JP3528976B2 - 情報出力装置 - Google Patents

情報出力装置

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JP3528976B2
JP3528976B2 JP01759694A JP1759694A JP3528976B2 JP 3528976 B2 JP3528976 B2 JP 3528976B2 JP 01759694 A JP01759694 A JP 01759694A JP 1759694 A JP1759694 A JP 1759694A JP 3528976 B2 JP3528976 B2 JP 3528976B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はプリンタなどの情報出力
装置に係わり、特に磁気ディスクにデータをファイルと
して保持する装置において印字も新しいデータの入力も
出来ないデッドロックを回避できるようにした情報出力
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ホストコンピュータから送られてきたデ
ータを磁気ディスクに一旦保持し、出力処理手段に渡す
データ(中間データ)を作成し、その中間データを一旦
磁気ディスクに保持してから印字するプリンタ装置にお
いて、入力データ処理手段と、フォーマッタと、出力処
理手段とがそれぞれ独立して並列に処理を行うプリンタ
装置では、入力データを保持する領域と、中間データを
保持する領域とは物理的に分離された領域とする必要が
あった。理由はデッドロックを回避するためであり、詳
細は以下の通りである。入力データを保持する領域と、
中間データを保持する領域とが同じ磁気ディスク内部に
同居し、物理的に分離していないプリンタ装置におい
て、フォーマッタが行う処理である入力データから中間
データを作成する処理が遅いような場合、入力データに
対する展開処理が遅いため、磁気ディスクのすべての未
使用領域には入力データが書き込まれる。そのため、作
成された中間データは磁気ディスクに書き込むことが不
可能となる。したがって、格納された入力データは処理
されず、データ量が減少しないため印字も新しいデータ
の入力も出来ない状態、いわゆるデッドロックに陥る。
また、同じ磁気ディスク内にフォント等のリソースデー
タも保持されている場合、フォント等のリソース・デー
タがホストコンピュータからダウンロードされる度に入
力データや中間データを保持する領域が減少し、極端な
場合は中間データの書き込みが不可能となり、印字不可
能な状態に陥る。このような状態を回避するために、従
来、入力データやダウンロードされたフォント等のリソ
ース・データによって中間データに最低限必要な領域さ
えも失われて印字不可能な状態に陥らないように、入力
データ格納手段を磁気ディスクに設けて中間データ格納
手段をRAM等のメモリに設けたり、入力データと中間
データとをそれぞれ別のパーティションに保持するなど
して、入力データ領域と中間データ領域とを物理的に分
離し、それぞれの使用する領域が他のデータによって狭
くならないようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中間デ
ータ格納手段にRAMを用いた装置は、コストの上昇と
いう問題からその容量に制限があり、多量の中間データ
の保持を必要とする高速なプリンタ装置には不向きであ
る。一方、磁気ディスクをパーティションして入力デー
タ領域と中間データ領域とを物理的に分離して使用する
装置においては、磁気ディスクを物理的に分離する作業
(いわゆるパーティション)はディスク全体に影響を及
ぼす行為であり、内部にフォントデータ等のリソース・
データが多く存在する装置などはそれらのリソース・デ
ータを一旦別の場所に転記し、パーティション終了後に
再び転記するという作業が必要となり、大変面倒な作業
であった。そのため、パーティションが適当でなく磁気
ディスクが有効に使用されていなくても1度設定された
各格納手段の領域の大きさの変更は一般の使用者には不
可能であった。また、サービスマンにより変更する場合
は変更作業時間が長いため装置の停止時間が長くサービ
スの費用もかかるという問題があった。 【0004】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、あらかじめデータ・ファイルの量に応じてその大き
さを変化させる領域予約ファイルを中間データ格納領域
内に設けることにより、磁気ディスクのパーティション
を必要とせずにデッドロックの発生を防止して磁気ディ
スクを有効に利用できるようにした情報出力装置を提供
することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、データをホス
トコンピュータから受け取る入力データ処理手段と、入
力データ処理手段により受信されたデータを保持するた
めの入力データ格納手段と、入力データ格納手段に格納
された入力データを読み、前記入力データを解釈して印
字出力用の中間データに変換するフォーマッタと、フォ
ーマッタにより変換された中間データを保持するための
中間データ格納手段と、該中間データ格納手段に格納さ
れた中間データを読み、画像データに展開して出力する
出力処理手段とを備え、入力データ処理手段とフォーマ
ッタと出力処理手段とがそれぞれ独立して並列に処理を
行う情報出力装置において、中間データ格納手段内部
に、初期化時に所定サイズを有し、格納された中間デー
タの大きさを前記所定サイズから差し引いた大きさを有
する領域予約ファイルを備えたことを特徴とする。 【0006】 【作用】本発明の中間データ格納手段内に設けられる領
域予約ファイルは、大きさのみを確保するためのダミー
のファイルであり、そのデータの内容は意味を持たな
い。領域予約ファイルは中間データ格納手段に対し1つ
存在し、情報出力装置の初期化時に予め定められた大き
さ(以下、予約サイズ)で作成され、中間データ格納領
域に中間データが入り新しいファイルが作成される度に
その新しいファイルの大きさの分だけ小さくなる。そし
て、データ・ファイルの総量がデータ・ファイルが削減
されて、全データ・ファイルの総量が予約サイズ以下に
なった時、再び領域予約ファイルが作成される。 【0007】 【実施例】以下添付図面を参照して本発明に好適な一実
施例を詳細に説明する。図1は、印刷制御装置の基本ハ
ードウエア構成図である。図において、100はホスト
コンピュータ108(以下、HOSTと称す)から送ら
れてくるプリントデータを予め選択されたフォーマッタ
で文字情報の解析を行う中央処理装置(以下、CPUと
称す)である。101は、CPUが利用する主記憶装置
である。102は、HOSTからのデータ受信を行う入
出力インターフェースである。103は印字出力装置へ
フォーマット変換されたプリントデータを出力すると同
時に印字出力装置からのステータス(印字出力装置の状
態を示す情報)を受信するための入出力インターフェー
スである。104はディスプレイ、ディスク装置、キー
ボードなどの外部機器とのやりとりを行う入出力回路で
ある。105はCRTディスプレイで、操作に必要なガ
イダンスやジョブのステータスを画面上に表示するため
のものである。106はディスク装置で、プリントジョ
ブをスプールしたり、フォント、フォーム、イメージな
どを格納するものである。107はキーボードで、シス
テムの起動やシステムのメニューを選択したり、必要な
文字情報を入力する手段である。108は、本印刷制御
システムに送るべきプリントデータを持つHOSTであ
る。109は、印刷制御装置からの指示により実際に用
紙に印字する印字出力装置(以下、IOTと称す)であ
る。このIOTには、110(ICカード)や111
(ROMカートリッジ)が装着可能で、フォントなどの
リソースをこれらからロードできるようになっている。 【0008】図2は、印刷制御装置の基本ソフトウエア
構成図である。120はハードウエアを示し、121は
デバイス制御と呼ばれ、ハードウエアを効率的に動作さ
せるプログラムで構成されている。122はディスクオ
ペレーティングシステム(以下、DOSと称す)で、ハ
ードディスクやフロッピーディスクなどの資源を制御す
るものである。120〜122はシングルタスク用に作
られたものであり、これらのものが、マルチタスク用に
動作できるようにしたものが、123のリアルタイムマ
ルチタスクオペレーティングシステム(以下、RTMT
OSと称す)である。以上が基本ソフトウエアと呼ば
れ、その上に接合ソフトウエア124〜127(以下、
トランスレーションソフトウエアと称す)が存在する。 【0009】トランスレーションソフトウエア124〜
127は、印刷制御ソフトウエアがコールするファンク
ションをトラップし、これに最適な処理を基本ソフトウ
エアの中から選択実行するものである。ファンクション
内でのパラメータの不一致もこのトランスレーション内
で処理される。基本ソフトウエアで必要なパラメータは
新しく生成され、不必要なものは削除されることにな
る。124は、DOSやRTMTOS用のOSコール変
換でタスク関連の制御コマンド、メモリ管理関連、割り
込み制御関連のコマンド(Create TaskやA
llocateMemoryなどが代表的)を変換する
ソフトウエアである。125は、ファイル管理コール変
換で、マルチタスク環境下でのファイルの取扱いに関す
るコマンド(Open FileやRead File
などが代表的)を変換するソフトウエアである。126
は、I/O(入出力)制御コール変換でIO制御のコマ
ンドを変換するソフトウエアである。127は、ユーザ
インターフェースコントロール変換で、キーボード入力
やCRT出力に関する制御コマンドを変換するソフトウ
エアである。 【0010】129は、入力データ制御ソフトウエア
(入力データ制御タスク)で、データをHOSTから入
力し、プリント・ジョブの登録を行う。130は、フォ
ーマッタで後述の131(印字出力制御ソフトウエア)
が容易に印字出来るようにデータをフォーマットし直
し、中間プリント言語(以下、プリントスペックと称
す)を作成する。131は、印字出力制御ソフトウエア
(印字出力制御タスク)で、フォーマッタで作られたプ
リントスペックを解釈し、実際にビットマップに展開し
て印字する。128はジョブ制御ソフトウエア(ジョブ
制御タスク)であり、入力データ制御ソフトウエア12
9、フォーマッタ130、印字出力制御ソフトウエア1
31とメールで通信を行いプリント全体の流れを制御し
ている。 【0011】次に、ジョブ制御ソフトウエアの内容につ
いて、以下に詳細に説明する。図3は、印刷制御装置の
モジュール間の相関図で通常のプリント・ジョブにおけ
るジョブ制御ソフトウエアの制御の流れを説明すると、
以下の〜のようになる。 入力データ制御タスク129はディスク中に記憶され
ている受信したプリント・ジョブをジョブ制御ソフトウ
エア128のジョブ・キューに登録する。すなわち、入
力データ制御タスクはジョブ・キュー管理関数(登録)
を呼出し、プリント・ジョブをジョブ・キューに登録す
る。 次に、プリント・ジョブのデータを印字出力制御ソフ
トウエア131が容易に印字できるようフォーマット
し、プリントスペックを作成する。すなわち、ジョブ制
御ソフトウエア128のフォーマッタ起動タスクは、ジ
ョブ・キュー管理関数(フォーマット可能なジョブの有
無)を呼出し、フォーマットすべきジョブの存在を確認
する。もし、存在すれば、そのジョブ情報を入手し、フ
ォーマッタタスク130にフォーマット開始命令をメー
ルにて発令する。フォーマッタタスクは、フォーマット
開始命令メールを受信したら、そのジョブのフォーマッ
トを開始し、1ページの終了毎にページ終了メールを、
また1ジョブの終了毎にジョブ終了メールを発信する。
ジョブ制御ソフトウエア128のフォーマッタからのメ
ール受信タスクは、フォーマッタ130からのメールを
受信し、その内容がジョブの最初の通知(最初の1ペー
ジの終了)の場合は、ジョブ・キュー管理関数(フォー
マッタ開始)を呼出してフォーマッタの開始を通知し、
ジョブ終了メールを受信したらフォーマッタの終了を通
知する。 次に、印字出力制御ソフトウエア131にプリントス
ペックを転送し、印字を行う。すなわち、ジョブ制御ソ
フトウエア128のアウトプット起動タスクは、ジョブ
・キュー管理関数(アウトプット可能ジョブの有無)を
呼出し、アウトプットすべきジョブの存在を確認する。
もし、存在すれば、そのジョブ情報を入手し、アウトプ
ットすべきジョブの存在を確認する。もし、存在すれ
ば、そのジョブ情報を入手し、印字出力制御ソフトウエ
ア131のアウトプット・タスクに印字開始命令をメー
ルにて発令する。アウトプットタスクは、印字開始命令
メールを受信したら、そのジョブを印字制御ソフトウエ
ア(図示せず)に転送し印字する。ジョブ制御ソフトウ
エア128のアウトプットからのメール受信タスクは、
印字出力制御ソフトウエア131のアウトプット・タス
クからの印字終了メールを受信し、ジョブ・キュー管理
関数(アウトプット終了)を呼出してジョブ終了を通知
する。 【0012】図4はプリントデータの処理フローを示す
図である。図中A〜Kは、データ及びメッセージの流れ
示す。以下、順を追って説明する。 A:HOST108から発信したプリント・データは、
入力データ制御ソフトウエア129により受信される。
入力データ制御ソフトウエア129は、受信した入力デ
ータを磁気ディスク106にファイルとして転記する。 B:その後入力データ制御ソフトウエア129は、デー
タを受信したことを入力データファイルのIDをそえて
ジョブ制御ソフトウエア128に通知する。 C:データが受信されたことを通知されたジョブ制御ソ
フトウエア128は、入力データ制御ソフトウエア12
9により受信された入力データファイルのIDをフォー
マッタ130に渡し、入力データからの印字用の中間デ
ータ(プリント・スペック)への展開を開始するよう指
令する。 D:フォーマッタ130は、ジョブ制御ソフトウエア1
28からの展開開始指令を受けると指令とともに渡され
た入力データ・ファイルのIDを基に入力データファイ
ルをオープンし、データを先頭から読み、解釈する。フ
ォーマッタ130は、解釈した入力データから中間デー
タと称する装置内部で使用する画像印字出力用のデータ
を作成する。 E:作成された中間データは中間データ・ファイルとし
て磁気ディスク106に格納される。 F:フォーマッタ130は、1ページ目のデータ展開を
終え、1ページ目の中間データを中間データ・ファイル
に書き込むと、中間データ・ファイルのIDをそえてジ
ョブ制御ソフトウエア128に1ページ目のデータ展開
終了を通知する。フォーマッタ130は、続けて入力デ
ータを読み、データを展開し、2ページ目の中間データ
を1ページ目の続きに書き足し、ジョブ制御ソフトウエ
ア128に2ページ目のデータ展開の終了を通知する。
3ページ目以降も同様に展開を行いその終了を通知す
る。フォーマッタ130は、全入力データ・ファイル内
のデータを展開したあと入力データ・ファイルをクロー
ズし、1ジョブ分のデータ展開終了をジョブ制御ソフト
ウエア128に通知する。1ジョブに1ページしか存在
しないジョブの場合は、1ページ目のデータ展開終了通
知と1ジョブのデータ展開終了通知とは同時に発せられ
る。 【0013】G:フォーマッタ130から1ページ目の
データ展開の終了通知を受けたジョブ制御ソフトウエア
128は、通知と一緒に送られてきた中間データ・ファ
イルのIDを添えて、印字出力制御ソフトウエア131
に印字開始を指令する。また、2ページ目のデータ展開
終了通知を受け取ると、2ページ目の印字開始指令を印
字出力制御ソフトウエア131に出す。3ページ目以降
も同様に行う。 H:フォーマッタ130から1ジョブ分のデータ展開通
知を受けたジョブ制御ソフトウエア128は、印字出力
制御ソフトウエア131にジョブ終了を指令し、展開を
終了した入力データファイルを削除する。この時に、次
にデータ展開の可能な入力データ・ファイルが存在する
時は、そのファイルのIDをそえてフォーマッタ130
に次のジョブの展開開始指令を出す。 I:印字出力制御ソフトウエア131は、ジョブ制御ソ
フトウエア128からの1ページ目の印字開始指令を受
けると、指令とともに渡された中間データファイルのI
Dを基に中間データ・ファイルをオープンし、データを
先頭から読み、1ページ目の画像を構成し印字する。そ
の後ジョブ制御ソフトウエア128からの指示を待つ。
2ページ目以降の印字開始指令を受けた印字出力制御ソ
フトウエア131は、指示されたページの印字を行う。 J:ジョブ終了指令をジョブ制御ソフトウエア128か
ら受けた印字出力制御ソフトウエア131は、中間デー
タの内容をすべて印字し、中間データ・ファイルをクロ
ーズし、その後にジョブ制御ソフトウエア128にジョ
ブ印字終了を通知する。ジョブが2部以上の場合は、1
部目の最終ページの印字終了後に再び中間データを先頭
から読んで2部目を印字し、その後に中間データ・ファ
イルをクローズし、ジョブの印字終了を通知する。 K:印字出力制御ソフトウエア131から印字終了通知
を受けたジョブ制御ソフトウエア128は、中間データ
・ファイルを削除する。この時、次に印字可能な中間デ
ータ・ファイルが存在する時は、そのファイルIDをそ
えて印字出力制御ソフトウエア131に次のジョブの印
字開始指令を出す。 【0014】入力データ制御ソフトウエア129と、フ
ォーマッタ130と、印字出力制御ソフトウエア131
とはそれぞれ独立して動作する。それらのタイミングは
メッセージによる指令と終了通知により行われる。指令
通知の詳細は図3に示した通りである。入力データファ
イル、中間データ・ファイルは、ファイル管理コール変
換の提供するファイル制御関数を呼ぶことにより、作
成、オープン、読み込み、書き込み、クローズ、削除さ
れる。以下に説明する領域予約ファイルはファイル管理
コール変換ソフトウエアによって管理される。 【0015】図5は中間データ格納部の領域予約ファイ
ルの大きさの変化の図である。 【0016】図5(a)は中間データファイルが1つも
無い状態である。領域予約ファイルの大きさは中間デー
タの予約サイズに等しい。ここでは5メガバイトである
予約サイズは装置に依存し、使用者による変更が可能で
ある。図5(b)は中間データが書きはじめられた状態
である。中間データは初め、領域予約ファイルの先頭か
ら書き込まれる。図5(c)は中間データがすべて領域
予約ファイルに書き込まれた後の状態である。領域予約
ファイルはクローズされると同時にファイル名を中間デ
ータ・ファイルに変更される。それと同時に新たな領域
予約ファイルが作成される。新しい領域予約ファイルの
大きさは、予約サイズから中間データ・ファイルの大き
さを差し引いた大きさである。ここでは中間データ・フ
ァイルの大きさが3メガバイトであるので、領域予約フ
ァイルの大きさは2メガバイトとなる。古い領域予約フ
ァイルがクローズする瞬間から新しい領域予約ファイル
が作成されるまでの間には、ほかのファイル操作は割り
込まれない。図5(d)は、2個目の中間データが書き
込まれている状態である。中間データが大きい時、中間
データは物理的に書き込めない状態となる。するとフォ
ーマッタは入力データから中間データへのデータ展開を
中断する。図5(e)は、図5(d)の状態から1個目
の中間データ・ファイルが削除された状態である。削除
と同時に1個目の中間データ・ファイルの存在していた
領域は領域予約ファイルの最後尾に追加される。この瞬
間から2個目の中間データの書き込みが可能となり、フ
ォーマッタは入力データから中間データへのデータ展開
を再開する。図5(f)は、2個目の中間データ・ファ
イルが削除された状態である。領域予約ファイルの大き
さは再び予約サイズにもどる。 【0017】図6は、中間データ書き込みの処理フロー
を示す図であり、図5(b)、図5(c)の詳細を示し
ている。まず、領域予約ファイルを開き、中間データを
領域予約ファイルの先頭から上書きし、中間データがす
べて領域予約ファイルに書き込まれると、領域予約ファ
イルをクローズし、ファイル名を中間データファイルの
名に変更する。こうして書き込まれた全中間データファ
イルの大きさの合計が予約サイズより小さい間は予約サ
イズから全中間データファイルの合計の大きさを引いた
大きさの領域予約ファイルが作成される。全中間データ
ファイルの大きさの合計が予約サイズに等しいか大きい
ときは新たな予約ファイルは作成されない。こうして、
データは領域予約ファイルに書き込まれ名前を変更され
新たな領域予約ファイルが作成される。 【0018】図7は、中間データ削除の処理フローを示
す図であり、図5(d)、図5(e)の詳細を示してい
る。古い中間データ・ファイルを削除し、領域予約ファ
イルが存在しないときは、存在する全中間データファイ
ルの大きさの合計が予約サイズより小さいことを条件
に、予約サイズから全中間データファイルの合計の大き
さを引いた大きさの領域予約ファイルを作成する。古い
中間データ・ファイルを削除したとき、領域予約ファイ
ルが存在すると、領域予約ファイルの最後尾を削除した
中間データファイルの先頭につなげる。こうして、古い
中間データ・ファイルが削除されると同時にその領域は
領域予約ファイルに追加され、中間データのファイルの
書き込まれる領域として常に予約サイズの大きさ分が確
保される。 【0019】図8は、磁気ディスクのサイズと予約サイ
ズの関係を示す図である。ここでは仮にフォーマッタの
処理速度が極端に遅いものとする。図8(a)は、磁気
ディスク全体の初期状態を示し、装置内に何もデータ・
ファイルが無い状態であり、5メガバイトの中間データ
用の領域予約ファイルが存在する。全磁気ディスクの容
量は30メガバイトであり、25メガバイトの空間があ
る。図8(b)は、3メガバイトの入力データ#1が受
信された状態である。未使用領域は22メガバイトとな
る。そのほかのファイルに変化は無い。図8(c)は、
図8(b)の状態からさらに3メガバイトの入力データ
#2が受信された状態である。未使用領域は19メガバ
イトになる。図8(d)は、図8(c)の状態からさら
に7つの3メガバイトの入力データ#3〜#9が受信さ
れている状態である。未使用の領域として存在していた
25メガバイトの領域はすべて使用されて、最後の入力
データ(9個目)のうちの初めの1メガバイトを書き込
んだところで書き込み不可能な状態である。入力データ
制御ソフトウエア129はHOST108からのデータ
受信を中断する。図8(e)は、フォーマッタ130が
最初のジョブの展開を終了し、その中間データファイル
を作成したところである。領域予約ファイルが最低限必
要な領域を確保しているため、磁気ディスクの状態は書
き込み不能な状態にあるにもかかわらず中間データの書
き込みが可能である。この時点で1つ目の入力データフ
ァイルが削除されHOSTからのデータ受信が再開され
る。 【0020】以上、中間データ・ファイルにおける領域
予約ファイルの状態を説明し如何にして物理的に分離し
ない磁気ディスクにて領域を確保するか説明したが、入
力データ・ファイルやダウンローダされるフォントなど
のリソース・データ・ファイルについても同様の手続き
により制御することにより各領域の最小必要領域を確保
することができ、よりスムーズな出力処理が可能とな
る。 【0021】 【発明の結果】以上のように本発明によれば、領域予約
ファイルを中間データ格納領域に設けて、磁気ディスク
を物理的に分離することなくフォーマッタの各処理に最
低限必要な中間データの領域を確保したので、磁気ディ
スクのパーティションの必要がなくなり、使用者が簡単
に領域サイズを変更することが可能となり、磁気ディス
クを有効に使用できる。また、サービスマンが領域サイ
ズを変更する場合にも、それに要する時間を短縮するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 印刷制御装置の基本ハードウエア構成図であ
る。 【図2】 印刷制御装置の基本ソフトウエア構成図であ
る。 【図3】 印刷制御装置のモジュール間の相関図であ
る。 【図4】 プリント・データ・フローを説明するブロッ
ク図である。 【図5】 中間データ格納部の領域予約ファイルの大き
さの変化を説明する図である。 【図6】 中間データ書き込みのフローチャートを示す
図である。 【図7】 中間データ・ファイル削除のフローチャート
を示す図である。 【図8】 磁気ディスクのサイズと予約サイズのサイズ
の関係を説明する図である。 【符号の説明】 100…中央処理装置(CPU)、101…主記憶装
置、106…磁気ディスク装置、108…ホストコンピ
ュータ、120…ハードウエア、121…デバイス制
御、122…ディスクオペレーティングシステム、12
3…リアルタイムマルティタスクシステム、124…O
Sコール変換、125…ファイル管理コール変換、12
6…IO制御コール変換、127…ユーザーインターフ
ェースコール変換、128…ジョブ制御ソフトウエア、
129…入力データ制御ソフトウエア、130…フォー
マッタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12 B41J 5/00 B41J 29/00 G06F 9/06 410

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 データをホストコンピュータから受け取
    る入力データ処理手段と、 入力データ処理手段により受信されたデータを保持する
    ための入力データ格納手段と、 入力データ格納手段に格納された入力データを読み、前
    記入力データを解釈して印字出力用の中間データに変換
    するフォーマッタと、 フォーマッタにより変換された中間データを保持するた
    めの中間データ格納手段と、 該中間データ格納手段に格納された中間データを読み、
    画像データに展開して出力する出力処理手段とを備え、
    入力デー
    タ処理手段とフォーマッタと出力処理手段とがそれぞれ
    独立して並列に処理を行う情報出力装置において、 中間データ格納手段内部に、初期化時に所定サイズを有
    し、格納された中間データの大きさを前記所定サイズか
    ら差し引いた大きさを有する領域予約ファイルを備えた
    ことを特徴とする情報出力装置。
JP01759694A 1994-02-14 1994-02-14 情報出力装置 Expired - Fee Related JP3528976B2 (ja)

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JPH07225675A (ja) 1995-08-22

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