JP3300203B2 - 半導体マスク装置、その製造方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体マスク装置、その製造方法及び半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP3300203B2
JP3300203B2 JP16843495A JP16843495A JP3300203B2 JP 3300203 B2 JP3300203 B2 JP 3300203B2 JP 16843495 A JP16843495 A JP 16843495A JP 16843495 A JP16843495 A JP 16843495A JP 3300203 B2 JP3300203 B2 JP 3300203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
semiconductor
insulating film
pattern
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16843495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0922906A (ja
Inventor
高明 受田
達也 山田
義明 加藤
明夫 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP16843495A priority Critical patent/JP3300203B2/ja
Priority to US08/665,622 priority patent/US5858578A/en
Publication of JPH0922906A publication Critical patent/JPH0922906A/ja
Priority to US09/151,288 priority patent/US6008105A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3300203B2 publication Critical patent/JP3300203B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/31051Planarisation of the insulating layers
    • H01L21/31053Planarisation of the insulating layers involving a dielectric removal step
    • H01L21/31055Planarisation of the insulating layers involving a dielectric removal step the removal being a chemical etching step, e.g. dry etching
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/70Adapting basic layout or design of masks to lithographic process requirements, e.g., second iteration correction of mask patterns for imaging
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/0035Multiple processes, e.g. applying a further resist layer on an already in a previously step, processed pattern or textured surface

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に半導体基板上の凹凸により形成された絶
縁膜の段差部を完全に平坦化することができる半導体マ
スク装置及びその製造方法並びに前記半導体マスク装置
を用いる半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高密度化及び微細化に伴っ
て絶縁膜の表面を平坦化する技術が重要になってくる。
【0003】以下、図13を参照しながら、多層配線構
造を有する半導体装置の従来の製造方法について説明す
る。
【0004】まず、図13(a)に示すように、半導体
素子が形成された半導体基板90の上に配線91を形成
した後、図13(b)に示すように、半導体基板90の
上に配線91を覆うように例えば酸化珪素膜よりなる層
間絶縁膜92を堆積する。
【0005】次に、図13(b)に示すように、層間絶
縁膜92の表面を平坦にするため、平坦化材として例え
ばレジストを塗布してレジスト膜93を形成する。
【0006】次に、第1段階のエッチバックとして、図
13(d)に示すように、レジスト膜93に対してエッ
チングを行なう。このエッチングは、通常、エンドポイ
ントディテクターを用い、層間絶縁膜92の表面が現れ
たところでエッチングを停止する。その後、第2段階の
エッチバックとして、図13(e)に示すように、層間
絶縁膜92及びレジスト膜93に対するエッチング速度
が等しくなる条件でエッチングを行なって、層間絶縁膜
92の平坦化を図る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の方法
により層間絶縁膜の平坦化を行なった場合、下地の段差
を形成している配線91における配線同士の間隔が数μ
m以上になると、レジスト膜93の塗布特性により、エ
ッチング後の層間絶縁膜92の表面に凹部が生じてしま
う。エッチバック法は、レジスト膜93の最表面の平坦
性をそのまま最終形状として層間絶縁膜92に転写する
技術であるため、得られる最終形状である層間絶縁膜9
2の表面にも凹部が生じてしまう。
【0008】すなわち、前記従来の半導体装置の製造方
法によると、層間絶縁膜92の表面に形成される絶対段
差を緩和することは不可能である。
【0009】さらに、現在、素子の微細化に伴って、リ
ソグラフィー工程における焦点深度の確保が重要な課題
となっているが、前記従来の半導体装置の製造方法によ
ると、層間絶縁膜の表面に形成される絶対段差を緩和で
きないため、焦点深度を改善することができないので、
素子の微細化には自ずと限界がある。
【0010】そこで、前記の課題を解決するために、層
間絶縁膜の完全平坦化技術の導入が必要不可欠となって
おり、近時、層間絶縁膜の完全平坦化技術として化学機
械研磨法が注目を浴びている。ところが、化学機械研磨
法による層間絶縁膜の平坦化は、新規設備導入が必要
であること、パターン依存性が顕著であり、制御が非
常に困難であること等の問題を有している。
【0011】前記に鑑み、本発明は、素子の微細化に対
応した絶縁膜の完全平坦化を既存の設備により実現でき
ると共に、絶縁膜の平坦化に対する制御性に優れたレジ
ストエッチバックを行なえるようにすることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明が講じた解決手段は、半導体マスク
装置を、半導体基板上に凸状又は凹状の第1のパターン
を形成するための第1のマスク領域を有する第1の半導
体マスクと、前記半導体基板及び前記第1のパターンの
上の絶縁膜に前記第1のパターンによって形成された凹
部を埋める第2のパターンを形成するための第2のマス
ク領域を有する第2の半導体マスクとを備え、前記第1
の半導体マスクと前記第2の半導体マスクとを重ねたと
きに形成される前記第1のマスク領域の外形線と前記第
2のマスク領域の外形線との間隔は所定の一定寸法に設
定されている構成とするものである。
【0013】請求項1の構成により、第1の半導体マス
クと第2の半導体マスクとを重ねたときに形成される第
1の半導体マスクの第1のマスク領域の外形線と第2の
半導体マスクの第2のマスク領域の外形線との間隔は所
定の一定寸法に設定されているため、第1の半導体マス
クにより形成される第1のパターンと第2の半導体マス
クにより形成される第2のパターンとの間隔は一定であ
る。このため、絶縁膜に形成される凹部の側面と第2の
パターンの側面との距離を一定にできるので、前記所定
の一定寸法を適当に設定することにより、絶縁膜に形成
される凹部をほぼ完全に埋めることができる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の構成に、前
記所定の一定寸法は、前記絶縁膜に形成された前記凹部
の周囲のサイドウォールの幅寸法以上である構成を付加
するものである。
【0015】請求項2の構成によると、所定の一定寸法
は、絶縁膜に形成された凹部の周囲のサイドウォールの
幅寸法以上であるため、第1の半導体マスクと第2の半
導体マスクとの間に若干のマスク合わせずれが発生して
も、第2のパターンが凹部の周囲のサイドウォールに乗
り上げることがない。
【0016】請求項3の発明が講じた解決手段は、半導
体基板上に凸状又は凹状の第1のパターンを形成するた
めの第1のマスク領域を有する第1の半導体マスクと、
前記半導体基板及び第1のパターンの上の絶縁膜に前記
第1のパターンによって形成された凹部を埋める第2の
パターンを形成するための第2のマスク領域を有する第
2の半導体マスクとを備えた半導体マスク装置の製造方
法を対象とし、前記第1の半導体マスクの第1のマスク
領域を第1の所定寸法だけ拡大して第1の中間マスク領
域を形成した後、該第1の中間マスク領域を第2の所定
寸法だけ縮小して第2の中間マスク領域を形成し、その
後、該第2の中間マスク領域を反転することにより、前
記第2のマスク領域を有する第2の半導体マスクを製造
する工程を備えている構成とするものである。
【0017】請求項3の構成によると、第1の半導体マ
スクの第1のマスク領域を第1の所定寸法だけ拡大して
第1の中間マスク領域を形成すると、第1のマスク領域
同士の間隔が第1の所定寸法の2倍以下である場合に
は、第1のマスク領域同士は図形的に合成されるため、
第1の所定寸法の2倍以下の間隔を持つ第1のマスク領
域同士の間の領域つまり第1の所定寸法の2倍よりも互
いに接近している第1のパターン同士の間の領域は、無
視されてしまい、第1の中間マスク領域を縮小して第2
の中間マスク領域を形成しても復活しない。このため、
第1の所定寸法の2倍よりも互いに接近している第1の
パターン同士の間の領域においては、第2の中間マスク
領域を反転して得られる第2の半導体マスクの第2のマ
スク領域が存在しないので第2のパターンは形成されな
い。
【0018】請求項4の発明が講じた解決手段は、半導
体基板上に凸状又は凹状の第1のパターンを形成するた
めの第1のマスク領域を有する第1の半導体マスクと、
前記半導体基板及び第1のパターンの上の絶縁膜に前記
第1のパターンによって形成された凹部を埋める第2の
パターンを形成するための第2のマスク領域を有する第
2の半導体マスクとを備えた半導体マスク装置の製造方
法を対象とし、前記第1半導体マスクの第1のマスク領
域を第1の所定寸法だけ拡大して第1の中間マスク領域
を形成した後、該第1の中間マスク領域を反転させて第
2のマスク領域を形成し、その後、該第2のマスク領域
を第2の所定寸法だけ拡大することにより、前記第2の
マスク領域を有する第2の半導体マスクを製造する工程
を備えている構成とするものである。
【0019】請求項4の構成によると、請求項3の構成
と同様、第1の半導体マスクの第1のマスク領域を第1
の所定寸法だけ拡大して第1の中間マスク領域を形成す
るため、第1のマスク領域同士の間隔が第1の所定寸法
の2倍以下である場合には、第1のマスク領域同士は図
形的に合成されるので、第1の所定寸法の2倍以下の間
隔を持つ第1のマスク領域同士の間の領域つまり第1の
所定寸法の2倍よりも互いに接近している第1のパター
ン同士の間の領域は、無視されてしまい、第1の中間マ
スク領域を反転した後、縮小しても復活しない。このた
め、第1の所定寸法の2倍よりも互いに接近している第
1のパターン同士の間の領域においては、第2の半導体
マスクの第2のマスク領域は存在しないので第2のパタ
ーンは形成されない。
【0020】請求項5の発明が講じた解決手段は、半導
体基板上に凸状又は凹状の第1のパターンを形成するた
めの第1のマスク領域を有する第1の半導体マスクと、
前記半導体基板及び第1のパターンの上の絶縁膜に前記
第1のパターンによって形成された凹部を埋める第2の
パターンを形成するための第2のマスク領域を有する第
2の半導体マスクとを備えた半導体マスク装置の製造方
法を対象とし、前記第1半導体マスクの第1のマスク領
域を反転して第1の中間マスク領域を形成した後、該第
1の中間マスク領域を第1の所定寸法だけ縮小して第2
の中間マスク領域を形成し、その後、該第2の中間マス
ク領域を第2の所定寸法だけ拡大することにより、前記
第2のマスク領域を有する第2の半導体マスクを製造す
る工程とを備えている構成とするものである。
【0021】請求項5の構成により、第1半導体マスク
の第1のマスク領域を反転して第1の中間マスク領域を
形成した後、該第1の中間マスク領域を第1の所定寸法
だけ縮小して第2の中間マスク領域を形成し、その後、
該第2の中間マスク領域を第2の所定寸法だけ拡大する
と、第1のマスク領域同士の間隔が第1の所定寸法の2
倍以下である場合には、第1のマスク領域同士は図形的
に合成されるので、第1の所定寸法の2倍以下の間隔を
持つ第1のマスク領域同士の間の領域つまり第1の所定
寸法の2倍よりも互いに接近している第1のパターン同
士の間の領域は、無視されてしまう。このため、第1の
所定寸法の2倍よりも互いに接近している第1のパター
ン同士の間の領域においては、第2の半導体マスクの第
2のマスク領域は存在しないので第2のパターンは形成
されない。
【0022】請求項6の発明は、請求項3〜5の構成
に、前記第2の所定寸法は前記第1の所定寸法よりも小
さいという構成を付加するものである。
【0023】請求項6の構成により、第2の所定寸法は
第1の所定寸法よりも小さいため、第1の半導体マスク
の第1のマスク領域と第2の半導体マスクの第2のマス
ク領域とが重なることがない。
【0024】請求項7の発明が講じた解決手段は、半導
体装置の製造方法を、第1のマスク領域を持つ第1の半
導体マスクと、第2のマスク領域を持つ第2の半導体マ
スクとを有し、前記第1の半導体マスクと前記第2の半
導体マスクとを重ねたときに形成される前記第1のマス
ク領域の外形線と前記第2のマスク領域の外形線との間
隔が所定の一定寸法に設定されている半導体マスク装置
を準備する第1の工程と、半導体素子が形成されている
半導体基板上に導電膜を堆積する第2の工程と、前記導
電膜に対して前記第1の半導体マスクを用いてエッチン
グを行なって配線を形成する第3の工程と、前記配線及
び前記半導体基板の上に層間絶縁膜を堆積する第4の工
程と、前記層間絶縁膜の上に第1のレジスト膜を堆積す
る第5の工程と、前記第1のレジスト膜に対して前記第
2の半導体マスクを用いてレジストパターンを形成する
第6の工程と、前記レジストパターンに対して、150
℃以上の温度で焼き締めをすると同時に紫外線を照射し
て、前記レジストパターンの表面部に硬化層を形成する
第7の工程と、前記第7の工程の後に、前記レジストパ
ターン及び前記層間絶縁膜の上に第2のレジスト膜を堆
積する第8の工程と、前記第2のレジスト膜に対してエ
ッチングを行なって該第2のレジスト膜をほぼ完全に除
去する第9の工程と、残存する前記第2のレジスト膜、
前記レジストパターン及び前記層間絶縁膜に対してエッ
チングを行なって、残存する前記第2のレジスト膜及び
前記レジストパターンを除去すると共に前記層間絶縁膜
の表面を平坦にする第10の工程とを備えている構成と
するものである。
【0025】請求項7の構成により、層間絶縁膜の上に
堆積された第1のレジスト膜に対して第2の半導体マス
クを用いてレジストパターンを形成すると、第1の半導
体マスクにより形成される配線と第2の半導体マスクに
より形成されるレジストパターンとの間隔が一定になる
ため、層間絶縁膜に形成される凹部をレジストパターン
によってほぼ完全に埋めることができる。
【0026】
【0027】また、レジストパターンの表面部に硬化層
を形成する工程を備えているため、レジストパターンと
該レジストパターンの上に堆積される第2のレジスト膜
とが混じり合わない。
【0028】請求項8の発明は、請求項7の構成に、前
第9の工程は、前記層間絶縁膜が露出する前に前記第
2のレジスト膜に対するエッチングを終了するという構
成を付加するものである。
【0029】請求項8の構成により、層間絶縁膜が露出
する前に第2のレジスト膜に対するエッチングを終了す
るため、配線以外の半導体素子等によって形成される層
間絶縁膜表面の僅かな凹凸も除去される。
【0030】請求項9の発明は、請求項7又は8の構成
に、前記第10の工程は、前記第2の半導体マスクのマ
スク開口率に基づき求められた混合比を有するエッチン
グガスを用いて、残存する前記第2のレジスト膜、前記
レジストパターン及び前記層間絶縁膜に対してドライエ
ッチングを行なう工程を含むという構成を付加するもの
である。
【0031】請求項9の構成により、第2の半導体マス
クのマスク開口率に基づき求められた混合比を有するエ
ッチングガスを用いてドライエッチングを行なうため、
レジストパターンに対するエッチングレートと層間絶縁
膜に対するエッチングレートとの比を最適化できる。
【0032】請求項10の発明は、請求項9の構成に、
前記エッチングガスは、前記レジストパターンに対する
エッチングレートと前記層間絶縁膜に対するエッチング
レートとがほぼ等しくなるような混合比を有していると
いう構成を付加するものである。
【0033】請求項10の構成により、エッチングガス
が、レジストパターンに対するエッチングレートと層間
絶縁膜に対するエッチングレートとがほぼ等しくなるよ
うな混合比を有しているため、レジストパターンに対す
るエッチングと層間絶縁膜に対するエッチングとが同じ
速度で進行する。
【0034】請求項11の発明が講じた解決手段は、半
導体装置の製造方法を、第1のマスク領域を持つ第1の
半導体マスクと、第2のマスク領域を持つ第2の半導体
マスクとを有し、前記第1の半導体マスクと前記第2の
半導体マスクとを重ねたときに形成される前記第1のマ
スク領域の外形線と前記第2のマスク領域の外形線との
間隔が所定の一定寸法に設定されている半導体マスク装
置を準備する第1の工程と、半導体基板に対して前記第
1の半導体マスクを用いてエッチングを行なって前記半
導体基板上に凹部を形成する第2の工程と、前記凹部を
有する半導体基板上に絶縁膜を堆積する第3の工程と、
前記絶縁膜の上に第1のレジスト膜を堆積する第4の工
程と、前記第1のレジスト膜に対して前記第2の半導体
マスクを用いてレジストパターンを形成する第5の工程
と、前記レジストパターンに対して、150℃以上の温
度で焼き締めをすると同時に紫外線を照射して、前記レ
ジストパターンの表面部に硬化層を形成する第6の工程
と、前記第6の工程の後に、前記レジストパターン及び
前記絶縁膜の上に第2のレジスト膜を堆積する第7の工
と、前記第2のレジスト膜に対してエッチングを行な
って該第2のレジスト膜をほぼ完全に除去する第8の工
と、残存する前記第2のレジスト膜、前記レジストパ
ターン及び前記絶縁膜に対してエッチングを行なって、
残存する前記第2のレジスト及び前記レジストパターン
を除去すると共に前記絶縁膜の表面を前記半導体基板の
表面と面一で且つ平坦にする第9の工程とを備えている
構成とするものである。
【0035】請求項11の構成により、凹部を有する半
導体基板の上の絶縁膜の上に堆積された第1のレジスト
膜に対して第2の半導体マスクを用いてレジストパター
ンを形成すると、第1の半導体マスクにより形成される
凹部と第2の半導体マスクにより形成されるレジストパ
ターンとの間隔が一定になるため、絶縁膜に形成される
凹部をレジストパターンによってほぼ完全に埋めること
ができる。
【0036】
【0037】また、請求項7の構成と同様、レジストパ
ターンと該レジストパターンの上に堆積される第2のレ
ジスト膜とが混じり合わない。
【0038】請求項12の発明は、請求項11の構成
に、前記第8の工程は、前記絶縁膜が露出する前に前記
第2のレジスト膜に対するエッチングを終了する工程を
含むという構成を付加するものである。
【0039】請求項12の構成により、請求項8の構成
と同様、絶縁膜が露出する前に第2のレジスト膜に対す
るエッチングを終了するため、絶縁膜表面の僅かな凹凸
も除去される。
【0040】請求項13の発明は、請求項11又は12
の構成に、前記第9の工程は、前記第2の半導体マスク
のマスク開口率に基づき求められた混合比を有するエッ
チングガスを用いて、残存する前記第2のレジスト膜、
前記レジストパターン及び前記絶縁膜に対してドライエ
ッチングを行なう工程を含むという構成を付加するもの
である。
【0041】請求項13の構成により、請求項9の構成
と同様、レジストパターンに対するエッチングレートと
絶縁膜に対するエッチングレートとの比を最適化するこ
とができる。
【0042】請求項14の発明は、請求項13の構成
に、前記エッチングガスは、前記レジストパターンに対
するエッチングレートと前記絶縁膜に対するエッチング
レートとがほぼ等しくなるような混合比を有していると
いう構成を付加するものである。
【0043】請求項14の構成により、請求項10の構
成と同様、レジストパターンに対するエッチングと絶縁
膜に対するエッチングとが同じ速度で進行する。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
半導体マスク装置について図面を参照しながら説明す
る。
【0045】図1(a)は一実施形態に係る半導体マス
ク装置の一部の平面構造を示しており、該半導体マスク
装置は、配線領域又は素子分離領域形成用レジストパタ
ーン領域をマスクする第1の半導体マスク1と、絶縁膜
の上に形成されるレジストパターン領域をマスクする第
2の半導体マスク2とからなる。第1の半導体マスク1
はマスク領域1A、マスク領域1B及びマスク領域1C
を有しており、第2の半導体マスク2はマスク領域2A
及びマスク領域2Bを有している。第1の半導体マスク
1と第2の半導体マスク2とを重ねたときに形成され
る、第1の半導体マスク1のマスク領域1A,1B,1
Cと第2の半導体マスク2のマスク領域2A,2Bとの
各間隔であるマスク領域間隔dはすべて等しくなるよう
に、第2の半導体マスク2は形成されている。
【0046】図1(b)は、半導体基板3の上に堆積さ
れた導電膜に対して第1の半導体マスク1によりパター
ン化して配線4を形成した後、半導体基板3の上に全面
に亘って絶縁膜5を堆積し、その後、絶縁膜5の上に堆
積されたレジスト膜に対して第2の半導体マスク2を用
いてレジストパターン6を形成した状態を示し、図1
(a)におけるI−I線の断面に相当する図である。
【0047】この場合、本実施形態においては、前記の
マスク領域間隔dは、絶縁膜5に形成されるサイドウォ
ール5aの幅d1 と等しくなるように設定されている。
サイドウォール5aの幅d1 は絶縁膜5の膜厚によって
変化するので、絶縁膜5の膜厚に対応してマスク領域間
隔dを設定する。
【0048】尚、マスク領域間隔dがサイドウォール5
aの幅d1 と等しい場合には、平坦化処理された後の絶
縁膜5の平坦性は最も優れているが、マスク領域間隔d
はサイドウォール5aの幅d1 よりも大きくてもよい。
その理由は、第1の半導体マスク1のマスク領域1A〜
1Cによりパターン化される配線4の段差の大きさ又は
レジストパターン6を構成するレジスト材の粘性によ
り、絶縁膜5の平坦性を或る程度制御できるためであ
る。逆に、マスク領域間隔dがサイドウォール5aの幅
1 よりも小さい場合には、第1の半導体マスク1と第
2の半導体マスク2との間に合わせずれが生じると、レ
ジストパターン6がサイドウォール5aに乗り上げるこ
とになり、絶縁膜5の平坦性を維持することができな
い。通常、第1の半導体マスク1と第2の半導体マスク
2との合わせずれは0.3μm程度であるため、マスク
領域間隔dをサイドウォール5aの幅d1 と等しくして
おくと、第1の半導体マスク1と第2の半導体マスク2
との合わせずれが生じても、絶縁膜5の平坦性に影響を
与えることはない。
【0049】尚、前記一実施形態に係るマスク装置にお
いては、第1の半導体マスク1及び第2の半導体マスク
2はいずれもポジ型のマスクであったが、第1及び第2
の半導体マスクのうちの少なくとも1つがネガ型のマス
クである場合には、ネガ型となるマスクにおいては前記
のマスク領域は開口領域となる。第1及び第2の半導体
マスクのうちの一方がポジ型で他方がネガ型のマスクで
ある場合には、一方の半導体マスクのマスク領域の外形
線と他方の半導体マスクの開口領域の外径線との距離を
所定の一定寸法とし、第1及び第2の半導体マスクの両
方がネガ型のマスクである場合には、一方の半導体マス
クの開口領域の外径線と他方の半導体マスクの開口領域
の外径線との距離を所定の一定寸法に設定する。
【0050】以下、前記一実施形態に係る半導体マスク
装置の第1の製造方法について図2及び図3を参照しな
がら説明する。
【0051】図2(a)は、第1の半導体マスク1のマ
スク領域1A,1B,1C,1Dの平面構造を示してい
る。尚、マスク領域1A,1B,1Cは図1(a)にお
いて示したものと同様のものであり、マスク領域1Dは
図2(a)において新しく示したものである。
【0052】まず、第1の半導体マスク1のマスク領域
1A,1B,1C,1Dに対して演算処理を行なうこと
により、図2(b)の矢印に示すように、x方向及びy
方向にそれぞれ等しい拡大幅aだけ拡大して、第1の中
間マスク領域1Aa,1Ba,1Ca,1Daを形成す
る。尚、第1の中間マスク領域1Caは図示の都合上破
線で示している。この場合、マスク領域1Bとマスク領
域1Cとの間隔は拡大幅aの2倍以下であるので、第1
の中間マスク領域1Baと第1の中間マスク領域1Ca
とは重なり合う。このように第1の中間マスク領域同士
が重なることにより図形的に合成された領域を第1の中
間マスク領域1Eaと称する。
【0053】次に、第1の中間マスク領域1Aa,1E
a,1Daに対して演算処理を行なうことにより、図3
(a)の矢印に示すように、x方向及びy方向にそれぞ
れ等しい縮小幅bだけ縮小して、第2の中間マスク領域
1Ab,1Eb,1Dbを形成する。尚、縮小幅bは拡
大幅aよりも小さくしておく。
【0054】次に、図3(b)に示すように、第2の中
間マスク領域1Ab,1Eb,1Dbを反転させると、
第2の半導体マスク2のマスク領域2A,2B,2Cが
形成される。尚、図3(b)においては、第1の半導体
マスク1のマスク領域1A,1B,1C,1Dも図示し
ている。
【0055】以上説明したように、第1の製造方法にお
いては、第2の半導体マスク2のマスク領域2A,2
B,2Cの作成処理は、すべてCAD装置を用いる演算
処理により自動的に行なうことが可能であり、新たにマ
スク入力を行なう必要はない。尚、第1の製造方法にお
いて形成される第1の中間マスク領域1Aa,1Ea,
1Da及び第2の中間半導体マスク領域1Ab,1E
b,1Dbは、演算の途中で形成される仮領域にすぎ
ず、最終的に出力される図形は、第2の半導体マスク2
のマスク領域2A,2B,2Cのみである。
【0056】以下、前記第1の製造方法を具体的な数値
を挙げて説明する。
【0057】図1(b)において、絶縁膜5のサイドウ
ォール5aの幅d1 が0.8μmであり、第2の半導体
マスク2のマスク領域2Aの最小幅が0.8μmである
と仮定する。この仮定の下、第2の半導体マスク2のマ
スク領域2Bの幅が0.8μm以下のときには第2の半
導体マスク2のマスク領域は形成されないとする。つま
り、第1の半導体マスク1のマスク領域1Aとマスク領
域1Bとの間隔が2.4μmを越える場合のみ、第1の
半導体マスク1のマスク領域1Aとマスク領域1Bとの
間に、第2の半導体マスク2のマスク領域2Aが存在す
ることになる。第1の製造方法において、拡大幅aを
1.2μm、縮小幅bを0.4μmに設定すれば、所望
の第2の半導体マスク2を作製することができる。
【0058】以下、前記一実施形態に係る半導体マスク
装置の第2の製造方法について図4及び図5を参照しな
がら説明する。
【0059】図4(a)は、第1の半導体マスク1のマ
スク領域1A,1B,1C,1Dの平面構造を示してい
る。尚、マスク領域1A,1B,1Cは図1(a)にお
いて示したものと同様のものであり、マスク領域1Dは
図4(a)において新しく示したものである。
【0060】まず、第1の半導体マスク1のマスク領域
1A,1B,1C,1Dに対して演算処理を行なうこと
により、図4(b)の矢印に示すように、x方向及びy
方向にそれぞれ等しい拡大幅aだけ拡大して、第1の中
間マスク領域1Aa,1Ba,1Ca,1Daを形成す
る。尚、第1の中間マスク領域1Caは図示の都合上破
線で示している。この場合、マスク領域1Bとマスク領
域1Cとの間隔は拡大幅aの2倍以下であるので、第1
の中間マスク領域1Baと第1の中間マスク領域1Ca
とは重なり合う。このように第1の中間マスク領域同士
が重なることにより図形的に合成された領域を第1の中
間マスク領域1Eaと称する。
【0061】次に、図5(a)に示すように、第1の中
間マスク領域1Aa,1Ea,1Daを図形的に反転さ
せて第2の中間マスク領域1F,1G,1Hを形成す
る。
【0062】次に、第2の中間マスク領域1F,1G,
1Hを図5(b)の矢印に示すように、x方向及びy方
向にそれぞれ等しい拡大幅cだけ拡大すると、第2の半
導体マスク2のマスク領域2A,2B,2Cが形成され
る。尚、拡大幅cは拡大幅aよりも小さくしておく。ま
た、図5(a),(b)においては、第1の半導体マス
ク1のマスク領域1A,1B,1C,1Dも図示してい
る。
【0063】以上説明したように、第2の製造方法にお
いては、第2の半導体マスク2のマスク領域2A,2
B,2Cの作成処理は、第1の製造方法と同様に、すべ
てCAD装置を用いる演算処理により自動的に行なうこ
とが可能であり、新たにマスク入力を行なう必要はな
い。尚、第2の製造方法において形成される第1の中間
マスク領域1Aa,1Ea,1Da及び第2の中間マス
ク領域1F,1G,1Hは、演算の途中で形成される仮
領域にすぎず、最終的に出力される図形は、第2の半導
体マスク2のマスク領域2A,2B,2Cのみである。
【0064】以下、前記第2の製造方法を具体的な数値
を挙げて説明する。
【0065】図1(b)において、絶縁膜5のサイドウ
ォール5aの幅d1 が0.8μmであり、第2の半導体
マスク2のマスク領域2Aの最小幅が0.8μmである
と仮定する。この仮定の下、第2の半導体マスク2のマ
スク領域2Bの幅が0.8μm以下のときには第2の半
導体マスク2のマスク領域は形成されないとする。つま
り、第1の半導体マスク1のマスク領域1Aとマスク領
域1Bとの間隔が2.4μmを越える場合のみ、第1の
半導体マスク1のマスク領域1Aとマスク領域1Bとの
間に、第2の半導体マスク2のマスク領域2Aが存在す
ることになる。第2の製造方法において、拡大幅aを
1.2μm、拡大幅cを0.4μmに設定すれば、所望
の第2の半導体マスク2を作成することができる。
【0066】以下、前記一実施形態に係る半導体マスク
装置の第3の製造方法について図6及び図7を参照しな
がら説明する。
【0067】図6(a)は、第1の半導体マスク1のマ
スク領域1A,1B,1C,1Dの平面構造を示してい
る。尚、マスク領域1A,1B,1Cは図1(a)にお
いて示したものと同様のものであり、マスク領域1Dは
図6(a)において新しく示したものである。
【0068】まず、図6(b)に示すように、第1の半
導体マスク1のマスク領域1A,1B,1C,1Dを反
転させて、第1の中間マスク領域1L,1M,1Nを形
成する。
【0069】次に、第1の半導体マスク1のマスク領域
1L〜1Nに対して演算処理を行なうことにより、図4
(b)の矢印に示すように、x方向及びy方向にそれぞ
れ等しい縮小幅dだけ縮小して、第2の中間マスク領域
1Ld,1Md,1Ndを形成する。この場合、マスク
領域1Bとマスク領域1Cとの間隔は縮小幅dの2倍以
下であるので、マスク領域1Bとマスク領域1Cとの間
には第2の中間マスク領域は存在しなくなる。
【0070】次に、第2の中間マスク領域1Ld,1M
d,1Ndをx方向及びy方向にそれぞれ等しい拡大幅
eだけ拡大すると、第2の半導体マスク2のマスク領域
2A,2B,2Cが形成される。尚、拡大幅eは縮小幅
dよりも小さくしておく。また、図6(a)及び図7
(a),(b)においては、第1の半導体マスク1のマ
スク領域1A,1B,1C,1Dも図示している。
【0071】以上説明したように、第3の製造方法にお
いては、第2の半導体マスク2のマスク領域2A,2
B,2Cの作成処理は、第1の製造方法と同様に、すべ
てCAD装置を用いる演算処理により自動的に行なうこ
とが可能であり、新たにマスク入力を行なう必要はな
い。尚、第3の製造方法において形成される第1の中間
マスク領域1L,1M,1N及び第2の中間マスク領域
1Ld,1Md,1Ndは、演算の途中で形成される仮
領域にすぎず、最終的に出力される図形は、第2の半導
体マスク2のマスク領域2A,2B,2Cのみである。
【0072】以下、前記第3の製造方法を具体的な数値
を挙げて説明する。
【0073】図1(b)において、絶縁膜5のサイドウ
ォール5aの幅d1 が0.8μmであり、第2の半導体
マスク2のマスク領域2Bの最小幅が0.8μmである
と仮定する。第3の製造方法において、縮小幅dを1.
2μm、縮小幅eを0.4μmに設定すれば、所望の第
2の半導体マスク2を作成することができる。
【0074】尚、前記第1〜第3の製造方法において、
拡大幅a、縮小幅b、拡大幅c、縮小幅d及び縮小幅e
については、絶縁膜5のサイドウォール5aの幅及び第
2の半導体マスク2のマスク領域の最小幅によって決定
されるものであり、適用される半導体装置の製造プロセ
スに応じてそれぞれ適切な値を設定すればよいことは言
うまでもない。
【0075】以下、前記一実施形態に係る半導体マスク
装置を用いて、絶縁膜を完全に平坦化できる半導体装置
の第1の製造方法について図8及び図9を参照しながら
説明する。
【0076】まず、図8(a)に示すように、周知の技
術によりトランジスタ等が形成された半導体基板10の
上に金属膜を全面に堆積した後、該金属膜に対して配線
領域形成用の第1の半導体マスク1を用いてエッチング
することにより配線11を形成する。この配線11の高
さは0.6μmであるとする。
【0077】次に、図8(b)に示すように、例えば酸
化珪素膜よりなる層間絶縁膜12を全面に亘って2.0
μmの厚さに堆積する。その後、層間絶縁膜12の上に
第1のレジスト膜を全面に亘って堆積した後、該第1の
レジスト膜に対してレジストパターン形成用の第2の半
導体マスク2を用いて平坦化用のレジストパターン13
を形成する。このレジストパターン13の高さは、配線
11の高さと同じく0.6μmであるとする。
【0078】層間絶縁膜12の膜厚が2.0μmの場
合、配線11の段差により形成される層間絶縁膜12の
サイドウォールの幅は0.8μmになる。従って、前述
した半導体マスク装置の第1〜第3の製造方法により製
造される、マスク領域の最小間隔が0.8μmである第
2の半導体マスク2をそのまま用いることができる。従
って、隣り合う配線11同士の間隔が2.4μm以下で
ある配線パターンの領域においては、第2の半導体マス
ク2のマスク領域ひいてはレジストパターン13は存在
しない。
【0079】次に、レジストパターン13に含まれてい
る溶剤を取り除くため、レジストパターン13に対して
ポストベークを行なう。ここで、レジスト材の焼き絞め
温度は150℃以上とし、同時に紫外線照射を行なう。
処理時間は焼き絞め温度が150℃に達してから50秒
以上とする。紫外線照射により、図8(d)に示すよう
に、レジストパターン13の表面に硬化層14が形成さ
れる。
【0080】次に、レジストパターン13により埋め込
むことができなかった小さな凹部を埋め込むために、図
9(a)に示すように、第2のレジスト膜15を1.5
μmの厚さに均一に塗布する。レジストパターン13の
表面に硬化層14が形成されているため、第2のレジス
ト膜15に含まれる溶剤によって該第2のレジスト膜1
5とレジストパターン13とが混ざり合うことはない。
レジストパターン13の焼き絞め温度が150℃未満で
あるか又は紫外線照射を行わなかった場合には、第2の
レジスト膜15とレジストパターン13とが混ざり合っ
てしまい、表面の平坦性を向上させることができない。
【0081】次に、図9(b)に示すように、第2のレ
ジスト膜15に対してのみ酸素プラズマによりエッチン
グを行なう。
【0082】通常の場合には、エッチングの終点検出は
エンドポイントディテクターを用い、層間絶縁膜12の
表面が露出した時点でエッチングを停止する。
【0083】ところが、多層配線の場合、配線11によ
る段差のほか、形成されているトランジスタによる段差
もあるため、半導体装置全体として見た場合、配線11
の段差である0.6μm以上の段差が存在する場合があ
る。この場合には、多層配線におけるパターンの微細化
は焦点深度の不足により困難になる。また、エンドポイ
ントディテクターを用いる場合、層間絶縁膜12である
酸化珪素膜による発光を検出するため、第2のレジスト
膜15に対するエッチングにおいてオーバーエッチング
状態にする必要があるので、表面に凹凸が発生すること
になる。前記のように配線11の線幅が0.6μm以下
である微細パターンの形成に対応させるためには、わず
かな凹凸も除去する必要がある。そこで、第2のレジス
ト膜15に対するエッチングは、エッチングレート及び
エッチング膜厚からエッチング時間を算出する時間エッ
チング法を採用すると共に、層間絶縁膜12が露出する
前にエッチングを停止する。例えば、第2のレジスト膜
15の膜厚のばらつきが最大10%であるとすれば、第
2のレジスト膜15の目標塗布膜厚1.5μmに対して
10%少ない1.35μmだけエッチングしたところで
エッチングを停止すればよい。
【0084】次に、図9(c)に示すように、残存する
第2のレジスト膜15、レジストパターン13及び層間
絶縁膜12に対して、層間絶縁膜12の膜厚が所望の膜
厚になるまでエッチングを行なう。
【0085】ところで、レジストのエッチングレートは
レジストの開口率に大きく依存する。図12は、酸化珪
素膜のエッチングレートを1としたときにおける、レジ
スト材のエッチングレートのレジスト開口率に対する依
存性の実例を示したものである。図12から明らかなよ
うに、レジスト開口率が大きくなり、レジストパターン
領域が小さくなるほど、エッチングレートは速くなる。
これに対し、酸化珪素膜においては開口率依存性はな
い。
【0086】前記一実施形態に係る半導体マスク装置を
用いる場合には、第2の半導体マスク2のマスク開口率
からレジスト開口率を求めることができるので、第2の
半導体マスク2により形成されたレジストパターン13
に対するエッチングレートと酸化珪素膜に対するエッチ
ングレートとが等しくなるように、エッチングガスの混
合比を調整すればよい。このようにすると、図9(a)
に示す工程において得られた表面の平坦性が反映され、
表面が平坦であって凹凸がない絶縁膜12を形成するこ
とができる。
【0087】尚、前述した半導体装置の第1の製造方法
においては、層間絶縁膜12として酸化珪素膜を用いて
いるが、下層の配線と上層の配線とを絶縁できる膜であ
るならば、酸化珪素膜に限定されるものではない。ま
た、酸化珪素膜以外の層間絶縁膜を形成する場合でも、
前記第1の製造方法のようにして、層間絶縁膜に対する
エッチングレートとレジストに対するエッチングレート
との比を調整し、エッチングレート比が等しくなるよう
にすれば、表面に凹凸のない層間絶縁膜を形成できる。
【0088】以下、前記一実施形態に係る半導体マスク
装置を用いて、絶縁膜を完全に平坦化できる半導体装置
の第2の製造方法について図10及び図11を参照しな
がら説明する。
【0089】まず、図10(a)に示すように、トラン
ジスタ等が形成された半導体基板20の上に第1のレジ
スト膜を全面に堆積した後、該第1のレジスト膜に対し
て第1の半導体マスク1を用いて第1のレジストパター
ン21を形成する。その後、半導体基板20に対して第
1のレジストパターン21をマスクとしてエッチングを
行なって、図10(b)に示すように、半導体基板20
に素子分離領域となる深さが0.6μmの凹部20aを
形成する。
【0090】次に、図10(c)に示すように、半導体
基板20の上に全面に亘って酸化珪素膜よりなる絶縁膜
22を0.7μmの膜厚に堆積する。この場合、半導体
装置の第1の製造方法における層間絶縁膜と異なり、絶
縁膜22における凹部20a以外の領域は除去するの
で、絶縁膜22を膜厚は第1の製造方法よりも薄くても
よい。
【0091】次に、絶縁膜22の上に全面的に第2のレ
ジスト膜を堆積した後、該第2のレジスト膜に対して第
1の半導体マスク2を用いて第2のレジストパターン2
3を形成する。該第2のレジストパターン23の膜厚
は、半導体基板20の凹部20aの深さと同じ0.6μ
mである。この場合、絶縁膜22の膜厚が0.7μmの
とき、凹部20aの段差により形成される絶縁膜22の
サイドウォールの幅は0.4μmとなる。従って、前記
半導体マスク装置の第1〜第3の製造方法により製造さ
れる、マスク領域の最小間隔が0.8μmである第2の
半導体マスク2をそのまま用いることができる。従っ
て、幅が1.6μm以下である凹部20aの領域におい
ては、第2の半導体マスク2のマスク領域ひいては第2
のレジストパターン23は存在しない。
【0092】次に、第2のレジストパターン23に含ま
れている溶剤を取り除くため、第2のレジストパターン
23に対してポストベークを行なう。ここで、レジスト
材の焼き絞め温度は150℃以上とし、同時に紫外線照
射を行なう。処理時間は焼き絞め温度が150℃に達し
てから50秒以上とする。紫外線照射により、図11
(a)に示すように、第2のレジストパターン23の表
面に硬化層24が形成される。
【0093】次に、第2のレジストパターン23により
埋め込むことができなかった小さな凹部を埋め込むため
に、図11(b)に示すように、第3のレジスト膜25
を1.2μmの厚さに均一に塗布する。第2のレジスト
パターン23の表面に硬化層24が形成されているた
め、第3のレジスト膜25に含まれる溶剤によって第3
のレジスト膜25と第2のレジストパターン23とが混
ざり合うことはない。第2のレジストパターン23の焼
き絞め温度が150℃未満であるか又は紫外線照射を行
わなかった場合には、第3のレジスト膜25と第2のレ
ジストパターン23とが混ざり合ってしまい、表面の平
坦性を向上させることができない。
【0094】次に、図11(c)に示すように、第3の
レジスト膜25に対してのみ酸素プラズマによりエッチ
ングを行なう。半導体装置の第1の製造方法と異なり、
半導体基板20の凹部20a以外に段差が存在しないた
め、エッチングの終点検出をエンドポイントディテクタ
ーを用いて行ない、絶縁膜22の表面が露出した時点で
エッチングを停止しても差し支えない。もっとも、より
優れた平坦性を得るため、半導体装置の第1の製造方法
と同様に時間エッチングを行なってもよい。
【0095】次に、残存する第3のレジスト膜25及び
絶縁膜22を除去するために、これら第3のレジスト膜
25及び絶縁膜22に対して半導体基板20の表面が露
出するまでエッチングを行なう。半導体装置の第1の製
造方法と同様、第2の半導体マスク2のマスク開口率か
らレジスト開口率を求めることができるので、第2の半
導体マスク2により形成された第2のレジストパターン
23に対するエッチングレートと酸化珪素膜に対するエ
ッチングレートとが等しくなるように、エッチングガス
の混合比を調整すればよい。このようにすると、図11
(b)に示す工程において得られた表面の平坦性が反映
され、表面が平坦であって凹凸がない素子分離領域26
を形成することができる。
【0096】尚、半導体装置の第2の製造方法において
は、絶縁膜22として酸化珪素膜を用いているが、素子
分離領域としての機能を有する膜であるならば、酸化珪
素膜に限定されるものではない。また、酸化珪素膜以外
の絶縁膜を形成する場合でも、前記第2の製造方法のよ
うにして、絶縁膜に対するエッチングレートと第2のレ
ジストに対するエッチングレートとの比を調整し、エッ
チングレートが等しくなるようにすれば、表面に凹凸の
ない絶縁膜を形成できる。
【0097】以上説明したように、前記一実施形態に係
る半導体マスク装置を用いると、多層配線工程のみなら
ず素子分離工程においても、表面に凹凸がなく完全に平
坦化された絶縁膜を有する半導体装置を製造することが
できる。
【0098】また、半導体装置の第1〜第3の製造方法
によると、従来の工程にリソグラフィー工程を1工程追
加するだけですみ、新たに装置を導入することなく安価
に半導体装置を製造することができる。
【0099】さらに、エッチバックには制御が容易なド
ライエッチング技術を用いるため、素子の微細化に拘ら
ず高歩留り且つ高信頼性の半導体装置を製造できる。
【0100】
【発明の効果】請求項1の発明に係る半導体マスク装置
によると、絶縁膜に形成される凹部を第2のパターンに
よりほぼ完全に埋めることができるため、絶縁膜の絶対
段差が緩和され、リソグラフィ工程において焦点深度を
改善することができると共に、第2のパターン及び絶縁
膜に対してエッチバックを行なうと絶縁膜の表面は完全
に平坦になるので、素子の超微細化に十分に対応できる
と共に、化学機械研磨を行なうことなく絶縁膜の完全平
坦化を実現することができる。
【0101】請求項2の発明に係る半導体マスク装置に
よると、第1の半導体マスクと第2の半導体マスクとの
間に若干のマスク合わせずれが発生しても、第2のパタ
ーンが凹部の周囲のサイドウォールに乗り上げることが
ないので、エッチバック後の絶縁膜の表面の平坦性が影
響を受けることがない。
【0102】請求項3の発明に係る半導体マスク装置の
製造方法によると、第1の半導体マスクの第1のマスク
領域を第1の所定寸法だけ拡大して第1の中間マスク領
域を形成した後、該第1の中間マスク領域を第2の所定
寸法だけ縮小して第2の中間マスク領域を形成し、その
後、該第2の中間マスク領域を反転することにより、第
2のマスク領域を有する第2の半導体マスクを製造する
ため、第1の半導体マスクと第2の半導体マスクとを重
ねたときに形成される第1のマスク領域の外形線と第2
のマスク領域の外形線との間隔が一定寸法になるので、
第1の所定寸法及び第2の所定寸法を適当に設定するこ
とにより、請求項1の発明に係る半導体マスクを確実に
製造することができる。
【0103】請求項4の発明に係る半導体マスク装置の
製造方法によると、第1半導体マスクの第1のマスク領
域を第1の所定寸法だけ拡大して第1の中間マスク領域
を形成した後、該第1の中間マスク領域を反転させて第
2のマスク領域を形成し、その後、該第2のマスク領域
を第2の所定寸法だけ拡大することにより、第2のマス
ク領域を有する第2の半導体マスクを製造するため、第
1の半導体マスクと第2の半導体マスクとを重ねたとき
に形成される第1のマスク領域の外形線と第2のマスク
領域の外形線との間隔が一定寸法になるので、第1の所
定寸法及び第2の所定寸法を適当に設定することによ
り、請求項1の発明に係る半導体マスクを確実に製造す
ることができる。
【0104】請求項5の発明に係る半導体マスク装置の
製造方法によると、第1半導体マスクの第1のマスク領
域を反転して第1の中間マスク領域を形成した後、該第
1の中間マスク領域を第1の所定寸法だけ縮小して第2
の中間マスク領域を形成し、その後、該第2の中間マス
ク領域を第2の所定寸法だけ拡大することにより、第2
のマスク領域を有する第2の半導体マスクを製造するた
め、第1の半導体マスクと第2の半導体マスクとを重ね
たときに形成される第1のマスク領域の外形線と第2の
マスク領域の外形線との間隔が一定寸法になるので、第
1の所定寸法及び第2の所定寸法を適当に設定すること
により、請求項1の発明に係る半導体マスク装置を確実
に製造することができる。
【0105】請求項6の発明に係る半導体マスク装置の
製造方法によると、第1の半導体マスクの第1のマスク
領域と第2の半導体マスクの第2のマスク領域とが重な
ることがないため、第2のパターンは絶縁膜に形成され
る凹部内に納まるので、該凹部をほぼ完全に埋めること
ができるので、層間絶縁膜の表面を確実に平坦化するこ
とができる。
【0106】請求項7の発明に係る半導体装置の製造方
法によると、第1の半導体マスクにより形成される配線
と第2の半導体マスクにより形成されるレジストパター
ンとの間隔が一定になり、層間絶縁膜に形成される凹部
をレジストパターンによってほぼ完全に埋めることがで
きるので、レジストパターン及び層間絶縁膜に対してエ
ッチバックを行なうと層間絶縁膜の表面は完全に平坦に
なる。このため、請求項7の発明によると、微細なパタ
ーンを有する高歩留りで且つ高信頼性の半導体装置を製
造することができる。
【0107】また、レジストパターンと該レジストパタ
ーンの上に堆積される第2のレジスト膜とが混じり合わ
ないので、エッチバックを行なった後の層間絶縁膜の表
面は完全に平坦になる。
【0108】請求項8の発明に係る半導体装置の製造方
法によると、配線以外の半導体素子によって形成される
層間絶縁膜表面の僅かな凹凸も除去されるので、焦点深
度の不足に起因して超微細なパターンが形成できないと
いう事態を回避できる。
【0109】請求項9の発明に係る半導体装置の製造方
法によると、レジストパターンに対するエッチングレー
トと層間絶縁膜に対するエッチングレートとの比を最適
化できるので、平坦な表面を有する層間絶縁膜を確実に
得ることができる。
【0110】請求項10の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、レジストパターンに対するエッチングと
層間絶縁膜に対するエッチングとが同じ速度で行なわれ
るので、極めて平坦な表面を有する層間絶縁膜を確実に
得ることができる。
【0111】請求項11の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の半導体マスクにより形成される凹
部と第2の半導体マスクにより形成されるレジストパタ
ーンとの間隔が一定になり、絶縁膜に形成される凹部を
レジストパターンによってほぼ完全に埋めることができ
るので、レジストパターン及び絶縁膜に対してエッチバ
ックを行なうと、絶縁膜の表面を半導体基板の表面と面
一で且つ平坦にすることができる。このため、請求項1
の発明によると、微細なパターンを有する高歩留りで
且つ高信頼性の半導体装置を製造することができる。
【0112】また、請求項7の発明と同様、エッチバッ
クを行なった後の絶縁膜の表面を半導体基板の表面と面
一で且つ完全に平坦にすることができる。
【0113】請求項12の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、請求項8の発明と同様、絶縁膜表面の僅
かな凹凸も除去されるので、焦点深度の不足に起因して
超微細なパターンが形成できないという事態を回避でき
る。
【0114】請求項13の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、請求項9の発明と同様、表面が半導体基
板の表面と面一で且つ完全に平坦な絶縁膜を確実に得る
ことができる。
【0115】請求項14の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、請求項10の発明と同様、表面が半導体
基板の表面と完全に面一で且つ極めて平坦な絶縁膜を確
実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係る半導体マス
ク装置の一部の平面図であり、(b)は、前記一実施形
態に係る半導体マスク装置により形成したレジストパタ
ーンを示す断面図である。
【図2】(a),(b)は、前記一実施形態に係る半導
体マスク装置の第1の製造方法を示す平面図である。
【図3】(a),(b)は、前記一実施形態に係る半導
体マスク装置の第1の製造方法を示す平面図である。
【図4】(a),(b)は、前記一実施形態に係る半導
体マスク装置の第2の製造方法を示す平面図である。
【図5】(a),(b)は、前記一実施形態に係る半導
体マスク装置の第2の製造方法を示す平面図である。
【図6】(a),(b)は、前記一実施形態に係る半導
体マスク装置の第3の製造方法を示す平面図である。
【図7】(a),(b)は、前記一実施形態に係る半導
体マスク装置の第3の製造方法を示す平面図である。
【図8】(a)〜(d)は、前記一実施形態に係る半導
体マスク装置を用いて行なう半導体装置の第1の製造方
法の各工程を示す断面図である。
【図9】(a)〜(c)は、前記一実施形態に係る半導
体マスク装置を用いて行なう半導体装置の第1の製造方
法の各工程を示す断面図である。
【図10】(a)〜(d)は、前記一実施形態に係る半
導体マスク装置を用いて行なう半導体装置の第2の製造
方法の各工程を示す断面図である。
【図11】(a)〜(d)は、前記一実施形態に係る半
導体マスク装置を用いて行なう半導体装置の第2の製造
方法の各工程を示す断面図である。
【図12】レジストパターンのエッチングレートのレジ
ストパターン開口率に対する依存性を示す特性図であ
る。
【図13】(a)〜(e)は、従来の半導体マスク装置
を用いて行なう半導体装置の製造方法の各工程を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 第1の半導体マスク 1A,1B,1C,1D 第1の半導体マスクのマスク
領域 1Aa,1Ba,1Ca,1Da,1Ea,1L,1
M,1N 第1の中間マスク領域 1Ab,1Db,1Eb,1F,1G,1H,1Ld,
1Md,1Nd 第2の中間マスク領域 2 第2の半導体マスク 2A,2B 第2の半導体マスクのマスク領域 3 半導体基板 4 配線 5 絶縁膜 5a サイドウォール 6 レジストパターン 10 半導体基板 11 配線 12 層間絶縁膜 13 レジストパターン 14 硬化層 15 第2のレジスト膜 20 半導体基板 20a 凹部 21 第1のレジストパターン 22 絶縁膜 23 第2のレジストパターン(レジストパターン) 24 硬化層 25 第3のレジスト膜 26 素子分離領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/3065 H01L 21/30 578 21/3213 21/302 L 21/88 D (72)発明者 宮島 明夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−116861(JP,A) 特開 平2−271617(JP,A) 特開 昭62−189734(JP,A) 特開 平2−16752(JP,A) 特開 平8−181115(JP,A) 特開 平4−359544(JP,A) 特開 平3−104221(JP,A) 特開 昭64−66939(JP,A) 特開 平7−161715(JP,A) 特開 平7−142350(JP,A) 特開 平6−69199(JP,A) 特開 平5−315308(JP,A) 特開 平4−361521(JP,A) 特開 平3−116753(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 G03F 1/08 G03F 7/11 502 G03F 7/40 521 H01L 21/027 H01L 21/3065 H01L 21/3213

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に凸状又は凹状の第1のパ
    ターンを形成するための第1のマスク領域を有する第1
    の半導体マスクと、前記半導体基板及び前記第1のパタ
    ーンの上の絶縁膜に前記第1のパターンによって形成さ
    れた凹部を埋める第2のパターンを形成するための第2
    のマスク領域を有する第2の半導体マスクとを備え、 前記第1の半導体マスクと前記第2の半導体マスクとを
    重ねたときに形成される前記第1のマスク領域の外形線
    と前記第2のマスク領域の外形線との間隔は所定の一定
    寸法に設定されていることを特徴とする半導体マスク装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定の一定寸法は、前記絶縁膜に形
    成された前記凹部の周囲のサイドウォールの幅寸法以上
    であることを特徴とする請求項1に記載の半導体マスク
    装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に凸状又は凹状の第1のパ
    ターンを形成するための第1のマスク領域を有する第1
    の半導体マスクと、前記半導体基板及び第1のパターン
    の上の絶縁膜に前記第1のパターンによって形成された
    凹部を埋める第2のパターンを形成するための第2のマ
    スク領域を有する第2の半導体マスクとを備えた半導体
    マスク装置の製造方法であって、 前記第1の半導体マスクの第1のマスク領域を第1の所
    定寸法だけ拡大して第1の中間マスク領域を形成した
    後、該第1の中間マスク領域を第2の所定寸法だけ縮小
    して第2の中間マスク領域を形成し、その後、該第2の
    中間マスク領域を反転することにより、前記第2のマス
    ク領域を有する第2の半導体マスクを製造する工程を備
    えていることを特徴とする半導体マスク装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に凸状又は凹状の第1のパ
    ターンを形成するための第1のマスク領域を有する第1
    の半導体マスクと、前記半導体基板及び第1のパターン
    の上の絶縁膜に前記第1のパターンによって形成された
    凹部を埋める第2のパターンを形成するための第2のマ
    スク領域を有する第2の半導体マスクとを備えた半導体
    マスク装置の製造方法であって、 前記第1半導体マスクの第1のマスク領域を第1の所定
    寸法だけ拡大して第1の中間マスク領域を形成した後、
    該第1の中間マスク領域を反転させて第2のマスク領域
    を形成し、その後、該第2のマスク領域を第2の所定寸
    法だけ拡大することにより、前記第2のマスク領域を有
    する第2の半導体マスクを製造する工程を備えているこ
    とを特徴とする半導体マスク装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に凸状又は凹状の第1のパ
    ターンを形成するための第1のマスク領域を有する第1
    の半導体マスクと、前記半導体基板及び第1のパターン
    の上の絶縁膜に前記第1のパターンによって形成された
    凹部を埋める第2のパターンを形成するための第2のマ
    スク領域を有する第2の半導体マスクとを備えた半導体
    マスク装置の製造方法であって、 前記第1半導体マスクの第1のマスク領域を反転して第
    1の中間マスク領域を形成した後、該第1の中間マスク
    領域を第1の所定寸法だけ縮小して第2の中間マスク領
    域を形成し、その後、該第2の中間マスク領域を第2の
    所定寸法だけ拡大することにより、前記第2のマスク領
    域を有する第2の半導体マスクを製造する工程を備えて
    いることを特徴とする半導体マスク装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の所定寸法は前記第1の所定寸
    法よりも小さいことを特徴とする請求項3〜5のいずれ
    か1項に記載の半導体マスク装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 第1のマスク領域を持つ第1の半導体マ
    スクと、第2のマスク領域を持つ第2の半導体マスクと
    を有し、前記第1の半導体マスクと前記第2の半導体マ
    スクとを重ねたときに形成される前記第1のマスク領域
    の外形線と前記第2のマスク領域の外形線との間隔が所
    定の一定寸法に設定されている半導体マスク装置を準備
    する第1の工程と、 半導体素子が形成されている半導体基板上に導電膜を堆
    積する第2の工程と、 前記導電膜に対して前記第1の半導体マスクを用いてエ
    ッチングを行なって配線を形成する第3の工程と、 前記配線及び前記半導体基板の上に層間絶縁膜を堆積す
    る第4の工程と、 前記層間絶縁膜の上に第1のレジスト膜を堆積する第5
    の工程と、 前記第1のレジスト膜に対して前記第2の半導体マスク
    を用いてレジストパターンを形成する第6の工程と、前記レジストパターンに対して、150℃以上の温度で
    焼き締めをすると同時 に紫外線を照射して、前記レジス
    トパターンの表面部に硬化層を形成する第7の工程と、 前記第7の工程の後に、 前記レジストパターン及び前記
    層間絶縁膜の上に第2のレジスト膜を堆積する第8の工
    と、 前記第2のレジスト膜に対してエッチングを行なって該
    第2のレジスト膜をほぼ完全に除去する第9の工程と、 残存する前記第2のレジスト膜、前記レジストパターン
    及び前記層間絶縁膜に対してエッチングを行なって、残
    存する前記第2のレジスト膜及び前記レジストパターン
    を除去すると共に前記層間絶縁膜の表面を平坦にする
    10の工程とを備えていることを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第9の工程は、前記層間絶縁膜が露
    出する前に前記第2のレジスト膜に対するエッチングを
    終了する工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の
    半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第10の工程は、前記第2の半導体
    マスクのマスク開口率に基づき求められた混合比を有す
    るエッチングガスを用いて、残存する前記第2のレジス
    ト膜、前記レジストパターン及び前記層間絶縁膜に対し
    てドライエッチングを行なう工程を含むことを特徴とす
    請求項7又は8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記エッチングガスは、前記レジスト
    パターンに対するエッチングレートと前記層間絶縁膜に
    対するエッチングレートとがほぼ等しくなるような混合
    比を有していることを特徴とする請求項9に記載の半導
    体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 第1のマスク領域を持つ第1の半導体
    マスクと、第2のマスク領域を持つ第2の半導体マスク
    とを有し、前記第1の半導体マスクと前記第2の半導体
    マスクとを重ねたときに形成される前記第1のマスク領
    域の外形線と前記第2のマスク領域の外形線との間隔が
    所定の一定寸法に設定されている半導体マスク装置を準
    備する第1の工程と、 半導体基板に対して前記第1の半導体マスクを用いてエ
    ッチングを行なって前記半導体基板上に凹部を形成する
    第2の工程と、 前記凹部を有する半導体基板上に絶縁膜を堆積する第3
    の工程と、 前記絶縁膜の上に第1のレジスト膜を堆積する第4の工
    程と、 前記第1のレジスト膜に対して前記第2の半導体マスク
    を用いてレジストパターンを形成する第5の工程と、前記レジストパターンに対して、150℃以上の温度で
    焼き締めをすると同時に紫外線を照射して、前記レジス
    トパターンの表面部に硬化層を形成する第6の工程と、 前記第6の工程の後に、 前記レジストパターン及び前記
    絶縁膜の上に第2のレジスト膜を堆積する第7の工程
    と、 前記第2のレジスト膜に対してエッチングを行なって該
    第2のレジスト膜をほぼ完全に除去する第8の工程と、 残存する前記第2のレジスト膜、前記レジストパターン
    及び前記絶縁膜に対してエッチングを行なって、残存す
    る前記第2のレジスト及び前記レジストパターンを除去
    すると共に前記絶縁膜の表面を前記半導体基板の表面と
    面一で且つ平坦にする第9の工程とを備えていることを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第8の工程は、前記絶縁膜が露出
    する前に前記第2のレジスト膜に対するエッチングを終
    了する工程を含むことを特徴とする請求項11に記載の
    半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第9の工程は、前記第2の半導体
    マスクのマスク開口率に基づき求められた混合比を有す
    るエッチングガスを用いて、残存する前記第2のレジス
    ト膜、前記レジストパターン及び前記絶縁膜に対してド
    ライエッチングを行なう工程を含むことを特徴とする
    求項11又は12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記エッチングガスは、前記レジスト
    パターンに対するエッチングレートと前記絶縁膜に対す
    るエッチングレートとがほぼ等しくなるような混合比を
    有していることを特徴とする請求項13に記載の半導体
    装置の製造方法。
JP16843495A 1995-07-04 1995-07-04 半導体マスク装置、その製造方法及び半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3300203B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16843495A JP3300203B2 (ja) 1995-07-04 1995-07-04 半導体マスク装置、その製造方法及び半導体装置の製造方法
US08/665,622 US5858578A (en) 1995-07-04 1996-06-18 Photo masks for developing planar layers in a semiconductor device, and methods of forming the same
US09/151,288 US6008105A (en) 1995-07-04 1998-09-11 Method of planarizing an insulator film using multiple etching steps

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16843495A JP3300203B2 (ja) 1995-07-04 1995-07-04 半導体マスク装置、その製造方法及び半導体装置の製造方法
US08/665,622 US5858578A (en) 1995-07-04 1996-06-18 Photo masks for developing planar layers in a semiconductor device, and methods of forming the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0922906A JPH0922906A (ja) 1997-01-21
JP3300203B2 true JP3300203B2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=26492138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16843495A Expired - Fee Related JP3300203B2 (ja) 1995-07-04 1995-07-04 半導体マスク装置、その製造方法及び半導体装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US5858578A (ja)
JP (1) JP3300203B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6645851B1 (en) 2002-09-17 2003-11-11 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Method of forming planarized coatings on contact hole patterns of various duty ratios
US6818555B2 (en) * 2002-10-07 2004-11-16 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd Method for metal etchback with self aligned etching mask
US7141883B2 (en) * 2002-10-15 2006-11-28 Silicon Laboratories Inc. Integrated circuit package configuration incorporating shielded circuit element structure
JP4084312B2 (ja) * 2004-01-16 2008-04-30 株式会社東芝 リソグラフィプロセス評価システム、リソグラフィプロセス評価方法、露光装置評価方法、マスクパターン設計方法及び半導体装置の製造方法
JP4859227B2 (ja) * 2006-12-01 2012-01-25 東京エレクトロン株式会社 パターン形成方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3615949A (en) * 1968-11-05 1971-10-26 Robert E Hicks Crossover for large scale arrays
US4804575A (en) * 1987-01-14 1989-02-14 Kollmorgen Corporation Multilayer printed wiring boards
US4954459A (en) * 1988-05-12 1990-09-04 Advanced Micro Devices, Inc. Method of planarization of topologies in integrated circuit structures
US5189506A (en) * 1990-06-29 1993-02-23 International Business Machines Corporation Triple self-aligned metallurgy for semiconductor devices
JP3120474B2 (ja) * 1991-06-10 2000-12-25 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置の製造方法
JP3060714B2 (ja) * 1992-04-15 2000-07-10 日本電気株式会社 半導体集積回路の製造方法
US5683939A (en) * 1993-04-02 1997-11-04 Harris Corporation Diamond insulator devices and method of fabrication
KR0145369B1 (ko) * 1993-11-17 1998-08-17 가네꼬 히사시 반도체 장치의 제조방법
US5635428A (en) * 1994-10-25 1997-06-03 Texas Instruments Incorporated Global planarization using a polyimide block

Also Published As

Publication number Publication date
US6008105A (en) 1999-12-28
US5858578A (en) 1999-01-12
JPH0922906A (ja) 1997-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5254218A (en) Masking layer having narrow isolated spacings and the method for forming said masking layer and the method for forming narrow isolated trenches defined by said masking layer
US5573837A (en) Masking layer having narrow isolated spacings and the method for forming said masking layer and the method for forming narrow isolated trenches defined by said masking layer
JP3406302B2 (ja) 微細パターンの形成方法、半導体装置の製造方法および半導体装置
US5047117A (en) Method of forming a narrow self-aligned, annular opening in a masking layer
JPS59104131A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3300203B2 (ja) 半導体マスク装置、その製造方法及び半導体装置の製造方法
JPH11162982A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08279488A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06275577A (ja) 半導体装置のコンタクトホール形成方法
JP2628339B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0637090A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2555958B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2856489B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100361173B1 (ko) 캐패시터콘택홀을 갖는 반도체장치 제조방법
JP2969109B1 (ja) 二重波型模様プロセスを使用した半導体装置の製造方法
JPS63258020A (ja) 素子分離パタ−ンの形成方法
KR100257770B1 (ko) 반도체 소자의 미세한 전도막 패턴 형성 방법
KR0165417B1 (ko) 반도체 장치의 미세 패턴 제조방법
JPH0661354A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0729886A (ja) 半導体装置のコンタクトホール形成方法
JPS61147547A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH03132028A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2989369B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05315242A (ja) 微細レジストパターンの形成方法
JPH01111336A (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020402

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080419

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees