JP3138914B2 - 負イオン発生装置 - Google Patents
負イオン発生装置Info
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Description
する負イオン発生装置に関する。
によるレナード効果によって生じた負イオンを室内に放
出して室内空気を清浄化する技術は、陰イオン製造方法
及びその装置(特公平5−58755号)として開発さ
れた。この装置は、基本的に水分裂部と、気液分離部と
からなるもので、水分裂部には、ノズルから衝壁に向け
て高圧水を噴射して微細水滴に分裂させる装置,回転す
る円板上に水を噴射し、噴射水に遠心力を作用させて微
細水滴に分裂させる装置,超音波加湿器を用い、水を振
動させて微細水に分裂させる装置、あるいは回転する羽
根車に水を吹き付け、羽根車で水を叩いて微細水滴に分
裂させる装置などが用いられる。気液分離部は、例えば
サイクロンセパレータである。サイクロンセパレータに
よれば、微細水滴混合空気を旋回させつつ空気中から微
細水滴を遠心力分離して負イオンを含む多湿の空気を外
部へ取出すことができる。
気清浄機として利用する試みの一つとして実開平4−1
26717号公報に記載された空気清浄機がある。この
空気清浄機は、図6に示すように、ファン31により吸
引して複数のフィルタからなる集塵フィルタ装置32を
介して空気を取り入れ、サイクロン構造の気液接触部3
3内で噴射ノズル34より微細な水滴を噴射して気液接
触させ、連通口35を介して連通する同じくサイクロン
構造の液滴分離部36に送って余分な水分を除去した
後、空気排出口37から清浄空気が排出される。図中3
8は、噴射ノズル34に水を圧送するポンプ、39は給
水タンク、40は噴射する水を収容するタンクである。
て特開平6−246123号公報には、図7に示すよう
に気液接触部としての第1のサイクロン筒41と、液滴
分離部としての第2のサイクロン筒42と、液体を収容
する水槽43と、気液接触部に水槽43内の液体を圧送
するポンプ45とを有し、前記2つのサイクロン筒4
1,42を前記水槽43とは別体に設けるとともに、こ
の2つのサイクロン筒41,42をその下端部が水槽4
3の液中に没するように水槽43の上部に取付けた空気
清浄機が提案されている。
能上、レナード効果による負イオン発生に着目したとき
に本発明にいう「水分裂部」であり、「液滴分離部」は
「気液分離部」である。上記の空気清浄機は、気液接触
部および液滴分離部の各サイクロン筒を互いに接近して
配列し、さらに連通管44およびこの連通管44の若干
下方の水平な取付板45とともにサイクロン筒ユニット
47として一体形成され、取付板46の部分を水槽43
の上部周縁のつば部48にねじ止めして小形化を実現し
ている。
装置の小形化や製作,組立ての点で改善の余地がないわ
けではない。両サイクロン筒を独立した筒型に加工した
後に筒間を連通管によって接続しなければならない。
トの構造をさらに簡略化し、あわせて気液分離効率を高
めた負イオン発生装置を提供することにある。
め、本発明による負イオン発生装置においては、サイク
ロンユニットを有する負イオン発生装置であって、サイ
クロンユニットは、複数のサイクロン筒を一体に有し、
各サイクロン筒は、下縁が開放された筒状であり、胴部
中央から下縁にかけて連通溝を介して互いに連通し、前
段と後段とに区別され、各サイクロン筒の下縁は水槽内
に挿し込まれており、前段となる少なくとも1つのサイ
クロン筒は水分裂部を形成するものであり、水分裂部
は、水槽から供給された水を微細な水滴に分裂させ、微
細な水滴を含む空気を気液分離部に送風する部分であ
り、後段となる少なくとも1つのサイクロン筒は、気液
分離部を形成するものであり、気液分離部は、水分裂部
より受入れた空気中の水滴を遠心力分離して負イオンを
含む多湿の空気を外部へ排出する部分であり, 水槽は、
水分裂部へ供給する水を入れたものであり、連通溝は、
水槽内の水面上で各サイクロン筒間の空気の流通路を形
成するものである。
有し、フランジは、水槽の口縁に着座され、水槽内への
各サイクロン筒の挿し込み長さを規制するものである。
よって説明する。図1〜図3において、本発明による負
イオン発生装置においては、サイクロンユニット1と、
水槽2との組合せをケース3内に有している。サイクロ
ンユニット1は、第1サイクロン筒4と、第2サイクロ
ン筒5との組合せからなり、胴部には周縁に張り出した
フランジ6を一体に有している。第1サイクロン筒4お
よび第2サイクロン筒5は下縁が開放された縦長の筒状
であり、平行に配設され、胴部中央から下縁にかけて連
通溝7によって互いに連通させている。連通溝7は、図
3に示すように両筒を接線方向につなぐ溝である。サイ
クロンユニット1は、各々のサイクロン筒4,5の下縁
を水槽2内に挿し込み、フランジ6を水槽2の開口縁8
に着座させて水槽2上に設置されている。
介して第1サイクロン筒4の上部に接続され、排気口1
1は、排気通路12を通じて第2サイクロン筒5の上部
に接続され、ダクト10には外気を吸引する送風機13
が介装されている。第1及び第2サイクロン筒4,5内
は、送風機13によって吸気された外気の流通路を形成
し、外気は各筒4,5内を順次旋回しつつ流動して排気
口11より外気中に排出される。図5に本発明装置の外
観図を示す。吸気口9はケース3の正面下部に縦長に設
けられ、排気口11はケース3の正面上部に横長に設け
られている。
する部分であり、筒内には、水槽2内の水の供給を受
け、これを第1サイクロン筒4内へ噴出する回転体14
を有している。水分裂部Aは、給水された水を微細水滴
に分裂させて付近の空気中に負イオンを発生させる部分
である。
筒4内に同心状に内筒15を設け、該内筒15に回転体
14及び衝壁となるリング16を装備したものである。
内筒15内には回転体14を回転駆動するモータ17が
装てんされ、その回転軸17aを回転体14の軸孔18
に装着して第1サイクロン筒4の胴部内に回転体14を
水平姿勢で設置している。
板14a,14bの組合せからなり、ワッシャー19及
び止め金具20で支え、軸孔18にモータ17の回転軸
17aを通し、ナット21で緊締されている。対の回転
板14a,14bは傘型をなし、上下に組合され、ステ
ー22をもって一定間隔に保持されている。上段の回転
板14aは中央に水の受入部23を有し、下段の回転板
14bの板面は、受入部23を通して受入れられた水を
下傾方向に誘導するガイドであり、周縁に形成される開
口が放水部24となる。
げ、内筒15内に配管された水の供給用配管25を通し
て回転体14上に上方から供給され、受入部23から回
転体14に受入れられる。回転体14内に受入れられた
水は、回転体14の回転方向に誘導され、周縁の放水部
24より遠心方向に噴射され、その噴射水は、リング1
6の内面に衝突して微細水滴に分裂する。回転体14よ
り噴出した水が衝突する面は、水を微細水滴に分裂させ
る衝壁である。
すると衝撃音を発する。第1サイクロン筒4内にリング
16を設置し、そのリング16の内面を衝壁としたの
は、衝撃音による騒音のレベルを減少させるためであ
る。勿論第1サイクロン筒4の内面を衝壁とすることも
できる。
成する部分である。気液分離部Bは、水分裂部Aに発生
させた微細水滴を含む空気を受入れ、空気中から微細水
滴を遠心力分離して負イオンを含む多湿の空気を排気口
11より外気中に排出する。第2サイクロン筒5内は中
空であり、空気の旋回流路を形成し、上端は、排気通路
12を通じて排気口11に連通させている。
は、その下端開口が水槽2内に挿し込まれ、フランジ6
は、水槽2の開口縁8に着座してボルト等で締付け固定
される。カートリッジタンク26を用いて水槽2内に連
通溝7の高さの範囲内で定量の水を充填すると、その水
面上で第1サイクロン筒4と第2サイクロン筒5とが連
通溝7を通じて互いに連通し、水分裂部Aから気液分離
部Bに通ずる流通路が水面上の空間に形成される。
上に開放されているため、水分裂部Aに生じた余分の水
や、気液分離部Bにおいて遠心力分離された水は、各サ
イクロン筒4,5の内壁を伝って水槽2内に戻され、ま
た、水分裂部A内に生じた空気中の微細水滴は第1サイ
クロン筒4から第2サイクロン筒5内に送り込まれると
きに各筒4,5内の水面および両サイクロン筒4,5間
の連通溝7内の水面に捕捉されて気液の分離効率が高ま
る。
ニットに、第1サイクロン筒と第2サイクロン筒との2
本のサイクロン筒を有する例を説明した。サイクロン筒
は、前段と後段に区別され、前段に水分裂部を、後段に
気液分離部を形成するものである。水分裂部及び気液分
離部のいずれか一方を少なくとも2回以上繰返して行な
うときには3以上のサイクロン筒を用いることができ
る。この場合に、前段の1又は2以上のサイクロン筒内
に水分裂部を形成し、また、後段の1又は2以上のサイ
クロン筒内には気液分離部を形成する。各サイクロン筒
は、水槽内に挿し込まれ、水面上で各筒を連通させる連
通溝によって、水面上に、前後のサイクロン筒間の空気
の流通路が形成される。
分裂部と気液分離部とを水面上で連通させるため、水面
上方の空間を空気の流通路に利用して水分裂部より気液
分離部へ流出する空気中の微細水滴を流通路内の水面に
取り込んで気液分離効率を高めることができる。
離部とをサイクロンユニット内に区画形成したため、サ
イクロンユニットと水槽とを組合せによって、水分裂部
から気液分離部へ通ずる空気の流通路を形成できる。
トは、水分裂部を形成するサイクロン筒と、気液分離部
を形成するサイクロン筒との組合せであり、各筒間を連
通させる連通溝を設けて各サイクロン筒を一体化したた
め、サイクロンユニットの製造用金型を簡略化でき、ま
た、サイクロンユニットの胴部にフランジを一体に設
け、このフランジを水槽の口縁に着座させることによっ
て、サイクロンユニットと水槽の組付けが容易となり、
また、水槽内へ浸漬するサイクロン筒の挿し込み深さを
一定深さに規定することができる。
図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 サイクロンユニットを有する負イオン発
生装置であって、 サイクロンユニットは、複数のサイクロン筒を一体に有
し、 各サイクロン筒は、下縁が開放された筒状であり、胴部
中央から下縁にかけて連通溝を介して互いに連通し、前
段と後段とに区別され、 各サイクロン筒の下縁は水槽内に挿し込まれており、 前段となる少なくとも1つのサイクロン筒は水分裂部を
形成するものであり、水分裂部は、水槽から供給された水を微細な水滴に分裂
させ、微細な水滴を含む空気を気液分離部に送風する部
分であり、 後段となる少なくとも1つのサイクロン筒は、気液分離
部を形成するものであり、気液分離部は、水分裂部より受入れた空気中の水滴を遠
心力分離して負イオンを含む多湿の空気を外部へ排出す
る部分であり, 水槽は、水分裂部へ供給する水を入れたものであり、 連通溝は、水槽内の水面上で各サイクロン筒間の空気の
流通路を形成するものであることを特徴とする負イオン
発生装置。 - 【請求項2】 サイクロンユニットは、フランジを有
し、 フランジは、水槽の口縁に着座され、水槽内へのサイク
ロン筒の挿し込み長さを規制するものであることを特徴
とする請求項1に記載の負イオン発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08300566A JP3138914B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 負イオン発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08300566A JP3138914B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 負イオン発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10141718A JPH10141718A (ja) | 1998-05-29 |
JP3138914B2 true JP3138914B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=17886387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08300566A Expired - Fee Related JP3138914B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 負イオン発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3138914B2 (ja) |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP08300566A patent/JP3138914B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10141718A (ja) | 1998-05-29 |
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