JP3297641B2 - 厨芥処理装置および厨芥処理方法 - Google Patents
厨芥処理装置および厨芥処理方法Info
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Description
る厨芥を処理する厨芥処理装置および厨芥処理方法に関
するものである。
芥処理装置としては、近来、臭い等を外に出さない水中
での処理装置の開発が進み、水中で厨芥を分解するのに
は水中の好気性バクテリアの増殖、及び分解作用に必要
な十分な酸素量を供給するために、多数のバブルを水中
に発生さすことのできる多孔質のバブラーを備えたもの
も知られている(例えば、特開平7−313961号公
報参照)。また、汚水浄化装置としては、ポンプで水圧
を上げ水を吹き上げて放射状に大気中に拡散するものと
か、或は、ポンプの水圧で水を流出管中に吹き上げ流出
管の側面に空気を導入する空気吸引管を導入し、吹き上
げる水流の側面から空気を導入混合して水中に酸素を送
り込み水を浄化する浄化装置も知られている(例えば、
特開昭50−131346号公報参照)。
理装置にしても、或は、汚水浄化装置にあっても、何れ
も水中に酸素を多量に送り込む方法としては、水中でバ
ブルを発生さす方法か、或は、水中に強制的に空気を取
込むかのどちらかの方法が採用されているが、水中でバ
ブルを発生さす方法にしても、或は、取込むにしても水
圧に抗してバブルを発生させなければならないために、
どうしても空気を送り込むための強力なバブラー、或
は、水を吹き上げるための強力なポンプを必要とし、更
にそれに加えて処理槽内で多量に発生した泡と排気とを
分離するための気水分離器のランニングコストも高くな
る問題点を有していた。
構造でしかもランニングコストも低くすることができて
厨芥処理装置内の処理水に好気性バクテリアの増殖、及
び分解作用に必要、且つ、十分な酸素を供給し、それに
加えて処理槽内で発生した泡と排気とを効率よく分離す
ることのできる厨芥処理装置及び厨芥処理方法を提供す
る目的で発明されたものである。
穴を穿設して回転する回転ローターに波型回転円盤を階
層状に取付けた泡と排気とを分離する消泡気水分離器を
設け、底部にはヒーターを備えた処理槽内に張った処理
水の水面上に処理水を微粒化し霧状となして噴出拡散す
る噴霧ノズルを噴出口を上向きにして横方向に列設し、
該噴霧ノズルから上向きに噴出する霧状噴水の吹き上げ
高さ位置の処理槽側壁部に空気噴出口を設け、該空気噴
出口に空気を送給する空気送給装置を設け、前記噴水ノ
ズルとポンプとを送水管で接続し送水管の途中にブロア
ーにより空気を圧入し、処理水の取水管を前記ポンプと
接続して処理水の循環水路を形成する。
槽内に張った処理水の水面より稍上方の高さ位置に噴出
口を上向きにして横一列に列設した噴霧ノズルから圧送
空気と混合した処理水を微細粒の霧状にして噴出させ、
吹き上げた霧状噴水の略最高位置の横方向から圧搾空気
を送り込み、吹き上げた霧状噴水の吹き上げ時と落下時
の双方の霧状の噴水に圧搾空気を当てゝ霧状噴水中に酸
素分を十分に取込ませて落下させ、酸素を十分に含んだ
厨芥の処理水として処理槽内を循環させる。また、処理
槽内で多量に発生した泡や気水は、消泡気水分離器の胴
本体内で回転する回転ローターの下半部に階層状に取付
けた波型回転円盤の波形面へ接触させて飛散し、排気の
みを上下の波型回転円盤の取付け隙間で形成する通気間
隔H間を通って回転ローター内に導入し、回転ローター
を介して排気を消泡気水分離器内を通過させて機外へ排
出する。
に説明すると、図1において噴霧ノズル1は噴出水を可
能なかぎり微粒化して霧状に噴射さす例えば噴霧器等に
採用されているノズルを用いてもよい。噴霧ノズル1,
1,1を処理槽2内の下半部に溜めた処理水3の水面上
に噴出口4を上に向けて横方向に列設する。さらに詳し
くは、噴霧ノズル1,1,1は、処理槽2外に設けたポ
ンプ5と送水管6により配管する。またポンプ5の入水
側は処理槽2の底面7から処理水を取出し循環さす取水
管8で配管している。
きに噴出する霧状噴水10の吹き上げ高さ位置の処理槽
側壁11の一部を穿孔して形成する。空気送給装置12
は、例えばブロアーを用いて前記空気噴出口9内に連通
配管して圧搾空気13を霧状噴水10の側方より吹き付
ける。噴水空気送給装置14は、例えばターボブロアー
で形成し前記噴霧ノズル1とポンプ5とを接続する送水
管6の途中に噴水空気送給装置14に一端部を接続した
噴水空気送給管15の他の一端部を接続する。消泡気水
分離器16は、側面に排気排出口17を設けた円筒形の
胴本体18内に横方向に回転する回転軸19を垂下して
設け、回転軸19を中心に回転する略円筒形の回転ロー
ター20を下半部を処理槽内に突出せしめて回転軸19
の下端部に取付け、回転ローター20の天井面21と周
側面22に各々天井面排気穴23と周側面排気穴24を
穿設し、周側面22に縦断面波形で平面視円盤状の波型
回転円盤25を縦方向に一定の通気間隔Hを形成して横
方向に取付ける。さらに詳しくは、波型回転円盤25の
周側面22への取付け部位は、前位周側面排気穴24の
穿孔位置と通気間隔Hとが合致し、通気間隔H内を通過
した排気Gが回転ローター20内に進入できる位置に取
付け、そして消泡気水分離器16は、処理槽2の天板2
6に設置する。泡落し板27は、最も天板26に近い最
上階に取付けた波型回転円盤25の最先の下向きに窪曲
している最先波型窪曲面28の内側の斜面の略中央位置
にまで下端面を垂下せしめて輪形に天板26の下面に取
付ける。吸水スカム29は水面30より稍下側位置の水
面上の浮遊物が吸い込める位置に設け、前記取水管8と
送給管31で接続する。破砕厨芥導入口32は処理槽2
の処理槽側壁11の一部位を穿孔し、内部と連通して設
ける。ヒーター33は処理槽2の底面7に取付ける。
理槽2の天板26から水面側に向かって隔壁34を垂下
して処理槽2の上半部を左右に略2分し、噴霧ノズル
1,1を設けた側の酸素供給部屋35と、他方の消泡気
水分離室36とを形成する。このようにすると槽内で発
泡現象が生じた場合に泡は消泡気水分離室36へと導か
れて酸素供給部屋35内の酸素供給機能の低下を防止で
きる。また、さらに、消泡気水分離室36内に洗浄ノズ
ル37を設けて、消泡気水分離室36内の壁面を洗い流
すと泡が流落しやすくなり一層発泡現象を抑制すること
ができる。
み、送水管6を介して噴霧ノズル1,1,…に送水し、
送水管6の途中に枝設した噴水空気送給管15から圧入
される空気と混ざり合って噴霧ノズル1から処理水は勢
いよく上方に向かって霧状噴水10となって吹き上げて
から水面30側に落下する。このとき霧状噴水10の側
方から空気送給装置12により勢いよく空気を送り込む
と、前記霧状噴水10の吹き上げ時と落下時に前記送り
込まれた空気と接触し、多量に酸素を含んだ霧状噴水1
0は水面30上に落下して処理水3となり、好気性バク
テリアの増殖、分解作用に必要な十分な酸素を含んだ処
理水を得ることができ、破砕厨芥導入口32から導入さ
れる厨芥を効率よく分解処理することが可能となる。ま
た、回転ローター20及び波型回転円盤25を回転する
と、処理槽1内で発生した泡Aや気水Kは回転する波型
回転円盤25と接触して飛散し、排気Gのみが周側面排
気穴24から回転ローター20内に進入し(図2参
照)、天井面排気穴23から胴本体18内を通過して排
気排出口17から機外へ排出する。
と、厨芥を分解処理する分解槽内の処理水に、好気性バ
クテリアの増殖、及び分解作用に必要な十分な酸素を供
給することができ、しかも処理槽内で多量に発生する泡
や気水と排気との分離処理も確実に行なうことができ構
造も簡単で、ランニングコストの低減が期待できる。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 天板に消泡気水分離器を装着し、底面に
はヒーターを取付け、胴部側面には破砕厨芥導入口を穿
孔して槽内に張った処理水で厨芥を処理する厨芥処理槽
において、槽内下半部に張った処理水の水面より稍上方
位置に噴霧ノズルを噴出口を上向きにして横方向に列設
し、前記噴霧ノズルから上向きに噴出する霧状噴水の略
最高吹き上げ高さ位置の処理槽側壁部に空気噴出口を穿
設し、該空気噴出口と連通する空気送給装置を設置し、
前記噴霧ノズルとポンプとを接続した送水管の途中に噴
水空気送給装置よりエアーを噴入する噴水空気送給管を
接続し、処理槽の底面から取水管で前記ポンプと接続
し、ポンプを介して前記送水管と連通して処理水の循環
水路を形成せしめたことを特徴とする厨芥処理装置。 - 【請求項2】 前記の消泡気水分離器が胴本体内で回転
する回転ローターと回転ローターに階層状に取付けた縦
断面波形の波型回転円盤で形成されていることを特徴と
する請求項1記載の厨芥処理装置。 - 【請求項3】 処理槽の天板から水面側に向かって隔壁
を垂下して処理槽の上半部を左右に略2分し、噴霧ノズ
ル1,1を設けた側の酸素供給部屋と、他方の消泡気水
分離室とを形成したことを特徴とする請求項1記載の厨
芥処理装置。 - 【請求項4】 消泡気水分離器とヒーターとを備えた処
理槽内に張った処理水の水面より稍上方の高さ位置に噴
出口を上向きにして横一列に列設した噴霧ノズルから圧
送空気と混合した処理水を微細粒の霧状にして噴出さ
せ、吹き上げた霧状噴水の略最高位置の横方向から、圧
搾空気を送り込み、吹き上げた霧状噴水の吹き上げ時と
落下時の双方の霧状の噴水に圧搾空気を当てて酸素分を
取込みながら落下して槽内の厨芥処理水となし、処理槽
の底面よりポンプを介して前記噴水ノズルと連通し、処
理水の循環をせしめることを特徴とする厨芥処理方法。
Priority Applications (1)
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JP14048998A JP3297641B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 厨芥処理装置および厨芥処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP14048998A JP3297641B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 厨芥処理装置および厨芥処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11314082A JPH11314082A (ja) | 1999-11-16 |
JP3297641B2 true JP3297641B2 (ja) | 2002-07-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14048998A Expired - Fee Related JP3297641B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 厨芥処理装置および厨芥処理方法 |
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1998
- 1998-05-06 JP JP14048998A patent/JP3297641B2/ja not_active Expired - Fee Related
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