JP6064305B2 - 印刷制御装置よびプログラム - Google Patents

印刷制御装置よびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6064305B2
JP6064305B2 JP2013145550A JP2013145550A JP6064305B2 JP 6064305 B2 JP6064305 B2 JP 6064305B2 JP 2013145550 A JP2013145550 A JP 2013145550A JP 2013145550 A JP2013145550 A JP 2013145550A JP 6064305 B2 JP6064305 B2 JP 6064305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print data
storage device
upper limit
storage
limit value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013145550A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015018434A (ja
Inventor
守 望月
守 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2013145550A priority Critical patent/JP6064305B2/ja
Publication of JP2015018434A publication Critical patent/JP2015018434A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6064305B2 publication Critical patent/JP6064305B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、印刷制御装置よびプログラムに関する。
特許文献1には、ファイルへの並列ディスク制御バッファの割当てをバッファセグメント単位に行えるようにして、並列ディスク制御バッファを1バッファとして使用していた場合に比べてアクセス効率を向上させるようにした並列ディスク制御バッファの割当て方式が開示されている。
特許文献2には、ファイル内の空きスペースが一定量以下になると、既存スペース内のレコード操作業務を続行したまま別の処理プロセスで非同期にファイルを自動拡張し、空きスペース不足による業務処理の中断及び拡張処理が業務処理に与える影響をなくすようにしたファイルの自動拡張方式が開示されている。
特許文献3には、上位装置からのバッファメモリに対するリード/ライト処理と、バッファメモリとディスク装置との間のリード/ライト処理を非同期に並行して行うようにした外部記憶装置が開示されている。
特開平2−304615号公報 特開平4−299748号公報 特開平6−149482号公報
本発明の目的は、描画処理を行うことにより作成される印刷データを格納装置に格納する際に使用するバッファメモリと、格納装置に格納されている印刷データを印刷装置に送信する際に使用するバッファメモリを1つのメモリ(記憶手段)として構成した場合でも、格納装置とメモリが共にフル状態となって印刷データの送信を行うことができなくなってしまうデッドロック状態の発生を防止することが可能な印刷制御装置よびプログラムを提供することである。
[印刷制御装置]
請求項1に係る本発明は、受け付けた描画指示に基づいて描画処理を行って印刷データを作成する描画処理手段と、
前記描画処理手段により作成された印刷データを格納する格納装置と、
前記格納装置に格納されている印刷データを印刷装置に送信する送信手段と、
前記描画処理手段により作成された印刷データを前記格納装置に格納させる前に一時的に記憶するとともに、前記送信手段によって印刷装置に送信するための印刷データを前記格納装置から一時的に移動させて記憶させるための記憶手段と、
前記記憶手段および前記格納装置のデータ量を管理することにより、前記記憶手段に記憶されている印刷データの前記格納装置への移動、および前記格納装置に格納されている印刷データの前記記憶手段への移動の制御を行う制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記格納装置に格納されている印刷データのデータ量が第1の上限値以上となった場合、前記描画処理手段に対して描画処理を停止させ、前記格納装置に格納されている印刷データの印刷指示を受け付けた場合、前記格納装置の上限値を前記第1の上限値よりも大きな値の第2の上限値に変更して、前記記憶手段に格納されている印刷データを前記格納装置に移動させた後に、印刷指示を受け付けた印刷データを前記格納装置から前記記憶手段に移動させてから、当該印刷データを前記送信手段から前記印刷装置に送信するような制御を行う印刷制御装置である。
請求項2に係る本発明は、前記制御手段が、前記第1の上限値よりも前記記憶手段の記憶容量以上大きな値を前記第2の上限値とする請求項1記載の印刷制御装置である。
請求項3に係る本発明は、前記制御手段が、前記第1の上限値よりも、印刷データの1ページ当たりの最大データ量に前記描画処理手段において並列処理可能なページ数を乗算して得られる値以上大きな値を前記第2の上限値とする請求項1記載の印刷制御装置である。
[プログラム]
請求項4に係る本発明は、受け付けた描画指示に基づいて描画処理を行って印刷データを作成する描画処理手段と、前記描画処理手段により作成された印刷データを格納する格納装置と、前記格納装置に格納されている印刷データを印刷装置に送信する送信手段と、前記描画処理手段により作成された印刷データを前記格納装置に格納させる前に一時的に記憶するとともに、前記送信手段によって印刷装置に送信するための印刷データを前記格納装置から一時的に移動させて記憶させるための記憶手段と、前記記憶手段および前記格納装置のデータ量を管理することにより、前記記憶手段に記憶されている印刷データの前記格納装置への移動、および前記格納装置に格納されている印刷データの前記記憶手段への移動の制御を行う制御手段とを備えた印刷制御装置を制御するためのプログラムであって、
前記格納装置に格納されている印刷データのデータ量が第1の上限値以上となった場合、前記描画処理手段に対して描画処理を停止させるステップと、
前記格納装置に格納されている印刷データの印刷指示を受け付けた場合、前記格納装置の上限値を前記第1の上限値よりも大きな値の第2の上限値に変更するステップと、
前記記憶手段に格納されている印刷データを前記格納装置に移動させるステップと、
印刷指示を受け付けた印刷データを前記格納装置から前記記憶手段に移動させてから、当該印刷データを前記送信手段から前記印刷装置に送信するような制御を行うステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、描画処理を行うことにより作成される印刷データを格納装置に格納する際に使用するバッファメモリと、格納装置に格納されている印刷データを印刷装置に送信する際に使用するバッファメモリを1つのメモリ(記憶手段)として構成した場合でも、格納装置とメモリが共にフル状態となって印刷データの送信を行うことができなくなってしまうデッドロック状態の発生を防止することが可能な印刷制御装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る発明により得られる効果に加えて、格納装置の上限値が第1の上限値から第2の上限値に変更された場合に、記憶手段に格納されている全ての印刷データを格納装置に移動させることが可能になるという効果を得ることができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項1に係る発明により得られる効果に加えて、格納装置の上限値が第1の上限値から第2の上限値に変更された場合に、描画処理手段において描画処理中の全ての印刷データを格納装置に移動させることが可能になるという効果を得ることができる。
請求項4に係る本発明によれば、描画処理を行うことにより作成される印刷データを格納装置に格納する際に使用するバッファメモリと、格納装置に格納されている印刷データを印刷装置に送信する際に使用するバッファメモリを1つのメモリ(記憶手段)として構成した場合でも、格納装置とメモリが共にフル状態となって印刷データの送信を行うことができなくなってしまうデッドロック状態の発生を防止することが可能なプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態の印刷システムのシステム構成を示す図である。 本発明の一実施形態におけるコントローラ10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるコントローラ10の機能構成を示すブロック図である。 描画処理部31がバッファ制御部32との間でバッファメモリ35の空きがあることを確認する具体的な処理を説明するための図である(バッファメモリ35に空きがある場合)。 描画処理部31がバッファ制御部32との間でバッファメモリ35の空きがあることを確認する具体的な処理を説明するための図である(バッファメモリ35に空きがない場合)。 バッファ制御部32が行っている印刷データの制御の概略を説明するための図である。 バッファメモリ35とスプール装置36がバッファデッドロック状態となった場合の様子を説明するための図である。 バッファ制御部32がスプール装置36の上限値を切り替える際の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態におけるコントローラ10の動作を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態の印刷システムのシステム構成を示す図である。
本発明の一実施形態の印刷システムは、図1に示されるように、印刷用紙上に画像を印刷する印刷装置20と、印刷装置20の印刷動作を制御するためのコントローラ(印刷制御装置)10とから構成されている。
次に、図1に示したコントローラ10のハードウェア構成を図2に示す。
コントローラ10は、図2に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ(HDD)13、ネットワークを介して印刷装置20との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)14、タッチパネル又は液晶ディスプレイを含むユーザインタフェース(UI)装置15を有する。これらの構成要素は、制御バス16を介して互いに接続されている。
CPU11は、メモリ12またはHDD13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、コントローラ10の動作を制御する。なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12またはHDD13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
図3は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現されるコントローラ10の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態のコントローラ10は、図3に示されるように、描画処理部31と、バッファ制御部32と、送信部33と、コマンドキュー34と、バッファメモリ(記憶手段)35と、スプール装置(格納装置)36とを備えている。
コマンドキュー34は、ページの画像の描画を指示する描画指示コマンドが上位装置から送られてくると、この描画指示コマンドを順次格納する。
描画処理部31は、バッファ制御部32に対してバッファメモリ35の空きがあることを確認してから、コマンドキュー34に格納されている描画指示コマンドを取り出し、取り出した描画指示コマンドに基づいて描画処理を行って、ビットマップデータ等のラスタ形式の印刷データを作成する。なお、コマンドキュー34を設けない場合には、描画処理部31は、受け付けた描画指示コマンドに基づいて描画処理を行って印刷データを作成する。
そして、描画処理部31は、作成したラスタ形式の印刷データをバッファメモリ35に転送して記憶させる。
ここで、描画処理部31がバッファ制御部32との間でバッファメモリ35の空きがあることを確認する具体的な処理を図4、図5を参照して説明する。
描画処理部31は、ある描画指示コマンドの描画処理が終了すると、バッファ制御部32に対してバッファ確保要求を行う。そして、図4に示すように、このバッファ確保要求に対してバッファ制御部32が描画処理部31に対してバッファ空き通知を返信してきた場合、描画処理部31はバッファメモリ35に空き領域があると判定して、次の描画指示コマンドをコマンドキュー34から取り出して描画処理を実行する。
図5に示すように、バッファ確保要求に対してバッファ制御部32が描画処理部31に対してバッファフル通知(バッファメモリ35に空きが無い旨の通知)を返信してきた場合、描画処理部31は、次の描画処理を停止して待機状態となる。そして、描画処理部31は、この待機状態においてバッファ制御部32からバッファ空き通知を受信すると、描画処理を再開して描画指示コマンドをコマンドキュー34から取り出して描画処理を実行する。
バッファメモリ35は、描画処理部31により作成された印刷データをスプール装置36に格納させる前に一時的に記憶するとともに、送信部33によって印刷装置20に送信するための印刷データをスプール装置36から一時的に移動させて記憶させるための記憶手段である。
本実施形態においては、コストダウンを目的として、描画処理を行うことにより作成される印刷データを格納装置であるスプール装置36に格納する際に使用するバッファメモリと、スプール装置36に格納されている印刷データを印刷装置20に送信する際に使用するバッファメモリを物理的に1つのバッファメモリ35として構成している。
さらに、本実施形態においては、このバッファメモリ35を2つの領域に分割して、それぞれを描画処理を行う際のバッファメモリ、印刷データを印刷装置20に送信する際に使用するバッファメモリとして使用するのではなく、1つの記憶領域として統合して使用するようにしている。
そのため、バッファメモリ35の全記憶領域を、描画処理を行う際のバッファメモリとして使用することも可能であり、印刷データを印刷装置20に送信する際に使用するバッファメモリとして使用することも可能であり、バッファメモリ35の記憶領域を効率的に使用することが可能である。
しかし、バッファメモリ35を1つの記憶領域として使用することにより、描画処理のみを行って印刷データを格納し続けるような制御を行うといわゆるデッドロック状態となり印刷データを印刷装置20に送信することができなくなるような可能性がある。このデッドロック状態の詳細については後述する。
スプール装置36は、HDD等により構成され、描画処理部31により作成された印刷データを格納(スプール)するための格納装置である。本実施形態では、例えば、このスプール装置36の最大記憶容量が1TB(テラバイト)であるものとして説明を行う。
送信部33は、スプール装置36に格納されている印刷データを印刷装置20に送信する。なお、送信部33は、スプール装置36内に格納されている印刷データを印刷装置20に直接送信するのではなく、印刷指示を受けた印刷データがバッファメモリ35に一旦移動されて展開された後に、バッファメモリ35内の印刷データを印刷装置20に対して送信するような制御を行う。
ここで、送信部33が、バッファメモリ35内に展開された印刷データを印刷装置20に転送する転送方法としては、シリアル転送、パラレル転送、DMA(Direct Memory Access)転送等のどのような転送方法を用いてもよい。ここで送信部33がバッファメモリ35内の印刷データをDMA転送により転送する場合には、送信部33は、印刷データをバッファメモリ35から読み出して直接印刷装置20に転送するのではなく、印刷装置20に対してバッファメモリ35の記憶場所の情報を送信することにより、印刷データがバッファメモリ35から直接印刷装置20に対して転送される。
バッファ制御部32は、バッファメモリ35およびスプール装置36のデータ量(現在記憶されている印刷データのデータ量)を管理することにより、バッファメモリ35に記憶されている印刷データのスプール装置36への移動、およびスプール装置36に格納されている印刷データのバッファメモリ35への移動の制御を行う。
このバッファ制御部32が行っている印刷データの制御の概略を図6を参照して説明する。
先ず、印刷データを作成して格納する際のバッファ制御部32の動作を図6(A)を参照して説明する。
描画処理部31により印刷データが作成され、バッファメモリ35に格納され、スプール装置36において使用されている記憶容量が上限値に達していない場合、バッファ制御部32は、図6(A)に示されるように、バッファメモリ35に格納された印刷データを順次スプール装置36に移動させるような制御を行う。
次に、スプール装置36に格納されている印刷データを印刷装置20に送信する際のバッファ制御部32の動作を図6(B)を参照して説明する。
スプール装置36に格納されている印刷データに対して印刷指示が行われた場合、バッファ制御部32は、図6(B)に示されるように、この印刷データを一旦バッファメモリ35に移動させて、送信部33に対してこの印刷データを印刷装置20に送信するような指示を行う。そのため、送信部33は、バッファメモリ35に記憶されている印刷データを印刷装置20に送信するような動作を行う。
このようにバッファ制御部32は、バッファメモリ35とスプール装置36間の印刷データの移動の制御を行っているが、上述したように、描画処理済み印刷データによりバッファメモリ35とスプール装置36の記憶容量が全て使用されてしまうと、デッドロック状態となり印刷データを印刷装置20に送信することができなくなってしまう。このように、バッファメモリ35とスプール装置36がバッファデッドロック状態となった場合の様子を図7を参照して説明する。
図7に示す状態では、バッファメモリ35は、描画処理部31により作成された印刷データにより全ての記憶容量が使用済みとなっているバッファフル状態となっている。また、スプール装置36についても、全ての記憶容量が印刷データの格納に使用されてスプールフル状態となっている。
この図7に示したような状態では、スプール装置36に格納されている印刷データについて印刷指示がされた場合、バッファメモリ35がバッファフル状態であることにより、スプール装置36から印刷指示された印刷データをバッファメモリ35に移動することができない。そして、バッファメモリ35に空き領域を作ろうとしても、スプール装置36がスプールフル状態となっているため、バッファメモリ35からスプール装置36に印刷データを移動させることができない。
そのため、図7に示すようなバッファデッドロック状態となった場合、バッファメモリ35とスプール装置36との間で印刷データの移動が不可能となり印刷処理を停止せざるを得ないようなことにもなってしまう。
このようなデッドロック状態の発生を防止するため、本実施形態においては、バッファ制御部32は、スプール装置36の記憶容量の上限値(スプール上限値)として2段階の上限値(第1の上限値、第2の上限値)を設定する。
本実施形態においては、スプール装置36の物理的な記憶容量の最大値が1TBであるため、例えば、第1の上限値として990GBという値を用い、第2の上限値として1TBという値を用いる。そして、バッファ制御部32は、第1および第2の上限値という2つの上限値を図8に示すような制御により切り替える。
次に、バッファ制御部32がスプール装置36の上限値を切り替える際の動作を図8を参照して説明する。
バッファ制御部32は、図8(A)に示されるように、スプール装置36に格納されている印刷データのデータ量が第1の上限値(例えば、990GB)以上となった場合、描画処理部31に対して描画処理を停止させる。
そして、バッファ制御部32は、スプール装置36に格納されている印刷データの印刷指示を受け付けた場合、スプール装置36の上限値を第1の上限値よりも大きな値の第2の上限値(例えば、1TB)に変更して、バッファメモリ35に格納されている印刷データをスプール装置36に移動させる(図8(B))。その後に、バッファ制御部32は、印刷指示を受け付けた印刷データをスプール装置36からバッファメモリ35に移動させてから、当該印刷データを送信部33から印刷装置20に送信するような制御を行う(図8(C))。
なお、スプール装置36内の印刷データが印刷装置20に転送されたことによってスプール装置36のデータ量が第1の上限値以下となった場合、バッファ制御部32は、スプール装置36の上限値を第2の上限値から第1の上限値に戻すような制御を行う。
ここで第1の上限値、第2の上限値の設定方法としては、例えば、第1の上限値よりもバッファメモリ35の記憶容量(例えば、8GB)以上大きな値を第2の上限値とする。
このように第1および第2の上限値を設定することにより、スプール装置36の使用記憶領域が第1の上限値に達した場合でも、スプール装置36の上限値を第1の上限値から第2の上限値に変更することにより、バッファ制御部32は、バッファメモリ35内の全印刷データをスプール装置36に移動することができる。
また、第1の上限値、第2の上限値の設定方法はこのような設定方法に限定されるものではなく、バッファ制御部32は、第1の上限値よりも、印刷データの1ページ当たりの最大データ量に描画処理部31において並列処理可能なページ数を乗算して得られる値以上大きな値を第2の上限値とするようにしてもよい。
例えば、描画処理部31において並列処理可能なページ数が4ページであり、印刷データの1ページ当たりの最大データ量が2GBであったとすると、第2の上限値が第1の上限値よりも8GB(4×2GB)以上大きな値となるように設定する。
このように第1および第2の上限値を設定することにより、スプール装置36の使用記憶領域が第1の上限値に達した場合でも、スプール装置36の上限値を第1の上限値から第2の上限値に変更することにより、描画処理部31において描画処理中の全ての印刷データをスプール装置36に移動させることができる。
次に、本実施形態におけるコントローラ10の動作を図面を参照して詳細に説明する。
図9は、本実施形態におけるコントローラ10の動作を説明するためのフローチャートである。
ここで、バッファメモリ35およびスプール装置36がフル状態でない場合に処理がスタートしたものとして説明する。先ず、描画処理部31はコマンドキュー34から描画指示コマンドを取り出すと(ステップS101)、バッファ制御部32にバッファフル(バッファメモリ35の記憶領域に空きが無くフルとなっている状態)であるか否かを確認する。そして、バッファフルでなければ(ステップS102においてno)、描画処理部31は、その描画指示コマンドに基づいて描画処理を実行する(ステップS103)。
また、バッファ制御部32は、スプール装置36の記憶容量の空き状態を監視しており(ステップS104)、スプールフル(スプール装置36の使用済み記憶容量が990GB(第1の上限値)に到達した状態)でなければ(ステップS104においてno)、バッファメモリ35内の印刷データをスプール装置36に移動させる制御を行っている(ステップS105)。
なお、描画処理部31がバッファ制御部32にバッファフルであるかを問い合わせた結果、バッファフルとなっている場合(ステップS102においてyes)、描画処理部31は、バッファ空き通知がバッファ制御部32から送られてくるまで描画処理を停止する(ステップS107)。
そして、描画処理部31が描画指示コマンドに基づいて描画処理を順次行うことにより、スプール印刷装置36の使用済み記憶容量が990GBに達した場合(ステップS104においてyes)、バッファ制御部32は、描画処理部31からのバッファ確保要求に対してバッファフル通知を返信することにより、描画処理部31では描画処理を停止する(ステップS108)。
そして、この状態において印刷指示があった場合(ステップS109においてyes)、バッファ制御部32は、スプール装置36のスプール上限値を第1の上限値(99GB)から第2の上限値(1TB)に変更する(ステップS110)。
そして、バッファ制御部32は、バッファメモリ35内の印刷データをスプール装置36に移動させることによりバッファメモリ35に空き領域を確保する(ステップS111)。
そして、バッファ制御部32は、印刷指示された印刷データをスプール装置36からバッファメモリ35に移動してから、送信部33を介して印刷装置20に転送する制御を行う(ステップS112、S113)。
ここで、印刷指示された印刷データがスプール装置36に存在しなくなった場合(ステップS112においてno)、バッファ制御部32は、スプール装置36内のデータ量が990GB以下になったか否かの判定を行う(ステップS114)。
そして、スプール装置36内のデータ量が990GB以下になった場合(ステップS114においてyes)、バッファ制御部32は、スプール装置36の上限値を第2の上限値(1TB)から第1の上限値(990GB)に変更し(ステップS115)、ステップS101の処理に戻る。
また、スプール装置36内のデータ量が990GB以下になっていない場合(ステップS114においてno)、バッファ制御部32は、新たな印刷指示があるまで待機状態となる(ステップS109)。
本実施形態では、印刷データを1ページ単位で格納したりバッファメモリ35とスプール装置36との間で移動する場合を用いて説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、特定の処理単位で印刷データを格納したり移動したりする場合でも同様に適用可能である。
10 コントローラ(印刷制御装置)
11 CPU
12 メモリ
13 HDD(ハードディスクドライブ)
14 通信インタフェース(IF)
15 ユーザインタフェース(UI)装置
16 制御バス
20 印刷装置
31 描画処理部
32 バッファ制御部
33 送信部
34 コマンドキュー
35 バッファメモリ
36 スプール装置(格納装置)

Claims (4)

  1. 受け付けた描画指示に基づいて描画処理を行って印刷データを作成する描画処理手段と、
    前記描画処理手段により作成された印刷データを格納する格納装置と、
    前記格納装置に格納されている印刷データを印刷装置に送信する送信手段と、
    前記描画処理手段により作成された印刷データを前記格納装置に格納させる前に一時的に記憶するとともに、前記送信手段によって印刷装置に送信するための印刷データを前記格納装置から一時的に移動させて記憶させるための記憶手段と、
    前記記憶手段および前記格納装置のデータ量を管理することにより、前記記憶手段に記憶されている印刷データの前記格納装置への移動、および前記格納装置に格納されている印刷データの前記記憶手段への移動の制御を行う制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記格納装置に格納されている印刷データのデータ量が第1の上限値以上となった場合、前記描画処理手段に対して描画処理を停止させ、前記格納装置に格納されている印刷データの印刷指示を受け付けた場合、前記格納装置の上限値を前記第1の上限値よりも大きな値の第2の上限値に変更して、前記記憶手段に格納されている印刷データを前記格納装置に移動させた後に、印刷指示を受け付けた印刷データを前記格納装置から前記記憶手段に移動させてから、当該印刷データを前記送信手段から前記印刷装置に送信するような制御を行う印刷制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の上限値よりも前記記憶手段の記憶容量以上大きな値を前記第2の上限値とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の上限値よりも、印刷データの1ページ当たりの最大データ量に前記描画処理手段において並列処理可能なページ数を乗算して得られる値以上大きな値を前記第2の上限値とする請求項1記載の印刷制御装置。
  4. 受け付けた描画指示に基づいて描画処理を行って印刷データを作成する描画処理手段と、前記描画処理手段により作成された印刷データを格納する格納装置と、前記格納装置に格納されている印刷データを印刷装置に送信する送信手段と、前記描画処理手段により作成された印刷データを前記格納装置に格納させる前に一時的に記憶するとともに、前記送信手段によって印刷装置に送信するための印刷データを前記格納装置から一時的に移動させて記憶させるための記憶手段と、前記記憶手段および前記格納装置のデータ量を管理することにより、前記記憶手段に記憶されている印刷データの前記格納装置への移動、および前記格納装置に格納されている印刷データの前記記憶手段への移動の制御を行う制御手段とを備えた印刷制御装置を制御するためのプログラムであって、
    前記格納装置に格納されている印刷データのデータ量が第1の上限値以上となった場合、前記描画処理手段に対して描画処理を停止させるステップと、
    前記格納装置に格納されている印刷データの印刷指示を受け付けた場合、前記格納装置の上限値を前記第1の上限値よりも大きな値の第2の上限値に変更するステップと、
    前記記憶手段に格納されている印刷データを前記格納装置に移動させるステップと、
    印刷指示を受け付けた印刷データを前記格納装置から前記記憶手段に移動させてから、当該印刷データを前記送信手段から前記印刷装置に送信するような制御を行うステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2013145550A 2013-07-11 2013-07-11 印刷制御装置よびプログラム Expired - Fee Related JP6064305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013145550A JP6064305B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 印刷制御装置よびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013145550A JP6064305B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 印刷制御装置よびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015018434A JP2015018434A (ja) 2015-01-29
JP6064305B2 true JP6064305B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=52439361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013145550A Expired - Fee Related JP6064305B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 印刷制御装置よびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6064305B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3528976B2 (ja) * 1994-02-14 2004-05-24 富士ゼロックス株式会社 情報出力装置
JPH11175292A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Canon Inc 印刷システムおよび印刷システムのデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2004199362A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Konica Minolta Holdings Inc 印刷システム
JP2008073895A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、及び、情報記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015018434A (ja) 2015-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8085425B2 (en) Information processing apparatus
JP4817474B2 (ja) データ処理装置およびデ―タ処理方法およびコンピュ―タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP6901427B2 (ja) ストレージ装置、コンピュータシステムおよびストレージ装置の動作方法
JP5415750B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、並びに、情報処理システム
JP2010211696A (ja) メモリスワップ管理方法、装置およびプログラム
US20090161155A1 (en) Image output apparatus and image output method
JP2003131908A (ja) 記憶制御装置
CN102591163B (zh) 图像形成装置及作业管理方法
US20070271430A1 (en) Computer systems, management computers and storage system management method
US20060082827A1 (en) Network printer to control a print queue and method thereof
JP5545050B2 (ja) 画像処理装置、プログラム及び画像処理方法
US8643854B2 (en) Image forming apparatus and print control method used therein
US8988723B2 (en) Printing apparatus for executing print processing based upon print data
JP6064305B2 (ja) 印刷制御装置よびプログラム
US20120320423A1 (en) Printing apparatus provided with plural processing systems for generating print data, printing method and recording medium
JP5775367B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法と、ミラーリングシステム及びraid制御装置
CN107544761B (zh) 图像形成装置及信息处理方法
JP2017068396A (ja) 電子機器、情報処理方法及びプログラム
JP5062750B2 (ja) 画像形成装置
US9310746B2 (en) Printing apparatus, control method for printing apparatus, and storage medium
JP2013129092A (ja) 画像形成装置
JP6746379B2 (ja) 情報処理装置、その制御方法及びプログラム
KR101235216B1 (ko) 하드 디스크 드라이브 보안 기능을 구비한 화상형성시스템
JP5105011B1 (ja) 印刷制御装置、画像形成システムおよびプログラム
EP2725524B1 (en) Image forming apparatus and image forming method to output in an appropriate sequence

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6064305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees