JP6648519B2 - 取付クリップとそれを用いた被取付物取付構造 - Google Patents
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Description
まず、複数本のリブ146の両端にあるリブ146aの荷重負担が中央のリブに比べて高いので、全リブに歪みが均一に分配される場合に比べて、脚130の頭部122への接続部130aのうち両端のリブ146aの上方にある部分(図18の網目を施した領域Eとその近傍)に、リブ146の配置上、なお歪みの集中が起こる。
ブッシュ(20)は、ロックピン(50)が受けた上記抜去荷重(F)の反力(Fr)の一部(Fa)を受ける受圧面(26)を有する。
ロックピン(50)は、ロックピン(50)がブッシュ(20)内に挿入された状態でブッシュ(20)の一対の脚(30)の側面よりも一対の脚(30)の対向方向と直交する方向でかつ頭部(22)の下面に平行な方向に突出するサイド爪(52A)を有し、上記荷重受け部(52)が該サイド爪(52A)からなる。
被取付物(94)から取付クリップ(10)にクリップ中心軸線(12)から隔たった頭部部位で抜去荷重(F)が作用して取付クリップ(10)が係止爪(40)の削れを伴ってボデーパネル(90)に対して傾いていき、第1の係止部(42A)および第2の係止部(44A)でボデーパネル(90)に係止した時、第1の係止部(42A)はサイド爪(52A)よりも頭部側にあり、第2の係止部(44A)はサイド爪(52A)よりも脚先端側にある。
取付クリップ(10)は、一対の脚(30)の対向方向と直交する方向を長方形のクリップ取付孔(92)の長軸方向に向けてボデーパネル(90)に組み付けられている。
被取付物(94)から取付クリップ(10)に抜去荷重(F)が作用しない通常使用時には、取付クリップ(10)の中心軸線(12)はボデーパネル(90)に直交しており、かつボデーパネル(90)のクリップ取付孔(92)の縁部は平坦であり、ボデーパネル(90)のクリップ取付孔(92)の縁部と被取付物(94)のタブ(94a)は、ブッシュ(20)の頭部(22)と一対の係止爪(40)との間に位置している。
被取付物(94)から取付クリップ(10)に抜去荷重(F)が作用した時には、取付クリップ(10)はクリップ取付孔(92)の長軸まわりに傾き、かつボデーパネル(90)のクリップ取付孔(92)の周縁部は抜去荷重(F)が作用する側に突出するように塑性変形される。
図中、Cfrは取付クリップ10の一対の脚30の対向方向に取付クリップ10を見た時の取付クリップ10の前後方向(以下、取付クリップ前後方向とも云う)を示す。また、CrlはCfrに直交する方向で、取付クリップ10の左右方向(以下、取付クリップ左右方向とも云う)を示す。
図1、図2に示すように、被取付物取付構造1は、取付クリップ10を用いて被取付物94を長方形のクリップ取付孔92の部位にてボデーパネル90に取り付けた被取付物取付構造である。取付クリップ10は、たとえば、CSA固定クリップである。被取付物94は、たとえば、カーテンエアバッグ(CSA、CSAはCurtain Shield Airbag の略)である。CSAは、図2でCSAのタブのみが示されている。ボデーパネル90は、車両のパネルであり、たとえば、フロントピラーのインナーパネルであってもよいし、ルーフサイドレールのインナーパネルであってもよい。
ロックピン50がブッシュ20に挿入され仮保持位置(図13)から最奥押し込み位置(図12)まで押し込まれる途中で、サイド爪52Aが拡げられ、最奥押し込み位置でサイド爪52Aを脚30の取付クリップ左右方向Crlの側面よりも取付クリップ10の左右方向Crlに突出させるために、ブッシュ20の脚30の対向(取付クリップの前後方向の対向)する内面に該内面から内側に突出するガイド面28が形成されている。
まず、リブ46が、脚30の両サイドに形成された湾曲面30cから脚30の中央側に隔たった領域に形成されているので、取付クリップ10に抜去荷重Fがかかった時に、中央側のリブ46でも受けることができる。そのため、先願では端リブに集中していた抜去荷重反力Frを、中央側のリブでも受けるようになり、抜去荷重反力Frを全リブ46でバランスよく受けることができるようになる。また、端リブの上方での脚の頭部への接続部が、先願では軸方向にも軸直交方向にも湾曲していたが、本発明では先願の端リブ146aを除去したことにより、本発明の端リブ46の上方における脚30の頭部22への接続部が軸方向のみに湾曲する湾曲面30aのみとなり、脚の頭部への接続部に歪み、応力が集中しにくくなる。
10 取付クリップ
12 取付クリップ中心軸線
20 ブッシュ
22 頭部
30 脚
40 係止爪
42 頭部側係止部
42A 第1の係止部
44 脚先端側係止部
44A 第2の係止部
46 リブ
50 ロックピン
52 抜去荷重受け部
52A サイド爪
52B 荷重受け面
90 ボデーパネル
92 クリップ取付孔
94 被取付物(たとえば、カーテンエアバッグ)
94a タブ
Cfr 取付クリップの前後方向(対をなす係止爪を結ぶ方向、車両幅方向に対応)
Crl 取付クリップの左右方向(対をなす係止爪を結ぶ方向に直交する方向、車両長手方向に対応)
F 被取付物から取付クリップにかかる抜去荷重、
Fr ボデーパネルから取付クリップにかかる抜去荷重反力
Fa 抜去荷重反力の一部(ロックピンが負担する分)
Fb 抜去荷重反力の残り(脚が負担する分)
Claims (3)
- 被取付物をボデーパネルに取り付けるのに用いられ、
ブッシュとロックピンからなり、
ブッシュは、
頭部と、
該頭部からクリップ軸方向に延び互いに対向する一対の脚と、
一対の脚の対向方向と直交する方向でかつ頭部の下面に平行な方向における各脚の両サイドに形成された湾曲面および該両サイドの湾曲面を連結する平坦面とを有する脚外面と、
各脚の脚外面から外側に突出し、脚外面に沿ってクリップ軸方向に延びる、少なくとも1つのリブからなる係止爪と、
を有する取付クリップであって、
リブは、前記一対の脚の対向方向と直交する方向でかつ頭部の下面に平行な方向に前記各脚の両サイドに形成された湾曲面から脚の中央側に隔たった脚外面の領域に形成されており、
各脚の係止爪は、係止爪の頭部側端部に設けられた頭部側係止部と、頭部側係止部よりも脚の先端側に隔たった部位に設けられた脚先端側係止部と、を有し、リブは頭部側係止部と脚先端側係止部との間にわたって延びており、
被取付物から取付クリップにクリップ中心軸線から隔たった頭部部位で抜去荷重が作用した時、取付クリップは、係止爪の削れを伴ってボデーパネルに対して傾いていき、一方の脚の係止爪上にある、頭部側係止部かそれより脚先端側に位置する第1の係止部と、他方の脚の係止爪上にある、第1の係止部より脚先端側でかつ脚先端側係止部かそれより頭部側に位置する第2の係止部とで、ボデーパネルに係止する、取付クリップ。 - ロックピンは、被取付物から取付クリップに抜去荷重が作用した時にボデーパネルから取付クリップに作用する前記抜去荷重の反力の一部を受ける荷重受け部を有し、
ブッシュは、ロックピンが受けた前記抜去荷重の反力の一部を受ける受圧面を有し、
ロックピンは、ロックピンがブッシュ内に挿入された状態でブッシュの一対の脚の側面よりも一対の脚の対向方向と直交する方向でかつ頭部の下面に平行な方向に突出するサイド爪を有し、前記荷重受け部が該サイド爪からなり、
被取付物から取付クリップにクリップ中心軸線から隔たった頭部部位で抜去荷重が作用して取付クリップが係止爪の削れを伴ってボデーパネルに対して傾いていき、第1の係止部および第2の係止部でボデーパネルに係止した時、第1の係止部はサイド爪よりも頭部側にあり、第2の係止部はサイド爪よりも脚先端側にある、請求項1記載の取付クリップ。 - 請求項1または請求項2記載の取付クリップを用いて、被取付物を長方形のクリップ取付孔部位にてボデーパネルに取り付ける被取付物取付構造であって、
取付クリップは、一対の脚の対向方向と直交する方向を長方形のクリップ取付孔の長軸方向に向けてボデーパネルに組み付けられており、
被取付物から取付クリップに抜去荷重が作用しない通常使用時には、取付クリップの中心軸線はボデーパネルに直交しており、かつボデーパネルのクリップ取付孔の縁部は平坦であり、ボデーパネルのクリップ取付孔の縁部と被取付物のタブは、ブッシュの頭部と一対の係止爪との間に位置しており、
被取付物から取付クリップに抜去荷重が作用した時には、取付クリップはクリップ取付孔の長軸まわりに傾き、かつボデーパネルのクリップ取付孔の周縁部は抜去荷重が作用する側に突出するように塑性変形される、被取付物取付構造。
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JP2015251176A JP6648519B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 取付クリップとそれを用いた被取付物取付構造 |
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