JP6362999B2 - パネル孔への取付体 - Google Patents
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Description
本発明の請求項2に係るパネル孔への取付体は、パネルに形成されているパネル孔に取り付けられ、一方向に延びる断面円状の貫通孔が形成されている雌部材と、前記貫通孔に挿入される円柱状の脚部と、前記脚部の端部に形成される頭部とを有する雄部材と、前記雄部材を前記一方向に移動させて前記脚部を前記貫通孔に挿入することで前記雄部材を前記雌部材に係合させ、前記雄部材が前記雌部材に係合した状態で、前記雄部材を前記脚部の軸周りに回転させることで係合を解除させる係合手段と、前記雄部材が前記雌部材に係合した状態で、前記雄部材を前記脚部の軸周りに回転させると、前記一方向において前記頭部を前記パネルから離間する方向に移動させる離間手段と、を備え、前記離間手段は、前記雄部材の裏面から突出する乗上部と、前記雌部材に形成され、前記乗上部が突出する方向とは交差する方向に延びる片持ち状態とされており、前記雄部材の回動により前記乗上部が乗り上げるカム部とを有することを特徴とする。
サンバイザホルダ10(以下単に「ホルダ10」と記載する)は、図9に示されるように、車両室内200において、サンバイザ202の軸204を所定の位置に保持するために使用される部材である。
保持部材14は、樹脂材料で一体的に形成され、図8に示されるように、サンバイザ202の軸204を着脱可能に保持するように湾曲したホルダ部18(頭部の一例)と、ホルダ部18から上方側へ突出する円筒状(円柱状)の脚部20とを有している。
ホルダ部18の内部は空洞化され、ホルダ部18の内部には、ホルダ部18の意匠壁を補強するための補強用のリブ24が、部品幅方向に延びて形成されている(図3参照)。
脚部20は、図8に示されるように、リブ24の部品幅方向の中央部分から上方側に突出している。そして、脚部20において部品上下方向の中央側の部分には、片持ち状態で支持されている係止爪22が、部品幅方向の両側に突出するように2個形成されている。
グロメット部材16は、樹脂材料で一体的に形成され、図7、図8に示されるように、ルーフパネル210の貫通孔210Aを貫通する基部40と、基部40の下方側の部分に形成され、成形天井216の貫通孔216Aに挿入される胴部60とを有している。
基部40は、部品上下方向から見て矩形状とされ、図2(A)に示されるように、基部40の中央側には、脚部20(図8参照)が挿入されると共に、部品上下方向(一方向)に延びる断面円状の円孔42(貫通孔の一例)が形成されている。具体的には、保持部材14を部品上下方向の上方側に移動させることで、脚部20が円孔42に挿入されるようになっている。また、基部40の部品幅方向を向いた一対の側壁40Aには、図8に示されるように、円孔42の内部を外部に開放する矩形状の係止孔44(係止枠の一例)が夫々形成されている(図8では一方の係止孔44のみを示す)。そして、夫々の係止孔44は、部品上下方向に延びている。
胴部60は、図8に示されるように、成形天井216の貫通孔216Aに挿入される本体部62と、成形天井216から外部に露出して部品前後方向に延びる延設部66(カム部の一例)と、を有している。
次に、ホルダ10の作用について、ホルダ10をルーフパネル210に取り付ける取付作業と、ホルダ10の保持部材14をグロメット部材16から取り外す取外作業と、によって説明する。
ホルダ10をルーフパネル210に取り付ける場合には、図7、図8に示されるように、ルーフパネル210の下方側に成形天井216に重ねられ、図示は省略するが、下方側から見て、成形天井216の貫通孔216Aの中にルーフパネル210の貫通孔210Aが配置されている。
ホルダ10の保持部材14をグロメット部材16から取り外す場合には、作業者は、図1(A)(B)、図5(A)(B)に示されるように、保持部材14を脚部20の軸周りに回転させる。
14 保持部材(雄部材の一例)
16 グロメット部材(雌部材の一例)
18 ホルダ部(頭部の一例)
20 脚部
22 係止爪
22A 傾斜面
28 係止爪
28A 傾斜面
30 リブ(乗上部の一例)
42 円孔(貫通孔の一例)
44 係止孔(係止枠の一例)
48 溝部(係止枠の一例)
66 延設部(カム部の一例)
68 傾き面
210 ルーフパネル(パネルの一例)
216 成形天井(接触部材)
Claims (6)
- パネルに形成されているパネル孔に取り付けられ、一方向に延びる断面円状の貫通孔が形成されており、前記パネル孔を貫通する基部と、前記パネルに重ねられている板状の接触部材に形成された他の孔に挿入される胴部とを有する雌部材と、
前記貫通孔に挿入される円柱状の脚部と、前記脚部の端部に形成される頭部とを有する雄部材と、
前記雄部材を前記一方向に移動させて前記脚部を前記貫通孔に挿入することで前記雄部材を前記雌部材に係合させ、前記雄部材が前記雌部材に係合した状態で、前記雄部材を前記脚部の軸周りに回転させることで係合を解除させる係合手段と、
前記雄部材が前記雌部材に係合した状態で、前記雄部材を前記脚部の軸周りに回転させると、前記一方向において前記頭部を前記パネルから離間する方向に移動させる離間手段と、を備え、
前記離間手段は、
前記雌部材に形成され、前記脚部の周方向に対して傾斜する傾き面を有するカム部と、
前記雄部材に形成され、前記係合手段によって前記雄部材が前記雌部材に係合した状態で、前記雄部材を前記脚部の軸周りに回転させると、前記傾き面と当たって前記カム部に乗り上げる乗上部と、を有し、
前記係合手段によって前記雄部材と前記雌部材とが係合した状態で、前記雄部材の前記頭部は、前記接触部材に接触しており、前記カム部の前記傾き面は、前記接触部材の表面から突出しており、前記乗上部は、前記接触部材の板厚方向で、前記接触部材に対して離間しているパネル孔への取付体。 - パネルに形成されているパネル孔に取り付けられ、一方向に延びる断面円状の貫通孔が形成されている雌部材と、
前記貫通孔に挿入される円柱状の脚部と、前記脚部の端部に形成される頭部とを有する雄部材と、
前記雄部材を前記一方向に移動させて前記脚部を前記貫通孔に挿入することで前記雄部材を前記雌部材に係合させ、前記雄部材が前記雌部材に係合した状態で、前記雄部材を前記脚部の軸周りに回転させることで係合を解除させる係合手段と、
前記雄部材が前記雌部材に係合した状態で、前記雄部材を前記脚部の軸周りに回転させると、前記一方向において前記頭部を前記パネルから離間する方向に移動させる離間手段と、を備え、
前記離間手段は、前記雄部材の裏面から突出する乗上部と、前記雌部材に形成され、前記乗上部が突出する方向とは交差する方向に延びる片持ち状態とされており、前記雄部材の回動により前記乗上部が乗り上げるカム部とを有するパネル孔への取付体。 - 前記係合手段は、
前記脚部及び前記貫通孔の何れか一方に形成された係止枠と、
前記脚部及び前記貫通孔の何れか他方に形成され、前記係止枠と係合すると共に、前記脚部の周方向に対して傾斜する傾斜面を有し、弾性変形可能な係合爪と、
を備える請求項1又は2に記載のパネル孔への取付体。 - 前記カム部は、前記脚部の周方向に対して傾斜する傾き面を有し、
前記雄部材の回動により、前記乗上部は、前記傾き面と当たってカム部に乗り上げる請求項2又は3に記載のパネル孔への取付体。 - 前記雄部材が前記雌部材に係合した状態で、前記一方向から見て、前記乗上部を挟むように一対の前記カム部が配置されている請求項1〜4の何れか1項に記載されたパネル孔への取付体。
- 前記雄部材が前記雌部材に係合した状態で、前記一方向から見て、前記雄部材が前記雌部材を覆っている請求項1〜5の何れか1項に記載のパネル孔への取付体。
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