JP3294628B2 - 階段用滑り止めの補修方法 - Google Patents
階段用滑り止めの補修方法Info
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- JP3294628B2 JP3294628B2 JP03651592A JP3651592A JP3294628B2 JP 3294628 B2 JP3294628 B2 JP 3294628B2 JP 03651592 A JP03651592 A JP 03651592A JP 3651592 A JP3651592 A JP 3651592A JP 3294628 B2 JP3294628 B2 JP 3294628B2
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- Japan
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- repair
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- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階段用滑り止めの補修
方法に関するものである。
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】階段に取り付けられた滑り止めに磨耗、
あるいは部分的剥離等が生じ、該滑り止めを補修する場
合には、従来、老朽化した滑り止めを一旦階段の段鼻部
から撤去し、その後、新たな滑り止めを固定することが
行われている。
あるいは部分的剥離等が生じ、該滑り止めを補修する場
合には、従来、老朽化した滑り止めを一旦階段の段鼻部
から撤去し、その後、新たな滑り止めを固定することが
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例において、一旦階段に固定された滑り止めの撤去作業
は面倒であるという欠点を有するものであった。
例において、一旦階段に固定された滑り止めの撤去作業
は面倒であるという欠点を有するものであった。
【0004】本発明は、以上の欠点を解消すべくなされ
たものであって、簡単に滑り止めの補修をすることがで
きる階段用滑り止めの補修方法を提供することを目的と
する。
たものであって、簡単に滑り止めの補修をすることがで
きる階段用滑り止めの補修方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、滑り止め1が設置された階段の踏面2の前端部をマ
スキング材3によりマスクする第一の工程と、前記階段
に防水膜4を塗布する第二の工程と、前記マスキング材
3を剥離する第三の工程と、前記マスク剥離部位に補修
用滑り止め5を固定する第四の工程とを含み、前記各工
程は、第一、第二、第三、第四の順に行われる階段用滑
り止めの補修方法を提供することにより達成される。
は、滑り止め1が設置された階段の踏面2の前端部をマ
スキング材3によりマスクする第一の工程と、前記階段
に防水膜4を塗布する第二の工程と、前記マスキング材
3を剥離する第三の工程と、前記マスク剥離部位に補修
用滑り止め5を固定する第四の工程とを含み、前記各工
程は、第一、第二、第三、第四の順に行われる階段用滑
り止めの補修方法を提供することにより達成される。
【0006】
【作用】滑り止め1の補修に際し、階段に防水膜4が塗
布される。防水膜4の塗布は、マスキングを使用して選
択的に行われ、マスキングにより形成された取付部に補
修用滑り止め5が固定される。マスキング手法を利用し
て階段に防水膜4を選択的に形成し、さらに、既設の滑
り止め1を補修用滑り止め5の取付部として利用するこ
とから、既設の滑り止め1の撤去等の、補修に伴う種々
の工程を省略することが可能となる。
布される。防水膜4の塗布は、マスキングを使用して選
択的に行われ、マスキングにより形成された取付部に補
修用滑り止め5が固定される。マスキング手法を利用し
て階段に防水膜4を選択的に形成し、さらに、既設の滑
り止め1を補修用滑り止め5の取付部として利用するこ
とから、既設の滑り止め1の撤去等の、補修に伴う種々
の工程を省略することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。図1に補修された階段の段鼻
部を示し、図中1は既設の滑り止め、5は補修用滑り止
め、4は防水膜である。既設の滑り止め1は、階段の施
工時に埋設された断面L字状の長尺材であり、ガタ付き
等が生じている場合には、補修作業に先立って適宜手段
により階段に再固定される。
基づいて詳細に説明する。図1に補修された階段の段鼻
部を示し、図中1は既設の滑り止め、5は補修用滑り止
め、4は防水膜である。既設の滑り止め1は、階段の施
工時に埋設された断面L字状の長尺材であり、ガタ付き
等が生じている場合には、補修作業に先立って適宜手段
により階段に再固定される。
【0008】補修用滑り止め5は、上記既設の滑り止め
1の上面に固定される金台6を有する。金台6は、下端
縁が防水膜4に当接する垂下片6bと、既設の滑り止め
1の踏面に対応する水平片6aとを備え、水平片6a、
および既設の滑り止め1を貫通し、基部10に至るアン
カー9により固定される。なお、補修用滑り止め5の固
定に際しては、接着剤を併用することも可能であり、こ
の場合、既設の滑り止め1に設けられる滑り止め用の凹
凸1aは、接着剤溜りとして機能し、固定強度をより高
める。
1の上面に固定される金台6を有する。金台6は、下端
縁が防水膜4に当接する垂下片6bと、既設の滑り止め
1の踏面に対応する水平片6aとを備え、水平片6a、
および既設の滑り止め1を貫通し、基部10に至るアン
カー9により固定される。なお、補修用滑り止め5の固
定に際しては、接着剤を併用することも可能であり、こ
の場合、既設の滑り止め1に設けられる滑り止め用の凹
凸1aは、接着剤溜りとして機能し、固定強度をより高
める。
【0009】上記金台6の垂下片6bは、水平片6aの
先端を一旦下方に屈曲させた後、再び上方に折り返して
形成され、その上端を後方に折り返して水平片6aとの
間に嵌合部11が形成される。また、金台6の水平片6
aの後端縁は倒L字状に屈曲されてカバー片8が形成さ
れ、防水膜4の先端上面を覆っている。
先端を一旦下方に屈曲させた後、再び上方に折り返して
形成され、その上端を後方に折り返して水平片6aとの
間に嵌合部11が形成される。また、金台6の水平片6
aの後端縁は倒L字状に屈曲されてカバー片8が形成さ
れ、防水膜4の先端上面を覆っている。
【0010】さらに、上記水平片6aには滑り止め材7
が固定される。滑り止め材7は、塩化ビニル等の合成樹
脂材、あるいはゴム等により形成されており、先端を金
台6の嵌合部11に嵌合させるとともに、裏面に貼着さ
れた両面粘着テープ12を金台6に貼り付けて固定され
る。なお、滑り止め材7の上面には平面視円形の突部7
a、7a・・がマトリクス状に複数個膨隆されており、
滑り止め効果を高めている。
が固定される。滑り止め材7は、塩化ビニル等の合成樹
脂材、あるいはゴム等により形成されており、先端を金
台6の嵌合部11に嵌合させるとともに、裏面に貼着さ
れた両面粘着テープ12を金台6に貼り付けて固定され
る。なお、滑り止め材7の上面には平面視円形の突部7
a、7a・・がマトリクス状に複数個膨隆されており、
滑り止め効果を高めている。
【0011】以上の補修用滑り止め5を装着する手順を
図2ないし図6に示す。先ず、図2は補修前の階段の状
態を示し、この状態において既設の滑り止め1にガタ付
き、反り、不陸等が生じている場合には、その修正が行
われる。
図2ないし図6に示す。先ず、図2は補修前の階段の状
態を示し、この状態において既設の滑り止め1にガタ付
き、反り、不陸等が生じている場合には、その修正が行
われる。
【0012】次いで、図3に示すように、補修用滑り止
め5の取付部に対応する部位をマスクする。これが第一
工程である。マスキング材3としては、適度の強度と、
階段への粘着力を有するものが使用され、例えばガムテ
ープを使用することができる。
め5の取付部に対応する部位をマスクする。これが第一
工程である。マスキング材3としては、適度の強度と、
階段への粘着力を有するものが使用され、例えばガムテ
ープを使用することができる。
【0013】この後、階段に防水膜4を塗布する第二工
程が行われる(図4参照)。防水膜4としては、ウレタ
ンエラストマーのように、常温で顕著な弾性を有し、か
つ、必要な防水性能を有する高分子材料を使用すること
が可能であり、具体的には、速硬化性で、かつ無溶剤で
あり、適度の滑り抵抗を有するリムスプレー(商標名)
の吹き付け作業によるのが望ましい。なお、防水膜4
は、金台6のカバー片8の高さよりやや薄く塗布され
る。
程が行われる(図4参照)。防水膜4としては、ウレタ
ンエラストマーのように、常温で顕著な弾性を有し、か
つ、必要な防水性能を有する高分子材料を使用すること
が可能であり、具体的には、速硬化性で、かつ無溶剤で
あり、適度の滑り抵抗を有するリムスプレー(商標名)
の吹き付け作業によるのが望ましい。なお、防水膜4
は、金台6のカバー片8の高さよりやや薄く塗布され
る。
【0014】上記第二工程に次いで、図5に示すよう
に、マスキング材3の剥離が行われる(第三工程)。マ
スキング材3の剥離により、階段の段鼻部には、防水膜
4が塗布されない補修用滑り止め5の取付部が形成さ
れ、次いで、第四工程において補修用滑り止め5が固定
される(図6)。マスクを使用した防水膜4の選択的塗
布に際し、マスクは機械的に剥離されるため、マスクと
の境界線にはややダレが生じるが、踏面2上の防水膜4
の先端は金台6のカバー片8により覆われ、蹴上げ面の
上端は垂下片6bにより覆われることから、防水性能が
確保され、かつ、外観も美麗に仕上げられる(図1参
照)。
に、マスキング材3の剥離が行われる(第三工程)。マ
スキング材3の剥離により、階段の段鼻部には、防水膜
4が塗布されない補修用滑り止め5の取付部が形成さ
れ、次いで、第四工程において補修用滑り止め5が固定
される(図6)。マスクを使用した防水膜4の選択的塗
布に際し、マスクは機械的に剥離されるため、マスクと
の境界線にはややダレが生じるが、踏面2上の防水膜4
の先端は金台6のカバー片8により覆われ、蹴上げ面の
上端は垂下片6bにより覆われることから、防水性能が
確保され、かつ、外観も美麗に仕上げられる(図1参
照)。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による階段用滑り止めの補修方法によれば、既設の滑り
止めをそのまま補修用滑り止めの取付部として使用する
ので、既設の滑り止めの撤去作業を要せず、補修作業性
を向上させることができる。
による階段用滑り止めの補修方法によれば、既設の滑り
止めをそのまま補修用滑り止めの取付部として使用する
ので、既設の滑り止めの撤去作業を要せず、補修作業性
を向上させることができる。
【0016】また、不要部は防水皮膜により覆われるの
で、外観を美麗に仕上げることができる。さらに、防水
皮膜の形成は、マスキング工法を利用するために、作業
性を向上させることができる。
で、外観を美麗に仕上げることができる。さらに、防水
皮膜の形成は、マスキング工法を利用するために、作業
性を向上させることができる。
【0017】また、補修用滑り止めは、後端縁にカバー
片を有しているために、マスキングによる剥離部の境界
を確実に覆い隠すことができ、防水皮膜の端縁部からの
剥離を防止することができ、さらに、防水性能、および
外観を向上させることができる。
片を有しているために、マスキングによる剥離部の境界
を確実に覆い隠すことができ、防水皮膜の端縁部からの
剥離を防止することができ、さらに、防水性能、および
外観を向上させることができる。
【図1】本発明の実施例を示す断面斜視図である。
【図2】補修前の階段を示す説明図である。
【図3】本発明の第一工程を示す説明図である。
【図4】本発明の第二工程を示す説明図である。
【図5】本発明の第三工程を示す説明図である。
【図6】本発明の第四工程を示す説明図である。
【符号の説明】 1 滑り止め 2 踏面 3 マスキング材 4 防水膜 5 補修用滑り止め 6 金台 7 滑り止め材 8 カバー片
Claims (2)
- 【請求項1】滑り止めが設置された階段の踏面の前端部
をマスキング材によりマスクする第一の工程と、 前記階段に防水膜を塗布する第二の工程と、 前記マスキング材を剥離する第三の工程と、 前記マスク剥離部位に補修用滑り止めを固定する第四の
工程とを含み、 前記各工程は、第一、第二、第三、第四の順に行われる
階段用滑り止めの補修方法。 - 【請求項2】踏面を覆う防水膜を剥離して踏面の前端に
形成される取付部に固定される水平片を備えた断面略L
字状の金台と、 前記金台の水平片に固定される滑り止め材とを有し、 前記金台の水平片の後端縁には、防水膜の剥離部前端を
覆うカバー片が曲成される補修用滑り止めを用いる、請
求項1記載の階段用滑り止めの補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03651592A JP3294628B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 階段用滑り止めの補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03651592A JP3294628B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 階段用滑り止めの補修方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05230963A JPH05230963A (ja) | 1993-09-07 |
JP3294628B2 true JP3294628B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=12471960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03651592A Expired - Fee Related JP3294628B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 階段用滑り止めの補修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3294628B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP03651592A patent/JP3294628B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05230963A (ja) | 1993-09-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |