JP3985928B2 - 画像処理方法、画像処理装置、文字認識装置及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的には画像処理の分野に係り、特に、帳票の濃淡画像から文字認識のための2値画像を生成する目的に好適な2値化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に光学的文字認識装置においては、帳票の濃淡画像を2値化して得られた2値画像に対し文字認識を行うが、2値画像の画質によって認識精度が大きく左右される。そこで、濃淡画像の画素値(濃度)分布に応じて適応的に2値化閾値を決定するような技術が考案されている。また、特開平10−143608号公報に開示されているように、ある2値化閾値を用いて濃淡画像を2値化し、得られた2値画像の平均線幅が既定範囲外ならば2値化閾値を変更して2値化をやり直すことによって、文字認識に適した2値画像を得ようとする技術なども考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
帳票の多くは、文字記入領域に白を背景として黒又は紺などの文字が記入されるが、文字記入領域に白以外の背景色が用いられた帳票や、文字記入領域毎に異なった背景色が用いられた帳票も少なくない。後者の帳票でも、背景色として明度の高い色が用いられるため、人間にとっては記入された文字が見づらいということはない。しかし、そのような背景色は、比較的明度の低い色の非常に細かなドットを印刷することによって表現されるため、帳票の濃淡画像を2値化して得られる2値画像中に、数ドット程度の細かなノイズ(黒画素)が多数現れることがある。このようなノイズの多い2値画像に対し文字認識を行うと認識率が悪化しやすく、特に、文字が記入されていない文字記入領域では、文字が存在しないにも拘わらずノイズが文字と誤認される可能性がある。
【0004】
特開平10−143608号公報に開示されている技術の場合、そのような細かいノイズがあると平均線幅を精度よく検出できなくなるため、特に、文字が全く記入されていない領域では、そのようなノイズだけを手がかりに2値化閾値が決定されることになるため、適切な2値化閾値を設定できず、その結果としてノイズの多い2値画像が生成されてしまい認識率の悪化を招くことがある。
【0005】
よって、本発明の目的は、文字記入領域に白以外の背景色が用いられた帳票の濃淡画像からノイズの少ない2値画像を生成可能な画像処理方法及び装置を提供することにある。
【0006】
また、網が掛けられた文字記入領域、特に部分的に網が掛けられた文字記入領域では、網を構成するドットがノイズとして2値画像に残りやすく、このようなノイズも認識率を悪化させる原因となっている。
【0007】
よって、本発明のもう1つの目的は、文字記入領域に網が掛けられている帳票などの濃淡画像から、ノイズの少ない2値画像を生成可能な画像処理方法及び装置を提供することにある。
【0008】
本発明のもう1つの目的は、文字記入領域毎に背景色が異なる帳票や、文字記入領域に部分的又は全体的に網が掛けられた帳票に対しても高精度な文字認識が可能な文字認識装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、前記目的を達成するため、処理対象画像中の処理対象領域について、画素値分布により該処理対象領域の2値化閾値を算出し、該算出された2値化閾値と、処理対象領域内の各画素値との差の2乗平均値を計算する。そして、計算された2乗平均値が所定の閾値以下の場合、前記処理対象領域には文字がないと判断し、該処理対象領域を白画素で埋める。一方、計算された2乗平均値が所定の閾値より大きい場合、処理対象領域内を該算出された2値化閾値により2値化した場合における黒ランの総数に対する、所定の長さより短い黒ランの総数の割合(評価値)を計算し、該評価値を既定値と比較することにより2値化閾値を再設定する。詳しくは、評価値が既定値以上であると、2値化閾値を所定量下げて評価値を再計算し、該評価値が既定値を下回った時の2値化閾値を設定する。そして、該再設定された2値化閾値により当該処理対象領域を2値化し、2値画像を生成する。
【0012】
以上の本発明の特徴及びその他の特徴については、実施の形態に関連して以下に具体的に説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の実施の一形態である文字認識装置のブロック構成の一例を示す。図1に見られるように、この文字認識装置は、文字認識の対象となる帳票の濃淡画像を入力する濃淡画像入力部100、入力された濃淡画像を蓄積するための入力画像記憶部110、入力された濃淡画像の文字記入領域を特定する文字記入領域特定部120、各文字記入領域毎に2値化閾値を適応的に決定する2値化閾値決定部130、各文字記入力域毎に文字の有無を判定する文字有無判定部140、文字が記入されている各文字記入領域に対する2値化閾値を最適化する2値化閾値最適化部150、各文字記入領域の2値画像を生成する2値画像生成部160、生成された2値画像を蓄積するための2値画像蓄積部170、各文字記入領域の2値画像を用いて文字認識を行う文字認識部180、文字認識装置全体の動作や装置内の前記各部の動作の制御を行う制御部190から構成される。なお、文字認識部180と、それ以外の部分(2値画像生成のための画像処理装置)とを別装置として分離し、それらの間をバスやネットワークを介して接続する構成も可能である。文字有無判定部140は、画素値差2乗平均計算部141と判定部142からなり、2値化閾値最適化部150は黒ラン計数部151、評価値計算部152、判定部153及び2値化閾値再設定部154からなる。
【0014】
図2は、この文字認識装置における2値画像生成のための画像処理に関連した動作を主として示すフローチャートである。
【0015】
なお、図1に示す文字認識装置(又は画像処理装置の部分)は必ずしも専用のハードウェアによって実現される必要はなく、例えば図3に示すようなCPU201、メモリ202、ハードディスク203、入力装置(イメージスキャナ、キーボード、マウスなど)204、各種記憶媒体(磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなど)207の読み書きのための媒体ドライブ205、ディスプレイ206、外部の機器やネットワークとの通信のための通信装置(モデム、ネットワークアダプタなど)210などをバス210で接続した一般的な構成のコンピュータを利用し、ソフトウェアにより実現することもできる。この場合、図1の各部の機能(又は文字認識部180を除く部分の機能)をコンピュータ上で実現させるためのプログラム、換言すれば、図2に示す処理の全体(又は文字認識処理を除く処理)をコンピュータ上で実行させるためのプログラムは、例えば、それが記録された記憶媒体207から媒体ドライブ205によってメモリ202に読み込まれたり、外部装置より通信装置208によってメモリ202に読み込まれたり、あるいはハードディスク203からメモリ202に読み込まれ、CPU201により実行される。このプログラムを、それを固定記憶させた半導体ROMとして実装してもよい。このようなプログラムが記録された各種記憶媒体207や半導体ROMなどの記憶媒体も本発明に包含されるものである。また、帳票の濃淡画像は、例えば入力装置204に含まれるスキャナによって帳票から読み込まれたり、記憶媒体207から読み込まれたり、あるいは通信装置208によって外部機器から入力される。
【0016】
次に、図1に示したブロック構成に基づいて、この文字認識装置の動作を順を追って説明する。
【0017】
まず、濃淡画像入力部100によって、認識しようとする帳票の濃淡画像が入力され、入力画像蓄積部110に蓄積される(図2,ステップS1)。
【0018】
次に、文字記入領域特定部120において、入力画像蓄積部110に蓄積されている濃淡画像(以下、入力帳票画像)の文字記入領域が特定される(ステップS2)。特定された各文字記入領域の位置情報などは、帳票の処理が終了するまで制御部190の管理下で保存されるが、その保存のための記憶手段は図2中には示されていない。この文字記入領域の特定は様々な方法で行うことができるが、例えば、特開平10−91783号公報に開示されているように、認識しようとしている帳票と同一フォーマットの未記入の帳票画像(参照画像)と、入力帳票画像との位置合わせを行い、参照画像上の位置座標で定義された文字記入領域の位置座標値を用いて入力帳票画像上の各文字記入領域の位置を推定する方法が用いられる。
【0019】
以下、特定された個々の文字記入領域毎の処理が行われる。制御部190によって、1つの文字記入領域が処理対象領域として選ばれる(ステップS3)。
【0020】
2値化閾値決定部130により、処理対象領域に対する2値化閾値が、入力帳票画像の処理対象領域における画素値(濃度)分布に応じ適応的に決定される(ステップS4)。ここでは、2値化閾値の決定方法として判別分析法が用いられる。判別分析法によれば、処理対象領域内の画素値ヒストグラムにおいて、画素値の集合を、ある値tで2つのクラスに分割したときに、クラス内分散が最小、クラス間分散が最大となるような値tを処理対象領域に対する2値化閾値とする。より具体的には、値t未満の画素値のクラス(1)内の分散をv1、画素値平均値をe1、画素数をn1、値t以上の画素値のクラス(2)内の分散をv2、画素値平均値をe2、画素数をn2として、クラス内分散Vc、クラス間分散Vbを
Vc(t)=n1v1+n2v2
Vb(t)=n1n2(e1−e2)^2
(ここで、A^2はAの2乗を意味する)
と定義し、
Vb(t)/Vc(t)の値が最大となる値tを2値化閾値とする。
【0021】
このような方法で決定された2値化閾値を用いれば、白以外の背景色が用いられた領域でも、背景を白、文字を黒に適正に2値化することができる。しかしながら、領域内に文字が存在しない場合、2値化閾値決定のための画素値のクラス分割の合理性は保証されず、従来技術に関連して前述したような白黒が入り交じった2値画像となる可能性がある。
【0022】
このような不都合を回避するため、文字有無判定部140において、処理対象領域内の文字の有無が判定される(ステップS5,S6)。すなわち、ステップS5で、画素値差2乗平均計算部141によって、処理対象領域内の画素値とステップS4で決定された2値化閾値との差の2乗平均Avが計算される。この2乗平均Avは次式で表すことができる。式中、PiとNは処理対象領域内の各画素値と画素数、tはステップS4で決定された2値化閾値である。
【0023】
【数1】
この2乗平均Avは、文字が存在する領域では大きな値をとり、文字が存在しない領域では小さな値をとる傾向が認められる。網が掛けられた領域では、Avの値は一様濃度の領域に比べ増加するが、文字が存在する領域より十分小さな値をとる。そこで、ステップS6で、判定部142において、Avの値がある規定値以下ならば処理対象領域内に文字が存在しないと判定される。
【0024】
文字が存在しないと判定された処理対象領域に対しては、2値画像生成部160により全て白画素の2値画像が生成される(ステップS7)。換言すれば、画素値に関係なく白画素とするような十分に低い2値化閾値を用いた2値化処理が行われる。得られた2値画像は2値画像蓄積部170に保存される。
【0025】
Av値が規定値を超えた場合は文字が存在する処理対象領域である可能性が高い。このような処理対象領域の一部に網が掛かっている場合に、ステップS4で決定された2値化閾値を用いて2値化すると、網を構成するドットがノイズとして再現されてしまうことがある。また、領域全体に網が掛かっている場合でも、網掛けの状態によっては同様のノイズが残る恐れがある。このような網掛けによる不都合を避けるため、2値化閾値最適化部150において次のような手順によって2値化閾値の最適化が行われる(ステップS8〜S11)。
【0026】
まず、黒ラン計数部151において、処理対象領域内をステップS4で決定された2値化閾値で2値化した場合における黒ランの総数と、ある所定の長さより短い黒ランの個数を計数する(ステップS8)。次に、評価値計算部152において、計数された黒ランの総数に対する短い黒ランの個数の割合を算出する(ステップS9)。網を構成するドットがノイズとして2値画像中に残る場合、短い黒ランの割合が非常に高くなるので、この割合を2値画像の画質の評価値として算出したわけである。そして、判定部153において、ステップS9で算出された評価値をある既定値と比較し、評価値が既定値以上ならば2値化閾値が不適切であると判定し、評価値が既定値より小さいならば現在の2値化閾値が適切であると判定する(ステップS10)。
【0027】
現在の2値化閾値が不適切であると判定された場合、つまり、網を構成するドットが黒画素として残ってしまう場合には、そのような黒画素が発生しにくくなるように、2値化閾値再設定部154において2値化閾値を現在の2値化閾値より所定値だけ低い値に設定し直す(ステップS11)。そして、再設定された2値化閾値を用いて2値化した場合における黒ランの総数と短い黒ランの個数を黒ラン計数部151で再度計数し(ステップS8)、その計数結果を用いて評価値計算部152で評価値を再度算出し(ステップS9)、この評価値を用いて2値化閾値の適否の判定を判定部153で行う(ステップS10)。この判定でも2値化閾値が不適切と判定された場合には、2値化閾値再設定部154で2値化閾値をさらに所定値だけ低い値に設定し直し(ステップS11)、再びその評価を繰り返す。このようにして、評価値が既定値を越えず、かつ、それ近い2値化閾値を設定する。
【0028】
評価値と比較される既定値を適切に選んでおくならば、以上のような手順によって設定された2値化閾値を用いて2値化を行えば、文字が記入された領域に対し、その背景が白であろうと白以外であろうと、また、網が掛けられていようといまいと、ノイズの少ない2値画像を生成することができる。
【0029】
なお、予め定めた値を2値化閾値の初期値として用いて同様の手順により最適な2値化閾値を設定することもできるが、上に述べたように領域内の画素値分布に基づいて適応的に決定した2値化閾値を初期値として用いれば、領域に網が掛けられていなければ、その初期値を直ちに最適な2値化閾値として設定することができ、また、網掛けがない場合であっても、より少ない処理回数で効率よく最適な2値化閾値を設定可能である。また、黒ラン計数部141において、水平方向、垂直方向のいずれかの方向の黒ランだけを計数対象としてもよいが、水平方向の黒ランと垂直方向の黒ランの両方を対象に計数すれば、より正確な画質評価が可能である。
【0030】
判定部153で2値化閾値が適切であると判定されると、つまり、最適な2値化閾値が設定されると、2値化画像生成部160において、その2値化閾値を用いて処理対象領域内の濃淡画像の2値化が行われ、2値画像が生成される(ステップS12)。生成された2値画像は2値画像蓄積部170に蓄積される。
【0031】
1つの文字記入領域に対する処理が終わると、制御部190は入力帳票画像中の全ての文字記入領域に対する処理が完了したか調べ(ステップS13)、未処理の文字記入領域が残っているならば、その1つの文字記入領域を処理対象領域として選択し(ステップS3)、それに対する処理を開始させる。
【0032】
全ての文字記入領域の2値画像が生成されると、制御部190は、2値画像蓄積部170に蓄積された2値画像を文字認識部180へ渡し、各文字記入領域に対する文字認識を行わせる(ステップS180)。前述のように、文字が記入されていない文字記入領域では、その2値画像は全て白画素とされているため、ノイズを文字と誤認識するような問題は起こらない。白以外の背景に文字が記入された文字記入領域や、部分的又は全体的に網が掛けられた文字記入領域においても、2値画像中にノイズが生じにくいため精度の良い文字認識が可能である。
【0033】
なお、文字認識部180は、例えば、2値画像から個々の文字画像を切り出し、各文字画像から抽出した特徴量と認識辞書に登録された特徴量との距離計算を行うことによって文字を同定するような公知の構成のものでよいので、これ以上の説明は省略する。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1)文字が記入されていない領域の2値画像は全て白画素とされるため、その領域の背景色が白以外の場合でも、背景のノイズが2値画像に残らず、したがって、そのような領域において背景のノイズを文字と誤認識するような問題を回避できる。
(2)領域内の画素値分布に基づいて適応的に決定した2値化閾値と画素値との差の2乗平均を用いることにより、背景が白以外の領域でも網が掛けられている領域でも、領域内の文字の有無を確実に判定可能である。
(3)文字が記入されていると判断される領域に対しては、その背景が白であろうと白以外であろうと、また、網が掛けられていようといまいと、ノイズの少ない2値画像を生成することができ、したがって精度のよい文字認識が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態である文字認識装置のブロック構成の一例を示すブロック図である。
【図2】 文字認識装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】 本発明をソフトウェアにより実施するために利用可能なコンピュータの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 濃淡画像入力部
110 入力画像蓄積部
120 文字記入領域特定部
130 2値化閾値計算部
140 文字有無判定部
150 2値化閾値最適化部
160 2値画像生成部
170 2値画像蓄積部
180 文字認識部
190 制御部
Claims (7)
- 画像処理装置おける画像処理方法であって、
処理対象画像を入力するステップと、
前記処理対象画像中の処理対象領域について、画素値分布により該処理対象領域の2値化閾値を算出するステップと、
前記算出された2値化閾値と、前記処理対象領域内の各画素値との差の2乗平均値を計算するステップと、
前記計算された前記2乗平均値が所定の閾値以下の場合、前記処理対象領域には文字がないと判断し、該処理対象領域を白画素で埋めるステップと、
前記計算された前記2乗平均値が所定の閾値より大きい場合、前記処理対象領域内を前記算出された2値化閾値により2値化した場合における黒ランの総数に対する、所定の長さより短い黒ランの総数の割合(以下、評価値)を計算し、評価値を既定値と比較して、前記評価値が前記既定値以上であると、前記2値化閾値を所定量下げて前記評価値を再計算し、該評価値が前記既定値を下回った時の2値化閾値を再設定するステップと、
前記再設定された2値化閾値により前記処理対象領域を2値化し、2値画像を生成するステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 前記処理対象領域は、前記処理対象画像における文字が記入された領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
- 請求項1又は2記載の画像処理方法により生成された2値画像に対し文字認識を行うことを特徴とする文字認識方法。
- 処理対象画像を入力する画像入力手段と、
前記処理対象画像中の処理対象領域について、画素値分布により該処理対象領域の2値化閾値を算出する手段と、
前記算出された前記2値化閾値と、前記処理対象領域内の各画素値との差の2乗平均値を計算する手段と、
前記計算された2乗平均値が所定の閾値以下の場合、前記処理対象領域には文字がないと判断し、該処理対象領域を白画素で埋める手段と、
前記計算された2乗平均値が所定の閾値より大きい場合、前記処理対象領域内を前記算出された2値化閾値により2値化した場合における黒ランの総数に対する、所定の長さより短い黒ランの総数の割合(以下、評価値)を計算し、評価値を既定値とを比較して、前記評価値が前記既定値以上であると、前記2値化閾値を所定量下げて前記評価値を再計算し、該評価値が前記既定値を下回った時の2値化閾値を再設定する手段と、
前記再設定された2値化閾値により前記処理対象領域を2値化し、2値画像を生成する手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記処理対象領域は、前記処理対象画像における文字が記入された領域であることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- 請求項4又は5に記載の画像処理装置により生成された2値画像に対し文字認識を行う文字認識手段を有することを特徴とする文字認識装置。
- コンピュータを、請求項4ないし6に記載した画像処理装置もしくは文字認識装置として機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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