JPH02274889A

JPH02274889A - イオン水生成装置の電解ユニット

Info

Publication number: JPH02274889A
Application number: JP1098184A
Authority: JP
Inventors: Tatsuo Okazaki; 龍夫岡崎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-04-18
Filing date: 1989-04-18
Publication date: 1990-11-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は電解イオン水生成装置の電解ユニットに関し、
特に、電解槽の一側のキャップを外して電解隔膜を簡単
に挿着、引き抜きできるようにした電解ユニットに関す
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

電解槽に供給した水を電気分解してアルカリイオン水と
酸性イオン水として排出する連続通水式電解水生成装置
には一般に、上、下フランジ部材間に支持された筒状の
外側電極内に内Ｓ電極を同芯的に配設するとともに、両
電極間を筒状の電解隔膜部材によって一対の電極室に仕
切り、一方のフランジ部材に給水口を設け、他方のフラ
ンジ部材に前記一対の電極室に各別に連通ずる一対の電
解イオン水排出口を設けた電解ユニットが使用されてい
る。

従来のこの種電解ユニットは電解槽の上、下フランジ部
材がいずれも一体のブロックで構成されているため、電
解隔膜を交換するには少なくとも一方のフランジ部材を
取外さなければならない。

これはほとんど電解ユニットを分解するに等しく、取外
し、再組付が容易でない。特に、フランジ部材には給水
、排水あるいはミネラル薬液等の配管が接続されている
ため、隔膜交換等のメンテナンスには専門の熟練技術が
必要である。

また、従来のものは電解隔膜の上、下端部を内側電極に
緊縛固定してるので、電解槽から取外す作業の他に、電
解隔膜と内側電極の分離、組付作業が必要になる。

従って、本発明の目的はフランジ部材本体を取外さずに
電解隔膜あるいは内側電極を着脱でき、電解隔膜等の交
換が誰にも簡単にできる電解ユニットを提供することに
ある。

〔問題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成する手段として、上。

下フランジ部材間に支持された筒状の外側電極内に内側
電極を同芯的に配設するとともに、両電極間を筒状の電
解隔膜部材によって一対の電極室に、仕切り、一方のフ
ランジ部材に給水口を設け、他方のフランジ部材に前記
一対の電極室に各別に連通ずる一対、の電解イオン水排
出口を設けてなるイオン水生成装置の電解ユニットにお
いて、電解隔膜部材は、筒状の隔膜本体の側辺を膜ガイ
ド枠に支持させるとともにその両端を筒状の上下支持部
材に固定した一体の組立体からなり、上下支持部材を前
記上下フランジ部材に液密に当接させて上下フランジ部
材間に支持されており、いずれか−方のフランジ部材は
、前記電解隔膜部材を外部から挿入、引抜きできる貫通
孔を設けたフランジ本体と該貫通孔に着脱自在に嵌着さ
れるキャップからなり、前記内側電極の一端側支持ロッ
ド先端部をキャップに支持させたことを特徴とするもの
である。

好ましくは、キャップは、軸方向に内側電極の支持ロッ
ド先端を通す支持孔を穿設したキャップ本体とこのキャ
ップ本体先端の支持孔周りに係合される電極押え部材で
構成し、キャップ本体の支持孔に挿入した電極支持ロッ
ドを電極押え部材により抑圧支持するようにする。

さらに好ましくは、キャップの内側に電解隔膜部材の先
端に当接する脚部を一体に形成してもよい。

電解隔膜部材の膜ガイド枠は好ましくは、電解隔膜本体
と内側電極または外側電極との間隔を一定に保持するス
ペーサ巾を持たせ、さらに好ましくは電解隔膜部材の膜
ガイド枠を、複数の略半円弧状の横フレームと、この横
フレームを結合する一本または二本以上の縦フレームか
らなる少なくとも一対の枠ユニットで構成し、これら一
対の枠ユニットを左右向い合せて円形枠体に構成する。

また、膜ガイド枠は、左右一対の枠ユニットの相対する
部材の少な（とも一部に相互に係合する凹凸部を形成し
、該凹凸係合を介して左右枠ユニットを着脱自在に一体
化できるようにするのが望ましい。

〔発明の作用〕

本発明は上記構成になるので、電解隔膜部材はユニット
の内壁に液密に支持され、フランジ部材のキャップを外
すだけで電解隔膜部材および内側電極を電解ユニットに
単独にあるいは一緒に挿脱できる。

キャップ本体の支線孔に内側電極の支持ロンド先端を通
し、電極押え部材を係合することにより、内側電極は所
望の押圧力で電極ユニット内に支持される。同様に、キ
ャップ部材の内側脚部を電解隔膜の見鵠ヲ当接させるこ
とにより、キャップの装着と同時に電解隔膜部材が電解
ユニット内の所定位置に一層安定した状態に支持される
。

電解隔膜部材の膜ガイド枠のスペーサ巾は内側電極また
は内側電極と電解膜の間隔を一定に保持形成すると製作
が容易であり、また、この一対の枠ユニットの対向部材
間を凹凸係合手段で連結すると一体化した強固な膜ガイ
ド枠になる。

〔発明の実施例〕

以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示す電解ユニット１の縦断
面図であり、　該電解ユニット１は筒状（好ましくは円
筒状）の外側電極２（通常は陰電極）内にこれと極性を
異にする内側電極３（通常は陽電極）を同意的に対応配
設するとともに、画電極２，３間を電解隔膜部材４によ
って一対の電極室５ａ、５ｂに仕切っている。

これら外側電極２、内側電極３及び電解隔膜部材４は、
原水給水口６　ａ　”ｒ　６　ｂを有する下部フランジ
部材７と、前記一対の電極室５ａ、５ｂに各別に連通ず
る一対の電解イオン水排出口８ａ、８ｂを設けた上部フ
ランジ部材９に支持され、上。

下フランジ部材７，９を結合するテンションロッドｌＯ
を介して全体として連続通水式の電解槽を構成している
。

電解隔膜部材４は、第３図に示すように、筒状の電解隔
膜４０の側辺を膜ガイド枠４１に支持させるとともに、
その上端部を上部支持部材４２に固定し、下端部を下部
支持部材４３に固定して一体の組立体に構成されている
。

好ましくは、上部支持部材４２の外径は隔膜本体４０の
外径よりも大にする。

上、下支持部材４２．４３は膜ガイド枠４１とは別体の
部材で構成されており、図の実施例では、膜ガイド枠４
１の外側に筒状の電解隔膜４０を嵌合し、膜ガイド枠４
１の上、下両端に上、下支持部材４２．４３を嵌めた後
、隔膜４０の両端付近を締付カラー４４．４４で上、下
支持部材４３゜４２の凹状頚部４５に絞って固定しであ
る。従って、膜ガイド４１と上、下支持部材４２．４３
は隔膜４０の張力で一体に組立てられている。

かくして、膜ガイド枠４１と上、下支持部材４２．４３
に隔膜４０を支持させてなる電解隔膜部材４は、第１図
に示すように、上、下支持部材４２．４３の先端付近外
周に嵌め０リング等のシール部材４を上、下フランジ部
材９，７の内壁に当接して電解ユニット１内に液密且つ
挿脱自在に嵌挿され、これにより、外側及び内側電極２
，３間の水の通路を、長手方向に延びる一対の電極室５
ａ、５ｂに仕切っている。

上、下フランジ部材９．７の少なくとも一方、すなわち
、図の実施例では上部フランジ部材９は、前記電解隔膜
部材４を挿入あるいは引抜くのに充分な寸法の貫通孔１
１を設けた７リング部材本体９１と、この貫通孔１１の
外部開口部に着脱自在に嵌着されるキャップ９２から構
成されている。

フランジ部材本体９１とキャップ９２は好ましくは第１
図及び第２図に示すように、両部材の相対する当接フラ
ンジ部を挟着するリング状の結合部材１２によって液密
且つ着脱自在に連結されている。

内側電極３は先端の電極端子３ａを下部フランジ部材４
３に突出させて、下部３ｂを下部フランジ部材４３に係
止させるとともに、上部の電極支持ロッド３ｃの先端を
前記上部７ランジ部材９のキャップ９２に支持させて電
解ユニット１内に配設されている。

より好ましくは、キャップ９２は中央部軸方向に内側電
極３の支持ロッド３ｃを受は入れる支持孔１３を穿設し
てなり、この支持孔１３内に支持口、ラド・３　ｃを挿
入してＯリング等で液密に支持するとともに、支持孔１
３の外側周囲に電極押え部材１４を着脱自在に設け、内
側電極３を押圧支持するようにする。図の実施例ではキ
ャップ９２の上部外周に電極押え部材１４を螺合させ、
支持孔１３の上部に挿入した廻り止め部材１５を介して
内側電極３の上部支持ロンド３ｃを押圧支持するように
しである。

また、好ましくは、キャップ９２の内側に電解隔膜部材
４の上端に当接する脚部１６を一体に設け、この脚部１
６により電解隔膜部材４を所定位置に保持させるように
する。

電解隔膜部材４の側面を支持・補強する膜ガイド枠４１
は好ましくは第２図のように、所定間隔に配設された複
数の横フレーム４１ａを複数の縦フレーム４１ｂで連結
した格子状の円形枠体に構成し、好ましくは第４図に示
すように、縦フレーム４１ｂを内側電極３と当接するス
ペーサ巾を有する形状にし、電解隔膜部材４と内側電極
３が所定の通水中に保持されるようにする。図は省略し
たが、電解隔膜の外側に膜ガイド枠４１を設ける場合も
同様である。

また、縦フレーム４１ｂはできるだけ通水断面積を減少
させないように断面Ｖ字形に形成するのが望ましい。

膜ガイド枠４１は第４ｂ図、第４Ｃ図のように、好まし
くは半円弧状の横フレーム４１ａと縦フレーム４１ｂで
格子状に形成した半円形の枠ユニット４１’　を用い、
これら一対の枠ユニット４１′４１′を左右向い合せて
円形の膜ガイド枠４１に構成する。

これら左右対向の一対の枠ユニット４１’、４’１′は
当接する縦フレーム４１ｂの少なくとも一部にこれら枠
ユニット４１’、４１’を一体に保持するための係合部
を設けるのが望ましい。

図の実施例では、第５図に示すように、枠ユニット４１
′の一側縁フレーム４１ｂに凹部４６ａを形成するとと
もに、他側縦フレーム４１に４１に凸部４６ｂを形成し
た同一形状の一対の枠ユニツト４ビ、４１′を相互に上
下を逆にして対向させ、この凹凸部４６ａ、４６ｂを係
合させて一対の枠ユニット４１’、４１’を一体化する
ことにより円形の膜ガイド枠４１に組立ている。

次に、本発明の詳細な説明する。

本発明では電解隔膜４０が膜ガイド枠４１及び上下支持
部材４２．４３に支持された一体の電解隔膜部材４に構
成され、しかも上下支持部材４２゜４３を０リングを介
して電解ユニットｌの上下フランジ部材９．７に液密且
つ摺動可能に係合させてあり、また上部フランジ部材９
の本体９１に電解隔膜部材４及び内側電極３を挿入ある
いは引き抜きできる貫通孔１１を設け、この貫通孔１１
をキャップ９２で着脱自在に、密閉しているので、キャ
ップ９２を外すことにより、電解ユニット１内から電解
隔膜部材４及び内側電極３を単独に、あるいは−緒に挿
入、引き抜（ことができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように、一方のフランジ部材のキャップ
を取外すだけで電解ユニットに電解隔膜及び内側電極を
、単独あるいは同時に、挿脱できるので、電解隔膜や内
側電極の補修、取替に際し、従来のように、電解ユニッ
トを解体する必要はなくなる。特に、排水パイプ等を連
結しであるフランジ部材を取外さずに上記作業ができる
のでメンテナンスが著しく容易になる。従って、これま
でのように、そのための専門技術者を派遣する必要がな
くなるから、人件費を大幅に節減できる。また、利用者
にとっては、いつでもメンテナンスが可能になるので、
電解イオン水生成装置を最適な状態で効率良（使用する
ことができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電解ユニットの縦断面図、第２図
は電解ユニットの上面図、　第３図は本発明の電解ユニ
ットに使用される電解隔膜部材の一部縦断面を示す側面
図、　第４ａ図乃至第４ｄ図は第３図ａ−ａ線断面図、
　第４ｂ図は第３図ｂｂ線断面図、　第４Ｃ図は第３図
ｃ−ｃ線断面図、　第４ｄ図は第３図・ｄ−ｄ線断面図
、　第５図は膜ガイド枠の組付説明図である。１・・・電解ユニット、　２・・・外側電極、　３・・
・内側電極、　４・・・電解隔膜部材、　（３ａ、５ｂ
・・・給水口、　７，９・・・フランジ部材、　８ａ、
８ｂ・・・電解イオン水排出口、　　１１・・・貫通孔
、　　１２・・・結合部材、　　１３・・・支持孔、　
　１４・・・電解押え部材、　　１５・・・廻り止め部
材、　　１６・・・脚部、　４０・・・電解隔膜、　４
１・・・膜ガイド枠、　４２．４３・・・支持部材、　
４４・・・締付カラー　　９１・・・フランジ部材本体
、　９２・・・キャップ。特許出願人　　　　岡　崎　龍　夫代理人　　弁理士　佐　藤　直　義第５図第４ａ図第４ｉ図第４Ｃ図第４ｄ図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）上、下フランジ部材間に支持された筒状の外側電
極内に内側電極を同芯的に配設するとともに、両電極間
を筒状の電解隔膜部材によって一対の電極室に仕切り、
一方のフランジ部材に給水口を設け、他方のフランジ部
材に前記一対の電極室に各別に連通する一対の電解イオ
ン水排出口を設けてなるイオン水生成装置の電解ユニッ
トにおいて、電解隔膜部材は、筒状の隔膜本体の側辺を
膜ガイド枠に支持させるとともにその両端を筒状の上下
支持部材に固定した一体の組立体からなり、上下支持部
材を前記上下フランジ部材に液密に当接させて上下フラ
ンジ部材間に支持されており、いずれか一方のフランジ
部材は、前記電解隔膜部材を外部から挿入、引抜きでき
る貫通孔を設けたフランジ本体と該貫通孔に着脱自在に
嵌着されるキャップからなり、前記内側電極の一端側支
持ロッド先端部をキャップに支持させたことを特徴とす
るイオン水生成装置の電解ユニット。
（２）キャップが、軸方向に内側電極の支持ロッド先端
を通す支持孔を穿設したキャップ本体とこのキャップ本
体先端の支持孔周りに係合される電極押え部材からなり
、キャップ本体の支持孔に挿入した電極支持ロッドを電
極押え部材により押圧支持するようにした請求項（１）
記載の電解ユニット。
（３）キャップの内側に電解隔膜部材の先端に当接する
脚部を一体に形成してなる請求項（１）または（２）記
載の電解ユニット。
（４）電解隔膜部材の膜ガイド枠が電解隔膜本体と内側
電極または外側電極との間隔を一定に保持するスペーサ
巾を有することを特徴とする請求項（１）、（２）また
は（３）記載の電解ユニット。
（５）電解隔膜部材の膜ガイド枠が、複数の略半円弧状
の横フレームと、この横フレームを結合する一本または
二本以上の縦フレームからなる少なくとも一対の枠ユニ
ットを具備し、これら一対の枠ユニットを左右向い合せ
て円形枠体に構成してなることを特徴とする請求項（４
）記載の電解ユニット。
（６）左右一対の枠ユニットの相対する部材の少なくと
も一部に相互に掛り合う係合部を形成し、該係合部を介
して左右枠ユニットを着脱自在に一体化させたことを特
徴とする請求項（５）記載の電解ユニット。