JPH0427594Y2 - - Google Patents

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JPH0427594Y2
JPH0427594Y2 JP10651188U JP10651188U JPH0427594Y2 JP H0427594 Y2 JPH0427594 Y2 JP H0427594Y2 JP 10651188 U JP10651188 U JP 10651188U JP 10651188 U JP10651188 U JP 10651188U JP H0427594 Y2 JPH0427594 Y2 JP H0427594Y2
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diaphragm
frame
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electrolytic cell
peripheral edge
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電解イオン水生成器の電解槽を仕切
ると共に、イオン通過用隔膜を備え、電解槽仕切
用溝に着脱自在に挿入される隔膜枠体に関するも
のである。
(従来の技術) 電解イオン水生成器は、通常、第3図に示すよ
うに、電解槽11と、電解槽11を2室に仕切る
と共に、樹脂製の微孔性隔膜(以下単に「隔膜」
と称する。)4を挟持する隔膜枠体12と、電解
槽蓋16に取り付けられた一対の電極14,14
とから構成されている。
電解イオン水生成器の使用に際しては、電解槽
11の2室にそれぞれ水を入れ、電極14,14
を挿入して通電する。通電により各室の水は電気
分解される。通常の際、陽極側室にたとえば水溶
性カルシウム化合物を添加しておくと、陰極側室
にカルシウムイオンが濃化し、所謂カルシウムイ
オン水が得られ、これを飲用として用いることが
できる。上記の陽極側室添加物は、水溶性カルシ
ウム化合物以外に、Mg,K,Na等のアルカリ金
属の水溶性化合物も使用できる。
前記隔膜枠体12は、通常、第4図及び第5図
に示すような構造である。すなわち、中央部にイ
オン通過用穴が形成された一対の隔膜枠板16,
16の間に、隔膜4が挟持されると共に融着され
ており、融着された隔膜枠板16,16の外周縁
15,15には弾性シール部材5が嵌合固定され
ている。該弾性シール部材5の外側壁には、電解
槽仕切用溝13の内側壁8に密着する突起6が設
けられている。
(考案が解決しようとする課題) 上述の隔膜枠体12において、隔膜枠板16,
16を隔膜4を介して融着する際には、前記隔膜
4を隔膜枠板16,16に挟んだうえで、押圧し
つつ例えば超音波融着手段により融着する。前記
隔膜4は押圧状態で枠板16,16に融着される
ため、加圧状態によつて融着後の隔膜厚さが左右
されやすく、融着後の隔膜枠板16,16の周縁
部の厚さB′が一定しない。ちなみに、前記周縁
部の厚さB′の値は、基準値に対し±0.2mmの範囲
でばらついているのが現状である。このため前記
周縁部に嵌合する弾性シール部材5が嵌合しにく
い。さらに、厚さB′が過少であるときには、弾
性シール部材5の外側壁の突起6が、電解槽仕切
用内側壁8に密着せず隙間を生ずるので、隔膜枠
体12によつて仕切られた2室の間でイオンの流
出が起り、所定イオンの濃化ができない。また、
厚さB′が過大であるときには、隔膜枠体12の
電解槽仕切用溝13への着脱が困難となる等の問
題点がある。
なお、隔膜枠板16,16と隔膜4の接合方法
は、融着以外に接着剤を使用する方法もあるが、
接着剤中の溶剤の溶出の可能性があるため、生成
イオン水を飲用とする本隔膜枠体には適用できな
い。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、隔膜枠の融着時に枠体に厚さの変化が生じる
ことなく、従って、弾性シール部材5と電解槽仕
切用溝13の融着具合が常に一定に保たれる隔膜
枠体を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためになされた本考案の隔
膜枠体は、周縁部7が一定厚さとされ周縁部内側
に隔膜取付用凹部9を有し該凹部底面にイオン通
過用穴を有する枠基板2と、前記イオン通過用穴
を覆うと共に凹部底面に被着される隔膜4と、該
隔膜を介して前記凹部に嵌着されかつ前記枠基板
2のイオン通過穴に対向する位置にイオン通過穴
を有する内枠3とから成り、隔膜4は枠基板2の
凹部底面と内枠内面10とに融着されており、前
記枠基板2の周縁部7に電解槽仕切用溝内側壁8
に密着するシール部材5が嵌合固定されたことを
特徴としている。
(作用) 本考案の隔膜枠体1においては、隔膜4は枠基
板2の周縁部内側の凹部9の底面と内枠内面10
とによつて挟持されかつ両面に融着されるので、
隔膜4の融着時の加圧加減の状態にかかわらず、
弾性シール部材5が嵌着される枠基板2の周縁部
7の厚さBは一定である。従つて、弾性シール部
材5と電解槽仕切用溝13の密着具合も常に一定
である。
(実施例) 以下に図面を参照して本考案を説明する。
第1図及び第2図は本考案に係る隔膜枠体1で
ある。前記隔膜枠体1が着脱される電解槽の構成
は、従来と同様であり、図中で従来例と同一の部
材には同一番号を付けた。
本考案の隔膜枠体1は、枠基板2、内枠3、隔
膜4及び弾性シール部材5から構成されている。
枠基板2は、周縁部7が一定厚さとされ、周縁部
内側には隔膜取付用凹部9が形成され、該凹部9
の底面にはイオン通過用穴が形成されている。隔
膜4は、前記枠基板1のイオン通過用穴を覆うと
共に、前記凹部9の底面に融着されている。内枠
3は、前記枠基板2のイオン通過用穴に対向する
位置にイオン通過穴が形成されており、前記枠基
板2の凹部に隔膜4を介して嵌着され、その内面
10が隔膜4に融着されている。隔膜4は枠基板
2と内枠3とによつて挟持され、超音波融着手段
等により加圧状態で融着される。弾性シール部材
5は、前記枠基板2の一定厚さの周縁部7に嵌合
固定されている。
上述のように、隔膜4は、枠基板2の周縁部内
側の凹部底面と内枠内面10とによつて挟持され
かつ両面に融着されるので、隔膜4の融着状態
が、弾性シール部材5が嵌合固定される枠基板2
の周縁部7の厚さBに影響を与えることは無い。
そして、前記周縁部7の厚さBは、枠基板2の成
形加工の際に決定され、良好な加工寸法精度が得
られる。本考案者等の実測によれば、射出成形に
よつて枠基板2を成形したところ、基準値に対し
±0.04mm以下の高精度が得られた。
(考案の効果) 本考案の隔膜枠体1においては、弾性シール部
材5が、枠基板2の一定厚さの周縁部7に嵌合固
定されるから、隔膜の融着状態に全く影響され
ず、両者の嵌合がスムースに行われる。従つて、
該弾性シール部材5と電解槽仕切用内壁8との密
着具合も良好に一定に保たれるので、隔膜枠体の
電解槽仕切用溝への着脱具合も一定に保たれる。
さらに前記弾性シール部材5と電解槽仕切用溝内
壁8との間に隙間を生じることが無いので、電解
槽の2室の間でイオンの流出が起らず、常に安定
して所定濃度のイオン水が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る隔膜枠体の平面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
電解イオン水生成器の電解槽の斜視図、第4図は
従来例の隔膜枠体の平面図、第5図は第4図の
−線断面図である。 1……隔膜枠体、2……枠基板、3……内枠、
4……樹脂性微孔性隔膜、5……弾性シール部
材、7……周縁部、8……電解槽仕切用溝内側
壁、9……隔膜取付用凹部、10……内枠内面、
11……電解槽、13……電解槽仕切用溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電解イオン水生成器の電解槽11を仕切ると共
    にイオン通過用の隔膜4を備え電解槽仕切用溝1
    3に着脱自在に挿入される隔膜枠体1であつて、
    周縁部7が一定厚さとされ周縁部内側に隔膜取付
    用凹部9を有し該凹部底面にイオン通過用穴を有
    する枠基板2と、前記イオン通過用穴を覆うと共
    に凹部底面に被着される隔膜4と、該隔膜を介し
    て前記凹部に嵌着されかつ前記枠基板2のイオン
    通過穴に対向する位置にイオン通過穴を有する内
    枠3とから成り、隔膜4は枠基板2の凹部底面と
    内枠内面10とに融着されており、前記枠基板2
    の周縁部7に電解槽仕切用溝内側壁8に密着する
    シール部材5が嵌合固定されたことを特徴とする
    電解イオン水生成器の隔膜枠体。
JP10651188U 1988-08-10 1988-08-10 Expired JPH0427594Y2 (ja)

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JP10651188U JPH0427594Y2 (ja) 1988-08-10 1988-08-10

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Publication Number Publication Date
JPH0228797U JPH0228797U (ja) 1990-02-23
JPH0427594Y2 true JPH0427594Y2 (ja) 1992-07-02

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