JP3296390B2 - 導電率センサー - Google Patents

導電率センサー

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本 辰 彦 岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電率センサー、とり
わけイオン水生成器等に用いられる導電率センサーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水道水等の中性水を電解処理して
アルカリイオン水と酸性イオン水とを得るイオン水生成
器が種々商品化されているが、このようなイオン水生成
器等の電解装置にあって、原水にカルシューム溶液ある
いは塩素イオンを含む溶液である食塩水等を添加して強
く電解して、強酸性水を生成させるものがある。この強
酸性水は、電解槽の電極反応により発生した塩素ガスが
気体水和の状態で水に溶けたものであるため、塩素ガス
の酸化力により迅速で強力な殺菌作用を有している。
【0003】前記のような溶液添加式のイオン水生成器
は、電解槽、電解電源のほかに添加液の吐出ポンプと、
混合溶液の導電率を検出する導電率計と、この導電率計
により検出された導電率に基づいてポンプの吐出量ある
いは電解電圧を制御する制御部を備えている。
【0004】ここで導電率計として、前記溶液と接触す
る導電率センサーが使用される。導電率センサーは原理
的には電極を溶液中に浸す等で電極を溶液に接触させ、
電極間の通電による電流量あるいは検出抵抗値に基づい
て、該溶液の導電率を検出するものである。導電率セン
サーには、精度(再現性)や感度、線形特性といった機
能上の要素のほかに、製造や組付けの容易さ、製造や組
付けコストが安価である等の特徴が要求されることが多
い。これらを満たすべく、従来は電極をインサート成形
等で樹脂製のハウジングに埋め込み一体に製造する方法
がとられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では、一体インサート成形に要する金型
コストが嵩み、製造コスト上、有利ではなかった。また
現場組立て式の導電率センサーは、工数削減が難しく、
作業内容も複雑であり、よって作業手間ならびにコスト
ともに問題の多いものであった。
【0006】本発明は前記の従来技術の欠点に鑑みてな
されたもので、製造および組付けが容易で汎用性を備
え、低製造コストの導電率センサーを提供することを目
的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべく
本発明に係る導電率センサーは、複数個の導電率センサ
ー電極板と、同一構造の2個の電気絶縁性センサーノズ
ルとから構成され、前記センサー電極板はセンスロッド
と、該センスロッドに連設されたターミナルとから成
り、前記センサーノズルは平板のおもて面から立設さ
れ、該平板の裏面まで貫通する通水路を有し、ホースあ
るいはチューブなど通水具を緊着可能な1個のノーズ
と、前記通水路の一部と重複部分を有して前記通水路の
一部を横切り、前記センスロッドを嵌合させる嵌合溝を
前記平板の裏面に備えて成ることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係る導電率センサーは、2個の電気絶
縁性センサーノズル裏面のそれぞれの嵌合溝に、複数個
の導電性センサー電極板を嵌め込み、前記2個のセンサ
ーノズルを、接平面同士が合体するように合わせ、セン
サーノズルの周囲とセンサー電極板がセンサーノズルを
貫通する接触面を接着剤で接着した上に2個のセンサー
ノズルをビス留めするだけで、複数個のセンサー電極板
が所定の位置に液体に対する気密性を保って自動的にお
さまり、組み立てが完了する。このように、本発明によ
れば所定の寸法精度を保っての部品を簡単な作業で組み
付けるだけで、安価かつ信頼性のある導電率センサーを
実現できる。しかも、前記部品のうち、2個のセンサー
ノズルは同一形状、材質の部品であるから、部品の汎用
性がたかく、よって製造コストをさらに削減できるとい
う効果がある。
【0009】
【実施例】次に添付図面の図1から図3に示した本発明
の実施例により、本発明を詳細に説明する。図1は、本
発明に係る導電率センサーの実施例の分解斜視図であ
り、図2は、図1の導電率センサーの組立て後の斜視図
である。また、図3(a)は組立上面図、(b)は組立
前面図、(c)はX−X線断面図、(d)はY−Y線断
面図である。さらに図4は、本発明に係る導電率センサ
ーを適用した強酸性イオン水生成器のブロック図であ
る。
【0010】図1で、本発明に係る導電率センサーS
は、同一構造の2個の導電性センサー電極板2と、同一
構造の2個の電気絶縁性センサーノズル1から構成され
る。導電性センサー電極板2は、白金メッキされ、平棒
状のセンスロッド2Bと、このセンスロッド2Bに連設
されたターミナル2Aとから成る。前記センスロッド2
Bは白金メッキすることで腐食を防止できる。また電気
絶縁性センサーノズル1は、平板のおもて面から立設さ
れ、該平板の裏面まで貫通する通水路1Bを有し、ホー
スあるいはチューブなど通水具を緊着可能な1個のノー
ズ1Aと、通水路1Bの一部と重複部分を有して通水路
1Bの一部を横切り、センスロッド2Bの少なくとも半
分を嵌合させる深さを備える嵌合溝1Dを平板の裏面に
2本備えて成る。
【0011】前記4個の部品は、以下のように組み立て
られる。まず1個のセンサーノズル1の裏面の2本の嵌
合溝1D,1Dに、2個の導電性センサー電極板2,2
のセンスロッド2B,2Bが対称形に嵌め込まれる。す
なわち、一方のセンサー電極板2について、そのターミ
ナル2Aが図1中の手前左側を向くようにして、そのセ
ンスロッド2Bが左側の嵌合溝1Dに嵌め込まれる。さ
らに、いま一方のセンサー電極板2について、そのター
ミナル2Aが図1中の奥右側を向くようにして、そのセ
ンスロッド2Bが右側の嵌合溝1Dに嵌め込まれる。
【0012】この嵌め込んだ状態において、2本のセン
スロッド2B,2Bの略中央は通水路1Bの円状開口の
両端をそれぞれ横切っている。ついで、いま一方のセン
サーノズル1を、接平面1E同士が合体するように合わ
せつつ、2本のセンスロッド2B,2Bの手前側半分が
図中手前側の嵌合溝1D,1Dに嵌め込まれる。これに
よって、2本のセンスロッド2B,2Bは2個のセンサ
ーノズル1,1間に嵌合される。最後に、2個のセンサ
ーノズル1,1をビス3とナット4で留めて接合させる
だけで、2個のセンサー電極板2,2が所定の位置に自
動的におさまり、組み立てが完了する。この結果、図2
に示す導電率センサーSが完成する。尚、このセンサー
ノズル1とセンサー電極板2の接合にはこの間に接着材
を使用して水が漏らないようにする。すなわち、図3
(d)に示すようにセンサーノズル1の周囲数mm程度
(図中の斜線部分)とセンサー電極板2がセンサーノズ
ル1の周囲を貫通する接触面の表面と裏面(図中の二重
斜線部分)に接着剤をつける。
【0013】いずれかのノーズ1Aから通水すると、水
流は内部で両センスロッド2B,2Bの横切っている部
分と接し、導電率が計測可能になる。このように、本発
明によれば合計4個の部品を簡単な作業で組み付けるだ
けで、安価かつ信頼性のある導電率センサーを実現でき
る。しかも、前記4個の部品のうち、2個づつは同一部
品であるから、それぞれ別部品を使用するのに比べ部品
在庫が少くてすみよって製造コストをさらに削減できる
という効果がある。また、嵌合溝には平棒状のセンスロ
ッド2Bを嵌合させるため部品の固設が強固となる。さ
らに、平棒状のセンスロッドを用いるため、検出値の精
度を上げるための寸法精度の正確さは取付最短距離とな
るセンスロッドの側面部にのみ要求されることになるた
めセンスロッドの作成が容易となる。
【0014】つぎに図3に示すブロック図に基づき、本
発明の導電率センサーを適用した強酸性イオン水生成器
を簡単に説明する。図3において、イオン水生成装置1
1は、原水12及び添加液14が供給される混合器20
と、この混合器20から溶液を供給される電解槽22を
備える。
【0015】原水(水道水)12が導入されると、減圧
弁15で一定の水圧に調整されたのち、本発明の導電率
センサーを適用した流量計27で流量が検出される。水
道水の比抵抗は年間を通じて略一定であり、従って水道
水の流量変化と、対応する流速変化に基づく計測導電率
の変化は一定の関係を示す。この原理に基づいて、導電
率センサーを用いて流量を検出するものである。検出さ
れた流量は、制御器29に入力される。
【0016】原水12はついで、混合器20にいたる流
路17に入る。一方、タンク13に貯蔵されている添加
液14は、定量パルスポンプ16によって間欠的に、三
方弁18および逆止弁19を経て流路17に吐出され
る。この結果、流路17中には原水12に添加液14が
混合された液流が形成される。この液流は、混合器20
で混合され、均一にされた混合調整液の導電率が、導電
率センサー28で検出される。検出された導電率は、制
御器29に入力される。制御器29は、流量ならびに導
電率変化に基づき、添加液量の調整信号29aをパルス
ポンプ16に送り、添加液量を調整するか、あるいは電
解電圧の調整信号29bを電解用電源23に送り、電解
電圧を調整する。
【0017】ついで流路21から電解槽22に入った混
合調整液は、陰極のある陰極室と陽極のある陽極室との
間を通過する際に電解され、陰極室側にアルカリイオン
水が吸引移動され、陽極室側に酸性イオン水が吸引移動
され、これらアルカリイオン水と酸性イオン水は取出口
26,26から取り出される。このとき、前記の流量な
らびに導電率の検出による調整(補正)によって、変動
の少ない、安定した水素イオン濃度の酸性イオン水ある
いはアルカリイオン水の供給が可能になるものである。
【0018】
【発明の効果】前記の説明のように本発明に係る導電率
センサーは、同一構造の2個の電気絶縁性センサーノズ
ル裏面のそれぞれの嵌合溝に、複数個の導電性センサー
電極板を嵌め込み、2個のセンサーノズルを、接平面同
士が合体するように合わせ、所定の部分は接着剤で接着
して2個のセンサーノズルをビス留めするだけで、複数
個のセンサー電極板が所定の位置に自動的におさまり、
組み立てが完了する。このように、本発明によれば検出
精度を上げるための寸法精度を保って極めて簡単な作業
で組み付けることができ、安価かつ信頼性のある導電率
センサーを実現できる。しかも、前記電気絶縁性センサ
ーノズルの2個は同一部品同一材質であるから、部品の
汎用性がたかく、よって製造コストをさらに削減できる
という効果がある。よって小型で信頼性に優れた、安価
な導電率センサーの提供を可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る導電率センサーの実施例の分解斜
視図である。
【図2】図1の導電率センサーの組立て後の斜視図であ
る。
【図3】図1の導電率センサーの組立上面図、組立前面
図、X−X線断面図、Y−Y線断面図である。
【図4】本発明に係る導電率センサーを適用した強酸性
イオン水生成器のブロック図である。
【符号の説明】
S 導電率センサー 1 センサーノズル 1A ノーズ 1B 通水路 1C ビス孔 1D 嵌合溝 1E 接平面 2 センサー電極板 2A ターミナル 2B センスロッド 3 ビス 4 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46 G01N 27/06 G01R 27/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の導電率センサー電極板と、同一
    構造の2個の電気絶縁性センサーノズルとから構成さ
    れ、前記センサー電極板はセンスロッドと、該センスロ
    ッドに連設されたターミナルとから成り、前記センサー
    ノズルは平板のおもて面から立設され、該平板の裏面ま
    で貫通する通水路を有し、ホースあるいはチューブなど
    通水具を緊着可能な1個のノーズと、前記通水路の一部
    と重複部分を有して前記通水路の一部を横切り、前記セ
    ンスロッドを嵌合させる嵌合溝を前記平板の裏面に備え
    て成ることを特徴とする導電率センサー。
JP32933694A 1994-12-02 1994-12-02 導電率センサー Expired - Fee Related JP3296390B2 (ja)

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