JP2000184200A - モアレ除去装置 - Google Patents

モアレ除去装置

Info

Publication number
JP2000184200A
JP2000184200A JP10355536A JP35553698A JP2000184200A JP 2000184200 A JP2000184200 A JP 2000184200A JP 10355536 A JP10355536 A JP 10355536A JP 35553698 A JP35553698 A JP 35553698A JP 2000184200 A JP2000184200 A JP 2000184200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
halftone dot
halftone
dot
dots
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10355536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3881119B2 (ja
Inventor
Koichi Fujimura
浩一 藤村
Shoichi Kuboyama
庄一 窪山
Nobuyuki Hara
伸之 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP35553698A priority Critical patent/JP3881119B2/ja
Priority to US09/459,887 priority patent/US6661535B1/en
Publication of JP2000184200A publication Critical patent/JP2000184200A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3881119B2 publication Critical patent/JP3881119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40075Descreening, i.e. converting a halftone signal into a corresponding continuous-tone signal; Rescreening, i.e. combined descreening and halftoning

Abstract

(57)【要約】 【課題】モアレの存在する部分のみモアレ除去処理を行
うモアレ除去装置を提供すること。 【解決手段】入力画像に対して、網点画像上の網点の認
識を行う網点認識手段1と、網点画像上のモアレを除去
するモアレ除去手段を具備するモアレ除去装置におい
て、前記モアレ除去手段に、網点の特徴を抽出する網点
特徴抽出手段3と、近傍の領域内の網点の内に特徴の類
似度が閾値以下の網点の割合を示す再計算判定値を求め
る再計算手段5と、この再計算判定値にもとづき網点の
ドット変更の有無を決定するための、閾値を変化させる
か否かを判定する再計算判定手段6と、前記閾値を変化
させないときに出力された近傍領域の網点の特徴量、着
目網点の特徴量、着目網点のドット数により着目網点に
対して加減ドット変更量を求める網点形状変更手段7を
具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は網点で構成された原
稿をスキャニングしたあと、スキャニングした画像をデ
ィスプレイ上に表示したり、プリンタ等で印刷するとき
に発生するモアレを除去するモアレ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば網点で構成された原稿をスキャナ
でスキャニングしたあとで、このスキャニングした画像
をディスプレイ上に表示したり、プリンタ等で印刷する
場合、ディスプレイや印刷物にモアレが発生する。
【0003】従って品質の良好なディスプレイ上の表示
結果や印刷物を得るためにはこのようなモアレを除去す
ることが必要になる。従来ではこのモアレの除去を、ス
キャニングした画像に、例えば3×3のマスクをかけ、
その網点画像の濃度の平均値をとる等の画像に直接空間
フィルタリング処理を行い、画像をぼかすことで行って
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような手
法ではモアレの存在する部分のみ前記の如き空間フィル
タリング処理を行うものであればよいが、モアレの存在
しない正常に読み込んだものに対しても行うことになる
ので、正常部分に対しても影響を及ぼすものとなり、フ
ィルタリング時のパラメータ、例えばフィルタリングの
サイズの大きさ等によっては、モアレの存在しない部分
の画像を必要以上にぼかしてしまい、画質を劣化させて
しまう場合がある。
【0005】従って本発明は、このような問題点を改善
したモアレ除去装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の原理図を図1に
示す。図1において1は網点認識部、2は網点判定部、
3は網点特徴抽出部、4は網点類似度算出部、5は再計
算部、6は再計算判定部、7は網点形状変更部である。
【0007】スキャナの如き入力手段から画像入力され
たとき、網点認識部1は、例えば黒または白画素の集団
である網点候補領域を順次抽出する。そしてこの網点候
補領域に対し後述する収縮処理、または、連続した黒画
素のX方向、Y方向の中点で構成される直線の交点を網
点候補点として、全入力画像に対して全網点候補リスト
を作成する。
【0008】次にこの網点候補点が網点か否かを判定す
るため、網点判定部2はその網点候補点の画素集団に対
して外接矩形を求め、その大きさが閾値よりも大きいも
のを、文字、模様の如き網点以外のものと判定してこれ
を除去し、残りを網点と認識する。
【0009】網点特徴抽出部3は、着目網点の近傍の領
域内の全ての網点候補リスト上の網点について、着目網
点のドット数、面積S、濃度値等の特徴と網点間のずれ
を抽出する。このとき特徴値が異常な網点(例えば濃度
値が1.0より大きい等)については、その着目網点を
座標値リストから削除する。またずれの大きさが予め定
めた値よりも大きい場合は、モアレである可能性が高い
ため、着目網点の近傍の領域の大きさ、網点の類似度の
閾値、画素の変更の有無を判定するための閾値を予め定
めた割合だけ大きくし、画素の変更量の大きさが大きく
なるようにする。
【0010】次に網点類似度算出部4は着目網点の近傍
の領域内にある未処理の網点を選択し、着目網点とこの
選択された網点との類似度を後述するように算出し、着
目網点の平均値をとるべき対象である類似度の似ている
網点を認識する。
【0011】それから再計算部5において、後述するよ
うに、近傍の領域内の網点の総数と類似度が閾値以下の
網点の割合を再計算判定値として求める。再計算判定部
6は、この再計算判定値が予め定められた閾値よりも小
さいと判断された場合は、近傍領域内はエッジ等の網点
の形状変化が大きい部分と考えられるため、着目網点の
近傍の領域の大きさ、網点の類似度の閾値、画素の変更
の有無を判定するための閾値を予め定めた割合だけ小さ
くして、後述する画素の変更量が小さくなるように処理
する。
【0012】同様に前記再計算判定値が予め定められた
閾値より大きい場合は、再計算判定部6は網点の形状変
化を十分とらえていない場合、つまりモアレ状態をとら
えていない場合が考えられるため、前記着目網点の近傍
の領域の大きさ・網点の類似度の閾値・画素の変更の有
無を判定するための閾値をそれぞれ予め定められた割合
だけ大きくなるように処理する。
【0013】このように閾値の変更があったときは前記
網点特徴抽出部3に戻り、同様の処理を行う。そして再
計算判定値が閾値内にあれば次の網点形状変更処理を行
うが、一定回数繰り返しても閾値内にない場合は、一定
回数だけ前記再計算判定が行われたあと、網点形状変更
を行うことになる。
【0014】網点形状変更部7は、後述するように、着
目網点の特徴量とその近傍領域の特徴量の平均値を求
め、その変化量に応じた網点画素の変更量を求める。そ
してこの求めた変更量にもとづき、画素量の変更を行う
が、その変更量が例えば1ドットのような閾値以下であ
ればモアレである可能性が低いものと判断し、画素の変
更は行わない。
【0015】このようにして画質を必要以上に劣化させ
ることなく画像上のモアレを除去できる。
【0016】本発明の前記目的は下記の構成により達成
することができる。
【0017】(1)入力画像に対して、網点画像上の網
点の認識を行う網点認識部1と、網点画像上のモアレを
除去するモアレ除去部を具備するモアレ除去装置におい
て、前記モアレ除去部に、網点の特徴を抽出する網点特
徴抽出手段3と、近傍の領域内の網点の内に特徴の類似
度が閾値以下の網点の、領域内の網点の総数との割合を
示す再計算判定値を求める再計算部5と、この再計算判
定値にもとづき網点のドット変更の有無を決定するため
の、閾値を変化させるか否かを判定する再計算判定部6
と、前記閾値を変化させないときに出力された近傍領域
の網点の特徴量、着目網点の特徴量、着目網点のドット
数にもとづき着目網点に対して加減ドット変更量を求め
る網点形状変更部7を具備したことを特徴とする。
【0018】(2)前記(1)において、前記加減ドッ
ト変更量は、着目網点の近傍に存在する特徴の類似した
網点の数、着目網点の重心と近傍網点の重心のずれの大
きさ、着目網点の外接矩形の中心と近傍の網点の外接矩
形の中心のずれの大きさの少なくとも1つにより求める
ことを特徴とする。
【0019】(3)前記(1)において、着目網点に対
する加減ドット変更量にもとづき、着目網点に対する変
更を行う事を特徴とする。
【0020】(4)コンピュータに、モアレ除去処理で
使用する各種パラメータの初期値等を設定するパラメー
タ設定手順と、認識された全ての網点の特徴を抽出する
特徴抽出手順と、着目網点と他の網点の特徴の類似度を
算出する網点類似度算出手段と、類似度が閾値以下の網
点の特徴の特徴毎の加算値を算出する網点特徴加算手順
と、網点特徴加算手順で加算された網点の数により再計
算の有無を判定するための値を算出する再計算値算出手
順と、再計算算出値に応じてモアレ除去で使用する各種
パラメータを変更するパラメータ変更手順と、網点特徴
加算手順で求めた加算値の平均値と着目網点の特徴値を
使用して着目網点の変更量を求める網点画素変更量算出
手順と、この変更量の大きさにより着目網点の画素の変
更の有無を判定する網点画素変更判定手順と、変更量に
基づき着目網点の画素を変更する網点画素変更手順を実
行させるためのプログラムを記録した媒体である。
【0021】(5)前記(4)において、前記再計算算
出値に応じてモアレ除去で使用する各種パラメータの変
更するパラメータ変更手順を、着目網点の近傍に存在す
る特徴の類似した網点の数又は近傍網点の重心、外接矩
形の中心のずれの大きさの少なくとも1つにより行うパ
ラメータ変更手順としたことを特徴とする。
【0022】(6)前記(4)において、前記変更量に
基づき着目網点の画素を変更する網点画素変更手順を、
着目網点の変更を近傍網点との重心又は外接矩形の中心
のずれを補正するように行うことを特徴とする。
【0023】これに基づき下記の作用を奏する。
【0024】(1)着目網点の近傍に存在する特徴の類
似した網点の数によりパラメータを変化して再計算判定
を行うので、エッジの如き部分については小さな領域で
処理を行いモアレの存在する部分では大きな領域で処理
を行うので最適なパラメータによりフィルタ処理を行う
ことができ、画質を損なうことなくモアレ除去すること
ができる。
【0025】(2)着目網点の近傍に存在する特徴の類
似した網点の数、着目網点の重心と近傍の網点の重心の
ずれの大きさ、着目網点の外接矩形の中心と近傍の網点
の外接矩形の中心のずれの大きさの少なくとも一つによ
り着目網点の画素の変更量の度合を変更するので、画質
を損なうことなくモアレ除去を行うことができる。
【0026】(3)着目網点の変更量の大きさにより、
画素の変更の有無を決定するので、例えば1ビットとか
2ビット等の微小ドットの加減の場合は着目網点の変更
を行わないようにすることができ、演算処理時間を短縮
することができ、モアレ除去処理時間を短縮することが
できる。
【0027】(4)高品質のモアレ除去を可能とするプ
ログラムを媒体に格納したので、これを使用することに
より、高品質のモアレ除去をコンピュータに普及するこ
とができる。
【0028】(5)この媒体のプログラムを使用するコ
ンピュータを、着目盲点の近傍に存在する特徴の類似し
た網点の数、着目網点の重心と近傍の網点の重心のずれ
の大きさ、着目網点の外接矩形の中心と近傍の網点の外
接矩形の中心のずれの大きさの少なくとも一つにより着
目網点の画素の変更量の度合を変更処理させることがで
きるので、画質を損なうことなくモアレ除去可能とする
ことができる。
【0029】(6)この媒体のプログラムを使用するコ
ンピュータを、着目網点の画素を変更する網点画素変更
手順を、着目網点の変更を近傍網点との重心又は外接矩
形の中心のずれを補正するように処理させることができ
るので、画質を損なうことなく、モアレ除去可能とする
ことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図2〜図
10にもとづき、必要に応じて他図を参照して説明す
る。図2は本発明の一実施の形態図、図3は本発明の詳
細処理手順説明図、図4は網点候補画素説明図、図5は
網点領域抽出説明図、図6は着目網点の近傍領域説明
図、図7は網点の濃度説明図、図8は網点間のずれ説明
図、図9は網点の類似状態配置説明図、図10は網点画
素変更状態説明図である。
【0031】図中他と同一記号は同一部分を示し、1は
網点認識部、2は網点判定部、3は網点特徴抽出部、4
は網点類似度算出部、5は再計算値算出部、6は再計算
判定部、7は網点形状変更部、8は入力装置、10はプ
ロセッサ、11は入力画像格納領域、12は網点候補リ
スト格納領域、13はモアレ除去部、14は出力画像格
納領域、15はパラメータ設定部、16は網点特徴加算
部、17はパラメータ変更部、21は網点画素変更量算
出部、22は網点画素変更判定部、23は網点画素変更
部である。
【0032】網点認識部1は入力された画像データが網
点か否かを認識するものであって、網点候補抽出部1−
1と網点判定部2等を具備している。
【0033】網点候補抽出部1−1は、入力された画像
についてあらかじめ設定された処理領域内の網点を構成
すると思われる画素領域に対し、画素数を求めるととも
に、例えば収縮処理(白画素/黒画素)により求めた画
素、あるいはX方向・Y方向の連続領域の中点で構成さ
れる直線の交点を網点候補とする。
【0034】収縮処理は、図4(A)に示す如く、処理
領域B1 、B2 、B3 、B4 ・・・に対して外周から1
画素ずつ順次消去してこれを収縮し、最終的に得られた
画素b1 、b2 、b3 、b4 を網点候補とするものであ
る。
【0035】また図4(B)に示す如く、例えば画素領
域D1 、D2 、D3 、D4 において、X方向/Y方向の
連続した黒画素(白画素)の中点で構成される直線の交
点d 1 、d2 、d3 、d4 を網点候補点とする。
【0036】このようにして得られた網点候補の画素の
座標値を網点候補抽出部1−1は、図2に示すメモリの
網点候補リスト格納領域12に格納し、網点候補の座標
値リストを作成する。
【0037】網点判定部2は網点候補が網点か否かを判
別するものである。前記の如く、網点候補リストが作成
された後に、網点判定部2はこの網点候補の座標値リス
ト上の全ての画素に対して、座標値リスト上の画素を元
にしてラベリング処理を行う。例えば、図5に示す如
く、座標値リスト上の画素bを元にしてラベリング処理
を行って、この画素bを含む領域Bを網点領域として抽
出する。このとき、ラベリングした領域Bの外接矩形A
の大きさが、あらかじめ定めた閾値を超えた場合は、こ
の領域Bは例えば文字や模様であって網点ではないと判
断し、網点候補リストから削除する。
【0038】網点特徴抽出部3は、網点の特徴を抽出す
るもの、例えば面積S、濃度、ドット数値等の特徴と、
網点間のずれを抽出するものである。
【0039】網点特徴抽出部3は、網点候補リスト上の
特徴抽出する網点を着目網点として選択し、図6に示す
如く、着目網点Pの近傍領域N内の全ての網点候補リス
ト上の網点について、図7に示す着目網点Pのドット
数、面積S、濃度Kの値等の特徴を求め、また図8に示
す着目網点Pと周辺の網点間のずれを求める。面積S
は、図7に示す如く、着目網点Pに近い網点p1
2 、p3 、p4 の中点e1 、e2 、e3 、e4 を結ん
でできる領域Eの面積である。そして着目網点Pの濃度
Kを、そのドット数がDであり面積がSであるので、次
式で求める。
【0040】K=D/S また網点間のずれは、図8に示す如く求められる。着目
網点の重心または外接矩形の中心(以下着目網点の中心
という)をP0 、着目網点に近い網点の重心または外接
矩形の中心(以下網点の中心という)をそれぞれp10
11、p12、p 13としたとき、着目網点の中心P0 から
左側で一番近い網点の中心までの距離dx0、着目網点
の中心P0 から右側で一番近い網点の中心までの距離d
x1、着目網点の中点P0 から上側で一番近い網点の中
心までの距離dy0、着目網点の中心P0 から下側で一
番近い網点の中心までの距離dy1を次のように求め
る。
【0041】dx0:x座標値が着目網点の中心P0
x座標値より小さい網点の中心とのx座標値の差の最小
値。
【0042】dx1:x座標値が着目網点の中心P0
x座標値より大きい網点の中心とのx座標値の差の最小
値。
【0043】dy0:y座標値が着目網点の中心P0
y座標値より小さい網点の中心とのy座標値の差の最小
値。
【0044】dy1:y座標値が着目網点の中心P0
y座標値より大きい網点の中心とのy座標値の差の最小
値。
【0045】これにより網点間のx方向のずれDx及び
網点間のy方向のずれDyは、次のように求めることが
できる。
【0046】Dx=dx1−dx0 Dy=dy1−dy0 このとき抽出した特徴値が異常な網点(例えば濃度値が
1.0より大きい等)については、ゴミ等と判断し、網
点候補の座標値リストから削除する。
【0047】またずれの大きさが予め定めた値よりも大
きい場合は、モアレである可能性が高いため、後述する
パラメータ変更部17により、着目網点の近傍の領域の
大きさ、網点の類似度の閾値、画素の変更の有無を判定
するための閾値をそれぞれあらかじめ定めた割合だけ大
きくし、画素の変更量が大きくなるようにする。
【0048】網点類似度算出部4は、特徴の類似度Sを
次式により求めるものである。
【0049】
【数1】
【0050】ここでgiは近傍領域の網点の特徴値であ
る。特徴値は例えば濃度とかドット数等である。
【0051】gjは着目網点の特徴値である。
【0052】着目網点が近傍の網点と類似している場合
には、giとgjが近い値をとるのでgi/gjは1に
近い値となる。
【0053】この特徴値を、後述するように、網点特徴
加算部16において、判別して、この算出した値が後述
するパラメータ設定部15で設定した閾値以下であれ
ば、一定の領域に選択された網点の特徴値を特徴毎に加
算し、上述の条件すなわち算出された類似度が閾値以下
を満たすこれらの網点の数をカウントする。なおこの加
算を行うときに、着目網点との距離等を考慮した重み付
き加算値を使用してもよい。
【0054】なお、上述の条件を満たす網点の数をカウ
ントするとき、算出された類似度が閾値以下かどうかに
関係なく近傍の領域内の網点の総数もカウントしてお
く。
【0055】再計算値算出部5は、網点特徴加算部15
でカウントされた、近傍の領域内の網点の総数Mと、算
出された類似度が閾値以下の網点の数mを使用して、次
式により再計算判定値Rを算出する。
【0056】R=m/M 再計算判定部6は、前記再計算値算出部5により算出さ
れた再計算判定値Rが、あらかじめ定められた閾値より
小さいか否かを判断し、小さいと判断された場合は、即
ち近傍の領域内に類似の網点の少ない場合は近傍領域内
はエッジ等の網点の形状変化が大きい領域と考えられ、
後述するパラメータ変更部17にて着目網点の近傍の領
域の大きさ、網点の類似度の閾値、画素の変更の有無を
判定するための閾値をそれぞれ予め定めた割合だけ小さ
くし、画素の変更量が小さくなるようにする。
【0057】逆に再計算判定値Rがあらかじめ定められ
た閾値より大きい場合は、モアレの領域と考えられ、網
点の形状変化を十分とらえていないつまりモアレの状態
をとらえていない場合が考えられるため、前記閾値をそ
れぞれあらかじめ定めた割合だけ大きくなるようにす
る。
【0058】網点形状変更部7は、網点画素を変更する
変更量を算出したり、変更量が少ないとき画素を変更す
べきか否かを判定したり、変更する場合にはどの位置の
画素を変更すべきか判定するものであり、変更すべき画
素数を後述の手法で求める網点画素変更量算出部21
と、この算出した変更量があらかじめ定めた閾値以下
(例えば1画素とか、2画素)であれば画素変更を行わ
ないように制御する網点画素変更判定部22と、網点画
素を変更する場合どこに位置している画素を変更すべき
かを判断する網点画素変更部23等を具備する。
【0059】網点画素変更量算出部21は、次式にもと
づき、着目網点の特徴量T1 と、着目網点の近傍領域の
網点の平均特徴量T0 と、着目網点のドット数d0 によ
り変更量d1 を求める。この平均特徴量T0 は、特徴量
が例えばドット数とか濃度とか位置ずれとか複数存在す
る場合は、これらを総合的に判断するためにこれらの各
々に基づく換算数値を用意し、これらの換算数値の加算
値の平均値を使用する。この時特徴量にその種別に応じ
た重み付けをした重み付け加算値を用いてもよい。
【0060】
【数2】
【0061】網点画素変更判定部22は、前記網点画素
変更量算出部21で算出した変更量が後述するパラメー
タ設定部15であらかじめ設定した閾値以下であればモ
アレである可能性が低いと判断し、画素の変更は行わな
いように制御処理する。
【0062】網点画素変更部23は、前記網点画素変更
判定部22で前記変更量が閾値を越えたと判断されたと
き、この変更量をもとに図10に示す如く、着目網点画
素に対する画素の追加又は削除を行うものである。
【0063】このとき、前記図8について説明した、網
点特徴抽出部3で求めたずれを参照して追加又は削除す
べき画素位置を決定する。
【0064】例えば画素の追加を行う場合は、図10
(A)に示す如く、処理の基準となる画素Noにおい
て、網点の重心あるいは外接矩形の中心にx、y方向の
ずれを加算した位置を*印で示したとき、これに応じて
隙間のある方から追加するように処理する。前記図8に
ついて、x方向のずれDxが正のとき右に隙間があり、
負のとき左に隙間があるものと判断できる。またDyが
正のとき下に隙間があり負のとき上に隙間があると判断
できるので、画素を追加するときは、その隙間を埋めて
均整をとるように順次画素n1 、n2 ・・・を加えれば
よい。
【0065】逆に図10(B)に示す如く、画素を削除
する場合には、満ちている部分より順次画素n10
11、n12・・・を減少すればよい。
【0066】なおパラメータ設定部15は、例えば着目
網点の近傍の大きさ、後述する網点特徴加算部16で使
用する網点の類似度の閾値、前記再計算判定部6で使用
する再計算判定値Rが大きいか小さいかを判断するため
の閾値、網点画素変更判定部22で使用される着目網点
の画素の変更の有無を判定するための閾値等の初期値を
それぞれ設定するものである。
【0067】網点特徴加算部16は、近傍の領域内の網
点の総数と、類似度が閾値以下のものに対しては、網点
の特徴を特徴毎に加算するものである。
【0068】図9に示す如く、網点p31、p32、p33
34、はそれぞれ特徴が類似しており、網点p41
42、p43はそれぞれ特徴が類似しているが、網点p31
〜p34と、網点p41〜p43とは特徴が類似していないの
で、これらを別に考えて処理することが必要であり、特
徴毎に加算することが必要となる。なおこの加算の際に
は着目網点との距離等を考慮した重み付き加算値を使用
することもできる。
【0069】パラメータ変更部17は、前記再計算値算
出部5が計算した再計算判定値Rが前記再計算判定部6
においてあらかじめ定められた閾値よりも小さいか、大
きいかを判定されて閾値を変更する必要があると判断さ
れたとき閾値をあらかじめ定めた割合だけ小または大き
く変更する制御を行うものである。
【0070】本発明の動作を説明する。
【0071】図2において、スキャナの如き入力装置8
から入力された網点画像データがプロセッサ10に入力
され、この入力画像データはメモリの一部である入力画
像格納領域11に格納される。
【0072】このようにして入力された画像データは、
網点認識部1により網点候補点が求められ、また網点か
否か認識処理される。すなわち、網点候補抽出部1−1
がこの画像データを読み出して処理領域に対し収縮処理
を行い得られた画素を網点候補点とする。又はX方向/
Y方向の連続した白画素・黒画素の中点で構成される直
線の交点を網点候補点とする。そして網点候補の座標値
リストを作り、これらをメモリの網点候補リスト格納領
域12に格納する。
【0073】それから網点判定部2がこの網点候補リス
ト格納領域12における網点候補の座標値リスト上の全
ての画素に対し、この座標値リストの画素を素にしてラ
ベリング処理を行い、図5に示す如く、座標値リスト上
の画素bを含む領域Bを網点領域として抽出する。それ
からこのラベリング処理をした領域Bに対して外接矩形
Aを求め、その大きさがあらかじめ定めた閾値を超えた
場合は、この領域は、例えば文字、模様であって網点で
ないと判断し、網点候補の座標値リストから削除する。
【0074】次に、モアレ除去部13のパラメータ設定
部15においては、図6に示す着目網点Pの近傍領域N
の大きさと、網点特徴加算部16で使用する網点の類似
度の閾値、網点画素変更判定部22で使用される、着目
網点の画素の変更の有無を判定するための初期値をそれ
ぞれ設定する。
【0075】それからまだ処理の行われていない網点候
補リスト上の網点を着目網点として選択し、網点特徴抽
出部3において、図6に示す着目網点Pの近傍の領域内
の全ての網点候補リスト上の網点pについて、図7に示
す着目網点Pのドット数、面積S、前記濃度K等の特徴
と、図8に示す網点間のずれDx、Dyを抽出する。こ
のとき抽出した特徴値が異常な網点、例えば濃度が1.
0より大きいもの等については網点候補の座標値リスト
から削除する。
【0076】ところでずれの大きさがあらかじめ定めた
値よりも大きな場合はモアレである可能性が高いため、
上記着目網点の近傍の領域の大きさ、網点の類似度の閾
値、画素の変更の有無を判定するための閾値を、後述す
るように、パラメータ変更部17においてそれぞれあら
かじめ定めた割合だけ大きくし、画素の変更量が大きく
なるようにする。
【0077】次に網点類似度算出部4において、図6に
示す着目網点Pの近傍領域N内のある未処理の網点を選
択し、着目網点Pとこの選択された網点との類似度Sを
前記数1に示す如く算出する。そして網点特徴加算部6
は、この算出した値が、前記パラメータ設定部15で設
定された閾値以下であれば、この領域に選択された網点
の特徴値を特徴毎に加算し、上述の条件すなわち算出さ
れた類似度が閾値以下の網点の数をカウントする。これ
を近傍領域に未処理の網点がある間行う。前記特徴毎に
加算するときに着目網点との距離等を考慮した重み付き
加算値を使用してもよい。なお、このとき、近傍領域内
の網点の総数も、算出された類似度が閾値以下かどうか
に関係なくカウントしておく。
【0078】それから再計算値算出部15において、前
記網点特徴加算部16でカウントされた近傍領域内の網
点の総数Mと、算出された類似度が閾値以下の網点の数
mを使用して、前記再計算判定値Rを求める。
【0079】そして再計算判定部6においてこの算出し
た再計算判定値Rが、前記パラメータ設定部15におい
て予め定められた閾値よりも小さい、つまり類似の網点
がないと判断された場合は、その近傍領域内はエッジ等
の網点の形状変化が大きいところと考えられるため、再
計算の必要ありと判断し、パラメータ変更部17におい
て、上記した着目網点の近傍領域の大きさ、網点の類似
度の閾値、画素の変更の有無を判定するための閾値をそ
れぞれあらからじめ定めた割合だけ小さくし、画素の変
更量が小さくなるようにする。
【0080】逆に、再計算判定値Rがあらかじめ定めら
れた閾値より大きい場合には、網点の形状変化を十分と
らえていない場合、つまりモアレの状態をとらえていな
い場合が考えられるため、上述した着目網点の近傍領域
の大きさ、網点の類似度の閾値、画素の変更の有無を判
定するための閾値をそれぞれあらかじめ定めた割合だけ
大きくする。
【0081】そして前記各閾値をあらかじめ定めた割合
だけ小さくした場合も、大きくした場合も、再び前記網
点特徴抽出部3に戻って前記の処理が行われ、網点特徴
抽出部3における特徴抽出からこれまでの操作を繰り返
す。そして再計算の判定を行う。このとき、再計算を行
った回数をカウントしておき、このカウント値があらか
じめ定めた規定回数に達した場合及び再計算の必要なし
と判断されたとき、再計算は行わず、次の網点形状変更
部7の処理に移行する。
【0082】網点形状変更部7では、まず網点画素変更
量算出部21において、この加算量の平均値を求め、前
記数2に示す如く、着目網点の近傍領域の網点の平均特
徴量T0 と、着目網点の特徴量T1 と、着目網点のドッ
ト数d0 により、平均特徴量と着目網点の特徴との変化
量に比例させた着目網点画素の変化量d1 である画素数
を求める。
【0083】そしてこの求めた値に対して網点画素変更
判定部22において、前記パラメータ設定部15におい
て設定した閾値と比較し、閾値以下であればモアレであ
る可能性は低いと判断し着目網点画素の変更は行わな
い。しかし閾値を越えた場合は、網点画素変更部23に
おいて、この変更量をもとに、前記図10について説明
した如く、画素の変更処理を行うものである。そして図
2に示す出力画像格納領域14に順次格納され、未処理
の網点がなくなるまでこのような処理が行われる。
【0084】ところで図3に示す各部は実際にはプログ
ラムでありプロセッサ10により実行されるものであ
り、メインメモリに格納されている。
【0085】これらプログラムは、一般的なパーソナル
・コンピュータ、ワークステーション等のコンピュータ
で処理されるものである。これらのコンピュータはプロ
セッサ、メモリ、ハードディスク等のファイル装置、デ
ィスプレイ装置、キーボード等のハードウエアで構成さ
れている。
【0086】このコンピュータに本発明のプログラムを
インストールする。このインストールは、フロッピィ、
光磁気ディスク等の可搬型の記憶媒体にこれらプログラ
ムを記憶させておき、コンピュータが備えている記憶媒
体に対してアクセスするためのドライブ装置を介して、
或いはLAN等のネットワークを介してコンピュータに
設けられたファイル装置にインストールされる。そして
このファイル装置から処理に必要なプログラムステップ
をメインメモリに読み出し、プロセッサが実行する。
【0087】なお前記説明は、画素が黒画素の場合につ
いて説明したが、白画素に対しても同様に適用できるも
のである。
【0088】ところで画像情報に対してモアレ除去処理
を行うディジタル画像処理方法が特開平1−13347
0号公報(以下先行技術文献という)に記載されてい
る。この先行技術文献では画像全体の画素毎に画素値
(レベル値)を使用してフィルタリングを行っている
が、本発明では網点の位置を抽出し、網点毎にドット数
や濃度値等の網点特徴を使用してフィルタリングを行っ
ている。先行技術文献の手法では網点以外の部分(文字
等)に対してもフィルタリングを行ってしまい、フィル
タリングによる悪影響(文字等がぼける等)はさけられ
ないが、本発明ではこのような悪影響は殆ど起こり得な
い。
【0089】またこの先行技術文献では画像の線数(網
点の間隙の大きさ)によりフィルタサイズ等のパラメー
タを変更しているが、本発明ではモアレの強度や画像の
状態(エッジ部分等)を推定し、パラメータを変更して
いる。先行技術文献ではモアレの状態によっては良好に
除去できない場合があるが、本発明ではモアレ部分を推
定し、除去を行うため種々のモアレに対して良好な除去
を行うことができる。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば下記の効果を奏すること
ができる。
【0091】(1)着目網点の近傍に存在する特徴の類
似した網点の数によりパラメータを変化して再計算判定
を行うので、エッジの如き部分については小さな領域で
処理を行いモアレの存在する部分では大きな領域で処理
を行うので最適なパラメータによりフィルタ処理を行う
ことができ、画質を損なうことなくモアレ除去すること
ができる。
【0092】(2)着目網点の近傍に存在する特徴の類
似した網点の数、着目網点の重心と近傍の網点の重心の
ずれの大きさ、着目網点の外接矩形の中心と近傍の網点
の外接矩形の中心のずれの大きさの少なくとも一つによ
り着目網点の画素の変更量の度合を変更するので、画質
を損なうことなくモアレ除去を行うことができる。
【0093】(3)着目網点の変更量の大きさにより、
画素の変更の有無を決定するので、例えば1ドットとか
2ドット等の微小ドットの加減の場合は着目網点の変更
を行わないようにすることができ、演算処理時間を短縮
することができ、モアレ除去処理時間を短縮することが
できる。
【0094】(4)高品質のモアレ除去を可能とするプ
ログラムを媒体に格納したので、これを使用することに
より、高品質のモアレ除去をコンピュータに普及するこ
とができる。
【0095】(5)この媒体のプログラムを使用するコ
ンピュータを、着目盲点の近傍に存在する特徴の類似し
た網点の数、着目網点の重心と近傍の網点の重心のずれ
の大きさ、着目網点の外接矩形の中心と近傍の網点の外
接矩形の中心のずれの大きさの少なくとも一つにより着
目網点の画素の変更量の度合を変更処理させることがで
きるので、画質を損なうことなくモアレ除去可能とする
ことができる。
【0096】(6)この媒体のプログラムを使用するコ
ンピュータを、着目網点の画素を変更する網点画素変更
手順を、着目網点の変更を近傍網点との重心又は外接矩
形の中心のずれを補正するように処理させることができ
るので、画質を損なうことなく、モアレ除去可能とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施の形態である。
【図3】本発明の詳細処理手順説明図である。
【図4】網点候補画素説明図である。
【図5】網点領域抽出説明図である。
【図6】着目網点の近傍領域説明図である。
【図7】網点の濃度説明図である。
【図8】網点間のずれ説明図である。
【図9】網点の類似状態配置説明図である。
【図10】網点画素変更状態説明図である。
【符号の説明】
1 網点認識部 1−1 網点候補抽出部 2 網点判定部 3 網点特徴抽出部 4 網点類似度算出部 5 再計算部 6 再計算判定部 7 網点形状変更部 8 入力装置 10 プロセッサ 11 入力画像格納領域 12 網点候補リスト格納領域 13 モアレ除去部 14 出力画像格納領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 伸之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA11 BA11 BA28 CA07 CA12 CA16 CB07 CB12 CB16 CC02 CE02 CH11 DA16 DC06 DC36 5C077 LL03 MP02 PP41 PP42 PP48 PP51 PP61 PQ22 RR14 SS07 TT02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像に対して、網点画像上の網点の認
    識を行う網点認識手段と、網点画像上のモアレを除去す
    るモアレ除去手段を具備するモアレ除去装置において、 前記モアレ除去手段に、 網点の特徴を抽出する網点特徴抽出手段と、 近傍の領域内の網点の内に特徴の類似度が閾値以下の網
    点の、領域内の網点の総数との割合を示す再計算判定値
    を求める再計算手段と、 この再計算判定値にもとづき網点のドット変更の有無を
    決定するための、閾値を変化させるか否かを判定する再
    計算判定手段と、 前記閾値を変化させないときに出力された近傍領域の網
    点の特徴量、着目網点の特徴量、着目網点のドット数に
    もとづき着目網点に対して加減ドット変更量を求める網
    点形状変更手段を具備したことを特徴とするモアレ除去
    装置。
  2. 【請求項2】前記加減ドット変更量は、着目網点の近傍
    に存在する特徴の類似した網点の数、着目網点の重心と
    近傍網点の重心のずれの大きさ、着目網点の外接矩形の
    中心と近傍の網点の外接矩形の中心のずれの大きさの少
    なくとも1つにより求めることを特徴とする請求項1記
    載のモアレ除去装置。
  3. 【請求項3】着目網点に対する加減ドット変更量にもと
    づき、着目網点に対する変更を行う事を特徴とする請求
    項1記載のモアレ除去装置。
  4. 【請求項4】コンピュータに、 モアレ除去処理で使用する各種パラメータの初期値等を
    設定するパラメータ設定手順と、 認識された全ての網点の特徴を抽出する特徴抽出手順
    と、 着目網点と他の網点の特徴の類似度を算出する網点類似
    度算出手段と、 類似度が閾値以下の網点の特徴の特徴毎の加算値を算出
    する網点特徴加算手順と、 前記網点特徴加算手順で加算された網点の数により再計
    算の有無を判定するための値を算出する再計算値算出手
    順と、 再計算算出値に応じてモアレ除去で使用する各種パラメ
    ータを変更するパラメータ変更手順と、 網点特徴加算手順で求めた加算値の平均値と着目網点の
    特徴値を使用して着目網点の変更量を求める網点画素変
    更量算出手順と、 この変更量の大きさにより着目網点の画素の変更の有無
    を判定する網点画素変更判定手順と、 変更量に基づき着目網点の画素を変更する網点画素変更
    手順を実行させるためのプログラムを記録した媒体。
  5. 【請求項5】前記再計算算出値に応じてモアレ除去で使
    用する各種パラメータの変更するパラメータ変更手順
    を、着目網点の近傍に存在する特徴の類似した網点の数
    又は近傍網点の重心、外接矩形の中心のずれの大きさの
    少なくとも1つにより行うパラメータ変更手順としたこ
    とを特徴とする請求項4記載のプログラムを記録した媒
    体。
  6. 【請求項6】前記変更量に基づき着目網点の画素を変更
    する網点画素変更手順を、着目網点の変更を近傍網点と
    の重心又は外接矩形の中心のずれを補正するように行う
    ことを特徴とする請求項4記載のプログラムを記録した
    媒体。
JP35553698A 1998-12-15 1998-12-15 モアレ除去装置 Expired - Fee Related JP3881119B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35553698A JP3881119B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 モアレ除去装置
US09/459,887 US6661535B1 (en) 1998-12-15 1999-12-14 Moire fringe eliminating apparatus and a method for eliminating moire fringes

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35553698A JP3881119B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 モアレ除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000184200A true JP2000184200A (ja) 2000-06-30
JP3881119B2 JP3881119B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=18444510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35553698A Expired - Fee Related JP3881119B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 モアレ除去装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6661535B1 (ja)
JP (1) JP3881119B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010020100A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Olympus Imaging Corp 画像再生表示装置、撮影装置、および画像再生表示方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7196822B2 (en) * 2001-08-14 2007-03-27 Amgraf, Inc. Security document manufacturing method and apparatus using halftone dots that contain microscopic images
JP2005193384A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Ricoh Co Ltd 画像処理方法、装置、および画像形成装置
JP4861967B2 (ja) * 2007-11-30 2012-01-25 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像形成装置、記憶媒体
CN105303530B (zh) * 2015-09-30 2018-05-08 天津大学 基于低秩稀疏矩阵分解的织物图像摩尔纹消除方法
CN108921823B (zh) * 2018-06-08 2020-12-01 Oppo广东移动通信有限公司 图像处理方法、装置、计算机可读存储介质和电子设备

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4903123A (en) * 1987-06-10 1990-02-20 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus using inclined line screens to reduce Moire
US5798846A (en) * 1996-05-28 1998-08-25 Hewlett-Packard Company Apparatus and method for selectively processing a scanned image

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010020100A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Olympus Imaging Corp 画像再生表示装置、撮影装置、および画像再生表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6661535B1 (en) 2003-12-09
JP3881119B2 (ja) 2007-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4568460B2 (ja) 画像処理装置及び記録媒体
JP3392798B2 (ja) 画像属性判別方法および装置
JP3904840B2 (ja) 多値画像から罫線を抽出する罫線抽出装置
EP1310912A2 (en) Image processing method, apparatus and system
EP2264996B1 (en) Compressing and restoring method of image data
JP3698136B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP3876531B2 (ja) 文書画像の傾き補正方法
US6813367B1 (en) Method and apparatus for site selection for data embedding
US20060285167A1 (en) Image processing method and a recording medium storing image processing program
JP4613397B2 (ja) 画像認識装置、画像認識方法および画像認識プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP4140519B2 (ja) 画像処理装置、プログラムおよび記録媒体
JP2000184200A (ja) モアレ除去装置
JP2003067738A (ja) 網点除去方法及びシステム
JP3604910B2 (ja) 画像縮小装置及び画像縮小プログラムを記録した記録媒体
JP3985928B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、文字認識装置及び記憶媒体
JPH11298716A (ja) 画像処理装置
JP2871601B2 (ja) 文字列検出装置及び方法
JP4259949B2 (ja) 画像作成装置、画像作成プログラムおよび記録媒体
JP4567799B2 (ja) イメージデータ圧縮方法及び復元方法
JP3336046B2 (ja) 像域分離装置
JP2501646B2 (ja) 文字背景処理装置
JP4259950B2 (ja) 画像認識装置、画像認識プログラムおよび記録媒体
JP4324532B2 (ja) 画像処理装置および記憶媒体
JP2003032480A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP3380024B2 (ja) ドキュメントイメージ処理方法およびドキュメントイメージ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131117

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees