JPH0634876Y2 - 電解イオン水生成装置 - Google Patents
電解イオン水生成装置Info
- Publication number
- JPH0634876Y2 JPH0634876Y2 JP3505589U JP3505589U JPH0634876Y2 JP H0634876 Y2 JPH0634876 Y2 JP H0634876Y2 JP 3505589 U JP3505589 U JP 3505589U JP 3505589 U JP3505589 U JP 3505589U JP H0634876 Y2 JPH0634876 Y2 JP H0634876Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- electrolytic
- water supply
- electrode
- pair
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は供給原水にミネラル等の薬液を添加しながらア
ルカリイオン水と酸性水に電解する連続通水式電解イオ
ン水生成装置の改良に関し、特に給水部における薬液添
加手段の改良に関する。
ルカリイオン水と酸性水に電解する連続通水式電解イオ
ン水生成装置の改良に関し、特に給水部における薬液添
加手段の改良に関する。
対向配置した陰、陽両電極間を電解用隔膜によって内外
一対の通水電極室に仕切り、これら一対の内外電極室に
共通の給水部から原水を供給しながら電解する連続通水
式の水の電解装置は電解イオン水生成器として一般に使
用されている。この種の装置は原水にミネラル分が不足
する場合は外部から補給する必要がある。
一対の通水電極室に仕切り、これら一対の内外電極室に
共通の給水部から原水を供給しながら電解する連続通水
式の水の電解装置は電解イオン水生成器として一般に使
用されている。この種の装置は原水にミネラル分が不足
する場合は外部から補給する必要がある。
従来は仕切のない中空の給水部にカルシウム等のミネラ
ル薬液をそのまま添加しているため、薬液は両方の通水
電極室に導入されてしまい、従って、陰極側の電極室に
導入された薬液はイオン化されないまま混合される。
ル薬液をそのまま添加しているため、薬液は両方の通水
電極室に導入されてしまい、従って、陰極側の電極室に
導入された薬液はイオン化されないまま混合される。
この問題を解決するために給水部で薬液添加を行わずに
電解槽の所定の電極室に直接薬液を導入するようにした
ものもあるが、この場合は薬液供給管路を電極室まで導
びかなければならないため、構造、配管が複雑になり、
コスト高となる。
電解槽の所定の電極室に直接薬液を導入するようにした
ものもあるが、この場合は薬液供給管路を電極室まで導
びかなければならないため、構造、配管が複雑になり、
コスト高となる。
特に、円筒型の電解イオン水生成装置ではスペースの限
られた場所に薬液管路を刻設あるいは配管することはき
わめて困難であり、薬液通路に目詰まりが生じ易く、ま
た、原水の流れも悪くなる傾向がある。
られた場所に薬液管路を刻設あるいは配管することはき
わめて困難であり、薬液通路に目詰まりが生じ易く、ま
た、原水の流れも悪くなる傾向がある。
上記の問題に鑑み、本考案の主たる目的は目詰まりがな
くしかも簡単な構造で薬液が特定の通水電極室にだけ流
れるようにした電解イオン水生成装置を提供することに
ある。
くしかも簡単な構造で薬液が特定の通水電極室にだけ流
れるようにした電解イオン水生成装置を提供することに
ある。
本考案の他の目的は部品点数及び組立工程を増さずに上
記の目的を達成することにある。
記の目的を達成することにある。
筒状の外側電極にこれと異極性の内側電極を同芯に配設
するとともに、両端を支持部材に固着させた筒状の電解
用隔膜によって両電極間を一対の通水電解室に仕切って
電解槽とし、この電解槽の一側に前記一対の電極室に連
通する共通の給水部を設け、他側に前記一対の電極室に
各別に連通する一対の電解水排水口を設けた連続通水式
の電解イオン水生成装置において、 前記給水部の内部に、該給水部の一部を電解槽の内側電
極室に通ずる内側導入部と外側電極室に通ずる外側導入
部とに区画する筒状の仕切案内部材を設けるとともに、
給水部に連結した外部からの薬液供給管路の先端供給口
を前記仕切部材のいずれかの導入部に臨ませてある。
するとともに、両端を支持部材に固着させた筒状の電解
用隔膜によって両電極間を一対の通水電解室に仕切って
電解槽とし、この電解槽の一側に前記一対の電極室に連
通する共通の給水部を設け、他側に前記一対の電極室に
各別に連通する一対の電解水排水口を設けた連続通水式
の電解イオン水生成装置において、 前記給水部の内部に、該給水部の一部を電解槽の内側電
極室に通ずる内側導入部と外側電極室に通ずる外側導入
部とに区画する筒状の仕切案内部材を設けるとともに、
給水部に連結した外部からの薬液供給管路の先端供給口
を前記仕切部材のいずれかの導入部に臨ませてある。
また、本考案の上記他の目的は給水部に対向する電解用
隔膜支持部材の先端に、先端を開放させた筒状の仕切案
内部材を一体に形成することによって達成することがで
きる。
隔膜支持部材の先端に、先端を開放させた筒状の仕切案
内部材を一体に形成することによって達成することがで
きる。
本考案は上記構造の電解イオン水生成装置において、内
外の通水電極室に共通の給水部に筒状の仕切部材を設
け、この仕切部材によって、給水部上部を内側電極室に
通ずる内側導入部と外側電極室に通ずる外側導入部に区
画するとともに、給水部に導びいた薬液供給管路の先端
供給口を前記仕切部材の内側導入部に臨ませてあるので
薬液供給口から送られた薬液は給水部の内側導入部を介
して電解槽の内側の通水電極室だけに供給され、外側の
通水電極室には混入されない。
外の通水電極室に共通の給水部に筒状の仕切部材を設
け、この仕切部材によって、給水部上部を内側電極室に
通ずる内側導入部と外側電極室に通ずる外側導入部に区
画するとともに、給水部に導びいた薬液供給管路の先端
供給口を前記仕切部材の内側導入部に臨ませてあるので
薬液供給口から送られた薬液は給水部の内側導入部を介
して電解槽の内側の通水電極室だけに供給され、外側の
通水電極室には混入されない。
尚、電解用隔膜の支持部材先端をスカート状に延長させ
て筒状の仕切案内部材と該支持部材とを一体に成形した
場合は、部品点数を増さずに、また、従来通りの組付を
するだけで給水部内に仕切部材が自動的に形成されるこ
とになる。
て筒状の仕切案内部材と該支持部材とを一体に成形した
場合は、部品点数を増さずに、また、従来通りの組付を
するだけで給水部内に仕切部材が自動的に形成されるこ
とになる。
以下に、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
電解イオン水生成装置は少なくとも一個の電解機１を有
し、電解機１は第１図に示すように、筒状の外側電極２
（図の実施例では陰極）と内側電極３（図の実施例では
陽極）を同芯状に配設し、両電極間2,3を電解用隔膜４
によって内外一対の通水電極室5,6に仕切った電解槽を
有している。
し、電解機１は第１図に示すように、筒状の外側電極２
（図の実施例では陰極）と内側電極３（図の実施例では
陽極）を同芯状に配設し、両電極間2,3を電解用隔膜４
によって内外一対の通水電極室5,6に仕切った電解槽を
有している。
電解用隔膜４は上下両端を支持部材７に固着し、支持部
材７のリブ７′を外側電極２の筒体に嵌合して一体に支
持されている。
材７のリブ７′を外側電極２の筒体に嵌合して一体に支
持されている。
このように一体に組付けられた電解槽は上下の取付ベー
ス部材８にバッキン９を介して液密に結合されている。
尚、図では上部の取付ベース部材を省略している。
ス部材８にバッキン９を介して液密に結合されている。
尚、図では上部の取付ベース部材を省略している。
一方の取付ベース部材８（図では下部取付ベース部材）
は電解槽の下方に前記内外一対の通水電極室5,6に共通
の給水部10が設けられており、給水部10に送られた水の
一部は隔膜支持部材７のリブ７′間に形成される通路を
通って電解槽の外側電極室６に流れ、一部は隔膜支持部
材７の内部通路を通って電解槽の内側電極室５に流れる
ようになっている。
は電解槽の下方に前記内外一対の通水電極室5,6に共通
の給水部10が設けられており、給水部10に送られた水の
一部は隔膜支持部材７のリブ７′間に形成される通路を
通って電解槽の外側電極室６に流れ、一部は隔膜支持部
材７の内部通路を通って電解槽の内側電極室５に流れる
ようになっている。
11はパイプ12を介して外部のミネラル薬液タンクに通ず
る薬液供給路であって、その供給口11′は各電解槽の給
水部10へ導びかれている。
る薬液供給路であって、その供給口11′は各電解槽の給
水部10へ導びかれている。
第２図に示すように、図の実施例は二本の電解機1,1を
共通の取付ベース部材７に結合してなるもので、共通の
給水口13から供給した原水がそれぞれの給水路14を介し
て左右電解機1,1の給水部10へ導入され、同じく共通の
薬液パイプ12から送られた薬液がそれぞれの薬液供給路
11を介して左右電解機の給水部10に導入されるようにな
っている。
共通の取付ベース部材７に結合してなるもので、共通の
給水口13から供給した原水がそれぞれの給水路14を介し
て左右電解機1,1の給水部10へ導入され、同じく共通の
薬液パイプ12から送られた薬液がそれぞれの薬液供給路
11を介して左右電解機の給水部10に導入されるようにな
っている。
尚、図は省略したが、電解機１の上部には内外の通水電
極室5,6に各別に通ずる電解水排出口（アルカリイオン
水排出口と酸性水排出口）が設けられている。
極室5,6に各別に通ずる電解水排出口（アルカリイオン
水排出口と酸性水排出口）が設けられている。
このような構成になる電解イオン水生成装置において、
本考案の特徴は、給水部10内の上部にスカート状に開い
た筒状の仕切部材15を設けることによって、給水部10の
上部を、前記内側通水電解室５に通ずる内側導入路16
と、前記外側通水電解室６に通ずる外側導入路17に区画
するとともに、前記薬液供給路11の先端供給口11′を内
外導入路16,17のいずれかに臨ませたことにある。そし
て、第１図実施例は薬液供給口11′を給水部10の内外導
入路16に臨ませた実施例であり、第４図は薬液供給口1
1′を外側導入路17に臨ませた実施例を示している。
尚、第４図のように薬液供給口11′を外側導入路17に臨
ませる場合は第５図に示すように薬液供給口11′を枝管
18に分岐させ、枝管18の間を水が通るようにするか、あ
るいは、図のように、薬液供給口11′をリング状に形成
し、リングの中央部を水が通るようにするなど、内外導
入路５への原水の流入を阻害しないようにする。
本考案の特徴は、給水部10内の上部にスカート状に開い
た筒状の仕切部材15を設けることによって、給水部10の
上部を、前記内側通水電解室５に通ずる内側導入路16
と、前記外側通水電解室６に通ずる外側導入路17に区画
するとともに、前記薬液供給路11の先端供給口11′を内
外導入路16,17のいずれかに臨ませたことにある。そし
て、第１図実施例は薬液供給口11′を給水部10の内外導
入路16に臨ませた実施例であり、第４図は薬液供給口1
1′を外側導入路17に臨ませた実施例を示している。
尚、第４図のように薬液供給口11′を外側導入路17に臨
ませる場合は第５図に示すように薬液供給口11′を枝管
18に分岐させ、枝管18の間を水が通るようにするか、あ
るいは、図のように、薬液供給口11′をリング状に形成
し、リングの中央部を水が通るようにするなど、内外導
入路５への原水の流入を阻害しないようにする。
筒状の仕切部材15は好ましくは第１図のように電解用隔
膜４を固定する支持部材７の先端から突出させた一体成
形にする。この構造は支持部材７の成形と同時に仕切部
材15を形成できるので部品点数が増えず、しかも、支持
部材７の組付けと同時に仕切部材が給水部10の所定位置
に配設されるという制作上の利点も得られる。もっと
も、本考案の仕切部材15はこの構造に限定されるもので
はなく、例えば仕切部材15を取付ベース部材８と一体に
形成してもよく、また、仕切部材15を別体に形成して所
定位置に組付けてもよい。
膜４を固定する支持部材７の先端から突出させた一体成
形にする。この構造は支持部材７の成形と同時に仕切部
材15を形成できるので部品点数が増えず、しかも、支持
部材７の組付けと同時に仕切部材が給水部10の所定位置
に配設されるという制作上の利点も得られる。もっと
も、本考案の仕切部材15はこの構造に限定されるもので
はなく、例えば仕切部材15を取付ベース部材８と一体に
形成してもよく、また、仕切部材15を別体に形成して所
定位置に組付けてもよい。
尚、第１図及び第４図実施例は電解機１の下方に内側電
極３の給電端子19を設けた関係で薬液供給路11を給水部
10の横方向から連通させているが、内側電極３の給電端
子19を電解機１の上部に設けた場合は第６図のように、
内側電極３の下端を電解隔膜支持部材７内側リブ７″に
係止させ、薬液供給路11を取付ベース部材８の下側から
導入してもよい。
極３の給電端子19を設けた関係で薬液供給路11を給水部
10の横方向から連通させているが、内側電極３の給電端
子19を電解機１の上部に設けた場合は第６図のように、
内側電極３の下端を電解隔膜支持部材７内側リブ７″に
係止させ、薬液供給路11を取付ベース部材８の下側から
導入してもよい。
〔発明の効果〕 以上の構成により、本発明は共通の給水部において薬液
を所定の通水電極室に向けて導入できるので薬液通路の
穿設や複雑な配管が不要となり、目詰まりの心配もなく
なる他、また、原水の円滑な流れが保証される。特に、
仕切部材を電解隔膜の支持部材と一体に形成した場合は
部品点数を増やさずに本考案の目的を達成することがで
きるとともに、支持部材の組付と同時に仕切部材が所定
位置に自動的に配置されるから製作がきわめて容易であ
る。
を所定の通水電極室に向けて導入できるので薬液通路の
穿設や複雑な配管が不要となり、目詰まりの心配もなく
なる他、また、原水の円滑な流れが保証される。特に、
仕切部材を電解隔膜の支持部材と一体に形成した場合は
部品点数を増やさずに本考案の目的を達成することがで
きるとともに、支持部材の組付と同時に仕切部材が所定
位置に自動的に配置されるから製作がきわめて容易であ
る。
第１図は本発明の一実施例による電解イオン水生成装置
の要部縦断面図、第２図は上面図、第３図は第２図III
−III線断面図、第４図は他の実施例による第１図相当
図、第５図は第４図実施例に使用する薬液供給口の一例
を示す斜視図、第６図はさらに別の実施例による第１図
相当図である。 2,3…電極、４…電解用隔膜、5,6…通水電極室、７…隔
膜支持部材、８…取付ベース部材、10…給水部、11…薬
液供給路、11′…薬液供給口、15…仕切部材、16…内側
導入路、17…外側導入路、18…枝管。
の要部縦断面図、第２図は上面図、第３図は第２図III
−III線断面図、第４図は他の実施例による第１図相当
図、第５図は第４図実施例に使用する薬液供給口の一例
を示す斜視図、第６図はさらに別の実施例による第１図
相当図である。 2,3…電極、４…電解用隔膜、5,6…通水電極室、７…隔
膜支持部材、８…取付ベース部材、10…給水部、11…薬
液供給路、11′…薬液供給口、15…仕切部材、16…内側
導入路、17…外側導入路、18…枝管。
Claims (2)
- 【請求項１】筒状の外側電極にこれと異極性の内側電極
を同芯に配設するとともに、両端を支持部材に固着させ
た筒状の電解用隔膜によって両電極間を一対の通水電解
室に仕切って電解槽とし、この電解槽の一側に前記一対
の電極室に連通する共通の給水部を設け、他側に前記一
対の電極室に各別に連通する一対の電解水排水口を設け
た連続通水式の電解イオン水生成装置において、 前記給水部の内部に、該給水部の一部を電解槽の内側電
極室に通ずる内側導入部と外側電極室に通ずる外側導入
部とに区画する筒状の仕切案内部材を設けるとともに、
給水部に連結した外部からの薬液供給管路の先端供給口
を前記仕切部材のいずれかの導入部に臨ませたことを特
徴とする連続通水式電解イオン水生成装置。 - 【請求項２】給水部に対向する電解用隔膜支持部材の先
端に、先端を開放させた筒状の仕切案内部材を一体に形
成したことをさらに特徴とする請求項（１）記載の電解
イオン水生成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3505589U JPH0634876Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | 電解イオン水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3505589U JPH0634876Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | 電解イオン水生成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02125796U JPH02125796U (ja) | 1990-10-17 |
| JPH0634876Y2 true JPH0634876Y2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=31540079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3505589U Expired - Lifetime JPH0634876Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | 電解イオン水生成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634876Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-25 JP JP3505589U patent/JPH0634876Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02125796U (ja) | 1990-10-17 |
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