【0047】に従って、2値化誤差eiを計算し、周辺
画素に分配する(T8)。
【0048】i番目の画素に対する処理が終了したら、
カウンタiをインクリメントする(T9)。そして、カ
ウンタiの値が1ラインの画素数width以上の値に
なったかどうかを判断する(T10)。iの値がwid
thよりも小さい値である場合には(T10:no)、注
目ラインにまだ2値化されていない画素が残っているの
で、注目ラインの次画素の処理に移るべく、T2に戻っ
て処理を実行する。iの値がwidth以上の値であれ
ば(T10:yes )、注目ラインにおける画素は全て2
値化されたので、奇数番目の注目ラインの2値化処理を
終了する。
【0049】前記T8における処理は、図4の2値化処
理分配処理のサブルーチンフローチャートに従うので、
このフローチャートを用いて、2値化誤差ei を計算し
周辺画素に分配する手順について説明する。
【0050】まず、T5またはT6で決定された注目濃
度の出力値Oi と、T3で求められた注目画素の補正濃
度Ii'を用いて、前記式1と同様の式
【0051】
【数1】
【0052】に従って注目画素で発生した2値化誤差e
i を求める(W1)。
【0053】次に、入力濃度Iiに従って、2値化誤差
ei を分配する際に用いる重み付け係数マトリクスを選
択する。
【0054】まず、第1マトリクス選択用閾値記憶領域
4dより読出した第1マトリクス選択用閾値Tmat1と注
目画素の入力濃度Ii とを比較する(W2)。
【0055】Ii >Tmat1の場合には(W2:no)、第
2マトリクス選択用閾値記憶領域4eより読出した第2
マトリクス選択用閾値Tmat2と注目画素の入力濃度Ii
とを比較する(W3)。なお、Tmat2>Tmat1であると
仮定する。
【0056】W2及びW3の両比較ステップでの判別の
結果、Tmat1<Ii ≦Tmat2の場合には(W2:no、且
つW3:yes )、入力濃度が中濃度であると判断し、サ
イズの大きい係数マトリクスを用いる。
【0057】そして、注目画素の存在するラインが入力
画像の奇数ライン目であるかどうか判断する(W4)。
なお、図3のサブルーチンフローチャートでは、注目し
たラインは奇数であるから、それに従って以下の判断・
処理を行うことになる。
【0058】即ち、注目ラインが奇数ライン目である場
合には(W4:yes )、奇数ライン用のサイズの大きい
方の係数マトリクスα2をROM4における第2マトリ
クス記憶領域4cから読み出す(W7)。注目ラインが
偶数ライン目である場合には、偶数ライン用のサイズの
大きい方の係数マトリクスβ2を第2マトリクス記憶領
域4cから読み出す(W6)。なお、前記第2マトリク
ス記憶領域4cでは、式4及び式5に示すマトリクスが
記憶されている。
【0059】他方、Ii ≦Tmat1であった場合(W2:
yes )、入力濃度が低濃度であると判断し、Tmat2<I
i であった場合(W3:no)、入力濃度が高濃度である
と判断し、これらのいずれの場合にも、第1マトリクス
記憶領域4bに格納してあるサイズの小さい係数マトリ
クスを用いることとする。
【0060】したがって、注目画素の存在するラインが
入力画像の奇数ライン目であるかどうか判断し(W
5)、注目ラインが奇数ライン目である場合には(W
5:yes )、奇数ライン用のサイズの小さい係数マトリ
クスα1を第1マトリクス記憶領域4bから読み出す
(W8)。また、注目ラインが偶数ライン目である場合
には(W5:no)、偶数ライン用のサイズの小さい係数
マトリクスβ1を第1マトリクス記憶領域4bから読み
出す(W9)。
【0061】ここで、実施例として、奇数ライン用のサ
イズの小さい係数マトリクスα1は、
【0062】
【数2】
【0063】偶数ライン用のサイズの小さい係数マトリ
クスβ1は、
【0064】
【数3】
【0065】奇数ライン用のサイズの大きい方の係数マ
トリクスα2は、
【0066】
【数4】
【0067】偶数ライン用のサイズの大きい方の係数マ
トリクスβ2は、
【0068】
【数5】
【0069】を適用する例として各々示す。
【0070】以上のようにして決定した係数マトリクス
に従って、注目画素で発生した2値化誤差ei を重み付
けし、周辺画素に分配する(W10)。2値化誤差ei
の分配に当たっては、注目画素と周辺画素との位置関係
から対応する係数値を、注目画素の2値化誤差ei に乗
算し、図5〜図8に示されるように、RAM3上の各周
辺画素に対応する2値化誤差記憶用のバッファに加算し
積算していく。小さいサイズの係数マトリクスα1を用
いた場合の分配方法は図5に示され、小さいサイズの係
数マトリクスβ1を用いた場合の分配方法は図6に示さ
れている。また、大きいサイズの係数マトリクスα2を
用いた場合の分配方法は図7に示され、同様に大きいサ
イズの係数マトリクスβ2を用いた場合の分配方法は図
8に示されている。
【0071】次に、図9を参照して、注目ラインが、入
力画像の偶数番目のラインである場合の誤差拡散処理を
述べる。最初に、注目画素を示すカウンタiを(wid
th−1)に初期化する(ステップU1)。
【0072】次に、画像メモリ2から、注目ラインのi
番目の画素の入力濃度Ii を取り出す(U2)。そし
て、注目ラインのi番目の画素に分配された、注目ライ
ンのi番目の画素の、既に2値化された周辺画素で発生
した2値化誤差の重み付け誤差和Eiを、Ii に加算
し、補正濃度Ii'を求める(U3)。
【0073】ここで、2値化閾値Tと補正濃度Ii'を比
較して、注目ラインのi番目の画素の出力信号を決定す
る(U4)。Ii'が2値化閾値Tよりも大きいならば、
出力信号Oi =255とし(U5)、Ii'が2値化閾値
Tよりも小さいならば、出力信号Oi =0とする(U
6)。上記U5及びU6で決定された出力信号Oi を、
画像メモリ7に格納する(U7)。
【0074】出力信号Oi と補正濃度Ii'とを用いて2
値化誤差を計算し、周辺画素に分配する(U8)。2値
化誤差を計算し周辺画素に分配する手順は、奇数ライン
の場合の処理と同様であり、図4に示すサブルーチンフ
ローチャートに従えば良いので、説明は省略する。
【0075】そして、i番目の画素に対する処理が終了
したら、カウンタiをデクリメントする(U9)。次い
で、カウンタiの値が0未満の値になったかどうかを判
断する(U10)。iの値が0以上の値である場合には
(U10:no)、注目ラインにまだ2値化されていない
画素が残っているので、注目ラインの次画素の処理に移
るべく、U2に戻って処理を続行する。iの値が0未満
の値であれば(U10:yes )、注目ラインの画素は全
て2値化されたので、注目ラインの2値化処理を終了す
るのである。
【0076】ここで、従来方式による図14 の例と同じ
入力画像に対して、本実施形態の誤差拡散法を用いて2
値化処理を行った場合の処理結果の2値化画像(出力画
像)を図10に示す。本実施形態の誤差拡散処理を行う
ことによって、出力信号が0である非記録画素を白、出
力信号のデータ値が255である記録画素を黒で表す。
例えば、インクを吐出させて紙等の記録媒体に付着させ
ることにより画像を再生するインクジェットプリンタに
おいて、前記出力信号のデータ値が255である画素に
ついてはインクを吐出させる一方、出力信号が0である
画素についてはインクを吐出させないようにした場合に
は図10のような出力画像が得られる。
【0077】対応する入力画像はモノクロ画像であり、
その入力濃度の値域は出力信号のデータ値が0〜255
であり、図10に示す出力画像のうちの周辺部10の箇
所に対応する入力画像の周辺部(10a)の入力濃度は
128、出力画像のうち、前記周辺部10で囲まれた矩
形部11に対応する入力画像の矩形部(11a)の入力
濃度は5であって濃度が低いものであるとする。
【0078】本実施形態の誤差拡散処理を行えば、処理
すべき注目ラインが奇数のものでは2値化処理を行う注
目画素の移動方向を主走査方向に沿わせ、注目ラインが
偶数のものでは2値化処理を行う注目画素の移動方向を
逆主走査方向に沿わせるというように、交互に処理方向
が反転するから、これにつれて周辺画素への誤差拡散の
方向も逆転し、周辺画素への誤差の積算による2値化誤
差の分配に方向性がなくなり、2値化閾値を越える箇所
(記録画素が発生する箇所)がランダムに散らばるであ
る。
【0079】このようにして得られた出力画像の図10
を図14と比較することによって分かるように、入力濃
度128の領域から入力濃度5の領域に変化するエッジ
部(周辺部10から矩形部11に移行する部分)の入力
濃度5の領域の側において、誤差の配分方向への記録画
素の偏りが軽減されている。また、低濃度部(入力濃度
5の領域、即ち出力画像のうちの矩形部11)において
は、記録画素の点が矩形部11内において方向性を持た
ずに平均的に散らばり、縞状の紋様のない、より好まし
い疑似中間調画像を作成できた。
【0080】このようにして、2値化誤差が一定の方向
に配分されることがなく、低濃度及び高濃度の画素にお
いて発生した2値化誤差を、注目画素に近い画素で反映
させることによって、低濃度領域及び高濃度領域におい
て縞状の紋様が発生することがなく、かつ、高濃度領域
から低濃度領域へ変化するエッジ部の低濃度側における
記録画素の偏り、及び低濃度領域から高濃度領域に変化
するエッジ部の高濃度側における非記録画素の偏りのな
い、より好ましい疑似中間調画像を作成することができ
た。
【0081】なお、処理方向選択の方式は、奇数ライン
と偶数ラインとで交互に逆にすることに代えて、乱数発
生手段を利用して、任意方向を選択できるようにしても
良いのである。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したことから明かなように、請
求項1の発明の画像処理装置によれば、入力濃度によっ
て発生する縞状の紋様を除去し、かつ、エッジ部におけ
る記録画素の偏りを低減できるという効果を奏する。
【0083】また、低濃度領域及び高濃度領域において
発生する縞状の紋様が除去され、かつ、エッジ部におけ
る記録画素の偏りを低減できるという効果を奏する。
【0084】そして、請求項の発明の画像処理装置に
よれば、低濃度部及び高濃度部において発生する縞状の
紋様を除去し、エッジ部における記録画素の偏りを著し
く低減させた、より好ましい疑似中間調画像を作成でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理装置を示すブロック図である。
【図2】誤差拡散処理を示すメインフローチャートであ
る。
【図3】誤差拡散処理における入力画像の奇数番目のラ
インの処理を示すサブルーチンフローチャートである。
【図4】誤差拡散処理における、注目画素で発生した2
値化誤差の分配手順を示すフローチャートである。
【図5】奇数番目のラインにおける第1重み付け係数マ
トリクスα1を用いた場合の2値化誤差の分配方法を説
明する図である。
【図6】偶数番目のラインにおける第1重み付け係数マ
トリクスβ1を用いた場合の2値化誤差の分配方法を説
明する図である。
【図7】奇数番目のラインにおける第2重み付け係数マ
トリクスα2を用いた場合の2値化誤差の分配方法を説
明する図である。
【図8】偶数番目のラインにおける第2重み付け係数マ
トリクスβ2を用いた場合の2値化誤差の分配方法を説
明する図である。
【図9】誤差拡散処理における入力画像の偶数番目のラ
インの処理を示すサブルーチンフローチャートである。
【図10】上記実施例を用いて2値化した画像の例を示
す図である。
【図11】従来技術における画像処理回路を示すブロッ
ク図である。
【図12】従来技術の誤差拡散処理を示すフローチャー
トである。
【図13】従来技術の誤差拡散処理における入力画像の
偶数番目のラインの処理を示すフローチャートである。
【図14】従来技術の誤差拡散処理を用いて2値化した
出力画像の例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 原画像記憶装置(入力画像メモリ) 3 RAM 4 ROM 4a 2値化閾値記憶領域 4b 第1マトリクス記憶領域 4c 第2マトリクス記憶領域 4d 第1マトリクス選択用記憶領域 4e 第2マトリクス選択用記憶領域 5 処理方向選択手段 6 マトリクス選択手段 7 出力画像記憶装置(出力画像メモリ)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−226841(JP,A) 特開 平3−187677(JP,A) 特開 平4−94266(JP,A) 特開 昭63−288566(JP,A) 特開 平3−186064(JP,A) 特開 平7−123259(JP,A) 特開 平7−87313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間調画像の各画素を2値化して、疑似
    中間調の画像データを作成する画像処理装置において、 画像処理ラインの各ライン毎に、2値化を行う注目画素
    の移動方向を選択する方向選択手段と、 注目画素に対する周辺画素から分配された2値化誤差に
    基づいて、注目画素の入力濃度を補正して補正濃度を求
    める入力濃度補正手段と、 該入力濃度補正手段により求められた補正濃度を2値化
    閾値と比較して、二値の出力信号を決定する出力信号決
    定手段と、 該出力信号決定手段により決定された出力信号と前記補
    正濃度とから、注目画素において発生した2値化誤差を
    演算する2値化誤差演算手段と、 サイズが異なる複数の重み付け係数マトリクスを記憶す
    るマトリクス記憶手段と、 該マトリクス記憶手段にて記憶された複数の重み付け係
    数マトリクスから、注目画素の入力濃度に従って重み付
    け係数マトリクスを選択するマトリクス選択手段と、 前記マトリクス選択手段により選択された重み付け係数
    マトリクスを用いて、前記2値化誤差演算手段により求
    められた2値化誤差を重み付けし、前記方向選択手段に
    より選択された注目画素の移動方向に従い周辺画素に分
    配する2値化誤差分配手段とを備え、前記マトリクス選択手段は、記憶領域にそれぞれ予め設
    定記憶された第1マトリクス選択用閾値及びそれより大
    きい閾値である第2マトリクス選択用閾値に対して前記
    注目画素の入力濃度をそれぞれ比較して、入力濃度が低
    濃度の画素及び高濃度の画素においては、サイズの小さ
    い重み付け係数マトリクスを選択し て使用することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記方向選択手段は、前記画像処理ライ
    ン毎に、前記移動方向を主走査方向とその逆方向とに交
    互に切換えることを特徴とする請求項1に記載の画像処
    理装置。
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