JP3005406U - シリコン被膜を有するコンクリート柱 - Google Patents

シリコン被膜を有するコンクリート柱

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JP3005406U
JP3005406U JP1994008343U JP834394U JP3005406U JP 3005406 U JP3005406 U JP 3005406U JP 1994008343 U JP1994008343 U JP 1994008343U JP 834394 U JP834394 U JP 834394U JP 3005406 U JP3005406 U JP 3005406U
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JP
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concrete
silicon
silicon layer
paper
pillar
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Application number
JP1994008343U
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Inventor
睦行 小倉
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Wako Sangyo KK
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Wako Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 すべてのコンクリート柱への貼り紙の貼付を
完全に防止するシリコン層を有するコンクリート柱を提
供する。 【構成】 例えば、交通信号機器3を固定保持すべく路
面4上に立設するコンクリート柱2の人手の届きにくい
下方コンクリート部6や上方コンクリート部7以外のコ
ンクリート柱2の表面にシリコン層1を形成する。シリ
コン層1は接着剤と親和性がなく、貼り紙の貼付防止の
完全化が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、すべてのコンクリート柱に係り、特にシリコン被膜を有するコンク リート柱に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート柱は屋内外を問わず極めて高範囲の場所や部分に使用されている 。また、構造も多岐にわたり、その表面の形態も多様でありコンクリートを打ち 込んだままの粗のものや表面仕上げをしたり、別体の被膜を施したもの等各様の ものがある。しかしながら、特に交通信号機器が固着されるコンクリート柱とし ては表面がほとんど粗のものが殆どであり、外観美を有するものはない。また、 機能上特に外観美を必要とするものでもない。そのためや設置場所の関係からの 交通信号機器を固持しているコンクリート柱には広告宣伝用の各種の貼り紙が貼 付される場合が多い。勿論、その他のコンクリート柱にも前記と同様に各種の貼 り紙が塗布されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図3は交差点によく見かけられる交通信号機器3を固持したコンクリート柱2 を示す。このコンクリート柱2には前記したような広告宣伝用の貼り紙8,9, 10が貼付される。一般に道路の公共物に無許可で貼り紙を貼付することは法律 により禁じられているが、宣伝効果が抜群なため実際上図示のように不心得者に より各種の貼り紙が貼付される。前記したようにコンクリート柱2の表面は粗い ため貼り紙8等は極めてよくコンクリート柱2に貼着され、剥離するにはかなり な労力と時間を要する。また、剥離あとが汚く、路上の美観を損なう。また、コ ンクリート柱2の表面が汚いため、その上にまた別の貼り紙を貼付する悪循環現 象が生じる。このために貼り紙禁止の立札を設けたり、パトロールを強化したり する防止手段を講じているが余り効果がない。
【0004】 本考案は、以上の事情に鑑みて創案されたもので、コンクリート柱の表面に貼 り紙を貼付したくても出来ないように表面処理を行い、貼り紙のコンクリート柱 への貼付の完全防止を図るようにしたシリコン被膜を有するコンクリート柱を提 供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、少なくとも人手の届く地上高のコン クリートの表面にシリコン層を設けてなるコンクリート被膜を有するコンクリー ト柱を構成するものである。また、前記シリコン層が、シリコン液又はシリコン を含む塗液を貼付して形成されるものであり、前記シリコン層が、別体のシリコ ン膜をコンクリート表面に固着したものからなることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
既存の接着剤との親和性のないシリコン層をコンクリート柱の表面に設けるこ とにより貼り紙が貼付出来ず、また仮りに貼付してもすぐに自動的に剥離する。 これによりコンクリート柱への貼り紙の完全防止が出来る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1は本実施例を示す斜視 図、図2は図1の線A−A断面図である。
【0008】 図1に示すように道路の交差点近傍の路面4上にはコンクリート柱2が立設す る。このコンクリート柱2は強度が必要なため内部に鉄筋を有するがその表面は 粗のコンクリート面から形成される。コンクリート柱2の比較的下方の場所には 、例えば交通信号機器3がバンド5等により固定される。また、コンクリート柱 2の上方側には信号機やその他の各種電気機器(いずれも図略)が固定される。
【0009】 コンクリート柱2の比較的下方側の人手の届く範囲にはシリコン層1が形成さ れる。本実施例ではシリコン層1の人間の足の部分に相当する下方コンクリート 部6と例えば3[m]以上の人間の手の届かない上方コンクリート部7を除く部 分には図1にハッチングで示すようにシリコン層1が形成される。このシリコン 層1はシリコン液又はシリコンを含む塗液をコンクリート表面に貼付したもので 図2に示すようにコンクリート柱の外周を覆って形成される。シリコン液および シリコンを含む塗料は本質的に接着性が悪いため他の物体に付着しにくいもので あるが、前記したようにコンクリート柱2の表面は粗であり、かつポーラスのた めシリコン液又はシリコン含有の塗液はコンクリート柱2の表面に付着する。ま た、シリコン液等は透明なためコンクリート柱2の表面にシリコン液等が塗布さ れたことは一般にわからない。一方、シリコンは耐薬品性を有し、既存の接着剤 との親和性がない。そのため、シリコン層1の表面に貼り紙を接着により固定す ることは出来ない。以上により図3に示したような貼り紙8,9,10をコンク リート柱2のシリコン層1の形成場所に簡単に接着固定させることは出来ない。 以上によりコンクリート柱2への貼り紙8等の貼付が防止される。
【0010】 図1の場合、シリコン層1をコンクリート柱2の所定の場所に万遍となく塗布 して形成されているが、シリコンが高価なため貼り紙8等の貼付し易い場所に限 って塗布してもよい。
【0011】 前記実施例では、コンクリート柱2のシリコン被膜はシリコン液又はシリコン を含む塗料の塗布によって形成されたものについて説明したが、別体のシリコン 部材やシリコン部材をラミネートした部材をコンクリート柱に巻回して形成する ものでもよい。また、実施例では交通信号機器を固持したコンクリート柱2につ いて説明したが本考案はコンクリート柱全般に適用される。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果が上げられる。 1)コンクリート柱の表面にシリコン層を形成する構造を採用することにより 、不心得者による広告宣伝等のための貼り紙の貼付を完全に防止することが出来 る。 2)シリコン層をシリコン液等の塗布により形成する場合には任意の場所に容 易に設けることが出来、かつシリコン液等が透明な場合にはその塗布が気がつか れない。これにより、貼付者側に気が付かれることなく貼り紙の貼付防止が完全 に行われる。 3)別体のシリコン材をコンクリート柱に巻回固着するものはシリコン液等を 塗布するものに較べてコンクリート柱へのシリコン浸透等による機能劣化が少な くなり、より確実な貼り紙防止が可能になる。 4)必要な部分にのみシリコン層を形成してもよく、比較的容易に、かつ安価 に実施することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1の線A−A断面図。
【図3】従来の交通信号機器を固持したコンクリート柱
に貼付された貼り紙等を示す正面図。
【符号の説明】
1 シリコン層 2 コンクリート柱 3 交通信号機器 4 路面 5 バンド 6 下方コンクリート部 7 上方コンクリート部 8 貼り紙 9 貼り紙 10 貼り紙

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも人手の届く地上高のコンクリ
    ートの表面にシリコン層を設けることを特徴とするシリ
    コン被膜を有するコンクリート柱。
  2. 【請求項2】 前記シリコン層が、シリコン液又はシリ
    コンを含む塗液を貼付して形成されるものであるシリコ
    ン被膜を有するコンクリート柱。
  3. 【請求項3】 前記シリコン層が、別体のシリコン膜を
    コンクリート表面と固着したものからなる請求項1のシ
    リコン被膜を有するコンクリート柱。
JP1994008343U 1994-06-20 1994-06-20 シリコン被膜を有するコンクリート柱 Expired - Lifetime JP3005406U (ja)

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