JP3179873B2 - 孔版印刷装置のインキ供給装置 - Google Patents

孔版印刷装置のインキ供給装置

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は孔版印刷装置のインキ供
給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置のインキ供給装置は、回転
駆動される版胴の軸線方向に延在して版胴の内周面に摺
接するローラ式、或いはブレード式のスキージ部材を有
し、前記スキージ部材が前記版胴の軸線方向に延在して
形成されるインキ溜り部の印刷インキを前記版胴にスー
キジング供給するよう構成されており、この種のインキ
供給装置は、例えば特開昭55−55889号、特開平
3−240584号の各公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的な孔版印刷に於
いては、用紙の幅方向一杯に印刷画像が存在することは
少なく、多くの場合、用紙の両幅部分には余白部が存在
する。
【0004】このため、上述の如きインキ供給装置に於
いては、インキ溜り部のうち版胴の軸線方向中央領域の
印刷インキは早期に消費されるが、版胴の軸線方向両側
端領域に存在する印刷インキは消費され難くいと云う現
象が生じる。
【0005】このインキ溜り部に於ける版胴の軸線方向
中央領域の印刷インキが多く消費され、版胴の軸線方向
両側端領域に存在する印刷インキの消費量が少ないと、
インキ溜り部に於ける版胴の軸線方向両側端領域に存在
するインキ量が版胴の軸線方向中央領域のインキ量に比
して多くなり、版胴の軸線方向両側端領域に存在する印
刷インキが版胴の軸線方向両側端領域へ横流れする。
【0006】しかしこの印刷インキの横流れは前記両領
域のインキ消耗差には追いつかず、このため版胴の軸線
方向両側端領域に存在するインキ量が版胴の軸線方向中
央領域のインキ量に比して多くなる現象が解消されな
い。
【0007】またこの場合にはインキ溜り部に於いて版
胴の軸線方向両側端領域に存在する印刷インキ、換言す
ればインキ溜り部の両側端領域は存在する印刷インキ
は、この領域にて淀み、長時間消費されないでインキ溜
り部に存在し続けることになる。このため印刷インキが
特にエマルジョンタイプのものであると、この印刷イン
キは、エマルジョンの状態変化を生じて粘性を低下し、
軟化する性状変化を生じる。
【0008】この印刷インキの軟化は、印刷画像の滲み
等により印刷画像の品質を低下させる原因になり、また
インキ溜り部の印刷インキが軟化すると、インキ溜り部
より印刷インキが外部へ流れ出やすくなる。
【0009】本発明は、従来のインキ供給装置に於ける
上述の如き問題点に着目してなされたものであり、イン
キ溜り部の両側端領域に存在する印刷インキが長時間消
費されないことを回避し、常に安定した画像品質にて印
刷が行われ、またインキ溜り部より印刷インキが外部へ
流れ出す如き不具合を生じることない孔版印刷装置のイ
ンキ供給装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、回転駆動される版胴の軸線方向に延在して
版胴の内周面に摺接するスキージ部材と、前記スキージ
部材が前記版胴の軸線方向に延在して形成されるインキ
溜り部とを有し、前記インキ溜り部に溜った印刷インキ
を前記版胴にスーキジング供給するよう構成された孔版
印刷装置のインキ供給装置に於いて、インキ溜り部の所
定位置にインキ吸引口を配置したインキ吸引路と、前記
インキ吸引口と版胴の軸線方向に関して異なった位置に
インキ吐出口を配置したインキ吐出路と、前記インキ吸
引路とインキ吐出路とが接続されたインキ循環用ポンプ
とを具備し、インキ循環用ポンプがインキ溜り部の印刷
インキをインキ吸引口より吸引し、インキ吐出口より吐
出することにより、インキ溜り部の印刷インキを循環さ
せたり、あるいは、インキ溜り部の上方部にインキ吸引
口を配置したインキ吸引路と、前記インキ吸引口と版胴
の軸線方向に関して異なった位置にインキ吐出口を配置
したインキ吐出路と、前記インキ吸引路とインキ吐出路
とが接続されたインキ循環用ポンプとを具備し、インキ
循環用ポンプがインキ溜り部の印刷インキをインキ吸引
口より吸引して、インキ供給装置から供給されるインキ
溜り部の印刷インキ量をほぼ一定に維持したりすること
を特徴とする孔版印刷装置のインキ供給装置によって達
成される。
【0011】
【作用】上述の如き構成によれば、インキ溜り部の所定
位置にインキ吸引口を配置することにより、インキ循環
用ポンプがインキ吸引口よりインキ溜り部の印刷インキ
を吸引してこの印刷インキをインキ吐出口より前記イン
キ溜り部へ吐出し、これによりインキ溜り部の印刷イン
キが循環する。また、インキ溜り部の上方部にインキ吸
引口を配置して、このインキ吸引口より上層の印刷イン
キを吸引して、インキ溜り部の印刷インキ量を規制する
ことにより、インキ溜り部の印刷インキがこれに接する
ローラ(例えば、図1のスキージローラ11や図5の版
胴1)の回転で常時渦巻状に自転する。このようなイン
キ溜り部の印刷インキの循環あるいは渦巻状自転が存在
すると、インキ溜り部で印刷インキが滞留することな
く、常に新鮮な印刷インキを印刷部に送って、変質前の
印刷インキが消費されていくことになる。
【0012】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0013】図1、図2は本発明による孔版印刷装置の
インキ供給装置の一実施例を示している。これらの図に
於いて、符号1は円筒状の版胴を示しており、版胴1
は、多孔金属板、メッシュ構造体等のインキ通過性材料
により構成されている。
【0014】版胴1は、外周面に図には示されていない
孔版原紙を巻き付け装着されて図示されていない版胴回
転駆動手段により自身の中心軸線の周りに図にて反時計
廻り方向に回転駆動され、回転状態にて図示されていな
い印刷用紙をプレスローラ3により版胴外周面の孔版原
紙に対し押し付けられることにより、その印刷用紙に対
し孔版印刷を行うようになっている。
【0015】版胴1内にはステープル状のスキージ支持
フレーム5が固定配置されている。スキージ支持フレー
ム5は版胴1の軸線方向両側に位置する一対の側板部7
間にて中心軸9によりスキージローラ11を回転可能に
支持している。
【0016】スキージローラ11は、版胴1の軸線方向
に延在して版胴1の内周面に摺接し、中心軸9に取り付
けられたスプロケット13と、これに係合するタイミン
グベルト15により版胴1の回転に同期して反時計廻り
方向へ回転駆動されるようになっている。
【0017】スキージ支持フレーム5は、側板部7間に
てドクタロッド17をスキージローラ11と平行に、且
つスキージローラ11の外周面に対して所定インキ流出
用間隙19を保って支持している。
【0018】スキージローラ11の外周面にはインキ供
給パイプ21より印刷インキを供給されるようになって
おり、スキージローラ11の回転によりドクタロッド1
7を堰としてスキージローラ11上に、インキ供給パイ
プ21よりの印刷インキによるインキ溜り部Pが形成さ
れる。
【0019】スキージ支持フレーム5にはインキ循環ポ
ンプ23が取り付けられている。インキ循環ポンプ23
は、例えば小型のギヤーポンプにより構成され、モータ
25により駆動されるようになっている。
【0020】インキ循環ポンプ23には吸引ホース27
(インキ吸引路)と吐出ホース(インキ吐出路)29と
が接続されている。吸引ホース27は二つに分岐され、
その各先端は、版胴1の軸線方向両側に延在してこの軸
線方向両側にてインキ溜り部Pの上方部に対向し、各々
インキ吸引口31をなしている。このインキ吸引口31
の上下方向の配置位置は、インキ溜り部Pのインキ量が
所定値以下の時には図1に示されている如く、インキ溜
り部Pの印刷インキより離間する位置とされている。
【0021】吐出ホース29は版胴1の軸線方向中央部
に延在してこの軸線方向中央部にてインキ溜り部Pの上
方部に対向し、インキ吐出口33をなしている。
【0022】モータ25の電源回路には電流検出器35
が取り付けられており、電流検出器35はモータ25に
対する通電電流値を検出するようになっている。電流検
出器35により検出されるモータ25の通電電流値は電
流値判定回路37に入力される。
【0023】電流値判定回路37は電流検出器35より
の通電電流値と予め定められた比較基準値との比較を行
い、通電電流値が比較基準値以上である場合はインキ溜
り部Pのインキ量が所定値以上であることを示すインキ
量検出信号を発生し、これに対し通電電流値が比較基準
値以上でない場合はインキ溜り部Pのインキ量が所定値
以下であることを示すインキ量検出信号を発生するよう
になっている。
【0024】上述の如き構成によれば、モータ25によ
りインキ循環ポンプ23が回転駆動され、インキ循環ポ
ンプ23の駆動によりインキ吸引口31に吸引力が発生
する。この時にインキ溜り部Pのインキ量が所定値以上
であれば、インキ吸引口31は版胴1の軸線方向両側位
置にてインキ溜り部Pの印刷インキと接触し、この版胴
1の軸線方向両側に存在する印刷インキを吸引する。イ
ンキ吸引口31に吸引された印刷インキは、吸引ホース
27内を流れてインキ循環ポンプ23に至り、これによ
り吐出ホース29内を流れてインキ吐出口33より吐出
されて版胴1の軸線方向中央部にてインキ溜り部Pに戻
される。
【0025】このインキ循環ポンプ23による印刷イン
キの流れにより、インキ溜り部Pの印刷インキが版胴1
の軸線方向に循環するようになり、インキ溜り部Pに於
いて版胴1の軸線方向両側端領域に存在する印刷インキ
が長時間に亘って消費されないことが回避される。
【0026】上述の如くインキ循環ポンプ23がインキ
吸引口31より印刷インキを吸引している時には、これ
が空気を吸引している場合に比してモータ25のポンプ
駆動負荷は大きく、このため電流検出器35により検出
されるモータ25の通電電流値は電流値判定回路37に
於ける比較基準値以上となる。
【0027】従ってこの時には電流値判定回路37は、
電流検出器35よりの通電電流値と比較基準値との比較
により、通電電流値が比較基準値以上であると判定し、
インキ溜り部Pのインキ量が所定値以上であることを示
すインキ量検出信号を発生する。
【0028】インキ溜り部Pの印刷インキが消費されて
このインキ量が所定値以下になると、インキ吸引口31
がインキ溜り部Pの印刷インキより離間して空気を吸引
するようになる。この時にはインキ循環ポンプ23がイ
ンキ吸引口31より印刷インキを吸引しているいる場合
に比してモータ25のポンプ駆動負荷は小さくなり、こ
のため電流検出器35により検出されるモータ25の通
電電流値は電流値判定回路37に於ける比較基準値以下
となり、電流値判定回路37は電流検出器35よりの通
電電流値と比較基準値との比較により通電電流値が比較
基準値以下であると判定してインキ溜り部Pのインキ量
が所定値以下であることを示すインキ量検出信号を発生
するようになる。
【0029】この時には図示されていないインキタンク
の印刷インキをインキ供給パイプ21よりインキ溜り部
Pへ補給する制御が周知の態様にて行われればよい。
【0030】上述の実施例に於いては、吸引ホース27
が二股になっていて版胴1の軸線方向両側より印刷イン
キを吸引して版胴1の軸線方向中央部に印刷インキを戻
すようになっているが、これ以外に、図3に示されてい
る如く、吸引ホース27が版胴1の軸線方向の一方の側
へ延在してこの軸線方向の一方の側にのみインキ吸引口
31が配置され、吐出ホース29が版胴1の軸線方向の
他方の側へ延在してこの軸線方向の他方の側にインキ吐
出口33が配置されても、また図4に示されている如
く、吸引ホース27が版胴1の軸線方向の一方の側へ延
在してこの軸線方向の一方の側にのみインキ吸引口31
が配置され、吐出ホース29のインキ吐出口33が版胴
1の軸線方向の略中央領域に配置されてもよい。
【0031】この何れの場合もインキ循環用ポンプ23
がインキ吸引口31よりインキ溜り部Pの印刷インキを
吸引してこの印刷インキをインキ吐出口33よりインキ
溜り部Pへ吐出することにより、インキ溜り部Pの印刷
インキが版胴1の軸線方向に循環するようになり、イン
キ溜り部Pに於いて版胴1の軸線方向両側端領域に存在
する印刷インキが長時間に亘って消費されないことが回
避される。
【0032】図5は本発明による孔版印刷装置のインキ
供給装置の他の実施例を示している。尚、図5に於い
て、図1、図2に対応する部分は図1、図2に付した符
号と同一の符号により示されている。この実施例に於い
ては、版胴1の軸線方向に沿って延在する連結軸41に
より互いに連結された左右のスキージ支持側板43が版
胴1内に設けられ、この左右のスキージ支持側板43が
該両者間に掛け渡されたスキージ支持基板45とこれに
ねじ47より固定装着されたスキージ支持取付板49と
によりスキージブレード51を版胴1の軸線方向に平行
に支持している。
【0033】スキージブレード51は、ウレタンゴムの
如きゴム状弾性体により構成され、スキージ支持基板4
5とスキージ支持取付板49より片持ち支持されて版胴
1の軸線方向に延在し、自由端である先端縁部を所定の
スキージ角をもって版胴1の内周面に押し付けられてい
る。
【0034】この場合、インキ供給パイプ21より版胴
1の内周面に対して印刷インキが供給されることによ
り、版胴1の図にて時計廻り方向の回転に伴い、スキー
ジブレード41と版胴1との接触位置より版胴1の回転
方向遅れ側に、即ち図5で見て前記接触位置より右側の
三角形領域にインキ溜り部Pが形成される。
【0035】上述の連結軸41には揺動レバー53の一
端部が枢動連結されており、揺動レバー53は、中間部
を図示されていない固定枠体に取り付けられた支持軸5
5より回転可能に支持され、他端部にカムフォロアロー
ラ57を回転可能に支持している。
【0036】カムフォロアローラ57は、揺動レバー5
3が連結軸41に取り付けられたばね59により図にて
反時計廻り方向へ付勢されていることにより、前記固定
枠体より回転可能に支持されたカム軸61のカム63に
係合している。カム軸61は歯車65、67により版胴
1の回転に同期して1対1の伝達関係にて回転駆動され
るようになっている。
【0037】スキージ支持側板43は、他端部をばね6
9より図にて上方へ付勢され、これにより他端部にて前
記固定枠体に取付角度調整可能に固定されて偏心カム7
1と当接している。
【0038】この当接関係と上述のカム機構により、ス
キージ支持側板43およびこれに付随するスキージブレ
ード51は、版胴1の一部に形成されている孔版原紙ク
ランプ部の非インキ通過領域と対応する回転位相区間に
て版胴1の内周面より強制的に引き離されるようにな
る。
【0039】この実施例に於いてもインキ循環用ポンプ
23が設けられ、吸引ホース27によりインキ吸引口3
1がインキ溜り部Pの上方位置に配置され、また吐出ホ
ース29によりインキ吐出口33がインキ溜り部Pより
版胴1の回転方向遅れ側に配置され、インキ循環用ポン
プ23によりインキ吸引口31よりインキ溜り部Pの印
刷インキを吸引してこの印刷インキをインキ吐出口33
よりインキ溜り部Pへ向けて吐出するようになってい
る。
【0040】図にはよく表されていないが、この場合も
インキ吸引口31はインキ溜り部Pの軸線方向両側端領
域に配置され、これに対しインキ吐出口33はインキ溜
り部Pの軸線方向中央端領域に配置されている。
【0041】従ってこの実施例に於いてもインキ溜り部
Pの印刷インキが版胴1の軸線方向に循環するようにな
り、インキ溜り部Pに於いて版胴1の軸線方向両側端領
域に存在する印刷インキが長時間に亘って消費されない
ことが回避される。
【0042】図6は本発明による孔版印刷装置のインキ
供給装置の他の実施例を示している。尚、図6に於い
て、図5に対応する部分は図5に付した符号と同一の符
号により示されている。この実施例に於いては、吐出ホ
ース29がインキ供給パイプ21に接続され、インキ循
環用ポンプ23がインキ吸引口31より吸引したインキ
溜り部Pの印刷インキがインキ供給パイプ21へ送ら
れ、インキ供給パイプ21よりインキ溜り部Pに戻され
るようになっている。
【0043】従ってこの実施例に於いてもインキ溜り部
Pの印刷インキが版胴1の軸線方向の移動を含んで循環
するようになり、インキ溜り部Pに於いて版胴1の軸線
方向両側端領域に存在する印刷インキが長時間に亘って
消費されないことが回避される。
【0044】上述の何れの実施例に於いても、インキ循
環用ポンプ23は専用のモータ25により回転駆動され
るように構成されているが、インキ循環用ポンプ23は
版胴1の回転駆動系と駆動連結されて版胴1の回転に伴
って回転駆動されるようになっていてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による孔版印刷装置のインキ供給装置によれば、インキ
循環用ポンプがインキ吸引口よりインキ溜り部の印刷イ
ンキを吸引してこの印刷インキをインキ吐出口より前記
インキ溜り部へ吐出し、これによりインキ溜り部の印刷
インキが循環するから、インキ溜り部に於いて版胴の軸
線方向両側端領域に存在する印刷インキが長時間消費さ
れないことが回避され、この領域に存在する印刷インキ
が経時劣化することが防止される。また、インキ溜り部
の上方部に配置したインキ吸引口から上層の印刷インキ
を吸引して、インキ溜り部の印刷インキ量を規制するか
ら、インキ溜り部の印刷インキがこれに接するローラの
回転で常時良好に渦巻状に自転し、インキ溜り部で印刷
インキが長時間の滞留が回避され、印刷インキの経時劣
化が防止される。これにより印刷インキがエマルジョン
タイプのものである場合は、エマルジョンの状態変化に
よる印刷インキの粘性低下が回避され、常に安定した画
像品質にて印刷が行われるようになり、また印刷インキ
の粘性低下に起因してインキ溜り部より印刷インキが外
部へ流れ出す如き不具合が生じることが回避されるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による孔版印刷装置のインキ供給装置の
一実施例を示す概略構成図。
【図2】本発明による孔版印刷装置のインキ供給装置の
一実施例を示す概略斜視図。
【図3】本発明による孔版印刷装置のインキ供給装置の
他の実施例を示す概略構成図。
【図4】本発明による孔版印刷装置のインキ供給装置の
他の実施例を示す概略構成図。
【図5】本発明による孔版印刷装置のインキ供給装置の
他の実施例を示す概略構成図。
【図6】本発明による孔版印刷装置のインキ供給装置の
他の実施例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 版胴 3 プレスローラ 5 スキージ支持フレーム 11 スキージローラ 17 ドクタロッド 23 インキ循環ポンプ 25 モータ 27 吸引ホース 29 吐出ホース 31 インキ吸引口 33 インキ吐出口 35 電流検出器 37 電流値判定回路 43 スキージ支持側板 53 揺動レバー 57 カムフォロアローラ 63 カム P インキ溜り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/18 B41F 31/02 B41F 31/03 B41F 31/08 B41F 31/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される版胴の軸線方向に延在し
    て版胴の内周面に摺接するスキージ部材と、前記スキー
    ジ部材が前記版胴の軸線方向に延在して形成されるイン
    キ溜り部とを有し、前記インキ溜り部に溜った印刷イン
    キを前記版胴にスーキジング供給するよう構成された孔
    版印刷装置のインキ供給装置に於いて、インキ溜り部の所定位置にインキ吸引口を配置したイン
    キ吸引路と、 前記インキ吸引口と版胴の軸線方向に関して異なった位
    置にインキ吐出口を配置したインキ吐出路と、 前記インキ吸引路とインキ吐出路とが接続されたインキ
    循環用ポンプとを具備し、 インキ循環用ポンプがインキ溜り部の印刷インキをイン
    キ吸引口より吸引し、インキ吐出口より吐出することに
    より、インキ溜り部の印刷インキを循環させる ことを特
    徴とする孔版印刷装置のインキ供給装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動される版胴の軸線方向に延在し
    て版胴の内周面に摺接するスキージ部材と、前記スキー
    ジ部材が前記版胴の軸線方向に延在して形成されるイン
    キ溜り部とを有し、前記インキ溜り部に溜った印刷イン
    キを前記版胴にスーキジング供給するよう構成された孔
    版印刷装置のインキ供給装置に於いて、 インキ溜り部の上方部にインキ吸引口を配置したインキ
    吸引路と、 前記インキ吸引口と版胴の軸線方向に関して異なった位
    置にインキ吐出口を配置したインキ吐出路と、 前記インキ吸引路とインキ吐出路とが接続されたインキ
    循環用ポンプと、 前記インキ溜り部に印刷インキを供給するインキ供給装
    置とを具備し、 インキ循環用ポンプがインキ溜り部の印刷インキをイン
    キ吸引口より吸引して、その吸引状態によりインキ供給
    装置の印刷インキ供給を制御することによりインキ溜り
    部の印刷インキ量をほぼ一定に維持することを特徴とす
    る孔版印刷装置のインキ供給装置。
  3. 【請求項3】 インキ溜り部の印刷インキが、前記イン
    キ吸引路、インキ循環用ポンプおよびインキ吐出路によ
    り形成されるインキ循環系とは別系統のインキ供給パイ
    プより供給されることを特徴とする請求項1に記載の孔
    版印刷装置のインキ供給装置。
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