JPH09267014A - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JPH09267014A
JPH09267014A JP10448296A JP10448296A JPH09267014A JP H09267014 A JPH09267014 A JP H09267014A JP 10448296 A JP10448296 A JP 10448296A JP 10448296 A JP10448296 A JP 10448296A JP H09267014 A JPH09267014 A JP H09267014A
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air
water spraying
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fan
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JP10448296A
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Katsuhiko Omodaka
克彦 面高
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の小型化及び構成を簡略化を図る。 【解決手段】段々状に形成された複数の環状溝21を有
する散水部11が吸気ダクト3内に配置される。散水部
11の通気孔26の内側には軸流ファン部16が設けら
れるとともに、排気ダクト6が挿入される。吸気ダクト
3の下部には案内羽根52を有する水受け板部14が配
置されている。モータ13が駆動されると散水部11及
びポンプ33が回転する。散水部11の回転によって軸
流ファン部16も回転して外部の空気が吸引される。ポ
ンプ33が散水部11に水を供給し、散水部11が水を
吸気ダクト3内に散布する。これによって空気と水とが
接触した後、水受け板部14で気水分離が行われて空気
が清浄化させられる。散水部11の内側に軸流ファン部
16を設けているので、構成を簡略化することができる
とともに吸気効率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気清浄装置に関す
る。詳しくは散水部から散布した水に空気中の塵埃等を
吸着させることによりフィルタを使用することなく空気
を清浄化するとともに、外部の空気を吸引するファンを
散水部に一体的に設けることによって構成を簡略化する
とともに吸気効率を向上させることができる空気清浄装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気清浄装置には、活性炭や例え
ばポリプロピレンなどの化学繊維をフィルタとして使用
し、このフィルタに吸引した空気を強制的に通すことに
より、空気中に含まれる塵埃や臭いなどを除去するフィ
ルタ型の清浄装置が知られている。また、空気中の塵埃
や臭いの成分などを例えば+側に帯電させ、これを−側
の電極に引き寄せてペーパータオルなどで捕集するイオ
ン型の清浄装置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例のうち
フィルタ型の清浄装置では、フィルタが比較的早く汚
れ、目詰まりを起こして清掃機能が低下するので、フィ
ルタを頻繁に交換する必要があり、面倒なだけでなく費
用がかかる。また、フィルタは活性炭や化学繊維などを
隙間なく詰めているため圧力損失が大きく、空気を吸引
するために能力の大きな動力源を必要とすることに加
え、装置が大型化する。
【0004】また、空気を吸引して清浄化するタイプの
清浄装置では、空気を吸入する吸気ダクトと別個に清浄
化された空気を外部に排出する排気ダクトが設けられて
いるため、排気ダクトのスペースを確保する必要から空
気の清浄を行う清浄部を大型化することができず、清浄
効率が良くないという問題があった。
【0005】さらに、空気の清浄を行う清浄部と外部の
空気を吸引するためのファンとが別々に独立して設けら
れているため、装置が大型化するとともに構成が複雑と
なるという問題があった。
【0006】一方、イオン型の清浄装置では、空気の流
れる速度が大きいと+側に帯電された塵埃などが−側に
引き寄せられずに空気と一緒に外部に放出されてしまう
ので、空気を強制的に吸引して流すことができない。し
たがって、清浄装置近傍の空気しか清浄することができ
ず、広い部屋の清浄化に対応できないという問題があ
る。
【0007】そこで本発明は、上述したような課題など
を解決したものであって、安価でしかも広範囲の空気を
効率よく清浄化できるとともに、装置の小型化及び構成
の簡略化が可能な空気清浄装置を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、外部から吸入した空気を清浄化
して排出する空気清浄装置において、回転して空気の流
路に空気清浄用の水を散布する散水部と、散水部に水を
供給するための水供給手段と、散水部の内側に設けら
れ、清浄化された空気を吸引するファンと、散水部の内
側に配され清浄化された空気を外部に導く排気ダクト
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0009】駆動手段の駆動により散水部が回転する。
この散水部に設けられたファンの吸引力によって吸気ダ
クトを通じて外部の空気が吸入されるとともに、回転す
る散水部の溝に水が供給される。溝に溜められた水は散
水部の回転に伴う遠心力によって外側に飛散する。この
とき溝全周には略一定量の水が行き渡った状態で水の散
布が行われるので、散水部の全周に亘って水が略均一に
散布される。
【0010】吸入された空気は散布された水と強制的に
接触させられ、空気中に含まれる塵埃が水に吸着する。
その後、水は空気中の塵埃を含んだ状態で空気から分離
され、空気が清浄化される。清浄化された空気は排気ダ
クトを通じて外部に排出される。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係る空気清浄装
置の実施の一形態について、図面を参照して詳細に説明
する。
【0012】図1は、本発明による実施の形態である空
気清浄装置1の構成を示している。空気清浄装置1のキ
ャビネット5は側面下部にタンク4を着脱するための開
口部5aが設けられた中空の円筒体である。キャビネッ
ト5の上部側面(図では右側上部)には吸気口7が設け
られ、吸気口7と異なる側(図では左側上部)には排気
口8が設けられる。
【0013】この空気清浄装置1は吸気口7から吸入し
た空気を水と混合させることにより清浄化して排気口8
から排出するものであり、水を散布する散水部11に軸
流ファン部16を設けたことによって別部品としてのフ
ァンを使用せずとも外部の空気を吸入可能にしたもので
ある。その機能は空気の吸入排出、気水接触及び気水分
離に大きく分けられる。
【0014】まず、空気清浄装置1の内部の空気の流路
について説明する。吸気口7より吸入された空気の流路
は主として吸気ダクト3及び排気ダクト6によって形成
される。キャビネット5の内部には吸気口7より上側に
位置して筒内を仕切る仕切板部12と、開口部5aより
も上側に位置して筒内を仕切る水受け板部14とが設け
られる。仕切板部12と水受け板部14との間が吸気ダ
クト3となる。
【0015】排気ダクト6は略L字型に形成され、吸気
ダクト3の内部中央に垂直に配される垂直部6aと、垂
直部6aの上端から水平に屈折して排気口8に連結され
る水平部6bとから構成される。垂直部6aは吸気ダク
ト3の筒内を横切って取り付けられた横板部10によっ
て支持されている。
【0016】横板部10には排気ダクト6の外周に沿っ
て円周方向に向かって複数の通気孔10a,10aが形
成されている。これら通気孔10a,10aは吸気ダク
ト3内を流れる空気を通過させるためのものである。排
気ダクト6の下端は開放されて開口部15となる。この
ように吸気口7から吸気ダクト3、排気ダクト6を経て
排気口8に至る空気の流路が形成される。
【0017】仕切板部12と排気ダクト6の水平部6b
との間には駆動手段としてのモータ13がその回転軸1
3aを下向きにして取付固定されている。回転軸13a
は排気ダクト6の内部中央に配置され、先端が水受け板
部14を貫通するようにその長さが設定される。この回
転軸13aには後述する散水部11及びポンプ33が連
結される。なお、散水部11の内側には軸流ファン部1
6が設けられる。このように散水部11、軸流ファン部
16及びポンプ33の駆動手段をモータ13で兼用させ
ることによって部品点数を減らしてコストを低減するこ
とができる。
【0018】続いて、空気に水を接触させる気水接触を
行う散水部11及び水供給手段(ポンプ33、給水パイ
プ32及びタンク4)について説明する。空気の流路に
水を散布するための散水部11は吸気ダクト3の途中に
配置される。散水部11は図2、図3及び図4に示すよ
うにその中心に垂直方向に貫通する通気孔26を有する
円筒体であり、その外周側面には複数、本例では4段の
断面コ字状の環状溝21が散水部11の高さ方向(空気
の通過方向)に対してそれぞれ位置が異なるように形成
されている。本例の環状溝21では最上段が最も径が小
さく、そして下段ほど径が大きくなるように段々状に形
成される。なお、散水部11の環状溝21の断面はU字
状又はV字状に形成してもよい。
【0019】最下段の環状溝21の下端外周に沿って一
定幅の棚22が形成され、棚22の上面外縁部には90
°ごとに4つの支柱23が立設されている。支柱23の
頂部には円環状の枠24が連結される。棚22、支柱2
3及び環状枠24の外側面にはメッシュ(網状)部25
が環状溝21の周囲を全周に亘って覆うように貼着され
ている。このメッシュ部25には例えば布フィルター、
金網、又はスポンジ等の材質が選定される。
【0020】散水部11の通気孔26の内部には軸流フ
ァン部16が設けられている。この軸流ファン部16
は、通気孔26の中心に配される連結部18と、この連
結部18から放射状に形成された7枚の羽根17とから
構成される。羽根17の先端が通気孔26の内壁面に連
結されることによって、軸流ファン部16と散水部11
とが一体として構成される。軸流ファン部16は散水部
11の回転によって下方から上方に空気を流す吸引力を
発生するものである。
【0021】図5に示すように連結部18がモータ13
の回転軸13aに固定されて散水部11が吸気ダクト3
内に配置される。また、排気ダクト6が散水部11の通
気孔26の内側に配置され、その下端開口部15が軸流
ファン部16の上側に接近して位置する。
【0022】排気ダクト6を散水部11の内側に配置し
たのは散水部11の外径を大きく設定できるようにする
ためである。散水部11を大型化することにより広範囲
に亘って水を散布することができ、空気の清浄効率を向
上させることが可能になる。例えばモータ13を比較的
低回転で駆動した場合であっても高い清浄効率を発揮す
ることができる。
【0023】また、排気ダクト6の外周面に沿って天板
31が同一幅で水平に突出形成される。この天板31は
散水部11の環状枠24に近接して配されるとともに、
その外径は環状枠24の径と略同一に設定される。これ
によってメッシュ部25の内側に上方から空気が侵入す
るのが防止される。天板31の下面には排気ダクト6の
外周面に沿ってリブ57が形成されている。これは水滴
が天板31の下面を伝って排気ダクト6内に吸い込ま
れ、排出される空気に水分が混じるのを防止する。ま
た、天板31には散水部11の環状溝21の真上に水を
供給するための吐出孔31aが穿設される。
【0024】散水部11に水を供給する水供給手段は図
1に示すポンプ33、給水パイプ32及びタンク4によ
って構成される。ポンプ33は水受け板部14の下面に
取り付けられ、モータ13の回転軸13aに連結されて
いる。給水パイプ32は散水部11の環状溝21に水を
供給するためのもので、その一端は天板31の吐出孔3
1a(図5)に連結されて環状溝21の真上に位置し、
他端はポンプ33を介してタンク4に連結される。
【0025】タンク4は断面がL字型に形成された中空
体であり、開口部5aを通じて装置本体に着脱自在に構
成される。このタンク4は清浄化に使用された水を回収
するための回収部34と、回収部34内の汚れた水を清
浄化するフィルタ35と、清浄化された水を貯める供給
部36とで構成されている。
【0026】供給部36の上部側面には給水パイプ32
に連結するための筒状の連結部38と排水パイプ37に
連結するための筒状の連結部39とが設けられる。タン
ク4を本体から外したときには連結部38,39が給水
パイプ32及び排水パイプ37から外れるように構成さ
れる。連結部38には供給部36から給水パイプ32に
水を導くためのチューブ40が接続され、連結部39に
は排水パイプ37から回収部34に水を導くためのチュ
ーブ41とが設けられている。
【0027】続いて、散水部11から散布された水と外
部から吸入された空気との分離(気水分離)を行う水受
け板部14について説明する。水受け板部14には図6
に示すようにその中央に円状の水溜部51が凹設されて
いる。この水溜部51を取り囲むように複数の円弧状に
湾曲した案内羽根52が等間隔に渦状を形成するように
配列されている。案内羽根52の内側端部は水溜部51
の縁に一致するようになされ、またその上端は図1に示
すように散水部11の下面に近接して配置される。この
案内羽根52は排気ダクト6に流入する空気の流れを形
成するとともに、その表面に水を付着させて気水分離を
行う気水分離手段を構成する。
【0028】図6に示すように水溜部51の内壁面には
90度ごとに4カ所の排水孔53が穿設されている。水
溜部51の中央にはモータ13(図1)の回転軸13a
が挿通される通孔55が穿設されている。
【0029】水受け板部14の下面には図1に示すよう
に排水孔53から流出する水を回収する環状の排水溝5
4が取り付けられる。この排水溝54は溝の底面が傾斜
して形成され、底面が最も低くなった位置に上述した排
水パイプ37が連結される。
【0030】なお、仕切板部12とキャビネット5の上
板面との間には制御部19が配置され、この制御部19
によって上述した空気清浄装置1の各部の動作が制御さ
れる。
【0031】以上のように構成された空気清浄装置1に
ついてその動作を以下に説明する。電源が投入され空気
清浄処理の開始が指示されると、モータ13によって散
水部11及びポンプ33が回転駆動される。このとき、
散水部11に設けられた軸流ファン部16も同時に回転
するので、吸気口7から外部の空気が吸入される。吸入
された空気は吸気ダクト3内を通じて下方に送られる。
【0032】一方、回転駆動されるポンプ33によって
タンク4内の供給部36から水が供給され、チューブ4
0、連結部38及び給水パイプ32を介して図5に示す
ように天板31の吐出孔31aから水が放出される。こ
の水は真下に位置する散水部11の4つの環状溝21に
落下する。
【0033】この水は環状溝21に溜められ、散水部1
1の回転に伴う遠心力によって環状溝21外側に飛散す
る。このように環状溝21に水が行き渡った状態で水の
散布が行われるので、散水部11の全周に亘って水が略
均一に散布される。また、環状溝21は段々状に形成さ
れているので散水部11の高さ方向に対しても水が略均
一に散布される。
【0034】飛散した水はメッシュ部25を通過する。
このとき水の水滴が細分化され、霧状の水となって吸気
ダクト3内に噴出する。吸気ダクト3を通過する空気が
この水と強制的に接触させられ、これによって空気中に
含まれていた塵埃等が水滴に吸着する。水を霧状にして
散布することによって、空気と水との接触面積を大きく
して塵埃等を水滴に吸着し易くすることができ、空気の
清浄効率を向上させることができる。
【0035】なお、上位の環状溝21ほど半径が小さい
ため、噴出する水の勢いにばらつきが生じるが、メッシ
ュ部25を通過することによって略均一に飛散する。ま
た、メッシュ部25の上部開口部が天板31とリブ57
によって塞がれているので、メッシュ部25の内側に空
気が流入せず、空気はメッシュ部25の外側を通過する
ことになる。従って空気は常に霧状の水と接触すること
になり、さらに空気の清浄効率を向上させることができ
る。
【0036】水滴を含んだ空気はそのまま下方の水受け
板部14に達する。水受け板部14では空気が排気ダク
ト6(図1)に流入しようとしてその流れを上方に転じ
ることになる。この水受け板部14では図6に示すよう
に空気と水は案内羽根52に沿って中央の水溜部51へ
と導かれる。一般に空気の流れが鋭く曲がる箇所では乱
流等が発生しやすいが、案内羽根52によって空気の流
れが形成され乱流等の発生が防止される。
【0037】また、案内羽根52に水滴を含んだ空気が
接触しながら導かれることによって、塵や埃等を含んだ
水滴が案内羽根52に付着して気水分離が行われる。こ
のとき分離された水とともに空気に含まれていた塵や埃
等が除去されて空気が清浄化される。案内羽根52に付
着した水滴は空気の流れに押されて水溜部51に集めら
れる。水溜部51では空気が渦流を形成し、この流れに
よって水が内壁面寄りに集められて排水孔53から排出
される。
【0038】この水は図1に示す排水溝54を流れて排
水パイプ37を通じてタンク4の回収部34に回収され
る。回収部34の水はフィルタ35を通過する際に清浄
化された後、供給部36に溜められて再利用される。一
方、清浄化された空気は排気ダクト6内を上昇し、ファ
ン16によって排気口8より外部に排出される。
【0039】このように本発明に係る空気清浄装置1は
水に空気中の塵埃を吸着させることによって空気を清浄
化するものであり、フィルタ等の消耗品を必要としない
ためコストの低減を図ることができる。
【0040】この空気清浄装置1では散水部11の内側
に排気ダクト6を配置しているので、散水部11の外径
を大きく設定することができる。したがって散水部11
を大型化して空気の清浄効率を向上させることができ
る。
【0041】また、散水部11の内側に軸流ファン部1
6を設けており、別部品としてのファンを必要としない
ので、装置の小型化及び構成の簡略化が可能となる。フ
ァンを別に設ける必要がなくなったことにより、空気の
流路設計に制約が少なくなり、より空気の流通性を重視
した流路の配置が可能になる。
【0042】さらに、空気清浄装置1ではファン16が
空気清浄装置1内外に対する強制的な空気の循環ルート
を生成させる働きもあるので、室内の空気清浄化を促進
させるとともに広範囲の空気を清浄化することができ
る。タンク4に貯められた水が汚れた場合にはタンク4
を外して水を交換するだけでよく、メンテナンスが極め
て簡単かつ安価である。
【0043】図7に本発明に係る第2の実施の形態であ
る空気清浄装置51の構成を示す。この空気清浄装置6
1は上述した空気清浄装置1(図1)の構成に加え、排
気ダクト6の垂直部6aと水平部6bとの連結部にファ
ン62を設けたものである。このファン62はモータ1
3の回転軸13aに取り付けられ、軸流ファン部16の
真上に位置している。
【0044】この空気清浄装置51の動作は上述した空
気清浄装置1(図1)と同様であるが、軸流ファン部1
6に加えて別にファン62が設けられているのでさらに
空気の吸引力を向上させることができる。さらに、ファ
ン62が回転することによって生じる空気の流れが軸流
ファン部16に回転力を与え、散水部11の回転を維持
するための駆動力が低減される。従って、駆動力の小さ
い低廉なモータ13を使用することが可能になり、さら
にコストの低減を図ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、外部から
吸入した空気を清浄化して排出する空気清浄装置におい
て、回転して空気の流路に空気清浄用の水を散布する散
水部と、散水部に水を供給するための水供給手段と、散
水部の内側に設けられ、清浄化された空気を吸引するフ
ァンと、散水部の内側に配され清浄化された空気を外部
に導く排気ダクトと、を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0046】従って本発明によれば、空気中に含まれた
塵埃等を水に吸着させて除去するので、フィルタ型の空
気清浄装置のようにフィルタなどの消耗品を必要としな
いためコストの低減が図れ、しかもイオン型の空気清浄
装置より広い範囲にわたって空気を清浄化することが可
能になる。また、散水部の内側にファンを取り付けてい
るので、装置の小型化、構成の簡略化及び吸気効率の向
上を図ることが可能になる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である空気清浄装置
1の構成を示す断面図である。
【図2】散水部11の形状を示す斜視図である。
【図3】散水部11の断面図である。
【図4】散水部11の上面図である。
【図5】散水部11の動作を示す断面図である。
【図6】図1のA−A断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態である空気清浄装置
1の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1,61 空気清浄装置 3 吸気ダクト 4 タンク 6 排気ダクト 7 吸気口 8 排気口 11 散水部 13 モータ 13a 回転軸 14 案内羽根 16 軸流ファン部 21 環状溝 25 メッシュ部 31 天板 32 給水パイプ 33 ポンプ 51 水溜部 62 ファン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から吸入した空気を清浄化して排出
    する空気清浄装置において、 回転して空気の流路に空気清浄用の水を散布する散水部
    と、 上記散水部に水を供給するための水供給手段と、 上記散水部の内側に設けられ、空気を吸引するファン
    と、 上記散水部の内側に配され清浄化された空気を外部に導
    く排気ダクトと、 を備えたことを特徴とする空気清浄装置。
  2. 【請求項2】 上記散水部が上方に開口部を有する環状
    の溝を有し、上記散水部が回転して上記溝に溜められた
    空気清浄用の水を空気の流路に飛散させることを特徴と
    する請求項1記載の空気清浄装置。
  3. 【請求項3】 上記環状の溝が複数設けられ、それぞれ
    空気の通過方向に対して位置が異なるように配されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の空気清浄装置。
JP10448296A 1996-03-30 1996-03-30 空気清浄装置 Pending JPH09267014A (ja)

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