JP3296660B2 - スローアウェイ式カッタのクランプ構造 - Google Patents

スローアウェイ式カッタのクランプ構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押え金を利用したスロ
ーアウェイ式カッタに関し、特に締付力を解放したとき
の、押え金のフラツキの防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スローアウェイ式カッタにおいて
は、楔の作用を利用したスローアウェイチップの装着方
法が広く実用されている。その典型的な構造は、図6ク
ランプ構造部分の断面図に示されるものである。本例
は、左右ねじ1によりカッタ本体4側に引っ張られた楔
2の作用により、スローアウェイチップ3が切欠段部5
の一側面に圧接されて、装着されるように形成されたも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】次に、図6の状態か
ら、楔2を弛めたときの状態に関して説明する。もし、
楔2が左右ねじ1の軸心に沿って上方へ真っ直ぐ移動す
るなら、楔2の前面6とスローアウェイチップ3とが離
間しても、楔2の後面7と切欠段部5の一側面とは当接
しているはずである。
【0004】しかしながら現実には、左右ねじ1とカッ
タ本体4との間、あるいは左右ねじ1と楔2との間に
は、ねじ嵌合に必要なクリアランスがあるうえ、弛めた
ことによりねじ嵌合深さが浅くなるので、楔2には、前
後方向にかなりの自由度が生じる。そして、左右ねじ1
と楔2との間には摩擦力が働くので、左右ねじ1の操作
により、楔2は、前記自由度の範囲で、左右ねじ1の旋
回方向に回転しようとする。
【0005】図7は、前記の如き状態を説明する図であ
る。この状態からさらに、チップ交換のためにスローア
ウェイチップ3を取り外したときに、切欠段部5が位置
する箇所や方向によっては、楔2の自重などにより、楔
2はさらに回転したりフラついたりすることになる。こ
のことは、新しいスローアウェイチップ3の挿入に際し
て、操作性を著しく低下させる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き問
題に鑑みなされたもので、カッタ本体に備わる切欠段部
に、スローアウェイチップおよび押え金を組込み、前記
押え金に貫通しカッタ本体に螺合する締付ねじを操作し
て、当該押え金の先端を沈み込ませることにより、前記
スローアウェイチップが前記切欠段部内に押圧固定され
るように形成したスローアウェイ式カッタのクランプ構
造において、前記カッタ本体と前記押え金との間に押え
金の持上げバネを組込む。また、前記押え金の前面下部
には面取りを施し、スプリングプランジャの先端が、前
記面取りに当接して前記押え金を 後方に押しやる方向に
付勢するようにカッタ本体に組込まれるようにする。
【0007】さらに、スローアウェイチップが押圧固定
された状態において、持上げバネと押え金との当接面
と、持上げバネと切欠段部5底面との当接面との間の距
離は、押え金の前面に近い部分の方が、押え金の後面に
近い部分よりも、短くなるように形成する。
【0008】
【作用】本発明において、カッタ本体と押え金との間の
持上げバネは、圧縮力を受けるように組込まれ、絶えず
押え金を持ち上げる方向に力を作用させるためのもので
ある。しかしながら、前記持上げバネのみでは、押え金
の締付力を弛めたときに起きる問題は、従来の技術に記
載した楔によるクランプ構造と何ら変らない。
【0009】本発明は、押え金を常にその後面に押しつ
けようとする方向に作用する外力を、別途にもう一つの
加えたことを特徴としている。外力としてスプリングプ
ランジャを用い、その分力が押え金の後面方向にも作用
するように、押え金の前面下部に面取りを施して、当該
面取り面にスプリングプランジャを当接させたものであ
る。
【0010】また、持上げバネと押え金との当接面の距
離を前後面で変えたのも、できる限り前面側で当接する
ようにし、締付力解放時に、押え金の後面下部を支点と
して、前面側がより強力に持上がるような動きを与える
ことにより、押え金が後面方向に押されるようにするた
めである。
【0011】
【実施例】次に、本発明スローアウェイ式カッタのクラ
ンプ構造の一実施例について、図を参照しながら説明す
る。
【0012】図1クランプ構造の断面図において、カッ
タ本体4には押え金8に貫通する締付ねじ9が螺合し、
締付けられた状態になっている。押え金8には、その後
面7下部を支点とする梃子の作用により、前面6に沈み
込む力が与えられる。この力により、スローアウェイチ
ップ3が切欠段部5の一側面に押圧固定される。
【0013】押え金8に貫通する穴の下部には圧縮され
持上げバネ10が組込まれ、切欠段部5の下面と押え
金8とを離間するように作用している。図3は押え金8
の断面図であるが、持上げバネ10が挿入される穴は、
本事例では、前後に傾斜した斜め穴11としている。こ
の斜め穴11は前面6側が浅くなるような傾斜となって
いる。また、押え金8には、前面6下部に面取り12を
設けて、スプリングプランジャ13の先端が、前記面取
り12に当接するようにカッタ本体4に組込まれてい
る。
【0014】図4および図5は、押え金8の他の事例を
図示したもので、同一箇所には同一符号を付したもので
ある。押え金8は、図4のように、穴の止りの前面6側
を浅くした段付き穴14としてもよい。また、図5のよ
うに、面取り部に関しては、R面取り15であっても構
わない。
【0015】図2は、上記のクランプ構造において、押
え金8の締付力を解放した状態のものである。図2
(b)において、締付ねじ7を弛めることにより、持上
げ持上げバネ10は伸張する。持上げバネ10は主とし
て押え金8を上方へ押しやるために備えたものである
が、前面6側で、より大きな圧縮力を受けていたので、
前面6側がより強力に伸張し、後面7下部を支点とした
回転運動を押え金8に与えるという効果も持っている。
【0016】さらに、スプリングプランジャ13の先端
が、押え金8の面取り12部を押し上げる。スプリング
プランジャ13の先端は、面取り12の面に斜めに当接
するので、分力の一つは、押え金8を後面7側へ押す方
向に作用する。
【0017】以上のように、持上げバネ10とスプリン
グプランジャ13の作用により、押え金8の後面7は切
欠段部5の一側面に常に接触せられ、図2(a)のよう
に、締付ねじ9の回転によっても横にフラれることな
く、押え金8は真っ直ぐ上方へ持上げられる。
【0018】
【発明の効果】本発明スローアウェイ式カッタのクラン
プ構造によれば、締付ねじを弛めて、押え金の締付力を
解放したのちも、押え金が常に後面に押されて拘束さ
れ、フラつくことがない。その結果、スローアウェイチ
ップの交換が支障なく滑らかに行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるクランプ構造の一実施例を示す断
面図である。
【図2】図1における締付力を解放したときのもので、
(a)はスローアウェイ式カッタの一部正面図、(b)
はその底面図である。
【図3】図1に組込まれている押え金の断面図である。
【図4】図1に組込まれる押え金の他の一実施例を示す
断面図である。
【図5】図1に組込まれる押え金の他の一実施例を示す
断面図である。
【図6】従来のクランプ構造の一実施例を示す断面図で
ある。
【図7】図6における締付力を解放したときのもので、
(a)はスローアウェイ式カッタの一部正面図、(b)
はその底面図である。
【符号の説明】
3 スローアウェイチップ 4 カッタ本体 5 切欠段部 8 押え金 9 締付ねじ10 持上げバネ 12 面取り 13 スプリングプランジャ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタ本体4に備わる切欠段部5には、
    スローアウェイチップ3および押え金8が組込まれ、前
    記押え金8に貫通しカッタ本体4に螺合する締付ねじ9
    を操作して、当該押え金8の先端を沈み込ませることに
    より、前記スローアウェイチップ3が前記切欠段部5内
    に押圧固定されるように形成されたスローアウェイ式カ
    ッタのクランプ構造において、 前記カッタ本体4と前記押え金8との間には押え金8の
    持上げバネ10が組込まれるとともに、前記押え金8の
    前面6下部には面取り12が施され、スプリングプラン
    ジャ13の先端が、前記面取り12に当接して前記押え
    金8を後方に押しやる方向に付勢するようにカッタ本体
    4に組込まれていることを特徴とするスローアウェイ式
    カッタのクランプ構造。
  2. 【請求項2】 スローアウェイチップ3が押圧固定され
    た状態において、持上げバネ10と押え金8との当接面
    と、持上げバネ10と切欠段部5底面との当接面との間
    の距離は、押え金8の前面6に近い部分の距離が、後面
    7に近い部分の距離よりも短くなるように形成された請
    求項1に記載のスローアウェイ式カッタのクランプ構
    造。
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