JP2002290733A - 画像処理方法 - Google Patents
画像処理方法Info
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- JP2002290733A JP2002290733A JP2001086559A JP2001086559A JP2002290733A JP 2002290733 A JP2002290733 A JP 2002290733A JP 2001086559 A JP2001086559 A JP 2001086559A JP 2001086559 A JP2001086559 A JP 2001086559A JP 2002290733 A JP2002290733 A JP 2002290733A
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Abstract
誤差拡散法に特有の画質の低下の問題を比較的簡単な方
法で改善する。 【解決手段】 多値階調値で表現される画像データの画
素を所定の閾値を基準として2値化或いは所定の複数値
化する。この複数値化に際し、複数値化の対象画素の変
換後の値と元の値との誤差を求め、この誤差を他の未処
理画素に配分する。この誤差拡散処理を行うに際し、予
め適宜な最低濃度値を設定しておく。画像データのスキ
ャンラインの最初の注目画素の濃度値が最低濃度値以下
の場合には、その注目画素の濃度値を設定した最低濃度
値に変更する。そして、この変更した濃度値に基づいて
誤差拡散処理を行う。
Description
各画素の階調値を2値などの所定の複数値で出力し、複
数値化対象画素の誤差を他の画素に拡散するようにした
画像処理方法に関する。
値化するための方法としてディザ法と誤差拡散方式が知
られている。誤差拡散方式は、最も基本的には多階調の
ピクセル(画素)データを2値化する方法である。例え
ば、1ピクセルを256段階で表現するイメージを、1
ピクセルを2段階(インクジェットプリンタ的に言えば
ドットを打つか打たないか)で表現するイメージに変換
する方法である。
には「0」にし、ピクセルの値が128〜255の場
合、基本的には「255」にする。この「255」は一
般的には「1」と表現する。このように、単純に1,0
に変換だけすると、その変換したときの元になった数値
と、変換された後の値との間には誤差が生じる。この誤
差をそれぞれ2値化処理の対象となっているピクセルの
周りのピクセルに振る即ち分配して、対象ピクセルの誤
差を周りのピクセルに拡散している。従来の誤差拡散法
には、走査方向を右に向けて一方向に移動するときに、
誤差の10分の3を次(右)のピクセルに、10分の7
を真下のピクセルに分配する方法や、誤差の16分の7
を次(右)のピクセルに、16分の5を真下のピクセル
に、16分の3を左下のピクセルに、16分の1を右下
のピクセルに分配する方式が知られている。
ように、注目画素の周辺画素に対する2値化による誤差
の配分比率を一定とせず、画素処理とともに複数組の配
分係数セットの中から選択して用いる方法や、更に複雑
な方法をとる特開平8−228284号公報に記載され
たものなど、多数の誤差拡散方式が提案されている。
プルであると、画像に縞模様の発生が多くなり、逆に複
雑に処理をすれば、それは解消されてくるが画像の処理
に時間がかかってしまうという問題点が生じる。また、
一般的に誤差拡散法では、比較的色が濃いところから薄
いところに変わるところで縞模様などの不具合が多く出
てくる傾向がある。それを解消するために特開平7−1
11591号及び特開平1−130945号には閾値な
どをその濃度によって変更させる技術などが提案されて
いる。しかし、閾値などの変更をするのでは、処理が非
常に複雑になり、処理時間が長くなってしまうという問
題点が生じてしまう。本発明は、上記問題点を解決する
ことを目的とするものである。
をする場合、色の濃い部分ではあまり不具合が目立たな
いが、色の薄い部分では比較的良く目立ってしまうとい
う傾向がある。また、比較的対象画像の横方向の部分で
は、色が薄い場合が多く、また画像処理の最初の注目ピ
クセルにおいては、走査始めのピクセルが存在していな
いので、誤差が全く分配されてこない。そのため、スキ
ャンラインの端の部分が低濃度である場合には、比較的
不具合が起き易いという問題点がある。本発明は上記問
題点を解決することを目的とするものである。
め、本発明は、多値階調値で表現される画像データの画
素を所定の閾値を基準として2値化或いは所定の複数値
化するに際し、複数値化の対象画素の変換後の値と元の
値との誤差を求め、この誤差を他の未処理画素に配分す
る誤差拡散処理を行うようにした画像処理方法におい
て、予め適宜な最低濃度値を設定し、スキャンラインの
最初の注目画素の濃度値が前記最低濃度値以下の場合に
その注目画素の濃度値を設定した最低濃度値に変更し、
該変更した濃度値に基づいて誤差拡散処理を行うように
したものである。また本発明は、前記画像データの各ラ
イン上の画素を左右双方向からジグザグ状に走査するよ
うにしたものである。
したコンピュータの画像処理フローチャートを参照して
詳細に説明する。画像処理装置として機能するコンピュ
ータのCPU(中央演算処理装置)とコンピュータに格
納された画像処理プログラムとで構成される誤差拡散処
理部(2)は、画像処理動作を開始すると、多値画像メ
モリ(8)から1ライン分の画像データ(4)を読み出
し、画像データ(4)の次ラインの処理を開始する(ス
テップ1)。
る画素即ちピクセルの濃度値を参照し(ステップ2)、
この注目ピクセルの濃度値が設定最低濃度値(Y)以下
か否か判断する(ステップ3)。誤差拡散処理部(2)
は肯定を判断すると、注目ピクセルの濃度値を設定最低
濃度値(Y)に変更する(ステップ4)。否定を判断す
ると、注目ピクセルの値をそのまま使用する(ステップ
5)。
を左から右に片方向からだけ走査する場合において、設
定最低濃度値(Y)を例えば64に設定すると、図2に
示す、画像データ(4)の最初の縦列6のピクセル
(a)(b)(c)(d)(e)の値0,20,33,
78,100はそれぞれ、図2に示すように、64,6
4,64,78,100となる。画像データ(4)を右
方向と左方向の両方から交互に走査する場合には、図2
に示す画像データ(4)の左端の縦の列(6)と、右端
の縦の列(10)の各画素(ピクセル)が最初のピクセ
ルとなる。
の誤差拡散処理を実施する(ステップ6)。本実施形態
では、図4に示す誤差拡散処理方式を採用している。最
初の1ラインは右方向に走査し、走査が右端に達する
と、画像データ(4)の2行目のラインを右から左に向
けて左方向に走査し、以後右、左と双方向からジグザグ
状に走査する。
注目ピクセル(X)の誤差を走査方向に向かって、横の
画素(12)(14)と、後方側斜め下の画素(16)
(18)に2分の1ずつ分配する。注目ピクセル(X)
の誤差は誤差バッファメモリ(20)に一旦格納されて
処理される。上記変更された各ピクセルの2値化データ
は2値画像メモリ(22)に格納される。次に誤差拡散
処理部(2)は、全ラインのピクセルの2値化処理が終
了したか否か判断し(ステップ7)、否定を判断すると
ステップ1に戻り、肯定を判断すると、誤差拡散処理を
終了する(ステップ8)。
な方法で高品質の画像処理を行うことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 多値階調値で表現される画像データの画
素を所定の閾値を基準として2値化或いは所定の複数値
化するに際し、複数値化の対象画素の変換後の値と元の
値との誤差を求め、この誤差を他の未処理画素に配分す
る誤差拡散処理を行うようにした画像処理方法におい
て、予め適宜な最低濃度値を設定し、スキャンラインの
最初の注目画素の濃度値が前記最低濃度値以下の場合に
その注目画素の濃度値を設定した最低濃度値に変更し、
該変更した濃度値に基づいて誤差拡散処理を行うように
したことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項2】 前記画像データの各ライン上の画素を左
右双方向からジグザグ状に走査するようにしたことを特
徴とする「請求項1」に記載の画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001086559A JP2002290733A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001086559A JP2002290733A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 画像処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002290733A true JP2002290733A (ja) | 2002-10-04 |
Family
ID=18941917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001086559A Pending JP2002290733A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002290733A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012048401A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Canon Inc | 画像処理装置及び画像処理方法 |
-
2001
- 2001-03-26 JP JP2001086559A patent/JP2002290733A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012048401A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Canon Inc | 画像処理装置及び画像処理方法 |
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Legal Events
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20070822 |
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A621 | Written request for application examination |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091001 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091225 |