JP3138915B2 - 負イオン発生装置 - Google Patents
負イオン発生装置Info
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Description
する負イオン発生装置に関する。
によるレナード効果によって生じた負イオンを室内に放
出して室内空気を清浄化する技術は、陰イオン製造方法
及びその装置(特公平5−58755号)として開発さ
れた。この装置は、基本的に水分裂部と、気液分離部と
からなるもので、水分裂部には、ノズルから衝壁に向け
て高圧水を噴射して微細水滴に分裂させる装置,回転す
る円板上に水を噴射し、噴射水に遠心力を作用させて微
細水滴に分裂させる装置,超音波加湿器を用い、水を振
動させて微細水に分裂させる装置、あるいは回転する羽
根車に水を吹き付け、羽根車で水を叩いて微細水滴に分
裂させる装置などが用いられる。気液分離部は、例えば
サイクロンセパレータである。サイクロンセパレータに
よれば、微細水滴混合空気を旋回させつつ空気中から微
細水滴を遠心力分離して負イオンを含む多湿の空気を外
部へ取出すことができる。
気清浄機として利用する試みの一つとして実開平4−1
26717号公報に記載された空気清浄機がある。この
空気清浄機は、図5に示すように、ファン31により吸
引して複数のフィルタからなる集塵フィルタ装置32を
介して空気を取り入れ、サイクロン構造の気液接触部3
3内で噴射ノズル34より微細な水滴を噴射して気液接
触させ、連通口35を介して連通する同じくサイクロン
構造の液滴分離部36に送って余分な水分を除去した
後、空気排出口37から清浄空気が排出される。図中3
8は、噴射ノズル34に水を圧送するポンプ、39は給
水タンク、40は噴射する水を収容する水槽である。
て特開平6−246123号公報には、図6に示すよう
に気液接触部としての第1のサイクロン筒41と、液滴
分離部としての第2のサイクロン筒42と、液体を収容
する水槽43と、気液接触部に水槽43内の液体を圧送
するポンプ45とを有し、前記2つのサイクロン筒4
1,42を前記水槽43とは別体に設けるとともに、こ
の2つのサイクロン筒41,42をその下端部が水槽4
3の液中に没するように水槽43の上部に取付けた空気
清浄機が提案されている。
る負イオン発生に着目したときに本発明にいう「水分裂
部」であり、「液滴分離部」は「気液分離部」である。
上記の空気清浄機は、気液接触部および液滴分離部の各
サイクロン筒を互いに接近して配列し、さらに連通管4
4およびこの連通管44の若干下方の水平な取付板46
とともにサイクロン筒ユニット47として一体形成さ
れ、取付板46の部分を水槽43の上部周縁のつば部4
8にねじ止めしている。
空気清浄機を実際に家庭用として実用化する場合に、小
形化,製作上の容易さ,コストなどの問題を解決する必
要から工夫が求められ、このような背景のもので発明が
なされたものであるという事情が説明されている。
空気清浄機として用いる負イオン発生装置においては、
水槽40内の水は運転中に汚染され、一定時間運転され
るごとに交換しなければならない。また、長期間運転を
停止するときには、水槽40内の水を抜き取ることが必
要である。
も水槽40から噴射ノズル34に通ずる配管、特に配管
に介装されたポンカプ38内に水が残り、細菌類,藻な
どが発生し、あるいは水が腐敗し、悪臭を生ずるように
なる。図5は略図のため、ポンプ38は水槽40の下方
に描かれているが、実際には、図6のようにポンプ45
は、水槽43の側方に設置される。
に設けられた排水口49を経て排出されても、ポンプ4
5並びにその配管中の水を完全に排出することができな
い。また、図7に明らかなとおり、この例では可成り大
型のポンプ45が用いられ、これが水槽43と並列に配
列してケース50内に収納されるものであるために、ポ
ンプが嵩張って負イオン発生装置又は、空気清浄機を小
型化する上の大きな妨げになっていた。
きに、水槽から水分裂部に到る配管、特にポンプ内にも
残さずに水抜きしうる負イオン発生装置を提供するもの
である。また、本発明の他の目的は、水槽内をポンプの
設置空間に利用して装置の小型化を実現する負イオン発
生装置を提供することにある。
め、本発明による負イオン発生装置においては、サイク
ロンユニットとポンプとを有する負イオン発生装置であ
って、サイクロンユニットは、複数のサイクロン筒を一
体に有し、各サイクロン筒は、下縁が開放された筒状で
あり、胴部中央から下縁にかけて形成された連通溝を介
して互いに連通し、前段と後段とに区別され、各サイク
ロン筒の下縁は水槽内に挿し込まれており、前段となる
少なくとも1つのサイクロン筒は水分裂部を形成するも
のであり、水分裂部は、水槽から供給された水を微細な
水滴に分裂させ、微細な水滴を含む空気を気液分離部に
送風する部分であり、後段となる少なくとも1つのサイ
クロン筒は、気液分離部を形成するものであり、気液分
離部は、水分裂部より受入れた空気中の水滴を遠心力分
離して負イオンを含む多湿の空気を外部へ排出する部分
であり, 連通溝は、水槽内の水面上で各サイクロン筒間
の空気の流通路を形成するものであり、 水槽は、水分裂
部へ供給する水を入れたものであり、 ポンプは、水槽内
に設置され、水槽内の水を汲み出して水分裂部に供給す
るものであり、サイクロンユニットに支持され、各サイ
クロン筒の下縁を水槽内に挿し込むことによって、水槽
の底から一定の間隔を置いて槽内に充填された水中に浸
漬されるものである。
有し、フランジは、水槽の開口縁に着座させてサイクロ
ンユニットを水槽に組付けるものであり、ポンプは、フ
ランジに垂下支持されて水槽内に充填された水中に浸漬
されるものである。
トリッジ取付座とを有し、 ポンプは、ポンプ取付座に嵌
合し、下方に張り出して垂下支持され、 カートリッジ取
付座は、カートリッジを脱着可能に保持させるものであ
り、 カートリッジは、水槽内に水を供給するものであ
り、ポンプの上方に形成されるケース内の空間に収容さ
れるものである。
よって説明する。図1,図2において、本発明による負
イオン発生装置においては、水分裂部1と、気液分離部
2と、水槽3と、ポンプ4とをケース5内に有するもの
である。
を微細水滴に分裂させて付近の空気中に負イオンを発生
させる部分である。気液分離部2は、水分裂部1に発生
させた微細水滴を含む空気を受入れ、空気中から微細水
滴を遠心力分離して負イオンを含む多湿の空気を外部へ
送出する部分である。水槽3には、水が入れられ、ポン
プ4は、水槽3内の水を汲み出して水分裂部1に供給す
るものである。
ロンユニット6内に形成され、サイクロンユニット6
は、第1サイクロン筒7と、第2サイクロン筒8との組
合せからなり、胴部には周縁に張り出したフランジ9を
一体に有している。第1サイクロン筒7および第2サイ
クロン筒8は下縁が開放された縦長の筒状であり、平行
に配設され、胴部中央から下縁にかけては、連通溝6a
によって互いに連通させている。連通溝6aは、図3に
示すように両筒を接線方向につなぐ溝である。サイクロ
ンユニット6は、各々のサイクロン筒7,8の下縁を水
槽3内に挿し込み、フランジ9を水槽3の開口縁3aに
着座させて水槽3上に設置されている。
てサイクロンユニット6のフランジ9に支持され、水槽
3の底から一定の間隔を置いて槽内に充填された水中に
浸漬されている。
クト11を介して第1サイクロン筒7の上部に接続さ
れ、ケース5の上部に設けた排気口12は、排気通路1
3を通じて第2サイクロン筒8の上部に接続され、ダク
ト11には外気を吸引する送風機14が介装されてい
る。第1及び第2サイクロン筒7,8内は、送風機14
によって吸気された外気の流通路を形成し、外気は各筒
7,8内を順次旋回しつつ流動して排気口12より外気
中に排出される。
内には、水槽3内の水の供給を受け、これを第1サイク
ロン筒7内へ噴出する回転体15を有している。
筒7内に同心状に内筒16を設け、該内筒16に回転体
15及び衝壁となるリング17を装備したものである。
内筒16内には回転体15を回転駆動するモータ18が
装てんされ、その回転軸18aを回転体15の軸孔に装
着して第1サイクロン筒7の胴部内に回転体15を水平
姿勢で設置している。
板15a,15bの組合せからなり、ワッシャー19及
び止め金具20で支え、軸孔にモータ18の回転軸18
aを通し、ナット21で緊締されている。対の回転板1
5a,15bは傘型をなし、上下に組合され、ステー2
2をもって一定間隔に保持されている。上段の回転板1
5aは中央に水の受入部23を有し、下段の回転板15
bの板面は、受入部23を通して受入れられた水を下傾
方向に誘導するガイドであり、周縁に形成される開口が
放水部24となる。
の上方から供給される。水の供給用配管25は、ポンプ
4の吐水口4bに接続して上方に立上げ、第1サイクロ
ン筒7の上方から内筒16内に挿入され、回転体15上
に開口されたものである。回転体15内に受入れられた
水は、回転体15の回転方向に変換され、周縁の放水部
24より遠心方向に噴射され、その噴射水は、リング1
7の内面に衝突して微細水滴に分裂する。回転体15よ
り噴出した水が衝突する面は、水を微細水滴に分裂させ
る衝壁である。
すると衝撃音を発する。第1サイクロン筒7内にリング
17を設置し、そのリング17の内面を衝壁としたの
は、衝撃音による騒音のレベルを減少させるためであ
る。勿論第1サイクロン筒7の内面を衝壁とすることも
できる。
7内は、水分裂部1に発生させた微細水滴を含む空気を
受入れ、空気中から微細水滴を遠心力分離して負イオン
を含む多湿の空気を排気口12より外気中に送出する。
第2サイクロン筒8内は中空であり、空気の旋回流路を
形成し、上端は、排気通路13を通じて排気口12に連
通させている。
は、その下端開口が水槽3内に挿し込まれ、フランジ9
は、水槽3の開口縁3aに着座させてボルトなどで締付
け固定される。また、フランジ9には、図3のようにポ
ンプ取付座26とカートリッジ取付座27との開口を有
しており、ポンプ4は取付座26に嵌合し、下方に張り
出して垂下支持され、水槽3内の水中に浸漬されてい
る。
給又は補給を行うものであり、ポンプ4の上方に形成さ
れるケース5内の空間に収容し、フランジ9のカートリ
ッジ取付座27に脱着可能に保持され、内部に充填され
た水は、カートリッジ取付座27に保持された姿勢で水
槽3内に移し替えられる。
所定量の水が充填されると、その水面上で第1サイクロ
ン筒7と第2サイクロン筒8とが連通溝6aを通じて互
いに連通し、水分裂部1から気液分離部2に通ずる流通
路が水面上の空間に形成される。
裂部1に供給され、水分裂部1に生じた余剰の水や気液
分離部2において遠心分離された水は、各サイクロン筒
7,8の内壁を伝って水槽3内に戻される。水槽3に
は、その底に排水口29を有し、排水口29には排水ポ
ンプ30が接続されている。
間装置の運転を停止するときには、排水ポンプ30を起
動して水槽3内の水を排出する。水槽3内の水が排出さ
れると、あわせてポンプ4内及びポンプ4から水分裂部
1に通ずる配管25内の水は、吸水口4aから水槽3内
へ落下し、ポンプ4及び配管25内の水は余すことなく
排水される。
ニットに、第1サイクロン筒と第2サイクロン筒との2
本のサイクロン筒を有する例を説明した。サイクロン筒
は、前段と後段に区別され、前段に水分裂部を、後段に
気液分離部を形成するものである。水分裂部及び気液分
離部のいずれか一方を少なくとも2回以上繰返して行う
ときには3以上のサイクロン筒を用いることができる。
この場合に、前段の1又は2以上のサイクロン筒内に水
分裂部を形成し、また、後段の1又は2以上のサイクロ
ン筒内には気液分離部を形成する、各サイクロン筒は、
水槽内に挿し込まれ、水面上で各筒を連通させる連通溝
によって、水面上に、前段のサイクロン筒間の空気の流
通路が形成される。
槽内の水を汲み上げて水分裂部に給水するポンプに、い
わゆる投込み式のポンプを用い、これを水槽内の水中に
浸漬して設置するため、水槽内の水を抜き取るときに
は、あわせてポンプ内及びポンプから水分裂部に通ずる
配管内の水を余すことなく排水することができ、したが
って、残留水の腐敗,藻類の発生による悪臭の発生など
の事故を防止できる。
用してポンプを設置でき、また、ポンプの設置空間の上
方をカートリッジの挿入用空間に利用して限られたケー
ス内の空間を有効利用でき、ひいては装置のより小型化
を実現できる。
ンユニットと一体に形成されたフランジにポンプを垂下
させておけば、サイクロンユニットを水槽に組付けるこ
とにより、各サイクロン筒の設置にあわせて水槽内の水
中に浸漬する位置にポンプを設置することができる。
トとの組合せを略示的に示す図である。
図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 サイクロンユニットとポンプとを有する
負イオン発生装置であって、 サイクロンユニットは、複数のサイクロン筒を一体に有
し、 各サイクロン筒は、下縁が開放された筒状であり、胴部
中央から下縁にかけて形成された連通溝を介して互いに
連通し、前段と後段とに区別され、各サイクロン筒の下縁は水槽内に挿し込まれており、 前段となる少なくとも1つのサイクロン筒は水分裂部を
形成するものであり、水分裂部は、水槽から供給された水を微細な水滴に分裂
させ、微細な水滴を含む空気を気液分離部に送風する部
分であり、 後段となる少なくとも1つのサイクロン筒は、気液分離
部を形成するものであり、気液分離部は、水分裂部より受入れた空気中の水滴を遠
心力分離して負イオンを含む多湿の空気を外部へ排出す
る部分であり, 連通溝は、水槽内の水面上で各サイクロン筒間の空気の
流通路を形成するものであり、 水槽は、水分裂部へ供給する水を入れたものであり、 ポンプは、水槽内に設置され、水槽内の水を汲み出して
水分裂部に供給するものであり、サイクロンユニットに
支持され、各サイクロン筒の下縁を水槽内に挿し込むこ
とによって、水槽の底から一定の間隔を置いて槽内に充
填された水中に浸漬されるものである ことを特徴とする
負イオン発生装置。 - 【請求項2】 サイクロンユニットは、フランジを有
し、 フランジは、水槽の口縁に着座させてサイクロンユニッ
トを水槽に組付けるものであり、 ポンプは、フランジに垂下支持されて水槽内に充填され
た水中に浸漬されるものであることを特徴とする請求項
1に記載の負イオン発生装置。 - 【請求項3】 フランジは、ポンプ取付座と、カートリ
ッジ取付座とを有し、 ポンプは、ポンプ取付座に嵌合し、下方に張り出して垂
下支持され、 カートリッジ取付座は、カートリッジを脱着可能に保持
させるものであり、 カートリッジは、水槽内に水を供給するものであり、ポ
ンプの上方に形成されるケース内の空間に収容されるも
のであることを特徴とする請求項2に記載の 負イオン発
生装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08300614A JP3138915B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 負イオン発生装置 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08300614A Expired - Fee Related JP3138915B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 負イオン発生装置 |
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-
1996
- 1996-11-12 JP JP08300614A patent/JP3138915B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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