JPH07251313A - スローアウェイ式カッタのクランプ構造 - Google Patents
スローアウェイ式カッタのクランプ構造Info
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- JPH07251313A JPH07251313A JP6997994A JP6997994A JPH07251313A JP H07251313 A JPH07251313 A JP H07251313A JP 6997994 A JP6997994 A JP 6997994A JP 6997994 A JP6997994 A JP 6997994A JP H07251313 A JPH07251313 A JP H07251313A
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Abstract
クランプ構造において、押え金の締付力を解放しても、
押え金がフラつかないようにする。 【構成】 押え金8とカッタ本体4との間に、圧縮力を
うけたバネ10を組込む。バネ10の組込まれる穴は前
面6側を浅くした斜め穴11とする。押え金8の前面6
側下部には面取り12を施し、スプリングプランジャ1
3の先端が前記面取り12に当接するようにカッタ本体
4に組込む。 【効果】 押え金は、締付力を解放されても、常時後面
7側に押されフラつかない。その結果、スローアウェイ
チップ3交換の操作性が向上する。
Description
ーアウェイ式カッタに関し、特に締付力を解放したとき
の、押え金のフラツキの防止に関する。
は、楔の作用を利用したスローアウェイチップの装着方
法が広く実用されている。その典型的な構造は、図6ク
ランプ構造部分の断面図に示されるものである。本例
は、左右ねじ1によりカッタ本体4側に引っ張られた楔
2の作用により、スローアウェイチップ3が切欠段部5
の一側面に圧接されて、装着されるように形成されたも
のである。
ら、楔2を弛めたときの状態に関して説明する。もし、
楔2が左右ねじ1の軸心に沿って上方へ真っ直ぐ移動す
るなら、楔2の前面6とスローアウェイチップ3とが離
間しても、楔2の後面7と切欠段部5の一側面とは当接
しているはずである。
タ本体4との間、あるいは左右ねじ1と楔2との間に
は、ねじ嵌合に必要なクリアランスがあるうえ、弛めた
ことによりねじ嵌合深さが浅くなるので、楔2には、前
後方向にかなりの自由度が生じる。そして、左右ねじ1
と楔2との間には摩擦力が働くので、左右ねじ1の操作
により、楔2は、前記自由度の範囲で、左右ねじ1の旋
回方向に回転しようとする。
る。この状態からさらに、チップ交換のためにスローア
ウェイチップ3を取り外したときに、切欠段部5が位置
する箇所や方向によっては、楔2の自重などにより、楔
2はさらに回転したりフラついたりすることになる。こ
のことは、新しいスローアウェイチップ3の挿入に際し
て、操作性を著しく低下させる。
題に鑑みなされたもので、カッタ本体に備わる切欠段部
に、スローアウェイチップおよび押え金を組込み、前記
押え金に貫通しカッタ本体に螺合する締付ねじを操作し
て、当該押え金の先端を沈み込ませることにより、前記
スローアウェイチップが前記切欠段部内に押圧固定され
るように形成したスローアウェイ式カッタのクランプ構
造において、前記カッタ本体と前記押え金との間にバネ
を組込む。また、前記押え金の前面下部には面取りを施
し、スプリングプランジャの先端が、前記面取りに当接
するように、カッタ本体に組込まれるようにする。
された状態において、バネと押え金との当接面と、バネ
と切欠段部5底面との当接面との間の距離は、押え金の
前面に近い部分の方が、押え金の後面に近い部分より
も、短くなるように形成する。
バネは、圧縮力を受けるように組込まれ、絶えず押え金
を持ち上げる方向に力を作用させるためのものである。
しかしながら、前記バネのみでは、押え金の締付力を弛
めたときに起きる問題は、従来の技術に記載した楔によ
るクランプ構造と何ら変らない。
けようとする方向に作用する外力を、別途にもう一つの
加えたことを特徴としている。外力としてスプリングプ
ランジャを用い、その分力が押え金の後面方向にも作用
するように、押え金の前面下部に面取りを施して、当該
面取り面にスプリングプランジャを当接させたものであ
る。
後面で変えたのも、できる限り前面側で当接するように
し、締付力解放時に、押え金の後面下部を支点として、
前面側がより強力に持上がるような動きを与えることに
より、押え金が後面方向に押されるようにするためであ
る。
ンプ構造の一実施例について、図を参照しながら説明す
る。
タ本体4には押え金8に貫通する締付ねじ9が螺合し、
締付けられた状態になっている。押え金8には、その後
面7下部を支点とする梃子の作用により、前面6に沈み
込む力が与えられる。この力により、スローアウェイチ
ップ3が切欠段部5の一側面に押圧固定される。
たバネ10が組込まれ、切欠段部5の下面と押え金8と
を離間するように作用している。図3は押え金8の断面
図であるが、バネ10が挿入される穴は、本事例では、
前後に傾斜した斜め穴11としている。この斜め穴11
は前面6側が浅くなるような傾斜となっている。また、
押え金8には、前面6下部に面取り12を設けて、スプ
リングプランジャ13の先端が、前記面取り12に当接
するようにカッタ本体4に組込まれている。
図示したもので、同一箇所には同一符号を付したもので
ある。押え金8は、図4のように、穴の止りの前面6側
を浅くした段付き穴14としてもよい。また、図5のよ
うに、面取り部に関しては、R面取り15であっても構
わない。
え金8の締付力を解放した状態のものである。図2
(b)において、締付ねじ7を弛めることにより、バネ
10は伸張する。バネ10は主として押え金8を上方へ
押しやるために備えたものであるが、前面6側で、より
大きな圧縮力を受けていたので、前面6側がより強力に
伸張し、後面7下部を支点とした回転運動を押え金8に
与えるという効果も持っている。
が、押え金8の面取り12部を押し上げる。スプリング
プランジャ13の先端は、面取り12の面に斜めに当接
するので、分力の一つは、押え金8を後面7側へ押す方
向に作用する。
ンジャ13の作用により、押え金8の後面7は切欠段部
5の一側面に常に接触せられ、図2(a)のように、締
付ねじ9の回転によっても横にフラれることなく、押え
金8は真っ直ぐ上方へ持上げられる。
プ構造によれば、締付ねじを弛めて、押え金の締付力を
解放したのちも、押え金が常に後面に押されて拘束さ
れ、フラつくことがない。その結果、スローアウェイチ
ップの交換が支障なく滑らかに行なわれる。
面図である。
(a)はスローアウェイ式カッタの一部正面図、(b)
はその底面図である。
断面図である。
断面図である。
ある。
(a)はスローアウェイ式カッタの一部正面図、(b)
はその底面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 カッタ本体4に備わる切欠段部5には、
スローアウェイチップ3および押え金8が組込まれ、前
記押え金8に貫通しカッタ本体4に螺合する締付ねじ9
を操作して、当該押え金8の先端を沈み込ませることに
より、前記スローアウェイチップ3が前記切欠段部5内
に押圧固定されるように形成されたスローアウェイ式カ
ッタのクランプ構造において、 前記カッタ本体4と前記押え金8との間にはバネ10が
組込まれるとともに、前記押え金8の前面6下部には面
取り12が施され、スプリングプランジャ13の先端
が、前記面取り12に当接するように、カッタ本体4に
組込まれていることを特徴とするスローアウェイ式カッ
タのクランプ構造。 - 【請求項2】 スローアウェイチップ3が押圧固定され
た状態において、バネ10と押え金8との当接面と、バ
ネ10と切欠段部5底面との当接面との間の距離は、押
え金8の前面6に近い部分の距離が、後面7に近い部分
の距離よりも短くなるように形成された請求項1に記載
のスローアウェイ式カッタのクランプ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06997994A JP3296660B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | スローアウェイ式カッタのクランプ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06997994A JP3296660B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | スローアウェイ式カッタのクランプ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07251313A true JPH07251313A (ja) | 1995-10-03 |
JP3296660B2 JP3296660B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=13418299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06997994A Expired - Fee Related JP3296660B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | スローアウェイ式カッタのクランプ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3296660B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100952191B1 (ko) * | 2009-06-23 | 2010-04-09 | 이종일 | 이동식 용접 가공용 면취기 |
WO2010128706A1 (en) * | 2009-05-07 | 2010-11-11 | Taegutec Ltd. | Cutting tool and cutting insert for the same |
-
1994
- 1994-03-14 JP JP06997994A patent/JP3296660B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010128706A1 (en) * | 2009-05-07 | 2010-11-11 | Taegutec Ltd. | Cutting tool and cutting insert for the same |
KR101105058B1 (ko) * | 2009-05-07 | 2012-01-13 | 대구텍 유한회사 | 절삭 공구 및 절삭 공구용 인서트 |
US9211597B2 (en) | 2009-05-07 | 2015-12-15 | Taegutec, Ltd. | Cutting tool and cutting insert for the same |
KR100952191B1 (ko) * | 2009-06-23 | 2010-04-09 | 이종일 | 이동식 용접 가공용 면취기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3296660B2 (ja) | 2002-07-02 |
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