JPH0721277Y2 - 電解水生成電解ユニットにおける電解膜及び内側電極部材の組付け構造 - Google Patents

電解水生成電解ユニットにおける電解膜及び内側電極部材の組付け構造

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JPH0721277Y2
JPH0721277Y2 JP1988092912U JP9291288U JPH0721277Y2 JP H0721277 Y2 JPH0721277 Y2 JP H0721277Y2 JP 1988092912 U JP1988092912 U JP 1988092912U JP 9291288 U JP9291288 U JP 9291288U JP H0721277 Y2 JPH0721277 Y2 JP H0721277Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は水を電気分解してアルカリイオンと酸性イオン
水を生成する電解ユニツトに関し、詳細には電解ユニツ
トの電解槽内に配設される電解隔膜と内側電極の組付け
構造に関する。
〔考案が解決しようとする課題〕
筒状の外側電極の中心にこれと異極性の内側電極を配設
するとともに、これら内外電極間を筒状の電解用隔膜に
よって一対の電極室に仕切り、両電極に直流電圧を印加
して電極室を通る水をアルカリイオン水と酸性イオン水
に電解する電解ユニツトはいわゆる通水式の電解水生成
装置に広く使用されている。
従来のこの種電解ユニツトは個々の外側電極、内側電極
及び電解隔膜をユニツトの上下支持部材に一つづつ組付
ける構造になっているため組立作業が煩雑であり、特
に、電解隔膜は単独では支持力が弱いため正確な張力を
もたせて支持部材に組付けるには高度の熟練を要する。
また、電解隔膜に張力を付与するために、特開昭61-784
89のように内側電極と電解隔膜支持部材の間にスプリン
グを介装したものがあるが、このものは部品点数が増
え、組付けに手間がかかる。
また、従来は内側電極を固定する際に電解隔膜に挿入し
た内側電極通電ロツドの一端側ねじ部を支持部材に螺着
するため電解隔膜がよじれる場合がある。
本考案は上記の問題を解決するためになされたもので、
電解隔膜と内側電極の組付けを容易にし、且つ内側電極
の組付けの際に電解隔膜に外部から張力が与えられ、ま
た、よじれが生じないようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の上記目的は、電解槽内に内側電極と外側電極を
内外対向配設し、両電極間を筒状の電解用隔膜で一対の
電極室に仕切ってなる電解水生成電解ユニットにおい
て、電解槽の給水側と排水側に、内部を筒状通水フレー
ムで一対の通水路に区画した支持ブロックをそれぞれ結
合するとともに、給水側先端に通電ロッドを接続し軸方
向に通水路を有するスリーブをこの通電ロッドに外嵌し
た内側電極部材と、給水側と排水側の中空支持部材に筒
状の電解隔膜を張設した電解隔膜構成体とを、前記内側
電極部材の給水側後端を排水側電解隔膜支持部材の内側
段部に当接させ且つ給水側先端通電ロッドのスリーブを
給水側電解膜支持部材に貫通させて内外一体の組立体に
構成し、この組立体の排水側電解膜支持部材と給水側電
解膜支持部材を、これに対応する排水側支持ブロックと
給水側支持ブロックの各通水フレームの内側に液密に嵌
合し、給水側支持ブロックの外部に貫通させた通電ロッ
ドの先端を、該支持ブロックに結合されたプレートに係
止して支持することを特徴とする、電解水生成電解ユニ
ットにおける電解膜と内側電極部材の組付け構造によっ
て達成される。
〔考案の作用〕
上記手段により、電解膜構成体と内側電極部材が予め一
体の組立体に構成され、この組立体は通水フレームと押
圧プレートに挟持された状態で上下結合部材に支持され
る。
また、上記電解膜と内側電極部材の組立体と外側電極と
を上下の結合部材に当接して同時に締付けようとすると
干渉によりいずれか一方(通常は外側電極)の締付けが
弱くなり、水もれを生じ易いが、本考案のように組立体
の一側を一方の支持ブロツクに筒状フレーム内に圧入し
て支持させる構造では外側電極と上記組立体は該支持ブ
ロツクに独立に係止されるので干渉されることがない。
内側電極部材と電解隔膜構成体を一体にした組立体の排
水側及び給水側の電解膜支持部材を排水側及び給水側の
各支持ブロックの通水フレームに嵌合し、給水側支持ブ
ロックの外部に貫通させた通電ロッドの先端をプレート
で係止させると内側電極部材が排水側電解隔膜支持部材
を押し上げ、電解隔膜に張力が与えられる。
〔考案の実施例〕
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案を実施した電解水生成電解ユニツトの縦
断面図であり、電解ユニツト1は極性の異なる内側電極
2と外側電極3を内外同心に対向配設するとともに、中
空の上下支持部材4a,4bに液密に結合された筒状の電解
用隔膜4によって両電極2,3間を電解ユニツトの軸方向
に延在する内側電極室5aと外側電極室5bに仕切るように
して電解槽を構成し、この電解槽を給水側支持ブロツク
6と排水側支持ブロツク7にボルト8で一体に組付けた
構成になっている。
電極2,3は+または−の電解電圧を印加するように陽
極、陰極に特定した材質を使用してももちろんよいが、
好ましくは両電極に陽極−陰極両用に使用可能な電解材
料を使用し、印加電圧の極性を逆にして連続的に電解で
きる構造にすることもできる。
給水側支持ブロツク6は前記内側電極室5aと外側電極室
5bに各別に連通する通水路9a,9bを有している。尚、図
には表われていないがこの通水路9a,9bは唯一共通の給
水口に連通していてもよく、また各別の一対の給水口に
独立に連通していてもよい。
同様に、排水側支持ブロツク7も内側電極室5aと外側電
極室5bに各別に連通する通水路10a,10bを有し、これら
一対の通水路10a,10bは各別の一対の排出口(図は省
略)の各々独立に連通している。
かくして給水側支持ブロツク6の給水口から供給された
原水は内側電極室5aと外側電極室5bに分かれて電解槽を
通過する過程で両電極2,3間に印加される直流電解電圧
によって電気分解され、陰極側電極室の水はアルカリイ
オン水に、また、陽極側電極室の水は酸性水となって一
対の排出口(図は省略)から別々に排水される。
以上は通水型の電解水生成用電極ユニツトの一般的な説
明であるが、本考案の第1の特徴は中空の上下支持部材
4a,4bに電解膜4を結合した電解膜構成体と内側電極2
の部材を予め一体の組立体に構成したことにある。
すなわち、内側電極部材は内側電極2の先端に通電ロツ
ド2aを結合し、リブ等により軸方向の通水路を形成した
絶縁スリーブ2bをこの通電ロツド2aの外周に嵌合した構
成になり、好ましくは通電ロツド2aの結合基部に水の浸
入を防止するためのパツキング2cを嵌め、スリーブ2bの
一端でパツキング2cを締付けるようになっている。
これらの支持部材4a,4bは第2図、第3図に拡大して示
すように軸方向に通路12を形成してあるとともに、一側
の開口端に内側電極2の端部を嵌合するための間欠縁13
を有している。この縁13は内側電極2の端部を当接する
突起または段部14を有し、開口端に間欠的に形成してあ
る。従って、通路12は間欠部15を介して内側電極室5aに
連通している。
このような構成になる内側電極部材の電極2両端に上下
電解膜支持部材4a,4bを嵌め、その内周壁に形成した突
起または段部14に当接して係止させる。この場合、電解
膜支持部材4bは内側電極部材の前記スリーブ2bに密嵌す
るようにする。次いで、上下の両電解膜支持部材4a,4b
間に筒状の電解膜4を外装するとともに、その両端を対
応する支持部材の周壁にワイヤ等で縛り、液密に結合す
ることにより、電解膜構成体と内側電極部材は第4図の
ように一体の組立体Aになる。
本考案の第2の特徴はこのように構成した電解膜構成体
と内側電極部材の一体組立体を電解槽の両支持ブロツク
6,7側に両端を押圧するようにして挟持させたことにあ
る。このために内側電極2の後端を当接した電解膜支持
部材4aを排水側支持ブロツク7の筒状通水フレーム16内
に液密に嵌入し、その後端を該通水フレーム16内部の係
止部材17に当接させるとともに、他方の電解膜支持部材
4bを給水側支持ブロツク6の筒状フレーム18に液密に嵌
入する。
他方、内側電極部材先端の通電ロツド2aは給水側支持ブ
ロツク6の外部に周囲を液密にして貫通させるととも
に、支持ブロツク6に結合したプレート19によってその
先端が押圧支持されている。
かくして、電解膜構成体と内側電極部材の一体組立体A
は支持ブロツクの係止部材17と支持ブロツク6のプレー
ト19に挟持された状態で支持されている。この場合、好
ましくは内側電極部材の先端部及びその外側に嵌装した
電解膜支持部材4bは給水側支持ブロツク6のフレームに
強制的に係止させず、フレームに圧入するのが望まし
い。このため図の実施例では、給水側支持ブロツク6内
に形成した筒状通水フレーム18に電解膜支持部材4bを0
リングを介して液密に嵌合するとともに、内側電極部材
の通電ロツド2aを支持ブロツク6の貫通孔に0リングを
介して液密に嵌合し、組付けのために支持ブロツク6を
締付けたときに電解膜支持部材4b及び内側電極部材先端
部がフレーム18及びブロツク6に対して摺動できるよう
にしてある。
尚、排水側支持ブロック7の上部中央に軸方向の通水路
20を有するガイドフレーム21を内側に向けて一体形成
し、このフレーム21と筒状通水フレーム16の間に電解膜
支持部材4bを圧入するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案の電解ユニツトは電解膜と内側電極を予め一体の
組立体に構成してあるので組付けが容易になり、作業能
率も著しく向上する。
また、上記一体組立体は両端の電解隔膜支持部材を電解
槽の両端支持ブロックの各筒状通水フレームに摺動自在
に液密嵌合されており、且つ通電ロッドの先端が給水側
支持ブロックの外部に突出しているので、該ロッド先端
を外部からプレートで押えることにより隔膜が適度の張
力をもって保持される。
さらに、内側電極と電解膜の一体組立体は従来のように
ブロツクに螺着する構造ではなく、両端を圧迫して挟持
するので取付けの際に回転力が加わらない。従って電解
膜がよじれる心配がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電解ユニツトの縦断面
図、第2図は電解膜支持部材の内部を示す底面図、第3
図は第2図III-III線断面図、第4図は電解膜と内側電
極の一体組立体縦断面図である。 2……内側電極、2a……通電ロツド、2……スリーブ、
3……外側電極、4……電解隔膜、4a,4b……電解膜支
持部材、6……給水側支持ブロツク、7……排水側支持
ブロツク、17……係止部材、16,18……筒状フレーム、1
9……プレート、21……ガイドフレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解槽内に内側電極と外側電極を内外対向
    配設し、両電極間を筒状の電解用隔膜で一対の電極室に
    仕切ってなる電解水生成電解ユニットにおいて、電解槽
    の給水側と排水側に、内部を筒状通水フレームで一対の
    通水路に区画した支持ブロックをそれぞれ結合するとと
    もに、給水側先端に通電ロッドを接続し軸方向に通水路
    を有するスリーブを該通電ロッドに外嵌した内側電極部
    材と、給水側と排水側の中空支持部材に筒状の電解隔膜
    を張設した電解隔膜構成体とを、前記内側電極部材の給
    水側後端を排水側電解隔膜支持部材の内側段部に当接さ
    せ且つ給水側先端通電ロツドのスリーブを給水側電解膜
    支持部材に貫通させて内外一体の組立体に構成し、この
    組立体の排水側電解膜支持部材と給水側電解膜支持部材
    を、これに対応する排水側支持ブロックと給水側支持ブ
    ロックの各通水フレームの内側に液密に嵌合し、給水側
    支持ブロックの外部に貫通させた通電ロッドの先端を、
    該支持ブロックに結合されたプレートに係止して支持す
    ることを特徴とする、電解水生成電解ユニットにおける
    電解膜と内側電極部材の組付構造
JP1988092912U 1988-07-13 1988-07-13 電解水生成電解ユニットにおける電解膜及び内側電極部材の組付け構造 Expired - Lifetime JPH0721277Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6178489A (ja) * 1984-09-22 1986-04-22 Tatsuo Okazaki 連続式のイオン水生成装置における電解ユニツト
JPH0448875Y2 (ja) * 1985-08-07 1992-11-17

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