JP2926314B2 - 負イオン発生装置 - Google Patents
負イオン発生装置Info
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Description
用して空気中に負イオンを発生させる負イオン発生装置
に関する。
気中に負イオンが発生し、水滴は負イオンと等量の正電
荷を得る現象はレナード効果(Lenards’ ef
fect)として古くから知られている。この現象は滝
の付近の空気中に負電気が存在することから滝効果とも
いわれる(科学大辞典 丸善株式会社 昭和60年,p
1472参照)。
せる方法は、例えば特公平5−587555号に記載さ
れている。この方法は、微細水滴製造機にて水から微細
水滴を発生させると同時に、この微細水滴に風速0.5
〜50m/secで空気を吹き込み微細水滴混合空気と
し、そのあと、この微細水滴混合空気を分離器に通して
少なくとも粒径1μmより大きな微細水滴を分離して超
微細水滴混合空気となし、該超微細水滴混合空気1m3
中に負イオンを1.25×109以上発生させるという
ものである。この先行例において、微細水滴製造装置は
水分裂部,分離器は、気液分離部である。水分裂部に
は、回転する円板上に水を噴射し、噴射水に遠心力を作
用させて微細水滴に分裂させる装置,超音波加湿器を用
い、水を振動させて微細水滴に分裂させる装置あるいは
回転する羽根車に水を吹き付け、羽根車で水を叩いて微
細水滴に分裂させる装置が用いられ、気液分離部には、
サイクロンセパレータが用いられている。
させた微細水滴を空気力輸送し、気液分離部であるサイ
クロンセパレータ内で空気中から微細水滴を遠心力分離
して負イオンを含む空気を外部へ取出すことができる。
水分裂部と気液分離部とは別個の装置であり、両者は、
ダクトで接続され、水分裂部に発生させた微細水滴を気
液分離部へ空気力輸送し、さらに気液分離後の負イオン
を含む空気を系外へ送出するため送風機が用いられる。
もっとも、羽根車を用いたときには、羽根車に吹き付け
られた水を叩いてこれを微細水滴に分裂させるとともに
回転によって生じた風力をもって微細水滴の空気力輸送
を行う送風機の機能を羽根車に兼ねさせることができる
が、いずれにしても水分裂部と、気液分離部とを別個に
組合せる場合には両者を据え付けるスペースや両者間を
接続する配管が必要となり、負イオン発生装置を室外に
設置して室内の空気を循環させるものでは室外空間を利
用できるが、可搬式の室内設置型装置に構成するときに
は、その小型化には自ずから限界がある。
とを同一ケース内に組み込んだ小型の負イオン発生装置
を提供することにある。
め、本発明による負イオン発生装置においては、水供給
部と、水分裂部と、気液分離部とをケース内に有する負
イオン発生装置であって、 水供給部は、水槽内の水を
水分裂部に供給する部分であり、水分裂部は、水供給部
から供給された水を微細な水滴に分裂させ、発生した負
イオンを含む空気を気液分離部に圧送する部分であ
り、、気液分離部は、水分裂部より受入れた空気中の水
滴を遠心力分離して負イオンを含む多湿の空気を排出す
る部分であり、水分裂部は、羽根車を有し、 羽根車は、
羽根を有し、羽根は水供給部から供給された水を叩いて
微細水滴に分裂させると共に発生した微細水滴を含む空
気を気液分離部に圧送するものである。
部とをケース内に有する負イオン発生装置であって、 水
供給部は、水槽内の水を水分裂部に供給する部分であ
り、 水分裂部は、水供給部から供給された水を微細な水
滴に分裂させ、発生した負イオンを含む多湿の空気を気
液分離部に圧送する部分であり、円筒内に形成され、 気
液分離部は、水分裂部より受入れた空気中の水滴を遠心
力分離して負イオンを含む多湿の空気をケースの上部か
ら排出する部分であり、円筒内に形成され、 水分裂部
と、気液分離部との円筒は、水槽の上方に設置され、微
細水滴を含む空気を旋回させながら流動させ、空気中か
ら捕捉された水滴を水槽内に落下させるものである。
つなぐ水の循環系であり、汲み上げられた水槽内の水を
水分裂部の羽根車に向けて供給し、水分裂部及び気液分
離部の内壁に捕捉された水滴を水槽内に回収するもので
ある。
図によって説明する。図1,図2において、本発明によ
る負イオン発生装置は、水分裂部1と、気液分離部2
と、水供給部3とを有し、この実施形態において、装置
本体4は、ケース5と水槽6との組合せからなり、水分
裂部1と気液分離部2とはケース5内に組み込まれ、水
供給部3は、ケース5内の水分裂部1と、水槽6とをつ
なぐ水の循環系である。水分裂部1は、水供給部3より
給水された水を空気中で分裂させて付近の空気中に負イ
オンを発生させる部分であり、水の分裂とは、水にエネ
ルギーを与えて微細な水滴を発生させることである。ま
た、気液分離部2は、水分裂部1に発生させた微細な水
滴を含む空気を受入れ、空気中から微細な水滴を遠心力
分離する部分である。
部に同心状に内筒7を有し、ケース5及び内筒の下端は
開放され、ケース5の周縁一部に設けた環状鍔8を水槽
6上に着座させて垂直姿勢に保持し、下端を水槽6内に
開口させている。
垂直に配管し、その下端を水槽6の底部より突出させ、
水槽6の出口10と、給水管9の下端とを配管11で接
続し、配管11にはポンプ28を介装している。
円状の2室に区画され、内筒7内には水分裂部1、内筒
7とケース5間が気液分離部となる。前記給水管9の上
端には、その周面に開口するノズル12を有し、給水管
の直上には、ケース5の天板13に支持された羽根車1
4を設置する。羽根車14は、水分裂部1に供給された
水を叩打する羽根を備えたものである。天板13上に
は、羽根車14の駆動用モータ15が設置されている。
また、天板13には、外部の空気を水分裂部1に吸引す
る吸気口16を開口し、内筒7の下部には、水槽6内に
充填される水の水面上で内外筒内を連通させる切欠き1
7を開口し、さらにケース5の上部には、気液分離部2
より送り出される負イオンの取出口18を設ける。
水を充填し、ポンプ28を起動して水槽6内の水を給水
管9に送水し、その上端のノズル12から周方向に向け
て噴出させる。一方、モータ15を起動して羽根車14
を一方向に回転させると、ノズル12から噴出された水
は、羽根車14の羽根に叩打されて微細な水滴に分裂
し、レナード効果によって付近の空気中に負イオンが発
生し、負イオンは、微細水滴とともに羽根車14の回転
により生じた気流に空気力輸送されて内筒7内を下降
し、切欠き17を通して内筒7とケース5間に導入さ
れ、分裂によって生じた水滴の大部分は、水槽6内に落
下し、あるいは水面に捕捉される。
した空気は、内筒7を中心に旋回運動をしつつ上昇し、
旋回によって生じた遠心力作用で空気中に残存する微細
な水滴がケース5の内壁に捕捉されて空気中から除去さ
れる。空気の旋回運動をより積極的に行わせるには、図
2のように切欠き17の開口縁からケース5の内面に向
けて螺旋状のガイド19を一部に設けておくのが好まし
い。切欠きから流出した空気は、ガイド19の曲面に誘
導されて旋回運動のきっかけとなり、内筒7を中心とし
てその外周を強力に旋回し、旋回運動中に空気中に残存
する微細な水滴が遠心力分離され、負イオンを含んだ多
湿の空気が取出口18から系外に送出される。水槽6内
に戻された水は、再びポンプ28に汲み上げられて水分
裂部1に供給される。
状の2室に区画し、内側の区画に水分裂部1、外側の区
画に気液分離部2を形成した例であるが、水分裂部1と
気液分離部2との区画は、ケース5内を内外同心状に2
室に区画する場合に限らず、水分裂部1と気液分離部2
とをケース5の長さ方向を2室に区画した区画内に形成
してもよい。図3に示す実施形態においては、ケース5
の筒状体を長さ方向に上下2室に区画してそれぞれ水分
裂部1と気液分離部2とを各区画内に形成している。図
においても、装置本体1がケース5と水槽5との組合せ
からなる点は、前実施形態と同じである。ケース5は、
その下端を水槽6に充填される水の水面下に開口して水
槽6と組合せている。
体であり、ケース5内は、その長さ方向を横切る隔壁2
0をもって上下2室に区画され、ケース5の下室は拡径
され、下室は水分裂部1であり、水分裂部1内にはモー
タ15で駆動される羽根車14が上向きの姿勢で設置さ
れている。一方隔壁20上の上室には内筒21が設置さ
れてさらに内外2室に区画され、上室の内筒21とケー
ス5との空間が気液分離部2となる。
分裂部1と気液分離部2とを連通管22で接続する。こ
の実施形態では、内筒21内は、水分裂部1への空気の
導入路23となり、その上端は系外に開放され、隔壁2
0には、水分裂部1に通ずる吸気口24が開口されてい
る。一方、内筒21を通して給水管9を挿入し、給水管
9の下端のノズル12を羽根車14の直上に開口し、給
水管9と水槽6とは、ポンプ28を有する配管11で接
続して水供給部3の循環系を形成している。この実施形
態では装置本体4は、外囲器25内に収容されており、
内筒21内の空気導入路23に通ずる外囲器25の一部
には、外部からの空気を取入れる取入口26を設けてい
る。
を充填し、ポンプ28及び羽根車14を起動すると、水
槽6内の水が汲み上げられ、ノズル12を通して羽根車
14上に噴出され、噴出水は、羽根車14の羽根に叩打
されて微細な水滴に分裂し、付近の空気中に負イオンを
生じ、発生した微細な水滴の大部分は、水分裂部1より
水槽6内に戻される。負イオンは、羽根車の回転によっ
て生じた気流に空気力輸送され、連通管22を通して気
液分離部2に入り、内筒21を中心にその外周を旋回し
ながらケース5内を上昇し、旋回により生じた遠心力作
用が空気中に残存する微細な水滴は遠心力分離されて空
気中から除去され、負イオンを含む多湿の空気が取出口
18より系外に送気される。遠心力分離によりケース5
の内壁に捕捉された水滴は、ドレン27を通じて水槽6
内に戻され、循環使用される。
用いた例を示したが、本発明において、ケースの筒状体
は円筒に限るものではない。もっとも、ケースの内径が
円筒であるときには空気に旋回流を生じさせるのに好都
合である。しかし、ケースとしては、その内部を水分裂
部と、気液分離部との2重に区画できる容量の中空部分
を有するものであればよい。もっとも、水槽を含めてケ
ース内に組み込むことも可能であるが、保守,管理上か
ら、水槽は、水分裂部及び気液分離部から脱着できる方
が好ましい。
離部とを組み込み、水供給部の循環系を組付けるもので
あり、ケース内に水分裂部と、気液分離部とを組み込む
ことにより、装置本体のコンパクト化が可能となり、装
置本体の組立てを容易に行うことができる。
と、気液分離部との筒状体に円筒を用い、また、水分裂
部に、供給された水を叩打する羽根を備えた羽根車を用
いるため、水分裂部の筒状体内で回転体を高速回転さ
せ、供給された水を叩打して微細な水滴に分裂させると
共に、系外から吸引された空気に旋回流を生じさせ、水
滴の分裂を促進し、気液分離に必要な旋回運動を継続し
つつ発生した負イオンの空気力輸送を行うことができ
る。
型化,省力型の負イオン発生装置を実現できる。
る。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 水供給部と、水分裂部と、気液分離部と
をケース内に有する負イオン発生装置であって、 水供給部は、水槽内の水を水分裂部に供給する部分であ
り、 水分裂部は、水供給部から供給された水を微細な水滴に
分裂させ、発生した負イオンを含む空気を気液分離部に
圧送する部分であり、、 気液分離部は、水分裂部より受入れた空気中の水滴を遠
心力分離して負イオンを含む多湿の空気を排出する部分
であり、水分裂部は、羽根車を有し、 羽根車は、羽根を有し、羽根は水供給部から供給された
水を叩いて微細水滴に分裂させると共に発生した微細水
滴を含む空気を気液分離部に圧送するものである ことを
特徴とする負イオン発生装置。 - 【請求項2】 水供給部と、水分裂部と、気液分離部と
をケース内に有する負イオン発生装置であって、 水供給部は、水槽内の水を水分裂部に供給する部分であ
り、 水分裂部は、水供給部から供給された水を微細な水滴に
分裂させ、発生した負イオンを含む多湿の空気を気液分
離部に圧送する部分であり、円筒内に形成され、 気液分離部は、水分裂部より受入れた空気中の水滴を遠
心力分離して負イオンを含む多湿の空気をケースの上部
から排出する部分であり、円筒内に形成され、 水分裂部
と、気液分離部との円筒は、水槽の上方に設置され、微
細水滴を含む空気を旋回させながら流動させ、空気中か
ら捕捉された水滴を水槽内に落下させるものである こと
を特徴とする負イオン発生装置。 - 【請求項3】 水供給部は、水分裂部と、水槽とをつな
ぐ水の循環系であり、汲み上げられた水槽内の水を水分
裂部の羽根車に向けて供給し、水分裂部及び気液分離部
の内壁に捕捉された水滴を水槽内に回収するものである
ことを特徴とする請求項1に記載の負イオン発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8076432A JP2926314B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 負イオン発生装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8076432A JP2926314B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 負イオン発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09264574A JPH09264574A (ja) | 1997-10-07 |
JP2926314B2 true JP2926314B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=13605002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8076432A Expired - Fee Related JP2926314B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 負イオン発生装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2926314B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111322703A (zh) * | 2018-12-14 | 2020-06-23 | 广东美的白色家电技术创新中心有限公司 | 雾化装置、加湿器和用于空气净化的净化组件 |
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CN217541013U (zh) * | 2022-06-27 | 2022-10-04 | 深圳市再玩科技有限公司 | 一种多功能喷雾装置 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8076432A patent/JP2926314B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN111322703B (zh) * | 2018-12-14 | 2021-07-30 | 美的集团(上海)有限公司 | 雾化装置、加湿器和用于空气净化的净化组件 |
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JPH09264574A (ja) | 1997-10-07 |
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