JP3302807B2 - セラミックスとシリコンとの接合方法 - Google Patents

セラミックスとシリコンとの接合方法

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陽一 石田
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    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/28Structure, shape, material or disposition of the layer connectors prior to the connecting process
    • H01L24/29Structure, shape, material or disposition of the layer connectors prior to the connecting process of an individual layer connector
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスとシリコ
ンとの接合方法に関し、特に1000℃の高温にも耐え
得るセラミックスとシリコンとの接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】近年、電子部品の用途で、
炭化珪素や窒化珪素等の非酸化物セラミックスにシリコ
ンを接合した状態で、該接合体に1000°Cの高温で
加工を施す必要が生じてきた。そのため、この高温条件
下でも耐え得るセラミックスとシリコンとの接合方法が
要望されている。
【0003】ここで、熱酸化により性能が劣化すること
無く、1000℃の高温にも耐え得る接合が要望された
場合、金属同士(シリコンを含む)であれば融点が10
63℃の金、或いは金に重量%で約3%のニッケルを加
えてその固相温度を1000℃直上に調合したロウを用
いて接合することにより、上記要望に応え得る接合が可
能となるが、セラミックスが絡むとその事情は異なって
くる。
【0004】すなわち、金、或いは金とニッケルから成
るような通常の金属及び合金では、セラミックスに濡れ
ない、つまりセラミックス上にロウが付着しないため、
該セラミックスと金属、例えばシリコンとを接合できな
い。
【0005】そこで、従来より成されている炭化珪素や
窒化珪素等の非酸化物セラミックスと、シリコンとを接
合する方法としては、 セラミックス表面に、先ず銀と銅との共晶組成から
成るロウ中に活性金属であるチタンを含有させたロウを
用いて金属層を形成し、該金属層を介してシリコンを金
−シリコンハンダを用いて接合する方法 セラミックスとシリコンとを、直接銀と銅との共晶
組成から成るロウ中に活性金属であるチタンを含有させ
たロウを用いて接合する方法 セラミックス表面に、先ずチタンの被膜を形成し、
該被膜上にシリコンを金或いは金とニッケルから成るロ
ウを用いて接合する方法等が存在した。
【0006】しかしながら、先ず上述したの方法にあ
っては、接合の為の工程が複雑で作業が困難であると共
に、得られた接合体は500℃位までの温度にしか耐え
られないという課題を有していた。
【0007】また、の方法では、その接合作業は簡便
なものではあるものの、依然1000℃もの高温に耐え
得る接合体を作製することのできる方法ではなかった。
【0008】さらに、の方法においては、かなり高温
に耐え得る接合体を作製することができるが、の方法
と同様にその工程が複雑で、量産が難しいと言う課題を
有していた。
【0009】本発明は、上述した従来のセラミックスと
シリコンとの接合方法が有する課題に鑑み成されたもの
であって、その目的は、炭化珪素、窒化珪素等の非酸化
セラミックスとシリコンとを簡便な作業によって接合
でき、しかもその接合体が1000℃の高温にも十分に
耐え得る接合体となるセラミックスとシリコンとの接合
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するため、炭化珪素、窒化珪素等の非酸化物セラ
ミックスとシリコンとを、金とニッケルから成るマトリ
ックス中にパラジウムを添加したロウを用いて接合する
こととした。
【0011】ここで、上記接合に使用されるロウの組成
は、得られた接合体が1000℃の高温にも耐えられる
ようにするため、その固相温度が1000℃以上で、シ
リコンが加熱分解を起こす1150℃以下で接合でき、
かつ接合作業温度がロウの液相温度よりも30℃程度高
く設定することを考慮し、その液相温度が1120℃以
下の組成とすることが要求される。
【0012】その為、上記ロウ中の金、ニッケル及びパ
ラジウムの組成は、上記固相温度が下限ぎりぎりである
1000℃強となる組成を狙って、重量%でパラジウム
が8%、金が70%、ニッケルが22%の組成のロウと
した場合、このロウの固相温度は1005℃、液相温度
は1037℃となる。
【0013】また、液相温度が上限ぎりぎりである11
20℃弱となる組成を狙って、重量%でパラジウムが2
5%、金が50%、ニッケルが25%の組成のロウとし
た場合、このロウの固相温度は1102℃、液相温度は
1120℃となる。
【0014】従って、接合体が1000℃の高温にも耐
えられるセラミックスとシリコンとの接合に使用できる
上記ロウの組成としては、重量%でパラジウムが8〜2
5%、金が50〜70%、ニッケルが22〜25%の組
成となるロウとなり、該ロウを用いて、そのロウの液相
温度よりも30℃程度高く、シリコンが加熱分解を起こ
す1150℃以下の温度でセラミックスとシリコンとを
接合する。
【0015】
【作用】上記した本発明にかかるセラミックスとシリコ
ンとの接合方法によれば、金とニッケルから成るマトリ
ックス中に活性金属であるパラジウムを添加したロウを
用いて両者を接合することとしたため、セラミックス表
面と上記ロウとが接触する界面においては、セラミック
スが炭化珪素である場合には該セラミックス中の炭素と
ロウ中のパラジウムとが反応し、その界面にPdCが形
成され、またセラミックスが窒化珪素の場合には、該セ
ラミックス中の窒素とロウ中のパラジウムとが反応し、
PdNがその界面に形成され、これらPdC、或いはP
dNがセラミックスと上記ロウとの中間生成物となり、
セラミックスとロウとが強固に付着するため、結果とし
てセラミックスとシリコンとが接合できる。
【0016】この際、使用する上記ロウの組成が、重量
%でパラジウムが8〜25%、金が50〜70%、ニッ
ケルが22〜25%の組成となるロウである場合には、
該ロウの固相温度は1000℃以上で、かつその液相温
度が1120℃以下のロウとなるため、該ロウを用い
て、そのロウの液相温度よりも30℃程度高く、シリコ
ンが加熱分解を起こす1150℃以下の温度でセラミッ
クスとシリコンとを接合すれば、得られた接合体は、1
000℃の高温にも耐え得る接合体とすることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、上記した本発明の実施例を比較例とと
もに挙げ、本発明をより詳細に説明する。
【0018】−実施例− 10mm角で、厚さ3mmの炭化珪素セラミックス
〔(株)日本セラテック社製〕の表面に、表1に記載し
た3種類の組成に調合したロウペーストを、各々200
メッシュのスクリーンを用いて乾燥厚みが30μmとな
るように塗布して乾燥した後、その上に、10mm角
で、厚さ1mmに切断したシリコンウェハを各々重ね、
5×10-6 Torr の真空中で、表1に記載した温度で加
熱し、接合試料を作製した。
【0019】得られた接合試料を一旦1000℃に加熱
した後、冷却し、該接合試料の両面に有機接着材で引っ
張りジグを各々貼り付け、該接合試料を上下方向に引っ
張ることにより、その接合強度(kgf/mm2 )を測
定した。測定結果を表1に記載する。
【0020】なお、上記ロウペーストの作製に使用した
金、ニッケル、及びパラジウムは、いずれも(株)高純
度化学研究所製のもので、金は還元粉末で100メッシ
ュパス以下のもの、ニッケルは還元粉末で300メッシ
ュパス以下のもの、そしてパラジウムは還元粉末で1μ
mのものを各々使用し、これらを有機バインダーととも
に酢酸ブチルで溶き、ペースト化した。
【0021】−比較例− 比較のため、接合に使用するロウペーストの金、ニッケ
ル、及びパラジウムの配合組成が、規定する組成から外
れるもの、すなわち、重量%でパラジウムが8〜25
%、金が50〜70%、ニッケルが22〜25%の範囲
内にある配合組成ではないロウを使用したもの(比較例
1〜4)、また接合温度が規定する温度から外れるも
の、すなわち、接合に使用するロウの液相温度よりも3
0℃程度高く、シリコンが加熱分解を起こす1150℃
以下の温度で成されたものではないもの(比較例5,
6)につき、他は上記実施例と同様の方法で炭化珪素セ
ラミックスとシリコンウェハとを接合した場合の、接合
状態を観察した。その結果を表1に併記する。
【0022】
【表1】
【0023】表1より、本発明に規定する条件で接合さ
れた炭化珪素セラミックスとシリコンウェハとの接合体
は、1000℃に加熱した後においても実用強度である
5kgf/mm2 を満たすが、接合に使用するロウペー
ストの金、ニッケル、及びパラジウムの配合組成が、規
定する組成から外れるもの(比較例1〜4)、また接合
温度が規定する温度から外れるもの(比較例5,6)に
ついては、その効果がないことがわかる。
【0024】
【発明の効果】以上、記載した本発明にかかるセラミッ
クスとシリコンとの接合方法によれば、炭化珪素、窒化
珪素等の非酸化物セラミックスと、ICやLSIなどの
シリコンとを簡便に、しかも高温環境下においても十分
に耐え、かつ複雑形状の面においてもその接合が可能な
セラミックスとシリコンとの接合方法となる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−152967(JP,A) 特開 昭60−157284(JP,A) 特開 昭60−24026(JP,A) 特開 平5−267800(JP,A) 特開 平5−261588(JP,A) 特開 平5−194052(JP,A) 特開 平2−58364(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 37/00 H01L 21/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化珪素、窒化珪素等の非酸化物セラミ
    ックスとシリコンとを、金とニッケルから成るマトリッ
    クス中にパラジウムを添加したロウを用いて接合するこ
    とを特徴とする、セラミックスとシリコンとの接合方
    法。
  2. 【請求項2】 上記接合に使用されるロウの組成が、重
    量%でパラジウムが8〜25%、金が50〜70%、ニ
    ッケルが22〜25%であることを特徴とする、請求項
    1記載のセラミックスとシリコンとの接合方法。
  3. 【請求項3】 上記セラミックスとシリコンとの接合
    が、ロウの液相温度よりも30℃程度高く、シリコンが
    加熱分解を起こす1150℃以下で成されることを特徴
    とする、請求項1、又は2記載のセラミックスとシリコ
    ンとの接合方法。
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