JP2016035307A - 取付部品の固定構造 - Google Patents

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清明 金田
Kiyoaki Kaneda
清明 金田
浩二 神尾
Koji Kamio
浩二 神尾
澄実 山畑
Sumi Yamahata
澄実 山畑
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Abstract

【課題】係止爪に力をかけずに取り外し作業が簡単に行える取付部品の固定構造を提供する。【解決手段】壁面に当接する取付面51を境に一方側に設けられる本体部5と、取付面51を境に他方側に設けられ、車室壁面に設けられた取付穴230に挿入される挿入部6と、を備え、挿入部6は、取付面51に対して立設方向に、かつ、対向するように設けられ、取付面側の基端間が取付穴230より幅広とされ、基端が取付穴230の縁部に係止される一対の係止爪73と、一対の係止爪73のそれぞれの胴部に設けられ、一対の係止爪73の基端側をそれぞれ取付穴230の内側に傾倒可能に支持する軸部74と、一対の係止爪73が取付穴に係止された状態で一対の係止爪73の先端間を拡開し、基端間が取付穴230よりも幅狭となるように一対の係止爪73を傾倒させて基端と取付穴との係止を解除する取外操作部76と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、取付部品の固定構造に関するもので、例えば、サンバイザーの開放側端部を回動可能に支持するためのサンバイザーホルダー等の取付部品の固定構造に関する。
サンバイザーホルダーは、サンバイザーの開放側端部を回動可能に支持するためのもので、車室壁面(天井壁面)に設けられた取付穴に取り付けられる。サンバイザーホルダーは、本体部と挿入部とからなる。本体部は、車室壁面に当接する取付面を境に一方側(車室内側)に設けられる部分で、サンバイザーの開放側端部で露出するシャフトが嵌合され、回動可能に支持される。挿入部は、当接面を境に他方側(車室外側)に設けられる部分で、一対の係止爪が取付面に対して立設方向に、かつ、対向するように設けられ、取付面側の基端で取付穴よりも幅広となり、基端で取付穴の縁部に係止される(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−85352号公報
ところで、車室壁面(天井壁面)に設けられたヘッドライナーを張り替える場合等には、サンバイザーホルダーを取り外すことになる。
しかしながら、上述した特許文献に記載されたサンバイザーホルダーは、車室壁面に係止された一対の係止爪をドライバ等の工具で取付穴の内側に押し込んだ状態にしたまま挿入部を抜き取る必要があり、サンバイザーホルダーの取り外しが難しく、作業性が悪かった。また、作業性が悪いと無理に取り外そうとすることがあるため、係止爪に力がかかり過ぎて係止爪が壊れるおそれもあった。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたもので、係止爪に力をかけずに取り外し作業が簡単に行える取付部品の固定構造を提供することを目的とする。
本発明は、壁面に形成された取付穴に係止される取付部品の固定構造であって、前記壁面に当接する取付面を境に一方側に設けられる本体部と、前記取付面を境に他方側に設けられ、前記取付穴に挿入される挿入部と、を備え、前記挿入部は、前記取付面に対して立設方向に、かつ、対向するように設けられ、前記取付面側の基端間が前記取付穴より幅広とされ、前記基端が前記取付穴の縁部に係止される一対の係止爪と、前記一対の係止爪のそれぞれの胴部に設けられ、前記一対の係止爪の前記基端側をそれぞれ前記取付穴の内側に傾倒可能に支持する軸部と、前記一対の係止爪が前記取付穴に係止された状態で前記一対の係止爪の先端間を拡開し、前記基端間が前記取付穴よりも幅狭となるように前記一対の係止爪を傾倒させて前記基端と前記取付穴との係止を解除する取外操作部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、取外操作部を操作すれば、一対の係止爪が取付穴に係止された状態で一対の係止爪の先端間を拡開し、基端間が取付穴よりも幅狭となるように一対の係止爪を傾倒させて基端と取付穴との係止を解除するので、一対の係止爪と取付穴との係止が解除された状態で取付部品を取り外すことが可能となる。したがって、係止爪に力をかけずに取付部品の取り外し作業が簡単に行える。
また、本発明の一形態では、前記取外操作部は、前記取付面側が山となるように中間部分で折り曲げられた状態で前記一対の係止爪の一方の先端と他方の先端とを接続する折曲板部を有し、前記折曲板部は、前記折り曲げられた状態から展開されることで前記一対の係止爪の先端間を拡開可能とされている。
このようにすれば、折曲板部が曲げられた状態から展開されることで一対の係止爪の先端間が拡開され、基端間が取付穴よりも幅狭となるように一対の係止爪を傾倒させて、基端と取付穴との係止を解除する。したがって、係止爪に力をかけずに取付部品の取り外し作業が簡単に行える。
また、本発明の一形態では、前記取外操作部は、前記一対の係止爪の先端間を拡開させた状態で前記折曲板部の展開状態を保持する保持部を有する。
このようにすれば、保持部が一対の係止爪の先端間を拡開させた状態で折曲板部の展開状態を保持するので、係止爪に力をかけずに、取付部品の取り外し作業が簡単に行える。
また、本発明の一形態では、前記一対の係止爪は、前記取付面と前記基端との間に第1の間隔を有する第1係止爪と、前記取付面と前記基端との間に前記第1の間隔よりも広い第2の間隔を有する第2係止爪と、を含む。
このようにすれば、第1係止爪が取付面と基端との間に第1の間隔と同じ厚みの板体(薄板)を挟持することでき、第2係止爪が取付面と基端との間に第2の間隔と同じ厚みの板体(厚板)を挟持することができる。
また、本発明の一形態では、前記本体部は、車室壁面に回動自在に支持されたサンバイザーの開放側端部を回動可能に支持するための収容部を有する。
このようにすれば、車室壁面に回動自在に支持されたサンバイザーを保持するサンバイザーホルダーとして用いることができる。
以上説明したように、本発明によれば、一対の係止爪と取付穴との係止が解除された状態で取付部品を取り外すことができるので、係止爪に力をかけずに取付部品の取り外し作業を簡単に行える。
本発明の実施形態に係るサンバイザーホルダーの使用状態の概略を示す図である。 図1に示したサンバイザーホルダーの概略を示す斜視図である。 図2に示したサンバイザーホルダーの概略を示す右側面図である。 図2に示したサンバイザーホルダーの概略を示す平面図である。 図2に示したサンバイザーホルダーの概略を示すA−A矢視図である。 図5に示した係止爪と取外操作部の詳細を示す拡大図である。 図4に示したサンバイザーホルダーのVII−VII断面図であって、サンバイザーホルダーの取付手順の概略を示すものである。 図4に示したサンバイザーホルダーのVII−VII断面図であって、サンバイザーホルダーの取外手順の概略を示すものである。 図4に示したサンバイザーホルダーのIX−IX断面図であって、取外手順の概略を示すものである。 サンバイザーホルダーを取り外すためにキャップを開けた状態を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る取付部品の固定構造に好適な実施形態を詳細に説明する。ここでは、自動車の車室内壁面(天井)に取り付けられるサンバイザーホルダーの固定構造を例に説明するが、この実施形態によりこの発明が限定されるものではなく、本実施形態で説明する構成の全てが本発明の解決手段として必須とされるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るサンバイザーホルダーの使用状態の概略を示す図であり、図2は、図1に示したサンバイザーホルダーの概略を示す斜視図である。また、図3〜図6は、図2に示したサンバイザーホルダーの概略を示す図で、図3は右側面図、図4は平面図、図5はA−A矢視図、図6は図5に示した係止爪と取外操作部の詳細を示す拡大図である。
図1に示すように、運転席の斜め上方の天井部分には、サンバイザー100が設置される。サンバイザー100は、運転席に着座した運転者の目を太陽の直射から守り、視界を確保するための日除けである。サンバイザー100は、上端部にシャフト110が挿通され、車幅方向外側となる一端部(基端側端部)111は、成形天井200に取り付けられたブラケット300に支持され、サンバイザー100が上下方向及び左右方向に回動するように回動自在に支持される。
また、シャフト110の車幅方向内側となる他端部(開放側端部)112は、サンバイザー100の車幅方向内側となる端部130で露出する。
また、運転席の斜め上方、サンバイザー100の端部130で露出するシャフト110の開放側端部112と対応する位置には、サンバイザーホルダー4が設置される。サンバイザーホルダー4は、サンバイザー100の車幅方向内側となる端部130で露出したシャフト110の他端部(開放側端部)112を支持するためのもので、ブラケット300と同様、成形天井200に取り付けられる。これにより、シャフト110の他端部(開放側端部)112が支持されたサンバイザー100は、ブラケット300とサンバイザーホルダー4とにより二点支持される。
図3に示すように、成形天井200は、薄板210あるいは厚板220により構成される。これら薄板210及び厚板220は、形態安定性に優れた材料、例えば、合成樹脂材料が用いられ、その車室内側表面にはヘッドライナー(図示せず)が貼着される。また、本実施形態に係る成形天井200は、緩やかなカーブを描く湾曲状に形成され、サンバイザー100やアシストグリップ(図示せず)に対応し、これらの部品を収容する大きさの凹部(図示せず)が形成される。
また、図2及び図3に示すように、成形天井200には、サンバイザーホルダー4を取り付けるための取付穴230が設けられている。図2に示すように、本実施形態に係る取付穴230は、平面視矩形であって、長手方向が車両前後方向に沿って設けられ、短手方向が車両幅方向に沿って設けられている。
サンバイザーホルダー4は、ポリプロピレン(PP)、ポリアセタール等の合成樹脂を射出成型したものである。
サンバイザーホルダー4は、図2及び図3に示すように、サンバイザー100のシャフト110を保持する本体部5と、成形天井200の取付穴230に係止されてサンバイザーホルダー4を車室内天井面(車室内壁面)に固定する挿入部6とを備えている。
本体部5は、車室内天井面(車室内壁面)に当接する取付面51を境に車室内側に設けられる。本体部5は、基部52と先端部53とを含んで構成される。基部52は、角錐台状に形成され、その上面が上述した取付面51となり、その下面よりも下方に上述した先端部53が設けられる。先端部53は、車両後方側が開口した鈎状に形成され、その内側に半円筒状の凹部531が設けられる。凹部531は、サンバイザー100を回動可能に支持するためのもので、シャフト110の外径と同一の内径を有し、シャフト110の開放側端部112が嵌合される。また、凹部531に対向する基部52には、押圧片521が設けられる。押圧片521は、凹部531に収容されたシャフト110の開放側端部112を押圧し、凹部531に嵌合されたシャフト110に保持力が作用する。
また、本体部5は、車両前方側に後述する取外操作部76に臨む穴54が設けられている。穴54は、ドライバD等の工具を挿入するためのもので、下面視矩形形状を有している。穴54の縁部にはキャップ55がヒンジ結合され(図10参照)、穴54はキャップ55により塞がれる。
図2〜図6に示すように、挿入部6は、取付面51を境に車室外側に設けられ、取付穴230に挿入されて係止される。本実施の形態に係る挿入部6は、筒状部7と爪部8とを含んで構成される。筒状部7は車両前方側に設けられ、爪部8は車両後方側に設けられる。そして、これら筒状部7と爪部8とはリブ9により接続される。
図2〜図5に示すように、筒状部7は、角筒状に設けられ、車両前後方向で対向する態様で立設される一対の壁体71,72と、車幅方向で対向する一対の係止爪73とを有している。壁体71,72は取付面51に立設されており、一対となる壁体71,72の間には、車幅方向で対向する一対の係止爪73が設けられる。一対の係止爪73は、取付面51に対して立設方向(取付面51に対して略直角方向)に延設され、前後の軸部74,75を介して壁体71,72に支持されている。一対の係止爪73は、取付面51側の基端73a間が取付穴230よりも幅広となるように形成されており、筒状部7を取付穴230に挿入した際に、この基端73aが取付穴230に係止される構成となっている。一対の係止爪73は、軸部74,75を中心に基端73a側が取付穴230の内側に傾倒可能とされている。
ところで、本実施形態では、一対の係止爪73が、車両前後方向に二組形成され、車両後方側が第1係止爪731となり、車両前方側が第2係止爪732となる。つまり、一対の係止爪73は、一対の第1係止爪731と一対の第2係止爪732とを含むことになる。そして、第1係止爪731と第2係止爪732とは先端(図2において上端)で接続され、これらはそれぞれ一対の係止爪73の胴部(第1係止爪731の胴部731cと第2係止爪732の胴部(図示せず))に設けた軸部74,75で壁体71,72に支持される。第1係止爪731と第2係止爪732とは、軸部74,75を中心に基端73a(731a,732a)側が取付穴230の内側に傾倒可能とされている。
第1係止爪731は、薄板210に係止される係止片であり、その基端731aは、通常時に取付穴230の縁部よりも外側に突出するよう形成されている。即ち、一対の第1係止爪731の基端731a間が取付穴230より幅広とされている。また、第1係止爪731は、基端731aの基端端面731a1と取付面51との間に第1の間隔を有している。第1の間隔は、薄板210の厚みと略同一に設定される。
第2係止爪732は、薄板210又は厚板220に係止される係止片であり、その基端732aは、通常時に取付穴230の縁部よりも外側に突出するよう形成されている。即ち、一対の第2係止爪732の基端732a間が取付穴230より幅広とされている。また、第2係止爪732は、基端732aの基端端面732a1との間に上述した第1の間隔を有している。さらに、第2係止爪732は、係止端面732a2を有している。係止端面732a2は取付面51との間に第1の間隔よりも広い第2の間隔を有している。第2の間隔は、厚板220の厚みと略同一に設定される。
車幅方向に一対となる係止爪73の先端には、取外操作部76が設けられている。取外操作部76は、一対となる係止爪73の先端73b間を拡開し、基端73a間が取付穴よりも幅狭となるように、一対となる係止爪73を傾倒させるものである。取外操作部76は、一対の係止爪73の一方の先端73bと他方の先端73bとを連結する折曲板部761を有する。折曲板部761は、取付面51側(車室内側)が山となるように中間部分761cで折り曲げられた状態で、一対の係止爪73の先端73b間に設けられる。折曲板部761の中間部分761cは、薄肉に形成されたヒンジ部とされており、折り曲げられた状態から一対の係止爪73の先端73b間の間隔が拡開されるように展開可能とされている。なお、折曲板部761の両端部は、薄肉のヒンジ部を介して一対の係止爪73の先端73bに連結されている。これにより、取付面51側が山となるように折り曲げられた折曲板部761が展開されると、一対の係止爪73の先端73b間が拡開され、一対の係止爪73が軸部74,75を中心に傾倒し、一対の係止爪73の基端73aが取付穴230の縁部より内側に変位される。そして、一対の係止爪73の基端73a間が取付穴230よりも幅狭とされ、一対の係止爪73と取付穴230との係止が解除される。
また、折曲板部761には、保持部762,763が設けられている。保持部762,763は、折曲板部761の展開された状態を保持するためのもので、本実施形態では、折曲板部761が真っ直ぐに展開された状態から少しだけ取付面51側(車室内側)が谷となるように展開されるとその状態で保持される。これにより、谷がそれ以上深くなることはなく、一対の係止爪73の基端73a間が取付穴230よりも幅広となることはない。
また、保持部762,763は、本実施形態では、車両前後方向に二組設けられている。二組の保持部762,763は、それぞれ、リブ762a,763aとストッパ762b,763bとにより構成される。
リブ762a,763aは、折曲板部761の一方の車室内側傾斜面に設けられた突出片である。ストッパ762b,763bは、折曲板部761が展開された場合にリブ762a,763aと係合する係合片で、折曲板部761の他方の車室内側傾斜面に設けられる。これにより、折曲板部761の展開された状態、即ち、先端73b間が拡開された状態が保持されることになる。
なお、本実施形態に係る保持部762,763は、図6に示すように、互い違いに設けられる。即ち、図6において左方となる車室傾斜面に保持部762のストッパ762bと保持部763のリブ763aが設けられ、右方となる車室傾斜面に保持部762のリブ762aと保持部763のストッパ763bが設けられる。
また、折曲板部761には、当て穴764が設けられている。当て穴764は、取付面51側(車室内側)が山となるように折り曲げられた折曲板部761を谷となるように展開させるドライバDの先端を受け入れるためのもので、折曲板部761の稜線部分となる中間部分761cに設けられている。
図1及び図2に示すように、爪部8は、車両後方側で取付穴230の縁部に係止される係止爪を構成するもので、基部81が取付面51に立設され、取付面51に向けて鈎状に屈曲形成される。これにより、爪部8は、先端82で屈曲され、開放側となる基端83には、第1係止斜面83aと第2係止斜面83bとが設けられる。第1係止斜面83a及び第2係止斜面83bは、筒状部7の車両前方側の壁体71が成形天井200に設けた取付穴230の車両前方側の縁に当接した状態で、取付穴230の車両後方側の縁に係止される。即ち、成形天井200が薄板210で構成された場合には、第1係止斜面83aが取付穴230の車両後方側の縁に係止され、厚板220で構成された場合には、第2係止斜面83bが取付穴230の車両後方側の縁に係止される。
図7及び図8は、図4に示したサンバイザーホルダーのVII−VII断面図であって、図7は、サンバイザーホルダーの取付手順の概略を示すものであり、図8は、サンバイザーホルダーの取外手順の概略を示すものである。図9は、図4に示したサンバイザーホルダーのIX−IX断面図であって、サンバイザーホルダーの取外手順の概略を示すものである。図10は、サンバイザーホルダーを取り外すためにキャップを開けた状態を示す図である。なお、図7、図8は、成形天井200が厚板220で構成された場合を示し、図9は、成形天井200が薄板210で構成された場合を示している。
図7(a)に示すように、サンバイザーホルダー4を成形天井200に取り付ける場合には、サンバイザーホルダー4の向きを合わせて挿入部6を成形天井200に設けられた取付穴230に押し込めばよい。サンバイザーホルダー4を押し込むと、挿入部6が取付穴230の縁に沿って案内され、挿入部6が成形天井200の裏側(車室外側)に進入する。
そして、挿入部6が成形天井200の裏側にある程度進入すると、まず、爪部8(図2参照)が取付穴230の縁に支える。さらにサンバイザーホルダー4を押し込むと、爪部8が弾性変形しながら進入するが、やがて、一対の係止爪73が取付穴230の縁に支える。図7(b)に示すように、一対の係止爪73(731,732)が取付穴230の縁に支えてから、サンバイザーホルダー4をさらに押し込むと、一対の係止爪73(731,732)がそれぞれ軸部74,75を支点(中心)に内側に傾き、取付穴230を通過する。このとき、軸部74,75はねじれた状態に弾性変形されている。そして、取付穴230を通過した一対の係止爪73(731,732)は、軸部74,75の復元力により元の状態に復帰し、図7(c)に示すように、取付穴230の裏側縁部に係止爪73の基端73a(731a,732a)が係止される。なお、同時に爪部8も基端83が取付穴230の裏側縁部に係止される。
図8及び図9に示すように、サンバイザーホルダー4を成形天井200から取り外す場合には、図10に示すように、キャップ55を開け、露出した穴54からドライバDを差し込み、折曲板部761を展開させればよい。具体的には、図8(b)及び図9(b)に示すように、ドライバDの先端を折曲板部761の中間部分761cに設けられた当て穴764(図6参照)に当て、取付面51側(車室内側)が山となるように折り曲げられた折曲板部761が谷となるように展開させればよい。
取付面51側(車室内側)が谷となるように折曲板部761を展開させると、図8(b)及び図9(b)に示すように、一対の係止爪73(731,732)がそれぞれ軸部74,75を支点(中心)に内側に傾いた状態となり、一対の係止爪73(731,732)の基端73a(731a、732a)が取付穴230の縁部より内側に変位され、係止爪73(731,732)と取付穴230の縁部との係止が外れて係止状態が解除される。なお、このときリブ762a,763aとストッパ762b,763bが係合されて折曲板部761が展開された状態で保持されるので係合解除状態が維持される。これにより、ドライバDで折曲板部761を展開状態に押さえておく必要がなくなる。そして、この状態でサンバイザーホルダー4を車両後方側に押して爪部8を撓ませながら下方に引き抜くと、図8(c)及び図9(c)に示すように、簡単にサンバイザーホルダー4を取り外すことができる。
上述した本実施形態に係るサンバイザーホルダー4は、一対の係止爪73の係止状態で、取外操作部76を操作すれば、一対の係止爪73の先端73b間が拡開され、基端73a間が取付穴230よりも幅狭となるように一対の係止爪73が傾倒されるので、一対の係止爪73と取付穴230との係止を解除してからサンバイザーホルダー4を取り外すことが可能となる。したがって、係止爪73に力をかけずに簡単に取り外し作業を行うことができ、例えば、係止爪73に力がかかり過ぎて係止爪73が壊れるような事態を防止することができる。
また、係止爪73は、第1係止爪731と第2係止爪732の2種類の係止爪を備えているので、第1係止爪731が取付面51と基端731a(基端端面731a1)との間に薄板210を挟持することができ、第2係止爪732が取付面51と基端732a(係止端面732a2)の間に薄板210よりも厚みの厚い厚板220を挟持することができる。これにより、成形天井200の厚みの違いに対応することができる。
また、保持部762,763が展開させた先端73bを保持するので、一対の係止爪73と取付穴230との係止が解除された状態を維持したまま作業ができる。したがって、取り外し作業がさらに簡単にできる。
以上説明したように、本発明は、係止爪に力をかけずに取付部品の取り外し作業を簡単に行えるので、サンバイザーホルダー等の車室壁面に取り付けられる部品に好適である。
4 サンバイザーホルダー
5 本体部
51 取付面
52 基部
521 押圧片
53 先端部
531 凹部
54 穴
55 キャップ
6 挿入部
7 筒状部
71,72 壁体
73 係止爪
73a 基端
73b 先端
731 第1係止爪
731a 基端
731a1 基端端面
731c 胴部
732 第2係止爪
732a 基端
732a1 基端端面
732a2 係止端面
74,75 軸部
76 取外操作部
761 折曲板部
761c 中間部分
762,763 保持部
762a,763a リブ
762b,763b ストッパ
764 当て穴
8 爪部
81 基部
83 基端
82 先端
83a 第1係止斜面
83b 第2係止斜面
9 リブ
100 サンバイザー
110 シャフト
112 開放側端部
200 成形天井
210 薄板
220 厚板
230 取付穴
D ドライバ

Claims (5)

  1. 壁面に形成された取付穴に係止される取付部品の固定構造であって、
    前記壁面に当接する取付面を境に一方側に設けられる本体部と、
    前記取付面を境に他方側に設けられ、前記取付穴に挿入される挿入部と、
    を備え、
    前記挿入部は、
    前記取付面に対して立設方向に、かつ、対向するように設けられ、前記取付面側の基端間が前記取付穴より幅広とされ、前記基端が前記取付穴の縁部に係止される一対の係止爪と、
    前記一対の係止爪のそれぞれの胴部に設けられ、前記一対の係止爪の前記基端側をそれぞれ前記取付穴の内側に傾倒可能に支持する軸部と、
    前記一対の係止爪が前記取付穴に係止された状態で前記一対の係止爪の先端間を拡開し、前記基端間が前記取付穴よりも幅狭となるように前記一対の係止爪を傾倒させて前記基端と前記取付穴との係止を解除する取外操作部と、
    を備えることを特徴とする取付部品の固定構造。
  2. 前記取外操作部は、前記取付面側が山となるように中間部分で折り曲げられた状態で前記一対の係止爪の一方の先端と他方の先端とを接続する折曲板部を有し、
    前記折曲板部は、前記折り曲げられた状態から展開されることで前記一対の係止爪の先端間を拡開可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の取付部品の固定構造。
  3. 前記取外操作部は、
    前記一対の係止爪の先端間を拡開させた状態で前記折曲板部の展開状態を保持する保持部を有することを特徴とする請求項2に記載の取付部品の固定構造。
  4. 前記一対の係止爪は、
    前記取付面と前記基端との間に第1の間隔を有する第1係止爪と、
    前記取付面と前記基端との間に前記第1の間隔よりも広い第2の間隔を有する第2係止爪と、
    を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の取付部品の固定構造。
  5. 前記本体部は、車室壁面に回動自在に支持されたサンバイザーの開放側端部を回動可能に支持するための収容部を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の取付部品の固定構造。
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