JP4228990B2 - 微細気泡発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は浴槽の浴湯を循環して空気を混合溶解させ、浴槽内に微細気泡を供給する微細気泡発生装置に関するものである。
近年、浴槽内に空気や各種ガスを含んだ浴湯を噴出して、微細気泡を含んだジェット流によって快適な入浴を楽しみ、健康面でも温熱効果やマッサージ効果、さらには洗浄効果を期待するというニーズが高まってきている。そこで、より快適な入浴を可能にするために、安定した気泡発生が可能な気泡発生装置が求められている。このような気泡発生装置として特許文献1のようなものが知られている。すなわち、気液溶解タンク内に流入口から液体および気体が混合された気液混合流体を噴出させ、気液溶解タンク内に滞留される液体の略全体に微細化された微細気泡が発生した状態を形成するものにおいて、気液溶解タンクの底部の略中央部に、湾曲して設けられた乱流泡渦を発生させるための乱流促進板が内設されているというものである。
特開2001−129377号公報
しかし、特許文献1のものには以下のような課題がある。気泡は液体の中に滞在する滞留時間が長いほど、また液体との接触距離が長いほど液体中に溶け込む溶解量が多くなる。特許文献1のものの場合、気液溶解タンク内に噴出された気液混合流体が気液溶解タンク内の液体に混入して乱流促進板に衝突し、乱流が発生する。乱流が発生すると、液体内に混在する気泡の滞留時間は乱流促進板を設けないときよりも長くなるが、それぞれの気泡が液体中をどのように移動するのかはまちまちである。そのため、液体中に長く滞留できない気泡も数多く存在することになる。
本発明は上記課題に鑑みてなしたもので、その目的は、液体中により多くの気泡を溶解することのできる微細気泡発生装置を提供することにある。
本発明の微細気泡発生装置は、浴槽内の浴湯が循環されて、浴湯中に空気が溶解された気液溶解浴水を浴槽内へ吐出し、微細気泡を発生させるものであって、前記微細気泡発生装置には前記気液溶解浴水が生成される気液溶解タンクと、前記気液溶解タンクの上部に設けられ、浴湯と空気が混合した気液混合流体を前記気液溶解タンク内にその中の気液溶解浴水の水面上部より吹き込むための噴霧ノズルとが設けられていて、前記噴霧ノズルが旋回運動をしながらこれにより前記気液溶解タンク内に前記気液混合流体が吹き込まれて、前記気液溶解タンク内の前記気液溶解浴水中に渦流を発生させることを特徴とする。
本発明の微細気泡発生装置によれば、噴霧ノズルが旋回して気液混合流体を気液溶解タンクに噴出することにより、気液溶解タンク内の気液溶解浴水に螺旋状の渦流を発生させる。すると、気液溶解浴水内の気泡は渦流に乗って螺旋状に気液溶解タンク下部まで運ばれるので、気液溶解浴水中の滞留時間および接触時間が長くなり、気泡が気液溶解浴水中に溶け込む量が多くなって、気泡が多く溶け込んだ気液溶解浴水を生成することが可能になり、その際、噴霧ノズルの回転数を高くすることにより渦流の流れが速くなって、その分だけ遠くの距離まで気泡を運ぶこともできる。
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の微細気泡発生装置1の気液溶解タンク9の断面図であり、図2は本発明の微細気泡発生装置1が浴槽4aに取り付けられたときの正面図および平面図である。また、図3は本発明の微細気泡発生装置1内部の作動順路を示したブロック図である。また、図4は気液溶解タンク9の正面図および側面図である。また、図5は気液溶解タンク9における噴霧ノズル23の動作方法を示した流れ図である。また、図6は本発明の微細気泡発生装置1の気液溶解タンク9における他の実施形態を示した断面図である。
図2に例示したように、気液混合圧送手段としての循環ポンプ2のON/OFF用のコントロールスイッチ3が浴槽本体4の手の届き易い所に配置され、それ以外の機器類は浴槽本体4内(浴槽本体4から浴槽4aを除く空間部)にコンパクトに格納されている。
コントロールスイッチ3をONにすると、循環ポンプ2が回転し、浴槽4aの浴槽吸込口5から吸入管6を通して浴湯を吸込む。さらに、吸入管6の途中には空気吸入口7が設けられており、空気調整部8から空気が吸い込まれる。循環ポンプ2としては、浴湯と空気が混合した気液混合流体を気液溶解タンク9に高速噴出させ生成した気液溶解浴水を、気液溶解タンク9から吐出管10で浴槽4aの浴槽吐出口11に送って、浴槽4aに噴射させて気泡を発生させるものである。
浴槽本体4は前面(エプロン)がパネル12で覆われ、それ以外の3面は図示しない建物の一部として覆われている。また、エプロンを外せばエプロン側からメンテナンスが容易にできるように、各機器類はできるだけエプロン側に配設してある。なお、パネル12は例えば発砲テープ等の防音材をパネル12の周囲に配設して浴槽本体4に取り付けられている。
微細気泡発生装置1の取り付けに関しては、防振のために、使用されるナットはすべてゴムナット(図示せず)を使用し、特に気液溶解タンク9と循環ポンプ2には床面との間にゴムシート(図示せず)も利用して2重の防振対策を取るようにすることが好ましい。
配管に関しては、浴槽吸込口5から気液混合圧送手段としての循環ポンプ2までの吸入管6の勾配は、循環ポンプ2側が例えば2°以上高い位置になるように配設され、気液溶解タンク9と浴槽吐出口11までの吐出管は、水平もしくは気液溶解タンク9側が高い位置になるように配設されている。
また、微細気泡発生装置1の空気調整部8が浴槽4a上部の外周端に設けられたフランジ部13の下部側であって、微細気泡発生装置1の最も高い位置に取り付けられている。
ここで、図3に基づいて、本発明の実施形態における微細気泡発生装置1のシステムについて詳しく説明する。
図3に例示したように、循環ポンプ2の稼動によって浴槽4a内の浴槽吸入口5から浴湯16を吸入した後、再度、浴槽吐出口11から微細気泡水14として浴槽4a内に噴出して戻す状態を示している。従って、利用者は必要に応じて、コントロールスイッチ3をON/OFFすることで、微細気泡水14の噴出をスタートしたり、停止したりして微細気泡水14を利用することができる。
まず、利用者がコントロールスイッチ3をONにすると、循環ポンプ2の駆動用電動機15が回転を始めて循環ポンプ2が回転する。この循環ポンプ2は小型の遠心ポンプであることが好ましく、ポンプ内で各チャンバーに入った浴湯が、ポンプを回転することにより発生する遠心力によって、連続的に遠心方向に吐出される原理が使われている。
循環ポンプ2が回転を始めると、浴槽4aの吸入口から吸入管6によって浴湯16が循環ポンプ2に吸入されるが、この時、吸入管6の途中に空気21を混入させるための空気吸込部7が配置されている。空気吸込部7はエジェクター機構になっており、エジェクター中心部に浴湯16が高速で通過する時に、その水流に対して直角方向の周囲部の気圧がマイナス圧力になって引き込まれる原理を利用したもので、特別な力を必要としない。なお、循環ポンプ2は稼動中に過激な空気21を吸い込むとエアーロックして浴湯16が流れなくなる機構を有しており、必要最低限の空気21を吸い込むことのできる構造となっている。
空気吸込部7から空気調整部8までは接続管17で繋がっており、空気調整部8は空気吸込部7側から順番に、逆止弁18、絞り弁19、フィルター20が配設されている。このため、逆止弁18の働きで接続管17から浴湯16が逆流して大気側に流出してしまうことがない。また、フィルター20において、所望のメッシュを持つフィルター20の効果によってきれいな空気21が吸入されると共に、エジェクター内の流速によって生じる真空度を絞り弁19で調節することによって、所望の設定された空気量が吸引される。なお、使用する浴湯16の必要流量に対する空気21の所要混入比率は予め初期設定されているので、使用者が絞り弁19の設定を変える必要はない。
循環ポンプ2は、浴湯16と空気21とが混合された気液混合流体22を吐出管10を通して気液溶解タンク9の噴霧ノズル23から、気液溶解タンク9内の一次側槽24に高速噴出させる。生成された気液溶解浴水25は、気液溶解タンク9の二次側槽26の排出口27から吐出管10で減圧弁28を経て浴槽4aの吐出口11まで送出される。この時、気液溶解浴水25は空気21を加圧溶解しているので、減圧弁28を通過すると、内部の圧力が開放され、溶解していた空気21が急膨張することにより、浴槽4aの浴湯16内に微細気泡水14を発生することができる。
ここで、図1および図4を用いて気液溶解タンク9の構造を説明する。
図4に例示したように、気液溶解タンク9は、ボルトおよびナットによって取付台29に取り付けられる。この時、ボルトおよびナットは気液溶解タンク9の一次側槽24の直下外板に取り付けられて、一次側槽24にかかるノズルからの噴霧圧力を有効的に受け持つことができるように配設されている。また、一対のボルトおよびナットは、二次側槽26の空気抜弁30の分岐部31と排出口27の中心線上の略中間高さにして、気液溶解タンク9に入出する溶液による振動を保持できるように配置されている。
図1に例示したように、気液溶解タンク9内は区画壁32で一次側槽24(バブリング槽)と二次側槽26(水位検知層)とに区分され、一次側槽24と二次側槽26とは区画壁32の上部の気体還流部33及び区画壁32の下部の気泡通過部34でそれぞれ連通する構造となっている。一次側槽24上部には噴霧ノズル23が設けられ、二次側槽26の側壁には分岐部31を介して空気抜弁30が側壁に設けられる。また、区画壁32の下部の区画壁32下部は、ラッパ状に一次側槽24から二次側槽26方向に絞られて連通して設けられ、さらに二次側槽26における区画壁32下部の底部水平領域は区画壁32下部の気泡通過部34より下方に形成されている。
二次側槽26には分岐部31を介して空気抜弁30が側壁に設けられており、空気を自動的に排出するとともに、気液溶解タンク9内の水位を検知できる水位検知槽の役目を持っている。そして、空気抜弁30の分岐部31に区画壁32の上端と下端の間に位置する高さで気液溶解タンク9外壁側に形成されている。
ここで、本発明の微細気泡発生装置1の最大の特徴である噴霧ノズル23について図1、図4および図5を用いて説明する。
図1に例示したように、気液溶解タンク9の一次側槽24上部には噴霧ノズル23が設けられている。該噴霧ノズル23は低圧損で噴霧打力の強い、扇形噴霧ノズルが用いられて、噴霧ノズル23からは気液混合流体22が一次側槽24内の気液溶解浴水25に噴霧される。この時、噴霧ノズル23が回転し、噴霧ノズル口23aは地面と略水平方向の面内において旋回しながら、噴霧ノズル口23aから気液混合流体22が噴出される。すると、気液混合流体22が気液溶解浴水25内に渦を巻くように噴出されることになり、一次側槽24の気液溶解浴水25内には渦流25aが発生する。該渦流25aの流れにより、一次側槽24のより下部まで気液混合流体22内の気泡が届くようになる。さらに、渦流25aにより気泡が螺旋状に一次側槽24下部近傍まで移動していくことにより、直線状に移動する時よりも、滞留時間および移動距離が長くなる。その結果、気液溶解浴水25中に気泡が溶け込む量が多い気液溶解浴水25の提供が可能になる。
噴霧ノズル23は、くの字に折れ曲がった形状を有している。該噴霧ノズル23の屈曲部から上の噴霧ノズル軸部23bは、気液溶解タンク9の上部に位置し、噴霧ノズル軸部23bの中心線が地面と略垂直になるように設置される。また、噴霧ノズル23の屈曲部から下の噴霧ノズル旋回部23cは、気液溶解タンク9内部であって、気液溶解浴水25水面上部に位置しており、噴霧ノズル口23aは地面と略水平方向の面内にあるとよい。
ここで噴霧ノズル23の動作を図5を用いて説明する。噴霧ノズル23は、噴霧ノズル軸部23bが回転すると、それに伴い、気液溶解タンク9内の噴霧ノズル旋回部23cが旋回し、旋回しながら噴霧ノズル口23aから気液混合流体22が噴出されることになる。噴霧ノズル軸部23bが時計回りに回転を始めると、噴射ノズル口23aは図5(a)に例示したような位置から図5(b)の位置まで移動する。さらに移動すると図5(c)の位置まで旋回し、さらに回転すると図5(d)の位置、つまり図5(a)の位置まで戻ってくる。この流れにより噴霧ノズル旋回部23cが旋回することにより、それに伴って噴霧ノズル口23aが旋回することになる。噴霧ノズル23と気液溶解タンク9との接触部は噴霧ノズル23が回転するため、滑らかに回転できるような機構を有しているとよい。しかし、気液溶解タンク9から、気液混合流体22または気液溶解浴水25が漏れ出さないような密閉性が必要となってくる。
ここで、図1または図5に基づいて、本発明の微細気泡発生装置1における噴霧ノズル23の効力が最大限に発揮できるために備えておくことが好ましい性能について以下に述べる。
噴霧ノズル23の回転方法としては、循環ポンプ2の起動の信号を受けると回転し出し、循環ポンプ2の停止の信号を受けると停止するような制御ができることが好ましい。噴霧ノズル23の回転方向は特に問わない。また、回転数は任意に設定するようにすればよいが、気液溶解タンク9内の一次側槽24に渦流25aを発生させることができるような回転数であることが好ましい。しかし、回転数はより高いほうがよい。回転数が高いと渦流25aの流れが速くなり、その分だけ遠くの距離まで気泡を運ぶことができるからである。
また、噴霧ノズル口23aの移動範囲としては、図5のような長方形状の気液溶解タンク9である場合、気液溶解タンク9内部空間における地面と略水平方向の面上に描ける円において、気液溶解タンク9の短辺方向の長さの9割ほどの直径を有する円内を噴霧ノズル口23aの最外側面が移動することができるようにするとよい。噴霧ノズル口23aの回転直径が大きくなれば、それだけ気液溶解浴水25内に大きな直径の渦流25aを生み出すことができる。すると、渦流25aの直径が大きい分だけ気液溶解浴水25内を気泡が移動する移動距離が長くなるのである。
噴射ノズル23の噴射水圧としては、気液混合流体22の噴射水圧が最低でも気液溶解タンク9内の気液溶解浴水25の水面に届くような勢いであることが好ましい。噴射ノズル23からの噴射力が弱く、気液混合流体22が重力で気液溶解浴水25に落下するような状態であれば、気液溶解浴水25内に渦流25aを発生させることが困難となるからである。また、気液溶解浴水25に噴射される気液混合流体22の噴射水圧は気液溶解タンク9の底面に届くような噴射水圧であるとなおよい。すると気液溶解浴水25内を浮上してくる気泡が水面に達するまでの距離が長くなり、気泡が気液溶解浴水25に溶けやすくなる。また、噴射ノズル23から噴射された気液混合流体22は噴射ノズル口23aから直線状に気液溶解浴水25水面に噴射されるとよい。気液混合流体22が裾状に広がった状態で気液溶解浴水25水面に噴射されると噴射の勢いが減少し、気液溶解浴水25内に発生する渦流25aが下方まで発生しにくくなるためである。
以上のような噴霧ノズル23の回転数、回転範囲、噴射水圧および気液混合流体22の噴射方法との相乗効果により、気液溶解タンク9内の気液溶解浴水内に、回転直径が大きく、勢いが強く、さらに気液溶解タンク9のより下方まで届くような渦流25aを発生させることのできる噴霧ノズル23の提供が可能になる。
次に、気液溶解タンク9の処理過程について図1を用いて説明する。
気液溶解タンク9の一次側槽24は、気液混合流体22が噴霧ノズル23を介して放出された時に、気泡を浴湯に溶解させるための噴霧バブリング槽である。したがって、空気の量を増した気液混合流体22は、一次側槽24の上部の湿った空気を巻き込みながら、逐次、一次側槽24内の浴湯16の液面に衝突して渦流25aとなり、浴湯16内に加圧溶解されて気液溶解浴水25になる。このように、液面と区画壁32の上端とで囲まれる領域9aは気体、浴湯、気泡が入り混じるバブリング状態となる。
なお、高速噴出によっても溶解できなかった未溶解の気泡は、一次側槽24の上部に溜まり、一次側槽24の上部の湿った空気に合流して、繰り返し浴湯に溶解するために用いられる。
そして、気泡が気泡通過部34を通過する際には、急激に流速が減少するので、気液溶解浴水25が排出口にたどり着くまでの時間が増加し、その分だけ気液溶解浴水25内の気泡に浮力で上昇する時間が与えられることになる。特に、大きな気泡は微細気泡よりも浮力が大きいため、二次側槽26内で確実に上昇分離させることができる。二次側槽26の上部には戻ってきた気泡が壊れて、湿った空気として漂っているが、これは気体還流部33を通過して逐次一次側層24に戻されるので無駄にならない。
二次側槽26上部に設けられた空気抜弁30は、気液溶解タンク9内の水面を概ね一定に保つように空気抜弁30を通じて、気液溶解タンク9内の空気が外部に放出される役割を持っている。
このように、気液溶解タンク9を一次側槽24と二次側槽26との二層構造として、これらの一次側槽24と二次側槽26とを一体に形成することで簡単な構造となり、さらに、一次側槽24で生成された気液溶解浴水25中の余剰な気体は、気体還流部33を通って一次側槽24内の液面上に還流されるので、気体を効率良く利用することができ、無駄に気体を供給する必要がなくなる。この結果、気液溶解タンク9を小型化することも可能となる。
(実施形態2)
図6は本発明の微細気泡発生装置1の他の実施形態における気液溶解タンク9の断面構造を示した斜視図である。
微細気泡発生装置1のシステム、気液溶解タンク9の構造および気液溶解タンク9の処理過程は実施形態1と同様である。本実施形態では、図6に基づいて噴霧ノズル23の構造の違いについて説明する。
図6に例示したように、気液溶解タンク9の一次側槽24上部には噴霧ノズル23が設けられている。該噴霧ノズル23の効果等は実施形態1と同様である。
噴霧ノズル23の構造としては、噴霧ノズル23の噴霧ノズル口23aが気液溶解タンク9の上部であって、気液溶解浴水25の液面上部に位置し、噴霧ノズル23の中心軸を地面と略垂直に設けられるように噴霧ノズル23が設置され、気液溶解タンク9における噴霧ノズル23が通っている開口部分は、噴霧ノズル23の最大径の大きさよりも幾分大きく設けられている。噴霧ノズル23はこの開口部分の範囲を旋回運動することにより、気液溶解タンク9の一次側槽24の気液溶解浴水25に渦流25aを発生させる。
気液溶解タンク9の開口部分は、噴霧ノズル23の最大径よりも大きく設けられていることにより、隙間が開いてしまうが、噴霧ノズ23ルに地面と略水平方向に設けた密閉板23dが噴霧ノズル23の旋回に伴って回転し、噴霧ノズル23が如何なる位置に旋回しようとも隙間が開くことがないようにして蓋の役割を果たし、気液溶解タンク9から、気液混合流体22または気液溶解浴水25が漏れ出さないように密閉性を高めるとよい。
噴霧ノズル23の回転方法および噴射方法等は、実施形態1と同様である。
しかし、噴霧ノズル23を回転させて、噴霧ノズル口23aが旋回されて気液混合流体33が噴出されて、気液溶解浴水35に渦流25aを発生させることができるのであれば、実施形態1または2に限らず、噴霧ノズル23の形状および回転方法の如何は問わない。
本発明の微細気泡発生装置の気液溶解タンクの断面図である。 本発明の微細気泡発生装置が取り付けられた浴槽の正面図および平面図である。 本発明の微細気泡発生装置における微細気泡発生装置のシステムを示したブロック図である。 本発明における気液溶解タンクの正面図および側面図である。 本発明における噴霧ノズルの動作を示した流れ図である。 本発明における気液溶解タンクの他の実施形態を示した断面図である。
符号の説明
1.微細気泡発生装置
2.循環ポンプ
4.浴槽本体
9.気液溶解タンク
16.浴湯
22.気液混合流体
23.噴霧ノズル
23a.噴霧ノズル口
23b.噴霧ノズル軸部
23c.噴霧ノズル旋回部
23d.密閉板
24.一次側槽
25.気液溶解浴水
25a.渦流
26.二次側槽

Claims (2)

  1. 浴槽内の浴湯が循環されて、浴湯中に空気が溶解された気液溶解浴水を浴槽内へ吐出する微細気泡発生装置であって、前記微細気泡発生装置には前記気液溶解浴水が生成される気液溶解タンクと、前記気液溶解タンクの上部に設けられ、浴湯と空気が混合した気液混合流体を前記気液溶解タンク内にその中の気液溶解浴水の水面上部より吹き込むための噴霧ノズルとが設けられていて、前記噴霧ノズルが旋回運動をしながらこれにより前記気液溶解タンク内に前記気液混合流体が吹き込まれて、前記気液溶解タンク内の前記気液溶解浴水中に渦流を発生させることを特徴とする微細気泡発生装置。
  2. 前記気液溶解タンク内は区画壁で一次側槽と二次側槽とに区分され、一次側槽と二次側槽とは区画壁の上部の気体還流部及び下部の気泡通過部でそれぞれ連通されており、一次側槽の上部に前記噴霧ノズルが設けられ、一次側槽から二次側槽へと前記気泡通過部を通過した気液溶解浴水は二次側槽に設けられた排出口から浴槽の吐出口へと送出されると共に、同二次側槽では微細気泡よりも大きな気泡が上昇分離されその上部の前記気体還流部を通過されて一次側槽に戻されるようになっていることを特徴とする請求項1記載の微細気泡発生装置。
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