JP3297973B2 - 固定クリップ - Google Patents

固定クリップ

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JP3297973B2
JP3297973B2 JP17691595A JP17691595A JP3297973B2 JP 3297973 B2 JP3297973 B2 JP 3297973B2 JP 17691595 A JP17691595 A JP 17691595A JP 17691595 A JP17691595 A JP 17691595A JP 3297973 B2 JP3297973 B2 JP 3297973B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の各種取付部品
を所定のパネルに固定するために使用されるツーピース
型クリップの内、特に、防水性に富んだ固定クリップの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ツーピース型固定クリップ
の一例として、例えば、実公昭61−37847号公報
に示すものが存する。該従来の固定クリップは、フラン
ジ部から胴部にかけて内孔を穿ったグロメット体と、該
グロメット体の内孔内に回転可能に差し込まれる軸部を
有するピン体の2部品から成り、前者のグロメット体
は、その内孔をフランジ部側のみならず胴部の下端側に
も開口する貫通状となすと共に、当該胴部を複数のスリ
ットで分割して、各分割胴片の内面に係止突起を設ける
構成となっている。又、後者のピン体は、その拡大頭部
から垂下する軸部の外周に螺旋状の段部を連続して設け
る構成となっている。
【0003】そして、実際の使用に際しては、グロメッ
ト体の胴部をパネル側に予め穿設されている取付孔に係
着した後、当該胴部の内孔と取付部品側の通孔とを合致
させながら、ピン体の軸部をグロメット体の内孔内に差
し込むと、該軸部に設けられている螺旋状の段部に上記
各分割胴片の係止突起が係止すると同時に、各分割胴片
がスリットを介して外方に拡開するので、これにより、
取付部品がパネル側に固定されることとなる。
【0004】逆に、取付部品の固定状態を解除する必要
が生じたような場合には、ピン体の拡大頭部に形成され
ている溝等を利用して、ピン体を所定方向に回転させる
と、上記軸部側の螺旋状段部の作用で、グロメット体の
内孔からピン体の軸部を引き抜くことが可能となるの
で、これにより、取付部品をパネル側から取り外すこと
が可能となる。
【0005】従って、斯る従来固定クリップの下では、
取付部品をパネル側に確実に固定できる上に、取付部品
を必要に応じてパネル側から取り外すこともできる利点
を有することとなるが、反面、グロメット体の胴部に穿
たれる内孔が貫通状を呈するばかりか、胴部を複数のス
リットを介して拡開可能に分割する構成を採用している
関係で、防水性が求められる個所での使用には不向きと
されている。
【0006】そこで、防水性が求められる個所に使用さ
れる固定クリップに対しては、具体的には図示しない
が、通常、グロメット体の胴部に穿たれる内孔を底壁を
有する盲孔状となして、専ら、当該盲孔状内孔の内側に
おいて、その係止突起にピン体側に設けられている段部
を係止させる構成が採用されている訳である。しかし、
この盲孔構造の下で、取付部品を必要に応じてパネル側
から取り外す場合には、ピン体の軸部をグロメット体の
盲孔状内孔から無理矢理に引き抜かなければならないの
で、今度は、取付部品の取外作業が徒に大変となると共
に、取り外し時に、盲孔状内孔の壁面に設けられている
係止突起などが破損して、再使用が不可能となってしま
う恐れが十分にあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この為、斯る不都合に
鑑み、例えば、実開平2−50508号公報に示す防水
キャップを別に備える固定クリップが提案されている。
即ち、この固定クリップは、グロメット体とピン体に関
しては、先に説明した従来と同様なものを使用するが、
上記の防水キャップを、パネルの取付孔の孔縁に当接す
るフランジ部と、該フランジ部側のみが開口する袋部を
有する構造となして、特に、後者の袋部内にグロメット
体を収納することにより、グロメット体とピン体の連結
部における防水性を確保せんとしたものである。
【0008】従って、当該防水キャップを備える固定ク
リップの下では、例え、防水性に欠けるグロメット体と
ピン体を使用したとても、一応、防水性が十分に確保さ
れると同時に、取付部品をパネル側から比較的簡単に取
り外すことが可能となるが、今度は、防水キャップの使
用に伴い、通常のツーピース型のものと比較すると、部
品点数や作業工程が増加して、現今の合理化の要請に反
する結果となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る従来の課
題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1
記載の発明は、フランジ部から胴部にかけて盲孔状の内
孔を穿ったグロメット体と、該グロメット体の内孔内に
回転可能に差し込まれる軸部を有するピン体から成る固
定クリップにおいて、グロメット体の内孔の対向する壁
面に一対の係止突起を設け、ピン体の軸部の先端側を上
記一対の係止突起の間隔巾よりも小さな巾寸法となし
て、当該小巾寸法の先端の対向する側面に上記各係止突
起に係脱可能に係止する一対の張出肩を設け、且つ、グ
ロメット体の内孔壁面側又はピン体の軸部側のいずれか
一方に、上方に迫り上がるテーパーガイド面を形成し、
他方に当該テーパーガイド面上を摺動する凸部を形成し
て、ピン体の回転に伴い、張出肩と係止突起の係止状態
が解かれた時に、上記テーパーガイド面に対する凸部の
摺動で、ピン体を上方へ押し上げる構成を採用した。
【0010】又、請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明を踏まえて、グロメット体の内孔に設けられ
る係止突起側に凸部を形成する一方、ピン体の張出肩が
設けられていない軸部先端面側にテーパーガイド面を形
成して、当該テーパーガイド面の下縁ラインに高低差を
持たせる構成を採用した。
【0011】
【0012】
【作用】依って、請求項1記載の発明にあっては、グロ
メット体の胴部をパネルの取付孔に係着した後、当該胴
部の盲孔状内孔内にピン体の軸部を差し込むと、小巾寸
法の軸部先端側に設けられている一対の張出肩が、盲孔
状内孔の対向する壁面に設けられている各係止突起に係
止するので、これにより、防水性が十分に確保された状
態の下で、取付部品をパネル側に固定できる。
【0013】そして、この固定された取付部品をパネル
側から取り外す場合には、ピン体自体をグロメット体の
盲孔状内孔内で90°回転させると、軸部の先端に設け
られている一対の張出肩が、対応する係止突起との係止
状態を徐々に解きながら同方向に回転して、一対の係止
突起の間に位置することとなるので、後は、このまま、
ピン体を引き抜くだけで、取付部品をパネル側から簡単
に取り外すことが可能となる。
【0014】又、上記したピン体の回転時に、テーパー
ガイド面と凸部の摺動作用を得て、ピン体を上方へ強制
的に押し上げることが可能となるので、作業者は、斯る
ピン体の押し上げ状態を目視することにより、張出肩と
係止突起との係止状態が解かれたことを即座に確認でき
ると共に、ピン体の引き抜き時には、その上方に押し上
げられた状態を積極的に利用して、ピン体の軸部をグロ
メット体の内孔内から容易に引き抜くことが可能とな
る。
【0015】更に、請求項2記載の発明にあっては、テ
ーパーガイド面の下縁ラインに高低差を持たせた関係
で、ピン体の軸部先端側に不要な境目を生じさせること
がなくなるので、ピン体の回転作業がスムーズに行なえ
ることとなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図示する各実施例に基づいて
詳述すれば、第一実施例に係る固定クリップも、図1に
示す如く、フランジ部2から胴部3にかけて盲長孔状の
内孔4を穿ったグロメット体1と、該グロメット体1の
内孔4内に回転可能に差し込まれる軸部12を有するピ
ン体11の2部品から成ることを前提とするものである
が、特徴とするところは、以下の構成を採用した点にあ
る。
【0017】まず、前者のグロメット体1は、合成樹脂
の一体成形品で、図2にも示す如く、その楕円状を呈す
る胴部3に穿たれる盲長孔状内孔4の対向する長辺側の
壁面に、一対の係止突起5を向い合わせ状態に設けると
共に、同胴部3の長辺側の各外面にパネルの取付孔の孔
縁に係止する一対の係止肩6を形成する構成となってい
る。又、第一実施例にあっては、これに限定されるもの
ではないが、上記各係止突起5の上端縁を後述するテー
パーガイド面上を摺動する凸部7として積極的に利用す
る構成を併せて採用している。
【0018】他方、後者のピン体11は、これも、合成
樹脂の一体成形品で、図3にも示す如く、その拡大頭部
13を上記グロメット体1のフランジ部2と相似する楕
円形状となして、当該拡大頭部13の上面に工具類の先
端部を嵌入する十字溝14を付設する一方、拡大頭部1
3から垂下する軸部12の先端12a側を角柱状に面取
りして、上記一対の係止突起5の間隔巾L1よりも小さ
な巾寸法L2となし、当該小巾寸法の先端12aの対向
する側面に同一の巾寸法L2をもって上記各係止突起5
の下面に係脱可能に係止する一対の張出肩15を設け
て、該一対の張出肩15に先細り形状を付与すると共
に、一対の張出肩15が設けられていない軸部先端12
aの対向する側面に上方に向かって迫り上がる一対の長
寸テーパーガイド面16を積極的に形成する構成となっ
ている。
【0019】尚、第一実施例にあっては、図示する如
く、軸部先端12aの一対の張出肩15が設けられてい
る側面にもテーパー面17を形成しているが、その下縁
ライン17aを上記テーパーガイド面16の下縁ライン
16aよりも上位に位置するように短寸となしている関
係で、少なくとも、ピン体11の回転時には、当該テー
パー面17が上記係止突起5の凸部7と積極的に干渉す
ることはない。
【0020】依って、斯る構成のグロメット体1とピン
体11を用いて、取付部品P1を所定のパネルP2側に
固定する場合には、上記フランジ部2と各係止肩6の挾
持作用を得て、パネルP2の取付孔H2にグロメット体
1の胴部3を係着した後、当該胴部3の盲長孔状内孔4
と取付部品P1の通孔H1とを一致させて、拡大頭部1
3とグロメット体1のフランジ部2との相似形状を合わ
せながら、胴部3の盲長孔状内孔4内にピン体11の軸
部12を差し込むと、図4に示す如く、胴部3の長辺側
壁の撓みを得て、一対の張出肩15が対応する係止突起
5の下面に自動的に係止するので、これにより、防水性
が十分に確保された状態の下で、取付部品P1がパネル
P2側に確実に固定される。
【0021】逆に、この固定された取付部品P1をパネ
ルP2側から取り外す場合には、ピン体11の拡大頭部
13に付設された十字溝14内に工具類(図示せず)の
先端部を嵌入して、ピン体11をその軸部12と一緒に
盲長孔状内孔4内で90°回転させると、図5に示す如
く、軸部12の小巾先端12a側に設けられている一対
の張出肩15が、対応する係止突起5との係止状態を徐
々に解きながら同方向に回転して、当該各張出肩15が
一対の係止突起5の間に位置することとなる。
【0022】他方、斯るピン体11の90°回転によ
り、今度は、図示する如く、上方に迫り上がる長寸の各
テーパーガイド面16が係止突起5側に移行することと
なるので、この移行過程で、当該各テーパーガイド面1
6上を対応する係止突起5の凸部7が下方へ摺動して、
ピン体11自体をその摺動分だけ上方へ強制的に押し上
げることとなる。
【0023】従って、作業者は、このピン体11の押し
上げ状態を目視することにより、張出肩15と係止突起
5との係止状態が解かれたことを即座に確認できるの
で、後は、このまま、ピン体11の軸部12を上記盲長
孔状内孔4内からを引き抜くだけで、取付部品P1をパ
ネルP2側から簡単に取り外すことが可能となる訳であ
るが、ピン体11が押し上げられていることは、その引
き抜き時に、拡大頭部13の把持が至って容易となるの
で、ピン体11の引抜作業も難なく行なえることとな
る。その上、取付部品P1の取り外しに際しては、グロ
メット体1やピン体11側が破損したり変形する心配が
全くないので、再使用も十分に可能となる。
【0024】尚、上記の第一実施例にあっては、ピン体
11の軸部先端12a側にテーパーガイド面16を形成
するに際して、当該テーパーガイド面16の下縁ライン
16aを同一レベルとなしているが、例えば、図6に示
す如く、テーパーガイド面16の下縁ライン16aに傾
斜状の高低差を持たせて、当該下縁ライン16aの高位
端を上記テーパー面17の下縁ライン17aと一致させ
る構成となせば、角柱状を呈する軸部12の小巾先端1
2a側において、テーパーガイド面16とテーパー面1
7の間に不要な境目を生じさせることがなくなるので、
ピン体11の回転作業はより一層スムーズに行なえる利
点がある。尚、この場合においても、終局的には、長寸
のテーパーガイド面16に対する係止突起5の凸部7の
摺動作用で、ピン体11が上方へ強制的に押し上げられ
ることは言うまでもない。
【0025】次に、第二実施例に係る固定クリップを説
明すると、当該第二実施例のものも、基本的には、上記
第一実施例の構成をそのまま踏襲するものであるが、異
なるところは、図7に示す如く、グロメット体1の各係
止突起5のテーパー状上面を上方に迫り上がるテーパー
ガイド面16として利用し、ピン体11の張出肩15が
設けられていない軸部12の対向する側面に当該テーパ
ーガイド面16上を摺動する凸部7を一体に形成する構
成となしたものである。
【0026】依って、この第二実施例にあっても、具体
的には図示しないが、胴部3の盲長孔状内孔4内にピン
体11の軸部12を差し込むと、一対の張出肩15が対
応する係止突起5の下面に自動的に係止して、防水性が
十分に確保された状態の下で、取付部品P1をパネルP
2側に固定できると共に、取付部品P1をパネルP2か
ら取り外す場合には、第一実施例と同様に、ピン体11
自体をその軸部12と一緒に盲長孔状内孔4内で90°
回転させると、一対の張出肩15が対応する係止突起5
との係止状態を解いて、一対の係止突起5の間に位置す
ることとなるので、後は、このまま、ピン体11の軸部
12を盲長孔状内孔4内から引き抜くだけで良い。
【0027】又、第二実施例にあっては、上記ピン体1
1の90°回転により、今度は、係止突起5側のテーパ
ーガイド面16上をピン体11側の凸部7が上方へ摺動
して、ピン体11をその摺動分だけ上方へ強制的に押し
上げることとなるので、結果的には、やはり、作業者
は、同様に、ピン体11の押し上げ状態を目視して、張
出肩15と係止突起5との係止状態が解かれたことを確
認できると共に、ピン体11の引き抜き時には、上方に
押し上げられた拡大頭部13を把持して、ピン体11の
軸部12をグロメット体1の盲長孔状内孔4内から簡単
に引き抜くことが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、従来の如き防水キャップを用いずとも、防水性
を十分に確保しながら、単に、ピン体を90°回転させ
るだけ、取付部品をパネル側から簡単に取り外すことが
可能となるので、使用上頗る実用的となる。
【0029】その上、ピン体の回転時に、テーパーガイ
ド面と凸部との摺動作用を得て、ピン体を上方へ強制的
に押し上げることは、作業者は、斯るピン体の押し上げ
状態を目視することにより、張出肩と係止突起との係止
状態が解かれたことを即座に確認できると共に、ピン体
の引き抜き時には、当該強制押し上げ状態の下で、例え
ば、ピン体の拡大頭部を把持して、ピン体の軸部をグロ
メット体の内孔内から容易に引き抜くことが可能となる
ので、作業性も至って良好となる。
【0030】又、テーパーガイド面の下縁ラインに高低
差を持たせることは、軸部先端側に不要な境目を生じさ
せることが防止できるので、ピン体の円滑な回転作業も
保障できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る固定クリップを示す
分解斜視図である。
【図2】(A)は図1のA−A線断面図、(B)は図1
のB−B線断面図である。
【図3】(A)はピン体の正面図、(B)は同側面図で
ある。
【図4】取付部品をパネルに固定した状態を示す要部断
面図である。
【図5】ピン体を90°回転して、張出肩と係止突起と
の係止状態が解除された状態を示す要部断面図である。
【図6】第一実施例におけるピン体の変形例を示す側面
図である。
【図7】本発明の第二実施例を張出肩と係止突起との係
止状態が解除された状態をもって示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 グロメット体 2 フランジ部 3 胴部 4 盲長孔状内孔 5 係止突起 6 係止肩 7 凸部 11 ピン体 12 軸部 12a 軸部の小巾先端 13 拡大頭部 14 十字溝 15 張出肩 16 テーパーガイド面 16a テーパーガイド面の下縁ライン 17 テーパー面 17a テーパー面の下縁ライン P1 取付部品 H1 通孔 P2 パネル H2 取付孔 L1 係止突起の間隔巾 L2 軸部先端の巾寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 21/04 F16B 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部から胴部にかけて盲孔状の内
    孔を穿ったグロメット体と、該グロメット体の内孔内に
    回転可能に差し込まれる軸部を有するピン体から成る固
    定クリップにおいて、グロメット体の内孔の対向する壁
    面に一対の係止突起を設け、ピン体の軸部の先端側を上
    記一対の係止突起の間隔巾よりも小さな巾寸法となし
    て、当該小巾寸法の先端の対向する側面に上記各係止突
    起に係脱可能に係止する一対の張出肩を設け、且つ、グ
    ロメット体の内孔壁面側又はピン体の軸部側のいずれか
    一方に、上方に迫り上がるテーパーガイド面を形成し、
    他方に当該テーパーガイド面上を摺動する凸部を形成し
    て、ピン体の回転に伴い、張出肩と係止突起の係止状態
    が解かれた時に、上記テーパーガイド面に対する凸部の
    摺動で、ピン体を上方へ押し上げるように構成したこと
    を特徴とする固定クリップ。
  2. 【請求項2】 グロメット体の内孔に設けられる係止突
    起側に凸部を形成する一方、ピン体の張出肩が設けられ
    ていない軸部先端面側にテーパーガイド面を形成して、
    当該テーパーガイド面の下縁ラインに高低差を持たせた
    ことを特徴とする請求項1記載の固定クリップ。
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