JP3295524B2 - 作動力伝達装置 - Google Patents

作動力伝達装置

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JP3295524B2
JP3295524B2 JP6386494A JP6386494A JP3295524B2 JP 3295524 B2 JP3295524 B2 JP 3295524B2 JP 6386494 A JP6386494 A JP 6386494A JP 6386494 A JP6386494 A JP 6386494A JP 3295524 B2 JP3295524 B2 JP 3295524B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、操作部から入力され
た2方向の作動力を、操作部から離れた位置の被作動部
に伝達する伝達装置に係り、特に、車両のドアロック部
を操作するのに好適な作動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアには、ドアロック装置が配
設されており、車体側のストライカがドアロック装置の
ラッチと噛み合うことにより、ドアを閉鎖状態に保つこ
とが出来る。このドアロック装置では、ストライカとラ
ッチとの噛み合い状態を保持することによりドアが不用
意に開放しないようになっている。
【0003】上記ドアロック装置は、ドアの外側に設け
たアウトサイドハンドルとケーブルやロッド等の伝達部
材を介して連結されており、アウトサイドハンドルを操
作することにより車外側からドアを開放することが出来
る。
【0004】また、ドアロック装置は、ドアの車室内側
に設けたインサイドハンドルとケーブルやロッド等の伝
達部材を介して連結されており、インサイドハンドルを
操作することにより、ドアロック装置が解除されて、車
室内側からドアを開けることが出来る。
【0005】さらに、車室内には、ドアロック装置をロ
ック状態及び非ロック状態とするノブロックが設けられ
ている。このノブロックは、ドアロック装置とロッド等
の伝達部材を介して連結されており、ドアロック装置を
非ロック状態とすることによりアウトサイドハンドルや
インサイドハンドルの操作でドアを開放することが出
来、ノブロックを操作して、ドアロック装置をロック状
態とすることにより、アウトサイドハンドルやインサイ
ドハンドルを操作してもドアを開放することが出来ない
ようにして、不用意にドアが開放しないようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車室内
からドアロック装置を操作する場合、インサイドハンド
ルによる操作と、ノブロックによる操作の2系統があ
り、これらのインサイドハンドル及びノブロックの操作
をドアロック装置に伝達する伝達部材は、それぞれ専用
に設けられドア内部にそれぞれ配索されている。このた
め、ドア内部にこれらの2つの伝達部材を配索する場合
には、それぞれの伝達部材を配索するためのスペースが
必要となり、ドア内部の他の機器を避けながらによるレ
イアウトが困難で、他の機器を迂回させて配索すると、
伝達部材の長さが長くなり、コスト高となっていた。
【0007】なお、近年インサイドハンドル近傍にノブ
ロックのノブ部分が組み込まれたものが提案されている
が、この場合にも、インサイドハンドルとドアロック装
置との間を連結する伝達部材と、ノブロックとドアロッ
ク装置とを連結する伝達部材とをそれぞれ設定してい
る。このため、上記と同様に、ドア内部へのこれらの伝
達部材のレイアウトが難しくコスト高となっていた。
【0008】そこで、本発明は、安価で、配索レイアウ
トのし易い作動力伝達装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明ンドル操作部から入力した方向
及び回動方向の作動力を、ハンドル操作部から離れた位
置のドアロック部に伝達して、ドアロック部の係合状態
の解除及びロック状態にすると共にロック状態を解除す
る伝達装置であって、前記操作部と前記ドアロック部と
の間に配置されて、一端が操作部に連結され、他端がド
アロック部に連結されたアウターチューブと、その内部
にインナーケーブルが軸方向に移動自在に挿通された伝
達部材と、前記操作部に回動自在に設けられてインナー
ケーブルの一端と連結され、回動することによりインナ
ーケーブルを軸方向へ移動させるハンドル本体と、前記
操作部に回動自在に設けられてアウターチューブの一端
と連結され、回動操作によりアウターチューブを回動さ
せるドアロック用のノブと、前記ドアロック部に設けら
れてアウターチューブの他端が連結されてアウターチュ
ーブの回動と共に回動する回動受部材と、前記回動受
の延長軸線に沿って配置されインナーケーブルの軸方
向への移動により軸方向に沿って移動可能な軸方向受部
材とを有し、前記回動受部材と軸方向受部材とは、軸方
向受部材の軸方向の移動時には回動受部材と遊びを持っ
て挿入結合し、アウターチューブの軸心を中心とする回
動受部材の回動時には軸方向受部材と一体に回動可能に
挿入結合していることを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、操作部のインサイド
ハンドルを操作してインナーケーブルを軸方向に移動さ
せると、回動受部材に影響を与えることなくドアロック
部の軸方向受部材が軸方向へ移動する。また、操作部の
ドアロック用ノブを回動させることによりアウターチュ
ーブ回動時にドアロック部の回動受部軸方向受部
材とは一体となって回動し、軸方向への移動及び回動力
は同一軸心線上で行なわれる。
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る作動力伝達装置が適用さ
れたドアロック装置の実施例について説明する。なお、
図1(a)は自動車のドアを示す正面図であり、(b)
はドアロック部の一部を拡大した斜視図である。また、
図2、図3は伝達部材であるインナーケーブルとアウタ
ーチューブを示し、図4乃至図7は操作部であるインサ
イドハンドル5とドアノブ11を示す。また、図8乃至
図10はドアロック部3を示す。
【0016】図1(a)に示すように、自動車のドア1
には、後端部側に被作動部であるドアロック部3が配設
され、中間部車室内側に操作部であるインサイドハンド
ル5が配設されている。また、インサイドハンドル5に
は、ドアロック用のノブ11が一体に組み込まれてい
る。さらに、ドアの外部には、アウトサイドハンドル8
が配設されている。ドアロック部3とインサイドハンド
ル5とは伝達部材7で連結され、ドアロック部3とアウ
トサイドハンドル8とは作動ロッド107で連結されて
いる。インサイドハンドル3とノブ11から入力された
回動方向及び軸方向の作動力が伝達部材7によりドアロ
ック部3に伝達される。
【0017】伝達部材7は、図2及び図3に示すよう
に、長尺筒状のアウターチューブ15と、このアウター
チューブ15の内部に軸方向に移動自在に挿通されたイ
ンナーケーブル17とからなる。アウターチューブ15
の一端側の端末部分には、筒状の止め具19が固定され
ている。この止め具19の外周にはセレーション21が
形成されている。また、アウターチューブ15の他端側
の端末部の外周にもセレーション23が形成されてい
る。インナーケーブル17の一端側は、アウターチュー
ブ15の端末部を突出しており、その先端部には、軸方
向に対して交差したピン25が固着されている。また、
インナーケーブル17の他端側は、アウターチューブ1
5の他端側を突出しており、その先端部にはフック27
が固着されている。この伝達部材7は、一側がインサイ
ドハンドル5に連結される。
【0018】インサイドハンドル5は、図4及び図5に
示すように、ベース部材29の一側に伝達部材7の一端
が連結される連結部31が形成され、この連結部31の
近傍にハンドル本体(軸方向操作機構)33が配置され
ている。連結部31には、ベース部材29から一対の支
持壁35、35が立設されており、これらの支持壁3
5、35には、図6に示すように、同軸的に設けられた
支持孔35a、35aが設けられている。また、支持壁
35、35間には、ノブ(回動操作機構)11の一側が
挿入されている。このノブ11には、挿通孔37が形成
されており、支持孔35a、35aと連通されている。
また、挿通孔37の内壁にはセレーションが形成されて
おり、伝達部材7の端末に固着された止め具19のセレ
ーション21と噛み合って、止め具19とノブ11とが
一体に回転する。ノブ11の他側は、図7に示すように
ベース部材29から上部に突出して把持部41となって
いる。そして、把持部41を回動させることにより止め
具19が同方向に回動し、アウターチューブ15が回動
する。このノブ11は、ドア1の施錠状態をロックする
ロック位置と、非ロック位置の間で回動する。
【0019】また、ノブ11の近傍には、所定の間隔を
あけて支持壁43、43が立設されている。これらの支
持壁43、43間にはハンドル本体33の一側が配置さ
れており、ピン45で回転自在に支持されている。ハン
ドル本体33の一側はベース部材29側に屈曲されて支
持部33aが形成されている。この支持部33aに、連
結部31に連結されたインナーケーブル17の端末のピ
ン25が固定されている。そして、ハンドル本体33の
他側をベース部材29が離間する方向に引上げて、ピン
45を中心にハンドル本体33を図6において時計方向
に回動させることにより、インナーケーブル17の端末
のピン25が、時計方向に回動してインナーケーブル1
7を軸方向に移動させ、アウターチューブ15内からイ
ンナーケーブル17を引き出す。これらのアウターチュ
ーブ15とインナーケーブル17の他端側は、被作動部
であるドアロック部3と連結されている。
【0020】ドアロック部3は、図8(a)、(b)、
図9に示すように、合成樹脂製のボディ本体47が、金
属製のベースプレート49とカバープレート51とで挟
持され、ベースプレート49を挟んでボディ本体47の
反対側に施解錠機構53が配置されている。
【0021】ボディ本体47には、ドア1(図1参照)
の閉時にストライカ55が進入する進入口57が設けら
れている。また、ボディ本体47とカバープレート51
との間には、図9に示すように、進入口57に進入した
ストライカ55と噛み合うラッチ59が配置され、カバ
ープレート51に支軸61を介して回転自在に支持され
ている。
【0022】ラッチ59には、ストライカ保持溝63が
設けられて略U字状に形成されており、カバープレート
51に軸支された状態では、ストライカ保持溝63が進
入口57の開口側に位置する噛み合い待機位置にばね
(不図示)により付勢されている。また、ラッチ59の
一方の端部には、鉤状の係止部65が形成されている。
この係止部65には、カバープレート51とボディ本体
47との間に配置され、カバープレート51に支軸67
を介して回転自在に支持されたポール69のロック爪部
71が係合する。
【0023】この場合、ラッチ59が噛み合い待機位置
にある状態からストライカ55が進入口57に進入する
と、ストライカ保持溝63内にストライカ55が挿入さ
れると共に、ストライカ55の進入により、ラッチ59
が図8において反時計方向へ回動し、係止部65にポー
ル69のロック爪部71が係合することで施錠される。
【0024】ポール69を図8(b)において反時計方
向に回動させて、ロック爪部71と係止部65との係合
状態を解除することによりラッチ59が支軸61を中心
に回動して、ストライカ55を進入口57側へ押し出
す。ポール69をカバープレート51に回転自在に支持
する支軸67は、ベースプレート49を貫通して施解錠
機構53側に突設されており、オープンレバー73が固
定されている。
【0025】施解錠機構53は、インサイドハンドル5
からの作動力を受ける作動力受機構75と、アウトサイ
ドハンドル8からの作動力を受ける機構77とからな
る。
【0026】作動力受機構75は、図1及び図10
(a)、(b)に示すように、回動受部材79と、軸方
向受部材であるサブレバー87とからなる。回動受部材
79は、筒状でベースプレート49に屈曲形成された支
持片部83に回動自在に支持されている。この回動受部
材79の上部開口内には、アウターチューブ15の他端
が挿入されている。また、部開口の内壁には、セレーシ
ョンが形成されており、アウターチューブ15の他端の
セレージョン23と噛み合う。これによりアウターチュ
ーブ15の軸心回りの回動により、回動受部材79が同
方向に回動する。さらに、回動受部材79の外周には、
下部開口側から上方に向けて一対のスリット85、85
が形成されている。この回動部材79の内部に前記し
た軸方向受部材となるサブレバー87が挿入されてい
る。
【0027】サブレバー87は中実の丸棒で、上端部
に、直径方向に貫通する矩形状の連結孔89が形成され
ている。この連結孔89内には、回動受部材79に端末
が連結されたアウターチューブ15内を挿通するインナ
ーケーブル17の他側のフック27が引掛られている。
また、サブレバー87の連結孔89の下部には、軸直角
方向にピン91が両端部を突設した状態で設けられてい
る。このピン91は、両端部が回動受部材79に設けた
スリット85、85内に挿入されている。これにより、
回動受部材79の回動と共に、サブレバー87が回動す
ると共に、インナーケーブル17の軸方向への移動によ
り、サブレバー87が軸方向へ移動可能となっている。
【0028】サブレバー87のピン91の下部には、外
周から突出する凸部93が形成されている。この凸部9
3は、前述したオープンレバー73の受片部95の下部
に位置しており、サブレバー87が軸方向の上側に移動
すると、凸部93がオープンレバー73の受片部95に
当接し、オープンレバー73を回動させる。これによ
り、オープンレバー73と同軸のポール69が回動し
て、ラッチ59のロック状態が解除される。
【0029】さらに、サブレバー87には、凸部93の
下部にレバー97が固着されている。このレバー97と
ベースプレート49の下端部49aとの間には、引張コ
イルばね99が掛け渡されている。このため、サブレバ
ー87は常時下方へ付勢されている。
【0030】さらに、サブレバー87の下端部の下部に
は、オープンレバー101の受片部103が位置してい
る。このオープンレバー101は、ベースプレート49
に支軸105を介して回転自在に支持されており、支軸
105を介して受片部103の反対側には、アウトサイ
ドハンドル8と連結された作動ロッド107が連結され
ている。そして、アウトサイドハンドル8を作動して、
作動ロッド107を下方に移動させると、オープンレバ
ー101が図10(b)において時計方向に回動し、受
片部103がサブレバー87の下端部と当接してサブレ
バー87を上方へ移動させる。サブレバー87が上方へ
移動することにより、オープンレバー73が回動して、
ポール69を回動させ、ラッチ59のロック状態が解除
される。
【0031】次に上記ドアロック装置の作動について説
明する。ドア1が車体の開口部を閉鎖した状態から説明
する。この状態では、ストライカ55がラッチ59に挿
入されて施錠されると共に、この施錠状態がロックされ
ている。すなわち、ノブ11がロック位置に回動されて
サブレバー87が回動し、凸部93がオープンレバー7
3の下部から退避して、ハンドル本体33、アウトサイ
ドハンドル8を操作しても空振りして、ドアが開放する
ことがない。
【0032】ドアの施錠状態がロックされている状態か
ら、ノブ11をロック解除位置に回動させてロック状態
を解除する。すなわち、ノブ11をロック解除位置に回
動させると、アウターチューブ15が回動し、ドアロッ
ク部3の回動受部材79が回動する。回動受部材79が
回動するとサブレバー87が回動して、凸部93がオー
プンレバー73の受片部95の下部に位置する。そし
て、車室内側からドアを開放する場合には、ハンドル本
体33を回動させて、インナーケーブル17を軸方向に
引っ張ることにより、サブレバー87が図8(a)にお
いて、上方へ移動し、凸部93がオープンレバー73の
受片部95に当接して、オープンレバー73を回動させ
る。オープンレバー73が回動すると、このオープンレ
バー73と同軸のポール69が回動して、ロック爪部7
1が係止部65から外れて、ラッチ59が図8(b)の
時計方向に回動し、ストライカ55を進入口57の開口
側に押し出す。
【0033】また、車外側からドアを開放する場合に
は、アウトサイドハンドル8を操作して、作動ロッド1
07を図10(b)において、上方に移動させると、オ
ープンレバー101の受片部103がサブレバー87の
下端部に当接して、サブレバー87を上方に移動させ
る。サブレバー87が上方に移動すると、凸部93がオ
ープンレバー73の受片部95に当接し、ポール69を
回動させて、ラッチ59が回動し、ストライカ55を進
入口57の開口側に押し出す。
【0034】次に、ドアが開放されている状態から、施
錠し、この施錠状態をロックする場合について説明す
る。ドアを閉めるとストライカ55が進入口57から進
入し、ラッチ59のストライカ保持溝63内に挿入す
る。そして、ストライカ55がラッチ59を付勢力に抗
して回動させ、進入口57の奥側に移動すると、ラッチ
59の係止部65にポール69のロック爪部71が係合
する。これにより、ドアが施錠される。次に、ノブ11
をロック位置に回動させて、アウターチューブ15を回
動させる。これにより、回動受部材79が回動して、サ
ブレバー87を回動させ、凸部93をオープンレバー7
3の受片部95の下部から退避させる。この状態では、
ハンドル本体33やアウトサイドハンドル8を操作しサ
ブレバー87を上方に移動させても空振り状態となり、
オープンレバー73が回動することがない。
【0035】本実施例によれば、ハンドル本体33の作
動をドアロック部3に伝達するための伝達部材と、ノブ
11の作動をドアロック部3に伝達するための伝達部材
をそれぞれ別体に設ける必要がないので、ドアロック装
置が安価になり、伝達部材7をドア内部の狭い空間を配
索する場合にもレイアウトがし易くなる。
【0036】また、伝達部材として、インナーケーブル
とアウターチューブからなるワイヤを用いているので、
曲げに対する自由度が高くなり、ドア内部の狭い空間内
に配索する場合にも、配索の自由度が高くなる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、操作部のインサイドハンドルを操作してインナー
ケーブルを軸方向に移動させると、ドアロック部の軸方
受部材が回動受部材へ影響を与えることなく軸方向へ
移動可能となる。また、操作部のドアロック用ノブを回
動させることによりアウターチューブを回動させる回動
時にドアロック部の回動受部材軸方向受部材とは一体
となって共に回動するため、同一軸心上で牽引移動及び
回動力の伝達ができる結果、ドア内部の狭い空間内に大
きな占有スペースを有することなくコンパクトに配置で
きる。しかも、部品点数が少なくなってドアロック装置
が安価になる。
【0038】
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る作動力伝達装置が用いら
れたドアロック装置が取り付けられたドアを示す正面
図、(b)は作動力受機構を示す斜視図である。
【図2】伝達部材を示す正面図である。
【図3】伝達部材を示す断面図である。
【図4】インサイドハンドルを示す正面図である。
【図5】インサイドハンドルを示す側面図である。
【図6】インサイドハンドルと伝達部材との連結状態を
示す断面図である。
【図7】インサイドハンドルに組み込まれたノブを示す
正面図である。
【図8】ドアロック部を示し、(a)は側面図、(b)
は正面図である。
【図9】ドアロック部のボディ本体を示す断面図であ
る。
【図10】ドアロック部を示し、(a)は回動受部材を
示す断面図、(b)はドアロック部を示す背面図であ
る。
【符号の説明】
3 ドアロック部 5 インサイドハンドル 7 伝達部材 11 ノブ 15 アウターチューブ 17 インナーケーブル 33 ハンドル本体 75 作動力受機構 79 回動力受部材 81 軸方向受部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/20 B60J 5/04 F16C 1/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル操作部から入力した方向及び
    回動方向の作動力を、ハンドル操作部から離れた位置の
    ドアロック部に伝達して、ドアロック部の係合状態の解
    除及びロック状態にすると共にロック状態を解除する伝
    達装置であって、前記操作部と前記ドアロック部との間
    に配置されて、一端が操作部に連結され、他端がドアロ
    ック部に連結されたアウターチューブと、そのにイ
    ンナーケーブルが軸方向に移動自在に挿通された伝達部
    材と、前記操作部に回動自在に設けられてインナーケー
    ブルの一端と連結され、回動することによりインナーケ
    ーブルを軸方向へ移動させるハンドル本体と、前記操作
    部に回動自在に設けられてアウターチューブの一端と連
    結され、回動操作によりアウターチューブを回動させる
    ドアロック用のノブと、前記ドアロック部に設けられて
    アウターチューブの他端が連結されてアウターチューブ
    の回動と共に回動する回動受部材と、前記回動受部材
    延長軸線に沿って配置されインナーケーブルの軸方向へ
    の移動により軸方向に沿って移動可能な軸方向受部材と
    を有し、前記回動受部材と軸方向受部材とは、軸方向受
    部材の軸方向の移動時には回動受部材と遊びを持って挿
    入結合し、アウターチューブの軸心を中心とする回動受
    部材の回動時には軸方向受部と一体に回動可能に挿入結
    合していることを特徴とする作動力伝達装置。
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