JP3295160B2 - シートベルト装着補助装置 - Google Patents

シートベルト装着補助装置

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JP3295160B2
JP3295160B2 JP02348793A JP2348793A JP3295160B2 JP 3295160 B2 JP3295160 B2 JP 3295160B2 JP 02348793 A JP02348793 A JP 02348793A JP 2348793 A JP2348793 A JP 2348793A JP 3295160 B2 JP3295160 B2 JP 3295160B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/02Semi-passive restraint systems, e.g. systems applied or removed automatically but not both ; Manual restraint systems
    • B60R22/03Means for presenting the belt or part thereof to the wearer, e.g. foot-operated

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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗員がシートベルトを
装着する際にシートベルトを取り易く補助する装置に関
する。
【0002】
【従来技術】一般に自動四輪車の前席のシートベルト
は、センターピラーの車室側のスルーアンカーに掛けら
れており、シートに着座するとスルーアンカー近傍に手
を回してシートベルトを把み引き出して装着していた。
【0003】しかるに2ドア車になるとセンターピラー
が、シート位置に対してより後方に位置するため、シー
トベルトを掴むのが不便となるので、必要な時にシート
ベルトを前方へ移動させ、取り易くする補助装置(ベル
トリーチャー装置)の例(特開昭62-6850 号公報、特開
平4-159161号公報等)が種々提案されている。
【0004】例えば特開平4-159161号公報に記載された
ものは、図1に示すように車室内のセンターピラー02の
付け根近傍に設けられたリトラクタ装置03から上向きに
引出されたシートベルト04は、センターピラー02の上部
に設けられたスルーアンカー05を通過し下向きに折り返
され、途中タング08を通してその端部をフィーダアーム
06の遊端に繋着されている。
【0005】フィーダアーム06はシートクッション07a
とシートバック07bとの枢着部の近傍にその基端部が回
動自在に枢着さており、ドアの開閉動作に応動し、ドア
が閉じられた状態では実線で示す前方の使用位置にあっ
てシートベルト04を乗員の手の届き易い位置に移動し、
ドアを開くとフィーダアーム06は仮想線で示す後方の格
納姿勢に回動し、乗員の乗り降りの妨げとならないよう
になっている。
【0006】また他の例では、図2に示すように、リア
サイドライニング016 内に取付けられたガイドアーム01
9 がショルダーベルト出口018 からシートベルト010 お
よびタングプレート011 を略水平に前方へ移動させるこ
とで前席のシートベルト010を取り易くし、シートベル
ト010 を後方へ引っ込めることで後席への乗降性を良好
に確保するものである。
【0007】
【解決しようとする課題】しかしながら前者の例ではベ
ルトを取り易くするためフィーダアーム06を長く設定す
ると、シートベルト装着時に大きなスラック(たるみ)
が生じてしまうのでベルトの取り易さを優先してアーム
を十分に長くすることができない。
【0008】そこでアウターシートレールを設けてフィ
ーダアーム06の枢着位置をレールに沿って前後に移動で
きるようにしたものもあるが、前方位置にあるときはシ
ートベルトがドア開口を横切る形となるため後席への乗
降の妨げとなる。
【0009】またフィーダアーム06自体がアンカー強度
を要求されるため軽量化が難しく、そのためアーム駆動
系も大型化して重量増となる。アウターシートレールに
ついてもアンカー強度は要求され、これもコスト高、重
量増につながる。
【0010】仮にフィーダアーム06のアーム長が十分と
れたとしても、実際にベルトを掴むタング08付近の動き
は、アーム長に比べ小さく取り易さやベルトへの注意を
喚起する力はマニュアルベルトに比べて大幅な改善は期
待できない。
【0011】さらにはフィーダアーム06のヒンジがスプ
リングで自立しているため、シートベルトのスラックの
要因となる。このスラックはテンションレリーファを装
備した場合のスラックを打消してしまうので、結果とし
てスラックがあるのに圧迫感があるという場合も考えら
れる。
【0012】一方後者の例の場合、センターピラーにス
ルーアンカーを設ける一般的な構成では機構自体が成立
しないものであり、ショルダーベルト出口018 はリアサ
イドとなる。しかもリーチャーを直線運動させる機構は
複雑で大型となることもあり車幅の充分に大きな車種に
しか適用できないという欠点を有する。したがって搭載
車種は著しく限定される。
【0013】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、操作性と乗降性とを両立さ
せ、小型・軽量・低コストで汎用性の高いシートベルト
装着補助装置を供する点にある。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、シートバックの肩部近傍
の車体側壁に基端を枢支され揺動可能なアームと、同ア
ームの先端に基端を枢着されて旋回可能なフックと、前
記アームおよび前記フックを格納姿勢と起立姿勢との間
で駆動させる駆動手段と、前記アームの枢支点において
同アームとは互いに独立に揺動可能に枢支され前記駆動
手段により揺動する駆動レバーと、前記駆動レバーを格
納方向に付勢する駆動レバー付勢手段と、前記アームを
格納方向に付勢するアーム付勢手段と、前記アーム内に
設けられ前記駆動レバーの前記アームとの相対的な揺動
を前記フックの旋回に伝達するフック駆動伝達手段と、
前記駆動レバーの所定の揺動範囲での揺動を前記アーム
の揺動に伝達するアーム駆動伝達手段と、シートベルト
装着の準備が完了したことを検出する装着準備完了検出
手段と、シートベルトが装着されたことを検出する装着
検出手段と、前記装着準備完了検出手段の検出信号によ
りシートベルト装着の準備が完了したことを判別すると
前記駆動手段を制御して前記フック駆動伝達手段を介し
格納姿勢から前記フックを旋回してシートベルトの一
部を捕獲し次いで前記アーム駆動伝達手段を介して前記
アームを前方へ揺動して起立姿勢にし、さらに前記装着
検出手段の検出信号によりシートベルトの装着を判断す
ると起立姿勢から前記アームと前記フックを元の格納姿
勢に前記駆動レバー付勢手段と前記アーム付勢手段によ
復帰させる制御手段とを備えたシートベルト装着補助
装置とした。
【0015】アーム先端のフックがシートベルトの一部
を捕獲しアームの揺動で前方へ移動するので乗員はシー
トベルトを取り易く、シートベルトを装着する時以外は
アームとフックは格納姿勢に復帰するので乗降性も良好
である。フックの駆動伝達手段をアーム内に設けて外部
に露出させていないので、外観上好ましい。
【0016】アームやフックは単にシートベルトを前方
に移動させるだけのものでアンカーの役割を果さないの
で、アンカー強度は要求されず小型・軽量・低コスト化
が図れる。
【0017】従来の一般的シートベルト装置に適用する
ことができ汎用性に富む。またテンションレリーファや
テンションレデューサ等の張力調整機構を備えたシート
ベルト装置に適用した場合でも、その機能を妨げること
なく効果を発揮できる。
【0018】
【実施例】以下図3ないし図8に図示した本発明の一実
施例について説明する。図3は、本実施例の2ドア車に
おけるシートベルト装着補助装置1の全体構成を示す図
である。
【0019】前部座席は、シートクッション2、シート
バック3、ヘッドレスト4からなり、シートバック3の
側方のセンターピラー5の下部のサイドライニング6の
内側にELR(緊急時ロック式リトラクター)ユニット
11が内蔵され、同ELRユニット11のドラムに巻き込ま
れたシートベルト10が上方に繰り出されて車室内に出て
センターピラー5の上部に取り付けられたスルーアンカ
ー12を通って下向きに折り返され、途中タングプレート
13を通してその端部をセンターピラー5の付け根近傍に
繋着されている。
【0020】そのシートクッション2を隔てた反対側に
バックル14が設けられている。以上のシートベルト装置
は従来のものと変わらない一般的なものである。
【0021】そしてセンターピラー5の前記スルーアン
カー12が取り付けられた位置よりも上方所定位置に枢軸
20に基端部を枢支され前後に揺動自在にリーチャーアー
ム21が支持されている。
【0022】リーチャーアーム21の先端にはリーチャー
アーム21と略直角方向に突設されたフック22が、旋回自
在に設けられている。図3において実線で示す格納姿勢
ではリーチャーアーム21は枢軸20からセンターピラー5
に沿って下方へ向かい略L字状に曲げられたフック22が
後方に指向してスルーアンカー12の下方に位置してスル
ーアンカー12によって折り返したシートベルト10の間に
嵌挿されている。
【0023】このリーチャーアーム21、フック22を駆動
するパワーユニット24がサイドライニング6内のELR
ユニット11の隣に設けられている。パワーユニット24
は、モータによってプーリ25を回動して、プーリ25に巻
き付けられたケーブル26を巻き込み牽引することがで
き、ケーブル26は上方へ延びて前記リーチャーアーム21
と同じ枢軸20に枢着された駆動レバー23に連結される。
なおパワーユニット24の下方に電子制御ユニットECU
27が配置さている。
【0024】すなわちECU27によりパワーユニット24
が制御され、ケーブル26を介して、リーチャーアーム2
1、フック22が駆動される。以下リーチャーアーム21、
フック22の構造を一部欠截して示した図4に基づき詳説
する。
【0025】リーチャーアーム21は、筒状をなし上下2
つに分割され可倒ヒンジ30により左右に折曲可能に連結
され、全体的に僅かに湾曲してセンターピラー5の内部
曲面に沿っている。なお可倒ヒンジ30のところに図示さ
れないヒンジリターンスプリングが入っており、常には
図示の如き緩やかな湾曲形状を示しているが、必要時に
は外側へ折曲することができる。
【0026】このリーチャーアーム21の内部に、軸受31
を介してシャフト32、33が分割された上下のアーム内に
それぞれ回動自在に支持されて両シャフト32、33は可倒
ヒンジ30部分で継手34によって連結されて同軸にないシ
ャフト32、33どうしの回動の伝達を行なえるようにして
いる。
【0027】リーチャーアーム21の先端に旋回自在に設
けられたフック22は、シャフト33の先端が内部に埋設さ
れ突出したピン35によってシャフト33の回動と一体に動
き旋回するようになっている。
【0028】一方リーチャーアーム21の基端部からは、
後方へ突起21aが突出しており、同突起21aの先端とそ
の上方のセンターピラー5に突設されたピン36との間に
アームリターンスプリング37が架設されてリーチャーア
ーム21を戻し方向へすなわち後方へ揺動する方向へ付勢
している。
【0029】さらに突起21aの付け根部分に上端をピン
38により枢着されて下方にダンパーユニット39が設けら
れ、ダンパーユニット39の下端はセンターピラー5にピ
ン40によって枢支されている。
【0030】同ダンパーユニット39は、リーチャーアー
ム21が前方へ揺動するときは、縮退し、後方へ戻るとき
には拡張するピストン構造をして縮退時には抵抗が小さ
いが、拡張時には大きな抵抗が作用するようになってい
る。
【0031】前記枢軸20にリーチャーアーム21とともに
揺動自在に枢着された駆動レバー23は、その基端枢着部
分にベベルギア45が一体に形成されていて、同ベベルギ
ア45に対して前記シャフト32の上端に設けられたベベル
ギア46が噛合している。そして該駆動レバー23は、前記
リーチャーアーム21の突起21aの真上に位置して両者は
接離可能である。
【0032】この駆動レバー23の先端にピン47を介して
フォーク48が突起21aを下方から跨いで上端において枢
着され、このフォーク48の下端に前記パワーユニット24
より上方へ延出したケーブル26の上端が繋着されてい
る。
【0033】さらに駆動レバー23の先端には、センター
ピラー5に固着されたピン49に上端を引っ掛けられたレ
バーリターンスプリング50の下端が係止されて駆動レバ
ー23を上方へ付勢している。以上の構造のうちリーチャ
ーアーム21の本体とフック22が車室内に露出し、それ以
外は全てセンターピラー5の内側壁の内側に隠れてい
て、リーチャーアーム21の突起21aや駆動レバー23は開
口からセンターピラー5内に入り込んでいる。
【0034】一方でパワーユニット24を駆動制御するE
CU27の制御系としては、サイドドア7の開口縁に設け
られたリミットスイッチであってサイドドア7の閉じた
状態を検出するドアスイッチ(図示せず)と、前記バッ
クル14に内蔵されバックル14にタングプレート13が嵌着
されたことを検出するバックルスイッチ(図示せず)と
が配設され、その検出信号はECU27に入力されるよう
になっている。
【0035】本実施例のシートベルト装着補助装置1
は、以上のように構成をしており、以下その動作を説明
する。当初乗員が車両に乗り込む前は図5に示すよう
に、リーチャーアーム21およびフック22は格納姿勢にあ
り、リーチャーアーム21はセンターピラー5にそって下
方へ垂設されて、フック22もセンターピラー5に沿って
後方へ向きスルーアンカー12の下方でスルーアンカー12
によって折り返されたシートベルト10の間に嵌挿されて
いる。
【0036】乗員がシートクッション2に着座しサイド
ドア7を閉めると、ドアスイッチがONして、この検出
信号がECU27に入力されECU27はパワーユニット24
に駆動を指令しプーリ25を回動してケーブル26を牽引す
る。
【0037】ケーブル26の牽引により駆動レバー23がレ
バーリターンスプリング50に抗して下方へ揺動し、初め
はリーチャーアーム21の突起21aとは離れているので、
リーチャーアーム21はそのままで駆動レバー23の揺動で
ベベルギア45が回動してこれと噛合するベベルギア46を
介してシャフト32、33が回動し、シャフト33の先端に固
着されたフック22を旋回し図6に示すようにシートベル
ト10の一部を引掛けて約90度程旋回して捕獲する。
【0038】この段階で駆動レバー23は、リーチャーア
ーム21の突起21aに当接し、以後図7に示すように駆動
レバー23が突起21aを押すようにしてリーチャーアーム
21が一体に前方へ揺動していき、これに伴ってシートベ
ルト10も引き出されていく。その際ダンパーユニット39
は縮退方向にあるので抵抗は小さく、パワーユニット24
の負担は大きくなく円滑に駆動される。
【0039】図8はリーチャーアーム21が最も前方位置
に達した起立姿勢を示しており、このときシートクッシ
ョン2に着座した乗員の右肩の前方に、フック22がシー
トベルト10を捕獲して位置することになり、乗員の注意
を喚起してシートベルト10の装着を促すことができ、か
つフック22に捕獲されて図8に示すようにく字状に前方
へ突出されたシートベルト10は正常な着座姿勢のまま容
易に手が届き、乗員はシートベルト10をフック22から外
してさらに引き出して簡単にタングプレート13をバック
ル14にラッチさせることができる。
【0040】こうしてシートベルト10が装着されるとバ
ックル14に内蔵されたバックルスイッチがONして、そ
の検出信号がECU27に入力され、ECU27はパワーユ
ニット24に指令してプーリ25を逆回転させる。その際、
パワーユニット24は無負荷であり、しかも駆動レバー23
はレバーリターンスプリング50により上方に付勢されて
いるのでケーブル26は引き出されて駆動レバー23が上方
へ揺動する。
【0041】このときリーチャーアーム21も前方へ揺動
させていた力が解かれるが、ダンパーユニット39の大き
な抵抗が作用してリーチャーアーム21の戻りは緩慢で、
その間に駆動レバー23の速やかな揺動によりヘヘルギア
45、46を介してシャフト32、33が回動しフック22を後方
へ、約90度旋回させる。その後リーチャーアーム21がア
ームリターンスプリング37により後方にゆっくり揺動し
元の格納姿勢に戻る。
【0042】そして乗員が車両から下りる際にシートベ
ルト10の装着を外したときは、ELRユニット11により
シートベルト10は巻き取られ、その際常にスルーアンカ
ー12を通るので、巻き取りを終わったときは、スルーア
ンカー12によって折り返されたシートベルト10の間にフ
ック22は挿入された初めの状態に戻る。
【0043】リーチャーアーム21およびフック22さらに
シートベルト10は全てセンターピラー5に沿って格納さ
れるので、前部座席はもちろんシートバック3を倒して
後部座席に乗降する場合も邪魔にならない。
【0044】特に本実施例では、リーチャーアーム21を
上下2分割して可倒ヒンジ30で連結しセンターピラー5
の曲面に沿うよう湾曲させているので、スペースレイア
ウトの向上が図れ、必要ならば可倒ヒンジ30のところで
折り曲げることができ、緊急時の乗降性を高めることが
できる。
【0045】該シートベルト装着補助装置1は単にシー
トベルト10を乗員の取り易い位置に移動させるだけで、
リーチャーアーム21やフック22にアンカー強度が要求さ
れないので小型・軽量で低コスト化が図れる。
【0046】またシートベルト装着補助装置1はシート
ベルト装置とは独立しているので汎用ELRを利用で
き、さらにテンションレリーファーやテンションレデュ
ーサ等のシートベルトの張力調整装置もそのまま効果を
減ずることなく使用可能である。
【0047】次に別の実施例を図9および図10に示す。
図9は、リーチャーアーム60とフック61とを示してと
り、前記実施例同様リーチャーアーム60は上下2分割さ
れ可倒ヒンジ62で連結され、可倒ヒンジ62にはヒンジリ
ターンスプリング63が嵌装されている。
【0048】そしてリーチャーアーム60の下側部分の内
側壁に図10が示すように開口65を形成し、同開口65にレ
ンズ66を嵌め込み、その内部に電球67を配設する。
【0049】こうしてリーチャーアーム21が起立すると
きは電球67が点灯してシートベルト68を捕獲したフック
61部分をスポット照明すれば、夜間でもシートベルト68
を取り易く、またベルト着用の注意を喚起する効果も高
い。
【0050】以上の実施例ではシートベルト装着の準備
が完了したのをサイドドアを閉めドアスイッチがONし
たことで検出し、これをもとにパワーユニット24を駆動
していたが、シートクッション2、シートバック3また
はヘッドレスト4に感圧型あるいは近接型のセンサーを
内蔵し、乗員が着座したときを検出してパワーユニット
24を駆動するようにしてもよい。
【0051】またシートベルトの装着をバックルスイッ
チで検出してパワーユニット24を逆回転していたが、バ
ックルスイッチのON信号の有無にかかわらず一定時間
経過した後は、パワーユニット24を逆回転してリーチャ
ーアーム21を格納姿勢に戻すようにしてもよい。
【0052】前記実施例は、リーチャーアーム21とフッ
ク22とを一つのパワーユニット24によって駆動していた
が、両者にそれぞれ別個のパワーユニットを設け統括制
御することで前記動作を実現することもできる。
【0053】
【発明の効果】本発明は、フックがシートベルトを捕獲
しアームの揺動で乗員の手が容易に届く前方位置にシー
トベルトを移動させるので、シートベルト着用の注意を
喚起するとともにシートベルトを取り易くしてシートベ
ルトの装着を容易にしている。
【0054】シートベルトを装着する時以外は、アーム
とフックは格納姿勢にあって乗降性も良好である。
【0055】アームやフックはアンカー強度を要求され
ないので小型・軽量・低コスト化が図れる。
【0056】またシートベルト装置とは独立しているの
で、汎用のシートベルト装置を利用でき生産性の向上を
図ることができる。さらにシートベルトの張力調整装置
はそのまま使用でき、その効果を減ずることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のベルトリーチャー装置を示す外観図であ
る。
【図2】また別の従来のベルトリーチャー装置を示す外
観図である。
【図3】本発明に係る一実施例のシートベルト装着補助
装置の全体構成を示す一部欠截した見取図である。
【図4】リーチャーアームの内部機構および駆動機構の
構造を示す一部欠截した見取図である。
【図5】同格納状態を示す一部断面図である。
【図6】フックがシートベルトを捕獲した状態を示す一
部断面図である。
【図7】リーチャーアームが起立途中にある状態を示す
一部断面図である。
【図8】リーチャーアームが起立完了した状態を示す一
部断面図である。
【図9】別実施例のリーチャーアームおよびフックの一
部欠截した見取図である。
【図10】同要部分解図である。
【符号の説明】
1…シートベルト装着補助装置、2…シートクッショ
ン、3…シートバック、4…ヘッドレスト、5…センタ
ーピラー、6…サイドライニング、7…サイドドア、10
…シートベルト、11…ELRユニット、12…スルーアン
カー、13…タングプレート、14…バックル、20…枢軸、
21…リーチャーアーム、22…フック、23…駆動レバー、
24…パワーユニット、25…プーリ、26…ケーブル、27…
ECU、30…可倒ヒンジ、31…軸受、32…シャフト、33
…シャフト、34…継手、35…ピン、36…ピン、37…アー
ムリターンスプリング、38…ピン、39…ダンパーユニッ
ト、40…ピン、45…ベベルギア、46…ベベルギア、47…
ピン、48…フォーク、49…ピン、50…レバーリターンス
プリング、60…リーチャーアーム、61…フック、62…可
倒ヒンジ、63…ヒンジリターンスプリング、65…開口、
66…レンズ、67…電球、68…シートベルト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの肩部近傍の車体側壁に基
    端を枢支され揺動可能なアームと、 同アームの先端に基端を枢着されて旋回可能なフック
    と、 前記アームおよび前記フックを格納姿勢と起立姿勢との
    間で駆動させる駆動手段と、前記アームの枢支点において同アームとは互いに独立に
    揺動可能に枢支され前記駆動手段により揺動する駆動レ
    バーと、 前記駆動レバーを格納方向に付勢する駆動レバー付勢手
    段と、 前記アームを格納方向に付勢するアーム付勢手段と、 前記アーム内に設けられ前記駆動レバーの前記アームと
    の相対的な揺動を前記フックの旋回に伝達するフック駆
    動伝達手段と、 前記駆動レバーの所定の揺動範囲での揺動を前記アーム
    の揺動に伝達するアーム駆動伝達手段と、 シートベルト装着の準備が完了したことを検出する装着
    準備完了検出手段と、 シートベルトが装着されたことを検出する装着検出手段
    と、 前記装着準備完了検出手段の検出信号によりシートベル
    ト装着の準備が完了したことを判別すると前記駆動手段
    を制御して前記フック駆動伝達手段を介して格納姿勢か
    ら前記フックを旋回してシートベルトの一部を捕獲し次
    いで前記アーム駆動伝達手段を介して前記アームを前方
    へ揺動して起立姿勢にし、さらに前記装着検出手段の検
    出信号によりシートベルトの装着を判断すると起立姿勢
    から前記アームと前記フックを元の格納姿勢に前記駆動
    レバー付勢手段と前記アーム付勢手段により復帰させる
    制御手段とを備えたことを特徴とするシートベルト装着
    補助装置。
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