JP3295403B2 - シールドセグメントの組立工法 - Google Patents

シールドセグメントの組立工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド工法で使
用するシールドセグメントの組立工法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】シールド工法は周知のようにシールド機
の先端に設けたカッターホイールを回転させるとともに
既設のシールドセグメントを反力体にしてシールド機内
に設けたシールドジャッキにより推進力を与えて地盤掘
削を行い、掘削土は例えば泥水とともに地上に排土す
る。
【0003】そしてシールド機により掘削した掘削孔の
周面をトンネル覆工材であるセグメントにより被覆し、
地山とセグメントとの間に余掘削部に通常、モルタル等
の裏込材を注入して強化させる。
【0004】ところで、このようにシールド機で掘削し
た掘削孔の周面を被覆するセグメントは複数の部材に分
割されていて、それを組立てることにより円筒体である
セグメントリングになるものであり、例えば図14に示す
ように7分割した場合、両側に継手面12a,12bが円筒
中心Oに向かう大形のセグメント11A(Aセグメント)
の4個と、一側の継手面12aが円筒中心Oに向かい他側
の継手面12bがテーパー面である大形のセグメント11B
(Bセグメント)の2個と、両側の継手面12a,12bが
テーパー面である小形のセグメント11C(Kセグメン
ト)の1個とからなり、セグメント11Bとセグメント11
B間にセグメント11Cをトンネル内部から矢印で示す半
径方向に嵌込んでセグメントリングを組立てていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な方式による従来のセグメントの場合には、キーセグメ
ントである小形の部材11Cはセグメント相互を締結する
せん断ボルトのみで支えることになり、経年の金属疲労
その他でせん断ボルトが破損し、集中荷重を受けるとセ
グメントが脱落する等のおそれもある。
【0006】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、集中荷重、偏荷重に対して安定した構造とすること
やコーキング材の脱落防止を図ることができるので、恒
久性の高いものとすることができるシールドセグメント
の組立工法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、セグメントはセグメントリングを構成するも
のとして同一形状で4分割され、セグメント相互の周方
向継手面は、軸方向中間点において全て円心方向に向か
うるものであり、キーセグメントは、平面形状がトンネ
ル進行方向に拡幅する等脚台形状であり、下側に位置す
る第1のセグメントに対して第2、第3のセグメントが
この第1のセグメントとは逆向きであるトンネル進行方
向にすぼまる向きで左右両側に組み、キーセグメントは
天井位置で第2、第3のセグメント間に、前記第1のセ
グメントと同じ向きで、セグメントエレクターでトンネ
ル軸線方向に押圧するように嵌め込むことを要旨とする
ものである。
【0008】本発明によれば、4つのセグメントと少な
い数でセグメントリングを形成でき、その組立てが容易
であるとともに、キーセグメントは継手面が円心方向に
向いているのでセグメントに作用する軸力がせん断抵抗
力として有効に働く。その結果、せん断ボルトの支持力
に頼ることも少なく、集中荷重、偏荷重に対して安定し
た構造とすることができる。また、前記継手面は逆テー
パー型となっているので、コーキング材の脱落防止も図
れる。
【0009】また、セグメント相互の周方向継手面は軸
方向中間点において全て円心方向に向かうようにしたの
でより安定性を高めることができる。
【0010】さらに、キーセグメントは平面形状がトン
ネル進行方向に拡幅する等脚台形状であるので、トンネ
ル軸線方向に嵌め込むのに幅の小さい側から楽に押し入
れることができ、全てのセグメントが同じ形状であるか
ら、コストの低減を図ることができ、また、搬入の順序
等の管理が不要となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
ついて詳細に説明する。図7、図8は本発明のシールド
セグメントの組立工法でのシールドセグメントの第1実
施形態を示す正面図で、均等に分割された4個のセグメ
ント1A〜1Dからなり、図9に示すように各セグメン
ト1A〜1Dの周方向の断面形状はこの4個のセグメン
ト1A〜1Dでトンネル覆工材を組立てた場合にセグメ
ントリングを構成するように円弧状のものである。
【0012】また、各シールドセグメント1A〜1Dは
全て同一形状で長辺3aと短辺3bとがある平面形状が
等脚台形であり、両側継手面2a,2bは軸方向に対し
て傾斜したテーパー面とされる。
【0013】前記セグメント1A〜1Dの組立て工法を
説明すると、図1はその組立ての様子を示すものである
が、工程としては、まず図2に示すように長辺3a側を
切羽側にして、すなわち、トンネル進行方向に拡幅する
ように、第1のセグメント1Aを地面上に置く。図中4
はシールド機を示す。
【0014】次いで図3に示すように短辺3b側を切羽
側にして第2のセグメント1Bを例えばセグメントエレ
クターで吊上げ、第1のセグメント1Aの一側の継手面
2aと接合する。この場合、第2のセグメント1Bは第
1のセグメント1Aとは逆の向きに拡幅する。
【0015】次いで図4に示すように第3のセグメント
1Cを吊り上げ、第1のセグメント1Aの他側の継手面
2bと接合する。この第3のセグメント1Cの拡幅方向
は第2のセグメント1Bと同じである。
【0016】そして図5に示すように長辺3a側を切羽
側にしてキーセグメントである第4のセグメント1Dを
吊り上げ、その先端(短辺3b側)を第2のセグメント
1Bと第3のセグメント1Cとの間にして、図1にも示
すようにセグメントエレクター5で矢印で示すようにト
ンネル軸線方向に押圧する。この第4のセグメント1D
は第1のセグメント1Aと同じくトンネル進行方向に拡
幅するものである。
【0017】図6に示すように第4のセグメント1Dは
くさびとして作用し、4個のシールドセグメント1A〜
1Dにより掘削孔の周面を被覆するセグメントリングと
なる。
【0018】この状態では図7に示すようにシールドセ
グメント1A〜1Dの相互の周方向の継手面2a,2b
は全てトンネルの円心方向に向かうこととなるので、キ
ーセグメントである第4のセグメント1Dの継手面2
a,2bも円心方向に向かう。
【0019】かかる継手面の特性は図12に示すように継
手面のせん断抵抗力(Q0 )は、 Q0 =S+f・N f:継手面の静止摩擦係数 S:ボルトのせん断抵抗力 となり、 継手面に作用するせん断力(Q1 ) Q1 =Q である。
【0020】セグメントに作用する軸力とせん断抵抗力
の関係を図13に示すが、前記のごとく継手面2a,2b
が円心方向に向いているのでセグメントに作用する軸力
がせん断抵抗力として有効に働く。
【0021】なお、トンネル長さ方向によるセグメント
リング間では図7と図8に示すように各シールドセグメ
ント1A〜1Dの相互の周方向の継手面の位置は、ずれ
ることになるが、第4のセグメント1Dが天井部にある
ことは変わりがなく、前記セグメントに作用する軸力が
せん断抵抗力として有効に働くのは同様である。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明のシールドセグ
メントの組立工法は、第1に、4つのセグメントと少な
い数でセグメントリングを形成でき、その組立てが容易
であるとともに、キーセグメントは継手面が円心方向に
向いているのでセグメントに作用する軸力がせん断抵抗
力として有効に働き、その結果、せん断ボルトの支持力
に頼ることも少なく、集中荷重、偏荷重に対して安定し
た構造とすることやコーキング材の脱落防止を図ること
ができるので、恒久性の高いものとすることができるも
のある。
【0023】第2に、キーセグメントは平面形状がトン
ネル進行方向に拡幅する等脚台形状とすれば、トンネル
軸線方向に嵌め込むのに幅に小さい側から楽に押し入れ
ることができるものである。
【0024】第3に、全てのセグメントを同じ形状とす
ることにより、コストの低減を図ることができ、また、
搬入の順序等の管理が不要となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシールドセグメントの組立工法の第1
実施形態を示す組立状態の説明図である。
【図2】本発明のシールドセグメントの組立工法の第1
工程の斜視図である。
【図3】本発明のシールドセグメントの組立工法の第2
工程の斜視図である。
【図4】本発明のシールドセグメントの組立工法の第3
工程の斜視図である。
【図5】本発明のシールドセグメントの組立工法の第4
工程の斜視図である。
【図6】本発明のシールドセグメントの組立工法の第5
工程の斜視図である。
【図7】本発明のシールドセグメントの組立工法の1セ
グメントリングの正面図である。
【図8】本発明のシールドセグメントの組立工法の他の
1セグメントリングの正面図である。
【図9】本発明のシールドセグメントの組立工法のシー
ルドセグメントの1個の斜視図である。
【図10】本発明のシールドセグメントの組立工法のシ
ールドセグメントの展開図である。
【図11】本発明のシールドセグメントの組立工法のシ
ールドセグメントの組立状態の斜視図である。
【図12】継手特性を示す説明図である。
【図13】セグメントに作用する軸力とせん断抵抗力に
関係を示すグラフである。
【図14】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1A…第1のセグメント 1B…第2のセグ
メント 1C…第3のセグメント 1D…第4のセグ
メント 2a,2b…継手面 3a…長辺 3b…短辺 4…シールド機 5…セグメントエレクター 11A,11B,11C…セグメント 12a,12b…継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山辺 邦雄 東京都中央区銀座8丁目14番14号 日特 建設株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−156299(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/40 E21D 11/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セグメントはセグメントリングを構成す
    るものとして同一形状で4分割され、セグメント相互の
    周方向継手面は、軸方向中間点において全て円心方向に
    向かうるものであり、キーセグメントは、平面形状がト
    ンネル進行方向に拡幅する等脚台形状であり、下側に位
    置する第1のセグメントに対して第2、第3のセグメン
    トがこの第1のセグメントとは逆向きであるトンネル進
    行方向にすぼまる向きで左右両側に組み、キーセグメン
    トは天井位置で第2、第3のセグメント間に、前記第1
    のセグメントと同じ向きで、セグメントエレクターでト
    ンネル軸線方向に押圧するように嵌め込むことを特徴と
    したシールドセグメントの組立工法。
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