JP3297144B2 - 突起電極およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の集積回路と
基板との接続に必要な突起電極の構造と、その突起電極
の製造方法とに関する。
基板との接続に必要な突起電極の構造と、その突起電極
の製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を電子機器の基板に実装する
場合、半導体装置の集積回路素子を形成した領域側を基
板側に向けて接続するフリップチップ方法(FC)や、
半導体装置の電極に対応したリードに一括接続するテー
プオートメイデッドボンディング方法(TAB)が一般
的に使用されている。
場合、半導体装置の集積回路素子を形成した領域側を基
板側に向けて接続するフリップチップ方法(FC)や、
半導体装置の電極に対応したリードに一括接続するテー
プオートメイデッドボンディング方法(TAB)が一般
的に使用されている。
【0003】FC、TABの接続方法では半導体装置の
電極上に、図5と図6とに示すような突起電極を設け、
対応した基板の電極と順次接続するか、あるいは一括し
て接続する。
電極上に、図5と図6とに示すような突起電極を設け、
対応した基板の電極と順次接続するか、あるいは一括し
て接続する。
【0004】以下図5の平面図と、図5のA−A線にお
ける断面を示す図6の断面図を用いて、従来の突起電極
の構造と、突起電極の製造方法を説明する。
ける断面を示す図6の断面図を用いて、従来の突起電極
の構造と、突起電極の製造方法を説明する。
【0005】図6(c)に示すように、半導体装置11
にアルミニウム電極12と、半導体装置11の全面を覆
いアルミニウム電極12上には開口部を持つ絶縁膜13
と、絶縁膜13の開口部を被覆するように設ける共通電
極膜18と、マッシュルーム形状のメッキ層19とから
なる突起電極21とを持つ。
にアルミニウム電極12と、半導体装置11の全面を覆
いアルミニウム電極12上には開口部を持つ絶縁膜13
と、絶縁膜13の開口部を被覆するように設ける共通電
極膜18と、マッシュルーム形状のメッキ層19とから
なる突起電極21とを持つ。
【0006】そして図5に示すように、突起電極21は
半導体装置11の全面にマトリクス状に設けている。な
お突起電極21の外形形状を、図5では八角形で示した
が、三角や四角や丸い形状などでも良い。
半導体装置11の全面にマトリクス状に設けている。な
お突起電極21の外形形状を、図5では八角形で示した
が、三角や四角や丸い形状などでも良い。
【0007】つぎに以上説明した従来構造の突起電極を
得るための製造方法を、図6(a)〜(c)を用いて説
明する。
得るための製造方法を、図6(a)〜(c)を用いて説
明する。
【0008】まず図6(a)に示すように、半導体装置
11表面に設けるアルミニウム電極12が露出するよう
に絶縁膜13に開口部を形成する。この絶縁膜13は燐
を含有する酸化シリコン膜や、窒化シリコン膜などの無
機質膜や、ポリイミド樹脂などの有機高分子膜や、これ
ら無機質膜と有機高分子膜との積層構造を用いる。
11表面に設けるアルミニウム電極12が露出するよう
に絶縁膜13に開口部を形成する。この絶縁膜13は燐
を含有する酸化シリコン膜や、窒化シリコン膜などの無
機質膜や、ポリイミド樹脂などの有機高分子膜や、これ
ら無機質膜と有機高分子膜との積層構造を用いる。
【0009】つぎにアルミニウム電極12を含む絶縁膜
13表面全面にクロム−銅、アルミニウム−クロム−銅
などの金属層からなる共通電極膜18をスパッタリング
法、あるいは真空蒸着法、化学気相成長法などで形成す
る。
13表面全面にクロム−銅、アルミニウム−クロム−銅
などの金属層からなる共通電極膜18をスパッタリング
法、あるいは真空蒸着法、化学気相成長法などで形成す
る。
【0010】つぎに図6(b)に示すように、感光性樹
脂15を共通電極膜18上の全面に形成して、フォトリ
ソグラフィーによりアルミニウム電極12の上部に位置
する共通電極膜18を露出させするように感光性樹脂1
5に開口部を形成する。
脂15を共通電極膜18上の全面に形成して、フォトリ
ソグラフィーによりアルミニウム電極12の上部に位置
する共通電極膜18を露出させするように感光性樹脂1
5に開口部を形成する。
【0011】そして共通電極膜18をメッキ用電極とし
て用い、共通電極膜18が露出している感光性樹脂15
の開口内の領域に感光性樹脂15の膜厚よりも高く、ハ
ンダや、銅や、金などのメッキ層19を形成する。
て用い、共通電極膜18が露出している感光性樹脂15
の開口内の領域に感光性樹脂15の膜厚よりも高く、ハ
ンダや、銅や、金などのメッキ層19を形成する。
【0012】つぎに図6(c)に示すように、感光性樹
脂15を剥離し、共通電極膜18をメッキ層19をマス
クとしてエッチング除去して、断面形状がマッシュルー
ム形状の突起電極21を形成する。
脂15を剥離し、共通電極膜18をメッキ層19をマス
クとしてエッチング除去して、断面形状がマッシュルー
ム形状の突起電極21を形成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図6を用いて説明突起
電極の製造方法は、突起電極21の主となる材料はメッ
キ層19である。そして、メッキ層19は感光性樹脂1
5の厚さよりも高く成長させる。
電極の製造方法は、突起電極21の主となる材料はメッ
キ層19である。そして、メッキ層19は感光性樹脂1
5の厚さよりも高く成長させる。
【0014】ここでメッキ層19の成長は等方的に成長
する。このため、感光性樹脂15の厚さより高くメッキ
層19を形成すると、最終的な突起電極21の最大径2
1aの大きさは、絶縁膜13の開口部の大きさに、成長
したメッキ層19の高さの2倍を加えたものとなる。
する。このため、感光性樹脂15の厚さより高くメッキ
層19を形成すると、最終的な突起電極21の最大径2
1aの大きさは、絶縁膜13の開口部の大きさに、成長
したメッキ層19の高さの2倍を加えたものとなる。
【0015】またさらに、共通電極膜18をメッキ層1
9をマスクとしてエッチングするため、突起電極21の
根元径21bの大きさは、突起電極21の最大径21a
の大きさに比べ、非常に小さくなる。
9をマスクとしてエッチングするため、突起電極21の
根元径21bの大きさは、突起電極21の最大径21a
の大きさに比べ、非常に小さくなる。
【0016】FCによる接続方法を使いメッキ層19の
材料にハンダを使用した場合、接続のときはハンダを溶
融するために加熱を必要とする。
材料にハンダを使用した場合、接続のときはハンダを溶
融するために加熱を必要とする。
【0017】このため熱応力が発生し、この熱応力の影
響で突起電極21上部に力が加わった場合、突起電極2
1の根元に当たる共通電極膜18部分の一番細い部分、
すなわち根元部分の破壊を招く。
響で突起電極21上部に力が加わった場合、突起電極2
1の根元に当たる共通電極膜18部分の一番細い部分、
すなわち根元部分の破壊を招く。
【0018】さらにメッキ層19の材料として金や銅を
使用し、そして導電性接着剤を使用して半導体装置と基
板とを接続するときも同様な現象を招き、突起電極21
が根元部分で破壊する。
使用し、そして導電性接着剤を使用して半導体装置と基
板とを接続するときも同様な現象を招き、突起電極21
が根元部分で破壊する。
【0019】TABによる接続方法に、この図6に示す
従来の突起電極21を使用した場合は、前述の熱応力の
影響に加えて、ヒートツールによる加圧力が突起電極2
1に加わる。
従来の突起電極21を使用した場合は、前述の熱応力の
影響に加えて、ヒートツールによる加圧力が突起電極2
1に加わる。
【0020】このため、TABによる接続方法では、突
起電極21の根元部分の共通電極膜18領域の破壊が、
より高い確率で発生する。
起電極21の根元部分の共通電極膜18領域の破壊が、
より高い確率で発生する。
【0021】樹脂を使って半導体装置と基板との機械的
接続を取る場合は、図7に示すように、樹脂22の矢印
23で示す硬化収縮力を、半導体装置11の突起電極2
1と基板25の電極24との接続に利用する。
接続を取る場合は、図7に示すように、樹脂22の矢印
23で示す硬化収縮力を、半導体装置11の突起電極2
1と基板25の電極24との接続に利用する。
【0022】この樹脂22を使って半導体装置11と基
板25との接続を行うときも、樹脂22の硬化収縮時の
応力により、突起電極21に力が加わり、突起電極21
の根元部分の破壊を招く。
板25との接続を行うときも、樹脂22の硬化収縮時の
応力により、突起電極21に力が加わり、突起電極21
の根元部分の破壊を招く。
【0023】そして図8(a)に示すように、メッキ層
19が感光性樹脂15の厚さと同じか、感光性樹脂15
よりも低く形成された場合であっても、図8(b)に示
すように、共通電極膜18のエッチングのとき、共通電
極膜18が突起電極21の大きさより小さくパターニン
グされてしまう。
19が感光性樹脂15の厚さと同じか、感光性樹脂15
よりも低く形成された場合であっても、図8(b)に示
すように、共通電極膜18のエッチングのとき、共通電
極膜18が突起電極21の大きさより小さくパターニン
グされてしまう。
【0024】このためやはり突起電極21の最大径21
aに比較して、根元径21bは小さくなり、突起電極2
1の破壊は発生する。
aに比較して、根元径21bは小さくなり、突起電極2
1の破壊は発生する。
【0025】本発明の目的は、上記課題を解決して、微
細ピッチ接続に対応した上で、突起電極の根元部分の破
壊が発生することの無い、突起電極の構造と、その突起
電極の製造方法とを提供することにある。
細ピッチ接続に対応した上で、突起電極の根元部分の破
壊が発生することの無い、突起電極の構造と、その突起
電極の製造方法とを提供することにある。
【0026】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明における突起電極の構造と、その突起電極の製
造方法とは、以下に記載の手段を採用する。
に本発明における突起電極の構造と、その突起電極の製
造方法とは、以下に記載の手段を採用する。
【0027】本発明の突起電極は、半導体装置のアルミ
ニウム電極上に設ける開口部を有する絶縁膜と、金属膜
と、金属膜上に設ける感光性樹脂と、感光性樹脂の表面
領域と金属膜とを被覆する導電性被膜とを備え、導電性
被膜と金属膜が接触し、導電性被膜と感光性樹脂とによ
り突起電極を構成することを特徴とする。
ニウム電極上に設ける開口部を有する絶縁膜と、金属膜
と、金属膜上に設ける感光性樹脂と、感光性樹脂の表面
領域と金属膜とを被覆する導電性被膜とを備え、導電性
被膜と金属膜が接触し、導電性被膜と感光性樹脂とによ
り突起電極を構成することを特徴とする。
【0028】本発明の突起電極の製造方法は、アルミニ
ウム電極を形成した半導体装置の全面に絶縁膜を形成
し、フォトリソグラフィーとエッチングによりアルミニ
ウム電極上の絶縁膜に開口部を形成する工程と、全面に
金属膜を形成する工程と、感光性樹脂を半導体装置の全
面に形成し、フォトリソグラフィーによりアルミニウム
電極上の金属膜上に絶縁樹脂を形成する工程と、感光性
樹脂をマスクとして金属膜をエッチングする工程と、感
光性樹脂の表面領域と金属膜とを被覆する導電性被膜を
形成する工程とを有することを特徴とする。
ウム電極を形成した半導体装置の全面に絶縁膜を形成
し、フォトリソグラフィーとエッチングによりアルミニ
ウム電極上の絶縁膜に開口部を形成する工程と、全面に
金属膜を形成する工程と、感光性樹脂を半導体装置の全
面に形成し、フォトリソグラフィーによりアルミニウム
電極上の金属膜上に絶縁樹脂を形成する工程と、感光性
樹脂をマスクとして金属膜をエッチングする工程と、感
光性樹脂の表面領域と金属膜とを被覆する導電性被膜を
形成する工程とを有することを特徴とする。
【0029】本発明の突起電極は、半導体装置のアルミ
ニウム電極上に設ける開口部を有する絶縁膜と、絶縁膜
の開口部の大きさより大きな金属膜と、金属膜上に設け
る感光性樹脂と、感光性樹脂の表面領域と金属膜とを被
覆する導電性被膜とを備え、導電性被膜と金属膜が接触
し、導電性被膜と感光性樹脂とにより突起電極を構成す
ることを特徴とする。
ニウム電極上に設ける開口部を有する絶縁膜と、絶縁膜
の開口部の大きさより大きな金属膜と、金属膜上に設け
る感光性樹脂と、感光性樹脂の表面領域と金属膜とを被
覆する導電性被膜とを備え、導電性被膜と金属膜が接触
し、導電性被膜と感光性樹脂とにより突起電極を構成す
ることを特徴とする。
【0030】本発明の突起電極の製造方法は、アルミニ
ウム電極を形成した半導体装置の全面に絶縁膜を形成
し、フォトリソグラフィーとエッチングによってアルミ
ニウム電極上の絶縁膜に開口部を形成する工程と、全面
に金属膜を形成し、フォトリソグラフィーとエッチング
により絶縁膜の開口部を覆うように金属膜を形成する工
程と、感光性樹脂を半導体装置の全面に形成し、フォト
リソグラフィーによってアルミニウム電極上の金属膜上
に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂の表面領域
と金属膜とを被覆する導電性被膜を形成する工程とを有
することを特徴とする。
ウム電極を形成した半導体装置の全面に絶縁膜を形成
し、フォトリソグラフィーとエッチングによってアルミ
ニウム電極上の絶縁膜に開口部を形成する工程と、全面
に金属膜を形成し、フォトリソグラフィーとエッチング
により絶縁膜の開口部を覆うように金属膜を形成する工
程と、感光性樹脂を半導体装置の全面に形成し、フォト
リソグラフィーによってアルミニウム電極上の金属膜上
に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂の表面領域
と金属膜とを被覆する導電性被膜を形成する工程とを有
することを特徴とする。
【0031】本発明の突起電極は、半導体装置のアルミ
ニウム電極上に設ける開口部を有する絶縁膜と、金属膜
と、金属膜上に設ける高分子材料と、高分子材料の表面
領域と金属膜とを被覆する導電性被膜とを備え、導電性
被膜と金属膜が接触し、導電性被膜と高分子材料とによ
り突起電極を構成することを特徴とする。
ニウム電極上に設ける開口部を有する絶縁膜と、金属膜
と、金属膜上に設ける高分子材料と、高分子材料の表面
領域と金属膜とを被覆する導電性被膜とを備え、導電性
被膜と金属膜が接触し、導電性被膜と高分子材料とによ
り突起電極を構成することを特徴とする。
【0032】本発明の突起電極の製造方法は、アルミニ
ウム電極を形成した半導体装置の全面に絶縁膜を形成
し、フォトリソグラフィーとエッチングによりアルミニ
ウム電極上の絶縁膜に開口部を形成する工程と、全面に
金属膜を形成する工程と、高分子材料を半導体装置の全
面に形成し、フォトリソグラフィーとエッチングにより
アルミニウム電極上の金属膜上に高分子材料を形成する
工程と、半導体装置を高分子材料の前駆体であるモノマ
ーの溶液中に浸漬して高分子材料を成長させる工程と、
高分子材料をマスクとして金属膜をエッチングする工程
と、高分子材料の表面領域と金属膜とを被覆する導電性
被膜を形成する工程とを有することを特徴とする。
ウム電極を形成した半導体装置の全面に絶縁膜を形成
し、フォトリソグラフィーとエッチングによりアルミニ
ウム電極上の絶縁膜に開口部を形成する工程と、全面に
金属膜を形成する工程と、高分子材料を半導体装置の全
面に形成し、フォトリソグラフィーとエッチングにより
アルミニウム電極上の金属膜上に高分子材料を形成する
工程と、半導体装置を高分子材料の前駆体であるモノマ
ーの溶液中に浸漬して高分子材料を成長させる工程と、
高分子材料をマスクとして金属膜をエッチングする工程
と、高分子材料の表面領域と金属膜とを被覆する導電性
被膜を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0033】本発明の突起電極は、半導体装置のアルミ
ニウム電極上に設ける開口部を有する絶縁膜と、絶縁膜
の開口部の大きさより大きな金属膜と、金属膜上に設け
る高分子材料と、高分子材料の表面領域と金属膜とを被
覆する導電性被膜とを備え、導電性被膜と金属膜が接触
し、導電性被膜と高分子材料とにより突起電極を構成す
ることを特徴とする。
ニウム電極上に設ける開口部を有する絶縁膜と、絶縁膜
の開口部の大きさより大きな金属膜と、金属膜上に設け
る高分子材料と、高分子材料の表面領域と金属膜とを被
覆する導電性被膜とを備え、導電性被膜と金属膜が接触
し、導電性被膜と高分子材料とにより突起電極を構成す
ることを特徴とする。
【0034】本発明の突起電極の製造方法は、アルミニ
ウム電極を形成した半導体装置の全面に絶縁膜を形成
し、フォトリソグラフィーとエッチングによりアルミニ
ウム電極上の絶縁膜に開口部を形成する工程と、全面に
金属膜を形成してフォトリソグラフィーとエッチングに
より絶縁膜の開口部を覆うように金属膜を形成する工程
と、高分子材料を半導体装置の全面に形成し、フォトリ
ソグラフィーとエッチングによりアルミニウム電極上の
金属膜上に高分子材料を形成する工程と、半導体装置を
高分子材料の前駆体であるモノマーの溶液中に浸漬して
高分子材料を成長させる工程と、高分子材料の表面領域
と金属膜とを被覆する導電性被膜を形成する工程とを有
することを特徴とする。
ウム電極を形成した半導体装置の全面に絶縁膜を形成
し、フォトリソグラフィーとエッチングによりアルミニ
ウム電極上の絶縁膜に開口部を形成する工程と、全面に
金属膜を形成してフォトリソグラフィーとエッチングに
より絶縁膜の開口部を覆うように金属膜を形成する工程
と、高分子材料を半導体装置の全面に形成し、フォトリ
ソグラフィーとエッチングによりアルミニウム電極上の
金属膜上に高分子材料を形成する工程と、半導体装置を
高分子材料の前駆体であるモノマーの溶液中に浸漬して
高分子材料を成長させる工程と、高分子材料の表面領域
と金属膜とを被覆する導電性被膜を形成する工程とを有
することを特徴とする。
【0035】
【実施例】以下本発明の実施例における突起電極の構造
と、その突起電極の製造方法を、図面を用いて説明す
る。
と、その突起電極の製造方法を、図面を用いて説明す
る。
【0036】
【実施例1】図1は本発明の第1の実施例における突起
電極の構造とその製造方法とを示す断面図である。図1
(e)を使って本発明の第1の実施例における突起電極
の構造を説明し、図1(a)〜(e)を使って本発明の
第1の実施例における突起電極の製造方法を説明する。
電極の構造とその製造方法とを示す断面図である。図1
(e)を使って本発明の第1の実施例における突起電極
の構造を説明し、図1(a)〜(e)を使って本発明の
第1の実施例における突起電極の製造方法を説明する。
【0037】本発明の第1の実施例における突起電極の
構造は、図1(e)に示すように、半導体装置11のア
ルミニウム電極12上に、開口部を有する絶縁膜13
と、アルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14と、
感光性樹脂15とを有する。
構造は、図1(e)に示すように、半導体装置11のア
ルミニウム電極12上に、開口部を有する絶縁膜13
と、アルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14と、
感光性樹脂15とを有する。
【0038】さらに、感光性樹脂15の表面領域には導
電性被膜17を被覆し、導電性被膜17と金属膜14と
は接触している。突起電極21は感光性樹脂15と導電
性被膜17とからなる。
電性被膜17を被覆し、導電性被膜17と金属膜14と
は接触している。突起電極21は感光性樹脂15と導電
性被膜17とからなる。
【0039】図1(e)に示すように、感光性樹脂15
と絶縁膜13との間は、導電性被膜17で埋められてい
るが、完全に埋められていなくても良く、導電性被膜1
7と金属膜14との間に空間が存在しても良い。
と絶縁膜13との間は、導電性被膜17で埋められてい
るが、完全に埋められていなくても良く、導電性被膜1
7と金属膜14との間に空間が存在しても良い。
【0040】またさらに、感光性樹脂15の大きさは、
アルミニウム電極12とほぼ同じ大きさになっている
が、感光性樹脂15の大きさはアルミニウム電極12の
大きさより、小さくても大きくてもどちらでも良い。
アルミニウム電極12とほぼ同じ大きさになっている
が、感光性樹脂15の大きさはアルミニウム電極12の
大きさより、小さくても大きくてもどちらでも良い。
【0041】つぎに上記構造の突起電極を形成するため
の製造方法を、図1(a)〜(e)の断面図を用いて説
明する。
の製造方法を、図1(a)〜(e)の断面図を用いて説
明する。
【0042】まずはじめに図1(a)に示すように、ア
ルミニウム電極12を形成した半導体装置11の全面に
絶縁膜13を形成する。その後、フォトリソグラフィー
とエッチングとにより、アルミニウム電極12上に開口
部を有する絶縁膜13を形成する。
ルミニウム電極12を形成した半導体装置11の全面に
絶縁膜13を形成する。その後、フォトリソグラフィー
とエッチングとにより、アルミニウム電極12上に開口
部を有する絶縁膜13を形成する。
【0043】この絶縁膜13は酸化シリコンや、窒化シ
リコンなどの無機膜、あるいはポリイミドなどの有機
膜、あるいはこれらの無機膜と有機膜との多層膜を使用
することができ、そして絶縁膜13は、フォトリソグラ
フィーとエッチング、あるいはフォトリソグラフィーの
手段を用いてパターニングする。
リコンなどの無機膜、あるいはポリイミドなどの有機
膜、あるいはこれらの無機膜と有機膜との多層膜を使用
することができ、そして絶縁膜13は、フォトリソグラ
フィーとエッチング、あるいはフォトリソグラフィーの
手段を用いてパターニングする。
【0044】つぎに図1(b)に示すように、露出した
アルムニウム電極12を含む絶縁膜13の上の全面にア
ルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14を形成す
る。この金属膜14の形成は、真空蒸着法、スパッタリ
ング法、あるいは化学気相成長法で形成する。
アルムニウム電極12を含む絶縁膜13の上の全面にア
ルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14を形成す
る。この金属膜14の形成は、真空蒸着法、スパッタリ
ング法、あるいは化学気相成長法で形成する。
【0045】なお金属膜14は、導電性を有する材料で
あれば、前述とは別の材料を使用しても良い。
あれば、前述とは別の材料を使用しても良い。
【0046】つぎに図1(c)に示すように、感光性樹
脂15を全面に形成する。その後、フォトリソグラフィ
ーにより、アルミニウム電極12上の、金属膜14上に
その周辺部で絶縁膜13が介在するように、感光性樹脂
15を形成する。
脂15を全面に形成する。その後、フォトリソグラフィ
ーにより、アルミニウム電極12上の、金属膜14上に
その周辺部で絶縁膜13が介在するように、感光性樹脂
15を形成する。
【0047】この感光性樹脂15にはポリイミド系樹脂
や、アクリル系樹脂や、ゴム系樹脂や、ノボラック系樹
脂などを使用する。感光性樹脂15の厚さは2〜100
μmの間で形成する。
や、アクリル系樹脂や、ゴム系樹脂や、ノボラック系樹
脂などを使用する。感光性樹脂15の厚さは2〜100
μmの間で形成する。
【0048】感光性樹脂15の厚さを厚く、たとえば1
0μmを越えるように形成したときは、図1(d)に示
すように、頂部が平らな形状を有する感光性樹脂15が
得られる。
0μmを越えるように形成したときは、図1(d)に示
すように、頂部が平らな形状を有する感光性樹脂15が
得られる。
【0049】この図1(d)のように、感光性樹脂15
の頂部が平坦形状であると、突起電極完成後も頂部が平
らな形状を有する突起電極が得られる。このために、図
7を用いて説明した樹脂22によって、半導体装置11
と基板25との接続に、第1の実施例の突起電極を使用
した場合、従来の突起電極21に比較して接続面積が大
きくなり、接続抵抗値を低くできる効果を備えている。
の頂部が平坦形状であると、突起電極完成後も頂部が平
らな形状を有する突起電極が得られる。このために、図
7を用いて説明した樹脂22によって、半導体装置11
と基板25との接続に、第1の実施例の突起電極を使用
した場合、従来の突起電極21に比較して接続面積が大
きくなり、接続抵抗値を低くできる効果を備えている。
【0050】つぎに図1(d)に示すように、感光性樹
脂15をマスクにして金属膜14をエッチングする。
脂15をマスクにして金属膜14をエッチングする。
【0051】金属膜14がアルミニウム−クロム−銅の
場合は、銅は硝酸を使用してエッチングし、アルミニウ
ムは燐酸を使用してエッチングし、クロムはアルミニウ
ムをエッチングする際に同時に除去する。
場合は、銅は硝酸を使用してエッチングし、アルミニウ
ムは燐酸を使用してエッチングし、クロムはアルミニウ
ムをエッチングする際に同時に除去する。
【0052】金属膜14のエッチング方法は溶液を用い
るウエットエッチング方法以外に、反応性ガスを使った
反応性イオンエッチングなどのドライエッチング方法で
エッチングしても良い。なお金属膜14として、前述の
金属材料と別の種類の金属材料を使用する場合は、その
金属材料に適したエッチング方法を用いる。
るウエットエッチング方法以外に、反応性ガスを使った
反応性イオンエッチングなどのドライエッチング方法で
エッチングしても良い。なお金属膜14として、前述の
金属材料と別の種類の金属材料を使用する場合は、その
金属材料に適したエッチング方法を用いる。
【0053】つぎに図1(e)に示すように、感光性樹
脂15の表面領域と金属膜14上とに、無電解メッキ法
によってNi−Auからなる導電性被膜17を形成す
る。この結果、感光性樹脂15と導電性被膜17とから
なる突起電極21を得る。
脂15の表面領域と金属膜14上とに、無電解メッキ法
によってNi−Auからなる導電性被膜17を形成す
る。この結果、感光性樹脂15と導電性被膜17とから
なる突起電極21を得る。
【0054】無電解メッキ法により形成する導電性被膜
17は、Ni−Au以外にCuなど他の金属や、Ni、
Au、Cuなどを組み合わせて用いても良い。
17は、Ni−Au以外にCuなど他の金属や、Ni、
Au、Cuなどを組み合わせて用いても良い。
【0055】ここで導電性被膜17の厚さを金属膜14
の厚さより厚く形成すると、感光性樹脂15と絶縁膜1
3との間は導電性被膜17で完全に埋まり、突起電極2
1の根元強度が最大になり最も好ましい。
の厚さより厚く形成すると、感光性樹脂15と絶縁膜1
3との間は導電性被膜17で完全に埋まり、突起電極2
1の根元強度が最大になり最も好ましい。
【0056】導電性被膜17の厚さが金属膜14の厚さ
より薄くなるように形成すると、感光性樹脂15と絶縁
膜13との間は導電性被膜17で完全に埋まらないが、
突起電極21の根元の大きさが大きくなるので、突起電
極21強度増大の効果は得られる。
より薄くなるように形成すると、感光性樹脂15と絶縁
膜13との間は導電性被膜17で完全に埋まらないが、
突起電極21の根元の大きさが大きくなるので、突起電
極21強度増大の効果は得られる。
【0057】
【実施例2】図2は本発明の第2の実施例における突起
電極の構造とその製造方法とを示す断面図である。図2
(d)を使って本発明の第2の実施例における突起電極
の構造を説明し、図2(a)〜(d)を使って本発明の
第2の実施例における突起電極の製造方法を説明する。
電極の構造とその製造方法とを示す断面図である。図2
(d)を使って本発明の第2の実施例における突起電極
の構造を説明し、図2(a)〜(d)を使って本発明の
第2の実施例における突起電極の製造方法を説明する。
【0058】本発明の第2の実施例における突起電極の
構造は、図2(d)に示すように、半導体装置11のア
ルミニウム電極12上に、開口部を有する絶縁膜13
と、アルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14と、
感光性樹脂15とを有する。
構造は、図2(d)に示すように、半導体装置11のア
ルミニウム電極12上に、開口部を有する絶縁膜13
と、アルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14と、
感光性樹脂15とを有する。
【0059】さらに、感光性樹脂15の表面領域には導
電性被膜17を被覆し、導電性被膜17と金属膜14と
は接触している。突起電極21は感光性樹脂15と導電
性被膜17とからなる。
電性被膜17を被覆し、導電性被膜17と金属膜14と
は接触している。突起電極21は感光性樹脂15と導電
性被膜17とからなる。
【0060】図2(d)では感光性樹脂15の大きさ
は、金属膜14の大きさより小さくなっているが、感光
性樹脂15の大きさは金属膜14の大きさより、大きく
ても小さくても、どちらでも良い。
は、金属膜14の大きさより小さくなっているが、感光
性樹脂15の大きさは金属膜14の大きさより、大きく
ても小さくても、どちらでも良い。
【0061】またさらに、金属膜14の大きさがアルミ
ニウム電極12の大きさとほぼ同じになっているが、金
属膜14の大きさは絶縁膜13の開口部の大きさより大
きければ良い。
ニウム電極12の大きさとほぼ同じになっているが、金
属膜14の大きさは絶縁膜13の開口部の大きさより大
きければ良い。
【0062】つぎに上記構造の突起電極を形成するため
の製造方法を、図2(a)〜(d)を用いて説明する。
の製造方法を、図2(a)〜(d)を用いて説明する。
【0063】まずはじめに図2(a)に示すように、ア
ルミニウム電極12を形成した半導体装置11の全面に
絶縁膜13を形成する。その後、フォトリソグラフィー
とエッチングとにより、アルミニウム電極12上に開口
部を有する絶縁膜13を形成する。
ルミニウム電極12を形成した半導体装置11の全面に
絶縁膜13を形成する。その後、フォトリソグラフィー
とエッチングとにより、アルミニウム電極12上に開口
部を有する絶縁膜13を形成する。
【0064】この絶縁膜13は酸化シリコンや、窒化シ
リコンなどの無機膜、あるいはポリイミドなどの有機
膜、あるいはこれらの無機膜と有機膜との多層膜を使用
することが可能で、そして絶縁膜13はフォトリソグラ
フィーとエッチング、あるいはフォトリソグラフィーの
手段によりパターニングする。
リコンなどの無機膜、あるいはポリイミドなどの有機
膜、あるいはこれらの無機膜と有機膜との多層膜を使用
することが可能で、そして絶縁膜13はフォトリソグラ
フィーとエッチング、あるいはフォトリソグラフィーの
手段によりパターニングする。
【0065】なおアルミニウム電極12が露出するよう
に形成する絶縁膜13の開口部の面積は、0.1μm2
程度以上あれば良い。
に形成する絶縁膜13の開口部の面積は、0.1μm2
程度以上あれば良い。
【0066】つぎに図2(b)に示すように、露出した
アルムニウム電極12を含む絶縁膜13の上の全面にア
ルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14を形成す
る。この金属膜14の形成は、真空蒸着法、スパッタリ
ング法、あるいは化学気相成長法で形成する。
アルムニウム電極12を含む絶縁膜13の上の全面にア
ルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14を形成す
る。この金属膜14の形成は、真空蒸着法、スパッタリ
ング法、あるいは化学気相成長法で形成する。
【0067】なお金属膜14は、導電性を有する材料で
あれば、前述とは別の金属材料を使用しても良い。
あれば、前述とは別の金属材料を使用しても良い。
【0068】金属膜14は、絶縁膜13の開口部の大き
さより大きく、そしてアルミニウム電極12上と絶縁膜
13とにまたがるような形状に、フォトリソグラフィー
とエッチングによりパターニングする。
さより大きく、そしてアルミニウム電極12上と絶縁膜
13とにまたがるような形状に、フォトリソグラフィー
とエッチングによりパターニングする。
【0069】つぎに図2(c)に示すように、感光性樹
脂15を全面に形成する。その後、フォトリソグラフィ
ーにより、アルミニウム電極12上の、金属膜14上に
その周辺部で絶縁膜13が介在するように、感光性樹脂
15を形成する。
脂15を全面に形成する。その後、フォトリソグラフィ
ーにより、アルミニウム電極12上の、金属膜14上に
その周辺部で絶縁膜13が介在するように、感光性樹脂
15を形成する。
【0070】この感光性樹脂15は金属膜14の大きさ
より小さな大きさで形成する。さらに感光性樹脂15
の、厚さは2〜100μmの間で形成する。
より小さな大きさで形成する。さらに感光性樹脂15
の、厚さは2〜100μmの間で形成する。
【0071】感光性樹脂15にはアクリル系樹脂や、ゴ
ム系樹脂や、ポリイミド系樹脂や、ノボラック系樹脂な
どを使用する。
ム系樹脂や、ポリイミド系樹脂や、ノボラック系樹脂な
どを使用する。
【0072】第1の実施例と同様に、感光性樹脂15の
厚さがおよそ10μmを越えた場合は、図2(c)に示
すように、頂部が平らな形状を有する感光性樹脂15が
得られる。
厚さがおよそ10μmを越えた場合は、図2(c)に示
すように、頂部が平らな形状を有する感光性樹脂15が
得られる。
【0073】この図2(c)に示すように、頂部が平ら
な形状を有する感光性樹脂15は、突起電極完成後も頂
部が平らな面を有する突起電極が得られる。このため、
図7を用いて説明した樹脂22によって、半導体装置1
1と基板25との接続に、第2の実施例の突起電極を使
用した場合、従来例の突起電極21に比較して接続面積
が大きくなり、接続抵抗値を低くできるという効果が得
られる。
な形状を有する感光性樹脂15は、突起電極完成後も頂
部が平らな面を有する突起電極が得られる。このため、
図7を用いて説明した樹脂22によって、半導体装置1
1と基板25との接続に、第2の実施例の突起電極を使
用した場合、従来例の突起電極21に比較して接続面積
が大きくなり、接続抵抗値を低くできるという効果が得
られる。
【0074】つぎに図2(d)に示すように、感光性樹
脂15の表面領域と金属膜14上とに、無電解メッキ法
によってNi−Auからなる導電性被膜17を形成す
る。この結果、感光性樹脂15と導電性被膜17とから
なる突起電極21を得る。
脂15の表面領域と金属膜14上とに、無電解メッキ法
によってNi−Auからなる導電性被膜17を形成す
る。この結果、感光性樹脂15と導電性被膜17とから
なる突起電極21を得る。
【0075】無電解メッキ法により形成する導電性被膜
17は、Ni−Au以外にCuなど他の金属や、Ni、
Au、Cuなどの組み合わせを用いても良い。
17は、Ni−Au以外にCuなど他の金属や、Ni、
Au、Cuなどの組み合わせを用いても良い。
【0076】第2の実施例の突起電極は、第1の実施例
の突起電極に較べ、フォトリソグラフィの工程が増える
が、根元強度が大きい突起電極が得られる。
の突起電極に較べ、フォトリソグラフィの工程が増える
が、根元強度が大きい突起電極が得られる。
【0077】
【実施例3】図3は本発明の第3の実施例における突起
電極の構造とその製造方法とを示す断面図である。図3
(e)を使って本発明の第3の実施例における突起電極
の構造を説明し、図3(a)〜(e)を使って本発明の
第3の実施例における突起電極の製造方法を説明する。
電極の構造とその製造方法とを示す断面図である。図3
(e)を使って本発明の第3の実施例における突起電極
の構造を説明し、図3(a)〜(e)を使って本発明の
第3の実施例における突起電極の製造方法を説明する。
【0078】本発明の第3の実施例における突起電極の
構造は、図3(e)に示すように、半導体装置11のア
ルミニウム電極12上に、開口部を有する絶縁膜13
と、アルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14と、
高分子材料16とを有する。
構造は、図3(e)に示すように、半導体装置11のア
ルミニウム電極12上に、開口部を有する絶縁膜13
と、アルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14と、
高分子材料16とを有する。
【0079】さらに、高分子材料16の表面領域には導
電性被膜17を被覆し、導電性被膜17と金属膜14と
は接触している。突起電極21は高分子材料16と導電
性被膜17とからなる。
電性被膜17を被覆し、導電性被膜17と金属膜14と
は接触している。突起電極21は高分子材料16と導電
性被膜17とからなる。
【0080】つぎに上記構造の突起電極を形成するため
の製造方法を、図3(a)〜(e)の断面図を使って説
明する。
の製造方法を、図3(a)〜(e)の断面図を使って説
明する。
【0081】まずはじめに図3(a)に示すように、ア
ルミニウム電極12を形成した半導体装置11の全面に
絶縁膜13を形成する。その後、フォトリソグラフィー
とエッチングとにより、アルミニウム電極12上に開口
部を有する絶縁膜13を形成する。
ルミニウム電極12を形成した半導体装置11の全面に
絶縁膜13を形成する。その後、フォトリソグラフィー
とエッチングとにより、アルミニウム電極12上に開口
部を有する絶縁膜13を形成する。
【0082】絶縁膜13は酸化シリコンや、窒化シリコ
ンなどの無機膜、あるいはポリイミドなどの有機膜、あ
るいはこれらの無機膜と有機膜との多層膜を使用するこ
とが可能で、そして絶縁膜13はフォトリソグラフィー
とエッチング、あるいはフォトリソグラフィーの手段を
用いてパターニングする。
ンなどの無機膜、あるいはポリイミドなどの有機膜、あ
るいはこれらの無機膜と有機膜との多層膜を使用するこ
とが可能で、そして絶縁膜13はフォトリソグラフィー
とエッチング、あるいはフォトリソグラフィーの手段を
用いてパターニングする。
【0083】なおアルミニウム電極12が露出するよう
に形成する絶縁膜13の開口部の面積は、0.1μm2
程度以上あれば良い。
に形成する絶縁膜13の開口部の面積は、0.1μm2
程度以上あれば良い。
【0084】つぎに、露出したアルムニウム電極12を
含む絶縁膜13の上の全面に、アルミニウム−クロム−
銅からなる金属膜14を形成する。この金属膜14の形
成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、ある
いは化学気相成長法で形成する。
含む絶縁膜13の上の全面に、アルミニウム−クロム−
銅からなる金属膜14を形成する。この金属膜14の形
成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、ある
いは化学気相成長法で形成する。
【0085】なお金属膜14は導電性を有する材料であ
れば、前述とは別の金属材料を使用しても良い。
れば、前述とは別の金属材料を使用しても良い。
【0086】つぎに図3(b)に示すように、高分子材
料16を全面に形成する。そしてフォトリソグラフィー
とエッチングとにより、アルミニウム電極12上の、金
属膜14上に高分子材料16を形成する。
料16を全面に形成する。そしてフォトリソグラフィー
とエッチングとにより、アルミニウム電極12上の、金
属膜14上に高分子材料16を形成する。
【0087】なお、図3(b)では高分子材料16は、
アルミニウム電極12の形成領域内にのみ形成している
が、絶縁膜13の形成領域にまで広がって形成しても良
い。
アルミニウム電極12の形成領域内にのみ形成している
が、絶縁膜13の形成領域にまで広がって形成しても良
い。
【0088】高分子材料16はアクリル系樹脂や、スチ
レン系樹脂などのラジカル重合が可能な樹脂材料を使用
する。
レン系樹脂などのラジカル重合が可能な樹脂材料を使用
する。
【0089】つぎに、半導体装置11を高分子材料16
の前駆体であるモノマーを含む溶液中に浸漬して、光を
照射して高分子材料16を成長させる。
の前駆体であるモノマーを含む溶液中に浸漬して、光を
照射して高分子材料16を成長させる。
【0090】高分子材料16は、図3(c)に示すよう
に、等方的に成長する。所定時間が経過した後、光の照
射を停止する。高分子材料16の高さは、2〜100μ
mの間に形成する。
に、等方的に成長する。所定時間が経過した後、光の照
射を停止する。高分子材料16の高さは、2〜100μ
mの間に形成する。
【0091】なお高分子材料16の前駆体としては、オ
リゴマーを含む溶液を使用しても良い。
リゴマーを含む溶液を使用しても良い。
【0092】さらに高分子材料16を成長させる際に光
を使用したが、熱線、あるいは放射線、あるいはプラズ
マ照射でも、高分子材料16を形成させることができ
る。
を使用したが、熱線、あるいは放射線、あるいはプラズ
マ照射でも、高分子材料16を形成させることができ
る。
【0093】高分子材料16を成長させるとき、半導体
装置を浸漬する溶液は、常圧下あるいは減圧下の雰囲気
に保持する。
装置を浸漬する溶液は、常圧下あるいは減圧下の雰囲気
に保持する。
【0094】つぎに図3(d)に示すように、高分子材
料16をマスクにして金属膜14をエッチングする。
料16をマスクにして金属膜14をエッチングする。
【0095】金属膜14がアルミニウム−クロム−銅の
場合は、銅は硝酸を使用してエッチングし、アルミニウ
ムは燐酸を使用してエッチングし、クロムはアルミニウ
ムをエッチングする際に同時に除去する。
場合は、銅は硝酸を使用してエッチングし、アルミニウ
ムは燐酸を使用してエッチングし、クロムはアルミニウ
ムをエッチングする際に同時に除去する。
【0096】金属膜14のエッチング方法は溶液を用い
るウエットエッチング方法以外に、反応性ガスを使った
反応性イオンエッチングなどのドライエッチング方法で
エッチングしても良い。
るウエットエッチング方法以外に、反応性ガスを使った
反応性イオンエッチングなどのドライエッチング方法で
エッチングしても良い。
【0097】なお金属膜14として、前述の金属材料と
別の種類の金属材料を使用する場合は、その金属材料に
適したエッチング方法を用いる。
別の種類の金属材料を使用する場合は、その金属材料に
適したエッチング方法を用いる。
【0098】つぎに図3(e)に示すように、高分子材
料16の表面領域と金属膜14上とに、無電解メッキ法
によってNi−Auからなる導電性被膜17を形成す
る。この結果、高分子材料16と導電性被膜17とから
なる突起電極21を得る。
料16の表面領域と金属膜14上とに、無電解メッキ法
によってNi−Auからなる導電性被膜17を形成す
る。この結果、高分子材料16と導電性被膜17とから
なる突起電極21を得る。
【0099】無電解メッキ法により形成する導電性被膜
17は、Ni−Au以外にCuなど他の金属や、Ni、
Au、Cuなどの組み合わせを用いても良い。
17は、Ni−Au以外にCuなど他の金属や、Ni、
Au、Cuなどの組み合わせを用いても良い。
【0100】高分子材料16は等方的に成長する。そし
て、完成した突起電極21の頂部は図3(e)に示すよ
うに平坦な形状が得られる。
て、完成した突起電極21の頂部は図3(e)に示すよ
うに平坦な形状が得られる。
【0101】このため従来の突起電極より根元強度が優
れている。さらに、図7を用いて説明した樹脂22によ
って、半導体装置11と基板25との接続に、図3
(e)に示す突起電極を使用した場合、従来例の突起電
極21に比較して接続面積が大きくなり、接続抵抗値を
低くできるという効果が得られる。
れている。さらに、図7を用いて説明した樹脂22によ
って、半導体装置11と基板25との接続に、図3
(e)に示す突起電極を使用した場合、従来例の突起電
極21に比較して接続面積が大きくなり、接続抵抗値を
低くできるという効果が得られる。
【0102】
【実施例4】図4は本発明の第4の実施例における突起
電極の構造とその製造方法とを示す断面図である。図4
(e)を使って本発明の第4の実施例における突起電極
の構造を説明し、図4(a)〜(e)を使って本発明の
第4の実施例における突起電極の製造方法を説明する。
電極の構造とその製造方法とを示す断面図である。図4
(e)を使って本発明の第4の実施例における突起電極
の構造を説明し、図4(a)〜(e)を使って本発明の
第4の実施例における突起電極の製造方法を説明する。
【0103】本発明の第4の実施例における突起電極の
構造は、図4(e)に示すように、半導体装置11のア
ルミニウム電極12上に、開口部を有する絶縁膜13
と、アルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14と、
高分子材料16とを有する。
構造は、図4(e)に示すように、半導体装置11のア
ルミニウム電極12上に、開口部を有する絶縁膜13
と、アルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14と、
高分子材料16とを有する。
【0104】さらに、高分子材料16の表面領域には導
電性被膜17を被覆し、導電性被膜17と金属膜14と
は接触している。突起電極21は高分子材料16と導電
性被膜17とからなる。
電性被膜17を被覆し、導電性被膜17と金属膜14と
は接触している。突起電極21は高分子材料16と導電
性被膜17とからなる。
【0105】つぎに上記構造の突起電極を形成するため
の製造方法を、図4(a)〜(e)の断面図を使って説
明する。
の製造方法を、図4(a)〜(e)の断面図を使って説
明する。
【0106】まずはじめに図4(a)に示すように、ア
ルミニウム電極12を形成した半導体装置11の全面に
絶縁膜13を形成する。そしてフォトリソグラフィーと
エッチングとによりに、アルミニウム電極12上に、開
口部を有する絶縁膜13を形成する。
ルミニウム電極12を形成した半導体装置11の全面に
絶縁膜13を形成する。そしてフォトリソグラフィーと
エッチングとによりに、アルミニウム電極12上に、開
口部を有する絶縁膜13を形成する。
【0107】絶縁膜13は酸化シリコンや、窒化シリコ
ンなどの無機膜、あるいはポリイミドなどの有機膜、あ
るいはこれらの無機膜と有機膜との多層膜を使用するこ
とが可能で、そして絶縁膜13はフォトリソグラフィー
とエッチング、あるいはフォトリソグラフィーの手段を
用いてパターニングする。
ンなどの無機膜、あるいはポリイミドなどの有機膜、あ
るいはこれらの無機膜と有機膜との多層膜を使用するこ
とが可能で、そして絶縁膜13はフォトリソグラフィー
とエッチング、あるいはフォトリソグラフィーの手段を
用いてパターニングする。
【0108】なおアルミニウム電極12が露出するよう
に形成する絶縁膜13の開口部の面積は、0.1μm2
程度以上あれば良い。
に形成する絶縁膜13の開口部の面積は、0.1μm2
程度以上あれば良い。
【0109】つぎに図4(b)に示すように、露出した
アルムニウム電極12を含む絶縁膜13の上の全面に、
アルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14を形成す
る。この金属膜14の形成方法は、真空蒸着法、スパッ
タリング法、あるいは化学気相成長法で形成する。
アルムニウム電極12を含む絶縁膜13の上の全面に、
アルミニウム−クロム−銅からなる金属膜14を形成す
る。この金属膜14の形成方法は、真空蒸着法、スパッ
タリング法、あるいは化学気相成長法で形成する。
【0110】なお金属膜14は導電性を有する材料であ
れば、前述とは別の金属材料を使用しても良い。
れば、前述とは別の金属材料を使用しても良い。
【0111】金属膜14は、アルミニウム電極12上に
形成する絶縁膜13の開口部の大きさより大きくパター
ン形成するように、フォトリソグラフィーとエッチング
処理する。
形成する絶縁膜13の開口部の大きさより大きくパター
ン形成するように、フォトリソグラフィーとエッチング
処理する。
【0112】つぎに図4(c)に示すように、高分子材
料16を全面に形成する。そしてフォトリソグラフィー
とエッチングとにより、アルミニウム電極12上の、金
属膜14上に高分子材料16を形成する。
料16を全面に形成する。そしてフォトリソグラフィー
とエッチングとにより、アルミニウム電極12上の、金
属膜14上に高分子材料16を形成する。
【0113】なお、図4(c)では高分子材料16は、
アルミニウム電極12の形成領域内にのみ形成している
が、アルミニウム電極12より大きく、絶縁膜13の形
成領域にまで広がって形成しても良い。
アルミニウム電極12の形成領域内にのみ形成している
が、アルミニウム電極12より大きく、絶縁膜13の形
成領域にまで広がって形成しても良い。
【0114】高分子材料16はアクリル系樹脂や、スチ
レン系樹脂などのラジカル重合が可能な樹脂材料を使用
する。
レン系樹脂などのラジカル重合が可能な樹脂材料を使用
する。
【0115】つぎに、半導体装置を高分子材料16の前
駆体であるモノマーを含む溶液中に浸漬して、光を照射
して高分子材料16を成長させる。
駆体であるモノマーを含む溶液中に浸漬して、光を照射
して高分子材料16を成長させる。
【0116】高分子材料16は、図4(d)に示すよう
に、等方的に成長する。所定時間が経過した後、光の照
射を停止する。
に、等方的に成長する。所定時間が経過した後、光の照
射を停止する。
【0117】図4(d)では成長した高分子材料16の
大きさは、金属膜14の大きさとほぼ同じように示した
が、高分子材料16の大きさは金属膜14の大きさより
小さくても良い。
大きさは、金属膜14の大きさとほぼ同じように示した
が、高分子材料16の大きさは金属膜14の大きさより
小さくても良い。
【0118】成長させる高分子材料16の高さは、2〜
100μmの間に形成する。
100μmの間に形成する。
【0119】なお高分子材料16の前駆体としては、オ
リゴマーを含む溶液を使用しても良い。
リゴマーを含む溶液を使用しても良い。
【0120】さらに高分子材料16を成長させる際に光
を使用したが、熱線、あるいは放射線、あるいはプラズ
マ照射でも高分子材料16を成長させることができる。
を使用したが、熱線、あるいは放射線、あるいはプラズ
マ照射でも高分子材料16を成長させることができる。
【0121】高分子材料16を成長させるとき、半導体
装置を浸漬する溶液は、常圧下あるいは減圧下の雰囲気
に保持する。
装置を浸漬する溶液は、常圧下あるいは減圧下の雰囲気
に保持する。
【0122】つぎに図4(e)に示すように、高分子材
料16の表面領域と金属膜14上とに、無電解メッキ法
によってNi−Auからなる導電性被膜17を形成す
る。この結果、高分子材料16と導電性被膜17とから
なる突起電極21を得る。
料16の表面領域と金属膜14上とに、無電解メッキ法
によってNi−Auからなる導電性被膜17を形成す
る。この結果、高分子材料16と導電性被膜17とから
なる突起電極21を得る。
【0123】無電解メッキ法により形成する導電性被膜
17は、Ni−Au以外にCuなど他の金属や、Ni、
Au、Cuなどの組み合わせを用いても良い。
17は、Ni−Au以外にCuなど他の金属や、Ni、
Au、Cuなどの組み合わせを用いても良い。
【0124】高分子材料16は等方的に成長する。そし
て、完成した突起電極21の頂部は図4(e)に示すよ
うに平坦な形状が得られる。
て、完成した突起電極21の頂部は図4(e)に示すよ
うに平坦な形状が得られる。
【0125】このため従来の突起電極より根元強度が優
れている。さらに、図7を用いて説明した樹脂22によ
って、半導体装置11と基板25との接続に、図4
(e)に示す突起電極を使用した場合、従来例の突起電
極21に比較して接続面積が大きくなり、接続抵抗値を
低くできるという効果が得られる。
れている。さらに、図7を用いて説明した樹脂22によ
って、半導体装置11と基板25との接続に、図4
(e)に示す突起電極を使用した場合、従来例の突起電
極21に比較して接続面積が大きくなり、接続抵抗値を
低くできるという効果が得られる。
【0126】第4の実施例の突起電極21は、第3の実
施例の突起電極に較べ、フォトリソグラフィの工程が増
えるが、根元強度が大きい突起電極21が得られる。
施例の突起電極に較べ、フォトリソグラフィの工程が増
えるが、根元強度が大きい突起電極21が得られる。
【0127】
【発明の効果】以上の説明のように本発明では、半導体
装置の突起電極は根元部分が導電性被膜によって補強さ
れ、突起電極の核となる部分が感光性樹脂や高分子材料
で形成された構造の突起電極構造を得ることができる。
装置の突起電極は根元部分が導電性被膜によって補強さ
れ、突起電極の核となる部分が感光性樹脂や高分子材料
で形成された構造の突起電極構造を得ることができる。
【0128】したがって、本発明の突起電極を持つ半導
体装置をFCによる接続方法でハンダや導電性ペースト
を用いた場合、接続時の熱的応力の吸収効果が高い。こ
のため、プロセス条件範囲の拡大化を図ることができる
効果がある。同一条件で接続を行った場合には、実装品
質の安定化を図ることができる。第3の実施例および第
4の実施例の突起電極は、頂部が丸い構造が得られるた
めFCによる接続方法に適する。
体装置をFCによる接続方法でハンダや導電性ペースト
を用いた場合、接続時の熱的応力の吸収効果が高い。こ
のため、プロセス条件範囲の拡大化を図ることができる
効果がある。同一条件で接続を行った場合には、実装品
質の安定化を図ることができる。第3の実施例および第
4の実施例の突起電極は、頂部が丸い構造が得られるた
めFCによる接続方法に適する。
【0129】異方性導電性フィルム、あるいは異方性導
電ペースト、あるいはコネクターなどの異方性接続材料
を使って本発明の突起電極を持つ半導体装置と基板を接
続した場合も同様に、接続時の熱的応力および機械的応
力の吸収効果が高い。このため、プロセス条件範囲の拡
大化を図ることができる効果がある。同一条件で接続を
行った場合には、実装品質の安定化を図ることができ
る。第1の実施例および第2の実施例の突起電極は、頂
部が平らな構造が得られるため、前述の異方性導電性フ
ィルム、あるいは異方性導電ペースト、あるいはコネク
ターなど接続方法に適する。
電ペースト、あるいはコネクターなどの異方性接続材料
を使って本発明の突起電極を持つ半導体装置と基板を接
続した場合も同様に、接続時の熱的応力および機械的応
力の吸収効果が高い。このため、プロセス条件範囲の拡
大化を図ることができる効果がある。同一条件で接続を
行った場合には、実装品質の安定化を図ることができ
る。第1の実施例および第2の実施例の突起電極は、頂
部が平らな構造が得られるため、前述の異方性導電性フ
ィルム、あるいは異方性導電ペースト、あるいはコネク
ターなど接続方法に適する。
【0130】TABに本発明の突起電極を持つ半導体装
置を使った場合も、FCの場合と同様に接続時の熱的、
機械的応力の吸収効果が高いため、プロセス条件範囲の
拡大化を図ることができる効果がある。
置を使った場合も、FCの場合と同様に接続時の熱的、
機械的応力の吸収効果が高いため、プロセス条件範囲の
拡大化を図ることができる効果がある。
【0131】またさらに、突起電極の根元が補強される
ため、従来の突起電極と同一高さの突起電極を形成した
場合、ピッチを微細にすることが可能になる。
ため、従来の突起電極と同一高さの突起電極を形成した
場合、ピッチを微細にすることが可能になる。
【図1】本発明の第1の実施例における突起電極の構造
とその製造方法と示す断面図である。
とその製造方法と示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例における突起電極の構造
とその製造方法と示す断面図である。
とその製造方法と示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例における突起電極の構造
とその製造方法と示す断面図である。
とその製造方法と示す断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例における突起電極の構造
とその製造方法と示す断面図である。
とその製造方法と示す断面図である。
【図5】従来例における突起電極の構造を示す平面図で
ある。
ある。
【図6】従来例における突起電極の構造と製造方法とを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】従来例における半導体装置と基板とを樹脂を用
いて接続した状態を示す断面図である。
いて接続した状態を示す断面図である。
【図8】従来例における突起電極の製造方法を工程順に
示す断面図である。
示す断面図である。
11 半導体装置 12 アルミニウム電極 13 絶縁膜 14 金属膜 15 感光性樹脂 16 高分子材料 17 導電性被膜
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体装置のアルミニウム電極上に設け
る開口部を有する絶縁膜と、前記アルミニウム電極上に
設ける金属膜と、該金属膜上に設ける感光性樹脂と、該
感光性樹脂の表面領域と前記金属膜とを被覆する導電性
被膜とを備え、該導電性被膜と前記金属膜が接触し、前
記導電性被膜と前記感光性樹脂とにより突起電極を構成
する半導体装置であって、前記金属膜と接する前記感光性樹脂底面の外周端部より
前記金属膜の外周端部が後退するように設けられ、前記
感光性樹脂底面と前記絶縁膜との間に隙間を有し 、前記感光性樹脂底面と前記絶縁膜との間の前記隙間にも
前記導電性被膜を設ける ことを特徴とする突起電極。 - 【請求項2】 アルミニウム電極を形成した半導体装置
の全面に絶縁膜を形成し、フォトリソグラフィーとエッ
チングにより前記アルミニウム電極上の前記絶縁膜に開
口部を形成する工程と、 全面に金属膜を形成する工程と、 感光性樹脂を前記半導体装置の全面に形成し、フォトリ
ソグラフィーにより前記アルミニウム電極上の前記金属
膜上に前記感光性樹脂を形成する工程と、前記 感光性樹脂をマスクとして前記金属膜をエッチング
する工程と、前記 感光性樹脂の表面領域と前記金属膜とを被覆する導
電性被膜を形成する工程とを有する ことを特徴とする突起電極の製造方法。 - 【請求項3】 半導体装置のアルミニウム電極上に設け
る開口部を有する絶縁膜と、前記アルミニウム電極上に
設け該絶縁膜の開口部の大きさより大きな金属膜と、該
金属膜上に設ける感光性樹脂と、該感光性樹脂の表面領
域を被覆する導電性被膜とを備え、該導電性被膜と前記
金属膜が接触し、前記導電性被膜と前記感光性樹脂とに
より突起電極を構成する半導体装置であって、前記金属膜のパターン形状より前記感光性樹脂のパター
ン形状を小さくし 、前記導電性被膜は前記感光性樹脂から露出する前記金属
膜の側面を含む表面に も設ける ことを特徴とする突起電極。 - 【請求項4】 アルミニウム電極を形成した半導体装置
の全面に絶縁膜を形成し、フォトリソグラフィーとエッ
チングにより前記アルミニウム電極上の前記絶縁膜に開
口部を形成する工程と、 全面に金属膜を形成し、フォトリソグラフィーとエッチ
ングにより前記絶縁膜の開口部を覆うように金属膜を形
成する工程と、 感光性樹脂を半導体装置の全面に形成し、フォトリソグ
ラフィーにより前記アルミニウム電極上の前記金属膜上
に前記感光性樹脂を形成する工程と、前記 感光性樹脂の表面領域と前記金属膜とを被覆する導
電性被膜を形成する工程とを有する ことを特徴とする突起電極の製造方法。 - 【請求項5】 半導体装置のアルミニウム電極上に設け
る開口部を有する絶縁膜と、前記アルミニウム電極上に
設ける金属膜と、該金属膜上に設ける高分子材料と、該
高分子材料の表面領域と前記金属膜とを被覆する導電性
被膜とを備え、該導電性被膜と前記金属膜が接触し、前
記導電性被膜と前記高分子材料とにより突起電極を構成
する半導体装置であって、前記金属膜と接する前記高分子材料底面の外周端部より
前記金属膜の外周端部が後退するように設けられ、前記
高分子材料底面と前記絶縁膜との間に隙間を有し 、前記高分子材料底面と前記絶縁膜との間の前記隙間にも
前記導電性被膜を設ける ことを特徴とする突起電極。 - 【請求項6】 アルミニウム電極を形成した半導体装置
の全面に絶縁膜を形成し、フォトリソグラフィーとエッ
チングにより前記アルミニウム電極上の前記絶縁膜に開
口部を形成する工程と、 全面に金属膜を形成する工程と、 高分子材料を前記半導体装置の全面に形成し、フォトリ
ソグラフィーとエッチングにより前記アルミニウム電極
上の前記金属膜上に高分子材料を形成する工程と、前記 半導体装置を高分子材料の前駆体であるモノマーの
溶液中に浸漬して高分子材料を成長させる工程と、前記 高分子材料をマスクとして前記金属膜をエッチング
する工程と、前記 高分子材料の表面領域と前記金属膜とを被覆する導
電性被膜を形成する工程とを有する ことを特徴とする突起電極の製造方法。 - 【請求項7】 半導体装置のアルミニウム電極上に設け
る開口部を有する絶縁膜と、前記アルミニウム電極上に
設け該絶縁膜の開口部の大きさより大きな金属膜と、該
金属膜上に設ける高分子材料と、該高分子材料の表面領
域を被覆する導電性被膜とを備え、該導電性被膜と前記
金属膜が接触し、前記導電性被膜と前記高分子材料とに
より突起電極を構成する半導体装置であって、前記金属膜のパターン形状と前記高分子材料のパターン
形状とをほぼ同じにし 、前記導電性被膜と前記金属膜との前記接触は前記金属膜
の側面で行う ことを特徴とする突起電極。 - 【請求項8】 アルミニウム電極を形成した半導体装置
の全面に絶縁膜を形成し、フォトリソグラフィーとエッ
チングにより前記アルミニウム電極上の前記絶縁膜に開
口部を形成する工程と、 全面に金属膜を形成してフォトリソグラフィーとエッチ
ングにより前記絶縁膜の開口部を覆うように金属膜を形
成する工程と、 高分子材料を前記半導体装置の全面に形成し、フォトリ
ソグラフィーとエッチングにより前記アルミニウム電極
上の前記金属膜上に前記高分子材料を形成する工程と、前記 半導体装置を高分子材料の前駆体であるモノマーの
溶液中に浸漬して高分子材料を成長させる工程と、前記 高分子材料の表面領域と前記金属膜とを被覆する導
電性被膜を形成する工程とを有する ことを特徴とする突起電極の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13274793A JP3297144B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 突起電極およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13274793A JP3297144B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 突起電極およびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06326108A JPH06326108A (ja) | 1994-11-25 |
JP3297144B2 true JP3297144B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=15088643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13274793A Expired - Fee Related JP3297144B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 突起電極およびその製造方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3297144B2 (ja) |
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EP1018761A4 (en) * | 1997-08-21 | 2000-12-06 | Citizen Watch Co Ltd | SEMICONDUCTOR DEVICE AND MANUFACTURING METHOD THEREOF |
JP4525148B2 (ja) * | 2004-04-13 | 2010-08-18 | ソニー株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
JP4165495B2 (ja) | 2004-10-28 | 2008-10-15 | セイコーエプソン株式会社 | 半導体装置、半導体装置の製造方法、回路基板、電気光学装置、電子機器 |
JP4142041B2 (ja) * | 2005-03-23 | 2008-08-27 | セイコーエプソン株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
JP2008124501A (ja) * | 2005-03-23 | 2008-05-29 | Seiko Epson Corp | 半導体装置の実装方法及び実装構造 |
JP5510795B2 (ja) * | 2008-01-30 | 2014-06-04 | 日本電気株式会社 | 電子部品の実装構造、電子部品の実装方法、並びに電子部品実装用基板 |
JP2010093674A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Epson Toyocom Corp | 圧電デバイス及び圧電基板の製造方法 |
JP5445293B2 (ja) * | 2010-04-07 | 2014-03-19 | 新日鐵住金株式会社 | バンプ形成方法 |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP13274793A patent/JP3297144B2/ja not_active Expired - Fee Related
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