JP3293868B2 - バルブのパネル取付用プレート - Google Patents

バルブのパネル取付用プレート

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JP3293868B2
JP3293868B2 JP01846692A JP1846692A JP3293868B2 JP 3293868 B2 JP3293868 B2 JP 3293868B2 JP 01846692 A JP01846692 A JP 01846692A JP 1846692 A JP1846692 A JP 1846692A JP 3293868 B2 JP3293868 B2 JP 3293868B2
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valve
panel
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plate
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川 英 行 宮
道 邦 彦 大
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清原 まさ子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバルブのパネル取付用
プレートに関し、特にたとえば、パネルマウント式バル
ブのパネル取付用プレートに関する。
【0002】
【従来の技術】この発明の背景となる従来のバルブの一
部を示す正面図解図である。バルブ1は本体2を含む。
本体2には、弁を開閉するためのステム3が挿入され
る。本体2のステム3挿入部分にはグランドパッキンが
嵌め込まれ、本体2とステム3との隙間を封止してい
る。このグランドパッキンを押えるために、グランドナ
ット4が本体2に嵌め込まれる。さらに、ステム3の上
端には、ハンドル5が固着される。このバルブ1では、
ハンドル5を回転することによって、ステム3とともに
弁(図示せず)が上下に変位し、通路(図示せず)が開
閉される。
【0003】このようなバルブ1をパネル6に取り付け
る場合、パネル6に形成された孔にバルブ1を入れて、
グランドナット4と本体2とでパネル6を挟み込むこと
によってバルブ1を固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、パネルマウ
ント式の従来のバルブ1では、パネルマウントする際
に、ハンドル6とグランドナット4とを取り外してから
パネルマウントし、再度ハンドル6とグランドナット4
とを取り付ける必要がある。
【0005】しかし、ハンドルはともかくとして、グラ
ンドナットを取り外すと、取付後、グランドナットによ
ってグランドパッキンを締めつけるため、ハンドルトル
クが変わってしまう。そのため、再度ハンドルトルクの
設定が必要であり、手間がかかった。また、メーカが製
作時に設定したトルクが変化するため、気密などの各性
能も変化してしまい、安全面での問題も多かった。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、バ
ルブのグランドナットを取り外さずに、バルブをパネル
マウントすることができるバルブのパネル取付用プレー
トを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、バルブ操作
用のステムを支持するためのステム支持体と、ステム支
持体に螺入されるナットとを含むバルブをパネルに固定
するための、バルブのパネル取付用プレートであって、
プレートは、パネルのステム支持体が挿通される孔より
大きい面積を有する平面略方形で、ナットの径より小さ
くかつステム支持体の径より大きく、一端縁より切り欠
かれて形成された切欠部を有し、バルブ本体のパネルと
の接触面より小さい孔が形成されたパネルとプレートと
をナットとバルブ本体とをもって挟むことにより、バル
ブがプレートとともにパネルに固定される、バルブのパ
ネル取付用プレートである。
【0008】
【作用】バルブのステム支持体をパネルの孔に通し、パ
ネルとパネル取付用プレートをナットとバルブ本体とで
挟むことによって、バルブがパネルに固定される。この
とき、切欠部はステム支持体の径より大きく、かつナッ
トの径より小さく形成されているため、パネル取付用プ
レートはステム支持体に嵌まり、かつナットで締め付け
られる。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、バルブをパネルマウ
ントする際に、グランドナットを動かす必要がないた
め、バルブ性能の変化がなく安全である。また、グラン
ドナットを取り外す必要がなく、パネルマウント作業の
能率が向上する。さらに、この発明に係るプレートは、
プレス加工によって大量かつ安価に製造できる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す平面図であ
る。プレート10は、平面略方形で、その一端縁より
U字形に切り欠いて形成された切欠部10aを有する。
このプレート10は、図2に示すように、バルブ12を
パネルに固定するために使用される。バルブ12は本体
14を含む。本体14には、通路が形成され、この通路
が弁と弁座によって開閉される。
【0012】本体14の上方には、通路に連通する貫通
孔を有するステム支持体15が形成される。ステム支持
体15の貫通孔には、棒状のステム16が挿入される。
ステム支持体15の貫通孔の下部の内周面には、めねじ
(図示せず)が形成される。ステム16の下部には、お
ねじ(図示せず)が形成され、このステム16のおねじ
が、貫通孔のめねじに螺合される。したがって、ステム
16を回転することによって、ステム16は上下に移動
する。ステム16の下端は、弁に接続され、弁は弁座に
密着可能に形成される。また、ステム16の中央部に
は、グランドパッキン(図示せず)が設けられ、このグ
ランドパッキンによって、ステム16とステム支持体1
5との間が密閉される。
【0013】ステム支持体15の外側面には、ねじ部1
8が形成される。このねじ部18には、グランドパッキ
ンを締めつけるためのグランドナット20が嵌め込まれ
る。ねじ部18におけるグランドナット20の下方に
は、バルブ12をパネルに固定するためのナット22が
嵌め込まれる。グランドナット20およびナット22の
内周面には、ねじが形成される。そのため、グランドナ
ット20およびナット22は、締め付け可能とされる。
【0014】さらに、ステム16の上端には、ハンドル
24が固着される。このバルブ12では、ハンドル24
を回転することによって、ステム16が上下に移動し、
弁を弁座に接したり弁座から離したりすることができ
る。そして、弁を弁座に接すると通路がふさがれて流体
は遮断され、弁を弁座から離せば、流体を流すことがで
きる。
【0015】バルブ12をパネル26に固定するため
に、この発明のプレート10が使用される。この場合、
パネル26には孔が形成され、この孔にステム支持体1
5が通される。そのため、パネル26の孔は、バルブ1
2の本体14より小さく、かつグランドナット20の直
径より大きく形成する必要がある。そして、パネル26
とバルブ12のナット22との間に、プレート10が嵌
め込まれる。したがって、プレート10は、パネル26
の孔より大きい面積を有し、プレート10の切欠部10
aは、ステム支持体15の直径より大きく、かつナット
22の直径より小さく形成される。この状態で、ナット
22を締めつけることによって、バルブ12はパネル2
6に固定される。
【0016】このプレート10を用いれば、グランドナ
ット20を動かさずにバルブ12をパネル26に固定す
ることができる。したがって、弁を操作するためのトル
クが変わらず、バルブ性能の変化がなく安全であり、パ
ネルマウント作業の能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】この発明の適用されるバルブの一部を示す正面
図解図である。
【図3】この発明の背景となる従来のバルブの一部を示
す正面図解図である。
【符号の説明】
10 プレート 10a 切欠部 12 バルブ14 本体 15 ステム支持体 16 ステム 18 ねじ部 20 グランドナット 22 ナット 24 ハンドル 26 パネル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ操作用のステムを支持するための
    ステム支持体と、前記ステム支持体に螺入されるナット
    とを含むバルブをパネルに固定するための、バルブのパ
    ネル取付用プレートであって、前記プレートは、 パネルのステム支持体が挿通される孔より大きい面積を
    有する平面略方形で、 前記ナットの径より小さくかつ前記ステム支持体の径よ
    り大きく、一端縁より切り欠かれて形成された切欠部を
    し、 バルブ本体のパネルとの接触面より小さい孔が形成され
    たパネルとプレートとを前記ナットとバルブ本体とをも
    って挟むことにより、バルブがプレートとともにパネル
    に固定される 、バルブのパネル取付用プレート。
JP01846692A 1992-01-06 1992-01-06 バルブのパネル取付用プレート Expired - Fee Related JP3293868B2 (ja)

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