JP3299775B2 - ジョブ管理装置 - Google Patents

ジョブ管理装置

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JP3299775B2
JP3299775B2 JP14037792A JP14037792A JP3299775B2 JP 3299775 B2 JP3299775 B2 JP 3299775B2 JP 14037792 A JP14037792 A JP 14037792A JP 14037792 A JP14037792 A JP 14037792A JP 3299775 B2 JP3299775 B2 JP 3299775B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムにおい
てジョブの実行を管理するジョブ管理装置に係り、特に
ジョブのストリームをスプールにより管理するジョブ管
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に大型の汎用計算機(メインフレー
ム)を用いたコンピュータシステムにおいては、上記大
型の汎用計算機に複数の端末を接続し、各端末からラン
ダムに送られてくるジョブを、そのジョブが属するクラ
ス(ジョブクラス:job Class)及びそのジョブが有す
る上記ジョブクラス内の優先度(プライオリティ:Pri-
ority )に応じて各ジョブクラス毎に設けられた入力キ
ュー(実行キュー)に登録し、ジョブ・スケジューラ
(Job Scheduler)がより高次のジョブクラスから優先度
の高い順にジョブを選択し、その順次選択されるジョブ
を、イニシエータ(Initiator)により起動するような構
成になっている。
【0003】そして、実行の終了したジョブ(出力ジョ
ブ)は、今度は出力キュー(出力待ち行列)に登録さ
れ、プリンタ等のデータ出力装置や当該端末等への出力
待ちとなる。
【0004】上記大型の汎用計算機の制御プログラム
(オペレーティングシステム)は、上記一連の処理を効
率良く行うためにスプーリング(Spooling) という機能
を用いている。
【0005】このスプーリングとは、ジョブのストリー
ム(入力ストリーム及び出力ストリーム)を中間媒体で
ある直接アクセス記憶装置(DASD:Direct Access
Strorage Device)等の中間媒体に一時的に書き出した
り、あるいは取り出したりする機能である。
【0006】このように、中間媒体を介在させることに
より、入力・出力ストリームの処理とジョブの実行の並
行処理が可能になり、データ処理を効率良く行うことが
できる。
【0007】尚、入力ストリームとは、ジョブの実行の
ために端末等の入出力装置から制御プログラムに与える
一連のJCL(Job Control Language) で記述されたジ
ョブ制御文(JCS:Job Control Statement)とデータ
(入力データ)等から成る情報のことであり、出力スト
リームとはシステムメッセージ及び出力データとから成
るジョブの実行結果である。
【0008】尚、JCLとは、ジョブの実行に必要な環
境や要求が記述された制御文であり、制御プログラム
は、そのJCLに記述された内容を解釈してジョブの実
行やジョブの実行結果の出力を行う。
【0009】また、入力キューは、これから実行される
べきジョブの実行順番とそれらのジョブを実行するため
に必要なジョブの入力ストリームの所在場所を管理する
ものであり、これらの管理情報はシステムダウンなどの
発生を考慮して、不揮発性の記憶媒体(通常は直接アク
セス記憶装置に装着される記憶媒体)に格納され、ジョ
ブ・スケジューラにより管理される。
【0010】一方、出力キューは、既に実行が終了した
ジョブの実行結果の出力順番とそれらのジョブの実行結
果を出力するために必要な出力ストリーム情報(データ
の種別、プリンタの種類、出力データの所在場所など)
を管理するものであり、これらの管理情報も、上記入力
キューの場合と同様にシステムダウンなどの発生を考慮
して、不揮発性の記憶媒体(通常は直接アクセス記憶装
置に装着される記憶媒体)に格納されて、ジョブ・スケ
ジューラにより管理される。
【0011】ところで、ジョブとは、利用者によって定
義される計算機で実行されるある1つのまとまった仕事
の単位であり、上述のようにしてジョブ・スケジューラ
により上記入出力キュー(入力キュー及び出力キュー)
を用いて管理される。
【0012】図13及び図14は、直接アクセス記憶装
置(以下、便宜上、DASDと表現する)100上に確
保される、入力キューとその入力キューに登録されてい
るジョブの入力ストリーム、及び出力キューとその出力
キューに登録されているジョブの出力ストリームを模式
的に示した図である。
【0013】両図に示すように、入力キュー作成用の領
域110と入力ストリーム格納用の領域(入力用スプー
ル)120、及び出力キュー作成用の領域130と出力
ストリーム格納用の領域(出力用スプール)140は、
DASD100上において、それぞれ異なった領域(ス
ペース)に確保される。
【0014】尚、両図に示すジョブエントリ(Job Entr
y)は、ジョブスケジューラのサブシステムであるジョブ
エントリ・サブシステム(Job Entry Subsystem)がジョ
ブの入力キューへの登録とジョブの実行結果の取り出し
を統一的に管理するための処理単位である。
【0015】このジョブエントリ内には、ジョブ名(Jo
b Name) 、そのジョブ名を持つジョブの入力ストリーム
(出力ストリーム)の入力用スプール120(出力用ス
プール140)内での格納場所(格納位置)を示すポイ
ンタ等が格納されている。
【0016】ジョブエントリ・サブシステムは、このジ
ョブエントリ内のポインタを基に、ジョブを実行するた
めに必要な情報であるJCL,入力データ等からなる入
力ストリーム、及びジョブの実行結果を出力するために
必要な情報であるJCL,出力データ等からなる出力ス
トリームを、それぞれスプール120,スプール140
から読み出す。
【0017】ところで、システムに投入されるジョブの
数が多くなると、システム運用中に入力用スプール12
0または出力用スプール140の空きスペース(空き領
域)が不足して、新たに投入される入力ジョブの入力ス
トリームを入力用ストリーム120に格納できなくなっ
たり、あるいは新たに実行が終了した出力ジョブの出力
ストリームを出力用スプール140に格納できなくなる
事態が発生する。
【0018】このような場合、従来は、人間がコンソー
ル等から当該コマンドを入力するなどの手動操作を行っ
て、入力用スプール120または出力用スプール140
に格納されている一部のジョブ(通常、優先順位の低い
ジョブ)の入力ストリームまたは出力ストリームを、磁
気テープ装置等の別のストレージ(記憶装置)に退避さ
せて、入力用スプール120または出力用スプール14
0の空きスペースを広げ、その広くなった空きスペース
に上記新たなジョブの入力ストリ−ムや出力ストリーム
を格納し、システムの運用を続行するようにしていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の入出力ジョブ(入力ジョブ及び出力ジョ
ブ)の入出力ストリーム(入力ストリーム及び出力スト
リーム)の退避方法においては、以下に示すような問題
があった。 入力用スプール120、出力用スプール140に格
納されている入出力ジョブの入出力ストリームを別の記
憶媒体に退避する際、それらの入出力ジョブのジョブエ
ントリも入出力キューのリストからはずして、上記入出
力ストリームと共に上記別の記憶媒体に退避するため、
それらの入出力ジョブの入出力ストリームを再び入力用
スプール120または出力用スプール140に復元した
とき、それらの入出力ジョブの実行/出力の順序が保証
されず、このため、入出力ストリームを入出力キューの
元の位置に登録する(繋げる)ことができないという問
題があった。 また、上記復元作業を人間の手動操作により行うた
め、復元する際に入力用スプール120または出力用ス
プール140に十分な空きスペースが無かった場合、上
記復元作業を失敗することがしばしばあった。
【0020】本発明は、計算機システムの運用中におい
て入力用スプールまたは出力用スプールに空きスペース
の不足が発生した場合、入力用スプールまたは出力用ス
プールに復元した際に入出力ジョブの実行/出力順番が
保証されるように、入力用スプールまたは出力用スプー
ルに格納されている入出力ジョブの入出力ストリームを
他の記憶媒体に退避すると共に、その入出力ストリーム
の退避/復元作業を人手を介することなく計算機により
自動的に行い、利用者の作業を軽減することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。本発明は、計算機システムに投入され
るジョブの実行を管理するジョブ管理装置を前提にす
る。
【0022】キュー5は、ジョブ及びその実行順序をジ
ョブエントリにより管理する。スプール1は、例えば、
磁気ディスクや光磁気ディスク等の直接アクセス記憶装
置(DASD:Direct Access Storage Device)から成
り、キュー(入力キューまたは出力キュー)に登録
(により管理)されている(繋がれている)ジョブのス
トリームを格納する。このストリーム(Stream)には、
入力ストリーム(Input Stream) と出力ストリーム(Out
put Stream)とがあり、入力ストリームは入力ジョブの
実行に必要な情報であり、ジョブ制御文(JCL:Job
Control Language) と入力データ等から成る。また、出
力ストリームは出力ジョブの実行に必要な情報であり、
ジョブ制御文(JCL)やジョブの実行結果(システム
メッセージや出力データ)等から成る。
【0023】スプール監視手段2は、スプール1の容量
とそのスプール1に格納されている全ストリームの容量
とに基づき、スプール1の使用状況(例えば、使用率あ
るいは空き領域の容量など)を監視する。
【0024】ストリーム退避手段3は、監視手段2の監
視結果に基づき、スプール1に格納されているジョブの
ストリームを、退避用記憶媒体に退避し、該退避用記憶
媒体の退避先ボリュ−ム情報を前記キューに管理されて
いる該ジョブに対応するジョブエントリに書き込む。
尚、ストリーム退避手段3は、あるジョブのストリーム
を退避する際、例えば、そのジョブのジョブエントリを
当該キューから外すことなく、そのままにしておくこ
とで、そのジョブの実行順序を保証する。
【0025】ストリーム復元手段4は、監視手段2の監
視結果に基づき、前記退避用記憶媒体に退避されている
ジョブのストリームをスプール1に復元し、前記キュ−
に管理されている該キューに対応するジョブエントリの
退避先ボリュ−ム情報をリセットする。上記退避用記憶
媒体は、例えば磁気ディスクや光磁気ディスク等のラン
ダム・アクセス可能な記憶媒体または磁気テープ等のシ
リアル・アクセスの記憶媒体から成る。
【0026】ストリーム退避手段3は、例えば請求項2
記載のように、スプール監視手段2により前記スプール
1の使用量が予め定められた上限値を越えたと判断され
たとき、前記スプール1に格納されているジョブのスト
リームを前記退避用記憶媒体に退避する。また、ストリ
ーム退避手段3は、このストリームの退避において、例
えば、請求項3記載のように、スプール監視手段2によ
り前記スプール1の使用量が前記上限値以下となったと
判断されるまで、スプール1に格納されているストリー
ムを前記退避用記憶媒体へ退避する。
【0027】また、ストリーム復元手段4は、例えば、
請求項4記載のようにスプール監視手段2によりスプー
ル1の使用量が予め定められた下限値以下となったと判
断されたとき、前記退避用記憶媒体に退避させられてい
るジョブのストリームをスプール1に復元する。また、
このとき、ストリーム復元手段4は、例えば、請求項5
記載のように前記退避させられているジョブのストリー
ムの前記スプール1への復元を、スプール監視手段2に
よりスプール1の使用量が所定の閾値(例えば、請求項
6記載のように前記上限値に等しい値)に達したと判断
されるまで行う。
【0028】また、ストリーム復元手段4は、例えば、
請求項7記載のように実行開始の順番に達したジョブの
ストリームが前記退避用記憶媒体に退避されている場合
には、そのジョブのストリームを前記退避用記憶媒体か
らスプール1に復元する。また、ストリーム復元手段4
は、例えば、請求項8記載のように、ジョブのストリー
ムをスプール1に復元する際、スプール監視手段2によ
りスプール1の空き容量が前記復元すべきジョブのスト
リームを復元するのに十分でないと判断されたときに
は、スプール1に格納されている任意数のジョブのスト
リームを、スプール監視手段2によりスプール1の空き
容量が十分になったと判断されるまで前記退避用記憶媒
体に退避させてから、前記復元すべきジョブのストリー
ムをスプール1に復元する。
【0029】尚、ストリーム退避手段3は、スプール1
に格納されているストリームを前記退避用記憶媒体へ退
避する際、例えば、請求項9記載のように優先順位の低
いジョブのストリームから前記退避用記憶媒体へ退避す
る。
【0030】一方、ストリーム復元手段4は、前記退避
用記憶媒体に退避されているストリームをスプール1へ
復元する際、例えば、請求項10記載のように優先順位
の高いジョブのストリームからスプール1へ復元する。
【0031】
【作用】本発明によれば、スプール監視手段2は、スプ
ール1の使用量(または使用率)が所定の上限値を越え
ると、データ退避手段3を起動させる。データ退避手段
3は、起動されると、スプール1に格納されている任意
数のジョブのストリームを、例えば、スプール1の使用
量(使用率)が上記所定の上限値以下になるまで、例え
ば優先順位の低いジョブのストリームから退避用記憶媒
体に退避させる。尚、データ退避手段3は、このストリ
ームの退避を行う際、ストリームが退避されるジョブの
ジョブエントリはキューから外さずそのままにしてお
き、そのジョブエントリに、新たにその退避したストリ
ームの退避先の位置を示す退避先情報を書き込む。
【0032】一方、あるジョブを実行しようとした際、
そのジョブのストリームが退避用の記憶媒体に退避され
ていると、ストリーム復元手段4は、そのジョブのジョ
ブエントリ内の上記退避先情報を基に、そのジョブのス
トリームを退避用記憶媒体からスプール1の当該領域へ
転送(復元)する。このことにより、上記ジョブの実行
が可能になる。また、ストリーム復元手段4は、キュー
5に管理されている上記ジョブに対応するジョブエント
リの退避先ボリュ−ム情報をリセットする。
【0033】このように、スプール1の使用量(使用
率)がある所定の上限値を越えると、スプール1内の任
意数のジョブのストリームが自動的に退避用記憶媒体に
退避されるので、新たに投入されるジョブ(入力ジョ
ブ)や新たに生成された出力ジョブのキューへの登録
が、スプール1に十分な空き容量が発生するまで、待た
されることはなくなる。また、ジョブのストリームを退
避する際、そのストリームが退避されるジョブのジョブ
エントリはキューから外されることなくそのまま元の位
置に繋がれたままになるので、ストリームが退避された
ジョブの実行順番(実行順序)は、ストリームの退避に
より変更されることはない。また、あるジョブがストリ
ームが退避された状態で実行開始の順番に達した場合に
は、直ちにそのジョブのストリームがスプール1に自動
的に復元されるので、そのジョブは支障なく直ちに実行
される。また、更に、ジョブのストリームのスプール1
に対する退避・復元に関する情報は、該ジョブに対応す
るジョブエントリに退避先ボリュ−ム情報をセット(書
き込み)・リセットすることにより管理される。
【0034】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を説明する。図2は、本発明の一実施例であるジョブ管
理装置200を有するシステムの全体構成図である。
【0035】同図において、ジョブ入出力制御部210
は、端末等のジョブ入力装置310からジョブ(入力ジ
ョブ)を入力し、その入力ジョブを特に図示していない
DASD内に確保された入力キュー230aに繋ぐと共
に、その入力ジョブのストリーム(入力ストリーム)を
スプール用DASD240に格納する。また、ジョブ入
出力制御部210は同じく上記DASD内に確保された
出力キュー230からリスト順に出力ジョブの出力ス
トリームを読み出し、その出力ストリーム内の管理情報
を基に出力スプールから出力ジョブの実行結果を読み出
し、それをプリンタ等の出力装置320に出力する。ま
た、ジョブ入出力制御部210は、入出力ジョブ(入力
ジョブまたは出力ジョブ)の入出力ストリーム(入力ス
トリームまたは出力ストリーム)を格納しているスプー
ル用DASD240の使用率を、例えば、ジョブの入力
またはジョブの実行が終了する毎に算出し、その使用率
が所定の閾値(例えば90%)を越えて、スプール用DA
SD(入出力用スプール)240のスペースが圧迫され
る状態になっている場合(図3参照)、その旨の退避要
求を通知して入出力ジョブのデータ退避/復元部220
を起動させる(図4参照)。さらに、ジョブ入出力制御
部210は、スプール用DASD240の使用率が低下
し、スプール用DASD240の空きスペースに余裕が
できた(例えば、使用率が60%以下になった)ことを感
知した場合には、その旨の復元要求を通知して入出力ジ
ョブのデータ退避/復元部230を起動させる。また、
さらに、ジョブ入出力制御部210は、入力キュー23
0aの先頭に繋がれて実行開始直前になった入力ジョ
ブ、または出力キュー230bの先頭に繋がれて実行結
果の出力開始直前となった出力ジョブのストリームが外
部ストレージ(外部記憶装置)310に退避されている
場合には、それらのジョブのジョブ名を指定する復元要
求を通知して、入出力ジョブのデータ退避/復元部22
0を起動させる(図5参照)。
【0036】入出力ジョブのデータ退避/復元部220
は、ジョブ入出力制御部210から入力ジョブまたは出
力ジョブの退避通知を受けて起動されると、入力キュー
230a、出力キュー230bとから成るジョブ入出力
順番管理情報20を参照し、入力キュー230aまた
は出力キュー230bに繋がれている優先度の低いジョ
ブ(入力ジョブまたは出力ジョブ)から、その入力スト
リームまたは出力ストリームを外部ストレージ310
(磁気テープ装置、またはスプール以外に使用される磁
気ディスク装置等の作業用DASDなど)に退避する
(図参照)。但し、入出力ジョブのデータ退避/復元
部220は、この入出力ストリームの退避処理におい
て、入力キュー230aまたは出力キュー230bに繋
がれているジョブの実行/出力に係わる情報を管理する
情報(ジョブエントリ)は、入力キュー230aまたは
出力キュー230bから外さずそのまま現在の位置に繋
げたままにしておき、ジョブエントリに上記ストリーム
(入力ストリームまたは出力ストリーム)が退避された
外部ストレージ310内の退避先を示す退避先ボリュー
ム情報(データセット名も含む)を新たに書き込み、追
加する(図6参照)。
【0037】また、入出力ジョブのデータ退避/復元部
220は、入出力制御部210から入力ジョブまたは出
力ジョブの復元要求の通知を受けて起動されると、入力
キュー230aまたは出力キュー230bに繋がれてい
るジョブエントリを、例えば、その入力キュー230a
または出力キュー230bの先頭(head) からリンク順
に参照していくことにより、外部ストレージ310にス
トリーム(入力ストリームまたは出力ストリーム)が退
避されているジョブ(入力ジョブまたは出力ジョブ)を
探し出し、そのジョブエントリに登録されている上記退
避先ボリューム情報を基に、その退避先ボリューム情報
により示されている外部ストレージ310内の領域から
退避データ(退避されていたストリーム)をスプール用
DASD240に復元し、かつ入力キュー230aもし
くは出力キュー230bに繋がれている上記ジョブのジ
ョブエントリ内の退避先ボリューム情報をリセット(ク
リア)する(図7参照)。
【0038】ジョブ入出力管理情報230は、入力ジョ
ブの実行順番を管理する入力キュー230aと、出力ジ
ョブの実行順番を管理する出力キュー230bとから成
る。また、入力キュー230a、及び出力キュー230
bには、前述した構成のジョブエントリがリスト形式に
繋がれる。
【0039】スプール用DASD240は、例えば磁気
ディスク装置や光磁気ディスク等の直接アクセス記憶装
置から成り、入力キュー230aまたは出力キュー23
0bに繋がれているジョブ(入力ジョブまたは出力ジョ
ブ)のストリーム(入力ストリームまたは出力ストリー
ム)を格納する。
【0040】また、外部ストレージ310は、例えば、
磁気テープ装置等から成り、スプール用DASD240
に格納されている一部のジョブの入出力ストリーム(入
力ストリームまたは出力ストリーム)を退避するために
用いられる。
【0041】続いて、上記構成のジョブ管理装置200
の動作を説明する。まず、前記図4に示すように、ジョ
ブ入出力制御部210が、スプール用DASD240の
空きスペースの余裕度を調べて、入出力ジョブのデータ
退避/復元部220を起動させる処理の動作を、図8の
フローチャートを参照しながら説明する。
【0042】ジョブ入出力制御部210は、ジョブ入力
装置310から新たなジョブ(入力ジョブ)が入力され
るかまたは入力キュー230aに繋がれていたジョブの
実行終了により出力ジョブが生成されると、それらのジ
ョブ(当該ジョブ)のエントリ(ジョブエントリ)を、
それらのジョブが所属するクラス及び優先順位を考慮し
て入力キュー230aまたは出力キュー230bの当該
位置に繋ぐ(SA1)。
【0043】続いて、ジョブ入出力制御部210は、上
記当該ジョブのストリームを格納するための領域をスプ
ール用DASD240内のスプールスペースに確保し、
その確保した領域に上記当該ジョブのストリームを格納
する(SA2)。
【0044】次に、ジョブ入出力制御部210は、入力
キュー230aまたは出力キュー230bに繋いだ上記
当該ジョブのジョブエントリに、ジョブ名、JCS、デ
ータ(入力データまたは出力データ)に加え、新たにス
プール用DASD240内の上記ストリームを格納した
領域の先頭アドレスを示すポインタ及びその格納領域の
大きさ(サイズ)を追加する。そして、ジョブ入出力制
御部210は、ストリームを格納する毎に、そのストリ
ーム格納領域の大きさを順次積算しながらスプール用D
ASD240内のスプールスペースの現在の使用領域の
大きさ(サイズ)を求め、その大きさを内部のメモリに
記憶する(SA3)。
【0045】次に、ジョブ入出力制御部210は、上記
算出したスプール用DASD240の使用領域の大きさ
と予め設定されているスプール用DASD240の全記
憶容量とからスプール用DASD240内の現在のスプ
ールスペースの使用率を求めるなどして、スプール用D
ASD240内のスプールスペースに余裕があるか否か
を判別する(SA4)。この判別は例えば、上記使用率
が90%を越えたか否かを尺度にして行う。
【0046】そして、ジョブ入出力制御部210は、ス
プール用DASD240の空きスペースに余裕がないと
判断すると、入出力ジョブのデータ退避/復元部2
にスプールスペースに余裕がないことを通知して、デー
タ退避要求を行い、データ退避/復元部220を起動さ
せる(SA5)。
【0047】一方、ジョブ入出力制御部240は、上記
判別処理SA4において、スプール用DASD240の
空きスペースがまだ十分に余裕があると判別すると、直
ちに処理を終了する。
【0048】このようにして、新たなジョブ(入力ジョ
ブまたは出力ジョブ)が発生する毎に、スプール用DA
SD240上のスプールスペースにまだ余裕があるか否
かの判断を行い、スプールスペースに余裕がなくなる
と、データ退避/復元部220に対してデータ退避要求
を行う。
【0049】次に、前記図4に示す、上述のようにして
データ入出力制御部210からデータ退避要求を受けた
場合の入出力ジョブのデータ退避/復元部220の動作
を、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
尚、以下の説明では、外部ストレージ310として磁気
テープ装置を用いた場合を前提にして説明する。
【0050】入出力ジョブのデータ退避/復元部220
は、上記データ退避要求を受け取ると、入力キュー23
0aまたは出力キュー230bに繋がれているジョブの
ジョブエントリを優先順位の低いジョブエントリから検
索して、スプール用DASD240内にストリームが格
納されている最も優先順位の低いジョブを検出する(S
B1)。
【0051】次に、入出力ジョブのデータ退避/復元部
220は、現在、スプール用DASD240内に格納さ
れている上記検出した最も優先順位の低いジョブのスト
リームを外部ストレージ310である磁気テープ(M
T:Magnetic Tape)に退避するために、磁気テープボリ
ューム(MTボリューム)を割り当てる(SB2)。
【0052】続いて、入出力ジョブのデータ退避/復元
部220は、上記最も優先順位の低いジョブのジョブエ
ントリからDASD用スプール240内のそのジョブの
ストリームの格納領域の先頭アドレス及びその大きさを
読み出し、それらの読み出し情報を基に、スプール用D
ASD240内に格納されている上記最も優先順位の低
いジョブ(以後、当該ジョブと表現する)のストリーム
を上記割当てられた磁気テープボリューム(MTボリュ
ーム)に複写し(SB3)、複写後その複写を行ったM
Tボリュームの割当てを解除する(SB4)。
【0053】次に、入出力ジョブの退避/復元部220
は、入力キュー230aまたは出力キュー230bに繋
がれた上記ジョブのジョブエントリに、上記ストリーム
の複写が行われたMTボリュームの通し番号(ボリュー
ム通番)と上記ストリームが複写されたMTボリューム
上のデータセットの順序番号を格納する。尚、入力キュ
ー230aまたは出力キュー230bに繋がれた上記当
該ジョブのジョブエントリはそのままにしておく(SB
5)。
【0054】続いて、DASD用スプール240上の上
記複写が行われた上記当該ジョブのストリームが占有し
ていた領域(スプールスペース)を空き領域として管理
し(SB6)、次に、このストリームの退避によりスプ
ール用DASD240内のスプールスペースにストリー
ム格納の余裕が生じたか否か(例えば、スプール用DA
SD240内のスプールスペースの使用率が90%以下と
なっているか否か)を判別し(SB7)、まだ、スプー
ルスペースに余裕がない場合には、再び前記処理SB1
に戻り、上述した処理SB1〜処理SB7を繰り返す。
【0055】したがって、上記処理SB1〜処理SB7
は、スプール用DASD240の空きスペースが所定の
容量以上になるまで、繰り返し実行され、優先順位の低
いジョブのストリームから順にMTボリュームに退避さ
れていく。
【0056】そして、入出力ジョブのデータ退避/復元
部220は、上記判別処理SB7においてスプール用D
ASD240に十分な空きスペースが生じたと判別する
と、直ちに、ジョブ入出力制御部210に復帰(リター
ン)する。
【0057】次に、前記図5に示すように、ジョブ入出
力制御部210が、外部ストレージ310に退避したス
トリームを、スプール用DASD240に復元(リスト
ア)するために入出力ジョブのデータ退避/復元部22
0を起動させる処理を、図10のフローチャートを参照
しながら説明する。尚、このフローチャートの説明にお
いても、外部ストレージ310として磁気テープ装置が
使用された場合を前提にして説明する。
【0058】ジョブ入出力制御部210は、出力キュー
230bに繋がれている最も優先順位の高い出力ジョブ
(以後、当該出力ジョブと記述する)を選択すると(S
C1)、次にその当該出力ジョブのジョブエントリを参
照して、その当該出力ジョブの出力ストリームがMTボ
リューム(外部ストレージ310)に退避されているか
否かを判別する(SC2)。
【0059】そして、ジョブ入出力制御部210は、上
記当該出力ジョブの出力ストリームがMTボリュームに
退避されていることを知ると、その出力ストリームを当
該MTボリュームからスプール用DASD240内に復
元(リストア)するために、入出力ジョブのデータ退避
/復元部220を起動させ(SC3)、入出力ジョブの
データ退避/復元部220が上記当該出力ジョブの出力
ストリームを、MTボリュームからスプール用DASD
240に復元するまで待機する(SC4)。
【0060】そして、ジョブ入出力制御部230は、入
出力ジョブのデータ退避/復元部220が上記出力スト
リームの復元処理を終了すると、待機状態から実行状態
に移行し、上記当該出力ジョブのジョブエントリに格納
されているその当該出力ジョブの出力ストリームのスプ
ール用DASD240内での格納先のポインタ等を参照
して、スプール用DASD240から上記出力ストリー
ムを読み出し、その出力ストリームの内容に基づいて出
力装置320であるプリンタを制御して、その当該ジョ
ブの実行結果(出力データ)を印刷出力(プリントアウ
ト)する(SC5)。
【0061】一方、ジョブ入出力制御部210は、上記
判別処理SC2において、当該出力ジョブの出力ストリ
ームがMTボリュームに退避されていないことを知る
と、直ちに上記処理SC5を行い、その当該ジョブの実
行結果をプリントアウトする。
【0062】ジョブ入出力制御部210は、上記プリン
トアウトを終了すると、上記当該出力ジョブがその出力
ストリームを格納するために占有していたスプール用D
ASD240内の領域(スプールスペース)を解放し、
その解放に伴って減少したスプール用DASD240の
ストリーム格納用として使用されている領域(スプール
スペース)のサイズを算出・記憶する(SC6)。
【0063】そして、次に、ジョブ入出力制御部210
は、上記算出したスプールスペースの使用領域のサイズ
とスプール用DASD240の全体の記憶容量とから、
スプール用DASD240のスプールスペース使用率を
算出し、その算出値を基に、現時点でスプール用DAS
D240内のスプールスペースにストリーム格納の余裕
があるか否かを、例えばスプールスペース使用率が60%
を越えているか否かを基準にして判別する(SC7)。
【0064】そして、ジョブ入出力制御部210は、ス
プール用DASD240にストリーム格納の余裕がある
と判断した場合には、再び、MTボリュームに退避され
ているストリーム(入力ストリームまたは出力ストリー
ム)をスプール用DASD240上のスプールスペース
内に復元するため、入出力ジョブのデータ退避/復元部
220を起動させる(SC8)。
【0065】一方、ジョブ入出力制御部210は、上記
判別処理SCにおいてスプール用DASD240内の
スプールスペースにストリーム格納の余裕がないと判別
した場合には、直ちに処理を終了する。
【0066】続いて、ジョブ入出力制御部210が、入
出力ジョブのデータ退避/復元部220に対して外部ス
トレージ310に退避されているストリームをスプール
用DASD240に復元する旨の要求を行う動作の第2
の例を、図11のフローチャートを参照しながら説明す
る。尚、このフローチャートにおいても、外部ストレー
ジ310として磁気テープ装置を用いたものとして説明
する。
【0067】まず、ジョブ入出力制御部210は、入力
キュー230aに繋がっているジョブの中から最も優先
順位の高い入力ジョブ(当該入力ジョブと表現する)を
選択し(SD1)、続いて、入力キュー230aに繋が
れている当該入力ジョブのジョブエントリを参照して、
その当該入力ジョブの入力ストリームがMTボリューム
に退避されているか否かを調べる(SD2)。
【0068】そして、ジョブ入出力制御部210は、当
該入力ジョブの入力ストリームがMTボリュームに退避
されていることを知ると、その当該入力ジョブの入力ス
トリームをスプール用DASD240上のスプールスペ
ース内に復元させるため(リストアするため)、入出力
ジョブのデータ退避/復元部220を起動させた後(S
D3)、入出力ジョブのデータ退避/復元部220が当
該入力ジョブの入力ストリームをスプール用DASD2
40(スプールスペース)内に復元するまで待機する
(SD4)。
【0069】そして、ジョブ入出力制御部210は、入
出力ジョブのデータ退避/復元部220が当該入力ジョ
ブの入力ストリームを上記スプールスペース内に復元す
ると、待機状態から実行状態に移行し、当該入力ジョブ
のジョブエントリ内に格納されている上記スプールスペ
ース内でのその当該入力ジョブの入力ストリームの格納
場所を示すポインタ等を参照して、上記スプールスペー
スからその当該入力ジョブの入力ストリームを読み出
し、その入力ストリームの内容に基づいてその当該入力
ジョブを実行させる(SD5)。
【0070】そして、上記当該入力ジョブの実行が終了
すると、その実行により得られた出力ジョブのジョブエ
ントリ及び出力ストリームを作成し、そのジョブエント
リを出力キュー220bの当該位置に繋げると共に、上
記出力ストリームをスプール用DASD240内のスプ
ールスペースの当該領域に格納する(SD6)。
【0071】続いて、前記図7に示す、入出力ジョブの
データ退避/復元部220が行う入力ジョブ(または出
力ジョブ)の入力ストリーム(または出力ストリーム)
を外部ストレージ310からスプール用DASD240
内のスプールスペースへ復元する処理を、図12のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。尚、このフローチ
ャートにおいても、外部ストレージ310として磁気テ
ープ装置を用いたものとして説明する。
【0072】入出力ジョブのデータ退避/復元部220
は、前記図10に示すフローチャートの処理SC8にお
いて、ジョブ入出力制御部210からMTボリュームに
退避されているストリーム(入力ストリームまたは出力
ストリーム)をスプール用DASD240内のスプール
スペースへ復元する旨の要求を受け取ると、出力キュー
230bまたは入力キュー230aに繋がれているジョ
ブの中から、ストリームがMTボリュームに退避されて
いる最も優先順位の高いジョブ(入力ジョブまたは出力
ジョブ)を検索(サーチ)し、見つけ出す(SE1)。
【0073】続いて、入出力ジョブのデータ退避/復元
部220は、上記見つけ出した最も優先順位の高いジョ
ブ(以後、当該ジョブと表現する)のストリーム(入力
ストリームまたは出力ストリーム)をスプール用DAS
D240内のスプールスペースに復元するため、まず、
上記当該ジョブのジョブエントリに格納されているスト
リーム複写先のMTボリュームのボリューム通し番号
(ボリューム通番)とそのMTボリューム上の上記スト
リームが格納されているデータセットの大きさ(サイ
ズ)を基に、上記ストリームの退避(複写)先のMTボ
リュームの割当て及び上記ストリームの復元先のスプー
ル用DASD240内のスプールスペースの割当てを行
う(SE2)。
【0074】次に、入出力ジョブのデータ退避/復元部
220は、上記当該ジョブのジョブエントリに格納され
ている上記ストリームが複写されたデータセットのMT
ボリューム上でのデータセット順序番号を基に、退避先
MTボリューム上の上記データセット内に格納されてい
るストリームをスプール用DASD240内の上記割当
てが行われたスプールスペース内へ再複写(復元)す
る。尚、このとき、入力キュー220aまたは出力キュ
ー220b上での上記当該ジョブのジョブエントリのリ
スト順番はそのままとする(SE3)。
【0075】さらに、入出力ジョブのデータ退避/復元
部220は、上記MTボリュームの割当てを解除した後
(SE4)、上記ストリームが復元されたスプール用D
ASD240内のスプールスペース内の領域を使用領域
として管理する処理を行った後(SE5)、ジョブ入出
力制御部210へ復帰する。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
計算機システムの運用中にジョブの入出力ストリームを
格納するスプールに容量不足が発生した場合、キューに
登録されている当該ジョブのジョブエントリに退避先ボ
リュ−ム情報をセット(書き込み)・リセットすること
により、入出力ジョブの実行順番(実行順序)を保証し
ながら入力ジョブの入力ストリームや出力ジョブの出力
ストリームを自動的に所定の記憶媒体へ退避させ、スプ
ールに余裕ができた場合には上記記憶媒体に退避してお
いた上記入力ストリーム及び上記出力ストリームを入出
力ジョブの実行順序を保証しながらスプールに復元する
ようにしたので、計算機システムの利用者にとってジョ
ブの入力、実行、及びその実行結果の出力時における無
駄な待ち時間が無くなり、計算機システムの利用者の作
業効率が向上する。また、従来、計算機システムの保守
要員等が手動操作により行っていた、入出力ジョブの入
出力ストリームの退避/復元作業も自動的に行われるの
で、保守要員等の利用者の作業も軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例のジョブ管理装置を有するシ
ステムの全体構成図である。
【図3】スプールの容量不足が発生する場合を模式的に
示した図である。
【図4】スプールに容量不足が発生した場合の実施例の
動作を説明する図である。
【図5】外部ストレージに出力ストリームが退避されて
いる出力ジョブが実行順番に達した場合の動作を説明す
る図である。
【図6】外部ストレージへ出力ストリームを退避させる
場合の動作を説明する図である。
【図7】外部ストレージに退避されている出力ストリー
ムをスプールに復元して、出力ジョブの実行を行う場合
の動作を説明する図である。
【図8】ジョブ入出力制御部が入出力ジョブの退避/復
元部に入出力ストリームの退避を要求する場合の動作を
説明するフローチャートである。
【図9】入出力ジョブの退避/復元部により行われるス
プール内の入出力ストリームをMTボリュームに退避す
る動作を説明するフローチャートである。
【図10】ジョブ入出力制御部がMTボリュームに退避
されているストリームをスプールに復元するために入出
力ジョブの退避/復元部を起動する動作の一例を説明す
るフローチャートである。
【図11】ジョブ入出力制御部がMTボリュームに退避
されているストリームをスプールに復元するために入出
力ジョブの退避/復元部を起動する動作の他の例を説明
するフローチャートである。
【図12】入出力ジョブのデータ退避/復元部により行
われるMTボリュームに格納されている入出力ストリー
ムをスプールに復元する動作を説明するフローチャート
である。
【図13】入力キューに繋がれる各入力ジョブのジョブ
エントリの内容及び入力用スプールの内部構成を示す図
である。
【図14】出力キューに繋がれる各出力ジョブのジョブ
エントリの内容及び出力キュー用スプールの内部構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 スプール 2 スプール監視手段 3 ストリーム退避手段 4 ストリーム復元手段 キュー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−179522(JP,A) 特開 昭62−54331(JP,A) 特開 昭63−75915(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 G06F 9/48

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機システムに投入されるジョブの実
    行を管理するジョブ管理装置において、ジョブ及びその実行順序をジョブエントリにより管理す
    るキューと、 前記キューにより管理されている ジョブのストリームを
    格納するスプールと前記 スプールの容量とそのスプーに格納されている全
    ストリームの容量とに基づき、スプーの使用状況を
    監視するスプール監視手段と前記 スプール監視手段の監視結果に基づき、前記スプー
    に格納されているジョブのストリームを、退避用記憶
    媒体に退避し、該退避用記憶媒体の退避先ボリュ−ム情
    報を前記キューに管理されている該ジョブに対応するジ
    ョブエントリに書き込むストリーム退避手段と、 前記スプール監視手段の監視結果に基づき、前記退避用
    記憶媒体に退避されているジョブのストリームを、前記
    スプールに復元し、前記キュ−に管理されている該ジョ
    ブに対応するジョブエントリの退避先ボリュ−ム情報を
    リセットするストリーム復元手段と、 を有することを特徴とするジョブ管理装置。
  2. 【請求項2】 前記ストリーム退避手段は、 前記スプール監視手段により、前記スプールの使用量が
    予め定められた上限値を越えたと判断されたとき、前記
    スプールに格納されているジョブのストリームを前記退
    避用記憶媒体に退避する請求項1記載のジョブ管理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ストリーム退避手段は、 前記監視手段により前記スプールの使用量が前記上限値
    以下となったと判断されるまで、前記スプールに格納さ
    れているストリームを前記退避用記憶媒体へ退避するこ
    とを特徴とする請求項2記載のジョブ管理装置。
  4. 【請求項4】 前記ストリーム復元手段は、 前記スプール監視手段により前記スプールの使用量が予
    め定められた下限値以下となったと判断されたとき、前
    記退避用記憶媒体に退避させられているジョブのストリ
    ームを前記スプールに復元することを特徴とする請求項
    1、2、または3記載のジョブ管理装置。
  5. 【請求項5】 前記ストリーム復元手段は、 前記退避させられているジョブのストリームの前記スプ
    ルへの復元を、前記スプール監視手段により前記スプ
    ルの使用量が所定の閾値に達したと判断されるまで行
    うことを特徴とする請求項4記載のジョブ管理装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の閾値は、 前記上限値に等しいことを特徴とする請求項5記載のジ
    ョブ管理装置。
  7. 【請求項7】 前記ストリーム復元手段は、 実行開始の順番に達したジョブのストリームが前記退避
    用記憶媒体に退避されている場合には、直ちにそのジョ
    ブのストリームを前記退避用記憶媒体から前記スプー
    復元することを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5,または6記載のジョブ管理装置。
  8. 【請求項8】 前記ストリーム復元手段は、 前記スプール監視手段により前記スプールの空き容量が
    前記復元すべきジョブのストリームを復元するのに十分
    でないと判断されたときには、前記スプールに格納され
    ている任意数のジョブのストリームを、スプール監視手
    段により前記スプールの空き容量が十分になったと判断
    されるまで前記退避用記憶媒体に退避させてから、前記
    復元すべきジョブのストリームを前記スプールに復元す
    ることを特徴とする請求項7記載のジョブ管理装置。
  9. 【請求項9】 前記ストリーム退避手段は、 前記スプールに格納されているジョブのストリームを前
    記退避用記憶媒体へ退避する際、優先順位の低いジョブ
    のストリームから前記退避用記憶媒体へ退避することを
    特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8
    記載のジョブ管理装置。
  10. 【請求項10】 前記ストリーム復元手段は、 前記退避用記憶媒体に退避されているストリームを前記
    スプールへ復元する際、優先順位の高いジョブのストリ
    ームから前記スプールへ復元することを特徴とする請求
    項1,2,3,4,5,6,7,8,または9記載のジ
    ョブ管理装置。
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