JP2000005535A - 気液分離装置 - Google Patents

気液分離装置

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JP2000005535A
JP2000005535A JP10171726A JP17172698A JP2000005535A JP 2000005535 A JP2000005535 A JP 2000005535A JP 10171726 A JP10171726 A JP 10171726A JP 17172698 A JP17172698 A JP 17172698A JP 2000005535 A JP2000005535 A JP 2000005535A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 内部に中空室を有する円筒状容器1の下
部に高圧空気導入口1aを、上部に空気排出口1bを設
け、円筒状容器1の内部に高圧空気導入口1aから供給
された空気を衝突させ空気流れ方向を変える吹出ガイド
部材41を設け、さらに中空室の上部に中央に開口31
aを有する断面円弧状の受板31を設けて中空室を上下
に仕切り、この受板31で仕切られた上方の中空室を空
気排出口1bと接続し、受板31の上方位置に上方の中
空室を区画する中間部材33を備えた気液分離装置の、
前記吹出ガイド板5の衝突面を円筒状容器1の内壁面に
倣った曲線状あるいは下流側に向かって流路が広がるよ
うに傾斜させた。 【効果】 面衝突による液化すなわち気液分離が効率良
く行われ、かつその後の流れ方向の変化に伴うエネルギ
ーロスが低くなり、気液分離を効率良く行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧空気等の気体
中に含まれる水分等の液体を除去する気液分離装置、と
くにエアモータ、エアブレーカ等の空気作動機械、粉塵
吹き飛ばし用の空気吹き出し装置、乾燥冷却用空気吹き
出し装置等へ供給される空気の除湿用として好適に用い
ることができる気液分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】気液分離装置の一つとして、従来よりフ
ロンガス等の冷媒を用いた空気の除湿装置が知られてい
る。この装置は、冷媒で高圧空気を冷却することによっ
て空気中の水蒸気を凝縮して除去するもので、フロンガ
スなどの冷媒が必要であるため公害上の問題があり、ま
た冷媒を圧縮するためのコンプレッサーやコンデンサ
ー、高圧空気を冷却するための熱交換器などの装置が必
要である。また作動させるための電源が必要であるため
ランニングコストも高いなどの問題がある。
【0003】その他の除湿装置として、装置内に設けら
れたフィルターに高圧空気を通過させて高圧空気中の水
分を除去するものが知られている。この装置では、使用
によってフィルターが湿ってしまうと、フィルターを通
過する高圧空気と共にフィルターに付着した水分がフィ
ルタの裏面に押し出され、除湿した高圧空気が再び湿っ
てしまうという問題がある。フィルターが水分で飽和状
態になれば、この問題はさらに顕著になり除湿効果が低
下するため、定期的なフィルターの清掃及び交換を行わ
なければならない。
【0004】このような問題点を解消するものとして、
本発明者は、特開平8−290028号公報において圧
縮空気の除湿装置を開示した。この除湿装置は、中空室
を有する円筒体の側面下部に空気導入路と上部に排出路
を設け、導入路の前面位置に空気を衝突させるための衝
突面と衝突した空気の流れを変えるガイド部を備えたも
ので、中空室内には、中央を開口した円錐状の受板を配
置し、さらに、この受板の上部に空気孔を有する邪魔板
が設けられている。
【0005】この装置によれば、空気導入路を通って中
空室に導入された圧縮空気は衝突面で激しく衝突して、
圧縮空気に含まれた水分は粒滴化し、直角に近い角度に
向きが変えられ中空室の内面に沿うように中空室内に放
出される。放出された空気は回転の遠心力によって比重
の大きい水分と比重の小さい空気とに分離され、分離さ
れた水分は落下してドレンに収容され、除湿された空気
のみが排出路から排出されることとなる。このようにこ
の除湿装置によれば、従来のようなコンプレッサなどの
動力もまた交換が必要なエアフィルタも用いることな
く、効率よく空気中の水分を除去することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特開平8−
290028号公報において提案した除湿装置をさらに
発展させ、より分離効果の高い気液分離装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】特開平8−290028
号公報において提案した除湿装置の基本原理は、水分を
含む気体を衝突面に激しく衝突させて液滴化させること
と、さらにこの衝突させた気体を高速で回転させて気体
と液体とを遠心分離することにある。したがってこの効
果を高めるためには、導入された気体の衝突時における
エネルギーロスを出来る限り少なくして円筒状容器内で
高速で回転させることと、円筒状容器内の滞留時間をあ
る程度長くして円筒状容器内での遠心分離を確実に行う
ようにすることが肝要である。
【0008】すなわち本発明の気液分離装置は、内部に
中空室を有する円筒状容器の側面に気体流入口を設ける
と共に同容器の上部に気液分離された気体を排出する排
出口を設け、前記円筒状容器の内部であって前記気体流
入口の前面位置に同気体流入口から供給された気体を衝
突させる衝突面と衝突後の気体流れ方向を前記円筒状容
器の内壁面に沿うように変えるガイド部を設け、さらに
中央に通気口を有する略円錐状の受板を突出部が下向き
となるように前記中空室の上部に設けて前記中空室を上
下に仕切り、前記受板で仕切られた上方の中空室を前記
排出口と接続し、前記受板の上方位置に前記上方の中空
室を区画する通気孔を備えた仕切り板を対向配置した気
液分離装置であって、前記衝突面を前記円筒状容器の内
壁面に倣った曲線状あるいは下流側に向かって流路が広
がるように傾斜させた構造としたことを特徴とする。
【0009】液体を含む高圧空気を衝突面に衝突させる
ことで、どのようにして気体中に分散している液体が凝
集し液滴化するのかという点について、そのメカニズム
は必ずしも明らかではないが、ミスト状の液体を含む気
体が衝突面に衝突すると、気体分は直ぐに方向を変えて
出口から放出されるのに対し、液体分は直ぐに方向変換
できず気体の流速に比べ遅くなり、衝突面の近傍に瞬間
的に滞留した状態となる。この滞留したミスト状の液体
粒子に次のミスト状液体粒子が結合し、順次これが繰り
返されて水滴化するものと推察される。
【0010】したがって、衝突面には適度なエネルギー
で液体を含む気体を衝突させることが必要であるが、特
開平8−290028号公報において提案した除湿装置
においては、導入された気体が衝突面とほぼ直交するよ
うに衝突するものであるため、衝突後の気体方向を変え
る際にエネルギーロスが大きく、十分な回転力が得られ
ないため遠心力による比重分離にも限界がある。
【0011】本発明においては、このような問題を、衝
突面を円筒状容器の内壁面に倣った曲線状あるいは下流
側に向かって流路が広がるように傾斜させることによっ
て解決したものである。なお、ここで円筒状容器の内壁
面に倣った曲線状とは、ガイド部から円筒状容器の内壁
面近傍に放出された気体が円筒状容器の壁に衝突するこ
となく放出され、内壁面に沿うように回転するような形
状をいう。
【0012】また、衝突面を傾斜させる場合には、衝突
により気液を分離させることと方向を変える際のエネル
ギーロスを少なくするという両方の条件を満たすことが
必要で、そのためには、気体の流入方向と直交する面に
対して1〜5°の傾斜、特に1〜3°の傾斜が望まし
い。傾斜角が小さすぎると、エネルギーロスは少ない反
面、衝突による液化すなわち気液分離が効率良く行えな
くなるので上記範囲が望ましい。
【0013】次いで上記気液分離装置の作用を空気中の
水分の除去を例に説明する。水分を含んだ数気圧から数
十気圧の高圧空気を気体流入口から送り込むことによ
り、空気は気体流入口から高速度で容器内に噴出して気
体流入口の前面位置に設けられた衝突面に衝突する。そ
の後ガイド部に案内されながら容器の内壁面に沿うよう
に流れ方向を変え、その終端から円筒状容器内部へ吹き
出される。
【0014】前記したように、水分を含んだ空気が衝突
面に激しく衝突することで、ミスト状の水粒子に次のミ
スト状水粒子が結合して水滴化し、さらにその後、高圧
空気が気体流入口から吹き出し直ちにその流れの方向が
容器の内壁面に沿った方向に変わることで、遠心力によ
り比重分離がなされ、これによって、空気中の水分が分
離されることとなる。
【0015】ガイド部に沿って終端から円筒状容器内部
へ吹き出された空気と水分は、円筒状容器の内周の曲率
で曲げられた周速度をもって螺旋状に回転しながら排出
口のある方へ上昇する。空気と水分は螺旋状に回転して
上昇すると、上部にある円錐状受け板で遮られて円錐状
受け板の下面に沿って一旦下降し、水滴化された水分が
重力によって円筒状容器底面に設けられたドレンへ落下
する。
【0016】一方、水分が分離された空気は、漸次円錐
状受け板の中央開口の方へ吸引されるように上昇し、中
空室を介して排出口からその先にあるエアーツールなど
へ供給されることとなる。本発明においては、受板の上
方位置に上方の中空室を区画する通気孔を備えた仕切り
板を対向配置したことにより、円錐状受け板の中央開口
へ流れ込む空気が排出口へ直接流入しないようにしてい
る。これによって、円筒状容器内での滞在時間が長くな
り、遠心力による気液分離を確実に行ってから排出口へ
供給することができるようになる。
【0017】このように本発明の気液分離装置では、円
筒状容器内において比重の大きい水分は空気と遠心分離
されて、円筒状容器内壁と接触して水滴化し、また一部
は円錐状受け板下面と接触して水滴化して下方へ流下
し、円筒状容器底面に設けられたドレンへ集められて回
収される。
【0018】本発明の気液分離装置においては、さらに
上記構成に加え、円錐状受板の中央開口上部であって仕
切り板との間に、通気孔を備えた半球状の内面を有する
湾曲部材を配置し、この湾曲部材と受板上面との間に区
画された小室を形成することが望ましい。
【0019】半球状の内面を有する湾曲部材を設けて小
室を形成することによって、円錐状受板で回収しきれな
かった液体分が、さらに湾曲部材内面で捕捉され液滴化
し、円錐状受け板の中央開口から円筒状容器底面へ落下
してドレンに回収されることとなる。ここで、湾曲状と
したのは、内面に付着した液滴を落下しやすくするため
である。
【0020】ここで、気液分離装置からの気体の吹き出
し量が多すぎると、気液分離された気体がその勢いで円
筒状容器内の液体を引き連れて放出されることとなるた
め、このようなことのないように吹き出し量を決定する
ことが必要である。湾曲部材に設けられた通気孔を1カ
所にすることで、吹き出し量のコントロールが容易とな
る。
【0021】また、湾曲部材に設けられた通気孔と仕切
り板に設けられた通気孔の位置が近すぎると、湾曲部材
の通気孔から吹き出した気体は、仕切り板の通気孔から
ストレートに吹き出し、場合によっては、上記したよう
に液体を引き連れることとなる。湾曲部材の通気孔と仕
切り板の通気孔を湾曲部材の中心点を中心として180
度反対側に設けることによって、湾曲部材の通気孔と仕
切り板の通気孔を最も離すことが可能となり、湾曲部材
の通気孔から放出された気体が、湾曲部材の外面と仕切
り板の下面及び円筒状容器の内面で区画された空間内に
一時貯留された状態となる。これによって、気液分離さ
れた気体による液体の連れ出しを効果的に防止すること
が可能となる。
【0022】湾曲部材と仕切り板は一体でもまた別体で
も良いが、特に上記したように湾曲部材と仕切り板に形
成されたそれぞれの通気孔の位置関係を保持するために
は、一体成形とするのが望ましい。
【0023】気体流入口と衝突面との距離は3〜15m
mの範囲、特に5〜6mmが望ましい。この距離が余り
短いと圧力損失が大きくなり、逆に長すぎると、衝突に
よる充分な分離効果が得られにくくなるため上記範囲が
望ましい。また、衝突面に激しく気体を衝突させてその
後向きを変えて遠心分離させるために、導入口に気体流
速を増加させるためのノズル機構などからなる絞り部を
備えることが望ましい。
【0024】円筒状容器内部に設けられた衝突面とガイ
ド部とは、エネルギーロスをできる限り少なくしスムー
ズな流れを確保するために、連続面を有する一体成形と
することが望ましく、またこの成形体の着脱を導入口か
ら行うことができる着脱機構を設けることが望ましい。
これによって、接続部からの気体の漏れが無くなり円筒
状容器の気密性を維持し気液分離効果を高めることがで
きる。
【0025】また、円筒状容器内壁面と衝突面及びガイ
ド部とで囲繞された流路空間を形成し、流入口から導入
された気体がこの流路空間の出口(終端)から円筒状容
器の内壁面に沿って吹き出すようにすることによって、
流れ方向の制御が容易になるばかりでなく、いきなり開
放された空間に放出するものにくらべエネルギーロスを
防ぐことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の特徴を図面に示す実
施の形態に基づいて具体的に説明する。図1は第1の実
施の形態の気液分離装置の正面図、図2は図1に示す気
液分離装置の一部縦断面図、図3は図2のA−A断面
図、図4は図2に示す気液分離装置の吹出ガイド板を示
す平面図、図5は同じく側面図、図6は図4のB−B断
面図、図7は図1に示す気液分離装置の水分除去率を示
す性能図、図8は図1に示す気液分離装置における空気
の流れと水滴の分離状態を示す説明図である。
【0027】図1〜図5を参照して、1は内径70mm
の円筒状容器、1a は直径6mmの高圧空気導入口、1
b は直径4mmの空気排出口、1cは円筒状容器上部の
蓋部、2は円筒状容器1の底部に接続されたオートドレ
ン、3は高圧空気導入口1aに接続された高圧空気給気
パイプ、4は空気排出口1bに接続された高圧空気吐出
管である。
【0028】5は吹出ガイド部を形成する吹出ガイド
板、5aはこの吹出ガイド板5の外周面と円筒状容器1
の内壁面との間に区画形成された通気溝で、円筒状容器
1の内壁面に倣った曲線状としている。通気溝5aの終
端から円筒状容器1の内壁面近傍に放出された空気は、
円筒状容器1の内壁面に衝突することなく放出され、内
壁面に沿うように回転するようになっている。
【0029】5bは吹出ガイド板5の取付孔、5cはこ
の取付孔5bに挿入される取り付けボルト、6は円筒状
容器1の内部上方に設けられた円錐状受板、6aは円錐
状受板6の中央に設けられた直径12mmの開口であ
る。
【0030】続けて、7は円錐状受板6の中央上方に熔
着された湾曲部材としてのドーム、7aはドーム7に2
カ所設けられた直径3mmの通気孔、8は隔壁、8aは
隔壁8の2個の直径3mmの通気孔、9は第1小室、1
0は第2小室、11は第3小室をそれぞれ示す。
【0031】次いで本実施の形態の気液分離装置の作用
について説明する。水分を含んだ高圧空気が高圧空気給
気パイプ3を経て高圧空気導入口1aから噴出すると、
吹出ガイド板5の通気溝5aの溝面に当たって90°変
向して通気溝5aに沿って円筒状容器1の内壁面の円周
方向に送られる。
【0032】高圧空気導入口1a (円筒状容器1の内壁
面)と通気溝5aの当たり面の溝面との間隔は5mmで
あり、導入された空気は大きく変曲して衝突により空気
中の水分の一部を分離し、通気溝5aに沿って通気溝5
aの終端の開口から円筒状容器1内に吹き出し、螺旋流
となって回転しながら上昇する。このように、吹出ガイ
ド板5の外周面と円筒状容器1の内壁面との間に区画形
成された通気溝5aを円筒状容器1の内壁面に倣った曲
線状としているため、衝突により気液を効率よく分離さ
せるとともに方向を変える際のエネルギーロスを少なく
している。螺旋流は上昇すると円錐状受板6に当たっ
て、円錐状受板6の下面に沿って中心に向けて下降す
る。
【0033】図8はこの状態を示し、螺旋流の回転によ
って遠心力で外側へ移動した水滴は、円筒状容器1の内
壁面に付着してこの内壁面に沿って下方へ流下する。ま
た内壁面に付着する前に比重分離して直接円筒状容器1
の底面まで落下するものもある。
【0034】螺旋流が円錐状受板6に当たると、水滴分
は円錐状受板6の下面に付着し、円錐状受板6の下面に
沿って流下して、中央開口6aの開口縁から円筒状容器
1の底面へ重力によって落下する。円錐状受板6に当た
った空気流に含まれる水分は空気とともに下方に運ば
れ、途中で比重分離して円筒状容器1の底面に落下し、
さらに落下した水滴はオートドレイン2へ回収される。
【0035】一方、円筒状容器1の中央部の空気は上方
に吸引されるように漸次上昇して中央開口6aから第1
小室9へ流入する。円錐状受板6の中央開口6aから第
1小室9へ、また通気孔7aから第2小室10へ、さら
に空気孔8aから第3小室11へ送られ、迂回しながら
第3小室11の空気排出口1bから空気吐出管4へ吐出
される。
【0036】本実施の形態で除湿の能力を測定するた
め、10気圧の高圧空気に図7に示す100〜500リ
ットル/分の流量の空気流に対し着色したインクを混入
した水を30cc/分の割合で100cc混入した空気
を、高圧空気給気パイプ3に送り込んだ。図7のグラフ
はそのときのオートドレイン2に回収されたインク水の
量を対空気流量との関係で示したものである。
【0037】これから分かるように、300リットル/
分までの流量に対しては略100%に近いインク水を回
収できた。500リットル/分となって99%近くまで
わずかに低下した。水はインクによって着色しているの
で、その円筒状容器内部の付着状況、残留状況は蓋部を
はずすことで目視できる。その内部観察からもほとんど
着色は見えず、水分の残留は確認できなかった。また高
圧空気の圧力が3〜7気圧の場合も略同様な結果となり
圧力値で性能変化はなかった。
【0038】次いで第2の実施の形態について説明す
る。なお、本実施の形態において第1の実施の形態の気
液分離装置に対応するものは同じ符号を付してその説明
を省略する。ここで、図9は第2の実施の形態の気液分
離装置の正面図、図10は図9に示す気液分離装置の縦
断面図、図11は図9に示す気液分離装置上部の分解斜
視図、図12の(a)は衝突面及びガイド部を形成する
部材の正面図、(b)は同じく側面図、(c)は同じく
上面図、(d)は(a)のC−C断面図、図13は衝突
面及びガイド部を形成する部材の組み込みの状態を示す
分解斜視図、図14は図9に示す気液分離装置における
空気及び水分の流れを示す説明図、図15は図14のD
−D断面図をそれぞれ示す。
【0039】本実施の形態で第1実施の形態と異なるの
は、主として、第1実施の形態でいう吹出ガイド板5、
円錐状受板6、ドーム7及び隔壁8にそれぞれ対応する
構造部材である。
【0040】まず第1の実施の形態の円錐状受板6に対
応する受板31について説明する。本実施の形態では、
中央に開口31aを設けた受板31底面の断面形状を円
弧状、すなわち球面の一部を構成するようにしている。
このように、先の実施の形態のように下面を直線状とせ
ずに曲線状とすることにより、特に受板31の下面に付
着した水滴の落下が容易になる。
【0041】次いで、第1の実施の形態のドーム7及び
隔壁8に相当する中間部材33について説明する。本実
施の形態では、平面形状が円形の隔壁35とこの隔壁に
垂下された湾曲部材37を一体成形している。さらに、
隔壁35と湾曲部材37にはそれぞれ通気孔35a,3
7aを湾曲部材37の中心点を中心として180度反対
側に設けている。本実施の形態では、隔壁35と湾曲部
材37が一体成形であるため、この通気孔35a,37
aの位置関係が変動することはない。
【0042】このように、隔壁35に設けられた通気孔
35aと湾曲部材37に設けられた通気孔37aを湾曲
部材の中心点を中心として180度反対側に設けること
により、湾曲部材37の通気孔37aと隔壁35の通気
孔35aを最も離すことが可能となり、湾曲部材37の
通気孔37aから放出された空気が、湾曲部材37の外
面と隔壁35の下面及び円筒状容器1の内壁面で区画さ
れた空間内に一時貯留された状態となる。これによっ
て、気液分離された空気による水滴の連れ出しを効果的
に防止することが可能となる。
【0043】次いで、第1の実施の形態の吹出ガイド板
5に相当する吹出ガイド部材41について説明する。吹
出ガイド部材41は図12及び図13に明瞭に示すよう
に、直線状の衝突面41aとこれに連なるガイド部41
bを有し、円筒状容器1の内壁面と上記衝突面41a及
びガイド部41bで区画される空間を通気溝41cとし
ている。さらに本実施の形態では衝突面41aを直線状
とし、空気流入方向と直交する面から通路が広がる方に
3度傾斜させている(第12図(d)のθ参照)。この
ような傾斜面を形成することで、面衝突による液化すな
わち気液分離が効率良く行われ、かつその後の流れ方向
の変化に伴うエネルギーロスを低くしている。
【0044】図12,図13に戻って、41dは吹出ガ
イド部材41に設けられた雌ねじ、43はこの雌ねじ4
1dに螺合可能な雄ねじである。雄ねじ43は高圧空気
導入口1aから挿入可能な外形を有し、その先端側には
受け面となる突出部43bを形成すると共に突出部43
bの径方向に締め付け用の切り溝43aを形成してい
る。
【0045】この吹出ガイド部材41は、雌ねじ41d
が高圧空気導入口1aの前にくるように円筒状容器1内
に配置し、雄ねじ43を高圧空気導入口1a側から挿入
して吹出ガイド部材41の雌ねじ41dに螺合し締め付
けることによって取り付けられる。このように、本実施
の形態では、吹出ガイド部材41を高圧空気導入口1a
側から接合可能としており、これによって第1の実施の
形態で示す、取付孔5bと取付ボルト5cの隙間からの
空気の漏れをなくすことができ、円筒状容器1内の気密
性を維持することができるようになる。
【0046】第2の実施の形態の気液分離装置によれ
ば、第1の実施の形態で説明した様々な機能を有するの
みならず、さらに上記したような効果を発揮することが
できる。
【0047】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0048】(1)簡単な構造で可動部分もなく無動力
でしかも高圧に至るまで、液体分の除去率をほぼ100
%まで高めることができる。
【0049】(2)衝突面を円筒状容器の内壁面に倣っ
た曲線状あるいは下流側に向かって流路が広がるように
傾斜させることによって、面衝突による液化すなわち気
液分離が効率良く行われ、かつその後の流れ方向の変化
に伴うエネルギーロスが低くなり、気液分離を効率良く
行うことができる。
【0050】(3)円錐状受板の中央開口上部であって
仕切り板との間に通気孔を有する湾曲部材を配置するこ
とによって小室が形成され、円錐状受板で回収しきれな
かった液体分が、さらに湾曲部材内面で捕捉され水滴化
し、円錐状受け板の中央開口から円筒状容器底面へ落下
してドレンに回収される。
【0051】(4)仕切り板の通気孔と湾曲部材の通気
孔とを湾曲部材の中心点を中心としてそれぞれ180度
反対側に設けることによって、湾曲部材の通気孔と仕切
り板の通気孔を最も離すことが可能となり、湾曲部材の
通気孔から放出された気体が、湾曲部材の外面と仕切り
板の下面及び円筒状容器の内壁面で区画された空間内に
一時貯留された状態となる。これによって、気液分離さ
れた気体による液体の連れ出しを効果的に防止すること
が可能となる。
【0052】(5)湾曲部材と仕切り板を一体成形する
ことによって、湾曲部材と仕切り板に形成されたそれぞ
れの通気孔の位置関係を確実に保持することができる。
【0053】(6)気体流入口と衝突面との距離を3〜
15mmの範囲とすることによって、衝突による気液分
離を行いつつ圧力損失を低く抑えることができる。
【0054】(7)気体流入口に気体流速を増加させる
ための絞り部を備えることによって、衝突による気液分
離効果、さらにはその後の遠心力による気液分離を効果
的に行うことが可能となる。
【0055】(8)円筒状容器内部に設けられた衝突面
とガイド部とを一体に成形し、同成形体に同成形体の着
脱を前記気体流入口側から操作可能な着脱機構を備える
ことによって、円筒状容器の気密性を維持し気液分離効
果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の気液分離装置の正面図で
ある。
【図2】 図1に示す気液分離装置の一部縦断面図であ
る。
【図3】 図2のA−A断面図である。
【図4】 図2に示す気液分離装置の吹出ガイド板の平
面図である。
【図5】 図4に示す吹出ガイド板の側面図である。
【図6】 図4のB−B断面図である。
【図7】 図1に示す気液分離装置の水分除去率を示す
性能図である。
【図8】 図1に示す気液分離装置における空気の流れ
と水滴の分離状態を示す説明図である。
【図9】 第2の実施の形態の気液分離装置の正面図で
ある。
【図10】 図9に示す気液分離装置の縦断面図であ
る。
【図11】 図9に示す気液分離装置上部の分解斜視図
である。
【図12】 (a)は、衝突面及びガイド部を形成する
部材の正面図、(b)は側面図、(c)は上面図、
(d)は(a)のC−C断面図である。
【図13】 衝突面及びガイド部を形成する部材の組み
込みの状態を示す分解斜視図である。
【図14】 図9に示す気液分離装置における空気及び
水分の流れを示す説明図である。
【図15】 図14のD−D断面図である。
【符号の説明】
1 円筒状容器 1a 高圧空気導入口 1b 空気吹出口 1c 蓋部 2 オートドレン 3 高圧空気給気パイプ 4 高圧空気吐出管 5 吹出ガイド板 5a 通気溝 5b 取付孔 5c 取り付けボルト 6 円錐状受板 6a 開口 7 ドーム 7a 通気孔 8 隔壁 8a 通気孔 9 第1小室 10 第2小室 11 第3小室 31 受板 31a 開口 33 中間部材 35 隔壁 35a,37a 通気孔 37 湾曲部材 41 吹出ガイド部材 41a 衝突面 41b ガイド部 41c 通気溝 41d 雌ねじ 43 雄ねじ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に中空室を有する円筒状容器の側面
    に気体流入口を設けると共に同容器の上部に気液分離さ
    れた気体を排出する排出口を設け、前記円筒状容器の内
    部であって前記気体流入口の前面位置に同気体流入口か
    ら供給された気体を衝突させる衝突面と衝突後の気体流
    れ方向を前記円筒体容器の内壁面に沿うように変えるガ
    イド部を設け、さらに中央に通気口を有する略円錐状の
    受板を突出部が下向きとなるように前記中空室の上部に
    設けて前記中空室を上下に仕切り、前記受板で仕切られ
    た上方の中空室を前記排出口と接続し、前記受板の上方
    位置に前記上方の中空室を区画する通気孔を備えた仕切
    り板を対向配置した気液分離装置であって、前記衝突面
    を前記円筒状容器の内壁面に倣った曲線状あるいは下流
    側に向かって流路が広がるように傾斜させたことを特徴
    とする気液分離装置。
  2. 【請求項2】 さらに前記受板の通気口上部であって前
    記仕切り板との間に通気孔を有する湾曲部材を配置し、
    同湾曲部材と前記受板上面との間に小室を形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の気液分離装置。
  3. 【請求項3】 前記仕切り板の通気孔と湾曲部材の通気
    孔とを湾曲部材の中心点を中心として180度反対側に
    設けたことを特徴とする請求項2記載の気液分離装置。
  4. 【請求項4】 前記湾曲部材と仕切り板が一体成形され
    ていることを特徴とする請求項3記載の気液分離装置。
  5. 【請求項5】 前記気体流入口と衝突面との距離を3〜
    15mmの範囲としたことを特徴とする請求項1〜4記
    載の気液分離装置。
  6. 【請求項6】 前記気体流入口に気体流速を増加させる
    ための絞り部を備えたことを特徴とする請求項1〜5記
    載の気液分離装置。
  7. 【請求項7】 前記円筒状容器内部に設けられた衝突面
    とガイド部とを一体に成形し、同成形体に同成形体の着
    脱を前記気体流入口側から操作可能な着脱機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜6記載の気液分離装置。
  8. 【請求項8】 前記円筒状容器内壁面と衝突面及びガイ
    ド部とで囲繞された流路空間を形成し、前記流入口から
    導入された気体が前記流路空間終端の出口から前記円筒
    状容器の内壁面に沿って吹き出すようにしたことを特徴
    とする請求項1〜7記載の気液分離装置。
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