JP3298387B2 - 車の搬送設備 - Google Patents

車の搬送設備

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JP3298387B2 JP30490095A JP30490095A JP3298387B2 JP 3298387 B2 JP3298387 B2 JP 3298387B2 JP 30490095 A JP30490095 A JP 30490095A JP 30490095 A JP30490095 A JP 30490095A JP 3298387 B2 JP3298387 B2 JP 3298387B2
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  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造ラインや検査
ライン、ストレージラインなどにおいて、分割パレット
を介して車を搬送ラインに沿って搬送するための車の搬
送設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車を搬送経路に沿ってパレット搬
送する場合、通常コンベヤ装置が配設され、駆動力がコ
ンベヤベルトやコンベヤローラからパレットに伝達され
て搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、搬送経路上で
任意の速度で搬送制御する場合、駆動力の伝達範囲を細
分化しても極めて困難であるという問題があった。その
解決手段として、車またはパレットを駆動する搬送機を
搬送経路に沿って移動自在に配置することもできるが、
搬送設備が大形になるという問題があった。
【0004】本発明のうち請求項1記載の発明は、左右
に分離された分割パレットを採用することにより上記問
題点を解決して、全体をコンパクトに構成できて搬送速
度の制御も容易な車の搬送設備を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の車の搬送設備は、車の前後の
右車輪を載置する右パレット本体と、前後の左車輪を載
置する左パレット本体とからなり車体により左右の分割
パレットが一体化される分割パレットを使用して車を搬
送する車搬送装置であって、車を搭載したこれらパレッ
ト本体を左右一対の遊転ローラコンベヤ上にそれぞれ配
置し、車の一部に係合する係合部材を有して搬送経路に
沿って前記遊転ローラコンベヤ間を移動自在な搬送手段
を設け、搬送手段により、車輪を介してパレット本体と
共に車をローラコンベヤ上で搬送可能に構成したもので
ある。
【0006】上記車の搬送設備によれば、左右の前後車
輪をそれぞれ載置する一対のパレット本体からなるパレ
ット本体を採用し、搬送ラインには、パレット本体をそ
れぞれ移動自在に支持する左右一対の遊転ローラコンベ
ヤと、これら遊転ローラコンベヤ間を搬送経路に沿って
移動自在な搬送装置を配置したので、全体をコンパクト
に構成できるとともに、搬送手段の移動速度により、車
の搬送速度を容易に制御することができる。また、パレ
ット本体は、一体のパレットに比較して大幅に小型化、
軽量化することができるので、特に空荷時などの搬送や
格納が極めて容易になり、これを循環使用するパレット
回収装置や収納設備のコンパクト化を図ることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る車の搬送設
備の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
【0008】まずこの搬送設備に使用する分割パレット
を図4を参照して説明する。この分割パレットは、車M
の前後の右車輪1R,2Rと前後の左車輪1L,2Lを
それぞれ搭載する2枚一組の同一構造のパレット本体3
からなり、車体MBを介して2枚のパレット本体3が一
体化され、後述する搬送装置によりパレット本体3が同
期駆動されて搬送される。
【0009】このパレット本体3は、平面視が前後方向
に長い矩形状で、前部には前輪1R,1Lを少し落とし
込んで位置決め係止する係止部である係止口4が形成さ
れている。またパレット本体3の長辺部3a両側には、
それぞれ厚みのある合成ゴムなどからなる緩衝ブロック
5が設けられ、空荷時にパレット本体3同士が左右方向
に接近して搬送した時に衝突時の衝撃が緩和される。ま
た長辺部3aの中央左右位置には、空荷時用のガイドロ
ーラ7が上下方向の軸心回りに回転自在に設けられてい
る。
【0010】図1〜図3に示すように、この分割パレッ
トを使用する搬送ラインLには、パレット本体3より幅
の広い左右一対の遊転ローラコンベヤ11A,11Bが
配置され、ローラコンベヤ11A,11B間に搬送手段
である搬送装置12が設けられている。この搬送装置1
2は、遊転ローラコンベヤ11A,11B間に搬送経路
Lに沿う搬送溝21が形成され、これら搬送溝21内に
互いに対向する平板状の走行レール22R,22Lが配
置されている。この走行レール22R,22Lには、搬
送台車23が移動自在に配設されている。
【0011】この搬送台車23には、左右の前輪1R,
1Lの両内側面に振れ防止ローラ24R,24Lを押し
付けて車Mの一部である前輪1R,1Lを左右方向に保
持する振れ防止装置25と、搬送台車23に搭載され前
輪1R,1Lの前部に突出されて前輪1R,1L前方へ
の移動を規制する前部ホールド部材である前部ホールド
ローラ26R,26L、および前輪1R,1Lの後部に
配置されて前輪1R,1Lを介してパレット本体3,3
を前方に推進する後部ホールド部材である後部ホールド
ローラ27R,27Lを有する推進装置28とを具備し
ている。
【0012】前記搬送台車23は、台車部23aと駆動
部23bからなり、台車部23aには走行レール22
R,22Lを転動する複数のガイドローラ29が設けら
れている。また駆動部23bには、反力受けローラ30
を挟んで右走行レール22Rの内面に当接される走行モ
ータ31aにより回転駆動される走行駆動ローラ31が
設けられている。またこの搬送台車23には、搬送台車
23およびその付帯装置への動力源を供給するケーブル
ベヤ(図示せず)または搬送経路Lに沿う給電レールに
摺接する集電装置が設けられている。
【0013】振れ防止装置25は、たとえば出退シリン
ダ装置32によりラック・ピニオン機構を使用した出退
機構33を介して同期して出退される振れ防止ローラ2
4R,24Lがそれぞれ回転自在に配設されている。こ
れら振れ防止ローラ24R,24Lは、ホイールとの接
触を回避するように構成されている。
【0014】推進装置28は、回動シリンダ装置34
a,34bにより、前部ホールドローラ26R,26L
と後部ホールドローラ27R,27Lとをそれぞれリン
ク機構からなる回動装置34A,34Bを介して垂直ピ
ン35R,35L,36R,36Lを中心に90°回動
させて出退可能に構成される。また、後部ホールドロー
ラ27R,27Lは先端部から基端側に縮径されたテー
パ状に形成され、前輪1R,1Lに付加される推進力を
前方でかつ中心側に向けることにより、パレット本体
3,3を安定して直進方向に前進させることができる。
【0015】上記構成において、ローラコンベヤ11
A,11Bに配置されたパレット本体3,3上に車Mが
搬入され、前輪1R,1Lが係止口4に落とし込まれて
係止されると、回動装置34A,34Bにより前部ホー
ルドローラ26R,26Lおよび後部ホールドローラ2
7R,27Lが回動されて前輪1R,1Lの前後に突出
されるとともに、出退機構33により振れ防止ローラ2
4R,24Lが突出され、前輪1R,1Lの内面が押圧
され保持される。そして搬送台車23が前方に移動され
ることにより、駆動力が後部ホールドローラ27R,2
7Lから前輪1R,1Lを介してパレット本体3,3に
伝達され車Mがパレット本体3,3と共に前方に移動さ
れる。
【0016】上記実施の形態によれば、左右の前後車輪
1R,2R、1L,2Lをそれぞれ搭載する同一構造の
パレット本体3,3を車体MBにより一体化する分割パ
レットを使用するとともに、車Mの前輪1R,1Lを前
部および後部のホールドローラ26R,26L,27
R,27Lにより係止して搬送台車23を遊転ローラコ
ンベヤ11A,11B間で移動させて搬送するので、搬
送ラインLには、構造の簡単な一対の遊転ローラコンベ
ヤ11A,11Bを配設するだけでよく、長い搬送ライ
ンLであっても低コストで設置することができ、全体を
コンパクトに構成することができ、さらに搬送台車23
の移動速度を制御することで、車の搬送速度を任意に制
御することができる。さらに、分割パレットを使用する
ので、パレット本体3の空荷状態での回送や収納を容易
に行える。
【0017】またパレット本体3の前部に形成した係止
口4に、前輪1R,1Lを落とし込んで位置決め係止す
るので、左右のパレット本体3,3を確実に一体化する
ことができ、さらに搬送装置12により、車の基準とな
る前輪1R,1Lを係止して搬送するので、車体形状や
大きさの異なる車種であっても、同一に取り扱うことが
でき、搬送を容易に行うことができる。
【0018】なお、上記実施の形態では、位置決め保持
用の振れ防止部材に振れ防止ローラ24R,24Lを採
用するとともに、前部および後部のホールド部材に、ホ
ールドローラ26R,26L,27R,27Lを採用し
たが、タイヤに傷が付かないロッドや円柱状のブロッ
ク、弾性体などを使用してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上に述べたごとく、本発明によれば、
左右の前後車輪をそれぞれ載置する一対のパレット本体
からなるパレット本体を採用し、搬送ラインには、パレ
ット本体をそれぞれ移動自在に支持する左右一対の遊転
ローラコンベヤと、これら遊転ローラコンベヤ間を搬送
経路に沿って移動自在な搬送装置を配置したので、全体
をコンパクトに構成できるとともに、搬送手段の移動速
度により、車の搬送速度を容易に制御することができ
る。また、パレット本体は、一体のパレットに比較して
大幅に小型化、軽量化することができるので、特に空荷
時などの搬送や格納が極めて容易になり、これを循環使
用するパレット回収装置や収納設備のコンパクト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車の搬送設備の実施の形態を示
し、搬送装置を説明する概略斜視図である。
【図2】同搬送装置の平面図である。
【図3】同搬送装置の側面図である。
【図4】同搬送設備に使用する分割パレットを示す斜視
図である。
【符号の説明】
M 車 MB 車体 L 搬送経路 1R,1L 前輪 2R,2L 後輪 3 パレット本体 4 係止口 11A,11B 遊転ローラコンベヤ 22R,22L 走行レール 23 搬送台車 26R,26L 前部ホールドローラ 27R,27L 後部ホールドローラ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車の前後の右車輪を載置する右パレット本
    体と、前後の左車輪を載置する左パレット本体とからな
    り車体により左右の分割パレットが一体化される分割パ
    レットを使用して車を搬送する車搬送装置であって、車
    を搭載したこれらパレット本体を左右一対の遊転ローラ
    コンベヤ上にそれぞれ配置し、車の一部に係合する係合
    部材を有して搬送経路に沿って前記遊転ローラコンベヤ
    間を移動自在な搬送手段を設け、搬送手段により、車の
    一部を介して車と共にパレット本体をローラコンベヤ上
    で搬送可能に構成したことを特徴とする車の搬送設備。
  2. 【請求項2】パレット本体に車輪を位置決め係止する係
    止部を設けたことを特徴とする請求項1記載の車の搬送
    設備。
  3. 【請求項3】係合部材が係合される車の一部を、前部車
    輪または後部車輪としたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の車の搬送設備。
  4. 【請求項4】搬送手段は、左右のパレット本体をそれぞ
    れ案内する遊転ローラコンベヤ間に搬送経路に沿って配
    設された搬送レールと、この搬送レールに沿って移動自
    在な搬送台車と、この搬送台車に配設されて左右の車輪
    の前部に配置されて車輪の前方への移動を規制する前部
    ホールド部材およびこれら左右の前記車輪の後部に配置
    されて車輪を推進する後部ホールド部材とを具備したこ
    とを特徴とする請求項3記載の車の搬送設備。
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