JP3337899B2 - 印刷装置および印刷システムおよびデータ処理方法 - Google Patents

印刷装置および印刷システムおよびデータ処理方法

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JP3337899B2
JP3337899B2 JP07675196A JP7675196A JP3337899B2 JP 3337899 B2 JP3337899 B2 JP 3337899B2 JP 07675196 A JP07675196 A JP 07675196A JP 7675196 A JP7675196 A JP 7675196A JP 3337899 B2 JP3337899 B2 JP 3337899B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、所定の通信媒体を介して情報処
理装置と通信して印刷データを処理可能な印刷装置およ
び印刷システムおよびデータ処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のコンピュータでプリン
タを共有しているプリンタシステムは、複数の入力ポー
トを持つプリンタバッファを用いたり、LAN(Local
Area Network) を構築してプリンタサーバを導入するな
どして実現している。いずれの場合もコンピュータから
の印刷要求は、一旦FIFO形式の印刷待ち行列に格納
されてから順次処理されるもので、印刷処理中であって
も別の複数の印刷要求を印刷待ち行列に受け入れること
ができるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
印刷待ち行列に格納されている印刷要求を順次処理する
だけのシステムでは、複数のユーザからの複数の印刷物
が、単純に一か所に積み重ねられて排出されてしまうた
めに、ユーザが自分の印刷物をその中から見つけ出すの
に手間取ってしまう場合や、機密性の高い書類を印刷し
にくいという問題があった。また、特殊な用紙を手差し
で用いたい場合にも向いていないという問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の第1の目的は、情報処理装置
側より保留すべき印刷要求が発行されると該印刷要求を
保持手段に保持し印刷要求を識別する識別情報を印刷要
求の発行元の情報処理装置に対して通知するとともに、
入力手段を介して入力される前記保留すべき印刷要求に
対する識別情報に基づいて保持手段に保持された印刷要
求を特定し、随時出力すべき印刷要求として第2の保持
手段に保持させることにより、前記保持手段に保留して
おいた印刷要求を随時出力すべき印刷要求とするような
場合にユーザが印刷要求の識別情報を決定する煩雑な作
業を減らすことができる印刷装置およびデータ処理方法
を提供することである。さらに、第2の目的は、印刷要
求を識別する識別情報を印刷要求の発行元の情報処理装
置に対して通知して、該通知される識別情報を情報処理
装置側が取得して情報処理装置側で識別情報を把握可能
にするとともに、入力される、保留すべき印刷要求に対
する識別情報に基づいて保持手段に保留された印刷要求
を特定し、第2の保持手段に随時出力すべき印刷要求と
して保持させることにより、ユーザにとっての印刷要求
の識別情報の決定の作業を減少させつつ保留された印刷
要求を随時出力すべく印刷要求として第2の保持手段に
保持させることができ、さらに重複することを防止する
ようにした識別情報を利用した印刷要求処理を自在に行
える印刷システムおよびデータ処理方法を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介して情報処理装置と通信可能な
印刷装置において、前記情報処理装置から発行される保
留すべき印刷要求を保持する保持手段と、前記印刷要求
を識別する識別情報を決める決定手段と、前記決定手段
により決められた前記印刷要求を識別する識別情報を前
記印刷要求の発行元の情報処理装置に対して通知する通
知手段と、前記情報処理装置から発行される随時出力す
べき印刷要求を保持する第2の保持手段と、前記保留す
べき印刷要求に対する識別情報を入力する入力手段と、
前記入力手段に入力された前記識別情報に基づいて前記
保持手段に保持された印刷要求を特定し、前記第2の保
持手段に随時出力すべき印刷要求として保持させる保持
解除手段とを有することを特徴とする。
【0006】本発明に係る第2の発明は、前記保持手段
に保持されている印刷要求の識別情報を表示する表示手
段を有し、前記保持解除手段は前記表示手段に表示され
た前記識別情報の中から、指定された識別情報に対する
保留を解除することを特徴とする。
【0007】本発明に係る第3の発明は、所定の通信媒
体を介して複数の情報処理装置と印刷装置とが通信可能
な印刷システムにおいて、情報処理装置に設けられた保
留すべき印刷要求を発行する発行手段と、前記印刷装置
で決められ、印刷要求元に通知されてくる前記印刷要求
を識別するための識別情報を取得する取得手段と、前記
保留すべき印刷要求に対する識別情報を表示させる表示
手段と、前記情報処理装置から発行される保留すべき印
刷要求を保持させる保持手段と、前記印刷要求を識別す
る識別情報を決める決定手段と、前記決定手段により決
められた前記印刷要求を識別する識別情報を前記印刷要
求の発行元の情報処理装置に対して通知する通知手段
と、前記保留すべき印刷要求に対する識別情報を入力す
る入力手段と、前記入力手段に入力された前記識別情報
に基づいて前記保持手段に保持された印刷要求を特定
し、随時出力すべき印刷要求として第2の保持手段に保
持させる保持解除手段とを有し、前記保留すべき印刷要
求を識別するための識別情報は重複がないように決めら
れる識別情報であることを特徴とする。
【0008】本発明に係る第4の発明は、所定の通信媒
体を介して情報処理装置と通信可能な印刷装置における
データ処理方法において、前記情報処理装置から発行さ
れる保留すべき印刷要求を保持部に保持させる保持ステ
ップと、前記印刷要求を識別する識別情報を決める決定
ステップと、前記決定ステップにより決められた前記印
刷要求を識別する識別情報を前記印刷要求の発行元の情
報処理装置に対して通知する通知ステップと、前記情報
処理装置から発行される随時出力すべき印刷要求を第2
の保持部に保持させる第2の保持ステップと、前記保留
すべき印刷要求に対する識別情報を入力する入力ステッ
プと、前記入力ステップにおいて入力された前記識別情
報に基づいて前記保持部に保持された印刷要求を特定
し、前記第2の保持部に随時出力すべき印刷要求として
保持させる保持解除ステップとを有することを特徴とす
る。
【0009】本発明に係る第5の発明は、所定の通信媒
体を介して複数の情報処理装置と印刷装置とが通信可能
な印刷システムにおけるデータ処理方法において、前記
情報処理装置による保留すべき印刷要求を発行する発行
ステップと、前記印刷装置で決められ、印刷要求元に通
知されてくる前記印刷要求を識別するための識別情報を
取得する取得ステップと、前記保留すべき印刷要求に対
する識別情報を表示部に表示させる表示ステップと、前
記情報処理装置から発行される保留すべき印刷要求を保
持部に保持させる保持ステップと、前記印刷要求を識別
する識別情報を決める決定ステップと、前記決定ステッ
プにより決められた前記印刷要求を識別する識別情報を
前記印刷要求の発行元の情報処理装置に対して通知する
通知ステップと、前記識別情報のうち保留すべき印刷要
求に対する識別情報を入力する入力ステップと、前記入
力ステップに入力された前記識別情報に基づいて前記保
持部に保持された印刷要求を特定し、随時出力すべき印
刷要求として第2の保持部に保持させる保持解除ステッ
プとを有し、前記保留すべき印刷要求を識別するための
識別情報は重複がないように決められる識別情報である
ことを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図13を参照して、
本発明に係る実施形態を説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態を示すプリン
タシステムの概略を説明するブロック図であり、2台の
コンピュータ1,2と1台のプリンタ3がネットワーク
LANによって接続される場合に対応する。
【0017】なお、コンピュータ同様、プリンタ3もネ
ットワークLANに対応するインタフェースを有し、L
ANに直接接続されている。2台のコンピュータ1,2
は、随時、プリンタ3への印刷要求を発行することがで
き、プリンタ3は到着した印刷要求を直ぐに、図4に示
すジョブキュー201(詳細は後述する)または図5に
示す保留ジョブテーブル301(後述)に格納し、対応
する実際の印刷データをプリンタ3上のファイルシステ
ムにスプールする。そして、それらの処理とは独立し
て、ジョブキューの印刷要求を格納順に順次処理して印
刷を行う。まず、プリンタ3上のRAMやファイルシス
テムに格納される主要なデータの構造を図2〜図4を参
照して説明する。
【0018】図2は、図1に示したコンピュータ1,2
の内部構成を説明するブロック図であり、図1と同一の
ものには同一の符号を付してある。
【0019】図において、150はプリントジョブ送出
コンピュータ本体を示し、ROM103のプログラム用
ROMに記憶された文書処理プログラム等に基づいて図
形,イメージ,文字,表(表計算等を含む)等が混在し
た文書処理を実行するCPU101を備え、システムバ
ス104に接続される各デバイスをCPU101が総括
的に制御する。また、このROM103のプログラム用
ROMには、CPU101の制御プログラム等を記憶
し、ROM103のフォント用ROMには上記文書処理
等を行う際に使用するフォントデータ等を記憶し、RO
M103のデータ用ROMは上記文書処理等を行う際に
使用する各種データを記憶している。
【0020】102は拡張可能なRAMで、CPU10
1の主メモリ,ワークエリア等として機能する。105
はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード
(KB)110や不図示のポインティングデバイスから
のキー入力を制御する。107はディスクコントローラ
(DKC)で、ブートプログラム,種々のアプリケーシ
ョン,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル
等を記憶するハードディスク(HD),フロッピーディ
スク(FD)等の外部メモリ112とのアクセスを制御
する。
【0021】なお、本実施形態では外部メモリ112上
にプリントジョブ送出コンピュータ150からプリンタ
3へのプリントジョブの送出を行うプリントキュー送出
プログラムを搭載している。
【0022】108は外部入力部インタフェースであ
り、各種の拡張カードを搭載可能であり、本実施形態で
はネットワークカード(外部入力部)113を接続し、
ネットワークLANに接続している。109はプリンタ
コントローラ(PRTC)で、通常はプリンタケーブル
によりプリンタに接続されるが、本実施形態ではネット
ワークに接続されたプリンタを使用するので、未使用で
ある。なお、CPU101は、例えばRAM102上に
設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの
展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT111上で
のWYSIWYGを可能としている。また、CPU10
1は、CRT111上の不図示のマウスカーソル等で指
示されたコマンドに基づいて登録された種々のウィンド
ウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0023】次に、本実施形態を適用するに好適なプリ
ンタ3等としてレーザビームプリンタ(LBP)を挙
げ、その構成について図3を参照しながら説明する。な
お、本実施形態を適用するプリンタは、レーザビームプ
リンタに限られるものではなく、印刷データをプリンタ
でドットイメージに展開するに十分なメモリを有し、プ
リンタ言語を搭載する他のプリント方式のプリンタ、ま
たはドットイメージデータのみを処理するプリンタでも
良いことは言うまでもない。
【0024】図3は、図1に示したプリンタ3の構成を
説明するブロック図であり、上述通りレーザビームプリ
ンタの場合に対応する。
【0025】プリンタ3において、250はプリンタ制
御ユニットで、LBP本体3全体の制御およびプリント
サーバから供給される文字情報等を解析する。211は
プリンタCPUで、ROM213のプログラム用ROM
に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス
214に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括
的に制御し、印刷部インタフェース216を介して接続
される印刷部(プリンタエンジン)218に出力情報と
しての画像信号を出力する。
【0026】また、このROM213のプログラム用R
OMには、CPU211の制御プログラム等を記憶す
る。ROM213のフォント用ROMには上記出力情報
を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶し、R
OM213のデータ用ROMにはハードディスク等の外
部メモリ219がないプリンタの場合には、コンピュー
タ1,2上で利用される情報等を記憶している。CPU
211は入力部215を介してコンピュータ1,2との
通信処理が可能となっており、プリンタ3内の情報等を
コンピュータ1,2に通知可能に構成されている。
【0027】212はRAMで、CPU211の主メモ
リ,ワークエリア等として機能し、図示しない増設ポー
トに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡
張することができるように構成されている。なお、RA
M212は、出力情報展開領域,環境データ格納領域,
NVRAM等に用いられている。前述したハードディス
ク(HD),ICカード等の外部メモリ219は、ディ
スクコントローラ(DKC)217によりアクセスを制
御される。外部メモリ219は、オプションとして接続
され、フォントデータ,エミュレーションプログラム,
フォームデータ等を記憶する。
【0028】210は操作パネル(操作部)であり、操
作のためのスイッチおよびLEDまたはLCD表示器等
が配されている。
【0029】また、前述した外部メモリ219は1個に
限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加え
てオプションフォントカードを複数接続できるように構
成されていても良い。さらに、図示しないNVRAMを
有し、操作パネル210からのプリンタモード設定情報
を記憶するようにしてもよい。
【0030】図4は、図3に示したプリンタ3に到着し
た印刷要求を格納するジョブキュー201の概要を説明
する図であり、例えば図3に示したプリンタ3のRAM
212または外部メモリ219等のメモリ資源内に確保
される。
【0031】この図に示す様に、本実施形態において格
納される印刷要求202としては、実際の印刷データを
格納しているファイルの名前が使われる。このジョブキ
ュー201はFIFO形式で動作し、格納順に実際の印
刷処理を行うプリント・プロセスへ印刷要求が渡され
る。印刷要求のキューへの格納は後述のスプールプロセ
スまたはパネルプロセスにより行われる。
【0032】図5は、図3に示したプリンタ3のメモリ
資源に確保される保留ジョブテーブル301の概要を説
明する図である。
【0033】この図に示すにように、プリンタ3に到着
した印刷要求に保留オプションがついている場合、印刷
要求はジョブキュー201には加えられず、保留ジョブ
テーブル301に追加される。この保留ジョブテーブル
301は、保留中の印刷要求の識別子である。JOBI
D303と、対応する印刷データを格納しているファイ
ルの名前304から成るレコードと、テーブル内のレコ
ードの数であり、保留中の印刷要求の数であるジョブ数
302とから構成されている。
【0034】図6は、図3に示したプリンタ3のメモリ
資源に確保される各印刷要求に対応する実際の印刷デー
タを格納するデータファイル401の構成を説明する図
である。
【0035】この図に示す様に、データファイル401
は、実データ404の他に、現時点でファイルから読み
込み可能なデータのサイズ403とファイルへの印刷デ
ータの追加が終了したか否かを示すフラグ402から構
成されている。
【0036】このように構成された本発明を適用可能な
印刷システムは、コンピュータ1,2とプリンタ3とが
所定の通信媒体(ネットワークLAN)を介して通信可
能に構成されており、第1の発明として、情報処理装置
としてのコンピュータ1,2は、随時出力すべき印刷要
求または保留すべき印刷要求のいずれかを発行する発行
手段(CPU101がROM103または外部メモリ1
12または図示しない記憶媒体からRAM102にマッ
プされる領域にロードした制御プログラムを実行して発
行する)と、前記発行手段から前記印刷装置に対して発
行された各印刷要求に対してそれぞれ前記印刷装置から
通知される第1の識別情報または第2の識別情報を取得
する取得手段(CPU101がROM103または外部
メモリ112または図示しない記憶媒体からRAM10
2にマップされる領域にロードした制御プログラムを実
行して取得する)と、前記取得手段が取得した前記第2
の識別情報を表示部(CRT111)に表示させる識別
表示手段(CPU101,CRTC106とがROM1
03または外部メモリ112または図示しない記憶媒体
からRAM102にマップされる領域にロードした制御
プログラムを実行して表示する)とを有し、コンピュー
タ1,2から発行する印刷要求に保留オプションを選択
的に付加し、該印刷要求に対してプリンタ3から通知さ
れる異なる識別情報、第1または第2の識別情報を取得
し、特に、第2の識別情報を取得した場合には、その第
2の識別情報をCRT111に明示して、ユーザに保留
解除情報として認識させる。
【0037】また、CPU101が第1の識別情報を取
得した場合には、印刷すべき出力情報をプリンタ3に転
送し、印刷完了通知がプリンタ3から通知されるのを待
機し、該通知を受けて印刷処理を終了する。
【0038】さらに、プリンタ3は、コンピュータ1,
2から発行される随時出力すべき印刷要求を順次保持す
る第1の保持手段(RAM212上に確保されるジョブ
キュー201)と、前記プリンタドライバから発行され
る保留すべき印刷要求を保持する第2の保持手段(RA
M212上に確保される保留される保留ジョブテーブル
301)と、前記第1の保持手段または第2の保持手段
に保持された印刷要求発行元に対してそれぞれ第1の識
別情報または第2の識別情報を通知する通知手段(CP
U211がROM213または外部メモリ219または
図示しない記憶媒体からRAM212にマップされる領
域にロードした制御プログラムを実行して通知する)
と、前記第2の識別情報を入力する入力手段(操作部2
10)と、前記入力手段から入力された前記第2の識別
情報に基づいて前記第2の保持手段に保持されていた保
留すべき印刷要求を前記第1の保持手段に対して随時出
力すべき印刷要求として保持させる保留解除手段(CP
U211がROM213または外部メモリ219または
図示しない記憶媒体からRAM212にマップされる領
域にロードした制御プログラムを実行して解除する)と
を設け、保留オプションが付加された印刷要求に対する
第2の識別情報が印刷装置の操作部210からユーザに
より入力されると、CPU211が保留ジョブテーブル
301に保持される保留状態の印刷要求を随時処理する
印刷要求を保持するジョブキュー201側に追加格納し
て印刷要求を処理させ、印刷要求発行後、ユーザにとっ
て印刷を開始するのに都合が良い状況になるまで、印刷
要求を保留しておくことを可能とする。
【0039】また、ジョブキュー201に保持された印
刷要求の発行元に対して出力情報を要求する要求手段
(CPU211がROM213または外部メモリ219
または図示しない記憶媒体からRAM212にマップさ
れる領域にロードした制御プログラムを実行して解除す
る)と、前記要求手段からの要求に応じて印刷要求発行
元から転送される出力情報をメモリ(RAM212,外
部メモリ219等)に蓄積させる蓄積手段(CPU21
1がROM213または外部メモリ219または図示し
ない記憶媒体からRAM212にマップされる領域にロ
ードした制御プログラムを実行して蓄積する)と、前記
蓄積手段により前記メモリに蓄積された前記出力情報を
印刷部218に随時読み出して印刷させる印刷制御手段
(CPU211がROM213または外部メモリ219
または図示しない記憶媒体からRAM212にマップさ
れる領域にロードされる制御プログラムを実行して制御
する)とを設け、ジョブキュー201に対して待ち行列
として格納される印刷要求(操作部210からの保留解
除により、該解除後、最後尾に追加される印刷要求を含
む)に対して随時要求元を識別して出力情報の転送を要
求し、順次印刷することを可能とする。
【0040】これにより、印刷要求を指示し、当該コン
ピュータ1,2から離れてプリンタ3に移動しているユ
ーザがプリンタ3の操作部210より保留解除を指示
し、プリンタ3に対して手差し給紙した所望の用紙や、
秘密性のある文書の印刷に立ち合う状態で印刷開始を指
示できる。
【0041】さらに、コンピュータ1,2に記憶される
プリンタドライバ(記憶媒体で供給される場合を含む)
が前記印刷要求または前記出力情報を発行または出力す
る処理を含んでいる。
【0042】また、上述した情報処理装置と印刷装置と
を組み合わせてシステムを構築し、コンピュータ1,2
から発行する印刷要求に保留オプションを選択的に付加
し、該印刷要求に対してプリンタ3から通知される異な
る識別情報、第1または第2の識別情報を取得し、特
に、第2の識別情報を取得した場合には、その第2の識
別情報をCRT111に明示して、ユーザに保有解除情
報として認識させること、および保有オプションが付加
された印刷要求に対する第2の識別情報が印刷装置の操
作部210からユーザに入力されると、CPU211が
保留ジョブテーブル301に保持される保留状態の印刷
要求を随時処理する印刷要求を保持するジョブキュー2
01側に追加格納して印刷要求を処理させ、印刷要求発
行後、ユーザにとって印刷を開始するのに都合が良い状
況になるまで、印刷要求を保留することを一連の処理と
して実行させることが可能となる。
【0043】次に、このように構成されたプリンタシス
テムのデータ処理方法について図7〜図9に示すフロー
チャートを参照しながら説明する。
【0044】図7は、図1に示したプリンタシステムの
データ処理手順の一例を示すフローチャートであり、プ
リンタ3の電源投入後のメインルーチンの処理に対応す
る。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0045】まず、ステップ(1)でハードウエアおよ
びソフトウエアの初期化を行う。この時、プリンタのメ
モリ資源内に確保されるワークエリア内に空のジョブキ
ュー201や、ジョブ数302を「0」に設定した保留
ジョブテーブル301などを生成し、ファイルシステム
上の不要なデータファイルを削除する。
【0046】次に、ステップ(2)で、実際の印刷動作
の制御を行うプリントプロセスを起動し、続いて、ステ
ップ(3)でコンピュータ1,2からの印刷要求を処理
するスプールプロセスを起動し、ステップ(4)でプリ
ンタ3の操作パネル210の入力・表示を処理するパネ
ルプロセスを起動し、アイドリング状態に入る。
【0047】これらの複数の独立したプロセスは、印刷
動作における種々のハードウエア割り込みや、印刷要求
の到着、操作パネル210からの入力などの様々なイベ
ントに即応して切り替えられながら動作し、かつ、時分
割処理により並列に動作する。
【0048】また、ジョブキュー201やデータファイ
ル401、各種データへのアクセス制御のためのセマフ
ォなどによりプロセス間で通信し、同期して動作する。
【0049】上記ステップ(2)のプリントプロセスが
起動されると、ジョブキュー201から印刷要求202
が得られるのを待ち、印刷要求としてファイル名が得ら
れると、その名前のデータファイル401内の印刷デー
タ404を読み込んで印刷を行う。この時、読み込み可
能なデータのサイズ403と印刷データの追加が終了し
たか否かをフラグ402で調べながら印刷データを最後
まで処理し、印刷終了後、そのデータファイルシステム
から削除する。そして、再び、ジョブキュー201から
印刷要求が得られるのを待つステップに戻り、同様の処
理を繰り返す。
【0050】一方、ステップ(4)のパネルプロセス
は、プリンタ3の操作パネル210から印刷要求の保留
を解除する命令が入力されると、その時点で保留されて
いるすべての印刷要求のJOBID303を保留ジョブ
テーブル301から読み取り、操作パネル210に表示
する。該表示したJOBIDの中から1つが指定される
と、指定されたJOBIDに対応するデータファイルの
名前304を保留ジョブテーブル301から読み出し、
そのファイル名を印刷要求としてジョブキュー201に
追加する。そして、保留が解除された印刷要求のレコー
ドを保留ジョブテーブルから削除し、ジョブ数302を
更新する。
【0051】一方、ステップ(3)のスプールプロセス
は、ネットワークLAN経由でコンピュータ1,2から
到着した印刷要求を処理するためにコンピュータ1また
はコンピュータ2上で動作するプリンタドライバと強調
して動作する。
【0052】図8は、図7に示したスプールプロセスの
詳細手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0053】先ず、スプールプロセスが起動されると、
ステップ(1)において印刷要求が到着するまで待っ
て、該印刷要求が到着すると、ステップ(2)にて、印
刷要求と一緒に送られてきた印刷データのすべてのサイ
ズとプリンタ3上のファイルシステムの残り容量から印
刷データのスプールが可能かどうかを判断し、NOなら
ばステップ(1)に戻り、YESならばその結果を印刷
要求を発行したコンピュータ1,2のメモリ資源に記憶
され、初期化処理時にシステムが管理するメモリ領域に
常駐するプリンタドライバに通知する。
【0054】次いで、ステップ(3)では、受け付けた
印刷要求の印刷データを格納するデータファイルの名前
を重複がないように決定し、そのファイル名を、印刷要
求に保留オプションがついている場合には保留ジョブテ
ーブル301に追加し、保留オプションがついていない
場合にはジョブキュー201に格納する。なお、保留ジ
ョブテーブル301に追加する場合には、重複がないよ
うにJOBID303を決めてファイル名と一緒に格納
し、ジョブ数302を更新する。
【0055】次いで、ステップ(4)にて、ステップ
(3)で印刷要求が保留ジョブテーブル301に格納さ
れた場合はそのJOBIDを、ジョブキュー201に格
納された場合にはJOBIDとして「0」を、印刷要求
するコンピュータ1,2のプリンタドライバに通知す
る。
【0056】次いで、ステップ(5)にて、実際の印刷
データをプリンタドライバからネットワークLAN経由
で受け取り、ステップ(3)で決めた名前のデータファ
イルに格納するために、データ受信プロセスを起動す
る。そして、再び、ステップ(1)に戻り、直ぐに、他
の印刷要求の到着に対応する。なお、データ受信プロセ
スは印刷データをすべて受け取ってデータファイル40
1に格納し終えたら、データサイズ403,フラグ40
2を設定して動作を終了する。このデータ受信プロセス
は状態によっては複数起動され、並列で動作する。
【0057】次に、図9に示すフローチャートを参照し
てコンピュータ1とコンピュータ2に組み込まれている
プリンタドライバが上位のアプリケーションから印刷要
求を受け取った時の動作を説明する。
【0058】図9は、図2に示したコンピュータ1,2
のメモリ資源に記憶されるプリンタドライバによるデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(9)は各ステップを示す。
【0059】先ず、コンピュータ1,2のメモリ資源に
記憶されるプリンタドライバが上位のアプリケーション
からのプリント要求を受け取ると、ステップ(1)にて
印刷要求をプリンタ3に発行する。ステップ(2)で、
印刷要求にプリンタ3が応えて印刷データのスプールが
可能か否かを通知してきたら、その通知に基づいて、可
能ならステップ(3)へ移行し、不可能ならステップ
(6)へ移行する。
【0060】そして、ステップ(3)へ移行した場合
は、プリンタ3からJOBIDを受け取り、ステップ
(4)で印刷データをプリンタ3のデータの受信プロセ
スに対して送る。そして、すべての印刷データを送り終
えたら、ステップ(5)で結果の表示を行い、処理を終
了する。なお、当該結果表示は、ステップ(3)で受け
取ったJOBIDが「0」であった場合には、印刷デー
タの送信が成功したことを表示し、JOBIDが「0」
以外であった場合には、その値を保留している印刷の識
別コードとしてコンピュータ1,2のCRT111に表
示する。ユーザはこの識別コードをプリンタ3の操作パ
ネル210で指定することで保留を解除することができ
る。
【0061】一方、ステップ(2)で印刷データのスプ
ールが不可能であり、ステップ(6)へ移行した場合
は、スプール可能となる前に、一定時間が経過するま
で、所定の遅延処理(インターバル)を実行するよう
に、ステップ(1),(2),(6),(7)をループ
(印刷要求を繰り返す)する。
【0062】一方、ステップ(6)で一定時間が経過し
てしまった場合は、すなわち、上記ループで印刷要求を
繰り返し、一定時間経過してもスプール可能にならない
場合は、ステップ(6)の分岐でステップ(5)へ移行
し、印刷データの送信が失敗したことをCRT111に
表示して、終了する。
【0063】以下、図10,図11に示すフローチャー
トを参照して本発明に係る印刷システムの印刷ジョブの
保留/保留解除処理について説明する。
【0064】図10は、本発明に係る印刷システムの印
刷ジョブの保留/保留解除処理手順の一例を示すフロー
チャートであり、情報処理装置側の処理に対応する。な
お、(1)〜(3)は各ステップを示す。
【0065】コンピュータ1,2のメモリ資源に記憶さ
れたプリンタドライバを介して上位のアプリケーション
からの印刷要求を受けると、通常の印刷要求(随時ジョ
ブを処理する印刷要求)か、または保留オプションを付
加した印刷要求をプリンタ3に対して発行する(1)。
次いで、プリンタ3から通知される該印刷要求に対する
第1または第2の識別情報を取得し(2)、取得した識
別情報が第2の識別情報である場合には、該第2の識別
情報をコンピュータ1,2のCRT111に表示して
(3)、処理を終了する。
【0066】図11は、本発明に係る印刷システムの印
刷ジョブの保留/保留解除処理手順の一例を示すフロー
チャートであり、印刷装置側の処理に対応する。なお、
(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0067】先ず、コンピュータ1,2より印刷要求を
受信したら、保留無しの随時の印刷要求かどうかをCP
U101が保留オプションの付加状態から判定し
(1)、YESならば随時の印刷要求をジョブキュー2
01に追加格納し(2)、印刷要求元に対して第1の識
別情報(JOBID=0)を通知する(3)。
【0068】一方、ステップ(1)で、受信した印刷要
求が保留オプションが付加されているとCPU101が
判定した場合には、当該印刷要求を保留ジョブテーブル
301に追加格納し(4)、当該印刷要求発行元に第2
の識別情報(JOBID≠0)を通知する(5)。
【0069】次いで、操作部210から保留オプション
を要求しているユーザがコンピュータ1,2のCRT1
11に表示された第2の識別情報を入力したかどうかを
判定し(6)、NOならば処理を終了し、YESならば
保留ジョブテーブル301に追加格納されている印刷要
求中で、第2の識別情報に合致する印刷要求を削除し、
かつジョブキュー201に追加格納して(7)、処理を
終了する。
【0070】以下、図12,図13に示すメモリマップ
を参照して本発明に係る情報処理装置で読み出し可能な
データ処理プログラムの構成について説明する。
【0071】図12は、図7,図8,図11に示したフ
ローチャートのステップに対応するプログラムを格納す
る記憶媒体のメモリマップである。
【0072】図13は、図9,図10に示したフローチ
ャートのステップに対応するプログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップである。
【0073】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0074】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0075】本実施形態における図7〜図11に示す機
能が外部からインストールされるプログラムによって、
本システムにより遂行されてもよい。そして、その場
合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒
体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒
体から、プログラムを含む情報群を本システムに供給さ
れる場合も本発明は適用されるものである。
【0076】
【0077】上記のように構成された印刷システムにお
いて、すなわち、図1に示したように、所定の通信媒体
(ネットワークLAN)を介して複数の情報処理装置
(コンピュータ1,2)と印刷装置(プリンタ3)とが
通信可能な印刷システムのデータ処理方法において、随
時出力すべき印刷要求または保留すべき印刷要求のいず
れかを発行する発行工程(図10のステップ(1))
と、前記印刷装置に対して発行された各印刷要求に対し
てそれぞれ前記印刷装置から通知される第1の識別情報
または第2の識別情報を取得する取得工程(図10のス
テップ(2))と、該取得した前記第2の識別情報を表
示部(CRT111)に表示させる識別表示工程(図1
0のステップ(3))とを実行して、例えば図2に示し
たCPU101がROM103または外部メモリ11
2、その他の外部記憶媒体からRAM102のマップさ
れる領域に制御プログラム(図10のフローチャートに
従う)を実行して、コンピュータ1,2から発行する印
刷要求に保留オプションを選択的に付加し、該印刷要求
に対してプリンタ3から通知される異なる識別情報、第
1または第2の識別情報を取得し、特に、第2の識別情
報を取得した場合には、その第2の識別情報 をCRT
111に明示して、ユーザに保留解除情報として認識さ
せる。
【0078】また、図1に示したように、所定の通信媒
体(ネットワークLAN)を介して複数の情報処理装置
(コンピュータ1,2)と印刷装置(プリンタ3)とが
通信可能な印刷システムのデータ処理方法において、情
報処理装置から発行される随時出力すべき印刷要求をメ
モリ資源の第1の保持領域に順次保持させる第1の保持
工程(図11のステップ(1),(2))と、前記情報
処理装置から発行される保留すべき印刷要求を前記メモ
リ資源の第2の保持領域に保持させる第2の保持工程
(図11のステップ(1),(4))と、前記第1の保
持領域または第2の保持領域に保持された印刷要求発行
元に対してそれぞれ第1の識別情報または第2の識別情
報を通知する通知工程(図11のステップ(3),
(5))と、入力される前記第2の識別情報を検知する
検知工程(図11のステップ(6))と、該検知された
前記検知された前記第2の識別情報に基づいて前記第2
の保持領域に保持されていた保留すべき印刷要求を前記
第1の保持領域に対して随時出力すべき印刷要求として
保持させる保有解除工程(図11のステップ(6))と
を実行して、例えば図3に示したCPU211がROM
213または外部メモリ219、その他の外部記憶媒体
からRAM212のマップされる領域に制御プログラム
(図11にフローチャートに従う)を実行して、保留オ
プションが付加された印刷要求に対する第2の識別情報
が印刷装置の操作部210からユーザにより入力される
と、CPU211が保留ジョブテーブル301に保持さ
れる保留状態の印刷要求を随時処理する印刷要求を保持
するジョブキュー201側に追加格納して印刷要求を処
理させ、印刷要求発行後、ユーザにとって印刷を開始す
るのに都合が良い状況になるまで、印刷要求を保留して
おくことを可能とする。
【0079】さらに、随時出力すべき印刷要求または保
留すべき印刷要求のいずれかを発行する発行工程(図1
0のステップ(1))と、前記印刷装置に対して発行さ
れた各印刷要求に対してそれぞれ前記印刷装置から通知
される第1の識別情報または第2の識別情報を取得する
取得工程(図10んぼステップ(2))と、該取得した
前記第2の識別情報を表示部(CRT111)に表示さ
せる識別表示工程(図10のステップ(3))とを含
む、コンピュータが読みこむことができるプログラムを
格納した記憶媒体とするものである。すなわち、後述す
る外部記憶媒体または内部の記憶資源に図10に示す工
程に対応するプログラムコードを記憶させ、該プログラ
ムコードを記憶した記憶媒体からCPU101が読み出
して実行する形態も本発明の実施形態に含まれるもので
ある。
【0080】また、情報処理装置から発行される随時出
力すべき印刷要求をメモリ資源の第1の保持領域に順次
保持させる第1の保持工程(図11のステップ(1),
(2))と、前記情報処理装置から発行される留保すべ
き印刷要求を前記メモリ資源の第2の保持領域に保持さ
せる第2の保持工程(図11のステップ(1),(4)
と、前記第1の保持領域または第2の保持領域に保持さ
れた印刷要求発行元に対してそれぞれ第1の識別情報お
よび第2の識別情報を通知する通知工程(図11のステ
ップ(3),(5))と、入力される前記第2の識別情
報を検知する検知工程(図11のステップ(6))と、
該検知された前記第2の識別情報に基づいて前記第2の
保持領域に保持されていた保留すべき印刷要求を前記第
1の保持領域に対して随時出力すべき印刷要求として保
持させる保留解除工程(図11のステップ(6))とを
含む、コンピュータが読むことができるプログラムを格
納した記憶媒体とするものである。すなわち、後述する
外部記憶媒体または内部の記憶資源に図11に示す工程
に対応するプログラムコードを記憶させ、該プログラム
コードを記憶した記憶媒体からCPU211が読み出し
て実行する形態も本発明の実施形態に含まれるものであ
る。
【0081】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、LANにより複数のコンピュータで共有しているプ
リンタで印刷を行う場合に、コンピュータ上でのドキュ
メント作成が完了し、印刷命令を発行しても、直ぐに印
刷を開始させるのではなく、ユーザが印刷を開始するの
に都合が良い状況になった時に、出力先のプリンタを直
接操作して、印刷の保留を解除し、印刷を開始させる印
刷処理環境を自在に構築することができる。
【0082】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0083】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0084】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0085】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0086】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0087】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0088】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る印刷
装置およびデータ処理方法によれば、情報処理装置側よ
り保留すべき印刷要求が発行されると該印刷要求を保持
手段に保持し印刷要求を識別する識別情報を印刷要求の
発行元の情報処理装置に対して通知するとともに、入力
手段を介して入力される前記保留すべき印刷要求に対す
る識別情報に基づいて保持手段に保持された印刷要求を
特定し、随時出力すべき印刷要求として第2の保持手段
に保持させることにより、前記保持手段に保留しておい
た印刷要求を随時出力すべき印刷要求とするような際
の、ユーザの印刷要求の識別情報を決定する煩雑な作業
を減らすことができる。本発明に係る印刷システムおよ
びデータ処理方法によれば、印刷要求を識別する識別情
報を印刷要求の発行元の情報処理装置に対して通知し
て、該通知される識別情報を情報処理装置側が取得して
情報処理装置側で識別情報を把握可能にするとともに、
入力される、保留すべき印刷要求に対する識別情報に基
づいて保持手段に保留された印刷要求を特定し、第2の
保持手段に随時出力すべき印刷要求として保持させるこ
とにより、ユーザにとっての印刷要求の識別情報の決定
の作業を減少させつつ保留された印刷要求を随時出力す
べく印刷要求として第2の保持手段に保持させることが
でき、さらに重複することを防止するようにした識別情
報を利用した印刷要求処理を自在に行える印刷システム
およびデータ処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すプリンタシステムの
概略を説明するブロック図である。
【図2】図1に示したコンピュータの内部構成を説明す
るブロック図である。
【図3】図1に示したプリンタの構成を説明するブロッ
ク図である。
【図4】図3に示したプリンタに到着した印刷要求を格
納するジョブキューの概要を説明する図である。
【図5】図3に示したプリンタのメモリ資源に確保され
る保留ジョブテーブルの概要を説明する図である。
【図6】図3に示したプリンタのメモリ資源に確保され
る各印刷要求に対応する実際の印刷データを格納するデ
ータファイルの構成を説明する図である。
【図7】図1に示したプリンタシステムのデータ処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図8】図7に示したスプールプロセスの詳細手順の一
例を示すフローチャートである。
【図9】図2に示したコンピュータのメモリ資源に記憶
されるプリンタドライバによるデータ処理手順の一例を
示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る印刷システムの印刷ジョブの保
留/保留解除処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明に係る印刷システムの印刷ジョブの保
留/保留解除処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図12】図7,図8,図11に示したフローチャート
のステップに対応するプログラムを格納する記憶媒体の
メモリマップである。
【図13】図9,図10に示したフローチャートのステ
ップに対応するプログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップである。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 コンピュータ 3 プリンタ 101 CPU 102 RAM 103 ROM 210 操作部 211 CPU 212 RAM 213 ROM

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して情報処理装置と
    通信可能な印刷装置において、 前記情報処理装置から発行される保留すべき印刷要求を
    保持する保持手段と、 前記印刷要求を識別する識別情報を決める決定手段と、 前記決定手段により決められた前記印刷要求を識別する
    識別情報を前記印刷要求の発行元の情報処理装置に対し
    て通知する通知手段と、 前記情報処理装置から発行される随時出力すべき印刷要
    求を保持する第2の保持手段と、 前記保留すべき印刷要求に対する識別情報を入力する入
    力手段と、 前記入力手段に入力された前記識別情報に基づいて前記
    保持手段に保持された印刷要求を特定し、前記第2の保
    持手段に随時出力すべき印刷要求として保持させる保持
    解除手段と、 を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段に保持されている印刷要求
    の識別情報を表示する表示手段を有し、 前記保持解除手段は前記表示手段に表示された前記識別
    情報の中から、指定された識別情報に対する保留を解除
    することを特徴とする請求項1に記載された印刷装置。
  3. 【請求項3】 所定の通信媒体を介して複数の情報処理
    装置と印刷装置とが通信可能な印刷システムにおいて、 情報処理装置に設けられた保留すべき印刷要求を発行す
    る発行手段と、 前記印刷装置で決められ、印刷要求元に通知されてくる
    前記印刷要求を識別するための識別情報を取得する取得
    手段と、 前記保留すべき印刷要求に対する識別情報を表示させる
    表示手段と、 前記情報処理装置から発行される保留すべき印刷要求を
    保持させる保持手段と、 前記印刷要求を識別する識別情報を決める決定手段と、 前記決定手段により決められた前記印刷要求を識別する
    識別情報を前記印刷要 求の発行元の情報処理装置に対し
    て通知する通知手段と、 前記保留すべき印刷要求に対する識別情報を入力する入
    力手段と、 前記入力手段に入力された前記識別情報に基づいて前記
    保持手段に保持された印刷要求を特定し、随時出力すべ
    き印刷要求として第2の保持手段に保持させる保持解除
    手段とを有し、前記保留すべき印刷要求を識別するため
    の識別情報は重複がないように決められる識別情報であ
    ることを特徴とする印刷システム。
  4. 【請求項4】 所定の通信媒体を介して情報処理装置と
    通信可能な印刷装置におけるデータ処理方法において、 前記情報処理装置から発行される保留すべき印刷要求を
    保持部に保持させる保持ステップと、 前記印刷要求を識別する識別情報を決める決定ステップ
    と、 前記決定ステップにより決められた前記印刷要求を識別
    する識別情報を前記印刷要求の発行元の情報処理装置に
    対して通知する通知ステップと、 前記情報処理装置から発行される随時出力すべき印刷要
    求を第2の保持部に保持させる第2の保持ステップと、 前記保留すべき印刷要求に対する識別情報を入力する入
    力ステップと、 前記入力ステップにおいて入力された前記識別情報に基
    づいて前記保持部に保持された印刷要求を特定し、前記
    第2の保持部に随時出力すべき印刷要求として保持させ
    る保持解除ステップと、 を有することを特徴とするデータ処理方法。
  5. 【請求項5】 所定の通信媒体を介して複数の情報処理
    装置と印刷装置とが通信可能な印刷システムにおけるデ
    ータ処理方法において、 前記情報処理装置による保留すべき印刷要求を発行する
    発行ステップと、 前記印刷装置で決められ、印刷要求元に通知されてくる
    前記印刷要求を識別するための識別情報を取得する取得
    ステップと、 前記保留すべき印刷要求に対する識別情報を表示部に表
    示させる表示ステップと、 前記情報処理装置から発行される保留すべき印刷要求を
    保持部に保持させる保持ステップと、 前記印刷要求を識別する識別情報を決める決定ステップ
    と、 前記決定ステップにより決められた前記印刷要求を識別
    する識別情報を前記印刷要求の発行元の情報処理装置に
    対して通知する通知ステップと、 前記識別情報のうち保留すべき印刷要求に対する識別情
    報を入力する入力ステップと、 前記入力ステップに入力された前記識別情報に基づいて
    前記保持部に保持された印刷要求を特定し、随時出力す
    べき印刷要求として第2の保持部に保持させる保持解除
    ステップとを有し、 前記保留すべき印刷要求を識別するための識別情報は重
    複がないように決められる識別情報であることを特徴と
    するデータ処理方法。
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