JPH11175292A - 印刷システムおよび印刷システムのデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷システムおよび印刷システムのデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH11175292A
JPH11175292A JP9342488A JP34248897A JPH11175292A JP H11175292 A JPH11175292 A JP H11175292A JP 9342488 A JP9342488 A JP 9342488A JP 34248897 A JP34248897 A JP 34248897A JP H11175292 A JPH11175292 A JP H11175292A
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広佳 ▲高▼宮
Hiroyoshi Takamiya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピュータ側のメモリ資源上で印刷
すべき印刷データを印刷可能に復旧するまで確実に保護
することである。 【解決手段】 各ホストコンピュータ23−1〜23−
3側とプリンタ22−1〜22−3側とに備えられるメ
モリ資源の領域を同一領域として管理するスプール領域
管理テーブル,ジョブ管理テーブル,共有領域管理テー
ブルをそれぞれ作成し、いずれかのホストコンピュータ
からいずれかのプリンタに対して転送された印刷ジョブ
に基づいて展開された印刷データをそれぞれ作成された
管理テーブルを参照して印刷ジョブ転送元のホストコン
ピュータのメモリ資源にスプールする構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して複数のデータ処理装置と複数の印刷装置とが通信
可能な印刷システムおよび印刷システムのデータ処理方
法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ホストとプリンタとが所定の通信
媒体を介して通信可能な印刷システムにおいては、ホス
トから受信して展開処理を行った画像データを一旦プリ
ンタ内のメモリ資源の所定の記憶領域に保持した後、プ
リントアウトを行うことによって、画像データの再利用
の促進を図ったり、また何らかの障害が発生した際、該
記憶領域に保持された画像データを利用(スプール機
能)することで、再び展開画像を行う必要がないため、
トータルスループットを向上させるものも提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
プール機能を利用する場合、展開した画像データを保持
する領域はプリンタ自身が持つ必要があったため、プリ
ンタを利用するユーザが増えた場合、それに応じて記憶
領域を増やす必要があった。
【0004】また、上記展開した画像データを保持する
記憶領域が揮発性記憶装置(RAM)だった場合、プリ
ンタに障害が発生したとき、保持されていた画像データ
も失われてしまうため、上記スプール機能を有効に利用
できないという問題点があった。
【0005】本発明は上記の問題点を解消するためにな
されたもので、本発明の目的は、複数のホストコンピュ
ータと複数のプリンタとネットワークを介して通信可能
な印刷システムにおいて、各ホストコンピュータ側とプ
リンタ側とに備えられるメモリ資源の領域を同一領域と
して管理する管理テーブルをそれぞれ作成し、いずれか
のホストコンピュータからいずれかのプリンタに対して
転送された印刷ジョブに基づいて展開された印刷データ
をそれぞれ作成された管理テーブルを参照して印刷ジョ
ブ転送元のホストコンピュータのメモリ資源にスプール
することにより、プリンタ側のメモリ資源を拡張するこ
となく、印刷データ処理中にプリンタ側で何等かの障害
が発生したとしても、ホストコンピュータ側のメモリ資
源上で印刷すべき印刷データを印刷可能に復旧するまで
確実に保護することができること、およびホストコンピ
ュータのメモリ資源上に利用するプリンタ毎の記憶領域
を確保することにより、各プリンタ間での印刷データの
移動をデータ処理装置側の移動指示で容易に行えること
ができる印刷システムおよび印刷システムのデータ処理
方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを
格納した記憶媒体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介して複数のデータ処理装置と複
数の印刷装置とが通信可能な印刷システムであって、各
データ処理装置のホストメモリ資源と各印刷装置のメモ
リ資源とを同一の記憶領域として管理するための領域情
報が登録される第1の管理テーブルを作成する第1のテ
ーブル作成手段と、いずれかのデータ処理装置から転送
された印刷ジョブに基づいて印刷部が印刷可能な印刷デ
ータに展開する展開手段と、前記展開手段により展開さ
れた印刷データを保存するために転送すべきいずれかの
データ処理装置のホストメモリ資源先が印刷ジョブ毎に
登録されるための領域情報を管理する第2の管理テーブ
ルを作成する第2のテーブル作成手段と、前記展開手段
により展開されて前記印刷部に出力された前記印刷デー
タを前記第1,第2の管理テーブル中の各領域情報を参
照していずれかのデータ処理装置のホストメモリ資源先
に転送する制御手段とを有するものである。
【0007】本発明に係る第2の発明は、各印刷装置の
メモリ資源と各データ処理装置のホストメモリ資源とを
同一の記憶領域として管理するための領域情報が登録さ
れる第3の管理テーブルを作成する第3のテーブル作成
手段と、いずれかの印刷装置で展開された印刷部から印
刷可能な印刷データを受信する受信手段と、前記受信手
段により受信した前記印刷データを該印刷データの転送
元に基づいて前記第3の管理テーブル中の領域情報で指
定されるスプール先にスプールするスプール制御手段と
を有するものである。
【0008】本発明に係る第3の発明は、前記第1の管
理テーブルを不揮発に記憶保持する第1の記憶手段を有
するものである。
【0009】本発明に係る第4の発明は、前記第2の管
理テーブルをバックアップ電源により記憶保持する第2
の記憶手段を有するものである。
【0010】本発明に係る第5の発明は、前記第3の管
理テーブルに管理される登録情報に基づいてホストメモ
リ資源のいずれかに確保されるスプール領域にスプール
されている印刷データを移動可能な他のスプール領域に
移動する移動手段と、前記移動手段による前記印刷デー
タの移動に伴い、移動元の印刷ジョブを管理する印刷装
置に対して当該印刷ジョブの取り消しを指示し、かつ、
移動先の印刷ジョブを管理すべき印刷装置に対して当該
印刷ジョブの印刷指示を行う指示手段とを有するもので
ある。
【0011】本発明に係る第6の発明は、前記指示手段
による移動元の印刷ジョブを管理する印刷装置に対して
当該印刷ジョブの取り消し指示に基づいて前記第2の管
理テーブルに登録された印刷ジョブを削除し、移動先の
印刷ジョブを管理すべき印刷装置に対して当該印刷ジョ
ブの印刷指示に基づいて前記第2の管理テーブルに印刷
ジョブを登録するジョブ管理手段を有するものである。
【0012】本発明に係る第7の発明は、所定の通信媒
体を介して複数のデータ処理装置と複数の印刷装置とが
通信可能な印刷システムのデータ処理方法であって、各
データ処理装置のホストメモリ資源と各印刷装置のメモ
リ資源とを同一の記憶領域として管理するための領域情
報が登録される第1の管理テーブルを作成する第1のテ
ーブル作成工程と、いずれかのデータ処理装置から転送
された印刷ジョブに基づいて印刷部が印刷可能な印刷デ
ータに展開する展開工程と、前記展開工程により展開さ
れた印刷データを保存するために転送すべきいずれかの
データ処理装置のホストメモリ資源先が印刷ジョブ毎に
管理するための領域情報が登録される第2の管理テーブ
ルを作成する第2のテーブル作成工程と、前記展開工程
により展開されて前記印刷部に出力された前記印刷デー
タを前記第1,第2の管理テーブル中の領域情報を参照
していずれかのデータ処理装置のホストメモリ資源先に
転送する転送工程と、各印刷装置のメモリ資源と各デー
タ処理装置のホストメモリ資源とを同一の記憶領域とし
て管理するための領域情報が登録される第3の管理テー
ブルを作成する第3のテーブル作成工程と、いずれかの
印刷装置で展開された印刷部から印刷可能な印刷データ
を受信する受信工程と、前記受信工程により受信した前
記印刷データを該印刷データの転送元に基づいて前記第
3の管理テーブル中の領域情報から指定されるスプール
先にスプールするスプール工程と、前記展開工程による
前記印刷部の印刷終了状態を判定して、該判定結果に基
づいて前記第2の管理テーブル中の領域情報から印刷終
了済みの印刷ジョブを削除する第1の削除工程と、前記
展開工程による前記印刷部の印刷終了状態を判定して、
該判定結果に基づいていずれかのデータ処理装置のホス
トメモリ資源先にスプールされている印刷済みの前記印
刷データを削除する第2の削除工程とを有するものであ
る。
【0013】本発明に係る第8の発明は、所定の通信媒
体を介して複数のデータ処理装置と複数の印刷装置とが
通信可能な印刷システムを制御するコンピュータが読み
出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、各
データ処理装置のホストメモリ資源と各印刷装置のメモ
リ資源とを同一の記憶領域として管理するための領域情
報が登録される第1の管理テーブルを作成する第1のテ
ーブル作成工程と、いずれかのデータ処理装置から転送
された印刷ジョブに基づいて印刷部が印刷可能な印刷デ
ータに展開する展開工程と、前記展開工程により展開さ
れた印刷データを保存するために転送すべきいずれかの
データ処理装置のホストメモリ資源先が印刷ジョブ毎に
管理するための領域情報が登録される第2の管理テーブ
ルを作成する第2のテーブル作成工程と、前記展開工程
により展開されて前記印刷部に出力された前記印刷デー
タを前記第1,第2の管理テーブル中の領域情報を参照
していずれかのデータ処理装置のホストメモリ資源先に
転送する転送工程と、各印刷装置のメモリ資源と各デー
タ処理装置のホストメモリ資源とを同一の記憶領域とし
て管理するための領域情報が登録される第3の管理テー
ブルを作成する第3のテーブル作成工程と、いずれかの
印刷装置で展開された印刷部から印刷可能な印刷データ
を受信する受信工程と、前記受信工程により受信した前
記印刷データを該印刷データの転送元に基づいて前記第
3の管理テーブル中の領域情報から指定されるスプール
先にスプールするスプール工程と、前記展開工程による
前記印刷部の印刷終了状態を判定して、該判定結果に基
づいて前記第2の管理テーブル中の領域情報から印刷終
了済みの印刷ジョブを削除する第1の削除工程と、前記
展開工程による前記印刷部の印刷終了状態を判定して、
該判定結果に基づいていずれかのデータ処理装置のホス
トメモリ資源先にスプールされている印刷済みの前記印
刷データを削除する第2の削除工程とを有するコンピュ
ータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納した
ものである。
【0014】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す印刷システムに適用可能な印刷制
御装置の構成を説明するブロック図である。
【0015】図において、1は印刷制御装置であり、イ
ンタフェースケーブル3によって外部I/F4を介し
て、ホストコンピュータ2と接続される。21は画像形
成装置で、インタフェースケーブル20によってエンジ
ンインタフェース19を介して、印刷制御装置1と接続
される。なお、画像形成装置21は印刷制御装置1の外
部に接続されているが、同一筐体に内蔵される構成とし
てもよい。
【0016】印刷制御装置1において、8は第1のCP
Uで、外部に接続される画像形成装置21以外のI/O
をコントロールするものである。5は第1のCPUバス
で、ホストコンピュータ2とのインタフェースとなる外
部I/F4,プログラムメモリ(メモリ)9,I/Oバ
ス11をコントロールするI/Oバスコントローラ10
などが接続されている。7はバスコントローラで、第1
のCPUバス5と第2のCPUバス6との間のデータ転
送を連絡している。
【0017】16は第2のCPUで、第2のCPUバス
6と結合できるようにバスコントローラ7も接続されて
いる。第2のCPU16のデータ処理については後述す
る。
【0018】10はI/Oバスコントローラで、I/O
バス11に接続されたフロッピーディスクドライブ1
2,ハードディスクドライブ13,LCDコントローラ
14,図示していないが操作部などの汎用I/Oをコン
トロールしている。
【0019】第2のCPU16は接続される画像形成装
置21のコントロール、さらにフレームメモリ15に格
納される画像データの展開を行う。
【0020】17は第2のメモリで、プログラムメモリ
として機能し、電源投入時にハードディスクドライブ1
3から、バスコントローラ7を介して、制御プログラム
がロードされる。また、第2のメモリ17は第1のCP
U8との通信にも用いられる。
【0021】また、第2のCPUバス6には第2のCP
U16およびエンジンインタフェース19が接続され、
各種設定を行いながら、画像形成装置20をコントロー
ルする。
【0022】18はビデオバスで、画像専用のバスとし
て機能し、第2のCPU16で展開され、フレームメモ
リ15に格納された画像データは、ビデオバス18を通
ってエンジンインタフェース19に送られ、さらに画像
形成装置20へと送られる。
【0023】図2は、本発明の第1実施形態を示す印刷
システムの一例を説明するブロック図であり、例えば複
数のプリンタ22−1〜22−3と複数のホストコンピ
ュータ23−1〜23−3とが異なる階に設置されてプ
リンタ22−1〜22−3,ホストコンピュータ23−
1〜23−3はネットワーク24を介して接続されてい
る。
【0024】なお、本実施形態の場合、このネットワー
ク24はイーサネットで構成されているが、複数の各装
置をネットワーク接続するものであれば、他のインタフ
ェースでもよい。
【0025】図において、このネットワーク24には複
数台のプリンタ22−1〜22−3、複数台のホストコ
ンピュータ23−1〜23−3が接続される。このネッ
トワーク24はローカルエリアネットワークであり、あ
るフロアやビル内のコンピュータを接続するのに使わ
れ、例えば図2の上半分の各装置はビルの4階、下半分
の各装置はビルの3階に配置されているのを接続するの
に用いられる。
【0026】このようなネットワーク接続の場合、ネッ
トワーク24上の各装置は固有のID番号、またはシス
テム名を持っており、それぞれののID番号、またはシ
ステム名により自分と相手を識別することができる。た
だし、本実施形態では説明を簡単にするためにシステム
名により各装置を識別するものとして説明する。
【0027】例えばプリンタ22−1はシステム名が
「A」であり、プリンタ22−2はシステム名が「B」
であり、プリンタ22−3はシステム名が「C」であ
り、ホストコンピュータ23−1はシステム名が「D」
であり、ホストコンピュータ23−2はシステム名が
「E」であり、ホストコンピュータ23−3はシステム
名が「F」であるとする。
【0028】図3は、図2に示したネットワーク24上
でやり取りされるデータの一例を説明する図である。な
お、説明上簡略化してあるが、ネットワーク24上では
データはパケットと呼ばれる単位でやり取りされる。大
きなデータは複数のパケットに分割されて送り出され、
受信側がそれを元通りに組み立てる。また、複数の送信
が時分割的に並行して行われる。時分割はパケットを単
位として行われる。
【0029】図において、25−1〜25−6はパケッ
トを示す。
【0030】例えば、図3では、まず、コンピュータ2
3−1からプリンタ22−1にプリントデータの1番目
のパケット25−1が送られる。次いで、コンピュータ
23−2からプリンタ22−3へ別のパケット25−2
が送られる。次いで、コンピュータ23−1からプリン
タ22−1にプリントデータの2番目のパケット25−
3が送られる。
【0031】同様に、コンピュータ23−3からプリン
タ22−2にプリントデータの1番目のパケット25−
4が送られる。次いで、コンピュータ23−2からプリ
ンタ22−3へ別のパケット25−5が送られる。次い
で、コンピュータ23−2からプリンタ22−3にプリ
ントデータの2番目のパケット25−5が送られる。
【0032】次に、コンピュータ23−1からプリンタ
22−1にプリントデータの3番目のパケット25−3
が送られる。
【0033】このようにして、見かけ上、複数の送信が
並列的に行われる。このようにすることにより、特定の
通信がネットワーク24を占有することを防ぐことがで
きる。
【0034】なお、図3においては、説明の簡単化のた
めに、複数の送信が衝突した場合については記述してい
ないが、通常のネットワークプロトコルでは、そのよう
な場合の対処方法も規定されている。また、同様に図3
には記述していないが、各パケットにはそのパケットの
送信元、相手先の情報、何番目のパケットか等の情報が
含まれている。
【0035】次に、各プリンタ22−1〜22−3にお
ける画像データスプール領域の構成について説明する。
各プリンタ22−1〜22−3はスプール領域として論
理的なディスクシステムを持つ。
【0036】図4は、図2に示したプリンタ22−1〜
22−3における論理的なディスクシステムのディレク
トリ構成を示す図である。なお、ディスクシステムは、
物理的にはハードディスクでもメモリでも構わない。
【0037】図において、各画像処理装置はスプール領
域として、当該画像処理装置(本実施形態ではプリン
タ)を利用するホストコンピュータの数(PC0〜PC
n)だけディレクトリを持つ。また、ネットワーク24
に接続された外部機器の記憶装置を自身の記憶装置とし
て使う方法としては、比較的小さなネットワークで用い
られるものから大きなネットワークで用いられるものま
で、SMB,RFS,NFS等がある。
【0038】本実施形態では主に、ネットワークファイ
ルシステム(NFS)に基づいた表現方法で記憶装置の
共有について述べるが、他のプロトコルで実現しても構
わない。
【0039】次に、図2に示した各プリンタ22−1〜
22−3で管理している画像データスプール領域管理テ
ーブルについて説明する。
【0040】図5は、図2に示した各プリンタ22−1
〜22−3で保持しているスプール領域管理テーブルの
一例を示す図であり、図1に示したメモリ17等に確保
される。
【0041】図において、D1は画像処理装置内でのス
プール領域の位置(スプールディレクトリ)、D2は各
ホストコンピュータの記憶領域および現在そのスプール
領域の位置と、各ホストコンピュータの記憶領域(スプ
ール領域)および現在そのスプール領域が利用可能かを
示すフラグD3が記述されている。
【0042】画像データスプール領域管理テーブルTB
1は各プリンタ22−1〜22−3の不揮発性記憶領域
に保持されている。各プリンタ22−1〜22−3の展
開資源は、プリントデータを画像データに展開する際、
展開先として、当該プリントの要求を行ったホストコン
ピュータ(コンピュータ23−1〜23−3)に対応す
るスプール領域をスプール領域管理テーブルTB1を参
照して選択し、画像データを当該スプール領域(位置D
2で決定する)に出力する。
【0043】次に、各プリンタ22−1〜22−3で管
理しているスプールジョブ管理テーブルについて説明す
る。
【0044】図6は、図2に示した各プリンタ22−1
〜22−3で保持しているスプールジョブ管理テーブル
TB2の一例を示す図であり、図1に示したメモリ17
等に確保される。
【0045】図において、D11はそれぞれプリントジ
ョブ名、D22はスプールディレクトリで、対応するプ
リントジョブがどのホストコンピュータ(コンピュータ
23−1〜23−3)のスプール領域に保持されている
かが対になって記述されている。スプールジョブ管理テ
ーブルTB2はバックアップ可能なメモリ上に保持され
ている。
【0046】次に、各ホストコンピュータで管理してい
る共有領域管理テーブルについて説明する。
【0047】図7は、図2に示したコンピュータ22−
1〜22−3に保持される共有領域管理テーブルTB3
の一例を示す図である。
【0048】図において、D111はスプール領域で、
コンピュータ22−1〜22−3が備えるそれぞれのハ
ードディスク上のディレクトリが記述されている。D2
22はスプールディレクトリで、そのディレクトリをス
プール領域としてマウントしているプリンタの名前、お
よびマウントしている場所が対になって記述されてい
る。なお、各コンピュータ22−1〜22−3では、共
有領域管理テーブルTB3に記述されているディレクト
リを作成し、当該プリンタがそのディレクトリをスプー
ル領域として利用できるように設定しておく。
【0049】以下、本実施形態の特徴的構成について図
2等を参照して説明する。
【0050】上記のように構成された所定の通信媒体を
介して複数のデータ処理装置(コンピュータ23−1〜
23−3)と複数の印刷装置(プリンタ22−1〜22
−3)とが通信可能な印刷システムであって、各データ
処理装置のホストメモリ資源と各印刷装置のメモリ資源
とを同一の記憶領域として管理するための領域情報が登
録される第1の管理テーブル(図5に示すスプール領域
管理テーブルTB1)を作成する第1のテーブル作成手
段(各プリンタ22−1〜22−3のCPUがROMま
たは図示しないメモリ資源に記憶された制御プログラム
を実行して作成処理する)と、いずれかのデータ処理装
置から転送された印刷ジョブに基づいて印刷部(図1に
示した画像形成装置21)が印刷可能な印刷データに展
開する展開手段(各プリンタ22−1〜22−3のCP
U(図1ではCPU16)がROMまたは図示しないメ
モリ資源に記憶された制御プログラムを実行してフレー
ムメモリ15上に展開処理する)と、前記展開手段によ
り展開された印刷データを保存するために転送すべきい
ずれかのデータ処理装置のホストメモリ資源先が印刷ジ
ョブ毎に登録されるための領域情報を管理する第2の管
理テーブル(図6に示すジョブ管理テーブルTB2)を
作成する第2のテーブル作成手段(各プリンタ22−1
〜22−3のCPUがROMまたは図示しないメモリ資
源に記憶された制御プログラムを実行して作成処理す
る)と、前記展開手段により展開されて前記印刷部に出
力された前記印刷データを前記第1,第2の管理テーブ
ル中の各領域情報を参照していずれかのデータ処理装置
のホストメモリ資源先に転送する制御手段(各プリンタ
22−1〜22−3のCPUがROMまたは図示しない
メモリ資源に記憶された制御プログラムを実行してネッ
トワーク24を介して対応するホストに転送処理する)
とを有するので、展開された印刷データに基づく印刷処
理中に、印刷ジョブの要求元に対して当該印刷データを
転送してメモリ資源に保存することができ、印刷処理中
に発生し得る障害時における復旧処理に備えて印刷デー
タを確実に保護することができる。
【0051】また、各印刷装置のメモリ資源と各データ
処理装置のホストメモリ資源とを同一の記憶領域として
管理するための領域情報が登録される第3の管理テーブ
ル(図7に示す共有領域管理テーブルTB3)を作成す
る第3のテーブル作成手段(各コンピュータ23−1〜
23−3のCPUがROMまたは図示しないメモリ資源
に記憶された制御プログラムを実行して作成処理する)
と、いずれかの印刷装置で展開された印刷部から印刷可
能な印刷データを受信する受信手段(図示しないインタ
フェース部)と、前記受信手段により受信した前記印刷
データを該印刷データの転送元に基づいて前記第3の管
理テーブル中の領域情報で指定されるスプール先にスプ
ールするスプール制御手段(各コンピュータ23−1〜
23−3のCPUがROMまたは図示しないメモリ資源
に記憶された制御プログラムを実行してスプール処理す
る)とを有するので、展開された印刷データに基づく印
刷処理中に、印刷ジョブの要求元に対して当該印刷デー
タを転送してメモリ資源に保存することができ、印刷処
理中の障害による再印刷処理時に、印刷装置側に何等有
効なメモリ資源を必要とすることなく、迅速に再印刷処
理を開始して復旧印刷処理させることができる。
【0052】さらに、スプール領域管理テーブルTB1
を不揮発に記憶保持する第1の記憶手段(図1に示すハ
ードディスク13等)を有するので、印刷装置側での障
害復旧に伴い電源が切られてしまう事態が発生しても、
障害発生等に備えて転送すべきホスト側のメモリ資源の
スプール先を確実に管理することができる。
【0053】また、ジョブ管理テーブルTB2をバック
アップ電源により記憶保持する第2の記憶手段を有する
ので、僅かなメモリ資源で印刷処理中の印刷ジョブと該
印刷ジョブをスプールすべきスプール先を確実に管理す
ることができる。
【0054】さらに、共有領域管理テーブルTB3に管
理される登録情報に基づいてホストメモリ資源のいずれ
かに確保されるスプール領域にスプールされている印刷
データを移動可能な他のスプール領域に移動する移動手
段(各コンピュータ23−1〜23−3のCPUがRO
Mまたは図示しないメモリ資源に記憶された制御プログ
ラムを実行して移動処理する)と、前記移動手段による
前記印刷データの移動に伴い、移動元の印刷ジョブを管
理する印刷装置に対して当該印刷ジョブの取り消しを指
示し、かつ、移動先の印刷ジョブを管理すべき印刷装置
に対して当該印刷ジョブの印刷指示を行う指示手段(各
コンピュータ23−1〜23−3のCPUがROMまた
は図示しないメモリ資源に記憶された制御プログラムを
実行して指示処理する)とを有するので、いずれかの印
刷装置側から転送されてスプールしている印刷データを
ユーザが意図する他の印刷装置から印刷させる要求にも
柔軟に対応することができる。
【0055】また、前記指示手段による移動元の印刷ジ
ョブを管理する印刷装置に対して当該印刷ジョブの取り
消しを指示に基づいて前記第2の管理テーブルに登録さ
れた印刷ジョブを削除し、移動先の印刷ジョブを管理す
べき印刷装置に対して当該印刷ジョブの印刷指示に基づ
いて前記第2の管理テーブルに印刷ジョブを登録するジ
ョブ管理手段(各プリンタ22−1〜22−3のCPU
がROMまたは図示しないメモリ資源に記憶された制御
プログラムを実行してネットワーク24を介して対応す
るホストに転送処理する)を有するので、ホスト側の印
刷データの移動指示に伴う各印刷装置のジョブ管理を整
合させて、移動先と移動元の印刷装置上の印刷データ処
理が競合したりする事態を確実に回避することができ
る。
【0056】以下、各プリンタ22−1〜22−3の展
開資源がジョブ管理テーブルTB2にジョブを登録する
処理を図7を用いて説明し、画像形成手段がジョブ管理
テーブルに基づいて画像データを出力する処理を図8を
用いて説明する。
【0057】図8は、本発明に係る印刷システムに適用
可能な印刷制御装置における第1のデータ処理手順の一
例を示すフローチャートであり、ジョブ管理テーブルT
B2の作成手順に対応する。なお、(1)〜(14)は
各ステップを示す。
【0058】まず、展開手段として機能するCPU、図
1に示す例では、第2のCPU16はステップ(1)
で、図6に示したスプールジョブ管理テーブルTB2に
空きがあるかを確認する。空きがない場合はこれ以上ジ
ョブを登録することができないため、ステップ(2)
で、スプールジョブ管理テーブルTB2に余裕がない旨
通知する。
【0059】一方、ステップ(1)で、スプールジョブ
管理テーブルTB2に空きがある場合は、ステップ
(3)で当該ジョブを要求したホストコンピュータのス
プール領域をマウントしているかどうか、図5に示した
スプール領域管理テーブルTB1を参照する。スプール
領域管理テーブルTB1に、要求元ホストが登録されて
いない場合は、ステップ(4)でそのホストからプリン
ト要求は受け付けられない旨通知する。
【0060】一方、要求元ホストコンピュータがスプー
ル領域管理テーブルTB1のスプールディレクトリD1
に存在する場合、ステップ(5)で当該ホストのスプー
ル領域D2が書き込み可能であるかスプール領域管理テ
ーブルTB1のフラグD3を参照して判定し、書き込み
不可であると判定した場合、現在出力中の画像データが
正常に出力し終ったときに画像データが削除され、スプ
ール領域が書き込み可になる場合があるため、ステップ
(6)でタイムアウトをチェックし、タイムアウトにな
るまで、当該スプール領域D2が書き込み可になるか確
認する。
【0061】そして、タイムアウト時間に達してもスプ
ール領域D2が書き込み可とならない場合は、ステップ
(7)にてスプールできない旨エラー通知を行う。
【0062】一方、ステップ(5)で、スプール領域D
2が書き込み可能であったか、ステップ(6)でタイム
アウトとなる前にスプール領域D2が書き込み可能にな
った場合は、すなわち、スプール領域D2が書き込み可
能であると判定した場合は、ステップ(8)で画像デー
タの展開を始める。
【0063】続いて、ステップ(9)で全画像データが
スプールできたかどうかを確認し、すべてがスプールで
きなかったと判定した場合は、ステップ(10)で当該
スプール領域を書き込み不可状態として領域管理テーブ
ルTB1のフラグD3を不可状態に設定して、ステップ
(11)でスプールできなかった旨エラー通知を行う。
【0064】一方、ステップ(9)で、すべての画像デ
ータがスプールできたと判定した場合、ステップ(1
2)でジョブ管理テーブルTB2を他の書き込みから保
護するためロックをかけ、ステップ(13)でジョブ
名,ホスト名をジョブ管理テーブルTB2に登録する。
次に、ステップ(14)でジョブ管理テーブルにかけて
いたロックを解除し、再び次のジョブの処理に戻る。
【0065】図9は、本発明に係る印刷システムに適用
可能な印刷制御装置における第2のデータ処理手順の一
例を示すフローチャートであり、図6に示したジョブ管
理テーブルTB2に基づくプリントジョブの処理手順に
対応する。なお、(1)〜(9)は各ステップを示す。
まず、ステップ(1)で、第2のCPU16は、ジョ
ブ管理テーブルTB2を参照し、次に出力すべき画像デ
ータがどのホストコンピュータのスプール領域にスプー
ルされているかを決定する。
【0066】続いて、ステップ(2)で画像データが正
常に出力されたかを確認し、正常に出力されなかった場
合は、ステップ(3)でエンジン側のエラーに応じてエ
ラー処理を行う。
【0067】一方、ステップ(2)で、画像データが正
常に出力された場合、ステップ(4)でジョブ管理テー
ブルTB2を他の書き込みから保護するためロックをか
け、ステップ(5)でジョブ管理テーブルTB2から当
該ジョブのエントリを削除する。そして、ステップ
(6)でジョブ管理テーブルTB2にかけていたロック
を解除し、ステップ(7)で当該ジョブの画像データを
ホストコンピュータのスプール領域から削除する。
【0068】続いて、他のジョブのため当該ホストコン
ピュータのスプール領域がいっぱいになっている場合が
あるため、ステップ(8)で、図5に示したスプール領
域管理テーブルTB1のフラグD3を参照してスプール
領域が書込み不可状態かどうかを判定し、もし、書込み
可の状態であれば処理を終了し、もしスプール領域が書
き込み不可になっていた場合には、ステップ(9)でス
プール領域を書き込み可に変更し、再び次の画像データ
の出力に戻る。
【0069】なお、図1に示した印刷制御装置1に障害
が発生した場合、スプール領域管理テーブルTB1は不
揮発性記憶領域に、プリントジョブ管理テーブルTB2
はバックアップ可能なメモリ上に保持されているため、
後述する図10に示す障害復旧処理手順に従って、プリ
ント処理を再開する。
【0070】図10は、本発明に係る印刷システムに適
用可能な印刷制御装置における第3のデータ処理手順の
一例を示すフローチャートであり、退避されているスプ
ール領域管理テーブルTB1,プリントジョブ管理テー
ブルTB2に基づいて障害復旧処理手順に対応する。な
お、(1),(2)は各ステップを示す。
【0071】まず、印刷制御装置1はステップ(1)
で、例えばメモリ17でバックアップされているスプー
ルジョブ管理テーブルTB2を復帰する。続いて、ステ
ップ(2)で不揮発性記憶領域(図示しないNVRAM
領域あるいはハードディスク13)に保持されているス
プール領域管理テーブルTB1を参照し、各ホストコン
ピュータのスプール領域をマウントし、以降図9に示し
た手順に従ってプリント処理を継続する。
【0072】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
各コンピュータ23−1〜23−3にスプールされたプ
リントジョブを登録された画像処理装置で出力する場合
について説明したが、各コンピュータ23−1〜23−
3のメモリ資源にスプールされた各プリントジョブを他
の画像処理装置で出力するように構成してもよい。以
下、その実施形態について説明する。
【0073】図11は、本発明に係る印刷システムに適
用可能な印刷制御装置における第4のデータ処理手順の
一例を示すフローチャートであり、ホストコンピュータ
での画像データの移動を指示する際の処理に対応する。
なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0074】まず、各コンピュータ23−1〜23−3
はステップ(1)で、移動先の画像処理装置用のスプー
ル領域が書き込み可能であるかどうかをチェックする。
書き込み可能でないと判定した場合、ステップ(2)で
書き込み不可であることをエラーで通知する。
【0075】一方、ステップ(1)で書き込み可能であ
ったと判定した場合、ステップ(3)で移動元の画像処
理装置用のスプール領域から移動先の画像処理装置用の
スプール領域へ移動したい画像データをコピーする。
【0076】続いて、ステップ(4)で移動元の画像処
理装置へ当該プリントジョブのキャンセルを指示し、さ
らにステップ(5)で移動先の画像処理装置へ当該プリ
ントジョブのプリントを指示する。
【0077】図12は、本発明に係る印刷システムに適
用可能な印刷制御装置における第5のデータ処理手順の
一例を示すフローチャートであり、画像データ移動元の
画像処理装置での処理に対応する。なお、(1)〜
(8)は各ステップを示す。
【0078】移動元の印刷制御装置1では、ステップ
(1)で当該プリントジョブがプリント中かそうでない
かをチェックし、プリント中でないと判定された場合に
は、ステップ(3)へ進み、プリント中であったと判定
した場合、ステップ(2)で給紙されている用紙までは
出力を行い、給紙した用紙をすべて排紙した時点で、プ
リントを停止する。
【0079】そして、プリントが停止された後、ステッ
プ(3)において、ジョブ管理テーブルTB2を他の書
き込みから保護するためロックをかけ、ステップ(4)
でジョブ管理テーブルTB2から当該ジョブのエントリ
を削除する。
【0080】そして、ステップ(5)でジョブ管理テー
ブルTB2にかけていたロックを解除し、ステップ
(6)で当該ジョブの画像データをホストコンピュータ
のスプール領域から削除する。
【0081】続いて、他のジョブのための当該ホストコ
ンピュータのスプール領域がいっぱいになっている場合
があるため、ステップ(7)でスプール領域管理テーブ
ルTB1を参照し、もしスプール領域が書き込み不可に
なっているかどうかを判定し、スプール領域が書き込み
不可になっていない場合には、そのまま処理を終了す
る。
【0082】一方、ステップ(7)で、スプール領域が
書き込み不可になっていると判定した場合には、ステッ
プ(8)でスプール領域を書き込み可に変更して、処理
を終了する。
【0083】図13は、本発明に係る印刷システムに適
用可能な印刷制御装置における第6のデータ処理手順の
一例を示すフローチャートであり、移動先の画像処理装
置での処理に対応する。なお、(1)〜(7)は各ステ
ップを示す。
【0084】移動先の画像処理装置では、ステップ
(1)で、ジョブ管理テーブルTB2に空きがあるかを
確認し、空きがないと判定した場合はこれ以上ジョブを
登録することができないため、ステップ(2)で、ジョ
ブ管理テーブルTB2に余裕がない旨通知する。
【0085】一方、ステップ(1)で、ジョブ管理テー
ブルTB2に空きがあると判定した場合は、ステップ
(3)で当該ジョブを要求したホストコンピュータのス
プール領域をマウントしているかどうか、スプール領域
管理テーブルTB1を参照して判定して、スプール領域
管理テーブルTB1に、要求元ホストが登録されていな
いと判定した場合は、ステップ(4)でそのホストから
のプリント要求は受け付けられない旨のエラー通知を行
う。
【0086】一方、ステップ(2)で、要求元ホストコ
ンピュータがスプール領域管理テーブルTB2に存在す
ると判定した場合、ステップ(5)でジョブ管理テーブ
ルTB2を他の書き込みから保護するためロックをか
け、ステップ(6)でジョブ名,ホスト名をジョブ管理
テーブルTB2に登録し、最後に、ステップ(7)でジ
ョブ管理テーブルTB2にかけていたロックを削除し
て、処理を終了する。
【0087】以下、本実施形態の特徴的構成について図
8等に示すフローチャートを参照して説明する。
【0088】上記のように構成された所定の通信媒体
(ネットワーク)を介して複数のデータ処理装置(コン
ピュータ23−1〜23−3)と複数の印刷装置(プリ
ンタ22−1〜22−3)とが通信可能な印刷システム
のデータ処理方法であって、あるいは所定の通信媒体を
介して複数のデータ処理装置と複数の印刷装置とが通信
可能な印刷システムを制御するコンピュータが読み出し
可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、各デー
タ処理装置のホストメモリ資源と各印刷装置のメモリ資
源とを同一の記憶領域として管理するための領域情報が
登録される第1の管理テーブル(スプール領域管理テー
ブルTB1)を作成する第1のテーブル作成工程(図8
のステップ(1)の前工程)と、いずれかのデータ処理
装置から転送された印刷ジョブに基づいて印刷部が印刷
可能な印刷データに展開する展開工程(図8のステップ
(8))と、前記展開工程により展開された印刷データ
を保存するために転送すべきいずれかのデータ処理装置
のホストメモリ資源先が印刷ジョブ毎に管理するための
領域情報が登録される第2の管理テーブル(ジョブ管理
テーブルTB2)を作成する第2のテーブル作成工程
(図8のステップ(1)の前工程)と、前記展開工程に
より展開されて前記印刷部に出力された前記印刷データ
を前記第1,第2の管理テーブル中の領域情報を参照し
ていずれかのデータ処理装置のホストメモリ資源先に転
送する転送工程(図8のステップ(8)とステップ
(9)との間に実行されるステップであって図示しな
い)と、各印刷装置のメモリ資源と各データ処理装置の
ホストメモリ資源とを同一の記憶領域として管理するた
めの領域情報が登録される第3の管理テーブルを作成す
る第3のテーブル作成工程(図示しない)と、いずれか
の印刷装置で展開された印刷部から印刷可能な印刷デー
タを受信する受信工程(図示しない)と、前記受信工程
により受信した前記印刷データを該印刷データの転送元
に基づいて前記第3の管理テーブル中の領域情報から指
定されるスプール先にスプールするスプール工程(図示
しない)と、前記展開工程による前記印刷部の印刷終了
状態を判定して、該判定結果に基づいて前記第2の管理
テーブル中の領域情報から印刷終了済みの印刷ジョブを
削除する第1の削除工程(図9のステップ(5))と、
前記展開工程による前記印刷部の印刷終了状態を判定し
て、該判定結果に基づいていずれかのデータ処理装置の
ホストメモリ資源先にスプールされている印刷済みの前
記印刷データを削除する第2の削除工程(図9のステッ
プ(7))とを有するので、展開された印刷データに基
づく印刷処理中に、印刷ジョブの要求元に対して当該印
刷データを転送してメモリ資源に保存することができ、
印刷処理中に発生し得る障害時における復旧処理に備え
て印刷データを確実に保護することできるとともに、展
開された印刷データに基づく印刷処理中に、印刷ジョブ
の要求元に対して当該印刷データを転送してメモリ資源
に保存することができ、印刷処理中の障害による再印刷
処理時に、印刷装置側に何等有効なメモリ資源を必要と
することなく、迅速に再印刷処理を開始して復旧印刷処
理させることができる。
【0089】また、いずれかの印刷装置で正常に印刷デ
ータが印刷された場合には、管理不要となる印刷データ
を確実にスプール先のメモリ資源から削除でき、メモリ
資源が不要な印刷データで溢れてしまう事態を回避し
て、メモリ資源を有効に活用することができる。
【0090】以下、図14に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る印刷システムで読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0091】図14は、本発明に係る印刷システムで読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0092】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0093】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0094】本実施形態における図8〜図13に示す機
能が外部からインストールされるプログラムによって、
ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0095】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0096】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0097】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0098】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0099】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定の通信媒体を介して複数のデータ
処理装置と複数の印刷装置とが通信可能な印刷システム
であって、各データ処理装置のホストメモリ資源と各印
刷装置のメモリ資源とを同一の記憶領域として管理する
ための領域情報が登録される第1の管理テーブルを作成
する第1のテーブル作成手段と、いずれかのデータ処理
装置から転送された印刷ジョブに基づいて印刷部が印刷
可能な印刷データに展開する展開手段と、前記展開手段
により展開された印刷データを保存するために転送すべ
きいずれかのデータ処理装置のホストメモリ資源先が印
刷ジョブ毎に登録されるための領域情報を管理する第2
の管理テーブルを作成する第2のテーブル作成手段と、
前記展開手段により展開されて前記印刷部に出力された
前記印刷データを前記第1,第2の管理テーブル中の各
領域情報を参照していずれかのデータ処理装置のホスト
メモリ資源先に転送する制御手段とを有するので、展開
された印刷データに基づく印刷処理中に、印刷ジョブの
要求元に対して当該印刷データを転送してメモリ資源に
保存することができ、印刷処理中に発生し得る障害時に
おける復旧処理に備えて印刷データを確実に保護するこ
とできる。
【0101】第2の発明によれば、各印刷装置のメモリ
資源と各データ処理装置のホストメモリ資源とを同一の
記憶領域として管理するための領域情報が登録される第
3の管理テーブルを作成する第3のテーブル作成手段
と、いずれかの印刷装置で展開された印刷部から印刷可
能な印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段に
より受信した前記印刷データを該印刷データの転送元に
基づいて前記第3の管理テーブル中の領域情報で指定さ
れるスプール先にスプールするスプール制御手段とを有
するので、展開された印刷データに基づく印刷処理中
に、印刷ジョブの要求元に対して当該印刷データを転送
してメモリ資源に保存することができ、印刷処理中の障
害による再印刷処理時に、印刷装置側に何等有効なメモ
リ資源を必要とすることなく、迅速に再印刷処理を開始
して復旧印刷処理させることができる。
【0102】第3の発明によれば、前記第1の管理テー
ブルを不揮発に記憶保持する第1の記憶手段を有するの
で、印刷装置側での障害復旧に伴い電源が切られてしま
う事態が発生しても、障害発生等に備えて転送すべきホ
スト側のメモリ資源のスプール先を確実に管理すること
ができる。
【0103】第4の発明によれば、前記第2の管理テー
ブルをバックアップ電源により記憶保持する第2の記憶
手段を有するので、僅かなメモリ資源で印刷処理中の印
刷ジョブと該印刷ジョブをスプールすべきスプール先を
確実に管理することができる。
【0104】第5の発明によれば、前記第3の管理テー
ブルに管理される登録情報に基づいてホストメモリ資源
のいずれかに確保されるスプール領域にスプールされて
いる印刷データを移動可能な他のスプール領域に移動す
る移動手段と、前記移動手段による前記印刷データの移
動に伴い、移動元の印刷ジョブを管理する印刷装置に対
して当該印刷ジョブの取り消しを指示し、かつ、移動先
の印刷ジョブを管理すべき印刷装置に対して当該印刷ジ
ョブの印刷指示を行う指示手段とを有するので、いずれ
かの印刷装置側から転送されてスプールしている印刷デ
ータをユーザが意図する他の印刷装置から印刷させる要
求にも柔軟に対応することができる。
【0105】第6の発明によれば、前記指示手段による
移動元の印刷ジョブを管理する印刷装置に対して当該印
刷ジョブの取り消し指示に基づいて前記第2の管理テー
ブルに登録された印刷ジョブを削除し、移動先の印刷ジ
ョブを管理すべき印刷装置に対して当該印刷ジョブの印
刷指示に基づいて前記第2の管理テーブルに印刷ジョブ
を登録するジョブ管理手段を有するので、ホスト側の印
刷データの移動指示に伴う各印刷装置のジョブ管理を整
合させて、移動先と移動元の印刷装置上の印刷データ処
理が競合したりする事態を確実に回避することができ
る。
【0106】第7,第8の発明によれば、所定の通信媒
体を介して複数のデータ処理装置と複数の印刷装置とが
通信可能な印刷システムのデータ処理方法であって、あ
るいは所定の通信媒体を介して複数のデータ処理装置と
複数の印刷装置とが通信可能な印刷システムを制御する
コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
憶媒体であって、各データ処理装置のホストメモリ資源
と各印刷装置のメモリ資源とを同一の記憶領域として管
理するための領域情報が登録される第1の管理テーブル
を作成する第1のテーブル作成工程と、いずれかのデー
タ処理装置から転送された印刷ジョブに基づいて印刷部
が印刷可能な印刷データに展開する展開工程と、前記展
開工程により展開された印刷データを保存するために転
送すべきいずれかのデータ処理装置のホストメモリ資源
先が印刷ジョブ毎に管理するための領域情報が登録され
る第2の管理テーブルを作成する第2のテーブル作成工
程と、前記展開工程により展開されて前記印刷部に出力
された前記印刷データを前記第1,第2の管理テーブル
中の領域情報を参照していずれかのデータ処理装置のホ
ストメモリ資源先に転送する転送工程と、各印刷装置の
メモリ資源と各データ処理装置のホストメモリ資源とを
同一の記憶領域として管理するための領域情報が登録さ
れる第3の管理テーブルを作成する第3のテーブル作成
工程と、いずれかの印刷装置で展開された印刷部から印
刷可能な印刷データを受信する受信工程と、前記受信工
程により受信した前記印刷データを該印刷データの転送
元に基づいて前記第3の管理テーブル中の領域情報から
指定されるスプール先にスプールするスプール工程と、
前記展開工程による前記印刷部の印刷終了状態を判定し
て、該判定結果に基づいて前記第2の管理テーブル中の
領域情報から印刷終了済みの印刷ジョブを削除する第1
の削除工程と、前記展開工程による前記印刷部の印刷終
了状態を判定して、該判定結果に基づいていずれかのデ
ータ処理装置のホストメモリ資源先にスプールされてい
る印刷済みの前記印刷データを削除する第2の削除工程
とを有するので、展開された印刷データに基づく印刷処
理中に、印刷ジョブの要求元に対して当該印刷データを
転送してメモリ資源に保存することができ、印刷処理中
に発生し得る障害時における復旧処理に備えて印刷デー
タを確実に保護することができるとともに、展開された
印刷データに基づく印刷処理中に、印刷ジョブの要求元
に対して当該印刷データを転送してメモリ資源に保存す
ることができ、印刷処理中の障害による再印刷処理時
に、印刷装置側に何等有効なメモリ資源を必要とするこ
となく、迅速に再印刷処理を開始して復旧印刷処理させ
ることができる。
【0107】また、いずれかの印刷装置で正常に印刷デ
ータが印刷された場合には、管理不要となる印刷データ
を確実にスプール先のメモリ資源から削除でき、メモリ
資源が不要な印刷データで溢れてしまう事態を回避し
て、メモリ資源を有効に活用することができる。
【0108】従って、プリンタ側のメモリ資源を拡張す
ることなく、印刷データ処理中にプリンタ側で何等かの
障害が発生したとしても、ホストコンピュータ側のメモ
リ資源上で印刷すべき印刷データを印刷可能に復旧する
まで確実に保護することができるとともに、各プリンタ
間での印刷データの移動をデータ処理装置側の移動指示
で容易に行えることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す印刷システムに適
用可能な印刷制御装置の構成を説明するブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態を示す印刷システムの一
例を説明するブロック図である。
【図3】図2に示したネットワーク上でやり取りされる
データの一例を説明する図である。
【図4】図2に示した画像処理装置における論理的なデ
ィスクシステムのディレクトリ構成を示す図である。
【図5】図2に示した各画像処理装置で保持しているス
プール領域管理テーブルの一例を示す図である。
【図6】図2に示した各画像処理装置で保持しているス
プールジョブ管理テーブルの一例を示す図である。
【図7】図2に示したコンピュータに保持される共有領
域管理テーブルの一例を示す図である。
【図8】本発明に係る印刷システムに適用可能な印刷制
御装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明に係る印刷システムに適用可能な印刷制
御装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本発明に係る印刷システムに適用可能な印刷
制御装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図11】本発明に係る印刷システムに適用可能な印刷
制御装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明に係る印刷システムに適用可能な印刷
制御装置における第5のデータ処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図13】本発明に係る印刷システムに適用可能な印刷
制御装置における第6のデータ処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図14】本発明に係るデータ処理装置を適用可能な印
刷システムで読み出し可能な各種データ処理プログラム
を格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 印刷制御装置 2 ホストコンピュータ 4 外部インタフェース 8 第1のCPU 9 第1のメモリ 16 第2のCPU 19 エンジンインタフェース 21 画像形成装置(プリンタエンジン)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して複数のデータ処
    理装置と複数の印刷装置とが通信可能な印刷システムで
    あって、 各データ処理装置のホストメモリ資源と各印刷装置のメ
    モリ資源とを同一の記憶領域として管理するための領域
    情報が登録される第1の管理テーブルを作成する第1の
    テーブル作成手段と、 いずれかのデータ処理装置から転送された印刷ジョブに
    基づいて印刷部が印刷可能な印刷データに展開する展開
    手段と、 前記展開手段により展開された印刷データを保存するた
    めに転送すべきいずれかのデータ処理装置のホストメモ
    リ資源先が印刷ジョブ毎に登録されるための領域情報を
    管理する第2の管理テーブルを作成する第2のテーブル
    作成手段と、 前記展開手段により展開されて前記印刷部に出力された
    前記印刷データを前記第1,第2の管理テーブル中の各
    領域情報を参照していずれかのデータ処理装置のホスト
    メモリ資源先に転送する制御手段と、を有することを特
    徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 各印刷装置のメモリ資源と各データ処理
    装置のホストメモリ資源とを同一の記憶領域として管理
    するための領域情報が登録される第3の管理テーブルを
    作成する第3のテーブル作成手段と、 いずれかの印刷装置で展開された印刷部から印刷可能な
    印刷データを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した前記印刷データを該印刷デ
    ータの転送元に基づいて前記第3の管理テーブル中の領
    域情報で指定されるスプール先にスプールするスプール
    制御手段と、を有することを特徴とする請求項1記載の
    印刷システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の管理テーブルを不揮発に記憶
    保持する第1の記憶手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の印刷システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の管理テーブルをバックアップ
    電源により記憶保持する第2の記憶手段を有することを
    特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記第3の管理テーブルに管理される登
    録情報に基づいてホストメモリ資源のいずれかに確保さ
    れるスプール領域にスプールされている印刷データを移
    動可能な他のスプール領域に移動する移動手段と、 前記移動手段による前記印刷データの移動に伴い、移動
    元の印刷ジョブを管理する印刷装置に対して当該印刷ジ
    ョブの取り消しを指示し、かつ、移動先の印刷ジョブを
    管理すべき印刷装置に対して当該印刷ジョブの印刷指示
    を行う指示手段と、を有することを特徴とする請求項2
    記載の印刷システム。
  6. 【請求項6】 前記指示手段による移動元の印刷ジョブ
    を管理する印刷装置に対して当該印刷ジョブの取り消し
    指示に基づいて前記第2の管理テーブルに登録された印
    刷ジョブを削除し、移動先の印刷ジョブを管理すべき印
    刷装置に対して当該印刷ジョブの印刷指示に基づいて前
    記第2の管理テーブルに印刷ジョブを登録するジョブ管
    理手段を有することを特徴とする請求項5記載の印刷シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 所定の通信媒体を介して複数のデータ処
    理装置と複数の印刷装置とが通信可能な印刷システムの
    データ処理方法であって、 各データ処理装置のホストメモリ資源と各印刷装置のメ
    モリ資源とを同一の記憶領域として管理するための領域
    情報が登録される第1の管理テーブルを作成する第1の
    テーブル作成工程と、 いずれかのデータ処理装置から転送された印刷ジョブに
    基づいて印刷部が印刷可能な印刷データに展開する展開
    工程と、 前記展開工程により展開された印刷データを保存するた
    めに転送すべきいずれかのデータ処理装置のホストメモ
    リ資源先が印刷ジョブ毎に管理するための領域情報が登
    録される第2の管理テーブルを作成する第2のテーブル
    作成工程と、 前記展開工程により展開されて前記印刷部に出力された
    前記印刷データを前記第1,第2の管理テーブル中の領
    域情報を参照していずれかのデータ処理装置のホストメ
    モリ資源先に転送する転送工程と、 各印刷装置のメモリ資源と各データ処理装置のホストメ
    モリ資源とを同一の記憶領域として管理するための領域
    情報が登録される第3の管理テーブルを作成する第3の
    テーブル作成工程と、 いずれかの印刷装置で展開された印刷部から印刷可能な
    印刷データを受信する受信工程と、 前記受信工程により受信した前記印刷データを該印刷デ
    ータの転送元に基づいて前記第3の管理テーブル中の領
    域情報から指定されるスプール先にスプールするスプー
    ル工程と、 前記展開工程による前記印刷部の印刷終了状態を判定し
    て、該判定結果に基づいて前記第2の管理テーブル中の
    領域情報から印刷終了済みの印刷ジョブを削除する第1
    の削除工程と、 前記展開工程による前記印刷部の印刷終了状態を判定し
    て、該判定結果に基づいていずれかのデータ処理装置の
    ホストメモリ資源先にスプールされている印刷済みの前
    記印刷データを削除する第2の削除工程と、を有するこ
    とを特徴とする印刷システムのデータ処理方法。
  8. 【請求項8】 所定の通信媒体を介して複数のデータ処
    理装置と複数の印刷装置とが通信可能な印刷システムを
    制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 各データ処理装置のホストメモリ資源と各印刷装置のメ
    モリ資源とを同一の記憶領域として管理するための領域
    情報が登録される第1の管理テーブルを作成する第1の
    テーブル作成工程と、 いずれかのデータ処理装置から転送された印刷ジョブに
    基づいて印刷部が印刷可能な印刷データに展開する展開
    工程と、 前記展開工程により展開された印刷データを保存するた
    めに転送すべきいずれかのデータ処理装置のホストメモ
    リ資源先が印刷ジョブ毎に管理するための領域情報が登
    録される第2の管理テーブルを作成する第2のテーブル
    作成工程と、 前記展開工程により展開されて前記印刷部に出力された
    前記印刷データを前記第1,第2の管理テーブル中の領
    域情報を参照していずれかのデータ処理装置のホストメ
    モリ資源先に転送する転送工程と、 各印刷装置のメモリ資源と各データ処理装置のホストメ
    モリ資源とを同一の記憶領域として管理するための領域
    情報が登録される第3の管理テーブルを作成する第3の
    テーブル作成工程と、 いずれかの印刷装置で展開された印刷部から印刷可能な
    印刷データを受信する受信工程と、 前記受信工程により受信した前記印刷データを該印刷デ
    ータの転送元に基づいて前記第3の管理テーブル中の領
    域情報から指定されるスプール先にスプールするスプー
    ル工程と、 前記展開工程による前記印刷部の印刷終了状態を判定し
    て、該判定結果に基づいて前記第2の管理テーブル中の
    領域情報から印刷終了済みの印刷ジョブを削除する第1
    の削除工程と、 前記展開工程による前記印刷部の印刷終了状態を判定し
    て、該判定結果に基づいていずれかのデータ処理装置の
    ホストメモリ資源先にスプールされている印刷済みの前
    記印刷データを削除する第2の削除工程と、を有するこ
    とを特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラ
    ムを格納した記憶媒体。
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JP2001188661A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Canon Inc 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体
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