JP3295754B2 - 開閉器の開閉操作機構、それを備えた開閉器及び開閉器における開閉操作方法 - Google Patents

開閉器の開閉操作機構、それを備えた開閉器及び開閉器における開閉操作方法

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JP3295754B2 JP26507497A JP26507497A JP3295754B2 JP 3295754 B2 JP3295754 B2 JP 3295754B2 JP 26507497 A JP26507497 A JP 26507497A JP 26507497 A JP26507497 A JP 26507497A JP 3295754 B2 JP3295754 B2 JP 3295754B2
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健 広渡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉器の開閉操作
機構、それを備えた開閉器及び開閉器における開閉操作
方法に関するものである。更に詳しくは、手動入状態か
ら自動の投入状態への切戻し操作を行う場合に、所定時
間だけ主接点接触の電気的保持を行って主接点の開放を
防止し、また、自動の投入状態においては、主接点の投
入状態を機械的に保持することによって電力の無駄な消
費を低減することができる、開閉器の開閉操作機構、そ
れを備えた開閉器及び開閉器における開閉操作方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】配電線の遠制用開閉器は、通常は自動で
入切の制御が行われており、停電や配電機器の補修が発
生した場合等、何らかの理由で手動ハンドル入に切り替
えた後は、それら理由が解消されれば、手動ハンドル切
操作によって自動制御状態に戻す必要がある。従来の、
この手動入状態から自動の投入状態へ移行する操作(切
戻し操作)を行うための開閉操作機構としては、切戻し
操作時の主接点の開放が起こらないようにするために、
継続して主接点の投入状態を電気的に保持(保持コイル
の励磁による保持)するようにした、図7に示すような
常時励磁方式のものが使用されている。常時励磁方式の
開閉操作機構においては、切戻し操作において、手動ハ
ンドル1の切操作開始前に投入コイル8、保持コイル9
を励磁することによって連結ロッド6を保持し、投入コ
イル8の励磁は所定時間後に解除して、保持コイル9の
励磁のみで保持するようにし、主接点(固定接触10、
可動接触4)が開放しないようにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の常時励磁方式の開閉操作機構には、次のような
課題があった。即ち、切戻し操作時ばかりでなく、自動
にて投入状態(通常、運転時においては、ほとんどがこ
の状態)において、主接点の投入状態を保持するために
常時電力が消費されているので、運転時の電力消費が多
大であり、維持費がかかりすぎる。また、自動による投
入状態において常時励磁せずにラッチ等の機械的手段に
よる保持を行い、電力消費を低減する開閉操作機構も提
案されている。この機構では、図8に示すように、手動
ハンドル切操作の動作を保証するために、連結ロッド6
による主接点の開放のタイミングを軸側ラッチ爪13と
係止用ラッチ爪14のラッチのタイミングより早くする
必要があり、このため、切戻し操作時には主接点が開放
されてしまうという構造上の問題がある。
【0004】本発明は、上記課題を解消するもので、手
動入状態から自動の投入状態への切戻し操作時に、所定
時間だけ主接点の投入状態を電気的に保持して、切戻し
操作における主接点の開放を防止し、自動の投入へ移行
した状態においては、主接点の投入保持を機械的に行う
ことによって電力の無駄な消費を低減することができる
ようにした、開閉器の開閉操作機構、それを備えた開閉
器及び開閉器における開閉操作方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、開閉器の開閉操作機構であって、主接点の
手動による投入開放を行うハンドル操作機構と、主接点
の投入状態を保持するラッチ機構と、主接点の投入を行
う電気的投入手段と、主接点の投入状態を保持する電気
的保持手段と、上記電気的保持手段による保持の解除を
行う保持解除手段と、を備えており、手動入状態から自
動の投入状態に移行するときに、上記ハンドル操作機構
の自動側への切替操作が行われる前に、上記電気的投入
手段による主接点の投入と、上記電気的保持手段と上記
ラッチ機構による主接点の投入状態の保持を行い、所定
時間後、上記保持解除手段により上記電気的保持手段に
よる保持を解除するようにしてあることを特徴とする、
開閉器の開閉操作機構である。
【0006】第2の発明にあっては、開閉器の開閉操作
機構であって、主接点の手動による投入開放を行うハン
ドル操作機構と、主接点の投入状態を保持するラッチ機
構と、主接点の投入を行う電気的投入手段と、主接点の
投入状態を保持する電気的保持手段と、上記電気的保持
手段による保持の解除を行う保持解除手段と、上記ハン
ドル操作機構が手動入側から自動側へ操作された場合、
操作から所定時間後、上記電気的保持手段による保持を
解除する保持解除手段と、上記ラッチ機構のラッチを解
除するラッチ解除手段と、上記ラッチ機構のラッチを解
除して主接点を開放状態とするラッチ解除開放手段と、
を備えており、手動入状態から自動の投入状態に移行す
るときに、上記ハンドル操作機構の自動側への切替操作
が行われる前に、上記電気的投入手段による主接点の投
入と、上記電気的保持手段と上記ラッチ機構による主接
点の投入状態の保持を行い、所定時間後、上記保持解除
手段により上記電気的保持手段による保持を解除するよ
うにしてあり、手動入状態において、上記ラッチ解除手
段により上記ラッチ機構のラッチを解除するようにして
あり、自動の投入状態から自動の開放をするときに、上
記ラッチ解除開放手段により上記ラッチ機構のラッチを
解除して主接点を開放状態とするようにしてあることを
特徴とする、開閉器の開閉操作機構である。
【0007】第3の発明にあっては、開閉器であって、
第1または第2の発明に係る開閉器の開閉操作機構を備
えたことを特徴とする、 開閉器である。
【0008】第4の発明にあっては、開閉器における開
閉操作方法であって、手動入状態から自動の投入状態に
移行するときに、ハンドル操作機構の自動側への切替操
作を行う前に、電気的投入手段による主接点の投入と、
電気的保持手段とラッチ機構による主接点の投入状態の
保持を行い、所定時間後、上記保持解除手段により上記
電気的保持手段による保持を解除することを特徴とす
る、開閉器における開閉操作方法である。
【0009】本発明に係る開閉器の開閉操作機構は、次
のように作用する。 (a)初期状態(手動切、自動の開放) ハンドル操作機構は自動側、電気的投入手段は切、電気
的保持手段は切、ラッチ機構は解除、主接点は開放状態
である。
【0010】(b)初期状態から自動の投入 制御装置の投入指令が出ると、電気的投入手段は入とな
って主接点は投入される。また、電気的保持手段は入、
ラッチ機構がラッチし、主接点の投入状態が保持され
る。その後、所定時間後に電気的保持手段が切となる
が、ラッチ機構により投入状態は保持される。
【0011】(c)初期状態から手動入 手動操作により、ハンドル操作機構を手動入側へ操作す
ると、主接点は投入される。このとき、ラッチ解除手段
によりラッチ機構は解除されてフリー状態となる。
【0012】(d)手動入状態から自動の投入(切戻し
操作) 制御装置の投入指令が出ると、電気的投入手段と電気的
保持手段が作動し、ハンドル操作機構により投入状態に
あった主接点がそのまま保持される。電気的投入手段は
その後、解除される。そして、ハンドル操作機構を手動
操作により自動側へ操作する。操作時において、主接点
は電気的保持手段により投入状態が保持される。ハンド
ル操作機構が自動側に切替わると、ラッチ機構がラッチ
されて、主接点の投入状態が保持される。電気的保持手
段は保持解除手段により所定時間後に解除される。主接
点はラッチ機構により継続して投入状態が保持される。
【0013】(e)自動入状態から自動の開放 制御装置の開放指令が出ると、ラッチ解除開放手段が作
動して、ラッチ機構が解除となり、主接点が開放とな
る。
【0014】本発明によれば、自動制御側において、主
接点の投入状態をラッチ機構によって機械的に保持でき
るので、従来の常時励磁方式の開閉操作機構と比較して
電力消費を低減することができる。また、手動入状態か
ら自動の投入状態に移行する、いわゆる切戻し操作にお
いて、主接点を開放することなく投入状態を保持するこ
とができ、従来の機械的保持方式の開閉操作機構と相違
して主接点の開放による配電線の停電を来すことはな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る開閉器の開
閉操作機構の手動切、自動の開放状態を示す説明図であ
る。開閉操作機構は、ハンドル操作機構と、ラッチ機構
と、電気的投入手段と、電気的保持手段と、保持解除手
段と、ラッチ解除手段と、ラッチ解除開放手段とを備え
ている。
【0016】ハンドル操作機構は、固定接触10と可動
接触4から構成される主接点Sの投入、開放操作を手動
により機械的に行うもので、ハンドル1、連結ロッド
6、連結ロッド逃がし部6a、ハンドル駆動ロッド7、
駆動ピン7aにより構成されている。ハンドル1は、ハ
ンドル軸2を中心にして回動する。ハンドル軸2にはハ
ンドル状態指針3が設けてある。また、導体11、12
には固定接触10が設けてあり、可動接触4の可動によ
り主接点Sの投入、開放が行われる。可動接触4には、
連結ロッド6が接続されている。連結ロッド6の可動接
触4側端部は、遮断バネ5によって可動接触4を開く方
向へ付勢されている。連結ロッド6の他端部には連結ロ
ッド逃がし部6aが設けてあり、内部にはハンドル駆動
ロッド7の先端部に設けてある駆動ピン7aが移動可能
に収容してある。ハンドル駆動ロッド7の他端部はハン
ドル1に接続してある。なお、ハンドル状態指針3が
「自動」の位置を指すときは、手動操作は切状態にある
ことを示し、自動操作で投入、開放を行うことができる
状態である。
【0017】ラッチ機構は、主接点Sの投入状態を機械
的に保持するもので、軸側ラッチ爪13、係止用ラッチ
爪14により構成されている。軸側ラッチ爪13は、連
結ロッド6に固定されている。係止用ラッチ爪14は
「L」形状で、折曲部が軸ピン14aで回動可能に軸支
されている。係止用ラッチ爪14は、軸ピン14aを中
心に回動することにより軸側ラッチ爪13との係止、係
止解除を行うようにしてある。
【0018】電気的投入手段は、主接点Sの投入操作を
電気的に行うもので、投入コイル8、投入コイル出力接
点22、制御電源23により構成されている。投入コイ
ル8には、上記連結ロッド6が通してあり、投入コイル
8の励磁によって、可動接触4を閉じる方向に連結ロッ
ド6を引込むようにしてある。投入コイル8の励磁、励
磁解除は、投入コイル出力接点22の入切によって行わ
れる。
【0019】電気的保持手段は、主接点Sの投入状態を
電気的に保持するもので、保持コイル9、保持コイル出
力接点21、制御電源23により構成されている。保持
コイル9には、上記連結ロッド6が通してあり、保持コ
イル9の励磁によって、連結ロッド6は動かない状態で
保持される。保持コイル9の励磁、励磁解除は、保持コ
イル出力接点21の入切によって行われる。
【0020】保持解除手段は、切戻し操作時にハンドル
が手動入側から自動側へ操作される場合、操作から所定
時間をおいて電気的保持手段による保持を解除するもの
で、ハンドル情報接点19、ハンドル情報接点駆動レバ
ー20、接点情報入力部26により構成されている。ハ
ンドル情報接点駆動レバー20の一端部はハンドル1に
接続されており、他端部にはハンドル情報接点19が設
けてある。ハンドル情報接点19は、ハンドル1が、手
動入状態で入となるようにしてある。ハンドル情報接点
19が入から切に切替わると、接点情報入力部26が感
知し、所定時間後に保持コイル出力接点21を切る指令
が出されるようになっている。
【0021】ラッチ解除手段は、ラッチ機構を機械的に
解除するもので、ラッチ駆動ロッド16、ラッチ連結ピ
ン16a、ラッチ連結金具15、ラッチ連結金具逃がし
部15aにより構成されている。ラッチ連結金具15の
一端部は、上記係止用ラッチ爪14の後部に設けてある
係止孔14bに接続してある。ラッチ連結金具15の他
端部には、ラッチ連結金具逃がし部15aが設けてあ
る。ラッチ連結金具逃がし部15aの内部には、ラッチ
駆動ロッド16の先端部に設けてあるラッチ連結ピン1
6aが移動可能に収容してある。ラッチ駆動ロッド16
の他端部はハンドル1に接続してある。
【0022】ラッチ解除開放手段は、ラッチ機構による
保持を電気的に解除して主接点Sを切状態とするもの
で、引外しコイル17、引外しレバー18、引外しコイ
ル出力接点25、制御電源23により構成されている。
引外しレバー18は、上記係止用ラッチ爪14の係止側
の後部に接続してある。引外しレバー18は引外しコイ
ル17に通してあり、引外しコイル出力接点25が
(入)になると、引外しレバー18が引外しコイル17
により引込まれて係止用ラッチ爪14が回動し、軸側ラ
ッチ爪13との係止が解除される。
【0023】(作 用)図2は本発明に係る開閉器の開
閉操作機構の手動入状態を示す説明図、図3は本発明に
係る開閉器の開閉操作機構の自動の投入状態を示す説明
図、図4は自動の開放状態から自動の投入状態とする場
合の動作タイミングチャート、図5は手動入状態から自
動の投入状態への切戻し操作を行う場合の動作タイミン
グチャート、図6は自動の投入状態から自動の開放状態
とする場合の動作タイミングチャートである。図1ない
し図6を参照して本発明に係る開閉操作機構の作用を説
明する。
【0024】本発明に係る開閉器の開閉操作機構は、次
のように作用する。 (a)初期状態(手動切、自動の開放)(図1参照) ハンドル1は自動側にある。軸側ラッチ爪13と係止用
ラッチ爪14の係止は解除されている。連結ロッド6
は、投入コイル8、保持コイル9による保持がないた
め、遮断バネ5により引上げられており、可動接触4も
開き、主接点Sは開放状態となっている。
【0025】(b)初期状態から自動の投入(図1→図
3、及び図4のフローチャート参照) 制御装置の投入指令が出ると、投入コイル8と保持コイ
ル9が励磁され、投入コイル8と保持コイル9によって
連結ロッド6が引込まれて軸側ラッチ爪13と係止用ラ
ッチ爪14が係止され、可動接触4が固定接触10と接
触し、主接点Sが投入状態となる。投入コイル8は、投
入コイル励磁時間(T2)経過後に励磁が解除され、保
持コイル9も、ハンドル情報接点確認時間(T1)経過
後に励磁が解除される。これによって、自動の投入状態
における主接点Sの保持は、ラッチ機構である軸側ラッ
チ爪13と係止用ラッチ爪14の係止によってのみ行わ
れる。
【0026】(c)初期状態から手動入(図1→図2参
照) ハンドル1を図において右回動操作することにより、手
動入側に切り替わる。ハンドル1の回動により、連結ロ
ッド6は遮断バネ5の付勢力に抗して引き下げられ、可
動接触4が固定接触10と接触し、主接点Sが投入状態
となる。また、ハンドル1の回動により、ラッチ連結金
具15が引かれ、係止用ラッチ爪14が回動し、軸側ラ
ッチ爪13の移動を邪魔しない位置に回避する。更に、
ハンドル情報接点駆動レバー20が引かれてハンドル情
報接点19が入となる。なお、図2に示すハンドル情報
接点駆動レバー20の長さは、図示の便宜上、図1、図
3に示すものと比較して長く表してあるが、実際は同じ
長さである。
【0027】(d)手動入状態から自動の投入(切戻し
操作)(図2→図3、及び図5のフローチャート参照) 制御装置から投入指令が出ると、投入コイル8と保持コ
イル9が励磁され、主接点Sの投入状態の保持が連結ロ
ッド6による機械的保持に加えて電気的にも行われる。
その後、ハンドル1を図において左回動操作することに
より、自動側に切り替わる。投入コイル8は、投入コイ
ル励磁時間(T2)経過後に励磁が解除される。また、
ハンドル1の操作を行う切戻し操作作業時間(T3)経
過後、ハンドル情報接点19は切となる。また、ハンド
ル1が自動側に戻ることにより、保持コイル9の励磁に
より電気的に保持されている間に、連結ロッド6による
機械的保持が解除されるのと入れ替わりに、ラッチ連結
金具15を介し、係止用ラッチ爪14が回動して軸側ラ
ッチ爪13と係止する。なお、保持コイル9は、ハンド
ル情報接点19が切れてからハンドル情報接点確認時間
(T1)経過後に、接点情報入力部26からの指令によ
り保持コイル出力接点21が切となり励磁が解除され
る。なお、ハンドル1が自動側(すなわち、手動切)に
戻ることによるハンドル駆動ロッド7及びラッチ駆動ロ
ッド16の過剰な戻りは、連結ロッド逃がし部6aとラ
ッチ連結金具15a内部で駆動ピン7aとラッチ連結ピ
ン16aを移動させることにより相殺している。これに
より、主接点Sは開放されることなく、係止用ラッチ爪
14と軸側ラッチ爪13との係止のみによる機械的保持
に移行する。
【0028】(e)自動の投入状態から自動の開放(図
3→図1、及び図6のフローチャート参照) 制御装置の開放指令が出ると、引外しコイル出力接点2
5が入になり、引外しレバー18は引外しコイル17に
よって引込まれる。これによって、係止用ラッチ爪14
が回動し、軸側ラッチ爪13との係止が解除され、連結
ロッド6が遮断バネ5に引上げられて可動接触4が開
き、主接点Sが開放となる。なお、引外しコイル励磁時
間(T4)経過後、引外しコイル出力接点25が切にな
り、引外しコイル17の励磁は解除される。
【0029】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。本発明は、主接点の手動による投入開放を行うハ
ンドル操作機構と、主接点の投入状態を保持するラッチ
機構と、主接点の投入を行う電気的投入手段と、主接点
の投入状態を保持する電気的保持手段と、電気的保持手
段による保持の解除を行う保持解除手段とを備えてお
り、手動入状態から自動の投入状態に移行するときに、
ハンドル操作機構の自動側への切替操作が行われる前
に、電気的投入手段による主接点の投入と、電気的保持
手段とラッチ機構による主接点の投入状態の保持を行
い、所定時間後、保持解除手段により電気的保持手段に
よる保持を解除するようにしてあるので、開閉器の自動
制御側において、主接点の投入状態を機械的に保持で
き、従来の常時励磁方式の開閉操作機構と比較して電力
消費を低減することができる。また、手動入状態から自
動の投入状態に移行させる、いわゆる切戻し操作におい
て、主接点を開放することなく投入状態を保持すること
ができ、従来の機械的保持方式の開閉操作機構と相違し
て主接点の開放による配電線の停電を来すことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開閉器の開閉操作機構の手動の開
放、自動の開放状態を示す説明図。
【図2】本発明に係る開閉器の開閉操作機構の手動入状
態を示す説明図。
【図3】本発明に係る開閉器の開閉操作機構の自動の投
入状態を示す説明図。
【図4】自動の開放状態から自動の投入状態とする場合
の動作タイミングチャート。
【図5】手動入状態から自動の投入状態への切戻し操作
を行う場合の動作タイミングチャート。
【図6】自動の投入状態から自動の開放状態とする場合
の動作タイミングチャート。
【図7】従来の常時励磁方式の開閉操作機構の説明図。
【図8】従来の機械的保持方式の開閉操作機構の説明
図。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 ハンドル軸 3 ハンドル状態指針 S 主接点 4 可動接触 5 遮断バネ 6 連結ロッド 6a 連結ロッド逃がし部 7 ハンドル駆動ロッド 7a 駆動ピン 8 投入コイル 9 保持コイル 10 固定接触 11、12 導体 13 軸側ラッチ爪 14 係止用ラッチ爪 14a 軸ピン 14b 係止孔 15 ラッチ連結金具 15a ラッチ連結金具逃がし部 16 ラッチ駆動ロッド 16a ラッチ連結ピン 17 引外しコイル 18 引外しレバー 19 ハンドル情報接点 20 ハンドル情報接点駆動レバー 21 保持コイル出力接点 22 投入コイル出力接点 23 制御電源 24 制御装置 25 引外しコイル出力接点 26 接点情報入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小柳 利宏 佐賀県佐賀市大財北町1番1号 株式会 社 戸上電機製作所 内 (72)発明者 野口 昭弘 佐賀県佐賀市大財北町1番1号 株式会 社 戸上電機製作所 内 (56)参考文献 特開 平10−326545(JP,A) 特開 平9−293432(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 33/28 - 33/59

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉器の開閉操作機構であって、 主接点の手動による投入開放を行うハンドル操作機構
    と、 主接点の投入状態を保持するラッチ機構と、 主接点の投入を行う電気的投入手段と、 主接点の投入状態を保持する電気的保持手段と、 上記電気的保持手段による保持の解除を行う保持解除手
    段と、を備えており、 手動入状態から自動の投入状態に移行するときに、上記
    ハンドル操作機構の自動側への切替操作が行われる前
    に、上記電気的投入手段による主接点の投入と、上記電
    気的保持手段と上記ラッチ機構による主接点の投入状態
    の保持を行い、所定時間後、上記保持解除手段により上
    記電気的保持手段による保持を解除するようにしてある
    ことを特徴とする、 開閉器の開閉操作機構。
  2. 【請求項2】 開閉器の開閉操作機構であって、 主接点の手動による投入開放を行うハンドル操作機構
    と、 主接点の投入状態を保持するラッチ機構と、 主接点の投入を行う電気的投入手段と、 主接点の投入状態を保持する電気的保持手段と、 上記電気的保持手段による保持の解除を行う保持解除手
    段と、 上記ハンドル操作機構が手動入側から自動側へ操作され
    た場合、操作から所定時間後、上記電気的保持手段によ
    る保持を解除する保持解除手段と、 上記ラッチ機構のラッチを解除するラッチ解除手段と、 上記ラッチ機構のラッチを解除して主接点を開放状態と
    するラッチ解除開放手段と、を備えており、 手動入状態から自動の投入状態に移行するときに、上記
    ハンドル操作機構の自動側への切替操作が行われる前
    に、上記電気的投入手段による主接点の投入と、上記電
    気的保持手段と上記ラッチ機構による主接点の投入状態
    の保持を行い、所定時間後、上記保持解除手段により上
    記電気的保持手段による保持を解除するようにしてあ
    り、 手動入状態において、上記ラッチ解除手段により上記ラ
    ッチ機構のラッチを解除するようにしてあり、 自動の投入状態から自動の開放をするときに、上記ラッ
    チ解除開放手段により上記ラッチ機構のラッチを解除し
    て主接点を開放状態とするようにしてあることを特徴と
    する、 開閉器の開閉操作機構。
  3. 【請求項3】 開閉器であって、 請求項1または2記載の開閉器の開閉操作機構を備えた
    ことを特徴とする、 開閉器。
  4. 【請求項4】 開閉器における開閉操作方法であって、 手動入状態から自動の投入状態に移行するときに、ハン
    ドル操作機構の自動側への切替操作を行う前に、電気的
    投入手段による主接点の投入と、電気的保持手段とラッ
    チ機構による主接点の投入状態の保持を行い、所定時間
    後、上記保持解除手段により上記電気的保持手段による
    保持を解除することを特徴とする、 開閉器における開閉操作方法。
JP26507497A 1997-09-10 1997-09-10 開閉器の開閉操作機構、それを備えた開閉器及び開閉器における開閉操作方法 Expired - Lifetime JP3295754B2 (ja)

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