JP3294131B2 - 盗難監視装置 - Google Patents

盗難監視装置

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JP3294131B2
JP3294131B2 JP32793996A JP32793996A JP3294131B2 JP 3294131 B2 JP3294131 B2 JP 3294131B2 JP 32793996 A JP32793996 A JP 32793996A JP 32793996 A JP32793996 A JP 32793996A JP 3294131 B2 JP3294131 B2 JP 3294131B2
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    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2465Aspects related to the EAS system, e.g. system components other than tags
    • G08B13/2488Timing issues, e.g. synchronising measures to avoid signal collision, with multiple emitters or a single emitter and receiver

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店内に展示した商
品を万引きから保護する盗難監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の盗難監視装置は、店舗の出入口
付近に特定周波数の信号を送信するアンテナを設置し、
一方、店内に展示する商品には、タグと称する、アンテ
ナからの特定周波数信号を受信する受信器を内蔵してお
き、タグを付けたままの商品を店外に持ち出そうとして
出入口を通過するときに商品の受信器がアンテナからの
信号を検知してブザ−等で警告音を発するようになって
いる。しかし、展示される商品群のなかに、テレビやい
わゆるパソコン等があると、これらのテレビやパソコン
から発するノイズによって商品に内蔵した受信器が作動
してしまうといった問題があり、アンテナから送信され
る送信信号のレベルをノイズのそれよりも相対的に高く
し、いわゆるS/Nを大きくすることで対処している。
【0003】ところで、近年は、店舗の拡大とともに出
入口も広くなり、これに対応して出入口における商品の
検知エリアを広くする必要があり、このため、複数のア
ンテナを設置するようになっている。また、S/N比の
向上による対策に対しても、送信信号の強度等が制限さ
れていることから限界があり、送信信号の周波数を計測
する方法も提案されている。以下、このように、複数の
アンテナを設置して周波数を検知するタイプの盗難監視
装置の従来例を図5乃至図9を用いて説明する。
【0004】図5は従来の盗難監視装置の送信側の概念
図、図6は送信器のブロック構成図、図7は送信側のア
ンテナから送信される送信信号の波形を示す図、図8は
受信器のブロック構成図、図9は送信側の他の概念図で
ある。なお、ここではアンテナを二個設置する場合につ
いて説明する。
【0005】図5に於いて、送信側のアンテナ1、2
は、例えば、店舗の出入口の両サイドに設置され、それ
ぞれのアンテナ1、2の給電部(図示せず)には送信器
3、4が接続されている。送信器3、4は、ともに同一
構成を有しており、図6に示すように、信号発生部5、
タイミング制御部6、ドライバ−部7を有している。信
号発生部5は、64KHzの周波数(以下、搬送波とい
う)で発振する正弦波発振回路(図示せず)を有してお
り、この信号発生部5からの発振信号は、タイミング制
御部6で発生する制御信号によって断続的にドライバ−
部7に入力され、ドライバ−部7で適宜増幅された後、
アンテナ1または2から放射される。タイミング制御部
6で発生する制御信号は、例えば、公称の繰り返し周波
数が1000Hz、デュ−ティ50%でON/OFFす
る連続パルス(以下、変調波という)であり、ON時に
は、信号発生部5からの搬送波がドライバ−部7に入力
され、アンテナ1、2からバ−スト状に放射され、OF
F時には、搬送波はドライバ−部7には入力されず、従
って、アンテナ1、2からは放射されないようになって
いる。ここで、変調波のON時の期間にアンテナから放
射される64KHzの搬送波をバ−スト信号という。
【0006】図7は、アンテナ1、2から送信される送
信信号の波形であり、(a)は、例えば、一方のアンテ
ナ1から、(b)は、他方のアンテナ2からのものであ
る。ここで、図7(a)に示すT1は変調波の繰り返し
周波数1000Hzから決まる1周期の期間であり、半
周期(T1/2)では搬送波がほぼ16サイクル放射さ
れ、バ−スト信号Aとなる。このバ−スト信号Aの放射
される期間が変調波のON時の期間である。(b)につ
いても同様に半周期(T2/2)でバ−スト信号Bが放
射される。このようにして、周期T1またはT2でバ−
スト信号A、Bが連続的に送信される。但し、送信器
3、4が別個に設けられているので、周期TIとT2と
は完全に一致であるとは限らず、また、バ−スト信号A
とBに於ける搬送波(64KHz)の周波数も完全に一
致しているとは限らない。さらに、バ−スト信号A、B
が立ち上がる(スタ−トする)時刻ts1とts2とが
完全に一致しているとは限らず、一般には時間差tsが
ある。
【0007】一方、受信器は、図8に示すように、共振
回路を構成した受信アンテナ8、検波部9、波形整形部
10、判定部11、警報部12で構成されている。受信
アンテナ8では図7(a)、(b)に示す送信信号を受
信し、検波部9で適宜増幅した後に検波することで、図
7に示すバ−スト信号A、Bの搬送波を包絡線検波して
繰り返し周波数1000Hzの変調波を取り出す。その
後、波形整形部10で完全なパルスに整形し、判定部1
1において、パルスのON時の半周期(T1/2)また
は(T2/2)から、受信した信号が、繰り返し周波数
が1000Hzである変調波であることを判定して、こ
れによって警報部12から警告音を発するようにしてい
る。
【0008】図9は、他の従来例における送信側の概念
図であるが、この例では送信器は一個で済ますことがで
きて、アンテナ1、2から送信される送信信号は、共に
図7(a)に示す波形だけとなり、搬送波および変調波
の周波数や位相(従って周期も)は完全に同一となり、
また、バ−スト信号の立ち上がり時刻についても相互に
差異がなくなるが、アンテナ1、2を相互に結ぶケ−ブ
ル12が必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5における盗難監視
装置では、半周期(T1/2)または(T2/2)の期
間に存在するバ−スト信号AまたはBを受信するように
し、しかもアンテナ1、2からの送信信号レベルも大き
いことからパソコン等のノイズで誤動作することがな
い。また、タグを付けたままの商品がアンテナ1または
2のいずれか一方、例えばアンテナ1の近傍を通過する
ときは、離れている方のアンテナ(例えば、アンテナ
2)からの送信信号レベルが低く、近傍のアンテナ1か
らのレベルの高い送信信号のみを受信出来るので問題が
ない。
【0010】しかし、商品が、二つのアンテナ1、2の
中間位置を通過するときには、受信器は二つのアンテナ
1、2からほぼ同じレベルの送信信号を受信することに
なる。このような場合、前述したように、アンテナ1と
アンテナ2からの送信信号は位相関係、すなわち、周期
T1とT2、バ−スト信号A、Bが存在する半周期(T
1/2)と(T2/2)、スタ−ト時刻ts1とts
2、バ−スト信号A、Bにおける搬送波の周波数が完全
一致しているとは限らないので、受信器に入力される搬
送波同士が干渉してレベルがキャンセルしてタグで受信
不能となったり、あるいは、アンテナ1からのバ−スト
信号Aとアンテナ2からのバ−スト信号Bとが時間的に
完全に半周期ずれて、搬送波が連続したような状態にな
った場合では、たとえ受信器で受信できたとしても、検
波した後に繰り返し周波数が512Hzの変調波である
ことを判別できなくなることになる。
【0011】そこで、アンテナ1に接続される送信器3
の搬送波および変調波とアンテナ2に接続される送信器
4の搬送波および変調波とを完全に同期させれば問題が
解決するが、送信器の構成が複雑になり、装置全体のコ
ストを押し上げるという問題が残る。一方、図9に示す
システムでは、送信器3が一個であるのでこのような問
題はないが、この場合は、広い店舗内をアンテナ1、2
間を接続するケ−ブル12で引き回さなければならず、
装置の設置(工事)上、美観上、あるいは設置後の保守
点検上も好ましいものではない。本発明は、このような
問題を解決し、複数のアンテナからの送信信号間に複雑
な同期関係を持たせることなく、また、設置、保守点検
が容易で店舗の美観を損ねることのない盗難監視装置を
提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明の盗難監視装置は、所定周期で連続するバ−
スト信号から構成される送信信号を複数アンテナから送
出し、一つのアンテナを除く他のアンテナからの送信信
号に、前記バ−スト信号が送出されない休止期間を設
け、前記休止期間内で前記一つのアンテナからバ−スト
信号を送出するようにした。
【0013】また、本発明の盗難監視装置は、前記複数
のアンテナ毎に送信器を備え、前記送信器の各々は、前
記所定周期を共通として前記バ−スト信号を前記複数の
アンテナに送出するようにした。
【0014】また、本発明の盗難監視装置は、前記複数
のアンテナからの前記送信信号を受信する受信器を備
え、前記受信器は、所定数の前記バ−スト信号を受信す
るようにした。
【0015】また、本発明の盗難監視装置は、前記休止
期間内に送出される前記一つのアンテナからの送信信号
のバ−スト信号の数を前記所定数以上とした。
【0016】また、本発明の盗難監視装置は、前記一つ
のアンテナから送出される送信信号に、前記バ−スト信
号が送出されない休止期間を設けた。
【0017】また、本発明の盗難監視装置は、前記複数
のアンテナを二つとし、前記一つのアンテナからの送信
信号を、前記バ−スト信号が前記所定周期で16個送出
する第一の送出期間と、前記第一の送出期間に引き続い
て前記所定周期で48周期間前記バ−スト信号が送出さ
れない第一の休止期間とで構成し、一方、前記他のアン
テナからの送信信号を、前記バ−スト信号が前記所定周
期で24個送出する第二の送出期間と、前記第二の送出
期間に引き続いて前記所定周期で40周期間前記バ−ス
ト信号が送出されない第二の休止期間とで構成した。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の盗難監視装置に係わる実
施の形態を、図1乃至図4により説明する。ここで、図
1は送信器のブロック構成図、図2は送信側からの送信
信号の波形を示す図、図3は受信器のブロック構成図、
図4は送信側からの送信信号の波形の変形例を示す図で
ある。なお、これらの図において、従来例と同一構成に
は同一符号を付する。
【0019】図1において、アンテナ1及び2にはそれ
ぞれ送信器11および12から別個に送信信号が送りこ
まれる。送信器11および12は、それぞれ同一構成の
信号発生部5、ドライバ−部7を有し、さらに、タイミ
ング制御部13、14を備えている。一方の送信器11
のタイミング制御部13は、図6に示す従来の送信器3
のタイミング制御部6とほぼ同一構成である。即ち、繰
り返し周波数1000Hz、デュ−ティ50%でON/
OFFする変調波であるパルスを出力し、信号発生部5
からの64KHzの搬送波を断続的にドライバ−部7に
送出する。この結果、図7(a)と同様に、アンテナ1
からは、図2(a)に示すような、周期T1毎に、半周
期(T1/2)のバ−スト信号Aが連続的に発生する送
信信号が送信される。
【0020】他方の送信器12のタイミング制御部14
は、最初は、繰り返し周波数1000Hz、デュ−ティ
50%でON/OFFする変調波のパルスが、例えば、
24周期継続し、その後、40周期に相当する期間OF
Fのみが継続するように出力する。従って、繰り返し周
波数1000Hzの64周期(図2(b)のT2’参
照)を新たな1周期とする信号を出力していることにな
る。この結果、アンテナ2からは、図2(b)に示すよ
うに、周期T2毎にバ−スト信号Bが24周期継続し出
力される。この期間Cをバ−スト信号の送出期間(以
下、単に送出期間という)という。従って、この送出期
間Cでは24個のバ−スト信号が送出されることにな
る。その後、バ−スト信号が送出されない期間が40周
期分継続する。この期間Dをバ−スト信号の休止期間
(以下、単に休止期間という)という。因みに、T1、
T2は略1ミリ秒であるから、送出期間Cと休止期間D
を合わせた新たな1周期(T1、T2で換算すると64
周期分)は略64ミリ秒となっている。
【0021】以上の二種類の送信信号を受ける受信器の
構成は図3に示される。64KHzに同調する受信アン
テナ8で送信信号を受信し、検波部21で受信信号を検
波して1000Hzの変調波成分を取り出す。検波方法
は、包絡線検波等の公知のものでよい。検波出力を波形
整形部22を通すことにより、波形整形し、タイミング
制御部13、または14から信号発生部5に入力された
変調波と同じデュ−ティ50%でON/OFFするパル
スを再現することができる。従って、アンテナ1からの
送信信号を受信したときは、波形整形部22からは、繰
り返し周波数1000Hz、デュ−ティ50%のパルス
が得られ、また、アンテナ2からの送信信号を受信した
ときは、波形整形部22からは、繰り返し周波数100
0Hz、デュ−ティ50%でON/OFFするパルスが
24周期連続し、その後、OFFが40周期分連続する
ような出力が得られる。カウントおよび判定部23は、
まず、波形整形部22からのパルスをカウントするが、
この場合、半周期(T1/2)または(T2/2)でO
N/OFFするパルスのみをカウントするようにしてい
る(実際は、T1とT2を同じTとみなしてカウントす
る)。従って、パソコン等からのノイズを受信して得ら
れた波形が上記のような周期Tの繰り返しパルスとなる
ことはなく、カウントおよび判定部23に入力されても
カウントされないようになっている。
【0022】カウント及び判定部23には、図示しない
レジスタが設けられており、そのレジスタに予め所定の
計数値(例えば、4を表すデ−タ1、1)がセットされ
ており、カウントした変調波のパルスを連続4個受け入
れたときに出力パルスが得られるようになっている。そ
して、この出力があったときに警報部24のブザ−等に
より警報音を発するようにしている。
【0023】このように構成された本発明の盗難監視装
置では、タグを付けたままの商品がアンテナ1またはア
ンテナ2の近傍を通過しようとするときは、従来通り、
近傍のアンテナ1またはアンテナ2からの送信信号を検
知できるので(離れているアンテナからの送信信号はレ
ベルが低いので受信しない)問題がない。また、商品が
二つのアンテナ1、2の中間位置を通過する場合であっ
ても、二つのアンテナ1、2からの送信信号は、以下に
説明するように、相互に干渉することなくアンテナ1か
らの送信信号のみを確実に受信出来る。
【0024】タイミング制御回路13、14は、基本の
繰り返し周波数が、共に1000Hzとなっているが、
独立して設けられているので相互に同期関係はなく、し
かも、繰り返し周波数は完全に一致しているとは限らな
い。しかし、一方のアンテナ1からの送信信号が連続し
てバ−スト信号Aを出力するのに対して、他方のアンテ
ナ2からの送信信号にはバ−スト信号Bが放射されない
休止期間Dが設けられているので、この休止期間Dで
は、必ず一方のアンテナ1からの連続的なバ−スト信号
Aが存在する。従って、この休止期間Dでは、一方のア
ンテナ1からの送信信号の中のバ−スト信号Aのみとな
り、干渉は起きないので二つのアンテナ1、2の中間位
置で受信しても一方のアンテナ1からの送信信号を確実
に受信することができる。しかも、休止期間Dの間に
は、一方のアンテナ1からの送信信号は40周期の繰り
返しでバ−スト信号Aを40個発生しているので、カウ
ント及び判定部23で確実に1000Hzの変調波の4
0パルスを検出することができる。このカウントされた
40パルスはカウント及び判定部にセットされている計
数値4を満足し、確実に警報部24を動作することがで
きる。
【0025】図4は、本発明の盗難監視装置における送
信信号の波形の変形例を示すものである。アンテナ1か
らの送信信号は、図4(a)に示すように、バ−スト信
号Aが16周期(16個)送出される第一の送出期間
C’と、バ−スト信号Aが48周期分送出されない第一
の休止期間D’から構成されている。一方、他方のアン
テナ2からは、図2(b)に示す送信信号と同じ送信信
号が送出される。(図4(b))が放射される。即ち、
アンテナ2からの送信信号は、バ−スト信号Bが24周
期(24個)送出される第二の送出期間Cと、バ−スト
信号Bが440周期分送出されない第二の休止期間Dか
ら構成されている。このため、一方のアンテナ1からの
送信信号の第一の送出期間C’の期間長(16周期)と
他方のアンテナ2からの送信信号の送出期間Cの期間長
(24周期)とが異なり、同様に、一方アンテナ1から
のの送信信号の第一の休止期間D’の期間長(48周
期)と他方のアンテナ2からの送信信号の休止期間Dの
期間長(40周期)とが異なっている。この変形例にお
いても、タイミング制御部13、14は独立しており、
相互に同期関係はない。
【0026】そのため、例え、二つのタイミング制御部
13、14が発生する公称1000Hzの変調波の繰り
返し周波数にわずかの差異があったとしても、さらに
は、第一と第二の休止期間D’、Dの終了後に始まる最
初のバ−スト信号A、Bのタイミングがずれて、いずれ
か一方のバ−スト信号が遅れても、一方のアンテナ1か
らの送信信号の第一の休止期間D’に他方のアンテナ2
からの送信信号の第二の送出期間Cで送出されるバ−ス
ト信号Bが必連続して4個(=(24−16)/2)存
在する。この4個のバ−スト信号の数は、カウント及び
判定部23での判定に必要な4パルスを検出する数とな
っている。この第一の休止期間D’では、相手のアンテ
ナ2からの送信信号の第二の送出期間Cにおけるバ−ス
ト信号Bのみを受信することができる。このバ−スト信
号Bを受信して検波することで、カウント及び判定部2
3に設定されている計数値4と比較でき、誤動作するこ
となく所定の判定ができる。
【0027】なお、この変形例ではアンテナ1からの送
信信号の、第一の送出期間Cと第一の休止期間Dとを合
わせた新たな1周期(T1’=64*T1)と、他方の
アンテナ2からの送信信号の第二の送出期間C’と第二
の休止期間D’とを合わせた新たな1周期(T2’=6
4*T2)とは、共に変調波である1000Hzの繰り
返し周期の64周期分となって同じ期間長であるが、必
ずしも同じ期間長にする必要はない。但し、一方のアン
テナ(例えばアンテナ1)からの送信信号の休止期間
D’の間には、他方のアンテナ2からの送信信号のバ−
スト信号Bが、カウント及び判定部23に設定された所
定の計数値以上存在させる必要がある。また、この変形
例では、一つのアンテナから送出される送信信号にも、
バ−スト信号が送出されない休止期間を設けたので、す
べてのアンテナからの送信信号に休止期間が設けられる
ことになり、この休止期間を利用して、受信器側からの
判定結果の信号を受けることができ、警報部の動作に対
応して送信器側でも別の警報表示等を行うことが可能と
なる。
【0028】これまでは、店舗に設置するアンテナの数
を二個の場合で説明したが、三個以上の場合であって
も、一つのアンテナのバ−スト信号の送出期間中にこの
アンテナと干渉が生ずる範囲に接地された他のアンテナ
の休止期間を配置し、しかも、この休止期間に一つのア
ンテナからのバ−スト信号を所定数設定すれば複数アン
テナからの送信信号を、相互に干渉することなく受信す
ることができ、また、受信したバ−スト信号を検波する
ことで変調波であるパルスを確実に得ることができ、さ
らに、所定の数のパルスをカウントすることで誤動作せ
ずに警報部を動作させることが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の盗難監視装置
は、所定周期で連続するバ−スト信号から構成される送
信信号を複数アンテナから送出し、一つのアンテナを除
く他のアンテナからの送信信号にバ−スト信号が送出さ
れない休止期間を設け、この休止期間内で一つのアンテ
ナからバ−スト信号を送出するようにしたので、複数の
アンテナの中間位置においても複数アンテナからの送信
信号相互に干渉をおこすことなく一つのアンテナからの
送信のみを受信することができる。
【0030】また、本発明の盗難監視装置は、複数のア
ンテナ毎に送信器を備え、各送信器は、所定周期を共通
としてバ−スト信号を複数のアンテナに送出するように
したので、各送信器間では複雑な信号の同期関係をとる
ことなく、各送信器を各アンテナの設置位置に対応して
独立して設置すればよく、アンテナ間を接続するケ−ブ
ル等も不要となる。
【0031】また、本発明の盗難監視装置は、複数のア
ンテナからの送信信号を受信する受信器で所定数のバ−
スト信号を受信するようにしたので、他の商品からのノ
イズに妨害されずにバ−スト信号に含まれる変調波のみ
を検出することができ、誤動作を防止できる。
【0032】また、本発明の盗難監視装置は、休止期間
内に送出される一つのアンテナからのバ−スト信号の数
を所定数以上としたので、受信器で検波して得たパルス
の数が、受信器にセットされた計数値以下となることが
なく、受信器での判定が確実になる。
【0033】また、本発明の盗難監視装置は、一つのア
ンテナから送出される送信信号にも、バ−スト信号が送
出されない休止期間を設けたので、すべてのアンテナか
らの送信信号に休止期間が設けられることになり、この
休止期間を利用して、受信器側からの判定結果の信号を
受けることができ、警報部の動作に対応して送信器側で
も別の警報表示等を行うことが可能となる。
【0034】また、本発明の盗難監視装置は、送信側の
アンテナを二つとし、一つのアンテナからの送信信号
を、バ−スト信号が所定周期で16個送出する第一の送
出期間と、第一の送出期間に引き続いて所定周期で48
周期の間、バ−スト信号が送出されない第一の休止期間
とで構成し、一方、他のアンテナからの送信信号を、バ
−スト信号が所定周期で24個送出する第二の送出期間
と、第二の送出期間に引き続いて所定周期で40周期の
間、バ−スト信号が送出されない第二の休止期間とで構
成したので、二つのアンテナからの送信信号に干渉をお
こさず、確実な受信ができる盗難監視装置を簡単な構成
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盗難監視装置の送信側のブロック構成
図である。
【図2】本発明の盗難監視装置の送信信号の波形を示す
図である。
【図3】本発明の盗難監視装置の受信器のブロック構成
図である。
【図4】本発明の盗難監視装置の送信信号の波形の変形
例を示す図である。
【図5】従来の盗難監視装置の送信側の概念図である。
【図6】従来の盗難監視装置の受信器のブロック構成図
である。
【図7】従来の盗難監視装置の送信信号の波形を示す図
である。
【図8】従来の盗難監視装置の受信器のブロック構成図
である。
【図9】従来の盗難監視装置の送信側の他の概念図であ
る。
【符号の説明】
1.2 アンテナ 3.4.11.12 送信器 5 信号発生部 6.13.14 タイミング制御部 7 ドライバ−部 8 受信アンテナ 9.21 検波部 10.22 波形整形部 11 判定部 12.24 警報部 23 カウント/判定部 A.B バ−スト信号 C.C’ バ−スト信号の送出期間 D.D’ バ−スト信号の休止期間 T1.T2 周期
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 仁 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 審査官 宮崎 敏長 (56)参考文献 特開 平6−269060(JP,A) 特開 昭53−114700(JP,A) 特開 平9−251594(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/00 - 15/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周期で連続するバ−スト信号から構
    成される送信信号を複数アンテナから送出し、一つのア
    ンテナを除く他のアンテナからの送信信号に、前記バ−
    スト信号が送出されない休止期間を設け、前記休止期間
    内で前記一つのアンテナからバ−スト信号を送出するこ
    とを特徴とする盗難監視装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のアンテナ毎に送信器を備え、
    前記送信器の各々は、前記所定周期を共通として前記バ
    −スト信号を前記複数のアンテナに送出することを特徴
    とする請求項1記載の盗難監視装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のアンテナからの前記送信信号
    を受信する受信器を備え、前記受信器は、所定数の前記
    バ−スト信号を受信することを特徴とする請求項1また
    は2記載の盗難監視装置。
  4. 【請求項4】 前記休止期間内に送出される前記一つの
    アンテナからの送信信号のバ−スト信号の数を前記所定
    数以上としたことを特徴とする請求項3記載の盗難監視
    装置。
  5. 【請求項5】 前記一つのアンテナから送出される送信
    信号に、前記バ−スト信号が送出されない休止期間を設
    けたことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の
    盗難監視装置。
  6. 【請求項6】前記複数のアンテナを二つとし、前記一つ
    のアンテナからの送信信号を、前記バ−スト信号が前記
    所定周期で16個送出する第一の送出期間と、前記第一
    の送出期間に引き続いて前記所定周期で48周期間前記
    バ−スト信号が送出されない第一の休止期間とで構成
    し、一方、前記他のアンテナからの送信信号を、前記バ
    −スト信号が前記所定周期で24個送出する第二の送出
    期間と、前記第二の送出期間に引き続いて前記所定周期
    で40周期間前記バ−スト信号が送出されない第二の休
    止期間とで構成したことを特徴とする請求項5記載の盗
    難監視装置。
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