JP3300594B2 - 熱延鋼帯下面の冷却装置 - Google Patents

熱延鋼帯下面の冷却装置

Info

Publication number
JP3300594B2
JP3300594B2 JP01377396A JP1377396A JP3300594B2 JP 3300594 B2 JP3300594 B2 JP 3300594B2 JP 01377396 A JP01377396 A JP 01377396A JP 1377396 A JP1377396 A JP 1377396A JP 3300594 B2 JP3300594 B2 JP 3300594B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel strip
cooling
cooling water
guide body
hot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01377396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09206819A (ja
Inventor
一彦 福谷
剛 矢久保
敏博 大河内
清志 村中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP01377396A priority Critical patent/JP3300594B2/ja
Publication of JPH09206819A publication Critical patent/JPH09206819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3300594B2 publication Critical patent/JP3300594B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明装置は、熱延鋼帯下面
の冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼帯の熱間圧延においては、図4に示す
ごとく仕上圧延後、捲取装置までの間にローラー1を等
間隔に配置したホットランテーブル2の上を鋼帯3が走
行(移動)する間に鋼帯上面からラミナーフローノズル
4により冷却水を鋼帯3上面に流下させ、また鋼帯3下
面へ各ローラー1間に配設したノズル5から冷却水を噴
射して、鋼帯3の設定捲取温度に冷却することが行われ
ている。このような鋼帯3の冷却においては、鋼帯上面
から供給した冷却水は、鋼帯上面を流れ幅方向両端部か
ら落下することから、冷却水が鋼帯上面に滞留するのに
対して、鋼帯3下面に供給した冷却水は、鋼帯3に衝突
したと同時に落下するため、鋼帯3の上面に比べ下面は
短時間冷却になり、鋼帯3上下面で冷却が不均一にな
る。この難点を解決するため、鋼帯3下面にフルコーン
型ノズルを配置して、冷却水を逆円錐状に鋼帯3へ噴射
して冷却水の接触範囲を拡大し、鋼帯3上下面を均一冷
却することが実開平4−80604号公報に開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとく、フルコ
ーン型ノズルを配置して、鋼帯3下面を冷却するホット
ランテーブル2においては、仕上圧延後の鋼帯3が約
2.0mm以下の薄手になると、走行する鋼帯3に先端
が下方に曲がり、ホットランテーブル2のローラー1間
に突入して後続鋼帯が慣性により、ホットランテーブル
2外へ飛び出す等によって鋼帯3の走行停止はもとよ
り、圧延も停止する事になる等の課題がある。本発明装
置は、このような課題を有利に解決するためなされたも
のであり、ホットランテーブルのローラー間に鋼帯先端
の突入を防止する鋼帯ガイド体を設け、また一層均一な
走行鋼帯の冷却を必要とするときは、鋼帯ガイド体から
の冷却水供給によって鋼帯を均一に冷却する。更に、ホ
ットランテーブルの冷却ゾーンの変更等により、冷却停
止ゾーンの鋼帯下面からの冷却水の噴射を停止したと
き、走行鋼帯による鋼帯ガイド体の加熱劣化(変形等)
を防止して、前記のごとき課題を解決するとともに、上
記のごとき優れた機能を具備する熱延鋼帯下面の冷却装
置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明装置の特徴とする
ところは、熱間圧延設備のホットランテーブルローラー
間幅方向中央部の鋼帯走行位置直下に鋼帯ガイド体を設
け、該鋼帯ガイド体にガイド体冷却水供給口を付設する
とともに、鋼帯ガイド体両端部ローラー間の走行鋼帯下
部にフルコーン型ノズルを配設したことを特徴とする熱
延鋼帯下面の冷却装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】図1において、ホットランテーブ
ル2のローラー(図示せず)間幅方向中央部の鋼帯(図
示せず)走行位置直下に鋼帯ガイド体6を設け、この鋼
帯ガイド体6の両端部ローラー間の走行鋼帯下部にフル
コーン型ノズル7を配設し、逆円錐状に冷却水8を鋼帯
3下面に噴射するとともに、鋼帯3上面は前記のごとく
ラミナーフローノズル4から冷却水を流下させて冷却す
る。このような鋼帯ガイド体6としては、例えば耐熱性
樹脂、ゴム等で構成することによって、走行鋼帯先端部
の接触による鋼帯の擦り疵等の発生を防止することがで
きる。
【0006】ホットランテーブル2での鋼帯の冷却は、
鋼帯の鋼種等によって冷却ゾーンの一部を冷却停止ゾー
ンにすることがあり、また冷却停止ゾーンを変更するこ
とがある。このような場合は、冷却停止ゾーンの鋼帯上
下面からの冷却水の流下及び噴射は停止することにな
り、鋼帯下面のフルコーン型ノズル7からの冷却水噴射
が停止すると、鋼帯ガイド体6は冷却水8による冷却が
できず、走行鋼帯によって加熱劣化することになる。こ
のような鋼帯ガイド体6の劣化を防止するため、鋼帯ガ
イド体6にガイド体冷却水供給口を付設して、鋼帯ガイ
ド体6の上面に冷却水を供給して冷却することによっ
て、鋼帯ガイド体6の耐久性を向上することができる。
【0007】このような鋼帯ガイド体6をローラー間の
幅方向中央部に配設すると、フルコーン型ノズル7から
の噴射冷却水8への噴射量が多少遮られ、他の部位に比
べ冷却が若干不均一になる。この不均一冷却は、鋼種に
よっては、好ましくないことがあり、従って、このよう
な鋼種を圧延するラインにおいては、鋼帯ガイド体6か
らも冷却水を噴射して均一冷却できるように、鋼帯ガイ
ド体6に鋼帯冷却水供給口を付設することが好ましい。
【0008】
【実施例】次に、本発明装置の実施例を挙げる。図2及
び図3において、ホットランテーブル2のローラー1間
幅方向中央部の鋼帯3走行位置直下に鋼帯ガイド体6を
配設し、この鋼帯3ガイド体6の上面にガイド体冷却水
供給口9を付設し、また必要に応じて鋼帯冷却水供給口
9を付設する。このような鋼帯ガイド体6両端部の走行
鋼帯下部にフルコーン型ノズル7を配設して熱延鋼帯下
面の冷却装置を構成し、この冷却装置をホットランテー
ブル2の各ローラー1間に配設するとともに、走行鋼帯
3上面には、通常用いられているラミナーフロー型ノズ
ル(図示せず)等を配設するものである。
【0009】しかして熱間圧延(仕上圧延)を施した鋼
帯3先端が各ローラー1間を走行通過するとき、下方へ
曲がりローラー1間へ突入するのを鋼帯ガイド体6で防
止してローラー1上(ホットランテーブル2上)を走行
するようにガイドするものである。
【0010】鋼帯3の冷却に際して、鋼種等によってホ
ットランテーブル2の冷却ゾーンを区切って、冷却停止
ゾーンと冷却ゾーンに区分し、しかも冷却ゾーンを変更
することもある。従って、冷却停止ゾーンにおいては走
行鋼帯3への冷却水の噴射は停止するこになり、走行鋼
帯3下面のフルコーン型ノズル7からの冷却水の噴射も
停止することから、鋼帯ガイド体6の直上を走行する鋼
帯3によって鋼帯ガイド体6が加熱劣化するするので、
鋼帯ガイド体6の冷却水供給管12から鋼帯ガイド体6
の上面に付設したガイド体冷却水供給口9へ冷却水を鋼
帯3に接触しない程度に供給して、鋼帯ガイド体6の上
面を濡らすことによって、鋼帯鋼帯ガイド体6の加熱劣
化を防止するものである。
【0011】また、鋼帯3の鋼種等によって鋼帯幅方向
をより均一に冷却する必要性のある場合は、ヘッダー1
1を介して鋼帯冷却水供給口10から鋼帯3下面へ冷却
水を噴射し、鋼帯ガイド体6の両端部ローラー1間の鋼
帯3走行位置下部に配設したフルコーン型ノズル7から
の冷却水8噴射とあいまって、鋼帯3を均一に冷却する
ものであり、それ程均一冷却を必要としない鋼帯の場合
は、鋼帯ガイド体6の鋼帯冷却水供給口10からの冷却
水噴射を停止して、フルコーン型ノズル7からの冷却水
8噴射による鋼帯ガイド体6への跳ね返り冷却水での冷
却により、若干不均一冷却の鋼帯3を巻取るものであ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明装置によれば、走行鋼帯先端のロ
ーラー間への突入を確実に防止しつつ、ホットランテー
ブル上を走行させることができるので、ライン停止が避
けられ熱間圧延機の稼働率を向上して生産性を高めるこ
とができる。また、熱延鋼帯の歩留りを向上することも
できる。更に、冷却停止ゾーンの鋼帯ガイド体の冷却に
より、耐久性を向上することができ、かつ鋼帯幅方向の
均一冷却も確実にできることから、均一な機械的性質を
具備させることができる等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の要部概要を示す斜視図である。
【図2】本発明装置の実施例を示す平面図である。
【図3】本発明装置の実施例を示す側面図である。
【図4】従来のホットランテーブル冷却装置を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 ローラー 2 ホットランテーブル 3 鋼帯 6 鋼帯ガイド体 7 フルコーン型ノズル 9 ガイド体冷却水供給口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C21D 9/52 102 C21D 9/52 102 9/573 101 9/573 101Z (72)発明者 村中 清志 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵 株式会社名古屋製鐵所内 (56)参考文献 実開 昭60−166413(JP,U) 実開 平4−80604(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 45/02 B21B 39/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延設備のホットランテーブルロー
    ラー間幅方向中央部の鋼帯走行位置直下に鋼帯ガイド体
    を設け、該鋼帯ガイド体にガイド体冷却水供給口を付設
    するとともに、鋼帯ガイド体両端部ローラー間の走行鋼
    帯下部にフルコーン型ノズルを配設したことを特徴とす
    る熱延鋼帯下面の冷却装置。
  2. 【請求項2】 鋼帯ガイド体に鋼帯冷却水供給口を付設
    したことを特徴とする請求項1に記載の熱延鋼帯下面の
    冷却装置。
JP01377396A 1996-01-30 1996-01-30 熱延鋼帯下面の冷却装置 Expired - Fee Related JP3300594B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01377396A JP3300594B2 (ja) 1996-01-30 1996-01-30 熱延鋼帯下面の冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01377396A JP3300594B2 (ja) 1996-01-30 1996-01-30 熱延鋼帯下面の冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09206819A JPH09206819A (ja) 1997-08-12
JP3300594B2 true JP3300594B2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=11842577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01377396A Expired - Fee Related JP3300594B2 (ja) 1996-01-30 1996-01-30 熱延鋼帯下面の冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3300594B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011001898A1 (ja) 2009-06-30 2011-01-06 住友金属工業株式会社 鋼板の冷却装置、熱延鋼板の製造装置及び製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3873437B2 (ja) * 1998-03-19 2007-01-24 住友金属工業株式会社 熱延鋼板の冷却方法
BR102018077231B1 (pt) * 2018-12-27 2020-03-10 Vale S.A. Dispositivo e processo para inibição da emissão de particulados através do resfriamento de produtos quentes deslocáveis por meio de um transportador

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011001898A1 (ja) 2009-06-30 2011-01-06 住友金属工業株式会社 鋼板の冷却装置、熱延鋼板の製造装置及び製造方法
US8394318B2 (en) 2009-06-30 2013-03-12 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Cooling apparatus of steel sheet, and manufacturing apparatus and manufacturing method of hot-rolled steel sheet

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09206819A (ja) 1997-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102548680B (zh) 热轧钢板的冷却装置、冷却方法、制造装置及制造方法
JP4586682B2 (ja) 鋼板の熱間圧延設備および熱間圧延方法
US5758530A (en) Hot rolling mill
JP3642031B2 (ja) 熱延鋼帯の冷却装置
JP3300594B2 (ja) 熱延鋼帯下面の冷却装置
EP0241919B1 (en) Method of and apparatus for effecting a thickness-reduction rolling of a hot thin plate material
JPH11347629A (ja) 高温鋼板の矯正及び冷却装置並びにその矯正及び冷却方法
JP5663848B2 (ja) 熱延鋼板の冷却装置及びその動作制御方法
JP4586314B2 (ja) 熱延鋼板の製造方法
JP3287254B2 (ja) 高温鋼板の冷却方法および装置
JP3345776B2 (ja) U形鋼矢板の冷却方法およびその装置
JP3704863B2 (ja) 高温鋼板の冷却装置
JPH0431762B2 (ja)
JPS6344166Y2 (ja)
KR100765043B1 (ko) 표면 청정도가 우수한 열간압연강판의 제조방법
JP3345774B2 (ja) 高温鋼板の冷却方法および装置
JP3345340B2 (ja) ロールクラウン制御方法
JP3304816B2 (ja) 高温鋼板の冷却方法及び高温鋼板の冷却装置
JP3327223B2 (ja) U形鋼矢板の冷却方法および冷却装置
JP3794085B2 (ja) 高温鋼板の冷却装置
JPH0583619B2 (ja)
JP2781058B2 (ja) ステッケルミル、そのデスケーリング方法及び装置並びに熱間圧延設備
JPH08300019A (ja) 熱間仕上圧延機の冷却装置
JPH0563526B2 (ja)
JP3873437B2 (ja) 熱延鋼板の冷却方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020405

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees