JP3302059B2 - バーン・イン・テスト用治具 - Google Patents

バーン・イン・テスト用治具

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JP3302059B2
JP3302059B2 JP29328092A JP29328092A JP3302059B2 JP 3302059 B2 JP3302059 B2 JP 3302059B2 JP 29328092 A JP29328092 A JP 29328092A JP 29328092 A JP29328092 A JP 29328092A JP 3302059 B2 JP3302059 B2 JP 3302059B2
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  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばQFP,SO
P,LCC等のサーフェースマウントデバイスや、TC
P等のLSIに対するバーン・イン・テストを行う時に
使用されるバーン・イン・テスト用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】バーン・イン・テストは、LSI等の被
検査物を高温下で実際に駆動させることにより、被検査
物に内在する回復性不良や短寿命等の潜在不良を加速抽
出するためのテストであり、通常、全てのLSIに対し
て行われている。
【0003】このバーン・イン・テストを行う際には、
被検査物の各端子に電源や信号を供給するとともに、被
検査物からの信号を該被検査物の各端子から取り出す必
要があるが、この電源の供給及び信号の授受を行うため
にバーン・イン・テスト用治具が用いられる。
【0004】従来、この種のバーン・イン・テスト用治
具としては、図10及び図11に示すようなものが一般
に知られている。即ち、同図はQFP等のLSIを被検
査物1としてこのバーン・イン・テストを行う時に使用
されるバーン・イン・テスト用治具を示すもので、この
治具は、矩形平板状のベース基板2と、このベース基板
2上に配置された複数のソケット3から主に構成され、
前記ベース基板2は、その下面周縁部に配置された枠状
の補強フレーム4で機械的に補強されている。
【0005】前記各ソケット3は、バーン・イン・テス
トを行う際に、この内部にLSI等の被検査物1を位置
決めしつつ脱出不能に収納するためのものであり、この
ための収納部が設けられているとともに、ヒンジ5を介
して開閉自在で被検査物1を出し入れするための蓋体6
と、この蓋体6を下方に加圧しつつ閉じるフック7とが
備えられている。
【0006】そして、前記ソケット3の前記被検査物1
の各端子(アウターリード)1aとの対応位置には、上
端を円弧状に屈曲させてばね性を持たせた金属ばね8が
配置され、この金属ばね8は、その脚部を前記ベース基
板2内に挿通させた状態で該ベース基板2に半田付けさ
れているとともに、この各金属ばね8に電気的に接続さ
れた回路パターンは、ベース基板2の表裏面側を側方に
向けて延びて表裏面に設けられた外部端子2aまで達し
ている。
【0007】これにより、ソケット3内に被検査物1を
収納してフック7を介して蓋体6を閉じると、被検査物
1の各端子1aと各金属ばね8とが個々に電気的に接続
され、この各金属ばね8から延びる各外部端子2aから
被検査物1の各端子1aに電源や信号を個々に供給する
とともに、被検査物1からの信号を該被検査物1の各端
子1aから各外部端子2aを通じて個々に取り出すこと
ができるようなされている。
【0008】ここに、LSIの高機能、高容量化に伴
い、LSIの端子も高密度多端子化が進み、例えばQF
Pにあっては、端子ピッチが0.3mmまたはそれ以下
で、端子数200以上のものが実用化され始めている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、狭ピッチで多端子のLSIに対応させ
るためこのピッチに合わせてソケットの内部に金属ばね
を配置しようとすると、この加工がかなり困難で、例え
対応できたとしても、ソケットを成形する金型が精密か
つ複雑となってソケットの価格がかなり高く、検査価格
上の大きな負担となってしまう。しかも、ソケットの占
有面積がかなり広いため、一枚のベース基板上に搭載で
きるソケットの数が限られて、効率良いバーン・イン・
テストを行うことができないといった問題点があった。
【0010】本発明は上記に鑑み、狭ピッチで多端子の
LSIのバーン・イン・テストに対応させることができ
るばかりでなく、ソケットを使用することをなくすこと
により、安価かつ面積効率が高く、しかも、交換性が良
くて破損や被検査物の種類の変更等に容易に対応できる
ようにしたものを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るバーン・イン・テスト用治具は、ベー
ス基板に形成された回路パターンの各内部端子と、被検
査物の各端子とを個々に電気的に接続させてバーン・イ
ン・テストを行うバーン・イン・テスト用治具におい
て、 前記被検査物の各端子に対応する位置に形成された
開口部を有し、該開口部内に、厚み方向に導電性を有す
る導電部と絶縁部が分離し、かつ前記ベース基板の各内
部端子のパターンに合わせて前記導電部が形成されてい
る偏在タイプの異方性導電ゴムからなる加圧導電ゴムを
備えるとともに、 前記導電部の上面が、被検査物の各端
子とを電気的に接続する接点を構成するとともに、前記
導電部の下面が、前記ベース基板の各内部端子とを電気
的に接続する接点を構成するようにした接点基板と、
の接点基板の前記ベース基板に対する位置決めを行うと
ともに、内部に前記被検査物を位置決めしつつ落し込む
位置決め穴を有する位置決め板と、 前記被検査物を前記
接点基板に向けて加圧する加圧機構とを備えたことを特
徴とする。 また、本発明の接点基板は、ベース基板に形
成された回路パターンの各内部端子と、被検査物の各端
子とを個々に電気的に接続させてバーン・イン・テスト
を行うバーン・イン・テスト用治具に用いる接点基板で
あって、 前記被検査物の各端子に対応する位置に形成さ
れた開口部を有し、該開口部内に、厚み方向に導電性を
有する導電部と絶縁部が分離し、かつ前記ベース基板の
各内部端子のパターンに合わせて前記導電部が形成され
ている偏在タイプの異方性導電ゴムからなる加圧導電ゴ
ムを備えるとともに、 前記導電部の上面が、被検査物の
各端子とを電気的に接続する接点を構成するとともに、
前記導電部の下面が、前記ベース基板の各内部端子とを
電気的に接続する接点を構成するようにしたことを特徴
とする。 さらに、本発明では、前記加圧導電ゴムの上面
にメタル層を形成し、前記メタル層の上面を被検査物の
各端子とを電気的に接続する上接点としたことを特徴と
する。
【0012】ここに、前記接点基板の上下両接点を該接
点基板に形成した配線パターンによって電気的に接続さ
れた加圧導電ゴムで構成することができ、また前記接点
基板の内部に加圧導電ゴムを上下に露出させて埋め込
み、この加圧導電ゴムの上面及び下面で前記接点を形成
しても良い。
【0013】
【作用】上記のように構成した本発明によれば、ベース
基板上に位置決め板を介して所定の位置に接点基板を配
置しておき、前記位置決め板の位置決め穴内に被検査物
を落し込んで加圧機構で加圧することによって、被検査
物の各端子とベース基板の内部端子とを個々に電気的に
接続させて、バーン・イン・テストを行うことができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1乃至図4は、第1の実施例を示すもので、同
図において、付番10は矩形平板状のベース基板で、こ
のベース基板10は、LSI等の被検査物1へこの各端
子(アウターリード)1aを通じて電源や信号を供給す
るとともに、被検査物1から信号を取り出すためのもの
であり、このための回路パターン(図示せず)が表裏面
に形成されている。この各回路パターンの端部には、外
部との入出力端子としての外部端子10aが表裏面に、
被検査物1との入出力端子としての内部端子10bが表
面側に位置してそれぞれ設けられている。
【0015】このベース基板10は、例えばBT板、ポ
リイミド基板、FR−5等の耐熱性基板材料で構成され
ているとともに、下面に配置したアルミニウムやPPS
製等の補強板11によって機械的に補強されている。
【0016】前記ベース基板10の上面には、図では6
列で各列5個の合計30個の位置決め板12がこのボル
ト穴12aを挿通させて前記補強板11に螺入させたボ
ルト13によって固定されているとともに、この位置決
め板12と前記ベース基板10との間には、接点基板1
4が介装されている。
【0017】この接点基板14は、前記ベース基板10
の各内側端子10bと被検査物1の各端子1aとを該接
点基板14を介して個々に電気的に接続するためのもの
であり、例えば耐熱性PWBまたは耐熱性FPC製で、
上下面には、内部を挿通させた配線パターン14aの両
端部に接続された上接点14b及び下接点14cが備え
られている。
【0018】即ち、ベース基板10の各内側端子10b
と接点基板14の各下接点14cとを、被検査物1の各
端子1aと接点基板14の各上接点14bとをそれぞれ
接触させることにより該接点基板14を介して、ベース
基板10の各内側端子10bと被検査物1の各端子1a
とを電気的接続してバーン・イン・テストを行うような
されている。
【0019】ここに、ベース基板10と接点基板14、
及び接点基板14と被検査物1の相対的な位置合わせが
重要となるが、前記位置決め板12は、この接点基板1
4の前記ベース基板10に対する位置決め、及び接点基
板14に対する被検査物1の位置決めをそれぞれ行うた
めのものである。
【0020】即ち、前記位置決め板12の裏面側の四隅
には、位置決めボス12bが、この位置決めボス12b
に対応する前記接点基板14の四隅には、固定穴14d
がそれぞれ設けられているとともに、前記ベース基板1
0上に位置決め板12を取り付けた時にこの位置決めボ
ス12bに対応する位置には、貫通穴10cが設けられ
ている。更に位置決め板12の内部には、例えばQF
P,SOP等では、リードの側端部で位置決めされるご
とく被検査物1の形状に合ったパターン基準で加工され
た位置決め穴12cが設けられている。
【0021】これによって、位置決め板12の位置決め
ボス12bを接点基板14の固定穴14dの内部に嵌入
させ、この状態で位置決めボス12bをベース基板10
の貫通穴10c内に挿通させた後、ボルト13を介して
ベース基板10に固定することによって接点基板14の
ベース基板10に対する位置決めを、即ちベース基板1
0の各内部電極10bと接点基板14の各下接点14c
がそれぞれ接触し、前記位置決め穴12cの内部に被検
査物1を落し込むことによって、被検査物1の接点基板
14に対する位置決めを、即ち接点基板14の各上接点
14bと被検査物1の各端子1aがそれぞれ接触するよ
うなされている。
【0022】なお、前記位置決め板12は、例えばPP
SやLPC等の耐熱性プラスチック成形品またはPWB
と同一材料の加工品であり、前記接点基板14と平面方
向の熱膨張率が同一のものを使用することが望ましい。
【0023】また、被検査物1の接点基板14に対する
位置決めを、端子1aの側端部で行っている。前記接点
基板14の上接点14b及び下接点14cは、加圧導電
ゴムによって構成されている。この加圧導電ゴム製の接
点14b,14cは、例えばレジストによって開口部を
形成し、この開口部内に加圧導電ゴムを埋め込んだ後、
レジストを除去したり、印刷等によって形成することが
できる。
【0024】前記加圧導電ゴムは、シリコーンゴムと金
属粒子からなるシート状の複合導電材料で、押圧すると
内部の金属粒子同士が互いに接触して導電性を有するよ
うにしたものであり、このように接点14b,14cに
加圧導電ゴムを使用することにより、ベース基板10の
各内部電極10bと接点基板14の各下接点14c及び
接点基板14の各上接点14bと被検査物1の各端子1
aとを互いに面接触させて、ここに接触不良が生じてし
まうことを防止するとともに、被検査物1の各端子1a
に傷が付いてしまうことを防止することができる。
【0025】前記加圧導電ゴムとして、厚み方向に導電
性をもち、平面方向に導電性をもたない異方性加圧導電
ゴムを使用することができ、この場合には、一枚の連続
した加圧導電ゴムで上接点14b及び下接点14cを構
成することができる。
【0026】なお、前記異方性導電ゴムには、シート面
に垂直に形成された導電パスがシート面上に平均的に分
布している分散タイプと、導電パスの集合した導電部と
ゴムのみの絶縁部が分離しており検査電極のパターンに
合わせて導電部が形成されている偏在タイプの2つのタ
イプがある。
【0027】前記接点基板14の上接点14bは被検査
物1の端子1aに対応させ、そのピッチP1 を被検査物
1の端子のピッチに等しくする必要があるが、接点基板
14に配線パターン14aを施し、かつ下接点14cを
2列に亘って互い違いに配置することにより、この下接
点14cのピッチP2 が充分に広くなるようにしてい
る。
【0028】このように接点基板14でピッチ変換を行
うことにより、狭ピッチの被検査物1に対応させること
ができる。そして、前記各被検査物1を下方に加圧して
この各端子1aと接点基板14の各上接点14b、及び
接点基板14の各下接点14cとベース基板10の各内
部電極10bをそれぞれ圧接させる加圧機構15が各列
毎に備えられているのであるが、この各加圧機構15
は、図4に詳細に示すように、ボルト16を介してベー
ス基板10の上面に鉛直方向に立設させた支柱17と、
この支柱17の上端に回転自在に支承された回転爪18
と、この回転爪18を通過させるU字状の切欠き19a
を両端部に有する加圧ステー19と、弾性体等からなり
前記圧ステー19の下面に形成されて各被検査物1の上
面を押さえる加圧部20とから主に構成されている。
【0029】前記加圧ステー19は、例えばPPSやL
CP等の耐熱性プラスチックまたはアルミニウム等の材
料からなり、この両端の切欠き19aの内面から端面に
かけて、肉厚が徐々に大きくなるテーパ部19bが設け
られ、この切欠き19aの形状に合わせた状態で前記回
転爪18を通過させた後、回転爪18を回転させること
によって、このテーパ部19bに沿ってこの回転爪18
を加圧ステー19の上面に乗り上げさせて加圧力が得ら
れるようなされている。
【0030】上記治具を使用して被検査物1のバーン・
イン・テストを行うには、先ずベース基板10上の所定
の位置に位置決め板12を介して接点基板14を取り付
けておき、この位置決め板12の位置決め穴12c内に
検査すべき被検査物1を落し込む。次に、加圧機構15
の加圧ステー19を取り付けて、この加圧ステー19に
よって被検査物1を脱出不能となるように保持するとと
もに、被検査物1を下方に押し付ける。すると、ベース
基板10の各内部端子10bと被検査物1の各端子1a
とが接点基板14を介して電気的に接続される。
【0031】この状態で、高温度下でベース基板10の
外部端子10aから被検査物1の各端子1aに電源や信
号を供給するとともに、被検査物1の各端子1aからの
信号を受け取ることによって、バーン・イン・テストを
行う。
【0032】なお、この実施例においては、加圧部20
で被検査物1のボディ上面を押さえるようなされている
が、加圧部を被導電性の剛体で形成し、この加圧部で被
検査物1の端子(アウターリード)1aを押さえるよう
にすることもできる。
【0033】更に、位置決め板の外形とほぼ同じ外形を
有する接点基板とを使用した例を示しているが、2個或
いは3個の位置決め板に跨がるようにした接点基板を使
用することもできる。
【0034】図5は、第2の実施例を示すもので、この
実施例は加圧導電ゴムを使用することなく、金属同士の
接触で電気的に接続させるようにしたものであり、上記
実施例と異なる点は、以下の通りである。
【0035】即ち、この実施例は、接点基板24の配線
パターン24aに接続された上接点24bを金属板で、
同じく下接点24cを、例えば銅を堆積させその下端面
に金メッキを施した突起でそれぞれ形成する。そして、
この下接点(突起)24cの高さにほぼ等しい厚さを有
する、例えばシリコン製の下緩衝材25を接点基板24
の下面にこのほぼ全域に亘って、前記下接点24cの上
面からこの外方に位置する接点基板24の上面に、同じ
くシリコン製等の上緩衝材26をそれぞれ配置し、更に
この上緩衝材26と対応する位置決め板12の下面に凹
部12dを形成したものである。
【0036】この実施例の場合、被検査物1の各端子1
aと接点基板24の各上接点24bとの接触のばらつき
を主に下緩衝材25が、ベース基板10の各内部端子1
0bと接点基板24の下接点24cとの接触のばらつき
を主に上緩衝材26がそれぞれ吸収し、これによって金
属同士の接触を実現させることができる。
【0037】図6は、前記第2の実施例と同様に金属同
士の接触を実現させた第3の実施例を示すもので、この
実施例は、接点基板34の端部にU字状に折返して内方
に延出する折返し部を形成するとともに、この折返し部
の表面に沿って配線パターン34aを施し、この配線パ
ターン34aの端部に金属製の上接点34b及び下接点
34cをそれぞれ形成し、更に接点基板34の下面のほ
ぼ全域に端部に前記U字状の折返し部内に嵌入させた中
間緩衝材35を配置したものである。
【0038】この実施例の場合、被検査物1の各端子1
aと接点基板34の各上接点34bとの接触部、及びベ
ース基板10の各内部端子10bと接点基板34の各下
接点34cとの接触部の延長線上に中間緩衝材35が位
置するため、緩衝材を一枚で済ますことができる。
【0039】図7及び図8は、第4の実施例を示すもの
で、この実施例は、接点基板44でピッチ変換を行うこ
となく、接点基板44の被検査物1の各端子1aに対応
する位置にそれぞれ開口部を設け、この各開口部内に加
圧導電ゴム45をそれぞれ埋め込んで、この加圧導電ゴ
ム45の上面を上接点44bに、下面を下接点44cに
したものである。
【0040】そして、この加圧導電ゴム45として、例
えば、シリコーンゴムと金属粒子からなるシート状の複
合導電材料で、押圧すると内部の金属粒子同士が互いに
接触して導電性を有するようにしたもので、厚み方向に
導電性をもち、平面方向に導電性をもたない異方性加圧
導電ゴムを使用するとともに、導電パスの集合した導電
部とゴムのみの絶縁部が分離しており、検査電極のパタ
ーンに合わせて、すなわち、ベース基板10の各内部端
子10bに合わせて、導電部が形成されている偏在タイ
プのものを用いている。 このように、加圧導電ゴム45
を使用して、導電部の上面を、被検査物1の各端子1a
と電気的に接続する上接点44bとし、ベース基板10
の各内部電極10bと電気的に接続する下接点44cと
している。このように加圧導電ゴム45を使用して接点
44b,44cを形成することにより、ベース基板10
の各内部端子10b及び被検査物1の各端子1aとの接
触を面接触としてこの接触面積を増大させ、しかも位置
決め板12と介して接点基板44及び被検査物1の両者
の位置決めを同時に行うことによって位置決め精度を良
くし、これによって、このような構成を実現することが
でき、しかも、接触不良が生じるのが防止できるととも
に、被検査物1の各端子1aに傷が付くのを防止するこ
とができる。 しかも、接点基板44でピッチ変換を行う
ことがなく、直接、被検査物1の各端子1aとベース基
板10の各内部電極10bとの間の導通を確保すること
ができるためコンパクトな構造とすることができる。さ
らに、位置決め板12と介して、接点基板44及び被検
査物1の両者の位置決めを、同時に行うことができるよ
うになっている。 すなわち、図8に示したように、接点
基板44の貫通孔、ベース基板10の貫通孔10cに、
位置決め板12の位置決めボス12bを嵌合することに
より、位置決め板12、接点基板44およびベース基板
10の位置決めを行うことができる。しかも、位置決め
板12の位置決め穴12cの内部に被検査物1を落し込
むことによって、被検査物1の接点基板44に対する位
置決めを、即ち接点基板44の各上接点44bと被検査
物1の各端子1aがそれぞれ接触するように正確に 位置
決めすることができる。 これによって、位置決め精度を
良く行うことができ、被検査物1の各端子1aとベース
基板10の各内部電極10bとの間の導通を確実に確保
でき、バーン・イン・テストを正確に行うことが可能と
なる。
【0041】なお、この加圧導電ゴムとして、上記異方
性加圧導電ゴムを使用しても良いことは勿論である。こ
の実施例の場合、図9に示すように、加圧導電ゴム45
の上面にメタル層46を形成し、このメタル層46の上
面を上接点44bとすることもできる。
【0042】
【発明の効果】本発明は上記のような構成であるので、
接点基板44の各上接点44bと被検査物1の各端子1
aとの間、および接点基板44の各下接点44cとベー
ス基板10の各内部電極10bとの間を互いに面接触さ
せて、この接触面積を増大することができる。これによ
り、接触不良が生じるのが防止できるとともに、被検査
物1の各端子1aに傷が付くのを防止することができ
る。 しかも、接点基板44でピッチ変換を行うことがな
く、直接、被検査物1の各端子1aとベース基板10の
各内部電極10bとの間の導通を確保することができる
ためコンパクトな構造とすることができる。 さらに、本
発明では、位置決め板12と介して、接点基板44及び
被検査物1の両者の位置決めを、同時に行うことができ
るようになっている。 これによって、位置決め精度を良
く行うことができ、被検査物1の各端子1aとベース基
板10の各内部電極10bとの間の導通を確実に確保で
き、バーン・イン・テストを正確に行うことが可能とな
る。 また、加圧導電ゴム45の上面にメタル層46を形
成し、このメタル層46の上面を被検査物1の各端子1
aとを電気的に接続する上接点44bとした構成であ
り、被検査物1の各端子1aとメタル層46との間で金
属接触となるので、確実な電気的接続を実現することが
できる。 従って、本発明によれば、狭ピッチで多端子の
LSIであっても、この各端子とベース基板の各内部端
子とを確実に電気的に接続させてバーン・イン・テスト
を行うことができる。しかも、ソケットを使用しないの
で、複雑な構造の金型を準備する必要をなくしてコスト
ダウンを図るとともに、専有面積を極力減らして面積効
率を高くし、更に接点基板の取り換えを可能として、こ
れが破損した時や被検査物の種類の変更等に容易に対応
することができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す要部断面図(図2における
AーA線に沿った拡大断面図)である。
【図2】同じく、接点基板と位置決め板とを重ね合わせ
た状態の平面図である。
【図3】同じく、全体平面図である。
【図4】図3のB−B線拡大断面図である。
【図5】第2の実施例を示す図1相当図である。
【図6】第3の実施例を示す図1相当図である。
【図7】第4の実施例を示す図2相当図である。
【図8】同じく、図1相当図である。
【図9】第4の実施例を変形例を示す図1相当図であ
る。
【図10】従来例を示す全体平面図である。
【図11】同じく、要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 被検査物 1a 端子 10 ベース基板 10a 外部端子 10b 内部端子 12 位置決め板 12b 位置決めボス 12c 位置決め穴 14,24,34,44 接点基板 14b,24b,34b,44b 上接点 14c,24c,34c,44c 下接点 15 加圧機構 18 回転爪 19 加圧ステー 35、36、45 緩衝材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−1252(JP,A) 特開 平4−4580(JP,A) 特開 平2−234081(JP,A) 実開 昭59−42982(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース基板に形成された回路パターンの
    各内部端子と、被検査物の各端子とを個々に電気的に接
    続させてバーン・イン・テストを行うバーン・イン・テ
    スト用治具において、前記被検査物の各端子に対応する位置に形成された開口
    部を有し、該開口部内に、厚み方向に導電性を有する導
    電部と絶縁部が分離し、かつ前記ベース基板の各内部端
    子のパターンに合わせて導電部が形成されている偏在タ
    イプの異方性導電ゴムからなる加圧導電ゴムを備えると
    ともに、 前記導電部の上面が、被検査物の各端子とを電気的に接
    続する接点を構成するとともに、前記導電部の下面が、
    前記ベース基板の各内部端子とを電気的に接続する接点
    を構成するようにした接点基板と、 この接点基板の前記ベース基板に対する位置決めを行う
    とともに、内部に前記被検査物を位置決めしつつ落し込
    む位置決め穴を有する位置決め板と、 前記被検査物を前記接点基板に向けて加圧する加圧機構
    とを備えたことを特徴とするバーン・イン・テスト用治
    具。
  2. 【請求項2】 前記加圧導電ゴムの上面にメタル層を形
    成し、前記メタル層の上面を被検査物の各端子とを電気
    的に接続する上接点としたことを特徴とする請求項1に
    記載のバーン・イン・テスト用治具。
  3. 【請求項3】 ベース基板に形成された回路パターンの
    各内部端子と、被検査物の各端子とを個々に電気的に接
    続させてバーン・イン・テストを行うバーン・イン・テ
    スト用治具に用いる接点基板であって、 前記被検査物の各端子に対応する位置に形成された開口
    部を有し、該開口部内に、厚み方向に導電性を有する導
    電部と絶縁部が分離し、かつ前記ベース基板の各内部端
    子のパターンに合わせて前記導電部が形成されている偏
    在タイプの異方性導電ゴムからなる加圧導電ゴムを備え
    るとともに、 前記導電部の上面が、被検査物の各端子とを電気的に接
    続する接点を構成するとともに、前記導電部の下面が、
    前記ベース基板の各内部端子とを電気的に接続する接点
    を構成するようにしたことを特徴とする接点基板。
  4. 【請求項4】 前記加圧導電ゴムの上面にメタル層を形
    成し、前記メタル層の上面を被検査物の各端子とを電気
    的に接続する上接点としたことを特徴とする請求項3に
    記載の接点基板。
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