JP6311581B2 - リベット - Google Patents
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Description
上述したシートバック2は、その内部の骨組みを構成する逆U字形状に組まれた金属製のバックフレーム2Fと、バックフレーム2F全体をシート前方側から覆うように組み付けられて着座者の体圧を和らげて受け止める発泡ウレタン製のバックパッド2Pと、バックパッド2Pの表面全体に被覆された布製のバックカバー2Cと、を有する構成となっている。上記シートバック2の車両外側の側部箇所には、車両の側部衝突の発生時にエアバッグをシート前方側に膨張展開させて、着座者の身体を側方から保護するサイドエアバッグ装置S/Aが内装されている。上記サイドエアバッグ装置S/Aは、図2に示すように、上述したバックフレーム2Fの車両外側のサイドフレーム2Fsの外側部に一体的に取り付けられている。
上述したサイドエアバッグ装置S/Aは、常時は、上述したサイドフレーム2Fsをシート前方側から外周側(車両外側)を通ってシート後方側からも包むように組み付けられたバックパッド2Pのサイド領域2Ps内に包み込まれた形となって配設されている。上記サイドエアバッグ装置S/Aは、車両の側部衝突が発生する(もしくは検知される)ことにより、瞬時にエアバッグをシート前方側に膨張展開させて、着座者の身体を衝突から保護するようになっている。
上述した第1の力布2B1と第2の力布2B2は、それぞれ、バックカバー2Cよりも伸張性が低く引張り強度に優れた布材により形成されている。上記第1の力布2B1と第2の力布2B2とは、それぞれ、バックカバー2Cのサイド被覆部2Csを構成する前側(天板サイド側)のカバーピース2Cs1と框側のカバーピース2Cs2との縫合部位2Caにエアバッグの膨張展開に伴う負荷応力を集中させて、縫合部位2Caにて破断を生じさせられるよう各カバーピース2Cs1,2Cs2を補強した構成となっている。
以下、上述した各リベット20の具体的な構成について、クリップ10の基本構造と併せて詳しく説明していく。先ず、クリップ10の構成について説明する。クリップ10は、図3に示すように、上述した第1のJフック2J1や第2のJフック2J2よりも長尺な略板状の形に形成されている。具体的には、上記クリップ10は、略平板形状を成す本体片11と、本体片11の一方側の側面から横断面J字状の形に張り出す第1の挟持片12と、本体片11の他方側の側面から横断面J字状の形に張り出す第2の挟持片13と、本体片11の根元側の端部から横断面挟み状の形に張り出すフレーム嵌合部14と、を有する横断面形状に形成されている。上記クリップ10は、上述した横断面形状が長手方向に略一様な形で真っ直ぐに延びる形状とされている。ここで、第1の挟持片12と第2の挟持片13とから成る2枚の挟持片が本発明の「2枚の挟持片」に相当する。
上記各リベット20は、上述したクリップ10の第1のJフック2J1や第2のJフック2J2が引掛けられる領域の両サイドの領域に通されて設けられている。具体的には、上述した各リベット20は、それぞれ、図4及び図11〜図12に示すように、丸棒状の芯部材21と、芯部材21の外周部に装着された円筒状の外筒部材22と、を有する2重の軸構造により構成されている。各リベット20は、それぞれ、上述した第1の挟持片12と本体片11と第2の挟持片13とに貫通して空けられた丸孔形状の貫通孔12B,11A,13B内に貫通して差し込まれた後、芯部材21の頭部21Bを外筒部材22の頭部22Bに更に押し付けるように力を掛けることにより、クリップ10に対して抜け止めされた状態に形を変えて装着されるようになっている。この装着により、上述したクリップ10の第1の挟持片12と第2の挟持片13とがそれぞれ本体片11からの開き変形が抑止された状態に保持されるようになっている。
上述した芯部材21は、図5〜図7(特に図7)に示すように、丸棒形状の軸部21Aと、軸部21Aの根元側の端部に拡径されて形成された円板形状の頭部21Bと、軸部21Aの差し込み方向の先端側の端部に形成された先細り形状の先端部21Cと、先端部21Cより根元側の領域に縮径された形に形成されたくびれ部21Dと、くびれ部21Dより根元側の領域に軸部21Aと略同径となる大きさまで拡径されて形成された押し出し部21Eと、押し出し部21Eより根元側の領域に僅かに縮径された形に形成された引き込み部21Fと、を有する形に形成されている。ここで、軸部21Aが本発明の「軸部」に相当する。
外筒部材22は、円筒状の筒部22Aと、筒部22Aの根元側の端部に拡径されて形成された中空円板形状の頭部22Bと、筒部22Aの差し込み方向の先端側の端部の円周方向の3箇所の部位に切り込まれたスリット22Cと、これらスリット22Cによって切り分けられた筒部22Aの各撓み片22Aaの内周面上に突出して形成された突起22Dと、を有する形に形成されている。上述した外筒部材22は、上述した各スリット22Cによって切り込まれた形状以外は軸回転対称な形に形成されている。ここで、筒部22Aが本発明の「筒部」に相当し、頭部22Bが本発明の「頭部」に相当する。
上記構成の各リベット20は、上述した芯部材21の軸部21Aを外筒部材22の筒部22A内に頭部22Bのある側から差し込んで、芯部材21の先端部21Cによって外筒部材22の各撓み片22Aa内に突出する各突起22Dを押圧して各撓み片22Aaを半径方向の外側に押し撓ませた後、更なる差し込みによって芯部材21のくびれ部21D内に各突起22Dを各撓み片22Aaの復元変形によって受け入れた状態とすることにより、芯部材21の軸部21Aが外筒部材22の筒部22A内に差し込まれた状態として一体的に組み付けられた状態(初期状態)に保持されるようになっている。
具体的には、上記各リベット20は、次のようにクリップ10の各貫通孔12B,11A,13B内に差し込まれるようになっている。先ず、上述した芯部材21と一体的な状態に組まれた外筒部材22の筒部22Aをクリップ10の各貫通孔12B,11A,13B内に差し込んでいく。そして、図12に示すように、外筒部材22の頭部22Bをクリップ10の第1の挟持片12に面当接させた状態にする。上記の差し込みは、図11に示すように、上記外筒部材22と一体的な状態となっている芯部材21の頭部21Bに差し込み方向の押圧力を掛けることで行うことができる。
したがって、次に、上記状態の芯部材21の頭部21Bに更なる差し込み方向の押圧力を掛ける。これにより、芯部材21が、上述したクリップ10の第1の挟持片12に頭部22Bを当接させて差し込み方向の移動が規制されている外筒部材22に対して、単独で差し込み方向に押し込まれていくように操作される。そしてこれにより、芯部材21の押し出し部21Eが、外筒部材22の各突起22Dに差し込み方向の押圧力を掛けて、これらの傾斜面同士の当たり構造によって、各撓み片22Aaがそれぞれ半径方向の外側に押し撓まされる。
以上をまとめると、本実施例のリベット20は、次の構成となっている。すなわち、互いに離間する第1の挟持片12と第2の挟持片13と(2枚の挟持片)に貫通して差し込まれ、これら第1の挟持片12と第2の挟持片13との間の開きを防止するリベット20であって、第1の挟持片12と第2の挟持片13とに貫通して差し込まれる軸部21Aと、軸部21Aの外周部に装着された筒部22Aと、筒部22Aの根元側の端部に拡径されて形成された頭部22Bと、を有する。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「リベット」は、「互いに離間する2枚の挟持片に貫通して差し込まれ、当該2枚の挟持片間の開きを防止する」ものに使用されるものであればよく、必ずしも、上記実施例で示したような自動車のシートにおけるエアバッグの補強布の端末をフレームに引掛けるためのクリップに締結されて使用されるものでなくてもよい。また、シートにおける他の部位に使用されていてもよい。また、「シート」は、自動車の左側座席以外のシートであってもよい他、鉄道等の自動車以外の車両に適用されるシートであってもよく、また、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートであってもよい。
2 シートバック
2F バックフレーム
2Fs サイドフレーム
2Fs1 縁部
2P バックパッド
2Ps サイド領域
2Pc 中央領域
2C バックカバー
2Cs サイド被覆部
2Cs1,2Cs2 カバーピース
2Ca 縫合部位
S/A サイドエアバッグ装置
2B1 第1の力布(補強布)
2B2 第2の力布(補強布)
2J1 第1のJフック(フック)
2J1a 掛止爪
2J2 第2のJフック(フック)
2J2a 掛止爪
3 シートクッション
10 クリップ
11 本体片
11A 貫通孔
12 第1の挟持片(挟持片)
12A 掛止爪
12B 貫通孔
13 第2の挟持片(挟持片)
13A 掛止爪
13B 貫通孔
14 フレーム嵌合部
20 リベット
21 芯部材
21A 軸部(軸部)
21B 頭部
21C 先端部
21D くびれ部
21E 押し出し部
21F 引き込み部
22 外筒部材
22A 筒部(筒部)
22Aa 撓み片
22A1 先端領域
22A2 差し込み領域
22B 頭部(頭部)
22C スリット
22D 突起
AR 差し込み幅
Claims (2)
- 互いに離間する2枚の挟持片に貫通して差し込まれ、当該2枚の挟持片間の開きを防止するリベットであって、
前記2枚の挟持片に貫通して差し込まれる軸部と、
前記軸部の外周部に装着された筒部と、
該筒部の根元側の端部に拡径されて形成された頭部と、を有し、
前記筒部の前記2枚目の挟持片に貫通して差し込まれた先の先端領域には、該先端領域を半径方向の外側に撓ませやすくするスリットが前記2枚目の挟持片内の差し込み領域まで軸方向に延びて形成されており、前記筒部内で前記軸部が差し込み方向に動かされることにより前記先端領域が前記軸部により半径方向の外側に押圧されて前記2枚目の挟持片の差し込み先の角部との当接点を起点に折れ曲がる形に変形し、前記頭部との間に前記2枚の挟持片を挟んだ状態となる構成とされ、
前記2枚の挟持片が乗物用シートに搭載されたエアバッグの展開経路に敷設される補強布の端末に設けられたフックを間に挟み込む形で止着させるための片として、互いに離間して対面した形に繋がった構成とされているリベット。 - 請求項1に記載のリベットであって、
前記筒部の前記先端領域に、該筒部内での前記軸部の差し込み方向の移動により半径方向の内側から押圧される突起が内周側に突出して形成されているリベット。
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