JP3300718B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP3300718B2
JP3300718B2 JP20941693A JP20941693A JP3300718B2 JP 3300718 B2 JP3300718 B2 JP 3300718B2 JP 20941693 A JP20941693 A JP 20941693A JP 20941693 A JP20941693 A JP 20941693A JP 3300718 B2 JP3300718 B2 JP 3300718B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/18Inking units

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷装置に関し、
特に第一液と第二液との混練物よりなる印刷インキを使
用して孔版印刷を行う孔版印刷装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置にて使用される印刷インキ
は、多くの場合、適度の粘性を有するW/O型のエマル
ジョンインキであり、このエマルジョンインキは、工場
にて色材(顔料)を含有する油と水とを混練装置により
混練乳化することにより製造され、インキ容器に所要量
ずつ充填されて販売されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エマルジョンインキ
は、時間経過により油と水とが分離し、エマルジョン状
態に経時変化を生じることが知られており、エマルジョ
ン状態に経時変化が生じると、エマルジョンインキは、
不均質なものになり、また粘性を低下し、孔版印刷イン
キとしての適性を低下、喪失する。
【0004】このため、インキ容器に充填されたエマル
ジョンインキには有効期間が存在する。
【0005】またエマルジョンインキ、油性インキな
ど、多くの孔版印刷用インキは、環境温度により粘性を
変化するため、環境温度に拘らず粘性を適正値に保つた
めには、夏期と冬期とで、印刷インキの成分調整を行う
必要がある。
【0006】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、時間経過、環境温度に関係なく、人
為的操作を必要とすることなく常に所定の性状、粘度を
有する印刷インキを与えられて安定した孔版印刷を行う
孔版印刷装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、エマルジョンインキを使用して孔版印刷を
行う孔版印刷装置において、油相成分を含むインキ原液
を貯容するインキ原液貯容部と、水相成分液を貯容する
水相成分液貯容部と、前記インキ原液貯容部よりインキ
原液を与えられ前記水相成分液貯容部より水相成分液
与えられ、該両者を混練乳化してエマルジョンインキ
生成する乳化装置と、前記乳化装置により生成された
マルジョンインキを孔版印刷用版胴のインキスキージン
グ部へ導く印刷インキ供給通路手段と、前記インキスキ
ージング部におけるインキ量を検出するインキ量検出手
段と、前記インキ量検出手段により検出されるインキ量
に応じて前記乳化装置より前記インキスキージング部へ
供給するインキ量を制御するインキ供給量制御手段と、
を有していることを特徴とする孔版印刷装置によって達
成される。
【0008】また本発明による孔版印刷装置は、上述の
如き構成に加えて、前記乳化装置により生成されるエマ
ルジョンインキの粘度を検出する粘度検出手段と、前記
粘度検出手段により検出されるエマルジョンインキの粘
度に応じて前記乳化装置に対するインキ原液量と水相成
分液量との供給比率を制御する混練制御手段を有してい
てもよい。
【0009】この場合、粘度検出手段は前記乳化装置を
駆動する駆動手段の負荷検出より乳化装置におけるエマ
ルジョンインキの粘度を検出するよう構成されていても
よい。
【0010】また本発明による孔版印刷装置は、上述の
如き構成に加えて、前記乳化装置による混練物を前記
装置に再循環供給する再循環供給通路手段を有してい
てもよい。
【0011】また本発明による孔版印刷装置において
は、前記乳化装置は、ポンプ式乳化装置により構成さ
れ、混練物を前記インキスキージング部へ計量供給する
インキ供給ポンプを兼ねていてもよい。
【0012】また本発明による孔版印刷装置において
は、前記インキ原液貯容部と前記水相成分液貯容部の少
なくとも一方は円筒状をなす孔版印刷用版胴の内部に配
置され、前記乳化装置は印刷装置本体に配置されていて
よい。また本発明による孔版印刷装置は、第一液と第二
液との混練物よりなる印刷インキを使用して孔版印刷を
行う孔版印刷装置において、第一液を貯容する第一液貯
容部と、第二液を貯容する第二液貯容部と、前記第一液
貯容部より第一液を与えられ前記第二液貯容部より第二
液を与えられ、該両者を混練して印刷インキを生成する
混練装置と、前記混練装置により混練された混練物を該
混練装置に再度循環供給する再循環供給通路手段と、前
記混練装置により生成された印刷インキを孔版印刷用版
胴のインキスキージング部へ導く印刷インキ供給通路手
段と、前記インキスキージング部における印刷インキ量
を検出するインキ量検出手段と、前記インキ量検出手段
により検出される印刷インキ量に応じて前記混練装置よ
り前記インキスキージング部へ供給する印刷インキ量を
制御するインキ供給量制御手段と、を有していることを
特徴とする。 また本発明による孔版印刷装置は、上記構
成に加えて、前記混練装置により生成される印刷インキ
の粘度を検出する粘度検出手段と、前記粘度検出手段に
より検出される印刷インキの粘度に応じて前記混練装置
に対する第一液量と第二液量との供給比率を制御する混
練制御手段と、を有し、前記粘度検出手段は、前記混練
装置を駆動する駆動手段の負荷検出により混練装置にお
ける印刷インキの粘度を検出するよう構成されていても
よい。 また本発明による孔版印刷装置においては、前記
第一液貯容部と前記第二液貯容部の少なくとも一方は円
筒状をなす孔版印刷用版胴の内部に配置され、前記混練
装置は印刷装置本体に配置されていてよい。
【0013】
【作用】上述の如き構成によれば、混練装置に第一液貯
容部より第一液が、第二液貯容部より第二液が各々与え
られ、混練装置が該両者を混練し、この混練物は再循環
供給通路手段により混練装置に循環供給され、混練装置
が混練物を再度混練して印刷インキを生成し、この印刷
インキを孔版印刷用版胴のインキスキージング部に供給
する。
【0014】また印刷インキの粘度に応じて混練装置の
動作と混練装置に対する第一液量と第二液量との供給比
率が制御され、環境温度に拘らず常に所定粘度の印刷イ
ンキが必要量のみ使用直前に生成され、これがインキス
キージング部に供給される。
【0015】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0016】図1、図2は本発明による孔版印刷装置の
一実施例を示している。これらの図において、符号1は
孔版印刷用版胴全体を示している。孔版印刷用版胴1
は、固定配置の中空筒体3と、中空筒体3の外側に同心
に配置され両端部を各々中空筒体3の外側に装着された
ころがり軸受け5、7によって中空筒体3より回転可能
に支持された筒状の版胴本体9とを有し、中空筒体3を
もって印刷装置本体の一部をなす固定フレーム11より
引き出し交換可能に両持ち支持されている。すなわち、
中空筒体3が固定フレーム11に固定接続され、中空筒
体3が太い中空軸体をなして筒状の版胴本体9を回転可
能に支持している。
【0017】版胴本体9は、薄板製の筒体13aと、筒
体13aの両端部に係合している円環状の二つの端部支
持環体13bとにより構成され、両側の端部支持環体1
3bにて各々ころがり軸受け5、7と係合し、ころがり
軸受け5、7をもって中空筒体3より回転可能に両持ち
支持されている。
【0018】版胴本体9は、外周部に固定装着されたラ
ンド部材15に原紙クランプ17を有し、一端を原紙ク
ランプ17によってクランプされた孔版原紙を外周面に
巻き付け装着され、原紙クランプ17の配置部およびそ
の近傍を除いた筒体13aの周面を電鋳加工などによる
微細多孔構造のインキ通過構造部とされている。
【0019】端部支持環体13bにはリング歯車19が
筒体13aと同心に固定装着されており、リング歯車1
9には駆動歯車21が噛合している。駆動歯車21は孔
版装置本体側に固定配置された図示されていない版胴駆
動モータにより図2で見て時計廻り方向へ回転駆動さ
れ、これにより版胴本体9は自身の中心軸線周りに反時
計廻り方向へ回転する。
【0020】中空筒体3の外側には版胴本体9との間に
比較的狭い円環状空間25が画定され、中空筒体3の内
側には中空筒体3によって円環状空間25とは遮蔽隔離
された両端開放の筒内空間27が画定されている。
【0021】筒内空間27は中空筒体3の筒径に応じた
大径の広い内部空間であり、この筒内空間27は、内部
隔壁31により図1で見て左右に区分され、右側をイン
キ原液貯容部33とされている。インキ原液貯容部33
にはピストン部材35が軸線方向に移動可能に嵌合して
おり、ピストン部材35は内部隔壁31との間に密閉構
造のインキ原液貯容室37を郭定している。インキ原液
貯容室37にはインキ原液、すなわち孔版印刷用エマル
ジョンインキの油相成分液が充填される。インキ原液は
油液に着色材と乳化剤などが添加されたものであってよ
い。
【0022】内部隔壁31にはインキ原液取出し口39
が形成されており、インキ原液取出し口39は孔版装置
本体に固定配置されたインキ原液取出しポンプ41の吸
引ポート43に抜き差し可能に嵌合している。
【0023】中空筒体3の下部外周面にはスキージブレ
ード取付部45が設けられており、スキージブレード取
付部45にはスキージブレード47が装着されている。
スキージブレード47は環状空間25内に配置され、環
状空間25はこのスキージブレード47のみが配置され
る程度の小間隔の空隙をなしている。
【0024】スキージブレード47は、ゴムあるいはゴ
ム類似品により構成され、所定のスキージ角とスキージ
圧をもって版胴本体9の筒体13aの内周面に摺接して
いる。
【0025】筒内空間27にはインキ供給パイプ49が
固定配置されている。インキ供給パイプ49は、中空筒
体3を貫通して円環状空間25内に延出し、この延出端
は環状空間25に位置してインキ吐出口51をなし、他
端は孔版装置本体に固定配置されたインキ供給ポート5
3に抜き差し可能に嵌合している。
【0026】インキ供給パイプ49のインキ吐出口51
は、スキージブレード47の筒体13aの接触位置より
版胴本体9の回転方向遅れ側にてスキージブレード47
の配置位置に近接した位置に配置され、スキージブレー
ド47の筒体13aとの接触位置より版胴本体9の回転
方向遅れ側に印刷インキを流出供給する。この印刷イン
キは当該部分に小容量のインキ溜まりPを形成する。
【0027】中空筒体3にはインキ溜まりPにおける印
刷インキの量をインキ量検出針55により静電容量式に
検出するインキ量センサ57が取り付けられている。
【0028】孔版印刷装置本体側には、インキ原液取出
しポンプ41およびインキ原液取出しポンプ駆動用のモ
ータ59と、モータ61により駆動される混練装置63
と、孔版印刷用エマルジョンインキの水相成分液を貯容
する水タンク65とが各々固定配置されている。水タン
ク65が貯容する孔版印刷用エマルジョンインキの水相
成分液は、水に活性剤と保湿剤とを添加したものであっ
てよい。
【0029】混練装置63は、ギヤ式、スクリュ式など
ポンプ機能を有する形式の乳化装置により構成され、吸
引ポート67を混練リザーバ69に直接に連通接続さ
れ、吐出ポート71を電磁流路切換弁73の一つのポー
ト73aに連通接続されている。
【0030】混練リザーバ69は、一回のインキ供給量
に見合った小容量のインキバッファタンクであり、イン
キ原液供給パイプ75によりインキ原液取出しポンプ4
1の吐出ポート77と連通接続され、インキ原液取出し
ポンプ41よりインキ原液を計量供給される。
【0031】また混練リザーバ69は水供給パイプ79
により水供給制御弁81と連通接続され、水供給制御弁
81は水タンク65の取出しポート83と連通接続さ
れ、これらの連通接続構造により混練リザーバ69には
水タンク65より水相成分液が水供給制御弁81により
計量されつつ重力によって流下供給される。
【0032】水供給制御弁81は、電磁作動式のもので
あり、開弁量を定量的に可変制御される流量制御弁、あ
るいは開弁時間を定量的に可変制御される開閉制御弁な
どにより構成されている。
【0033】電磁流路切換弁73の一つのポート73b
はインキ供給パイプ85によりインキ供給ポート53に
連通接続され、もう一つのポート73cは再循環パイプ
87により混練リザーバ69に連通接続している。
【0034】インキ量センサ57は、信号線により制御
装置89に接続され、インキ量検出信号を制御装置89
に入力する。制御装置89は、マイクロコンピュータに
よりインキ生成供給量制御手段として構成され、モータ
61の負荷検出として、モータ61に通電する電流値を
検出する電流検出回路91を内部回路として有し、イン
キ量センサ57により検出される印刷インキ量と電流検
出回路91により検出される電流値に応じてモータ5
9、61、電磁流路切換弁73、水供給制御弁81の動
作を所定のプログラムに従って制御し、所定粘度のエマ
ルジョンインキが得られるべく、混練装置63に供給す
るインキ原液量および水相成分液量と、その供給比率
と、インキスキージング部、即ちインキ溜まりPへ供給
する印刷インキ量を制御する。
【0035】なお、孔版印刷用版胴1の下方にはプレス
ローラ93が設けられており、孔版印刷用版胴1とプレ
スローラ93との間に図示されていない公知の給紙装置
によって印刷用紙が孔版印刷用版胴1の回転に同期して
図2にて左方より右方へ給紙され、プレスローラ93に
より印刷用紙が孔版印刷用版胴1の外周面に巻き付け装
着されている孔版原紙に押し付けられることにより、通
常の孔版印刷が行われる。
【0036】上述の如き構成によれば、印刷開始に際し
て、先ずモータ59が回転駆動され、インキ原液取出し
ポンプ41によりインキ原液貯容室37のインキ原液が
インキ原液供給パイプ75を通って混練リザーバ69に
計量供給され、また水供給制御弁81により水タンク6
5の水相成分液が水供給パイプ79を通って混練リザー
バ69に計量供給される。インキ原液と水相成分液との
供給比率は、モータ59の運転時間と水供給制御弁81
の開弁量あるいは開弁時間とにより定量的に制御され
る。なお、この時の供給比率は初期設定されている標準
供給比率であってよい。
【0037】混練リザーバ69にインキ原液と水相成分
液が供給されると、モータ61により混練装置63が混
練動作を開始し、混練装置63が吸入ポート67より混
練リザーバ69のインキ原液と水相成分液を吸入してこ
れを混練して乳化し、これを吐出ポート71より電磁流
路切換弁73へ吐出する。
【0038】この時には電磁流路切換弁73はポート7
3aをポート73cに連通接続していることにより混練
装置63が吐出した混練物は、再循環パイプ87により
混練リザーバ69に戻され、再度、混練装置63に供給
される。これにより混練装置63は再循環式にインキ原
液と水相成分液とを混練乳化してエマルジョンインキ
(印刷インキ)を生成する。
【0039】電流検出回路91により検出される電流
値、即ち混練装置駆動負荷より混練装置63に於ける混
練物(エマルジョンインキ)が所定の粘度になったこと
が検出されると、混練装置69の混練動作が停止され
る。
【0040】なお、所定時間に亘って混練が行われても
所定の粘度のエマルジョンインキが得られない場合は、
インキ原液あるいは水相成分液が混練リザーバ69に追
加供給され、インキ原液と水相成分液との供給比率が補
正される。
【0041】インキ量センサ57により検出されるイン
キ溜まりPの印刷インキ量が所定以下になると、電磁流
路切換弁73のポート73aがポート73bに切換接続
され、またモータ61により混練装置63が駆動され
る。これにより混練装置63が印刷インキ供給ポンプと
して動作し、混練リザーバ69に生成されている所定粘
性のエマルジョンインキがインキ供給パイプ49を通っ
てインキ溜まりPに補給される。
【0042】このインキ補給によってインキ量センサ5
7により検出されるインキ溜まりPの印刷インキ量が所
定以上になると、上述の如きインキ補給動作が停止さ
れ、このインキ補給動作時間により取得されるインキ補
給量、換言すれば、混練リザーバ69におけるインキ低
減量に応じて、混練リザーバ69にインキ原液と水相成
分液が標準供給比率をもって供給され、混練装置63に
より再循環式に所定粘度を有するエマルジョンインキの
生成が行われる。これにより混練リザーバ69における
エマルジョンインキが補給される。
【0043】なお、このときも、所定時間に亘って混練
が行われても所定の粘度のエマルジョンインキが得られ
ない場合は、インキ原液あるいは水相成分液が混練リザ
ーバ69に追加供給され、インキ原液と水相成分液との
供給比率が補正される。
【0044】また混練乳化完了後に、所定時間に亘って
混練リザーバ69のエマルジョンインキが消費されない
場合は、混練装置63を駆動してこれの駆動負荷よりエ
マルジョンインキの粘度を検査し、粘度低下が生じてい
る場合は、この粘度補償のために、混練装置63が駆動
される。
【0045】これらのことにより、オンデマンド方式に
て所定の粘度を有する適正なエマルジョンインキがイン
キスキージング部における印刷インキの消費に即応して
必要量のみ使用直前に生成され、インキ溜まりPには常
に所定の粘度を有する適正なエマルジョンインキが供給
される。
【0046】なお、印刷完了時に、インキ溜まりPにエ
マルジョンインキが残存している場合は、混練装置63
をモータ61により逆転駆動し、混練装置63によりイ
ンキ供給パイプ49をもってインキ溜まりPのエマルジ
ョンインキを吸引してこれを混練リザーバ69に戻し、
再運転時にこのエマルジョンインキを混練装置63によ
り再度混練乳化して粘度調節を行ってもよい。この場合
は、印刷装置の休止時間に拘らず、常に所定の粘度を有
する適性なエマルジョンインキにより孔版印刷を行うこ
とが可能になる。
【0047】またインキ原液貯容室37にはインキ原液
が貯容されるから、ここにエマルジョンインキに貯容さ
れる場合に比して、インキ原液貯容室37に貯容されて
いるインキ原液による印刷可能枚数が大幅に増大する。
【0048】なお、上述の実施例においては、インキ原
液貯容室37は版胴内部に設けられ、水タンク65は印
刷装置本体側に設けられているが、本発明による孔版印
刷装置はこれに限定されるものではなく、インキ原液貯
容室37が印刷装置本体側に、水タンクが版胴内部に各
々設けられていてもよく、またこの両方が印刷装置本体
側あるいは版胴内部に設けられていてもよい。また版胴
内部に設けられるインキ原液貯容室37、水タンク65
は交換装着式のボトルにより構成されてもよい。
【0049】また上述の実施例においては、混練装置6
3はインキ量センサ57により検出されるインキスキー
ジング部の印刷インキ量に応じて混練動作を制御される
が、混練装置63は混練リザーバ69内の印刷インキ量
に応じて混練動作を制御されてもよく、この場合には混
練リザーバ69にインキ量センサ95が設置されればよ
い。
【0050】また孔版印刷装置は、インキ原液貯容室3
7には水成分が少ないエマルジョンインキ原液が貯容さ
れ、これに水タンク65の水相成分液を添加混練するこ
とにより所定粘度のエマルジョンインキを生成供給する
ようになっていてもよく、また油性インキの粘度調整の
ために油性インキに油成分を添加混練するようになって
いてもよく、またこれ以外に各種の二液反応型の印刷イ
ンキを生成供給する孔版印刷装置としても構成すること
が可能であり、混練装置は混練生成する印刷インキの種
類に応じて適当な形式のものが採用されればよい。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による孔版印刷装置によれば、孔版印刷内に設けられた
混練装置より印刷インキが混練生成され、これよりイン
キスキージング部へ印刷インキが供給されるから、イン
キスキージング部における印刷インキの消費に応じて印
刷インキを必要量のみ使用直前に混練装置によって生成
することが可能なり、また印刷インキの粘度に応じて混
練装置の動作と混練装置に対する第一液量と第二液量と
の供給比率が制御され、環境温度に拘らず常に所定粘度
の印刷インキが必要量のみ使用直前に生成され、これが
インキスキージング部に供給されるから、時間経過、環
境温度に関係なく、常に所定の性状、粘度を有する印刷
インキによって安定した孔版印刷が行われるようにな
る。
【0052】またエマルジョンインキの場合は、インキ
原液に水相成分液を通常3:7程度の割合で加えてエマ
ルジョンインキを生成するから、一回のインキ原液の充
填により水相成分液の補給だけで生成されるエマルジョ
ンインキ量は大幅に増大し、水相成分液の補給だけで大
量印刷が行われ得るようになる。これによりユーザ、サ
ービスマンがインキを取り扱う頻度が低減し、インキに
より衣服、室内が汚染される虞れが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による孔版印刷装置の一実施例を示す要
部の概略構成図。
【図2】図1の線II−IIに沿った断面図。
【符号の説明】
1 孔版印刷用版胴 3 中空筒体 9 版胴本体 11 固定フレーム 33 インキ原液貯容部 37 インキ原液貯容室 41 インキ原液取出しポンプ 47 スキージブレード 49 インキ供給パイプ 57 インキ量センサ 63 混練装置 65 水タンク 69 混練リザーバ 73 電磁流路切換弁 75 インキ原液供給パイプ 79 水供給パイプ 81 水供給制御弁 87 再循環パイプ 89 制御装置 91 電流検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/18 B41F 31/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エマルジョンインキを使用して孔版印刷
    を行う孔版印刷装置において、油相成分を含むインキ原液 を貯容するインキ原液貯容部
    と、水相成分液 を貯容する水相成分液貯容部と、 前記インキ原液貯容部よりインキ原液を与えられ前記
    相成分液貯容部より水相成分液を与えられ、該両者を混
    乳化してエマルジョンインキを生成する乳化装置と、 前記乳化装置により生成されたエマルジョンインキを孔
    版印刷用版胴のインキスキージング部へ導く印刷インキ
    供給通路手段と、 前記インキスキージング部におけるインキ量を検出する
    インキ量検出手段と、 前記インキ量検出手段により検出されるインキ量に応じ
    て前記乳化装置より前記インキスキージング部へ供給す
    るインキ量を制御するインキ供給量制御手段と、 を有していることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記乳化装置により生成されるエマルジ
    ョンインキの粘度を検出する粘度検出手段と、 前記粘度検出手段により検出されるエマルジョンインキ
    の粘度に応じて前記乳化装置に対するインキ原液量と
    相成分液量との供給比率を制御する混練制御手段と、 を有していることを特徴とする請求項1に記載の孔版印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 前記粘度検出手段は前記乳化装置を駆動
    する駆動手段の負荷検出より乳化装置におけるエマルジ
    ョンインキの粘度を検出するよう構成されていることを
    特徴とする請求項2に記載の孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記乳化装置による混練物を前記乳化
    置に再循環供給する再循環供給通路手段を有しているこ
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の孔版印刷
    装置。
  5. 【請求項5】 前記乳化装置は、ポンプ式乳化装置によ
    り構成され、混練物を前記インキスキージング部へ計量
    供給するインキ供給ポンプを兼ねていることを特徴とす
    る請求項1〜4の何れかに記載の孔版印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記インキ原液貯容部と前記水相成分液
    貯容部の少なくとも一方は円筒状をなす孔版印刷用版胴
    の内部に配置され、前記乳化装置は印刷装置本体に配置
    されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記
    載の孔版印刷装置。
  7. 【請求項7】 第一液と第二液との混練物よりなる印刷
    インキを使用して孔版印刷を行う孔版印刷装置におい
    て、 第一液を貯容する第一液貯容部と、 第二液を貯容する第二液貯容部と、 前記第一液貯容部より第一液を与えられ前記第二液貯容
    部より第二液を与えられ、該両者を混練して印刷インキ
    を生成する混練装置と、 前記混練装置により混練された混練物を該混練装置に再
    度循環供給する再循環供給通路手段と、 前記混練装置により生成された印刷インキを孔版印刷用
    版胴のインキスキージング部へ導く印刷インキ供給通路
    手段と、 前記インキスキージング部における印刷インキ量を検出
    するインキ量検出手段と、 前記インキ量検出手段により検出される印刷インキ量に
    応じて前記混練装置より前記インキスキージング部へ供
    給する印刷インキ量を制御するインキ供給量制御手段
    と、 を有していることを特徴とする孔版印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記混練装置により生成される印刷イン
    キの粘度を検出する粘度検出手段と、 前記粘度検出手段により検出される印刷インキの粘度に
    応じて前記混練装置に対する第一液量と第二液量との供
    給比率を制御する混練制御手段と、 を有し、 前記粘度検出手段は、前記混練装置を駆動する駆動手段
    の負荷検出により混練装置における印刷インキの粘度を
    検出するよう構成されていることを特徴とする請求項7
    に記載の孔版印刷装置。
  9. 【請求項9】 前記第一液貯容部と前記第二液貯容部の
    少なくとも一方は円筒状をなす孔版印刷用版胴の内部に
    配置され、前記混練装置は印刷装置本体に配置されてい
    ることを特徴とする請求項7または8に記載の孔版印刷
    装置。
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