JP3379290B2 - 切削工具 - Google Patents

切削工具

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JP3379290B2
JP3379290B2 JP16768695A JP16768695A JP3379290B2 JP 3379290 B2 JP3379290 B2 JP 3379290B2 JP 16768695 A JP16768695 A JP 16768695A JP 16768695 A JP16768695 A JP 16768695A JP 3379290 B2 JP3379290 B2 JP 3379290B2
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辰夫 新井
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工体に対して切
断、溝入れ等の加工を施す切削工具に係り、特に、クラ
ンプアームの弾性力によりチップをクランプするセルフ
グリップ式の切削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の切削工具としては、特開
平6−31504号公報に示されるものが知られてい
る。この公報に示される切削工具は、ホルダーに、シー
トを介在した状態でチップが載置されるチップ取付座
と、該チップ取付座上に載置されたチップ及びシートを
挟持するクランプアームとを設けたものであって、チッ
プ取付座とチップとの間に介在したシートによって、切
削作業時にチップにて生じる熱を発散させる、あるいは
ホルダーにおけるチップ取付座の部分が、超硬合金等の
硬質材料で形成されたチップに傷つけられることを防止
している。
【0003】また、上述したシートは、該シートを貫通
するように設けられたロックねじによってチップ取付座
上に固定され、また、チップは、クランプねじによって
締め付けられるクランプアームによってシート上に固定
されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成された切削工具では、チップ取付座上のシート
は、該シートを貫通するロックねじによってチップ取付
座上に固定されるようになっており、このようなロック
ねじの存在によって以下に示すような問題が生じてい
た。すなわち、シートにねじ貫通孔を設ける必要があっ
て作業工数が多くなり、また、このようなねじ貫通孔に
よってシートの強度が弱くなるとともに、ロックねじの
分だけ全体の部品点数も増加するという問題が生じてい
た。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、ロックねじを使用すること無くシートを
チップ取付座上に固定でき、これによってねじ貫通孔を
不要として、シートの強度低下を防止することができ、
かつ部品点数の増加も防止することができる切削工具の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明では、ホルダーに、チップ取付座上にシー
トを介在させて載置したチップを挟持するクランプアー
ムがホルダーの本体部と一体に設けられ、ホルダーに螺
合したクランプねじによりクランプアームを押圧して
クランプアームとチップ取付座との間のチップ及びシー
トを挟持するようにした切削工具であって、前記クラン
プアームの基端側には、シートの上面に当接して該シー
トを直接押圧することによりチップ取付座との間に挟持
するためのシート支持部が設けられていることを特徴と
する。
【0007】第2の発明では、第1の発明に示すクラン
プアーム及びシートに、クランプねじが挿通されるねじ
挿通孔を形成し、前記クランプアームのシート支持部
を、ねじ挿通孔の周囲に設けるようにしている。
【0008】
【作用】第1の発明に示す切削工具では、クランプアー
ムに、シートの上面に当接して該シートをチップ取付座
との間に挟持するためのシート支持部が設けられている
ので、このようなシート支持部によって、従来のように
ロックねじを設けること無く、チップ取付座上のシート
を固定することができ、その結果、シート固定用のねじ
貫通孔及びロックねじを不要とすることができて、シー
トの強度低下、部品点数の増加を防止することが可能と
なる。
【0009】第2の発明に示す切削工具では、クランプ
アーム及びシートにクランプねじを挿通させるねじ挿通
孔が形成され、更に、上述したクランプアームのシート
支持部が、該ねじ挿通孔の周囲に設けられる構成である
ので、クランプねじの締結力をシート支持部に最短の長
さで伝達することが可能となり、これによりクランプア
ームとチップ取付座との間にシートを強固に固定するこ
とができる。
【0010】
【実施例】本発明の第1実施例を図1(a)(b)及び
図2に基づいて説明する。まず、図1(a)(b)にお
いて、符号1で示すものはホルダーであって、このホル
ダー1の本体部2には該本体部2と一体にクランプアー
ム3が設けられている。このクランプアーム3は、ホル
ダー本体部2から突出するように設けられているもので
あって、クランプアーム3と対向するホルダー本体部2
上にはチップ取付座4が設けられ、更に、これらチップ
取付座4の上面とクランプアーム3のクランプ面3Aと
の間に、シート5を介在した状態で超硬合金等の硬質材
料からなるチップ6が挟持されるようになっている。
【0011】チップ取付座4に配置されるシート5は、
その前部側が切り欠かれて、チップ6が載置されるチッ
プ載置部7が形成され、かつその後部側にねじ挿通孔8
が形成されているものであって、ねじ挿通孔8に挿通さ
れるクランプねじ9によって、ホルダー本体部2上に固
定されるようになっている。このクランプねじ9は、ク
ランプアーム3に形成されたねじ挿通孔10、シート5
に形成されたねじ挿通孔8を経て、ホルダー本体2に形
成されたねじ孔11に螺合されるものであって、クラン
プねじ9のねじ部9Aがねじ孔11に螺合された場合
に、該クランプねじ9の頭部9Bが、クランプアーム3
を矢印a方向に押圧するようになっている。
【0012】クランプアーム3の基端部にはシート5を
押え付けるシート支持部12が設けられ、また、クラン
プアーム3の先端部には、切削作業時においてチップ6
に加わる力を受けるチップ支持部13が設けられてい
る。シート支持部12は、ねじ挿通孔10の周囲部に設
けられているものであって、クランプねじ9が締結され
て、該クランプねじ9の頭部9Bにてクランプアーム3
が矢印a方向に押圧された場合に、チップ取付座4上の
シート5を同方向に押圧して該シート5を支持するもの
である。
【0013】チップ支持部13は、クランプアーム3の
先端部に設けられているものであって、クランプねじ9
が締結されている状態で、シート5の前部に配置された
チップ6を支持するものである。また、クランプアーム
3のチップ支持部13とシート支持部12との間には、
切欠部30が形成されており、このような切欠部30に
よって、クランプねじ9が締結されているクランプアー
ム3の先端のチップ支持部13では弾性力が生じ、この
弾性力によって、シート5上のチップ6を支持する(す
なわち、本発明の切削工具はセルフグリップ式であ
る)。
【0014】なお、このようなクランプアーム3の弾性
力によってチップ6が支持されたセルフグリップ式の切
削工具では、切欠部30に治具を挿入して、クランプア
ーム3の先端を持ち上げることにより、チップ6の交換
が容易に行えるようになっている。また、上述したシー
ト5は、従来の技術で説明したように、切削作業時にチ
ップ6にて生じる熱を発散させる、あるいはホルダー1
におけるチップ取付座4の部分が、超硬合金等の硬質材
料で形成されたチップ6に傷つけられることを防止する
ためのものである。
【0015】以上詳細に説明したように本実施例に示す
切削工具では、クランプアーム3に、シート5を直接押
圧して該シート5をチップ取付座4との間に挟持するた
めのシート支持部12が設けられているので、このよう
なシート支持部12によって、従来のようにロックねじ
を設けること無く、チップ取付座4上のシート5を固定
することができ、その結果、シート固定用のねじ貫通孔
及びロックねじを不要とすることができて、シートの強
度低下、部品点数の増加を防止することが可能となる。
しかも、本実施例の切削工具では、クランプアーム3及
びシート5にクランプねじ9を挿通させるねじ挿通孔1
0・8が形成され、更に、上述したクランプアーム3の
シート支持部12が、該ねじ挿通孔10の周囲に設けら
れる構成であるので、クランプねじ9の締結力をシート
支持部12に最短の長さで伝達することが可能となり、
これによりクランプアーム3とチップ取付座4との間に
シート5を強固に固定することが可能となる。
【0016】なお、図1(a)(b)に示す切削工具で
は、頭部9Bを有するクランプねじ9を使用したが、こ
れに限定されず、図2に示すように、両端のねじ部13
A・13Bが逆ねじとなったクランプねじ13を、ホル
ダー本体2に形成されたねじ孔11、クランプアーム3
に形成されたねじ孔14にそれぞれ螺合させることによ
り、クランプアーム3をチップ取付座4側に向けて移動
させ、これによりクランプアーム3とホルダー本体部2
のチップ取付座4との間に、チップ6とシート5とを挟
持させるようにしても良い。また、図1では、チップ支
持部13をクランプアーム3の先端部に設けたが、この
クランプアーム3の先端部にチップ支持部13を設け
ず、図2に示すように、シート5に形成したチップ支持
部31により、切削作業時においてチップ6に加わる力
を受けるようにしても良い。
【0017】次に、本発明の第2実施例を図3、図4を
参照して説明する。なお、以下の実施例において、第1
実施例の構成と同じあるいは同等なものに同一符号を付
して重複した説明を省略する。
【0018】図3に示すように本実施例に示す切削工具
が、第1実施例に示す切削工具と構成を異にするのは、
第1実施例に示すようにシート支持部がクランプアーム
3のねじ挿通孔10の周囲部に設けられていない点にあ
る。すなわち、本実施例の切削工具では、図3、図4に
示すようにクランプねじ9が、第1実施例(図1、図2
参照)で示す位置から更に後方側(図中右側)に配置さ
れており、これによって、該クランプねじ9が第1実施
例のようにシート5を貫通せず、クランプアーム20の
ねじ挿通孔10からホルダー本体部2のねじ孔11に直
接至るようになっている。また、クランプアーム20の
ねじ挿通孔10の前方位置(図中左側)には、チップ支
持部13とシート支持部22とが前後に設けられてお
り、クランプねじ9の締結時において、チップ支持部1
3がチップ6を矢印a方向に押圧し、シート支持部22
がシート21を同方向に押圧し、これによってクランプ
アーム20とホルダー本体部2のチップ取付座4との間
に、チップ6とシート21を挟持させるようにしてい
る。
【0019】そして、以上のように構成された切削工具
では、クランプアーム20に、シート21をチップ取付
座4との間に挟持するためのシート支持部22が設けら
れているので、このようなシート支持部22によって、
第1実施例と同様に、ロックねじを設けること無く、チ
ップ取付座4上のシート5を固定することができ、その
結果、シート固定用のねじ貫通孔及びロックねじを不要
とすることができて、シートの強度低下、部品点数の増
加を防止することが可能となる。
【0020】なお、本実施例では、シート支持部22
を、クランプアーム20に形成されたねじ挿通孔10の
下側開口部10Aと同じ高さに設けたが、このような構
成に限定されず、図4に示すように、符号23で示すよ
うにシート支持部を矢印a側に突出させた凸状としても
良い。そして、このようにシート支持部23を凸状に形
成することにより、チップ取付座4上のシート21を、
図3の場合と比較してより強い力で押圧することができ
る効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように第1の発明に
示す切削工具では、クランプアームに、シートの上面に
当接して該シートをチップ取付座との間に挟持するため
のシート支持部が設けられているので、このようなシー
ト支持部によって、従来のようにロックねじを設けるこ
と無く、チップ取付座上のシートを固定することがで
き、その結果、シート固定用のねじ貫通孔及びロックね
じを不要とすることができて、シートの強度低下及び部
品点数の増加を防止することが可能となる。
【0022】第2の発明に示す切削工具では、クランプ
アーム及びシートにクランプねじを挿通させるねじ挿通
孔が形成され、更に、上述したクランプアームのシート
支持部が、該ねじ挿通孔の周囲に設けられる構成である
ので、クランプねじの締結力をシート支持部に最短の長
さで伝達することが可能となり、これによりクランプア
ームとチップ取付座との間にシートを強固に固定するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1実施例を示す正面図、
(b)は(a)のbーb線に沿う側断面図。
【図2】図1の変型例を示す側断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す正面図。
【図4】図3の変型例を示す側断面図。
【符号の説明】 1 ホルダー 2 ホルダー本体部 3 クランプアーム 4 チップ取付座 5 シート 6 チップ 9 クランプねじ 12 シート支持部 13 チップ支持部 20 クランプアーム 21 シート 22 シート支持部 23 シート支持部 31 チップ支持部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−31504(JP,A) 実開 昭54−181088(JP,U) 実開 昭56−11005(JP,U) 実開 平4−112708(JP,U) 実開 昭61−175305(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダーに、チップ取付座上にシートを
    介在させて載置したチップを挟持するクランプアームが
    ホルダーの本体部と一体に設けられ、 ホルダーに螺合したクランプねじによりクランプアーム
    を押圧して、クランプアームとチップ取付座との間のチ
    ップ及びシートを挟持するようにした切削工具であっ
    て、 前記クランプアームの基端側には、シートの上面に当接
    して該シートを直接押圧することによりチップ取付座と
    の間に挟持するためのシート支持部が設けられているこ
    とを特徴とする切削工具。
  2. 【請求項2】 前記クランプアーム及びシートにはクラ
    ンプねじが挿通されるねじ挿通孔が形成されてなり、 前記クランプアームのシート支持部は、ねじ挿通孔の周
    囲に設けられていることを特徴とする請求項1記載の切
    削工具。
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